バッファローマン

登録日:2011/04/24 Sun 02:30:14
更新日:2024/04/11 Thu 08:15:07
所要時間:約 17 分で読めます


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オレは悪魔超人ナンバーワン!

1000万パワーの

バッファローマンだ!!



バッファローマン

CV:佐藤正治→岡和男→松田重治(王位)、乃村健次(Ⅱ世)、安元洋貴(完璧超人始祖編)
所属:正義超人極悪超人(アニメのみ)→悪魔超人(初登場時)→正義超人(黄金のマスク編)→悪魔超人(新章)
出身:スペイン
年齢:30歳
身長:250cm
体重:220kg
超人強度:1000万パワー

テーマソング
悪魔の猛牛(歌:宮内タカユキ)


キン肉マンやロビンマスクは
せいぜい100万パワーってとこよ

フッ…このオレ様に
正義超人が束になってかかってきても
かなうと思うか!?



【概要】

キン肉マン』に登場する読者公募にて誕生した悪魔超人。
後に正義超人に鞍変えすることになる。

今まで登場した超人達の超人強度は最高でもウォーズマンの100万パワー止まりだったが、バッファローマンの超人強度は脅威の


1000万パワー


この数字が当時の読者に与えたインパクトは大きく、かつてない強敵感・絶望感を演出するのに十分だった。
(もっとも、その後完璧超人など1000万パワーを軽く上回る強敵が次々と出現し、さらなるインフレに突入するのだが・・・)

悪魔超人軍においては悪魔六騎士の部下である前線部隊「7人の悪魔超人」のリーダーという位置付けだが、
上官である六騎士の中でもバッファローマンと同じ1000万パワーに達しているのはアシュラマンのみである。
(スニゲーター?あれどう見ても誤植だし・・・)

実力的にも六騎士と同等かそれ以上。
悪魔将軍からの直接指導を受け、【黄金のマスク編】でも平の悪魔超人の中で唯一復活させて貰うなど、実質的に同格の扱いを受けている。

同じ平悪魔のザ・魔雲天からも「男気と実力に溢れたお前がいたからこそ、俺達は六騎士に負けないプライドを持つ独立部隊として機能していた」と評された。
一方、六騎士のアシュラマンやザ・ニンジャからは「実力を持ちながら、情に流されやすい甘い性格のために悪魔騎士になれなかった」と見られている。


2008年に牛丼屋のすき家がキン肉マン生誕29周年を祝ったキャンペーンにも呼ばれているが、
流石にゆでは空気を読んでバッファローマンを登場させるべきではなかった。

どう考えたって共食いだろうが!

え、何を今更?アニメ版王位争奪編最終回で牛丼普通に食ってる?……だってゆでだし。

戦い方こそ典型的なパワーファイターだが実際には知恵も結構回るタイプ。
ただし細かい技術や能力に頼ることはやはり好かないとも発言している。

「前線部隊のリーダーで格上の幹部がいる」「搦め手をあまり使わない力自慢の巨漢」と人によっては後半での失速を予感させるキャラ付けでもあった。
実際に仲間になってからは黒星が目立ち得意のパワー対決で押されたりもしたが、その一方で良い所なしの惨敗はほぼなく、味方側でも上位の実力を保っていた。
なんならアシュラマンより目立っていることも多い。
さらに新シリーズではその特殊な経歴もあって脇役超人の中でも一際目立つキーマンとして扱われることになる。


【生い立ち】

キン肉族に負けぬくらい繁栄していたバッファロー族として生を受けたバッファローマン。

だがバッファロー一族は王位をめぐり長年に渡って争い、バッファローマン以外は全て絶滅してしまう。


誇り高きバッファロー一族唯一の生き残りとして、超人格闘界で生きて行くことを決めたバッファローマン。
しかし彼は普通の超人としては高い超人強度100万パワーを誇っていたが、テクニックがてんでダメで三流超人止まりであった

そんな自分が一流超人となるには技を圧倒するド迫力パワーを身につけるしかないと彼は悟り、悪魔超人達を裏で操る存在《サタン》に自分の魂と血を売る。

サタンは彼の赤い血と引き換えに、彼が超人1人を破るごとに1万パワーずつ超人強度を増やすことを約束し、それから1000人の超人(アニメでは900人に修正)を倒したバッファローマンは脅威の超人強度《1000万パワー》を身につける。
そして、様々な大会でウォーズマンやラーメンマンの残虐ファイトが子供騙しに見えるほどの悪魔そのものとしか思えない試合をする。

ルール無視の悪魔共をこれ以上のさばらしておくまいと、宇宙警察と10万人の超人達がやっとの思いで超人ホイホイに閉じ込め、彼を含み7人の悪魔超人は宇宙へと葬られた。


【旧作時代】

【7人の悪魔超人編】

ところが超人オリンピック二連覇を祝う胴上げの際、怪力女に宇宙まで吹っ飛ばされたキン肉マン。その時の勢いで彼は超人ホイホイの解除スイッチを押してしまい、彼を含む7人の悪魔超人は復活を遂げる。

復活早々地球を目指した彼らはミートの体を7分割して人質とし、超人オリンピックV2チャンピオンのスグルに挑戦状を叩き付ける。


最初の2人で体が限界を迎え倒れてしまったスグルの代わりに立ち上がった5人のアイドル超人の中で一番強いウォーズマンと戦うことになったバッファローマン。

試合ではその超人強度差でウォーズマンを終始圧倒、キン肉マンの火事場のクソ力をコピーした彼の反撃にもあえてそれを乱用させることで体力切れに追い込むという冷静な作戦で凌ぎ完全に追い詰めるが、かの有名なウォーズマン理論が生み出した二刀流スクリュードライバーに自慢のロングホーンを1本折られてしまう。しかしながらその時点でウォーズマンに残された力は無く、必殺技のハリケーン・ミキサーで彼をKOする。


スグルとの決戦の時はスプリングマンとタッグを組み(Ⅱ世でタッグ名が《ディアボロズ》と判明、後に《ディアボロ》に変更されたが)、
スグルとモンゴルマンとのタッグを迎え撃つがスプリングマンはモンゴルマンにやられてしまい彼はスグルと一対一の決着をつけることになる。

アトランティス戦でスグルのキン肉バスターを見て、6を9にするバスター破りを思いついた彼は悪魔の力をも借りてスグルを徹底的に追い詰める。



パワーの違いは歴然!

だがキン肉マンの時折見せる
火事場のクソ力…
あれは一体なんてパワーなんだ!

オレが、この悪魔超人ナンバーワンのオレが…
かつて味わった事のない迫力を感じてしまう…!!



だが、スグルの火事場のクソ力が発動して彼は天井に相手を叩き付ける新技《新キン肉バスター》と従来のキン肉バスター(この時スグルは火事場のクソ力で6を9にするバスター破りを1000万パワーを誇るバッファローマン相手にやり返している)を喰らってマットに沈む。

戦いの後、スグルのフェアな態度に心を打たれた彼は自身の1000万パワーの根源であるロングホーンを折ってピンチに陥ったミートの頭部を救った。


その後、正義超人に鞍変えした彼は正義超人達を殺してしまった自責の念から自ら悪魔の制裁を受ける。

死の間際に彼はウルフマンロビンマスク、ウォーズマンの3人を自身の命を削って生き返えらせてから死んでいく。



【黄金のマスク編】

ウォーズマンの体の中でアシュラマンと戦い、両腕を失ってピンチに陥ったテリーマンを救う形で腕だけ登場する。


その後、悪魔将軍に復活させてもらった彼はアシュラマンとスグルとの戦いで悪魔将軍の参謀役を務めた。

だが試合が終わるとバッファローマンは以前の約束通り正義超人側加わることを宣言。
同時にズラを脱いで悪魔将軍に戦いを挑みスグルが新必殺技を開発するまでの時間稼ぎを試みる。
圧倒的な実力差を悟りながらも悪魔将軍に喰らいつくが全くダメージを与えることは出来ず、スカルクラッシュと地獄の断頭台を受け、スグルの到着と同時に敗北した。

その後スグルの手で医務室に運ばれ、スグル対悪魔将軍の試合の途中になんとか起き上がってズラを付け直し会場に復帰。
そして実体が無くなってしまった悪魔将軍を倒すために自らが将軍の実体となり、キン肉ドライバーを喰らって悪魔将軍と共に死亡するが、金と銀が融合した完璧なマスクの光で蘇生。念願の正義超人軍入りを果たす。

余談だが、彼がこの時ズラなのは正義超人入りを決めたケジメとして頭を丸めたという事であり、昔からズラだったと言う訳ではない。
少なくとも王位争奪編頃には元の地毛に戻っている模様。
むしろなぜズラを被っていたのかというところだが、アシュラマンの試合中は復活させてもらった恩で悪魔超人サイドに付いていたためにその間は正義超人入りを延ばしたというところだろう。


【夢の超人タッグ編】

スグルとのタッグを九分通り決めていたモンゴルマンの所へ、

「史上最強の男が史上最強の男を誘いに来た。キン肉マンと組んだのも一度なら、私と組むのも一度。機会が二度君のドアをノックすると考えるな」
という意味不明な内容の手紙を送り、モンゴルマンとのタッグ《2000万パワーズ》を結成することになる。


初戦で戦うのは乱入でブロッケンJr.とウルフマンのコンビ《モスト・デンジャラスコンビ》を瞬殺した完璧超人タッグ《殺人遊戯コンビ

彼らの1500万パワーに一時は圧倒されたバッファローマンだったが、
強化型ロングホーンを使用した必殺タッグ技ロングホーン・トレインで地獄の殺人遊戯コンビを倒して初戦を突破する。


準決勝の相手は完璧超人の首魁タッグ《ヘル・ミッショネルズ》

彼らの強さにチームワークが瓦解し正義超人がお互いを信じられない時に出す鉄分を多く含む汗《アイアン・スウェット》をかいてしまい、彼らが持つ特殊能力《マグネット・パワー》にやられてしまうが最後に友情を取り戻し、自分をかばって左腕を千切られたキン肉マンに自身のロングホーンを託す。

そのロングホーンはキン肉マンの強靭な骨として腕に埋め込まれた。



【キン肉王位争奪戦】

ブロッケンJrと同じ理由でキン肉マン ソルジャーに惹かれ、ソルジャー・チーム(通称《超人血盟軍》)に入った彼は2回戦でフェニックス・チームと戦うことになる。

サタンクロス相手にメンバー2人を潰され不利に陥った超人血盟軍であったが、ブロッケンJrの提案で3対3の変則タッグマッチをすることになり、なんとか互角の状況まで持ち込むことに成功する。

しかし、フェニックスの策略でチームを分断され、完全なタイマン状態で自分の約8倍の超人強度を誇るマンモスマンと戦うことになってしまったバッファローマン。

だが、その後のブロッケンJrの決死の行動の甲斐もあり、ソルジャーと合流できた彼は再手術で新たな骨を埋め込んだ代わりにキン肉マンの左腕から摘出されたロングホーンを受け取って完全復活。

フェニックスとマンモスマン相手にソルジャーと共に立ち向かい、マンモスマンを道連れにして死亡するが、スグルのフェイスフラッシュで復活する。



【キン肉マンⅡ世時代】

伝説超人の一人として、正義超人養成校「ヘラクレス・ファクトリー」で新世代の正義超人達を厳しく指導する鬼教官の職に就いている。
酔うと下品になるらしい。
ヘラクレスファクトリーの卒業試合ではキッドと対戦。
ハリケーン・ミキサーを繰り出すも、年齢からくるスタミナ不足で動きが鈍り、敗れた。
また、第二期生の卒業試合ではジェイドに倒されている。
その後、悪魔の種子(デーモンシード)の影響で悪魔超人たちが復活した時には寝返ったふりをして万太郎をサポートした。


【究極の超人タッグ編】

キン肉マンより、腕に埋め込まれたロングホーンを返され完全体になる。
だが2000万パワーズの相手は万太郎とカオスの主人公コンビだった……。
しかもこの試合のバッファは元・悪魔超人であることが強調され露骨にヒール扱いされてるため、相棒のモンゴルマンと比べて正義超人の先輩らしい威厳に欠けている。


【完璧超人始祖編】

完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)と戦うにあたって、あるお方の指揮下にある悪魔超人に復帰。
正義超人達とは距離をとりつつ共闘することになり鳥取砂丘でスプリングマンと共にジョン・ドウズと対戦。
相手が桁違いの超人強度を誇る完璧超人のため苦戦を強いられ、「井の中の蛙の1000万野郎」「ヘボ牛」と見下されるが
(何故かこのシリーズでは対戦相手全員から「ヘボ牛」呼ばわりされている)、
スプリングマンが命懸けで発動させたツープラトン技「掟破りのロングホーン・トレイン」により、辛くもターボメンを撃破。
そしてスプリングマン、ターボメンが死亡したことでグリムリパーとの一騎打ちとなり、
アースユニットによって超人パワーを奪われてしまうが、なんとその際に体内に未知の8000万パワー以上の力を秘めていることが発覚。
そのあまりのパワーにアースユニットが壊れ、そのままハリケーン・ミキサー、超人十字架落としでグリムリパーをKO。
試合後キン肉マンの制止を聞かず悪魔としてグリムリパーに致命傷を与え、そのまま姿を消した。
しかし仲間の窮地や死に際して非情に振舞い切れておらず、その根底は以前と変わっていない。

読みきりでは超人血盟軍に入った経緯が詳細に書かれており、
アシュラとニンジャからは悪魔時代から評価されていたことが明かされた(同時に情にもろい性格から根っから悪魔には向いていないとも評された)

以下、後編のネタバレ注意








正義超人と7人の悪魔超人が無量大数軍と戦っている頃、
悪魔超人軍の本隊である悪魔将軍及び悪魔六騎士は超人墓場への侵攻を進めていた。
悪魔超人達の言う「お方」とは、やはり悪魔将軍であり、ここで彼の経歴や戦う目的等も明かされることに。
将軍は元々「完璧超人始祖」と呼ばれる太古に選ばれた完璧超人の一人「完璧・壱式」であったこと、
かつては同じ完璧超人始祖の仲間と共に理想の超人界を作ろうとしたが、彼等のリーダーの暴走が原因で袂を分かったこと、
そして「超人墓場」は完璧超人の本拠地であり、将軍は墓場を潰し、始祖を全滅させることが今回の目的であることが判明。
悪魔将軍は超人墓場を守っていた始祖の2人を倒し、超人墓場を崩壊させることに成功。

これ以降、配下の悪魔六騎士も残りの完璧超人始祖との戦闘に参加、一進一退の攻防を繰り広げることになるのだが、
7人の悪魔超人の教官であったスニゲーターは完璧・漆式ガンマンに敗れており、バッファローマンは彼の遺志を継ぐことに。
さらにその後、バッファローマンが倒したはずのグリムリパーが生きており、彼も始祖の一人「完璧・拾式」サイコマンであったことが判明。
六騎士の一人プラネットマンが彼に挑むも力の差は大きく、敢え無く敗北。
バッファローマンはサイコマンを討ち漏らしたことに責任を感じ、スニゲーターの仇も討ちたいが、サイコマンを倒すのが先だと考えていた。
サイコマン自身もバッファローマンと決着をつけることを望んでいたため、両者の再戦が行われるかと思われたが……。

その後、ザ・魔雲天と共に谷底に消えていたストロング・ザ・武道が再び姿を現し、
彼の案内によって勝ち残った超人達は国立競技場に集結することになる。
この地には、かつて「下等超人」らが神々の裁きを逃れるための避難所とした「許されざる世界樹」が埋まっており、
再び地上に姿を現した世界樹内のリングで完璧超人らが待機、正義・悪魔超人軍に対戦相手を選択する権利を与えた。

なお、悪魔超人軍は勝ち残った超人にも負傷者が多く、特にザ・ニンジャは完璧・玖式との戦闘で満身創痍でありながら
「仲間のために小手調べだけでも」とサイコマンに挑んでしまったため、もはや動くこともできない状態となってしまった。
ニンジャは同じ超人血盟軍であったブロッケンJrとバッファローマンに後を託し、ブラックホールによって病院に運ばれている。

バッファローマンは今度こそサイコマンと決着をつけようとするが、
ニンジャの意思を託されたブロッケンJrが彼と戦うことを望んだため、
自分はスニゲーターの仇であるガンマンと対決することを選択した。

重量級同士の対決は両者の角、ロングホーンとエルク・ホルンの突き合いからスタートすることに。
スニゲーターのことを「忘れた」と言い放つガンマンに怒りを露わにしながら果敢に攻めるが、
自分を遥かに上回るガンマンのパワーと技巧に加えて、相手の動きや真実の姿を読む真眼の能力に悉く技を破られる。
だがその最中、ガンマンからバッファローマンが「心を封印し本来の力を出していない」ことを指摘される。
悪魔超人に戻ったが故に「本来の自分」をさらけ出すことを忌諱するバッファローマンだったが、悪魔将軍の勅命によってふっ切れ、
「火事場のクソ力」と同質の力を発動させてガンマンに挑むが、その力すら悪魔将軍と同格であった彼との差を埋めるには至らず、
ロングホーンを片方折られ、視点がブレるほどの大ダメージを受ける。だが、自分の片目を潰して無理矢理視点を固定し、なおもガンマンに立ち向かう。
その戦いの中でガンマンが傲慢でありながらもまっすぐな人物であることを悟ったバッファローマンは「何故真眼で超人閻魔を見ようとしないのか」と問いかける。
逆上したガンマンの「奥義完璧・漆式奥義エルクホルンテンペスト 」を回避したバッファローマンは、超人閻魔ことザ・マンを背にした状態で、新奥義「ハリケーン・ギガブラスター」を決行。
超人閻魔を視界に入れて、咄嗟に目を背けてしまい技のセットアップが遅れたガンマンをついに降した。

その後は悪魔将軍の元でキン肉マンとネメシスの試合を観戦。
ネメシスに対しキン肉マンが放った起死回生の火事場のクソ力・キン肉ドライバーを見た悪魔将軍は「懐かしい物を見せてくれる」と感慨深く呟くと「なぁ、バッファローマン?」と当時自分がキン肉ドライバーを食らった原因に唐突に話を振り、バッファローマンは青ざめ、隣にいたサンシャインはニヤニヤと笑っていたが、悪魔将軍流のジョークだったらしく特に過去の遺恨が蘇るようなことはなかった。

超神編】

前章である『オメガ・ケンタウリの六鎗客編』では開始早々に一応は元の主である筈の大魔王サタンの結界により魔界に閉じ込められてしまい、他の悪魔超人の生き残りと共に参戦出来なかった。

その後サタンがジャスティスマンに成敗され結界が解除されたのちに超神が地上に襲来してきたときは、知性チームの一員であるサタンクロスと超神の一人であるザ・ナチュラルの対戦を超人血盟団のチームメイトとともに見届ける。

そしてサタンクロスこそザ・ナチュラルに負けたものの、そのほかの超神を知性チームとオメガマンの代わりとして戦いに参加したビッグボディ達が次々と撃破したため、超人はかつてよりも成長していると感じた両陣営は”バベルの塔の試練に超人たちの代表8人を挑ませる”ことに合意。

塔に挑むメンバー選考の際にはジェロニモとアシュラマンがまず名乗り出て後にサンシャインが自身のメンバー入りを主張した後にバッファローマンも名乗り出てリアル・ディールズへとメンバー入りする。

塔での戦いではジェロニモの戦いと彼の天界行を見届けた後一行は三手に分かれ、バッファローマンはウォーズマンとキン肉マンとともに行動。そしてある思惑を胸に仲間二人を道中のリングで闘わせたのちに自身は塔のてっぺんに向かう。

それはザ・マンに匹敵するといわれる調和の神を倒すことで悪魔将軍を超えたことを証明することであった。

しかしザ・マンはバッファローマンが彼と戦うことに危惧を抱いていた。

そして彼の懸念通り、調和の神が下天したザ・ワンはバッファローマンの攻撃を余裕で捌き逆襲して手痛いダメージを与えていく。そのさなかにザ・ワンは自分がバッファロー一族を創造したこと、そして一族がバッファローマンを除いて滅ぶように仕向けたことを打ち明ける。
そのことに憤りながらも今の限界を認識し、更には世話になったキン肉マンや悪魔将軍を裏切れないと断った彼は乾坤一擲のハリケーン・ギガブラスターを仕掛けるも、これも鎧の一部をへこませるのが精一杯で万事休す。
「ハルモニアデストラクション」で胴体に風穴を開けられ片方のロングホーンを破壊する重症を負わせる形でKOされた。

そして、ザ・ワンから改めて自身の軍門に降ることを言い渡された際にかつての同僚を裏切る形になるという後ろめたさを感じながらもキン肉マンの「何があってもお前は私の永遠の友達」という言葉を思い出し、袂を分かっても自らの信念に従ってザ・ワンの弟子になることを選択するのだった。

バベルの塔での戦いが一通り終了したのち”今現在宇宙各地で起こっている異変は刻の神が今の世界を崩壊させようとしているから”という原因を超人たちが知ってからは、アシュラマンとロビンマスクもザ・ワンに同調。
ザ・マンと別行動をとることになった一行はアシュラマンとロビンマスクに現場に急行させ、バッファローマンはザ・ワン直々に改めて鍛えなおされることになった。



【得意技】

◆ハリケーン・ミキサー
バッファローマンの代名詞。
自慢のロングホーンで相手をきりもみ回転させつつ空中に吹っ飛ばす力技。体力をかなり必要とする。
強化型の「スペシャルハリケーン・ミキサー」、空中に吹っ飛んだ相手に更に何度もハリケーン・ミキサーでお手玉する「ハリケーンミキサー・死のコース」もある。

◆超人ドッジボール
スプリングマンとのツープラトン。
バッファローマンがスプリングマンに頭突きし、その反動を利用し相手にボディアタックを仕掛ける。

◆スプリング・バズーカ
こちらもスプリングマンとのツープラトン。
バッファローマンの右腕にスプリングマンの体を巻き付け、反動を付けて弓矢のように発射する。

◆悪魔殺法デビルシャーク
キャンバスの下に潜り込み、鋭利な刃の如く変化させたロングホーンをサメのヒレに見立て、相手を切り裂く。

◆超人十字架落とし
キン肉マンソルジャーに叱咤され、マンモスマンの自身を遥かに上回る超ド級パワーに対抗するために編み出した新技。
突進してくる相手を十字架にみたて、バックドロップのように相手を落とすバッファローマンにしては珍しい相手の力をも利用できる技。
【キン肉王位争奪戦】で新技って言ってたのに時系列的に前に位置するはずの【究極の超人タッグ編】で普通に使用していたのは何でだろうね?
……まあ時間超人のせいで時空がムチャクチャになってたから仕方ないんだが。

◆ハリケーン十字架落とし
ハリケーンミキサーで相手を浮かせ、空中で超人十字架落としを決め叩き落す。
二つのフェイバリットを組み合わせた実質的なバッファローマンの超必殺技に当たる。
なお格闘ゲーム『キン肉マン・マッスルグランプリ』のこの技はかなり格好良いのでぜひ見てほしいところ。

ロングホーン・トレイン
ラーメンマン(モンゴルマン)とのツープラトン。
受けた相手がきらめく血飛沫を上げ倒れることから「きらめきの流血列車」の異名が付き、
マッスル・ドッキングクロス・ボンバーと並ぶ至高のツープラトン技と称される。
バッファローマンは背負われてるだけとか言ってはいけない。

◆20ミリオンアバランチクラッシュ
モンゴルマンとのツープラトン。
モンゴルマンが相手が垂直になるようにうつ伏せの体勢で担ぎ上げ、
続いてバッファローマンもジャンプで空中で逆さ状態で相手の体を捕らえ、
そのまま側転しながら2人掛かりで地面に叩き付ける。

◆猛闘クラッシュ
モンゴルマンとのツープラトン。
バッファローマンが相手の両腕を掴み上下逆さまの体勢で担ぎ上げる。
その状態でモンゴルマンが相手の上から背面ドロップによる股裂き、
下からはバッファローマンがロングホーンを両肩に食い込ませる攻撃。

◆猛闘・日月脚
モンゴルマンとのツープラトン。
モンゴルマンがジャンプし、バッファローマンの脚を両腕で高く上げることにより強化された蹴り。

◆バッファローBOMB
マンモスマンに対して使用した強烈なパワーボム

◆デビルエキスパンダー
スプリングマンとのツープラトン。
バッファローマンがスプリングマンの身体を大きく引き伸ばし、元に戻る時の反動で相手を挟む。

◆バッファロー・ハンマー
アームサポーターを肘の位置までズラして放つラリアット
ソルジャーがバッファローマンの遺したサポーターを使って放った時に技名が判明した。

◆ハリケーン・ギガブラスター
完璧超人始祖ガンマンとの試合で編み出した新技。
火事場のクソ力により、自身の超人強度を8000万パワーにまで増幅させて使用している。
ロングホーンをコーナーポストに引っ掛け身体を回転させた後、遠心力で飛び出して次のコーナーポストに移動し同じく肉体を回転させる。
これを繰り返す事で、本物のハリケーンの如く高速で相手の周囲を回転しながら移動し続けて自身を加速させ、
最終的に得た圧倒的な加速力を利用して弾丸のように突撃し、敵にハリケーン・ミキサーを叩き込む大技。

この技を披露した際はガンマンにロングホーンの片方をへし折られてしまっているため、ロングホーンが2本ある場合使用できるかどうかは不明。


【余談】

コンビニ本に載せられた裏話では…
  • 元々7人の悪魔超人のリーダーはブラックホールの予定だった(9巻ラストの日本へむかってひそかに潜行しているミスターアメリカンも映ってる7人の悪魔超人のイメージでバッファローマンよりもブラックホールを前に描いていたのがその証拠。)しかしミートをバラバラにするというおいしい役を担ったためそのまま7人の悪魔超人のリーダーにした。
  • 当初正義超人入りの予定はなかったがウォーズマン戦終了時の態度が担当編集者には好印象だったため正義超人に入れさせた。
  • アトランティス戦終了時キン肉バスター破りが見えたと当人は発言していたが実は作者側には見えていなかった。仕事しない方のゆでは後の自分が何とかしてくれると楽観していたが全く思いつかず悩みに悩んでいたところ、仕事する方のゆでが逆さにしても体勢が同じであることに気付いたため6を9にする理論に至った。
…っといった事実が明かされた。
良い意味でゆでのいきあたりばったりに振り回された被害者。

他の悪魔超人の変貌っぷりの前に霞みがちだが、実はこっそり初登場時と比較してデザインが変わっている。
初期は目の上下に走るラインが下しかなく、アゴ髭が生えていた。
しばらく生えていたのだが、キン肉マン対ステカセキング戦の途中で唐突にヒゲが消える。他人の試合中に剃ったのか?
アニメ版ではバッファローマン対ウォーズマン戦中は生えていたが、翌日のキン肉マン対アトランティス戦ではなくなっている。

追記・修正は6を返せば9になる理論でお願いします

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最終更新:2024年04月11日 08:15