悪魔バスター★スター・バタフライ

登録日:2016/12/08 Thu 05:01:27
更新日:2023/12/21 Thu 22:16:43
所要時間:約 10 分で読めます



「悪魔バスター★スター・バタフライ」(原題「Star vs. the Forces of Evil(スター対悪の軍団)」とは、天下のディズニーが何をトチ狂ったのか魔法少女」をパロった、アメリカのカートゥーンシリーズである。
ディズニーチャンネルで放送され、シーズン4で完結した。
オタク少年マルコが同居人となった異世界の魔法少女スターと一緒に怪物と戦いながら異次元を冒険し、複数の異性(と同性)と親しくなるラノベのようなシチュエーションを描いたバトルSFファンタジーラブコメディ。

日本語版ではミューニ弁は何故か関西弁という設定で、バタフライ王家には関西出身の声優が起用されている。
カートゥーンでは珍しくエンディングテーマが存在し、それも主人公役の声優が歌うという日本のアニメを意識した作りになっている。
魔法少女アニメのお約束を皮肉った過激な魔法の描写が特徴で、制作スタッフがセーラームーンカードキャプターさくら世代なためかマニアックなネタをぶちこんでくることがある。

序盤こそSFギャグコメディだが、白人によるネイティブ・アメリカン差別を揶揄した差別問題を扱い、故国の敵の怪物が迫害被害者であることに気付いたスターが革命を目指し、バタフライ王家の出生の秘密、さらには惹かれ合っているのにただの友達でいることをやめられないスターとマルコの泥沼恋愛関係などのシリアスストーリーに移行していった。
アメリカではスタルコ(スター×マルコ)を中心にカプ厨が乱立し、そのほとんどはマルコ関係のカップリングだったが、トムスター(スター×トム)のカップリングも浮上。

同様に日本のポップカルチャーを題材の一つにしたディズニーアニメで、
ギャグからシリアスに変わる作風や、謎に満ちた伏線などが共通した「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」と比較される事が多い。


【あらすじ】

異次元の魔法の国ミューニの王女スター・バタフライは、怪物退治が趣味のキュートな女の子。
母親のムーン女王から魔法のステッキを受け継いだ矢先に大惨事を起こし、地球での修行を言い渡される。

アメリカの中学校の交換留学生になったスターは、空手少年のマルコ・ディアスの家にホームステイさせてもらう。
しかし、モンスターのルード一味もステッキを狙って地球に来ていたのだった。

ルード一味を魔法と空手で撃退していくスターとマルコ。
しかし、ルード一味に加わった謎のモンスター・トフィーの陰謀、マルコとスターとジャッキーの三角関係など、不穏な影が忍び寄っていく…。


【登場人物】

  • スター・バタフライ
声:植田佳奈/米:イーデン・シェール
本作の主人公。魔法の国ミューニのプリンセスで魔法のステッキの持ち主。
ちなみに異次元の王女で魔法が使えることは一切隠していない

金髪蒼眼でほっぺにハートマークがついた残念な美少女。
素直で好奇心旺盛な不思議ちゃんで、抜群の運動神経で怪物をボコボコにするのが趣味。自作のファンシー魔法と肉体言語でおしおきよ
ちなみに元ヒッピー。
地球に来て怪物との間に友情が芽生えたことがあり、ムーンにイクリプサの二の舞になるのではと危惧されている。
ちなみにスターのステッキは「カードキャプターさくら」の星の杖がモデル。
シーズン1ラストでトフィーにステッキを破壊され、魔法の力は半分だけ残ったが不安定なものになってしまう。

クラスメイトのオスカーに惚れていたが、
シーズン2でマルコへの恋を自覚し始めた矢先、ジャッキーにマルコを取られてしまった。
マルコが関わると情緒不安定になるが素直ないい子で、シーズン2以降では筋肉ガエルと和解したことから怪物を悪とは思えなくなる。怪物差別が蔓延るミューニに革命を起こそうとするが……?

勉強嫌いだが魔法のセンスはムーン女王以上であり、即効でオリジナルの魔法を編み出すのが得意。

詳細は当該項目を参照。

  • マルコ・ディアス
声:興津和幸/米:アダム・マッカーサー
スターの同居人で本作のヒロイン。空手道場に通うメキシコ系の少年で、赤帯を夢見ている。
一般人だが特技の空手でスターのボディーガードを務め、地球の常識に疎いスターをフォローしている。
黒髪に褐色肌で泣きぼくろがあり、いつも赤いパーカーを着ている。ちなみに女装すると可愛い。

危険な男をアピールしているが、実際は他人を庇いながらあらゆる危険を回避する「学校一安全な少年」で几帳面な慎重派。
ラッキースケベのフラグをへし折る紳士的な性格で文武両道とスペックは高く、日本では普通にモテそうだが、残念なことにアメリカでガリ勉オタクは最底辺である。

クラスメートのジャッキーに片思いしているが、ヘタレなので挨拶程度のやりとりしかできていない。
しかし、ある一件を境にジャッキーと晴れて交際をスタートした。 

スターの魔法で右手が邪悪なモンスターアームに変身したことがあり、
元に戻す時に「俺は消えん、お前の一部になって生き続けたる」という不吉な言葉を残されるが、今の所は何も起きていない。 


  • ムーン・バタフライ女王
声:久川綾/米:グレイ・グリフィン
ミューニの女王でスターの母親。頬にダイヤマークがついた水色の髪の女性。
魔法のステッキは元は彼女のもので、代々女王から王女に受け継がれる度に形状を変えている。
いい王女になって欲しいとスターに厳しくしていたが、スター本人はややプレッシャーを感じていた。

シーズン3によると若い頃はスターを凛々しくした美少女で、母親をトフィーに殺されて女王となり、イクリプサととある契約を結んだ。
石版には[大胆不敵なムーン]と書かれていた。
シーズン1とシーズン2の間で明らかに顔が変わっている。

ムーンのステッキのモデルは「セーラームーン」のスパイラルハートムーンロッドだが、日本語版の中の人は90年代版アニメのセーラーマーキュリーを演じていた。


  • リバー・バタフライ国王
声:武田幸史/米:アラン・テュディック
ミューニの国王でスターの父親。
温厚で豪快な性格で、こっそり城を抜け出してモンスター退治をするのが趣味。
気合を入れると服を脱ぎ散らかして全裸になる癖があり、妻と娘に嫌がられている。
スター曰く「人の話を聞かずにいつもみんなに迷惑をかける」らしいが、マルコ曰く「誰かとよく似ている」。

元々はミューニの貴族のヨハンセン一族の出身で肉に文字を彫って謝罪する慣習があるらしい。
若い頃は大人しく繊細な少年で、女王の重責や怪物との戦いで追い詰められていた若い頃のムーン女王の心情を唯一慮り恋仲となった。
名前の由来は夫婦揃って「ムーン・リバー」から。


  • 用語集さん
声:橋本雅史/米:ジェフリー・タンバー
スターの魔法の本の精霊。青色の小さいおっさんで、ミニスカローブの下から汚い足が見える。
わがままで気まぐれな性格で、チョコプリンを食べさせないと魔法を解説してくれない。
魔法少女的には色んな意味でかわいくないケロちゃん

バタフライ王家の初代の頃から仕えており、魔法にまつわる何らかの秘密を知っているらしい。
どちらの側にもつかないと発言しており、女王だろうが怪物だろうが魔法の本の持ち主に従う。

  • ポニーヘッド
声:矢尾幸子/米:ジェニー・スレイト
スターのミューニでの親友でユニコーンのプリンセス。首から上だけだけどな!
スター同様騒ぎまくるのが大好きな文字通り暴れ馬。
地球での親友となったマルコには露骨に冷たい態度だったがなんだかんだで仲良くなった。
スターも恐れる聖オルガ矯正学院に入れられて無個性のおしとやかな姫にされてたこともあるが、スターとマルコの尽力(ていうか大暴れ)で元の性格に戻った。
なおスターの次元切りバサミは元々彼女の持ち物だった。(しかし、その次元切りバサミは、ふわふわラウンジで手に入れたヘカプーのものだった。)


  • トム
声:吉野貴大/米:ライダー・ストロング
スターの元カレで三つ目のイケメン悪魔。人間と悪魔のハーフのミューニ人で、炎を操る能力を持つ。
短気で嫉妬深い性格から暴走すると手がつけられず、スターに嫌われて破局した。
スターを諦められず、「赤い月の下でダンスを踊ったカップルは永遠に結ばれる」という伝説がある「赤い月ダンスパーティー」にスターを誘うが、言い伝えを知らないマルコとスターが踊ってしまう。

マルコを敵視していたが色々あって仲良くなり、今では親友になった。
自分の感情を抑えられるように成長し、シーズン3ではスターと復縁する。


  • ルード
声:龍田直樹/米:アラン・テュディック
魔法のステッキを狙うモンスター集団のリーダーで、ミューニ出身の小悪党。中の人的にはデデデに下克上したエスカルゴン
こぎたない河童か小鳥のような怪物。幼児のように体が小さく、椅子に座る時は大量のクッションを敷いている。弱点はくすぐり。
手下のモンスターをよく怒鳴り散らしており、その漫才掛け合いは完全に吉本新喜劇のソレ。シーズン1終盤では日頃の所業がたたっこともあり、手下を掌握したトフィーに筋肉ガエル共々裏切られ、最終的にはスターに異次元に追放された。

最初は典型的なプライドが高い小悪党だったが、相当な反骨精神の持ち主。シーズン2では過酷なジャングルのサバイバル生活を繰り広げ、大ワシや大蜘蛛を手下にする過程で偶然スターのステッキの欠片を手に入れるとミューニに舞い戻り、ネズミの群れを実力で部下にしてしまい、スターから魔法の本をまんまと盗み出す事に成功してしまう。
ただの小悪党からミューニを脅かす存在まで登り詰めたことから、シーズンを跨いで最も成長したキャラと言える。

シーズン3ではとある小さな惑星に屋敷を作って居を構えていたが、ゴミで架空の両親を作るなど明らかに狂っていた。大蜘蛛の導きでやって来たデニスのお陰で正気を取り戻し再起を誓う。
シーズン4ではデニスが呼び集めた手下のモンスターとも再会し、最終的にはかつての仲間や兄弟達を呼んで、ミューニで新しい生活を開く事になる。

実は両親に虐待されて育った暗い過去があり、兄弟で唯一両親に歯向かって家を出ている。その事を弟のデニスは誇りに思っている。
親代わりの存在を欲していたようで、用語集に懐いていた。

  • 筋肉ガエル
声:西凜太朗/米:フレッド・C・ホール
ルードの手下でスターの監視役。筋肉隆々のカエル男で義理堅い性格。言語版ではロシア訛りで喋る。

ルードの手下の中では1番まともで、ルードにスターのステッキを盗む為の提案もする。初めからトフィーに不信感を抱いており、トフィーがルードの手下を掌握した際に追い出されてしまう。
その後ルードから詫びの印に(食料として)大量のおたまじゃくしの卵をもらい、悪党から足を洗って立派な父親になろうと誓った。

元々スターには何度か情けをかけられていて好感を持っており、シーズン1でルードの下を離れてからは彼女と友人になっている。

シーズン3ではミューニを掌握されたムーンとスターを一時的に匿い、トフィーと戦うスター達をサポートする。トフィーとの戦いの後、モンスター達が作った村に住んでおり、スターにミューニのモンスター専門家に任命されるも、ミューニ人とモンスターの軋轢を再び目の当たりにした事で、仲間と共にまた別の場所へと旅立っていった。

少々過保護気味だが子育てに奮闘しており、シーズン2ではスターに子守を頼む一方、子供達を養う為にミューニコーンの出所を調査していた。
シーズン4では子供達も成長し、スターが主催したコーンボール観戦に招待されていた。イクリプサが女王となってからは彼女に臨時で仕えている。

シーズン1から2で明らかに顔つきが柔らかくなり、体も丸くなったが、割れた腹筋は健在で高い運動神経を誇る。やはりカエルのモンスターだけあって舌は長く、自由自在に伸ばせる。

  • トフィー
声:祐仙勇/米:マイケル・C・ホール
「悪のエキスパート」としてルードに雇われたトカゲのモンスター。常に冷静沈着で礼儀正しく、几帳面で合理的な性格。極端に魔法を嫌っている。
切れ者でかっちりしたスーツの下には鍛え抜かれた肉体を持ち、日本語版では京都風の関西弁ミューニ弁で話すのでインテリヤクザ感に拍車をかけている。

実は再生能力の持ち主だが、一本だけ失っている指はなぜか回復していない。
シーズン1終盤でルードの手下への扱いの酷さをいいことに手下共々ルードを裏切り、ルードの城を自分のものにした。
マルコを人質に手に入れたスターのステッキを城もろとも爆破し、自身も爆発に巻き込まれ消息を断つが…。
目的は「失った指を取り戻すこと」「ミューニから魔法を消し去ること」らしいが、出自や動機は一切分かっていない。


  • ジャッキー・リン・トーマス
声:矢野亜沙美/米:グレイ・グリフォン
スターとマルコのクラスメートで、マルコが長いこと片想いしている相手。
アンニュイな顔つきのグラマーな少女で、明るいブロンドにメッシュを入れている。普段は髪に隠れているが、耳に沢山ピアスを付けている。

シーズン1ではマルコの憧れのマドンナ的存在として描かれている。マルコにスケボー割られたり、ゲロを吐きかけられたりとマルコとはあまりいい思い出はない。

マルコのどれだけ追い詰められても怯まず、真っ直ぐに立ち向かう性格に徐々に惹かれ、シーズン2でマルコに助けられて明確に好意を持つようになり、マルコをデートに誘い付き合い始めた。この頃からスターがマルコへの想いに気づき2人の仲に嫉妬し始める。

シーズン3でもミューニから戻ってきたマルコとの関係は継続していたが、地球の生活に戻れないことに加え、今の関係を親友と言われたことで、マルコが無理をして付き合っていることを察し、「あなたのままでいてほしい」と言ってマルコと別れる。
そこから長い間出番が無かったが、シーズン4後半に再登場。なんとフランス人の女性と付き合っており、バイセクシャルになった模様。

姉御肌な性格で、マルコと付き合っている時は自分からエスコートしたりキスするなど、恋愛に関しては意外と積極的。大のスケボー好きで、普段の移動手段は勿論スケボー。デートの際もスケボーををドレスの下に隠し持っていた。

  • ジャンナ・オードニア
声:沖佳苗/米:アビー・エリオット
スターとマルコの通う学校のクラスメイト。周りとは違う感性の持ち主で(ホラー映画を笑いながら見る)、スピリチュアルな知識やオカルトに精通している。好きな場所は死体置き場(でも好きな色はピンク乙女チックじゃん)。

マルコをよくからかっており、マルコに関する個人情報をいくつも握っているナチュラルストーカー。マルコの友人であるファーガソンを通じて魔法の書を手に入れた事もある。
用語集さんとは捻くれ者同士気が合う様だ。

シーズン2から本格的にスターと仲良くなり、スカルニック先生をからかったり、ピエロのボンボンの復活の儀式にスターを誘っている。

裕福な家庭の出身で、中々の豪邸に住んでいる。
シーズン3からシーズン4にかけて度々ミューニに勝手に現れる様になるが、その原因はシーズン4のクライマックスへの重要な鍵になる。

  • ミーナ・ラブベリー
声:永島由子/エイミー・セダリス
スターが憧れるミューニの伝説の女戦士だが、今では狂ってしまっている。
筋肉隆々のゴリマッチョへの変身能力を持つ。
医者に休暇を取れと言われたため、地球を訪れている。
紫色のお団子ツインテールで、兜とワンピースを着ている。

全ての怪物を憎み、ヘイナスとイクリプサを抹殺しようとしている。
ファンブックの魔法の本によると、元々は普通の村娘だったがイクリプサの母で怪物ハンターだったソラリア女王に見出され、戦士の魔法をかけられている。

  • ケリー
声:ダナ・デイヴィス
ミューニでのスターの友人。ウーランディア出身でケロケロケロッピ似の女の子。ミドルネームはウボルド。かわいい。
瓶底メガネをかけており、普段は全身が自身の緑色の髪の毛に覆われている。髪の中は広い空間になっており、武器や本などが入る。彼女の故郷の人々も皆髪が長く毛むくじゃら。

初登場時は無口だったが、スター達がゴブリンドッグの秘密を突き止めた際に自分の姿を見せて喋った。
彼氏であるタッドが頭の上に乗っているが何度も別れては復縁するを繰り返している。
ふかふかラウンジの元常連で、ふかふかラウンジ再建の為にスター達に協力した。

話を追うごとに人気が出てきたキャラで、当初の設定と比べて交友関係が大きく変更された。
スター達と共に行動するうちにマルコに気を許す様になり、シーズン3ではタッドに頭の中から出て行く様に説得を頼んだり、マルコの呼びかけに応じ、メテオラの足止めに協力する。シーズン4に至ってはマルコにキスまでしてしまう。タッドとの事もあり、やや惚れっぽいのかもしれない。

好戦的な性格で大剣の達人であり、メテオラを足止めする時に自身の大剣捌きをメテオラに見舞った。


  • ミス・ヘイナス
声:保澄しのぶ/ジェシカ・ウォルター
わがままなプリンセスの更生施設であるセイント・オルガの校長。ジェミナイというロボットの召使いがいる。わがままでマナーの悪いプリンセスはここで更生され感情のない量産型のプリンセスにされる。それでも言うことをきかないプリンセスは規則叩き込み監禁部屋に閉じ込め無理矢理洗脳する。 ポニーヘッドを助けにきたプリンセス・クズことマルコ達によってプリンセス達に反乱を起こされ、セイント・オルガを追放させられた。

ストレスを感じると頬にクラブのマークが表れるが、実はミューニ王家の血筋であり、本当の名前は「メテオラ・バタフライ」であり、イクリプサと怪物のグラブゴーの娘。ミューニではその事実が魔法委員会のメンバーによって改竄されており、ミューニの農民の赤ん坊(フェスティビアと名付けられる)と秘密裏に交換させられた。尻尾が生えているが、ドレスの下に隠したまま生きてきた。

シーズン1で失脚した後、シーズン2ではマルコに復讐すべく刺客を差し向けたり、自ら地球に赴く。
シーズン3では自身の正体を知り、ミューニ王家への復讐を誓い人々の魂を吸い取って巨大化して暴れ回る。
スターの仲間も殆ど全滅させ、バタフライ状態のスターやムーンにも引けを取らない強さで破壊の限りを尽くす。
シーズン3最終話でスターと壮絶な死闘を繰り広げた末、イクリプサの滅びの魔法で死亡したと思われたが何故か赤ん坊に転生し、イクリプサに育て直されることに。


  • イクリプサ・バタフライ
声:岸本百恵/エスメ・ビアンコ
ムーンの8代前の曾祖母で、ミューニの暗黒の女王。
現在はクリスタルに封印されている。
ふわふわした緑色の髪と頬のスペードマークを持ち、羽と枝付きの黒いベルベット帽と薄紫の三日月マークが入った襟付きの紫のワンピース、小豆色の長手袋を身につけている。
彼女が杖を持つと土星と黒い羽がデザインされた日に変わり、その姿は闇属性のメリー・ポピンズといったところ。

ミューニ人の王と結婚したが、赤い肌を持つ4つ目のモンスターに心を奪われて出奔したと言われている。
非常に危険な闇の魔法の使い手で、彼女の繰り出す魔法は攻守共に強力。魔法の本の彼女にまつわるページには普段は鍵がかかっている。

本編より数十年前に自由と引き換えに若い頃のムーンととある契約を交わしたが、直後に再びクリスタルに閉じ込められたが、シーズン3にて遂にクリスタルから脱出し、また閉じ込めるかどうか裁判を受けることになる。ムーンとスターの助力もあり300年ぶりに自由を手に入れる。

自身の娘の事を心配しており、裁判を受ける前にムーンと共に自身の娘に関する事実の改竄を突き止める。ムーンと共に娘であるメテオラの行方を追い、接触を図るも、自身の行動が原因でムーンがメテオラの攻撃を食らってしまう。その後メテオラと戦い力尽きたスターの元に駆けつけ、涙を浮かべながら我が子に闇の魔法を炸裂させる。

シーズン4からはクリスタルに閉じ込められたグラブゴーがいる怪物の神殿に居を移し、赤ん坊になったメテオラを育てながらスターと共に怪物とミューニ人が共存出来る社会を作る為行動を共にしており、スターの第二の母親的存在になっている。シーズン中盤で晴れて女王として民衆に認められる。

ベジタリアンでチョコバーが大好物。茶目っ気たっぷりな性格で、不気味な肖像画の人相に反して意外にも親しみやすく、同じ怪物擁護派としてスターに好かれた。
ただしおっとりしすぎて執政者としては不手際が多く、お世辞にも王の座に向いているとは言いがたい。
単に向いてないだけで悪気はないため、スターもどう指摘していいものかと気を揉んでいる様子。


  • グラブゴー
声:ジェイミー・カミル
イクリプサの夫。赤い肌を持つ四つ目のモンスターとは彼のこと。シーズン3でその姿が明らかとなった。長い間怪物の神殿の中でクリスタルに封印されていたが、シーズン4で遂に封印から解かれる。

怪力の持ち主で体の大きさを自由自在に操れる。体の一部を部分的に大きくすることも可能。

イクリプサ同様ベジタリアンで心優しい性格。イクリプサが女王として認められた事で晴れてミューニで家族水入らずで暮らし始めるが、イクリプサとメテオラを抹殺しようとするミーナの鉄人巨兵と交戦し、深手を負ってしまう。

  • レクメット
魔法委員会のリーダー。木槌を持った裁判長のような役職で、温厚で思慮深い人物。
羊の獣人で「メエ」としか喋れず、同居人でもあるロンビュラスが通訳している。
自身のエネルギーを使って他者を治癒する能力を持つ。

シーズン2最終回でムーンと他の委員会メンバーの治癒にエネルギーを使い果たし、塵と化して消滅してしまう。アベンジャーズかよ…


  • ロンビュラス
声:武田幸史?/ケビン・マイケル・リチャードソン
魔法委員会のメンバーで牢獄の管理者。
1つ目のクリスタルの頭と理性を司るヘビの両手を持つマッチョで、クリスタルを作って罪人を閉じ込める能力を持つ。師であるレクメットを敬愛し、レクメットの言葉を唯一理解出来る。

典型的な筋肉バカで愚直な性格。正義感が強いが「心の声」に頼りがちで情緒不安定。
直感は鋭いものの思考能力が伴わず、誰彼構わずクリスタルに閉じ込める傾向を持つ。ディズニーch的には物分りをうんと悪くしたスースと言えるかも知れない。
保守的な考えの持ち主で、問題の根本的な解決にならなくてもクリスタルに閉じ込めてしまえば一件落着すると思っている節がある。
スターを拉致したのも魔法の力のバランスが崩れた原因を探るという目的があったが(スターのステッキが半分破壊された事に起因する)、
スターを拉致した際には偶然現場に居合わせた無関係なマルコもクリスタルに閉じ込め、更にはそれを指摘した両手の蛇や目撃したレクメットも閉じ込めてしまい、途方に暮れた。

イクリプサやグラブゴーを封印した張本人でもある。
魔法委員会としてメテオラの記録を改竄しそれを秘密にしてきたが、ムーンとスターに「真実と罰の箱」を仕向けられ、メンバーの中で真っ先に真実をゲロってしまう。

シーズン4では彼が魔法の呪文によって作られた存在である事が明らかになり、グラブゴーの処遇を巡ってイクリプサと対立する。


  • ヘカプー
声:矢野亜沙美/米:ゾシア・アメット
魔法委員会のメンバーの女性で次元世界の管理者。気怠げな目つきと片目が隠れたパッツン赤髪、やや豊満な肉つきの白い肌、角が生えた頭の間にはろうそくの炎…など、個性的な特徴てんこもりの美女。
海外の大きなお友達に大人気。

全ての次元切りバサミは彼女が認めた所有者に向けて精錬したもので、スターが当初持っていた次元切りバサミはポニーヘッドがトイレに置かれていたヘカプーの所有品を勝手に拝借してスターに貸したもの。
マルコを自分の次元でムキムキマッチョに鍛えた張本人。意地悪そうに見えて義理堅い姉御肌で、マルコに専用の次元切りバサミを渡した。
分身能力がある他ドラゴンバイクも扱える。
委員会メンバーの中では穏健派であるが戦闘力は高め(だが戦う相手が悪く、トフィーやメテオラ相手に魂を抜かれた)。

マルコを個人的に気に入っており、シーズン3でスターが無意識にポータルを開けまくっていた際にはマルコと共にポータルを閉じていた他、マルコの呼びかけに応じミューニで大暴れするメテオラの足止めに協力する。

シーズン4ではドラゴンバイクのコミュニティを形成しており、ドラゴンツーリングに興じていた。また、マルコにミューニが危険な状態にあることを警告しに来たり、ピンチの時にポータルで助けたりしている。


  • オムニトラクサス・プライム 
声:中井和哉/カール・ウェザース
魔法委員会のメンバー。時空の管理者であり、時の番人の世界に住んでいる。
角が生えた骸骨の頭を持つ。宇宙が閉じ込められた雲をまとった体を持ち、その中に入るとその人のパラレルワールドを見ることが出来る。
体の形状を自由に変形できるが、巨大なため会議の際は魔法の水晶から参加する。
強面な見た目に反して気さくな性格で、スターが魔法を使ってタイムループに迷い込んだ時はそれを抜ける為のヒントを与えた。
魔法委員会の中では保守的なスタンス。

魔法委員会で最強クラスの戦闘力の持ち主だか、シーズン2でトフィーと対決した際には他のメンバー共々魂を抜かれてしまった。(魂の抜け殻は他とは違い、頭の骸骨だけだった)

シーズン3でロンビュランスがメテオラに関する事実の改竄を告白した際にはイクリプサにメテオラに関する真実を渋々伝えた。

シーズン4ではロンビュランスと共に魔法の呪文により作られた存在であることが明らかになる。


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最終更新:2023年12月21日 22:16