化合獣(遊戯王OCG)

登録日:2016/07/30 Sat 23:17:10
更新日:2023/12/26 Tue 23:11:27
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「化合獣」とは、遊戯王OCGで登場したカード群である。


▼概要

初登場パックは「インベイジョン・オブ・ヴェノム」。
属するモンスターはメタン・ハイドを除きデュアルモンスターとなっている。

科学反応と化学物質をモチーフにしたテーマとなっており、下級モンスターの名前は水素・炭素・酸素、
最上級モンスター及びエクシーズモンスターの名前はいずれも下級モンスターの名前の元ネタになった物質が化合した有機化合物の名前が元ネタになっている。
モンスターのイラストには自身の名前と関係のある物質の化学式が描かれている。三沢君が好みそうな内容である。

種族・属性はバラけており、共有できる種族・属性サポートは皆無。
その代わり全てがデュアルモンスターである関係上デュアル関係の豊富なサポートカードや一部の通常モンスターサポートが利用できるので、主にそれらを利用してデッキを動かしてゆくことになる。

なおカテゴリではあるものの、実は化合獣を名指しで指定しているのは完全燃焼(バーンアウト)のみ
それ以外は化合獣ではなくデュアル全般を指定してサポートしている。デュアル使い…通称デュアリスト達はこのサポート登場に喜んだとか、喜ばなかったとか。


▼所属カード

モンスターカード

◇下級モンスター

下級モンスターは全てレベル2。
デュアルモンスターの共通効果に関しては記述を省く。

■化合獣カーボン・クラブ
デュアル・効果モンスター
星2/炎属性/水族/攻 700/守1400
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●自分メインフェイズに発動できる。
デッキからデュアルモンスター1体を墓地へ送る。
その後、デッキからデュアルモンスター1体を手札に加える。
「化合獣カーボン・クラブ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

下級化合獣の蟹。化学式マークは「C」。
名前の元ネタは炭素(carbon)。
炎属性なのに水族という極めて稀な種族・属性設定のカード。
炎属性・水族のモンスターが出るのは「ファイアー・クラーケン」以来実に16年ぶりという珍しさである。

再召喚後に得る固有の効果はデッキからデュアルモンスターを墓地に送り、その後デュアルモンスター1体をサーチするというもの。
墓地を肥やしつつ手札の質も上げられるという大盤振る舞いってレベルじゃないほどの強力な効果である。
化合獣だけでなくデュアルモンスターならいかなるモンスターもサーチできるため、このカード単独での出張も視野に入るほど。

またフィールドで発動する起動効果なので、複数ターンにわたって維持できればその分だけ効果を発動できる。
ちなみにあまり意味は無いがこの手のカードとしては珍しく同名カードもサーチできる。

自身も低ステータス・低レベル・デュアル・カテゴリモンスターと場に出す手段には困らない。
このデッキでは真っ先に確保しておきたい最重要カードになるだろう。
一方攻撃力にはほぼ期待できず、このカードの展開のためだけに召喚権を消費してしまうとその後のフィールドの維持に支障が出る可能性がある。
場に出した後は可能な限りエクシーズ素材などに消費してしまいたいところ。


化合獣オキシン・オックス
デュアル・効果モンスター
星2/風属性/獣族/攻 0/守2100
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●自分メインフェイズに発動できる。
手札からデュアルモンスター1体を特殊召喚し、
自分フィールドの全てのデュアルモンスターのレベルはターン終了時まで、
この効果で特殊召喚したモンスターの元々のレベルと同じになる。
「化合獣オキシン・オックス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

下級化合獣の牛。化学式マークは「O」。
名前の由来は酸素(oxygen)。
固有の効果は手札からデュアルモンスターを特殊召喚しつつ自分フィールド上のデュアルモンスターのレベルを特殊召喚したモンスターのレベルに合わせる。
特殊召喚するデュアルモンスターのレベルには制限がなく、重い最上級モンスターでも関係なく特殊召喚できる。
加えてレベル統一効果によって特殊召喚したデュアルにレベルを合わせられるので、状況次第では高ランクのエクシーズモンスターに繋げられる可能性もある。

こちらもカーボン・クラブと同様の理由で展開手段が豊富かつ効果も優秀なので、カーボン・クラブに次いで優先的に投入したい化合獣である。
やはり戦力としては期待できないので、効果を使ったら早々にエクシーズ素材に消費してしまいたいところ。


化合獣ハイドロン・ホーク
デュアル・効果モンスター
星2/水属性/鳥獣族/攻1400/守 700
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●手札を1枚捨て、自分の墓地のデュアルモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
「化合獣ハイドロン・ホーク」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

下級化合獣の鷹。化学式マークは「H」。
名前の由来は水素(hydrogen)。
固有の効果は手札一枚を引き換えにデュアルモンスター1体を蘇生するというもの。

下級モンスターの中で唯一効果発動にコストを要求する重さがネック。
仮に蘇生できたとしても大抵の場合はこのカードを再度召喚するために召喚権を使ってしまっている場合も多く、
特殊召喚したモンスターの効果を十全に生かせない場合が多い。

そもそも墓地で通常モンスター扱いになるデュアルは思い出のブランコなどを筆頭に蘇生手段には事欠かないため、
そのためだけにあえてこのカードを投入する意義があるかに関しては疑問と言わざるを得ない。

一応下級化合獣の中では最高の攻撃力を持つもののその数値はたった1400であり単独で戦闘をこなせるものではない。

第一オキシン・オックスから最上級デュアルは容易に展開できるし、
おまけに大抵の場合下級化合獣はフィールドに残さずエクシーズ素材にされてしまうため、このカードの攻撃力を活かす場面はほぼ無いと言っていい。
そのためこのカードは現在の主流構築だと採用されない場合が多い。



◇上級・最上級モンスター
いずれもレベル8。
また名前が「進化合獣」になっている。

進化合獣ダイオーキシン
デュアル・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守 200
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、デュアルモンスターの召喚は無効化されない。
●1ターンに1度、自分の墓地のデュアルモンスター1体を除外し、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

進化合獣その1。化学式マークは「OCO」。
蟹の鋏と脚が生えたミノタウロスのような姿。
名前の由来は有害物質で有名なダイオキシン類…というよりは二酸化炭素(carbon dioxide)だろう。
効果は二種類ある。

一つはデュアルモンスターの召喚を無効化できなくする永続効果。
召喚を無効にしてくるカードは現状少なく、目にしやすいものといえば神の宣告程度。
有効に生きる場面が少なく、このカードは主に第二の効果目当てに運用することになるだろう。

第二の効果は墓地のデュアルモンスターを除外してのカード除去。
カード種別も表示形式も問わない万能除去の有用さは言わずもがなで、
攻撃前の露払い、面倒くさいメタカードの撤去、高打点モンスターの排除など役に立つ場面は多い。
コストで除外したモンスターは後述する完全燃焼の効果で帰還させよう。
単純戦闘能力もメインデッキに入る化合獣の中ではダントツで高いので展開後そのままアタッカーにしても良い。


進化合獣ヒュードラゴン
デュアル・効果モンスター
星8/水属性/ドラゴン族/攻 200/守2800
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカード以外のデュアルモンスターが召喚に成功した時に発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
●自分フィールドのデュアルモンスターが効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドのカード1枚を破壊できる。

進化合獣その2。化学式マークは「HOH」。
デブったヒュドラのような見た目だが、よく見ると牛の角や鷹の翼がある。
名前の由来は水素化合物(hydride)…特に「一酸化二水素」だろう。
こちらも効果は二種類ある。

一つはデュアルモンスターの召喚成功時に攻撃力・守備力を強化する効果。
これは通常召喚時だけでなく再度召喚時にも適用されるため、下級モンスターの場合は一気に1000ポイントの強化を施せる。
最上級デュアルは単純な攻撃力が高いモンスターも多く、それらをアタッカーとして運用していく型なら有効に生きるだろう。
反面エクシーズ召喚を主体にした型である場合最終的にエクシーズ素材にされる場合が大半なのでほとんど死に効果となる。

第二の効果は破壊身代わり効果。
デュアルモンスターは通常召喚に加え再度召喚する手間があるぶん召喚反応型罠に引っかかりやすい。
それらの破壊効果を別のカードに誘導することで本命のカードを守りつつその後の展開につなげるのが主な目的である。
ステータス強化効果も併せて戦闘破壊による突破も効果破壊による突破も困難となり、状況が整った際の堅牢さはなかなか目を瞠るものがある。


◇エクシーズモンスター

超化合獣メタン・ハイド
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/炎属性/獣戦士族/攻3000/守3000
レベル8デュアルモンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功した時、自分の墓地のデュアルモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は自分フィールドのデュアルモンスターを攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。
(3):デュアルモンスターが召喚に成功した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手は自身の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送らなければならない。

唯一のエクシーズモンスター。化学式マークは二段になっていて「HCH」「HOH」。
牛の角、鷹の翼、蟹の脚と鋏を併せ持つドラゴンのような姿。
名前の由来は「メタンハイドレート」。またの名を「燃える氷」ともいい、燃料となることが期待されている物資である。
組成としては、組み合わさった水分子の中にメタン分子が閉じ込められたもので、化学式マークもメタンと水を組み合わせたような配置になっている。
遊戯王史上初のデュアルモンスターを素材に要求するエクシーズモンスター。
効果は全部で3つ。

第一の効果はエクシーズ召喚成功時にデュアルモンスターを釣り上げる効果。
再度召喚すればそのまま後述する第三の効果へと繋げられる。

第二の効果はデュアルモンスターをカード効果の対象と戦闘から守る効果。
デュアルモンスターの生存性を飛躍的に高めることができるが、
一番怖いデュアルモンスターの再度召喚時を狙った罠カードは大抵の場合対象を取らないので過信はできない。

第三の効果は相手にモンスターを墓地に送ることを強要する効果。
決して弱くはない効果だが、墓地に送るモンスターは相手が選ぶので不利な状況からの切り返しにはあまり期待できないだろう。



魔法カード
カード名を指定するのは「完全燃焼」のみ。

化合電界(スパーク・フィールド)
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分はレベル5以上のデュアルモンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
この効果は1ターンに1度しか適用できない。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにデュアルモンスター1体を召喚できる。
(3):1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
自分フィールドのもう1度召喚した状態のデュアルモンスター1体を
相手のエンドフェイズまで除外し、対象のカードを破壊する。

直接属してるわけではないがこのデッキをサポートするようデザインされているカード。

第一の効果は上級以上のデュアルのリリースを踏み倒す効果。
複数種類の最上級モンスターを採用する化合獣では手札に複数の上級モンスターが溜まっていることが多く、事故軽減にも役立つ。
第二の効果と併せて召喚した最上級モンスターを即座に再召喚して効果を有効化することができる。

第二の効果はデュアル専用の二重召喚(デュアルサモン)
これはデュアルモンスターを再召喚する際にも適用できるため、召喚したデュアルをこの効果で即座に再度召喚できる。
デュアルは一度召喚した後再度召喚し直す手間のために非常に始動が遅いという弱点があったが、この効果があればその心配もない。
デュアルデッキを構築する上で非常に大きな助けになってくれるだろう。

もちろん再度召喚せずにもう一体のデュアルを手札から召喚し、スーペルヴィスで効果を有効にするという動き方もできる。

第三の効果は再度召喚したデュアルモンスターを相手エンドフェイズ時まで除外し、代わりに表側表示カード一枚を破壊するという効果。

一見ノーリスクで除去を行えるような錯覚を覚えるが、
一度除外された結果再度召喚される前の状態に戻ってしまうため実際にはテンポアドバンテージの面で損をしている。

濫用は避け、本当に邪魔なカードのみをピンポイントで狙って除去していくことになるだろう。
化合獣デッキの動きを円滑化する上で非常に重要な役割を担っており、このカードを引けるかどうかが趨勢に大きく影響してくる。


完全燃焼(バーンアウト)
通常罠
「完全燃焼」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「化合獣」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「化合獣」モンスター2体を特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
(2):相手モンスターの直接攻撃宣言時に、墓地のこのカードを除外し、
除外されている自分のデュアルモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはもう1度召喚された状態として扱う。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

通常罠カード。
一つ目の効果は自分フィールド上の化合獣モンスター1体を除外してデッキから二種類の化合獣モンスターを特殊召喚するというもの。
特殊召喚するモンスターに制限はなく、同名カードでも最上級モンスターでもリクルート可能。

第二の効果は直接攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外して除外されている自分のデュアルモンスター1体を選択して帰還させる効果。
1の効果を使用した時点で除外領域には最低1体の化合獣が存在するはずなので効果対象に困ることはないだろう。

問題なのは発動タイミング。直接攻撃宣言時というかなり限られた状況下でないと発動できず、
そのまま使っただけでは高確率で特殊召喚したモンスターに攻撃のターゲットが向いてしまう。

ヒュードラゴンやダイオーキシンといった高ステータスのモンスターを帰還させて凌ぐか、
波紋のバリア―ウェーブ・フォースのような除去カードと併用するなど確実に生き残らせるための手段を用意しておきたい。


▼デッキ概要

基軸となるのは3種類の下級モンスター。
カーボン・クラブはデッキから、オキシン・オックスは手札から、ハイドロン・ホークは墓地からそれぞれモンスターを引き出す役割を持っており、
まずはこれらを展開して布陣を固める。

これらのモンスターはいずれもデュアルモンスターであるため通常は効果適用までに1ターン待たなければならないが、その問題は化合電界を使って解決する。
必要なモンスターが手札に揃ったらオキシン・オックスので展開。効果でレベルを揃えたらそのままエクシーズ召喚へと繋ぐ。

採用するエクシーズモンスターは主にランク2とランク8。
このうちランク2はそのまま戦力とするには心もとないカードが多いので、主に戦闘はランク8のエクシーズモンスターに任せることとなる。
完全燃焼やオキシン・オックスの効果で瞬時にエクシーズ召喚の布石を整えられるため、うまくデッキが回転した時の瞬間火力は凄まじい。

一方デュアルモンスター特有の遅さを解決するためにデッキの動きを化合電界及びカーボン・クラブに強く依存しており、
カーボン・クラブが来なければデッキからのモンスターの引き出しが滞り、化合電界が来なければ展開速度も安定性も大きく落ちてしまう。
瞬間的な爆発力こそ高いが、初動の不安定さなど細かい面で弱点を抱えたデッキだといえるだろう。


▼相性の良いカード

■ランク8エクシーズモンスター
レベル8のモンスターが複数存在し、またオキシン・オックスや完全燃焼から2体以上レベル8のモンスターを展開するのも難しくないため出すのは容易。
貴重な除去要員や打点要員、カウンター効果持ちなどよりどりみどりなのでメタン・ハイドだけに頼らず銀河眼関係のモンスターを中心に多めに採用しておきたい。
銀河眼以外では、
  • 効果無効&完全耐性が妨害にも防御にも生きる神竜騎士フェルグラント
  • 相手の魔法カードを無効にできるNo.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー
  • 対象を取らない墓地送り&自分フィールドのカードが破壊される際にX素材を取り除き身代わりにできる宵星の機神ディンギルス
が採用候補か。

■ランク2エクシーズモンスター
下級化合獣をそのまま素材にして展開できるため採用候補となる。
素材に縛りのないランク2エクシーズにはそのまま打点要員にできるモンスターは少なく、
そもそも戦闘要員はランク8エクシーズや最上級デュアルなどで賄えるため採用枚数は控えめにしつつ主に補助要員としての採用に留める事となる。
対象耐性を持った相手にぶつける神騎セイントレア、カーボン・クラブ×2で出せる餅カエル(2022/07/01付で禁止カード指定)が採用候補。

■トレード・イン
手札に来てしまった最上級モンスターを切り捨てつつデッキを回転させることができる。

■トライワイトゾーン
これ一枚で一気に下級化合獣を3体も蘇生できる強烈な効果を持つ。
発動するだけでエクシーズ召喚が可能な布陣が敷けるのでぜひ1枚欲しいカードである。
しかし必ず3体蘇生しなければならない関係上蘇生対象の用意出来ていない時は腐りやすく、後述の思い出のブランコに小回りの面で劣る。

■思い出のブランコ
墓地から通常モンスター1体を蘇生。
デュアルモンスターは墓地で通常モンスター扱いされるため実質レベル制限なしの万能蘇生と化している。
展開力の面ではトライワイトゾーンに負けるので、こちらは主に最上級モンスターの蘇生にも使用できる点、
発動タイミングを縛られにくい点を活かして運用していくこととなる。

■スーペルヴィス
言わずと知れたデュアルの優良サポート。
とは言えモンスター効果の有効化に関しては化合電界で間に合っている事が多く、むやみに採用しても事故要因になる可能性がある。
複数のモンスターを一度に動かしたい場合やフィールドから墓地に送られた際に通常モンスターを蘇生できる点を活かせるかが差別化のポイント。

龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)
デュアルデッキでは実質超合魔獣ラプテノスの融合召喚を目的に採用される。
除外されたデュアルモンスターは完全燃焼の効果で回収しよう。
また墓地で通常モンスター扱いとなる点に着目して始祖竜ワイアームの融合召喚にも利用できる。

■超合魔獣ラプテノス
自分フィールド上のデュアルモンスターを常に再度召喚した状態にする。
こいつが立っているだけで化合電界による除去を使用しても帰還したモンスターが再度召喚前の状態に戻ることがなくなり、本当にノーリスクで除去が行えるようになる。
また前述のとおり融合に龍の鏡を使うことで墓地からデュアルモンスターを除外して完全燃焼の墓地効果で帰還させるというコンボにも利用される。

■テラ・フォーミング
化合電界による展開補助がこのデッキの要であるため、それを手札に呼び込めるこのカードの存在は極めて重要。
現在制限カードではあるが特に事情がない限り投入確定と考えていいだろう。

■メタバース
テラ・フォーミングと同じく化合電界をサーチまたはテラフォに無い点としてデッキから直接発動できるのでこちらも重要。
罠カード故に遅いという欠点はあるが複数枚投入しても損は無い。


追記修正は環境にやさしい人がお願いします。

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最終更新:2023年12月26日 23:11