目/眼(属性)

登録日:2016/06/29 Wed 15:57:48
更新日:2024/04/03 Wed 14:49:55
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目は口ほどに物を言い


【概要】

キャラクターにとって目とは重要なものである。
人間の感覚の七割は目に頼っているとも言われ、表情や行動を読んだりする時にも参照する部位だからだ。
そもそも欧州で語られる邪視(Evil eye)のように、眼球や視線に特別な力があるとする信仰は古くから東西に問わず存在する。
それが「ポジティブな物」「ネガティブな物」であれ、人の想いが乗せられる視線は手順や制約が必要な呪文以上に直接的に影響を及ぼす脅威と捉えられ、人を殺すと信じられていたのである。
神話に於ける神や魔の類にも、この邪視や特殊な目を持つ存在は多い。
また、死後の世界や未来を見通す者は、その為に片目や盲目であるともされたりしている。
実際にはどうであれ、人が目で物を見る以上、視線を畏れ敬う信仰は廃れず、現代の創作にも反映され続けるのである。

ゆえに――目は大量にあっても一切なくても重要なキャラ立ての要素なのである。
人間だけにしたところで、瞳の色一つ、目つき一つでもキャラの扱いとして変化することもある。

ここではそういうアニヲタ的なことをあれこれと書いていく。

目から何らかの攻撃を出す系は目から〇〇(武器)へ。


【個数】

妖怪一つ目小僧は「生まれながらにそういう種族・存在」であり、名前自体が個性を示す。

機動戦士ガンダムに出てくるザクなどもモノアイである。
メカなら形状自由じゃんと思うかも知れないが、SDガンダムなどになると「そういう種族」と化す。
逆に二つ目であるガンダムにも黒目が入ったり泣いたりもするが。
このためモノアイも単なる機械の光点ではなく、顔文字の「^」のように上に曲がる事で喜びや笑いを表現したりする立派な目となるのだ。

とりあえず項目はキャラ数の問題からぜろ、いち、にい、さん、たくさんとしておく。

◇零・なし

のっぺらぼう等の「生来の性質や種族特徴」という場合と「後天的負傷等による喪失」がある。

るろうに剣心の盲剣の宇水や僕のヒーローアカデミアの"オール・フォー・ワン"などは後者に属する。
この場合は白内障などの病気や神経の損傷タイプと違い、動く眼球や瞼そのものが描かれないので0としてある。
前者の例はメカクレなど下部に。

こういうキャラクターが演出上の影や髪・眼帯などの覆いで目を隠していて、眼帯・メカクレ系などが実はそうした状態と分かる例も存在する。

前者はSFでの異星人や特撮の怪獣・怪人など、生まれながら光学的感知器官すらない生物として描かれやすい。
モチーフが現実でも眼球が退化したり存在しない生物、例えば地下洞窟の魚やミミズや一部深海魚(逆に光を求め発達するものもいる)だったり、鉱物だとかの地球に存在しない組成の生き物だったりだからだろうか。

最近では動物戦隊ジュウオウジャーの敵幹部級アザルドは頭部に眼球の描写がない、石のようなキューブの集まった姿の宇宙人である。
2作後のルパパトでもゴーシュは目なしの青幹部だった。
ちなみにもう一人の幹部デストラは単眼。

普通の人間でも器官がないという設定のキャラも稀におり、星新一のショートショート作品「闇の眼」がその例。
この作品に出てくる少年は暗闇でもテレパシー的能力で物を一気に認識することが可能で、結果的に眼を必要とせず失った複雑な現代社会における生物的進化という設定である。

こういうキャラクターはメカクレキャラと違い「眼が存在しない」事で異形感や生物的な差を出している面が強い。
このタイプではエイリアン(映画)シリーズには一部の種類を除き眼球が確認されておらず、この分野では世界レベルの超有名キャラといえよう。

怪獣ではゼットンエレキングが代表的だが、両者とも角や発光器官などで目が存在しない事に違和感を持たせない秀逸なデザインとなっている。


◇一つ目

生来、目が一つしかない単眼は単独項目があるのでそちらを参照。
ここには記載されていない事を記す。

後天的に目が一つになるケースは「隻眼」「独眼」として区別することが多い。
隻眼と言えば夏侯惇伊達政宗(戦国武将)などが特に著名であろう。
恋姫や戦コレなどでの女体化から三戦系ゲームでの武将に漫画小説実写ドラマなどまで出番もむっちゃ多い。

彼らは大河ドラマなどで初期から描かれない限りキャラクターとしての登場時点で隻眼の事もあるが、クロコダインのようにシナリオ登場後に負傷し隻眼化するタイプのキャラクターもいる。
ガッツ(ベルセルク)は初登場時には隻眼で、登場後に目を失った経緯が描かれた。

元から存在していた片目を失う事が大前提のキャラクターなので、病気・障害・戦闘などの負傷と言った「喪失」の要素と切り離せない。
特殊能力はあっても眼球は失っていない事もある眼帯系キャラとの最大の違いはここであろう。

なお戦国ランス版の伊達政宗は一つ目妖怪として描かれており、隻眼ではなく単眼キャラである。

余談だが、「隻眼」という単語は元々は「(両眼のペアに比して)片側の眼のみ」という意味であり、単に「双眼」の対義語でしかなかった。


◇二つ目

ただのヒト型生物じゃねーか!…とでも思っていたのかぁ?
ヒト型生物(だいたい顔の中央に横並び一対で同サイズの目が2つある系?)のこの部分に関しては別の項目に追記すべき属性要素・差別化要素があるのでその辺は別途。

《配置》

二つ目のキャラクターでも配置や自由度といった面で人間と差別化されている場合がある。
有名な例ではスター・ウォーズのジャー・ジャー・ビンクスがそうだし、2ch系AAのきめぇ夫などもこれに当たる。

   ,.⌒ヽ      γ⌒ ヽ
  〈● ノ\   /\ ●〉
    ヽ彡'  ヽ /   ヾ_ノ
    )    Y    (
   /γ⌒     ⌒ヽ\
  /  |         |  ヽ
  |   ヽ__人__ノ   |
  \     `ー'´     /

目が二つと言っても、頭部の上に触角状に張り出しているわけである。カニやらカタツムリがベースの改造人間とかでもこうなるかも知れない。
怪獣ではカネゴンもこういう顔をしている。
他には妖怪「手の目」のように頭部以外に配置されているキャラなんかもいるか。
こうしてみると眼球2つタイプと言ってもヒトに近似しているとは限らないことが分かる。
コメント欄にも「縦に二つ並びの二つ目小僧を見た事がある」との意見が寄せられた。

《親しみ》

逆に、本来ヒトと目の配置が違う生物をヒトに近づけて描写することで「親しみ」を持たせようという例も見受けられる。
一般向けの例としては群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」は分かりやすい。
ウマという頭部の左右に目が離れている生物の目を配置換えしている。

他にも野球やサッカー、銀行等にみられるマスコット等での動物ベースキャラにも同じことは行われていると思われる。
オタ系だとぷよぷよシリーズや魔導物語シリーズのキャラクター、ぞう大魔王やミノタウロスなども目は大分前に来ている。

動物系キャラでは、親しみより異形・異種族感を重視しているらしいキャラもいる。
前述のアザルドが出てくるジュウオウジャーではジューマン(頭部が獣の種族)の顔はリアル調なので、ゾウのタスクの本来の顔は人間より目が離れている(本来のゾウよりは前寄りか)。
「平成義民伝説 代表人」(大人の事情パンチとかが出てくる木多康昭のマンガ)では馬と人間のハーフな馬男が出てくる。
馬マスクみたいな頭をしていて目はそのままウマの位置。

魚ではスレイヤーズファンにはある意味おなじみヌンサや、パプワくんのタンノくんなどは目が左右付き。
上の魚たちに比べると、ぷよぷよのすけとうだらや「ファインディング・ニモ」シリーズの魚たちは大分目が前寄りデフォルメなキャラであることが分かる。

また擬人化的な描写として、眼球の存在しない生物をキャラクター化する際に目を付けることで人間味や親しみを持たせるデフォルメが行われるのはよくある。
例えば南国少年パプワくんの大ミミズのシミズくんなどがこれにあたる。
星のカービィシリーズのウィスピーウッズなどもそうだろうか。
「元からそういう生物」という設定だったとしても、現実の樹木には眼球がないためこのデフォルメに類する要素とはいえるはず。

ポケットモンスターだとズバット→ゴルバット以上の進化形では目が0から2になる(もし萌えモン化や擬人化をするとズバットだけメカクレか眼球なしになるだろう)。
キャタピーも元ネタであるモンシロチョウの幼虫の「眼に見える大きな丸模様」が目そのものとして描かれている(特にアニメでは涙を流すなど、かなり強く目としての誇張表現が成されている)。

こうした眼球追加・人間化の描写は、一般界隈では釣り餌の虫のイラストに人間風の目が描かれていたりするのが似たような感覚からのものと思われる。
有名どころでは赤塚不二夫の描いたキャラクター「ケムンパス」がまんま。NHKで放送されていたクレイアニメ「ニャッキ!」の主人公ニャッキもそうだろうか。
ニャッキの場合はケムンパスと違い白目がない。
また双方困った時などに(><)や(・←)のような顔文字的表情をする目を持っている。


三つ目

こちらも単独項目があるので、ここには記載されていない事を記す。

YAIBAのクモ男も三つ目キャラで、機械いじりをする時の閃光除けに三つ目の眼鏡(●-●の眼鏡の上にもう一つ●が来て△の形にレンズが配されている)を付けているシーンがあったりする。
なぜか八つ目ではない(恐らく蜘蛛男(ショッカー怪人)が元ネタだからだと思われる。ちなみに元ネタの方は画像から見るに複眼が3つ)。

後はかいけつゾロリのような児童向け作品にたまに出てくる「信号機のおばけ」なども三つ目。
△ではなく縦か横並び配置のレアものといえる。


◇それ以上

四ツ目、五ツ目・・・と分けるとキャラクター数が少なくなってくる割に分割が多くなる事などから項目分けはしない。

四つ目といえば現実の魚として「ヨツメウオ」がいる。
「ヤツメウナギ」が呼吸孔の見立てであるのに対し、こちらは眼球に仕切りがあり水面の上下を同時に見る魚。
かのディズニー作品「リロ・アンド・スティッチ」シリーズのジャンバ博士も四つ目である。
彼も「大きな目の斜め上に小さな目」という変則型。

後は寄生獣の後藤の戦闘形態でも多少見られる。
ただこちらは三~六つまたはそれ以上の目を作るシーンもあったり、そもそも寄生生物自体にそうした生成への制限や忌避感はない。
後年の愛蔵版表紙などでも一般寄生獣が眼球まみれの頭に変形していたりなど、(主に作者が異形感を出すためだろうか)多数の目を造っている描写がある。

このうち戦闘形態の四つ目はフィギュアの題材にも取られたりしており、多少特別扱いらしい。
これは均等配置になっているためシンメトリーな美しさやスタイリッシュさを感じられるとか、多数の単眼として合理性を見出せる範囲と読者などが思ったからであろうか。
(人間型の二つの目のうち片目の下にもう一つ目を作るといった「とりあえず形成してみただけ」という風な絵ヅラは寄生生物には非常に多い)

アシュラマンは頭一つに三面の顔があるので六つ目かも。
多頭という項目もあるが、この場合はどうなのか人によるかも知れない。
頭一つには目が二つだが、個々が独立しているケースも珍しくないからだ。

六つ目の他の例としてはウルトラマンコスモスのテールダスがいる。
片側三つで地上や地底によって使い分けるという珍しい使い方をしている。
こちらはアシュラマンと違い、爬虫類型の怪獣で頭に大小サイズの違う目がある。
黒死牟(鬼滅の刃)は鼻と口を維持しつつ均等に六つの目が配置されている。

七つ目の例としては、『ヨハネの黙示録』に出てくる黙示録の仔羊が挙げられる。
アニヲタ的には『新世紀エヴァンゲリオン』のゼーレのマークで有名か。
ゼーレのマークでは、右目が三つ、左目が四つ、縦に並んでいる。
それ以外では様々な解釈があり、「SEVEN EYES LAMB」とか検索すると様々な配置の画像が見られるが、人を選ぶので注意。

八つ目キャラはクモが存在するからか多少いる。
前述モン娘のアラクネ姐さんや、テラフォーマーズのマルコスなど。
ただ名前を挙げた二人は「二つの主眼が人間風に真正面にあり、側面に小さくほかの目」で、左右対称だが目のサイズが均等型ではない。
ハエトリグモのように飛びかかって狩りをするクモは似たような構造なので合理性はあるが。

トランスフォーマーの一体、ブラックウィドーもクモなので当然ビーストモードでは八つ目。
一方、ロボットモードでは人型なので二つ目…と思いきやリターンズでは上述の黒死牟のような六つ目になっているという異色なキャラ。「あたし、キレイ? あたし、キレイ?」

デジタルモンスターの一種、ファンロンモンは四足歩行の竜型のデジモンだが、左右にそれぞれ3つ正面に2つの計8つ、というクモとはまたちょっと異なった配置の八つ目キャラ。


一気に目が増える例としては百目あたりがいる。「百」は本当に百個だったり「たくさん」の意味であったりするが。
肉の塊に大量の目があるような妖怪として水木しげる作品に登場したり、GS美神に神性の女性キャラ「ヒャクメ」と化して登場してみたり、タイタン(仮面ライダーストロンガー)のように一つ目だったのがクラスチェンジして増えたり。
妖怪といえば目目連なども「数多の眼球」に異形性を見出した感じの存在である。

同じくクラスチェンジ系としては幽☆遊☆白書の飛影は逆パターンで、飛影自身が「飛影はそんなこと言わない」と黒歴史にしたくなるような最初期の冗舌時代においては百目的な外見になったことがある。
「オレがマヌケだと? バカ野郎がマヌケは貴様だ!! 」(以下略)「三つ目」や本人項目のタグにあるイメージはこの後のかっこいい飛影時代である。

上記の後藤のように、肉体を自在に変形させられたり(HUNTER×HUNTERのユピーなど)、体の部位を自在に生成させられたり(ONE PIECEロビンなど)するキャラが、一時的に目を増やすというケースも時にはみられる。

《複眼》

『複眼』とは、主に節足動物などにみられる多数の小さな個眼が束状に集まった目のこと。
そのため、一見すると一般的な目に見えながら、その実は多眼である、ということになる。

宇宙家族カールビンソンのチカちゃんは人間の目のようにみえて虫のヒト型擬態なため実は複眼。
ライダーなど昆虫モチーフのキャラクターでもそうしたタイプはいるはず。
テラフォ―マーズのゴキブリは主に丸い単眼が二つで人間に近いが、オニヤンマの能力を移植した個体の目が複眼になっている描写がある。
ポケモンのマサキの合体ネタなどの元ネタでもある「ハエ男の恐怖」やそれをパロディにしたハエ人間などは顔全体がハエで巨大な複眼を持つ。

ただ、たまに「多眼」と「複眼」が混同されていると思われるケースもある。
四眼を持つ邪竜型デジモン、デビドラモンは『複眼の悪魔』の異名を持つが、特に昆虫の要素などはないため混同の例と思われる。
ただ、アニメ『テイマーズ』においては、原義通りの複眼なデビドラモン視点の光景が描かれたこともあるため、実体は不明*1

《眼球の配置や均等性》

前述のハエ人間などは、頭が全てハエなので均等なサイズ・形状の眼を持つと言える。
また、大概のヒト型キャラなども同じ。

その一方で八つ目の例に挙げた二人のように、必ずしも眼球のサイズや配置が均等ではないタイプもいる。
「宇宙パトロールルル子」のミドリも「頭部は人間風だが、頭の上部に目のある触角を持つ」という、三つ目族ではやや変則的なタイプ。
美少女キャラの部類だが、メインヒロインでもある3×3EYESのパイのように「額に第三の目がある」ようなオーソドックスな左右対称型ではない。

このように、萌えや親しみやすさの重視や、ハエトリグモの狩りのための形質などの合理性といった理由により「大きなメインの目と小さなサブの目」という描かれ方であったりして、「配置が変則的」だったり「眼球のサイズに差がある」というキャラクターも下記にいくらか存在する。
こうしたタイプは一見別の眼球数に見える事もあるが、実は違っているということがあったりする。
一つ目として記述されているガンQもこっちに近いという話も。
体の中央に一つ目、一つ目そのものと全身に小さな目(模様の可能性もあるが)というキャラクターとしてはガオレンジャーのシュテンもそうしたキャラクターである。

「アップルシード」のブリアレオスも一見すると単眼のようにも見えるが、顔面の目は四つ(全体では八つ、うなじと長い耳センサーにもある)という事なので中央の単眼のようなものは目ではない模様(データブックにて「鼻」であると判明)。
個数からすると横の小さいもの四つが目だろうか。

金色のガッシュ!!ザルチムは、人間型の魔物。
手にも眼がある手の目のような部分もあるが、特に変わっているのは顔が人間に近いのに均等な大きさの眼が三つ以上ある点。
禿頭の大きな頭部や額に複数の眼が存在しているのである。
人間的な顔を維持したまま眼を多数配置しようとすると、どうしても鼻など別の部位と干渉しやすくなる。
そのため、その辺を解決したタイプのビジュアルは必然的にレア。

百目の所に書いた百目タイタンは一つ目時代の目が一番大きく、ヒャクメも人間顔でイヤリング型の装具などに眼があるので均等型ではない。
妖怪百目や飛影の百目形態は均等型である。

このうちタイタンは一つ目の頃から髪や口や鼻などがなく、百目になると人間ならそれらがあるはずの部分に眼球が出来るので人外感が強まっている。
飛影は額に一つ以外では、胸や腹や腕など全身に眼が発生することで均等な多数の眼と人間に近いビジュアルを両立している。


【瞳孔とか眼球の形状・色・隠蔽】

単純にキャラの差別化のための要素から、何らかの物理的設定が伴うものまで色々。

メカクレ・眼帯眼鏡・糸目など(眼球描写あり)

主に瞼や道具などで目を隠すキャラクターたち。
覆いの下が完全に潰れた傷口だったり、動かない瞼ではない点が隻眼キャラと違う。
このため覆いを取ると普通に見える眼が出てきたり、何らかの特殊能力を発揮することがある。

眼自体は普通

和田慎二の「超少女明日香」の明日香は変身前、前髪で常に顔が影で覆われている。
ただし変身後には目が両方描かれるし、涙を流すなどのシーンではギャグ的デフォルメで○(白い丸)などが描かれたりもする。

NG騎士ラムネ&40のアララ・ココアは眼鏡を取ったら眼のぱっちりした美人とかいう個性付けもされており、盲目等の設定はない。
彼女は名探偵コナンにおける江戸川コナンなどがたまに見せる「眼鏡が光って眼球が隠される」ような演出を常時行われている。
キテレツ大百科の勉三さんなども同じく「瓶底眼鏡が透けず眼球が描かれていない」ため、眼鏡を取った状態以外は殆ど渦巻き眼鏡ばかりである。
究極超人あ~るの鳥坂センパイも眼鏡を取るエピソードは1回きりで、他の回での目の部分は白く光るレンズばかり。

こうしたキャラクターらは「眼を常時描かない、描かれる事の方が少ない」事がデザイン上の個性となっているが、眼球自体は健在。
眼の性質も「視力が低いから眼鏡をしている」などごく当然の理由が基本で、特殊な要素は余りない。

「聖闘士星矢」の乙女座のシャカなどは何らかの条件で眼を開くが、眼そのものに特異な性質はないのでここに。
彼らはだいたい「糸目キャラ」というカテゴリで語られる。

Re:ゼロから始める異世界生活のレム・ラムなどは最近の片目メカクレキャラである。
上の二人は髪によって隠しているが、ゾイド -ZOIDS-アーバインの漫画版や、艦これの木曽などは眼帯によるメカクレ(一応木曽は眼帯側の目の色が違うのと傷がある)。

上記キャラの片目も外傷によらない両目型メカクレと同じで「眼球は普通に残っていたり、瞼は開いたり、機械の義眼だったりする」という点がある。

純ファッション眼帯族というのもたまにおり、YAT安心!宇宙旅行のロックは本家が隻眼のハーロックのパロディキャラだが眼帯の下は健在。
後述のめぐみんと違うのは、アイデンティティがハーロックパロであることなので「眼帯は基本」という点。
小鳥遊六花も眼帯が基本だが、恒常的に使うタイプではなくものもらい等の時に使うガーゼ製の白いものな点などが差異。

特殊な眼を覆っているなど

レンタルマギカの伊庭いつきは「見えすぎる」妖精眼を眼帯によって封じている。
戦闘時には眼帯を外して呪力の流れを見切り指揮を執るので、機能しない部位や傷口を隠すものではない。
むしろ眼帯外しは性能を上げる時の行動である。
彼の眼は竜を見てしまったことによる変質なので後天性のもの。

これと似たような例はSW2.0のバジリスクの人間態などに見られる。
顔の前にベールをかけた挿絵などがあるが、中東の女性が戒律により顔を覆うのと違い
「相手を石化しないため」の魔眼の光を封じる措置である。
後はFateのライダーも同じ。一応項目に倣い隠す
サイクロップス(X-MEN)も能力制御のためにバイザーを常時付けている。彼らの眼は種族特徴や生物的な変異が由来。

血界戦線のレオナルド・ウォッチは眼球を異界の存在に「神々の義眼」と呼ばれる超高性能な眼と入れ替えられてしまった。
普段は糸目キャラとして描かれるが、眼を見開くと本来白目であるべき部分を含めた眼球全体が青く光る義眼が見える。
眼球の分類的には下記のヒョウやゴクウのような物理的入れ替え枠。
「装甲悪鬼村正」の大鳥香奈枝も複眼を隠すために糸目(瞼閉じ)をしている

眼帯は特殊で本人は普通、という希少なパターンとして「十兵衛ちゃん」というアニメシリーズがあった。
隻眼の剣士・柳生十兵衛のしていたという「ラブリー眼帯」の特殊能力を巡る物語である……。

二代目こと菜の花自由がするとカワイイのだが、初代なんでそんなデザインにしたん?

何らかの偽装

エリア88のサキ・ヴァシュタールは主人公シンが錯乱した際に殴られ、視力にダメージを負う。
それ以後色の濃いサングラスを掛けており、これによって視力を失っているが故に焦点が合わない眼などを他者に悟らせ難くなっている。
レイプ目に書かれている古い演出の実例、黒目の部分が完全に白くなっている描写のコマがある、
ARMSのジェームズ・ホワンあたりもこの辺か。

このタイプではあのウェルズ生み出した「透明人間」がいい例であろう。
「透明である事を隠すため、頭に包帯を巻き眼鏡(作品によってはサングラス)をかける」ことで、本来透過されて見えないはずの顔をそこに認識させている。
つまり「眼のための道具があるならその奥に通常の眼があるはず」という思い込みを利用した一種の心理トリックだ

☆とか模様とか色とかビジュアル系

pixivのタグにもなっている「瞳に星」というものがある。
艦隊これくしょん -艦これ-』の伊19や、『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』の食蜂操祈、『【推しの子】』の星野アイとその子供であるアクア・ルビー兄妹など、「瞳に☆マーク(食蜂はしいたけ十字型)が入っている」は近年見られるタイプ(19は実は拡大画像では桜模様であり、☆ではないようである)。
更に変種としてレム・ラムと同じ『Re:ゼロ』のキャラであるベアトリスは瞳の中に蝶が入っている。

こうした模様などの古いものだと(今でも一部では生きているか?)少女漫画系キャラや『銀河鉄道999』のメーテルなどでは、黒目の割合が大きく光点が多数入っているのが見られる。
GS美神 極楽大作戦!!』ではこの時代のキャラを元ネタにしたのか、六道女学院(いわゆる学園)編の弓かおりは他のキャラと違い目が切れ長で小さく、殆どが黒目で白い光点が入っている。

目の色についても多様なカラーがある。赤・青・緑・紫・黄色などなど。
髪の色と同じく現実にはカラーコンタクトなどがないと存在しなかったり、特別な設定なしでは人種的に存在しないような色になってるケースもままある。
もっともこの辺は作品や年代によってかなり差があり、特に普通の人間が主体のエロ・ギャルゲや萌え・日常系漫画(ここでは特に異能や異種族設定がない・少ないもの)などだけで見ても大分違う。

ToHeart』は神岸あかりが赤髪赤目だったりするのに対して、『アマガミ』や『ラブプラス』のヒロインたちは黒~茶髪に黒目である。
ゆゆ式』はゆずこ、縁は髪と目がピンクと紫で唯も金髪?で黄色の目。
三者三葉』は葉山照が唯と同じカラーで西川葉子が紫髪に紫目だが、小田切双葉は茶髪に茶色目と普通の色の範囲。
けいおん!』は『アマガミ』等と同じで西洋系の血や天然の色など日常的な要素で目にしうるカラーリングである。

上記のキャラクターたちの目の色や模様は基本的に純粋にデザインで、個性を付与するための要素。
何らかの特異な性質・理由があるとされていない事や言及されないケースも珍しくない。
アイドルものや恋愛ものなどビジュアルに敏感な作品で、カラーコンタクトを入れている等について触れられる事がある位だろうか?

中二病でも恋がしたい!』の小鳥遊六花は、めぐみんやロックのような純然たるファッション眼帯族。
その下に金色のカラーコンタクトを入れている。

オッドアイ

医学的な性質や主なキャラクターはこちらを参照のこと。

一覧にないキャラクターとしては下記のゼネスやヒョウなど。

魔眼や機械眼など、種や物理的性質による違い

体質や病気などによるもの

NARUTO‐ナルト‐の忍者たちが持つ瞳などは、眼球や肉体そのものに特異な性質がある。
「チャクラ(体内エネルギー)」の流れなどを見られる「白眼」を持つ日向一族は瞳が白く描かれている。
遠景では特に瞳孔との境目が分かりづらくなるため白目っぽくも見える。
見た術をコピーする写輪眼では黒目の内側に輪と巴紋のようなものがある。

他にも輪廻眼など多数の特殊な眼が存在しており、彼らの眼は固有の能力や血統の証明としてはっきり区別されたり狙われる要素になったり色々と言及されることも多い。

近代能力バトルに大きな影響を与えたとされる甲賀忍法帳の両陣営の主役二人はまんま祖先のようなものか。
ニンジャは目で殺す……。
実際その性能も劇中トップクラスにヤバい術として扱われており、効果も生半可ではなく凶悪。

彼らNARUTO忍者の場合は、種族的な意味では同じであり家系などで違いが出るため「体質の違い」というのが一番近いだろうか?
上記のような設定はバトルものや人外の存在する作品で多い。

僕のヒーローアカデミアの芦戸三奈も、目に特殊な設定はないが白目部分が黒い眼をしている。
設定上これは「個性」の範囲なのでやはり体質レベルの話。

他には実際の病気などでもあるが、黒目が複数存在するというキャラクターも。
これは瞳が複数存在する「重瞳」というもので、wikipediaにも項目がある。昔の中国で貴人の相であるとされたため、豊臣秀吉にそういう設定が盛られた事もあるという。
平将門も怨霊として扱われた後にそのような目であると書かれたようだ。(普通人とは違う、という事を示すためのものらしい)

双亡亭壊すべしの鬼離田三姉妹は姉妹同士で「目を移動する」ことで呪的能力の一部を発揮する。この時雪代は黒目が複数になる。

アルビノの生き物(一般的な例として日本の白いウサギ)は目の底の血液の色が透けているため赤い、というのもある。
そういう設定のあるキャラの赤目は単純な色の区別だけでなく、病弱設定の根拠になっていたりする事もある。

また一般的な創作ではあまり設定されないが利き手同様の「利き目」が設定されるケースも有る。
主に的スポーツ系の「狙い」が重要となる競技の漫画が多い。

人種や種族、生物としての違い

特異な能力がなくとも、人種の違いやその血筋であることから目の色等が違うと言及、場合によっては憧れや差別など大きく取り上げられたりもする。

この辺は「憧れ」の方は日常萌え系のきんいろモザイク(タイトルは髪色からだが)のような作品では触れられやすい。
差別の類だと「ザ・モモタロウ」のイワン・シュテンドルフは「赤毛と青い目」のロシア人で、漂着した日本でそれを鬼と恐れた日本人に差別を受け、仲間を殺害された上に自身も討伐されかけた怨念から悪鬼と化した。
「アドルフに告ぐ」では日本人の母を持つドイツ人が後半ある任務で故郷神戸に帰った際、子供から米英の人と勘違いされ暴言と石を投げられ、その後子供達の先生から取りなされ、そのドイツ人の元親友な神戸の関西弁ユダヤ人もまた、ドイツ人からの拷問から助かった直後の空襲時一時だが米国の手先と勘違いされる等、現代でもガチで重くシャレにならない描写がある。

HUNTER×HUNTERのクラピカは「の眼の一族」と言う少数部族で、怒りなどによって瞳の色が美しい緋色へと変化し能力が向上する。
上記の緋の眼の一族は「色が変わった状態で殺すと固着するため、美術品として金持ちが欲しがるので人間狩りに遭う」という非常にエグい(冨樫らしい)設定がある。

この素晴らしい世界に祝福を!では、めぐみんとゆんゆんは「紅魔族」という種族の特徴として魔力の多さや魔法適性後ヘンな性格があり、紅い瞳がその種族の証である。めぐみんは初登場時などにファッション眼帯をしている。

「デュエル・マスターズFE」におけるV(バベル)は、「闇眼」という特殊な瞳を持つ。
Vの故郷が日の光を見れない環境にあったため、暗闇の中生き抜くために進化を果たした特殊な瞳という設定で、使用時は眼球の色が禍々しい黒色になっている表現があった。
ここら辺の事情を考えると、この眼は『種族的性質』というよりは、『環境に適応する上での生物的進化』に近い。
実は単に暗闇の中でも物を見れるという能力だけではなく、TCG題材の漫画のために『相手のカードが透けて見える』というトンデモ能力を持っている。
常時ピーピング状態で山札も見れるという反則能力だが、アニメ版などではこの性質を逆利用されて敗北する話もあった。

作中で言及されていないが爆丸のアニメ版「爆丸バトルブローラーズ」二期にはミラ・フェルミンなど異世界から来る人間がいる。
彼女らは地球の人物と違って目の上隅にハイライトがなく、一見レイプ目にも見えるというデザインをされている。
しかし「レイプ目」の項目にあるような自我が薄いなどの性質はなく、地球の人間と大差ない。
純粋に「異世界人であることの区別」としてであると思われ、言及されないが個人への個性付けでもないという少し変わった描写である。

ヒトではないものの眼

エルフ界では耳に世界的影響を与えた「ロードス島戦記」のディードリットは、目については「アーモンド型の釣りあがった瞳」という描写がある。
これはTRPGの元祖の系統「AD&D」をベースにしたドラゴンランス(小説)のエルフでも同じで種族特徴である(ハーフエルフの主人公・タニス絡みでその辺が描かれる)。
このため目はTRPG界隈のスタンダード・古典型に倣っていたと言える。
ティファニア(ゼロの使い魔)などのような目をしたエルフは(ティファニアはハーフだが)垂れ目(または眼の形が丸っこい・人間に近い)という意味でも新しい世代の描写と見てよい。

また猫や竜などがベースのキャラクター等で縦割れ瞳孔になる描写が見られる。
実際には可変範囲の問題なので暗所の猫の眼などは丸いが(それこそ「猫の目のように変わる」とはこれを指した語)、「ヒトと違う」ことの分かりやすさの演出だろう。
SFもので爬虫類系エイリアンの瞼が左右閉じだったりする映像があったりする、というのもこれに類すると思われる(人間に化けている場合で見破られる原因になってる事も)。

漫画版カルドセプトに出てくる竜眼のゼネスは、片目に竜の眼を移植しているため左右で目の色が違う。
竜の眼の方は瞳孔も縦になっている。
キラークイーン(ジョジョの奇妙な冒険)はデザインベースに猫が入っているためか、瞳孔が縦長である。

横型の瞳孔というのもあり、タコやヤギなどは横に長い長方形をしている。
これらの動物をモチーフまたはそのままキャラクター化した存在に見受けられ、「GS美神」ではドクター・カオスの過去に遡るエピソードでタコ型の悪魔が正体を現した時にこの描かれ方をしている。
また漫画版カルドセプトダゴンも、外見は美少女だがキレた時などに瞳がこの形になり正体を示唆する。

この描かれ方を「しない」キャラクターとしては、「ファインディング・ドリー」(ニモの続編)のキャラであるタコのハンクがいる。
彼も眼は前寄りになっており、恐らく親しみやすさの部分で前述したような理由により人間に近いデフォルメなのであろう。
なおジンベエザメのデスティニーはさすがに無理があったのか目は離れ気味。
映画「ズートピア」では逆に、差別されている草食動物のヒツジに「横長の瞳孔」をした悪人が出てくる辺りでシナリオが大きく転換する

宇宙人では「寄生獣」などの作者・岩明均が描いた「七夕の国」では、宇宙人からの血統で得た超能力を使っていくと徐々に肉体が能力元の宇宙人に近く変異していく。
主人公の南丸は殆ど変化しなかったが、作中では遥かに年長のベテラン能力者たちは目の形状をはっきりと描き分けられている。
彼らは変異が進むにつれ、やや宇宙人のグレイ的な横に大きな楕円に近い目となっていく(ただしグレイと違い大きな白目と小さめの瞳孔という風になる)。
他にも耳や額や手や口なども変異するが、作中では一番変異度が高いキャラクターである丸神頼之はラスト付近まで帽子とコートにマスクと手はポケットで人間社会に存在している。
このため目深にかぶっている帽子の陰から見える目が一番常時異質さを表しているとも言える(超能力を発揮する際には手を出すのでそちらも印象が強めだが)。
手袋については指が長大になる上に6本に増え対称型になるので、変異度が高いと手袋で誤魔化し切れない可能性が高いのだが
サングラスを用いなかった理由は特に描写がない。
カミナみたいになるからだろうか……?

物理的要素

何らかの理由で物理的に変化した目を隠していないタイプのキャラクターはこちらに分類される。
攻殻機動隊でいうとバトーは両目とも白い円筒が小さく突き出たような形(サイトーは黒いアイパッチなので隻眼の項か)。
多眼の項目に記したブリアレオスなどの他にも、攻殻には顔面の機械化部分に明確な眼球がない(顔の横幅いっぱいの溝に赤く光ってるのがそうだろうか?)陸軍大佐がいたりする。
シロマサ世界は改造度が高い人が多いのでこういうキャラクターを探すとたくさんいる。

うしおととらも、一つ目の項にあるアーバイン(漫画版)のように義眼を入れている。
しかしそれを特に隠してはいないので、片目だけ水晶の色が出て黒目と水色の目のオッドアイ状態になっている(アニメでは特に分かりやすい)。
ちなみにこの目は霊的な索敵具などとしても使えるれっきとした装備でもある。

キャラクターとしては竜だが、ギャラクシーアイズは目に銀河が入っている。
他の竜、青眼や紅眼らと違って純粋に色素などが由来ではない区別という意味でこのあたりに分類されると思われる。

どろろ(漫画)百鬼丸は両目を含む多数の部位を妖怪にもっていかれており、取り返した眼球に義眼が押し出されるシーンまでの全ての目の描写は義眼ということになる。
特に2019版のアニメでは最初から終盤まで殆どレイプ目に近いハイライト無しで表現されている。

コブラの作者、寺沢武一の漫画「ゴクウ」の主人公である風林寺悟空は”神の左目”と呼ばれる超高性能な
(あらゆるネットワークにアクセスできるコンピューターの小型端末であり、かつX線なども感知できる)義眼を移植されている。
しかし眼帯などはしておらず、作中でのパッと見も普通の目。
メカメカしく明らかにヒトじゃない片目が目立つ、なんて描写はない。

一時的な変化として

「緋の眼」は部族の性質・体質としての色素があり固着する要素もあるが、一時的にカラーリングなどが変化したりするタイプのキャラクターもいる。

ドラゴンボールにおける超サイヤ人状態(1~3)もそうであろう。
この状態では全身が金色のオーラに包まれ髪も逆立ち金髪碧眼になる。
「碧眼」なので噴出した気の色の反射(金色)ではないことが分かる。
また「超サイヤ人4」では黒髪黒目でオーラも赤くなるので、実のところ超サイヤ人形態全てにおける共通の色彩ではないようである。

ニンジャスレイヤー=サンも地の文で「片目が大きく見開かれセンコのように光る」とある。コワイ!
イラストレイションやアニメイシヨンでも実際片目だけが明らかに大きくなっておりオバケめいてコワイ。
単純に見開かれているというよりは包帯を取った状態のむくろのようなアシンメトリーなビジュアルとなる。

が、これもナラクのニンジャソウルが暴走したりした時の一時的な変化であり、通常ネオサイタマの死神はもっと殺戮者めいた鋭い眼つきをしている。


眼つき

釣り目・垂れ目などはキャラクターの性格を示す要素として振り分けられる面があり、それをクローズアップしたり逆手に取るパターンも見られる。

性格の善悪や凶悪さ

前述のニンジャスレイヤーは妻子を殺されたサラリマンの復讐者であるため、心底からニンジャへの殺意と怒りに満ちている。
そのため眼つきが実際コワイのも当然であり、誤解などの要素は一切ない。

しかしエンジェル伝説の北野くんやとらドラ!竜児などは目つきが悪い、怖い人だと劇中で言われたり、不良などに絡まれたり普通の学生に恐れられる存在として黒目の面積が明確に小さく描かれている。
が、実際には違ったりする。
特に北野くんは「優しい人物なのに眼つきなどのせいで誤解されまくる」事で、喧嘩に巻き込まれては敵や舎弟が増える様がメインストーリーな「勘違いモノ」の主人公。

逆に三者三葉の葉山照は垂れ目に三つ編み眼鏡の優し気な委員長風の外見をしているが、中身は腹黒サタンというギャップがある。
しかし「一般認識を逆手に取っている」デザインであることは、すなわち「垂れ目キャラは優しい」といったイメージの実在を示しているとも言える。

似たようなキャラとしては漫画「カメレオン」の矢沢クンも(ブサイクの描写かもしれないが)釣り目のツッパリっぽい外見である。中身は……成長はするよ!

美人度とか人格面

学園一の美少女など美人設定のキャラと、それ以外のなキャラで目の大きさなどが違うケースもある。
ちはやふるの主人公でありヒロインの綾瀬千早と自分で地味と言うユーミン(山本由美)を比べると、後者はガンダムのブライト・ノアのように白目部分がなく肌色塗りになっているなどで差別化されている。

わたモテ黒木智子も、寝不足などのせいで眼が濁ったキャラとして描かれている。
「磨けば光るのに台無しにしている(残念化している)ブス」というキャラなので、美しさや健康さを示す意味でのハイライトを削られていると思われる。


銀魂坂田銀時も「死んだ魚のような眼をしたキャラ」と作中で言われ、性格悪いとかいろいろ言われる。
糖尿病寸前の不摂生だったりパチンコはやっても従業員に金払わないとか普通に最低のクズ天パアル。クズっぽさを示すために目つき悪いアルよ!

……過去に「白夜叉」と呼ばれるほど宇宙からの侵略者と戦争で戦いまくった人であり、恩師が死刑にされるなど重い過去もある。
そういった事のせいでここ一番というとき以外がアレな感じになっているのも目つきが死んでる原因であろうか。




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最終更新:2024年04月03日 14:49

*1 アニメオリジナル設定の可能性もあるため、公式でどのように解釈されているかは依然不明なため