飛び道具

登録日:2016/08/09 Tue 14:33:36
更新日:2024/04/17 Wed 16:13:50
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「とっ 飛び道具は卑怯だろテメー!」「あはははははは!」

飛び道具とは











のっぴょっぴょーん!!



















飛び道具とは

1:連続性が低い、唐突である、一般的でない等と判断される行為に対する例え
2:飛翔物を用いた攻撃の一部に対する俗称

である。ここでは1のうちギャグなどに対する認識としての用法と、2について解説する。


●笑いの形態

例えば落語は、話の中にも変な行動をする人物などがいてそこも笑いどころだが、
話の最後の一言(サゲ)は話の内容と関連しており、事前情報とのつながりが笑いを誘うものである。

こうした「笑い」や「ギャグ」というのはごく一般的なもので、「ふとんがふっとんだ」程度のダジャレでも「ふとん」と「ふっとん」が韻を踏んでいる。
モノマネも「明石家さんまのマネ」と言って前歯を剝き出すなどが普通。(出っ歯としてデフォルメされることが多い人物の誇張表現)
つまりは何かとの関連性や連続性を持っているのが一般的と言える。

対して「飛び道具」は、「急に変な動きや声などを用いる」という「唐突さ」「突拍子もなさ」が基本となる。

逆に言うと妖怪どうしたろうかしゃんのように、コントの題名の時点で「変なキャラ、普通の人間ではありえない」という事前情報があり、
話の中核となっているような存在は定義的にやや遠い。妙な行動や台詞を見せてもそれは「変なの」の行動なのであって、コントの中で唐突に現れたとしても飛び道具性は強くない。
インターネット上のネタ「ちくわ大明神」「誰だ今の」のような、話と全く無関係で一瞬しか出ない何かが極端に異質、という類の方が近い。


上の「のっぴょっぴょーん!!」はGS美神において行われたネタ。急にやたら気合の入った顔と声で相手の悪魔を笑わせ行動を封じた。

作中では「小学生の笑うような低レベルのギャグ」と称されているが、事実こうしたネタは「突発性」や「ギャップ」が最大の強さなので、
コントや落語のように相手を内容に引き込むための高度な演技力・話の構成力は一切必要ない。

ただし、一度や二度はともかく何度もやると相手が飽きてしまう可能性が高まる。
また恥じらいなどがあるのは論外。人間はそういう時、相手に共感して居たたまれなくなったり、
「笑わせる」という意味のある行動をしているのではなく、単に異常性があるのだとしか思わず見下す傾向がある。
更に言えば唐突であるという事は話の流れなど相手の感情を無視する事でもあるから、そこに対して単に不快感を抱かれる可能性もある。

そういう意味では臆面もなく、的確なタイミングで、相手が笑ってくれるような行為を行うというのは非常に高度な一瞬の輝きを必要とする。
どちらかと言うとものすごくセンスを問われる一発芸の部類。その意味で感性が鋭く直感的行動が上手い(そして相手も上記のような空気などを気にしない)人間の多い子供世界で強いギャグ、とも言える。

ちなみに冒頭の台詞は稲中で主人公が見せたネタへの友達の反応。
元ネタを書かないとバトルもののキャラの会話っぽく見えるかも知れないが、実際の空気は「卑怯だろwww」「あはははwwww」くらい。


●戦闘のある作品における認知など

こちらの場合は実際に飛翔物を指す。が、ジャンルによってやや振れ幅がある。

例えば侍や武道家などが出てくる現実的作品での飛び道具なら、普通は弓矢忍者の手裏剣といった物理的実体がある。
また出自は定かではないが、ネットで検索すると「飛び道具とは卑怯なり!」など、飛び道具=卑怯といった認知が一定数あることがうかがえる。

しかし格ゲーにおいては、波動拳を代表とした気のようなエネルギーの塊のことも飛び道具と言い、必ず物理的実体を伴うとは限らない。
そして波動拳は卑怯要素のない正道派の主人公の持ち技、必殺技として何度もクローズアップされるなどしている。
こうした経緯からか、ゲームにもよるが2D格ゲーなら飛び道具は割と普通に多数のキャラが持ち、卑怯とも言われない。

赤きサイクロン「……」
(なお後のシリーズで彼はバニシングフラットなどの飛び道具打ち消し能力を得ているし、ダイヤが酷かった原因は飛び道具「のみ」ではない。
強力な対空蹴りとの組み合わせにドハマリしてしまう性能故のことである。コマミスで対空がただの大蹴りに化けたら逆に投げ殺される事もあるので、ソニッだけを卑怯とは言い難い)

一方3D格ゲーでは、描写のリアリティラインが上がった影響からエネルギー塊のような飛び道具は減り徒手空拳の読み合いがメインとなりやすい。
もっとも飛び道具がゼロというわけではなく、悪魔化してビームを撃つおかしな血族剣客同士の斬り合いに銃を持ち出すKYなども取り沙汰される。

また格ゲーにおいて我道拳のような飛び道具判定が体から離れない「飛ばない飛び道具」や、エイジスリフレクターのようにその場や空中などで止まる「設置型飛び道具」といった、飛び道具という名前に反した飛び道具もしばしばみられる。

ところで飛び道具は「東方」を見るとSTGでは数多く見られる……と思われるかも知れないが、実はそうでもない。
というのも、飛び道具というのは「士」や「使い」といったようなものと同じ側面があるからである。
つまりは「手」(アーチャー……うん、対象にもよるけど)や「銃士(ガンナー)」のような「飛び道具使い」という、「使い手=人間」という思考が背景に存在している。

これに該当しない部類を挙げると、戦車が砲を撃つ時、それを「飛び道具使いの攻撃」と認知するだろうか?「砲手」という言葉はあるが。

そして戦車はまだしも、軍艦や戦闘機ではどうか?このうち前者は機械により動く部分が多く、そうした機構がない時代でも多数の人間が砲弾を運搬するなどしている。
逆に後者は現在や未来でも一人乗りが普通であったりするが、特に自動追尾ミサイルなどを放つ時には「飛び道具使い」が存在すると称される事は無い。

通常、航空機に乗って機銃などを撃つ人間は(ことに一人乗り戦闘機などでは)「操縦手」と言われる。
「飛行などを行う機械の操縦技術者」というのが主体と考えられ、飛び道具の使い手という認知が非常に薄くなるのである。


こうして大雑把に見てみると、飛び道具とは「機械の介在など自動性が薄い飛翔物を主に用いる攻撃手(飛び道具使い)個人の攻撃」あたりが定義と思われる。
その意味では「ダライアス」などのSTGは大概戦闘機に乗っているので、ゲームのプレイヤー自体はともかくゲーム中のキャラクターは「パイロット」なのだ。

また敵キャラも上記のダライアスでは魚類など海棲動物モチーフの巨大戦艦、他の作品では巨大な軍用兵器であるなど、
相手も個人が武器を使っている訳ではない事が多い。
シューティング要素のあるゲームボスの中には、兵器としての巨体を生かして体当たりをかましてくるケースすらある。
そのため敵味方を問わず「人型知性体が素のままで武器などを飛ばしてくる」という、飛び道具使いの範囲に入るキャラ率が高いというかメインの東方が変わっている、とも言える。

その代わりFPSになると、肉体より外の装備がパワードスーツくらいまでの兵士が主役になる事が多く、プレイヤー=キャラクターの武器照準も自動性が下がる傾向にある。
この辺をネタにしたのが、爆弾を投げるFPSで世界ランカーだった主人公を描くデスゲームもの漫画の「BTOOOM!」である。
オートエイムで戦っていないため、投擲したものの動きを見切る能力などは完全に自前のもの。
爆弾から逃げるための脚力や小型爆弾の特性把握、起爆の時間計算まで他のリアルスキルも試される。

ロボットの場合、手持ちだけでなく内蔵も可能なため飛び道具を持つ機体は多い。
そのため特にクローズアップされやすいのは砲撃・狙撃に特化した機体となる。例えば「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」のゴールド4は狙撃時に頭がズレる(スコープのある方に横スライドする)ことにより狙撃精度を上げる機構が備わっている。
他にも複数体がチーム戦を行うような作品であれば、剣使いの主人公に対比して銃使いが、といった描写もあるかも知れない。
また、ガンダムのビームライフルファンネルやビットなども該当するだろうか。
ファンネルはビームの投射に用いられるのみならず、作品や機体によってはそれ自体がミサイルだったりビーム刃による突撃を行うものもある。

ちなみにオタ用語としては、コミケにおいて自分が買いたいが時間的に回れないサークルへ
他者に行ってもらうことも「ファンネル」という。地上を移動する派遣者のことを宇宙や大気圏内を移動する飛び道具と認識しているわけだ。

MtGでは本体(プレイヤー)に直接ダメージを通す火力を「飛び道具」と称するというコメントもあった。
実際バーン(TCG)の項目でMtGのデッキのパーツの項目を見ると「飛ばす」という語が複数回用いられており、
少なくともMtGにおいてはそのような認識が成り立っている部分があるとうかがえる。

ただバーン戦術自体は別のゲームにも存在しているため、他のゲームでの認識は不明。
しかし稲妻や炎の弾を飛ばすのはMtGのみならずバーン(遊戯王OCG)でも隕石やらマシンガンやらが確認できるため
プレイヤー側でなくとも制作側が「モンスターを飛び道具で飛び越えたりすり抜けて攻撃しているのだ」とイメージしている可能性はある。



飛び道具はリーチが長いというメリットを持つため
フィクションにおいてはバランス取りのため「飛び道具は近接武器より威力が低い」とされることが多いが、
現実においては、命中率や取り回しなどを除いた「一撃の威力」に関しては銃など飛び道具の方が強力であることが多い。

理由としては
投石などの原始的な武器の場合:人体の構造は、手で持って打ち込むより全身を使って投げ飛ばした方が物理的に強い
銃などのハイテク武器の場合:戦場においてはリーチが非常に重要であり、敵の近くで攻撃を行うのはリスクが高いことから、至近距離でのみ強力な殺傷力を発揮する兵器をあえて開発する必要がない
などが挙げられる。

また、単体では殺傷能力がなくても、速度を付けて飛ばすことはそれなりに威力を高める結果にも繋がる。
そこらへんに転がっているだけの銃弾に殺傷能力がなくても、火薬を使って銃火器からぶっ放された銃弾には高い殺傷能力があることを考えればお分かりいただけるだろう。

フィクション作品で飛び道具を撃ち合う武闘家をメジャーにしたと思われるかめはめ波ドラゴンボール(DRAGON BALL)では、第一話にして拳銃が効いていない描写を入れることで「接近戦>リアルな飛び道具」を明確にしている。

●マイナーなものを含む投射方法や部位

指弾は武器ではなく技術との指摘があったため、この項目を追加する。
知名度の高いキャラクターや単独項目持ちも一応記載しておく。


単独項目を参照されたい。有名どころは鬼太郎の「髪の毛針」だろう。

  • 額など

ウルトラセブンエメリウム光線などが該当。
角や触角がある宇宙人が電撃やビームを放つといったものも該当するだろう。

あとは人型ロボットの射撃武器を加えるなら、ガンダムの頭部バルカンなども。


項目を参照されたし。アメコミのサイクロップスなどが有名。


ゾウモチーフキャラ……に多いようでいて意外と少ない。

エレファンダーや火炎放射を飛び道具判定した場合のバーニン・ナウマンダーが該当。
あとはロボットの胴体装備だが、GEAR戦士電童のデータウェポンの一体、ガトリングボアも猪の鼻が射撃武器化している。


下記「槍」にある地虫十兵衛のそれも分類上はここになる。
他には暗器である「含み針」はジャギがケンシロウ相手に使っているため有名だろう。
他の有名作品では嘘喰いの能輪 美年(のわ みとし)という老人も使える。

マイナーなところでは「荒野に獣慟哭す」のコミカライズ版にて、珊底羅という蛇さながらに変形した人間キャラが
口腔というか喉から鉄球を発射、人間の顔面を潰す威力を見せている。含み針よりは地虫十兵衛のそれが近い。

口からビーム系も該当する。(ドラゴンボールのナッパとか)


ここに指弾が収まる。空気を弾くにせよ鉄球やコインを飛ばすにせよ、指で飛ばす技術なら指弾である、
というのはコメントの指摘通りと思われる。

他の該当武器としては単独項目が存在するがチャクラムの一部がある。(全部ではない)
ベルセルクのシラット、落乱滝夜叉丸は指にはめて加速をつけて指先から発射するタイプ。

指からエネルギーなどを放射する霊丸(幽☆遊☆白書)やドラえもんの空気ピストルも該当か。
鉄腕アトムでもアニメ「ASTRO BOY」版においてはアトムに指レーザーが実装。
HUNTER×HUNTERにもフランクリンという放出系能力者がいる。
サイボーグ009の004も右手がマシンガンである。(関連項目・グフ)
鬼太郎の指鉄砲は原作および最初のアニメでは指先自体を質量弾とするという珍しいタイプ。(それ以降は上記他キャラのような熱線・エネルギー枠へ)

砲身になっているタイプはコブラや鯨波のような「腕に大砲が付いているキャラ」とどう区別するかは微妙なところだが、
彼らの砲は純然たる砲である(コブラは義手)のに対し、004やグフのマニピュレーター等は「普通に手としての機能も有している発射機構」
であることは一応違いである。逆に、項目名を指・腕とし腕大砲キャラをここに記載してもいいかもしれない。


スカサハのFGOにおけるアサシン霊基での宝具は、投げ上げた槍にオーバーヘッドキックをすると
槍が分裂しながら下方へ降り注ぐというものである。
これは「ゲイボルクは(足で投げるなどの)投擲術ではないか」という説が元ネタらしい。

他には上述した電童のデータウェポンの一体、レオサークルは装備部位が足で、
八つ裂き光輪のようなエネルギーの輪を蹴り出す。

特撮「特捜ロボジャンパーソン」の主人公ジャンパーソンはロボットで、改造度合が高い004と同じく
膝からミサイルを発射する機構を持つ。

  • 無接触

英雄王の持ち技として、ゲートオブバビロンから武器類を投射する攻撃がある。
これと同じく超能力で物体を投げるのも該当する。
有名キャラではフリーザが岩を超能力で飛ばしている。

あとは項目内で記述されている東方キャラなども該当する。
特に自機はともかく相手ボスの弾幕は、手などの膂力でもって弾丸を飛ばしているわけではない。

「スレイヤーズ」などファンタジー作品の魔法使いも、ドラゴンボールの元気球のように
手からの継続的エネルギー放射ですらないタイプの火力を扱うケースは非常に多い。
氷の塊を作って空中に浮いているそれを投げて刺すとか。

●メジャー寄りではない飛び道具、およびその使い手

上述のように弓手や銃士などは飛び道具の専門職であり、数も非常に多いため該当武器個別の項目で語るべき存在である。
そのためここでは個別の項目では語られていない、専門の飛び道具とは認識されにくい武器などのキャラクターを挙げることにする。
他の武器も個別項目の状態によっては記載しないこともある。


武器


単独項目はあるが、飛び道具としては書かれていない(まあ普通しないし)のでここに記載。
超硬質の合金・アダマンチウム製の盾を、人類としては上限ギリギリの筋力で投げつけるので結構効果的。
しかしここ一番の必殺ムーヴでもなんでもなく、よくそこらの雑魚にもポンポン投げては戻ってくる。フィクションのブーメラン系、またはバウンドする系統の武器に近い描写。
これは角度とか計算しているキャップの神業によって成り立つもので、他の人が投げてもこうはいかない。まあギミックとして無線で戻ってくる装置を内蔵してる時もあるけど。

バトルフィーバーJ」のバトルフィーバーロボや「地球戦隊ファイブマン」のスターファイブ、「仮面ライダーBLACK」の剣聖ビルゲニアも同様の攻撃を行ったことがある。
持てば防御投げれば不意打ちたまに時たま近接武器として殴る、と応用は割と効く。
盾を持ってないときはマンホールを使うんだ!

爆弾

リアルボンバーマンの漫画こと『BTOOM!』の元ネタ。とはいえ原作ゲームでの投擲やキックはカードの追加能力やみそボンなどのサブシステムが主。
その中でアニメ『ボンバーマンジェッターズ』は、「ボンバーシュート」など「爆弾を生成し投げる」事が主人公の成長などとも関連付けられ中核要素として描かれている。

他には『アトリエシリーズ』では主人公の武器として伝統的に見受けられる。
キラークイーンのシアーハートアタックはボスキャラの能力だが、自動誘導性が強いので定義に該当するかは不明。
格ゲーなどでは誘導性があってもゲームデータ上の判定が飛び道具なら飛び道具であったり、概念がやや違うので該当する可能性はある。
サブキャラとしては『ONE PIECE』に出て来たMr.5の「鼻空想砲(ノーズファンシーキャノン)」や『星のカービィシリーズ』のポピーブロスSr./ポピーブロスJr.など。
Mr.5の場合は「指弾」と言う武器(技術)でもあるかも知れない。

ちなみに爆発の熱や爆風そのもので攻撃しているような演出がしばしば為されるゲームやアニメの爆弾だが、いわゆる投擲武器の手榴弾は破片による殺傷が主である。

指弾

御庭番衆の一人で、指で物体を弾くことで相手に打ち込む。
ダートのような矢でもなく、スリングショットとも違う。ピッチングのように腕を振って投げもしない。
劇中では螺旋鋲と言っているので鋲かも知れない。ここではもうちょっと広く取って弓矢で言う「弓」やスリングのような「発射機構・技術の側」を取ったものとする。
(ダートは狩猟用の矢の変質したものだという事なので、これを手で投擲するのは「弓」使いとはまた別の所がある)

上述のMr.5も能力で爆発する鼻くそを指で弾いて飛ばしてくるが、これもウソップの火薬星のようなものと見ると必ずしも投擲爆弾使いとは言えないかも知れない。
指弾は中国武術に存在する技術の一種なので、東洋系武術が関連する作品などに見受けられる。
漫画では「ジャングルの王者ターちゃん」で中国西派格闘大会にて梁師範がこれで攻撃されて受け止めている。
主人公ターちゃんはきんたま含め身を呈して流れ玉から観客を守るも、「みんな武術関係者だからこの(リングの枠外の)距離なら平気だ(自衛できる)」と言われる悲しい場面が……。
刀語」の真庭忍軍虫組真庭蜜蜂もこの技術を持つ。かませだったけどな!
魁!!男塾」の狼髏館館主宗嶺厳(と男塾(学校)一号生筆頭剣桃太郎)はこの技と秘孔を組み合わせた翔穹操弾を使う。

上記のような本職の暗器使いや本家中国武術家以外が使うケースもある。
幽☆遊☆白書」の戸愚呂(弟)は100%形態で少しだけ用いている。元は彼も霊光波動拳を修めた拳法家なので、東洋武術への造詣があっても不思議ではない。但し実弾ではなく空気を使用する。
フランシスカ(怪物王女)も使う。拳法のような動きをするので、格闘ルーチンは外見と違って中国武術系なのかも知れない。
タクティクスオウガ」では通常の投射攻撃は投石だが、ソードマスターや主人公の特殊クラスであるロードは指弾を行なう。
手塚治虫の『アラバスター』では主人公アラバスターが頻繁に使用している。

ゼノギアス」でも登場するが、指弾とは名ばかりで、かめはめ波や連続エネルギー波みたいになってしまっている。

ブーメラン


うぉおおおおお!!! 全く新しい格闘技の要素。

他に主役級の武器としては、ウルトラセブンアイスラッガーが挙げられる。
一応名称や形状はハヤテのような「フィクションで一般的なタイプ」ではないため先にハヤテを挙げておく。
ビックリマン2000』でも主人公が用いる。
もっと古くはターザン的なジャングル系キャラクターの武器でも採用実績はあるはず……。
 →もしかして:ターちゃん

サブキャラとしては『犬夜叉』の珊瑚の飛来骨や、『サムライスピリッツ』のチャムチャムの武器など。
烈火の炎』で小金井が使う金剛暗器の形態の一つにも見られる。
主人公のサブウェポンとして、『ゼルダの伝説シリーズ』で弓矢先生のような超メジャーウェポンや上述の爆弾などと共に採用されていたりも。
ロックマンX』の8大ボスの一人、ブーメル・クワンガーも……割とメジャーなのでは?

パチンコ

Y字の長い棒につけたゴム紐で物を飛ばす。スリングショットとも。あったよ!個別項目!

アニヲタWiki内やニコニコ大百科にも幾らか出ている作品の例がある。
モンハンの武器にも鹿角ノ剛弾弓/大鹿角ノ破弾弓の単独項目がある。
複雑な機構を持たず簡単に作れ材料の調達も比較的容易である事から、子供向け作品での採用率が高めである。(ガチ暗殺者がMASTERキートンで使ったことはある)

ダート

ダーツ競技で使うための矢(単数形:ダート)を投げる。初期に使っていたものだが、相手の道具や目を潰すなど、高い命中率で結構な活躍をしている。
ドラえもんファンには大長編「魔界大冒険」でラスボスであるデマオンの心臓を打ち砕いた武器として印象に残る。

また「ニンジャスレイヤー」では「クナイ・ダート」と表記されており、苦無は矢(鏃?)として扱われているらしい。
忍者の手裏剣などに属すると考えるとメジャーに近いと思われるため、以下は余談。

実際の苦無は地面を掘るためのスコップや木製格子などを斬るためのノコギリなどのツールに近かったようである。
スコップ(こっちは確実にマイナーだろう)を投げる、というのはロシアの特殊部隊・スペツナズがやるらしい。この場合は一般的なスコップではなく、軍用の折り畳み式な小型のものの可能性がある。
尖っていて短くて投げやすいものは飛び道具としてある程度有用、というのは時代に関係ないという事かも知れない。
NARUTOでは、単なる形状違いの手裏剣にならないための差別化を考えてか、起爆札などを後部に結びつけて刺さった相手に対する投擲爆弾のように使っている描写がある。

鏢(ヒョウ)

真・三國無双6
中国の武器で、形状は苦無に似た所がある。
  • (うしおととら):符咒士の中国人。本名は捨てており、鏢とはこの武器にちなんだ字(あざな)。
    劇中ではワイヤーを後部の穴に結び付けて相手に打ち込む・巻きつける事で拘束したり、前述のNARUTOにおける苦無同様、符術用の符を後ろに付けて爆発物として投げつけている描写がある。
  • 烈海王(バキシリーズ):ヘクター・ドイル戦で使用。
  • 唐龍(タン・ロン)(ドラゴンへの道):銃器対策として、木を削って作った即製の物を使う。

  • レッド(RED(漫画))*1:主人公のインディアン。部族の武器として斧を用いており、投げる事もある。
  • アシェラッド(ヴィンランド・サガ):ヴァイキング。刃に対して柄が非常に長い、明確に飛び道具としても調整をされた斧を投げる。
  • 前鬼(鬼神童子ZENKI):超鬼神となった後、ヴァジュラと雷の力を合わせた金剛雷靭斧を扱い、投げる事もある。
  • バトルフィーバーロボ(バトルフィーバーJ):武器の1つフィーバーアックスは、初期には投げて使う事が多かった。
  • モンスター(超電子バイオマン):新帝国ギアの大幹部ビッグスリーの一人。斧以外にも様々な重量物を投げるパワーキャラ。
  • アーサー・ナイト(魔界村シリーズ):投擲専用。貫通力があるが連射が利かない。
  • シモン・ベルモンド、他主人公(悪魔城ドラキュラシリーズ):サブウェポンの1つ。投擲専用。
  • マムシ(戦いの挽歌):投擲専用。
  • 高橋名人(高橋名人の冒険島):投擲専用。

ペンデュラム

  • リゼルグ・ダイゼル(シャーマンキングシリーズ):持ち霊・モルフィンの能力によって追尾性を持つ。

手持ち武器全般

ゴブリンスレイヤー
主人公の主武装自体は短めのスリング(紐状の投石器)による射撃だが、乱戦時には容赦なく剣や敵ゴブリンから奪った武器を投射する。
その為馴染の鍛冶師の徒弟からは「すぐ武器を投げ捨てるもったいない人」とも見られており、仲間が奇跡で作った牙剣を借りる時も「投げないでくれ」と頼まれていた。
他にも目つぶしや油も投げており、3巻では「ゴブリンに奪われても使えないだろう」という判断から特殊な形状の投擲用ナイフ(元ネタはTRPG『トンネルズ&トロールズ』の「アフリカ投げナイフ」)も購入している。
彼自身「只人(エルフやドワーフなどではないただの人間)の最大の武器は投擲」と語っており、事実、本作の世界の只人はあらゆる種族の中で最も投擲に向いた身体の構造になっていると言われている。
その中でも彼の投擲の腕前は群を抜いており、幼馴染と行った収穫祭で催された玉入れの屋台では百発百中の腕前を見せていた。

他には「ONE PIECE」に登場した追剥のジャンことジャン・アンゴも同じ攻撃を行った。
また「FINAL FANTASY Ⅳ」のエッジ、「FINAL FANTASY Ⅵ」のシャドウといったキャラクターや、シリーズ恒例のジョブ「忍者」などが専用コマンド「なげる」を持っており、このコマンドで様々な道具を投げて攻撃することが可能。

  • 地虫十兵衛(甲賀忍法帖)
甲賀十人衆の一人。
槍を飛び道具に使うのは珍しくないが、彼の場合は手足がないため口から発射する。

短剣を投げるキャラは多いが、さすがに刃渡りの長い剣や刀の投擲を常用する者はそう多くはない。

大抵は窮余の策だったり、最終回限定の必殺技だったりする。

  • ジョー(荒野の用心棒)
持っていた鉈を投げて相手を倒したことがある。
映画「マチェーテ・キルズ」の主人公であるマチェーテも同様の攻撃を行ったことがある。

時には飛び道具として使用する事も。

手持ち武器ですらないもの

「乱定剣」という概念が忍術の世界には存在するようで、要約すると「やべーときは手当たり次第に近くの道具などを投げてピンチをしのげ」である。
嘘くさいようだがマジで、落第忍者乱太郎でも出てきたネタでもある。
ただこれは攻撃より防御・護身・逃亡のための概念に近い感があるため、やや項目からは外れるかも知れない。

自然物




石って? ああ!普通の石ころさ!
お前なあ…と思うかも知れないがマジである。
この人の特筆すべき点は、元特殊部隊の軍人であると同時に考古学者でもあるということ。
劇中では普通に調達したり体術で奪った相手の銃器を使うシーンもあるが、現地で拾ったり土産物などとして得たものが
解析(思い出し)の結果投擲用具であると分かり、それで相手を倒す話がいくつかある。

この投擲具はいくらか幅があり、投げ器を用いた投げ槍(古い時代の狩りの道具)などメジャー中のメジャーと言えるものもやった事があるが、
石を乗せて投げる投擲器も窮地を脱する武器に使ったことがある。
怒った素人などが適当につかんで投げた、という程度ではなく「プロの戦闘経験者が個人用投石器具を戦術的に使う」という描写はそう多くはないだろう。

個人のガチ投擲兵器として用いられる描写としては、たまに戦国もので「印字打ち」という専門技術の描写が出ることがある。
アニメ等では劇場版『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』で見受けられる。
この印字打ち、そこらの石をテキトーに使うのではなく大きめの石の片方をきっちり尖らせ、投石用の布で振り回し加速を付けて投げるという。
殺意満点で、記録されている死者数も普通に多いとか…。

後は主人公クラスの攻撃としては泉新一が狙撃で用いた事がある。
その他、バオーもドレスの戦闘員との戦いで使用している他、「ストリートファイターZERO3」でコーディーが必殺技のバッドストーンで石を拾って投げつける。
魔法の中ではファイアーボール等に比べればマイナーだが、地属性などでストーンブラストがたまに出る。
そこらの石ころではなく歴とした宝貝としては、封神演義(漫画)で鄧蝉玉が「五光石」を使っている。

地面

  • ハルク(マーベルスーパーヒーローズ)
必殺技のガンマスラムで地面を剥ぎ取って投げつける。

HUNTER×HUNTER」のウボォーギンも、クラピカとの戦いで地面(岩盤質)をアッパーカットで殴り飛ばして破片を相手にぶつける破岩弾という技を使った。

ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風」のセッコは、自身のスタンド能力であるオアシスで液状化させた地面を口に含み、それをものすごい勢いで噴射する攻撃を行った。


薔薇の花

ジャン・ピエール(ファイターズヒストリー)
必殺技のバル・ロゼで投げる。

他には『ストリートファイターⅢ』のダッドリーPA(パーソナルアクション)で同じ攻撃ができる。

聖闘士星矢』では、アフロディーテを始めとする魚座の黄金聖闘士が使用する。
棘に触れる物を粉砕する黒薔薇「ピラニアンローズ」や、相手の心臓に突き刺さる白薔薇「ブラッディローズ」等。

水、砂

刃牙との戦いでは掬った水を目などを狙って叩きつける水弾、シコルスキーとの戦いでは闘技場の砂を叩きつける砂弾を使用。

他にストリートファイターZERO3でコーディーもダウン時に使える必殺技のバッドスプレーで砂をかける。
「ONE PIECE」でも、魚人空手の技には水の槍や海流や水飛沫を武器にするものがある。
「モンスターハンター」には、水や砂を武器として発射する種族が複数いる。
キン肉マン」に登場したアトランティスは口から吐き出した水をボール状にしてぶつけるウォーターボールという技を使った。

野菜


木の実

  • 沖一也(仮面ライダースーパー1):3話でそこら辺に落ちていたどんぐりを投げつけるどんぐり礫を使った。
  • アード・ハウリングウルフ(ルナル・サーガシリーズ):「牙の氏族」プファイトのエルファ。氏族の武器として、プファイトの実を加工した爆裂弾とスリング状の投擲具を使う。
  • リンクゼルダの伝説 ふしぎの木の実):「不思議の木の実」という摩訶不思議な効果を持つ木の実を、『大地の章』では「パチンコ」、『時空の章』では「豆鉄砲」から撃ち出す。
    弾となる木の実は、発火する「アチチの実」、物理ダメージを与える「イテテの実」等がある。


装身具


帽子

主にかぶっている帽子を投げる。帽子のつばが鋭い切れ味を発揮する事が多い。

入れ歯

  • 魔神提督(仮面ライダー(新)):53話でのスカイライダーとの戦いで、改造人間の心臓を弱らせる毒液を出す妖鬼入れ歯を投げつけた。
  • 豪血寺お種、豪血寺お梅(豪血寺一族シリーズ):主人公やラスボスを務める元気な老婆。必殺技「岩砕歯」で入れ歯を飛ばす。

十字架

  • アーサー・ナイト(魔界村シリーズ):大魔王を倒せる最強の武器。
  • シモン・ベルモンド、他主人公(悪魔城ドラキュラシリーズ):連続ヒットしながら敵を貫通し戻ってくる強力なサブウェポン。

  • 不知火舞(餓狼伝説2):必殺技の花蝶扇で投げつける。
  • 金克栄(蒼天の拳):八極拳の達人。持っている鉄扇を飛び道具として使用する。


建築物


コンクリート

  • 登倉竜士(バキ外伝 疵面 -スカーフェイス-)
怪力で空港のコンクリートで固められた地面をむしり取って、投げつける。

ホテル

ポートガス・D・エースとの戦いで二階建てのホテルを投げつけた。

建物全般

2004年版の最後の項目にあるように、PS2版のゲームでは建物を持ち上げて投擲武器に転用できる。
投げられる最大の建物は国会議事堂だとか。

巨大船

タッチで記憶した相手に対し、どんなものを投げても追尾型飛び道具になるという「マトマトの実」の能力者。
武器や投擲斧をタッチした相手に対する飛び道具として操る他、サイズにして街一つ分はあろうかという巨大船ノアをしらほし姫にむかって投げつける(持ち上げてぶん投げるのではなく、手で押すだけで飛び道具と化した)という荒業を見せた。

マンホールの蓋

  • 北島祐子/アナザーキバ(仮面ライダージオウ):投擲武器として多用。その様子から「マンホールクソコラグランプリ」なるハッシュタグが横行する事態となった。
  • マウリス(猿の惑星 創世記(ジェネシス)):パトロールカーを食い止めるために道路のマンホールを外して投げつけた。
  • アーサ(スーパーマンⅡ:冒険篇):市街地での戦闘でマンホールの蓋をスーパーマンに投げつけるワンカットがある。

床板


その他

下記以外にも、様々なマイナー?飛び道具があるものと思われる。中には意外と類例が多かったり、個別項目があるものも存在するかも知れない。

煎餅

  • 山田十平衛(餓狼伝説2 ―新たなる闘い―):必殺技のセンベイ手裏剣で人間の顔程の大きさのセンベイを投げつける。

人間

何と人間を投げて、同じ人間を倒すための武器にしてしまう。
Г闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説」でも、肉蝮が同様の攻撃を行った事がある。

また、『HUNTER×HUNTER』のヒソカ=モロウも地面に仕掛けた念能力バンジーガムを使い飛び道具として使用した。

ファイナルファイト』など、ベルトスクロールアクションでは敵を投げて他の敵にぶつけることが可能な作品は多い。

戦国BASARA X』の毛利元就は呼び出した援軍を飛ばして飛び道具にできる。

また人間ではないが、『進撃の巨人』の獣の巨人は、自らバラバラにした巨人たちの死体を投げつけて攻撃した事がある。

目玉

  • シュマゴラス(マーベルスーパーヒーローズ):必殺技のミスティックステアで自分の目玉を発射する。当たると相手にくっついて、数秒後に光り出して爆発する。

髪の毛

髪の毛針で頭から髪の毛を発射する。

バオー来訪者」のバオーも同じバオー・シューティングビースス・スティンガー・フェノメノンという技を使う。こちらはある程度の温度で自然発火する。

「曉!!男塾」の呉袁紹も、ソドム七福神軍団の1人・寿老人の戦いで、電気を帯びた髪の毛を発射する最終奥義髪雷驚飛翔針を使った。

  • ドリアン(バキシリーズ):含み針として使用。

CD

  • マットロック・ジェイド(ファイターズヒストリー):必殺技スピニングウェーブで投げて攻撃する。
  • サマリタン・チリー(ハルサーエイカー):ゴミとして捨てられていたCDにエネルギーを纏わせ、投げつけて攻撃するCDパチミカサー(平手打ち)が得意技。

名刺

  • 田中誠司(総合時間事業会社代表取締役社長専属秘書田中誠司):高速で名刺を投げつける高速名刺(アサップ・ビジネスカード)を使った。
  • 山崎宅郎(企業戦士YAMAZAKI):名刺スラッシュで名刺を投げて金属製の敵のボディを切り裂く。ほぼ毎回違う必殺技が登場する中、これは劇中でも何度か用いている代表技の一つ。他社社員からもらった普通の紙製名刺でも使えるため、名刺そのものは普通の品らしい。

花札


硬貨

  • 銭形平次(銭形平次):捕物の際、犯人に対して寛永通宝を投げつける。

投げずに弾丸の様に発射する者もいる。

スパナ


手術用メス

医師のキャラが護身術としてメスの投擲を行う事がある。

珍しい例:

バスケットボール


松明

  • アーサー・ナイト(魔界村シリーズ):飛距離は短いが、地面に当たるとしばらく燃え上がる。

サイン色紙


  • 火引弾(ストリートファイターシリーズ):『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』にて、必殺技のプレミアムサインで書いて投げつける。威力は非常に低く、完全なジョーク技。元は憲磨呂の掛け合いで作られたが、必殺技として独立した。以降のMARVEL.VS.シリーズでも使用している。
  • 麻宮アテナ(KOFシリーズ):色紙ではないが、『SNKギャルズファイターズ』にて、必殺技のトレジャーサインサインにてブロマイドを取り出しサインして投げるというプレミアムサインに似た演出の技を使う。

ファミコンカセット


タンクローリー

  • 刃霧要(幽☆遊☆白書):物体に霊力を込め念で飛ばす「狙撃手(スナイパー)」という能力を持ち、様々なものを飛び道具として使用。作中やゲームで使用したのは消しゴム・雑草・石・工具や刃物・ダイス・ビー玉・コイン・ダート・拳銃など。タンクローリーも作中で使用した弾のひとつである。

お好み焼き

  • 久遠寺右京(らんま1/2):お好み焼きの生地や道具を戦闘に使用し、お好み焼きや天カス(かんしゃく玉入り)、焼きそばやヘラなどを飛び道具として使用する。
    • 「らんま1/2」は他にも新体操道具を使用する久能小太刀など、変わったものを武器として使用するキャラがおり、それらを飛び道具として使用するキャラも何人かいる。

  • 極楽浄土無縁之助(百人の半蔵)

自身の体

  • サンシャイン(キン肉マン):アシュラマンに自分の体にパンチを打たせて、体の一部を弾丸として発射するツープラトン技サンシャインマグナムがある。
  • キリキリ(キング・オブ・ザ・モンスターズ2):自身の本体の一部である脳味噌入りカプセルを発射する。

丸太

  • 肉蝮(闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説)
輪切りにされた物を投げつけ攻撃した。

タバコ

  • 本部以蔵(バキシリーズ)
目潰しとして使用。


●番外:戦闘のある作品における「飛び道具(お笑い)」

コスメティック☆ルネッサンス!
(ここのネタはワシの独断で決めたものじゃが、「エリーゼのゆううつ」とかの方がよかったかのう…) 「問題そこじゃねえ!」


「相手の意表を突く」というのは、戦闘においては隙を生み出し非常に有利に立てる。
しかし相手のレベルが高くなるほど単純な注意不足などによる隙は小さくなる。
そこで「じゃあ能動的に作ってやろう」というのがセクシーコマンドーという武術の骨子である。

魔法陣グルグルでも、子供の不安定な心や失敗が生み出すミグミグ族特有の魔法は独特の「わからん殺し」性を持っている。
これは何度も敵を苦しめたり混乱させたり午後の光に包まれてなんかファンタジックな詩を流されたり色々していた。

上2つはギャグ漫画だが、仲間がゴロゴロ死んで主人公も四肢や眼球を失うなどガチ戦闘をやる漫画でもこのネタを使った事がある。
真・異種格闘大戦の作者、相原コージが過去に書いていた忍者漫画「ムジナ」(タイトルはもろに「カムイ伝」的)である。

この中では手裏剣や苦無や手投げ爆弾など一般的な漫画忍者の飛び道具も用いられるが、主人公の必殺技



ヅラが飛ぶ



……ぽかんとしただろうか?したとしたら貴方はもう死んでいる

は?なに?え?マジで言ってる?と思うだろう。その隙を打つ……!心の間隙を……!
要するに「常識で考えたら有り得ない」ような突飛なものを相手に見せ、相手が呆然とした一瞬で接近し斬り殺すなりするのだ。
その根本はセクシーコマンドーの理念と実際大差ない。

どんな強者でも生き物であれば、どうしても「びっくりして動きがおかしくなる」ことは、瞬間であっても危険がある。
後藤(寄生獣)が火のついた枝を刺されるシーンなど、リアル寄りの生物vs生物を描いた漫画の笑いのないシーンでもこうした例は見受けられる。
この作品の忍法「跳ね頭の術」はそこを主人公の「必殺技」として描いたのである。
ある意味「かってにシロクマ」から前述の異種格闘まで、生き物はヒロインだろうが死んで食われてクソになったり虫が湧く!みたいな事もがっつり描く動物漫画の作家らしいと言えよう。

それゆえこの技は基本的に、一度見せたら最後「必ず殺さねばならない技」でもある。
笑いの項で前述した通り、こうした手は「唐突さ」「インパクト」が最大の強さだからだ。
「アイツの頭に注意しろ」と言われたりネタばらしをされたら、強い忍者であればそこを気にしつつ注意がそこに向きすぎる事はない。
そうなれば結局のところ、このような「飛び道具」を使わざるを得ない、弱かったり少数側の忍者はどう足掻いたところでジリー・プアー(徐々に不利)となってしまう。


ゲームでは、ポケモンの技「ねこだまし」(相撲における実在の奇襲戦法が元ネタ)にひるみ効果が存在する。
これもまた「突発的な予想外の行動」に相手が硬直したタイミングを活用するという戦術的思考を採用した例の一つであろう。
直接攻撃だけどな!




追記・修正は「飛び道具」を考案しながらお願いします。

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最終更新:2024年04月17日 16:13

*1 ※ポケモンのキャラではない