アサシン(Zero)

登録日:2016/05/15 (日) 02:23:30
更新日:2024/03/26 Tue 20:47:21
所要時間:約 18 分で読めます




他愛なし



Fate/Zero』の登場人物。

声優:阿部彬名(アサ子) / 川村拓央(ザイード) / 豊崎愛生(ちびアサシン)/野坂尚也、佐々木義人、桑畑裕輔、野間田一勝(ドラマCD版・TVアニメ版共通)
徳本英一郎、高間陽一郎(ドラマCD版のみ) / 図師晃佑、回す方のノッブ島﨑信長、村上裕哉、松本忍、佐々木啓夫、山本格(TVアニメ版のみ)


パラメーター
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
C D A C E B


【クラス別スキル】
  • 気配遮断:A+
完全に気配を断ち、発見することは不可能に近い。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。


【保有スキル】
  • 蔵知の司書:C
多重人格による記憶の分散処理。LUC判定に成功すると過去に知覚した知識、情報を、たとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。

  • 専科百般:A+
多重人格の恣意的な切り替えによる専門スキルの使い分け。
戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、その他総数32種類に及ぶ専業スキルについてBクラス以上の習熟度を発揮できる。

  • 戦闘撤退:B
詳細不明。FGOにて追加されたスキル。


【概要】

第四次聖杯戦争において召喚されたアサシンクラスサーヴァント。真名はハサン・サッバーハ
初代から続いて19人いるハサンの一人であり、その19代目で百の貌のハサンの二つ名を持つ。

第四次聖杯戦争において言峰綺礼のサーヴァントとして召喚され、彼の指示のもと暗躍する。
これまた酷い活躍で、アサシンが脱落したと思わせるためにアーチャーに人格の1人を殺されたり、
衛宮切嗣に一歩先を行かれて自身の生存を炙り出されたり、キャスターの偵察のために行った先でうかつに手を出したばかりにライダーに殺されたり、
ライダー・アーチャー・セイバーの飲み会に突撃したらライダーの固有結界で蹂躙されたり、といいところがない。

アニメでは遠坂邸のスタイリッシュな罠突破描写がカッコイイ。



宝具

妄想幻像(ザバーニーヤ)

いざ。

我ら群にして個、個にして群。百の貌持つ千変万化の影が群。いざ――

妄想幻像(ザバーニーヤ)』!!


百の貌のハサンという異名が示す通り、このハサンは多重人格であり、状況や任務に応じて最適な人格を表に出して臨機応変に対応していた。
約80人の人格を持つが、現在進行形で増殖している節も。
彼らの精神性に由来しているため、歴代のサバーニーヤとは違って肉体改造の産物ではないという特徴がある。
同期のあの少女がコピーできなかったのも、この点が大きい。
サーヴァントになってからは、人格毎に分かれて実体を持つことも可能になった。
但しサーヴァント1騎分の霊的ポテンシャルを分割しているので、それぞれの性能はサーヴァントとして最低限になっている。

例えば、子供の人格と女性の人格を分裂させると、本体とは別に子供のハサン、女性のハサンが現界する。
これにより、何体もに分裂して効率よく広範囲の情報収集を行うことや、1体しか存在しないと思わせて不意打ちしたり等ができる。
だが、分身を投影するとかではなく文字通り身体が分裂するため、何体にも分裂するとその分戦闘力も減少するデメリットが存在する。
また暗殺者のクラスの例に洩れず、基本的な戦闘力はサーヴァントの中では低級。
例え80体全てのハサンが同時に掛かったとしても1人のサーヴァントにも及ばないとされている。

それでも分裂したハサン1人1人が並みのマスターではかなわない程の戦闘力を持つ。
ただし、ケイネスには手出しができず、最終決戦時の切嗣や言峰にも「気配遮断」を破られたら打倒される恐れがあると語られている。
『Fate/Zero』の作中で何度もハサンが死んでいるのにその後何食わぬ顔で再登場するのは、分裂した人格が死んでいるから。
つまりは残機を80体ほど抱えていると書いてもあながち間違っていない。

なお分裂した分だけ戦闘力は減少するが「気配遮断」だけは衰退しないので、この性質を最大限利用すれば非常に優秀な「諜報組織」と化す。
更に言うと「マスターの天敵」であるアサシンの特性とは究極に相性が良いため、ある程度の犠牲を前提とすれば大挙して殺しにかかることで、サーヴァントの守護を突破して相手側のマスターを容易に仕留めることも可能。
また、人格のいずれかに上位の「本体」と呼べるものがあり、そこから下位の「分身」を生み出しているわけではなく、全てのアサシンは同格の存在である。
『Fate/Grand Order』では、
  • 会話等の何らかの手段で伝達しなければ、分裂体が持っている情報を共有はできないこと
  • 分裂は精神力を消耗する為、常時分裂し続ける事は出来ない
といった欠点が加わった。

『Fate/Grand Order』で百の貌のハサンの絆レベルを最大にしたときに貰える専用礼装(通称絆礼装)に於いて、88人分の人格に与えられた二つ名が紹介されているが、
上述の基底、迅速、怪腕以外の人格がどのような姿や性格であるかは未だ不明で、アサ子などがどの二つ名に該当するかも明かされていない。

後述する名ありの人格以外の人格の二つ名はそれぞれ、

集積、縫合、鳶影、音無、収貨、舌鋒、巻風、速尾、詐称、静寂、裁断、祈願、油針、祭煙、剣鬼、夜陰、地学、変梃、追補、遠見、業火、霹靂、蛇香、幾学、妖美、露塗、医食、
貫指、馬攻、射影、臨写、戒飭、風弓、説諭、汚泥、混成、筒闇、割譲、衣紋、星辰、美食、輪技、薬師、悪徳、月光、虫飼、解錠、忘却、無彩、計則、毒見、耕材、鉄縄、仮死、
考古、摂理、抜骨、拝礼、軽脚、二忍、日輪、査定、衛生、千里、木偶、残響、伝歌、長刃、潜行、造形、継承、粧粉、奇芸、隣人、船舶、滅記、削離、草淋、研磨、診心、狭域、
黄反、雨呑、白亜

とされており、他にも彼らの知らない人格も存在し、現在も増え続けている模様。*1

第五次のハサンと異なって直接の殺傷力は無いが、情報収集に関しては非常に有用な宝具と言える。

本編では本領発揮といかなかったが、『Fate/complete material IV』で作者の虚淵は第四次のアサシンは本当は反則ギリギリの能力で、勝ち上がる気があって策謀に長けるマスターに恵まれればかなり有望な優勝候補と解説している。
但し、彼らも一つの人格を持つ人間、功を焦って命令を無視したり、そもそも不意打ちに失敗する者も混ざっているので注意も必要。
それぞれの人格の得手不得手を把握し、適材適所に配置するなど計画的運用抜きに彼らの真価を引き出すのは難しい。


【それぞれの個体】

  • 基底のザイード
保有スキル:直感 D
CV:川村拓央
長身痩躯の男性の人格。
結界の盲点を苦もなく回避して十重二十重と結界が施された遠坂邸の半分にまで侵入する技量を持つが、アサ子からは「取り立てて得手のない人格」と呼ばれている。
綺礼によって遠坂時臣暗殺を命じられるが、それはアサシンが脱落したと見せかけるための策であり、アーチャーによって倒される。
この一連の出来事はアーチャーサイドと共謀した策であり、知らされていなかったのは他人格含めて彼一人という哀れなものだった。

「お願い!アインツベルン相談室」の記念すべき1人目の相談者。
上司や職場への不満を愚痴るが、師匠弟子の説得により自身の非を認め、第四の王「暗殺王」になるためにブラック企業へ出向した……が、その道中で「」に呑まれて昇天した。
アニメ版で遠坂邸に侵入する際の調子に乗ったセリフ「他愛なし」は身内である他のアサシンたちにすら(花札でだが)ネタにされる。
さらには遠坂邸へ侵入する際、警報結界を回避するためのスタイリッシュなアクションから「ダンスやってるハサン」等と更なるネタにされている。
『カプセルさーばんと』では高確率で召喚され、遠距離からナイフを投げてくる。また武器として両刃の槍を装備。弱いが召喚しまくれば雑兵としてはそこそこ優秀。
Fate/Grand Order』のイベント「Fate/Accel Zero Order」では「基底のザイード」という二つ名を持っている事が判明。
「基底のザイード」という二つ名や「取り立てて得手のない人格」という他人格の評価からの勝手な推測だが、百の貌のハサンの本来の人格は彼なのかもしれない。

余談だが、『氷室の天地』の作者磨伸映一郎のアンソロジー中では「豊臣秀吉のモノマネが得意」 な人格であった。
当然アンソロジーなので公式ではないのだが、何故か虚淵きのこに言及されるというおかしな事態に。それでいいのか原作者s


  • アサ子(アサこ)
CV:阿部彬名
ベリーダンス風の衣装を着たお姉さんの人格。ムキムキの筋肉が特徴的。
原作では然程目立つ訳ではないのだが、女性の方が華があるせいか、文庫版の扉絵になったりグッズで使われたりと、集団の代表格として扱われる事も多い。
本来は歴代のハサン同様、顔は無いのだが、キャラデザを担当した武内崇がロマンで素顔のラフを描き起こし、
虚淵に「もっと早くに見ていたら間違いなくアサシンの出番が倍増していたね!」とコメントされている。なぜベストを尽くさないのか
慎重且つ生真面目な硬い性格の苦労人ポジション……と思いきやFGOのメインシナリオにて割と短気で負けず嫌いの意地っ張りという性格であることが露呈。
主人公を愚者(バーカ)!!愚者!!」と罵倒する残念系美女としての株が上がってしまった。
そんな性格から、呪腕のハサンが度々彼女の言動をフォローする場面が見られた。

アニメ版では『王の軍勢』の前に戦意喪失したのか棒立ちになりイスカンダルに首から上を斬られて消滅。
漫画版では『王の軍勢』の兵士を何名か仕留めてイスカンダルに挑むも、逆に首を撥ねられて退場してしまった。
とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』ではチュートリアルの解説キャラとして登場。花札が得意だと語った。
プレイヤーキャラとしては選べないが、代わりにある陣営のエンディングにて彼らの代わりに登場し、さり気無くサービス一枚絵に紛れ込んでいる。
『カプセルさーばんと』では時々召喚されるとナイフを投げながら後転する。よってザイードよりは死ににくいだろう。


  • ちびアサシン
CV:豊崎愛生
黒尽くめや仮面ではなく、普通の褐色ロリ。
記憶と会話能力を持たない幼女の人格で生前のハサンが拷問を受ける際に表層化させていたらしい。
アニメのEDから生前は男性だったらしいこと、生前の肉体は当然分裂していなかったことを考えると……ファンからネタにされることもしばしば
アサシンがキャスターの工房でライダーと戦った場面で、ダメージを受けたことでこの人格が分離してしまい、
ちびアサシンを見つけたウェイバーがキャスターに拉致されていた子供と勘違いして保護。
ライダーはその素性に薄々気付きながらもウェイバーの意思を尊重して口出しせず、マッケンジー宅に居候が一人増えることに。
しかし、最後はその存在に気付いた綺礼によりちびアサシンはウェイバーたちの敵に回ってしまい、迷いながらもウェイバーはそれを退けて一つ成長する。
……という挿話がプロットに存在したが、「これでは一体誰がZeroの主人公なのやら益々分からねー!」という判断で決定稿では没に。

『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』ではアサ子と共にチュートリアルの解説を担当。言葉を話せないという設定を無視して普通に会話している。
『Fate/Grand Order』の幕間の物語でもやはり普通に喋っていた。上述の設定も残ってはいる様なのだが。
『カプセルさーばんと』では低確率で召喚され、かわいらしくマナを回収してくれる。なお確率の問題もあってか百の貌のハサンからランダムに出る人格としては最強のスペックとなっている。

  • でかアサシン
ハサンの中ではかなりの巨躯を誇る個体。
アニメ版では『王の軍勢』に対して腕を振り回して投げ槍を防ぐなど抵抗を試みるが、一刀のもとに両断され消滅した。
『カプセルさーばんと』にて一定の確率で召喚される。ハサンの中では能力が高いので連続召喚できればアサ子同様ラッキーだろう。


  • 迅速のマクール
保有スキル:自己改造 D
『Fate/Grand Order』のイベント「Fate/Accel Zero Order」で登場した個体。
基底のザイードより一回り小柄な存在。
ローブで全体を覆い隠し、曲刀を装備している。


  • 怪腕のゴズール
保有スキル:怪力 D
『Fate/Grand Order』のイベント「Fate/Accel Zero Order」で登場した個体。
でかアサシンのような巨体が特徴。でかアサシンと同一個体の可能性もあるが、詳細は不明。


【人物】

重篤な解離性同一性障害を患った極端な多重人格者。
そのためベースとなった人格がどのような性格だったのかは未だ不明である。

アニメ版『Fate/Zero』の1期EDではサーヴァントたちの生前の姿が描かれ、百の貌のハサンも後ろ姿ながら映し出される。
モチーフはおそらく絵画『Artistic rendering of Hassan-e Sabbah』。
ハサンのトレードマークである髑髏の仮面を手に持ち、中東風の白い衣装を着てラクダに乗っている髭を生やした男性。
アングル的に顔は確認できないが、意外にも穏やかな雰囲気の人物だった。

ちなみに一見言峰によく仕えているように見えるが、実はその内言峰と時臣を出し抜き、彼らを裏切って聖杯を手に入れようとしていた模様。
とはいえ裏切りを是にしている訳ではないようで、コレは主である言峰が聖杯獲得に執着しておらず、時臣を勝たせる為に行動していたのが原因。
アサシンとしても叶えたい願いの為に召喚に応じたにもかかわらず使い潰すことを前提に自分たちを使役している2人に対して、忠義を尽くす義理はないので至極真っ当な判断である。
『Fate/Zero』の終盤でやる気を出した言峰なら相性が良かった可能性もあるが……既に退場済みであった。実に惜しい。


聖杯への願いは「統合された完璧な人格」。
『Fate/Grand Order』では霊基再臨する度に人格が増えている様だが、
最終的には「いずれは百の貌改め、千の貌とでも名乗りましょうか」なんて発言したりと、
自分が多重人格であることに相当前向きになっていた。
マイルームで好きなものを聞かれた際は、それを望みと解釈した上で
「いつか静寂の中で眠りたいものです。脳裏に響く数多の声を全て沈めた上で」
主人公に答えを返し、後にその願いが叶ったかのような描写がなされている(後述)。


【外部作品】

Fate/Grand Order


我ら影の群れを従えた以上は勝利も必至。
ご安心召されよ、マスター

イベント「Fate/Accel Zero Order」の開始と同時に、呪腕のハサンに続く2人目のハサンとしてガチャに追加。
真名は『百の貌のハサン』(2017年1月18日のアップデートにて『百貌のハサン』に変更となった)で、レアリティは☆3(R)。当然アサシンクラス。
ステータスは『Fate/Zero』と変わらないが、スキルに「戦闘撤退」が追加された。
宝具も原作同様に『妄想幻像(ザバーニーヤ)』であり、分裂した人格たちで総攻撃を加えるものになっている。

イベントにも登場したが、第四次聖杯戦争の顛末を全て知るウェ……諸葛亮孔明によりことごとく襲撃が察知され、
「何故!?」と驚いては倒される損な役回りに。アサ子に至っては「グワッチャ!?」という謎の悲鳴を上げていた。
最後には『Fate/Zero』同様、正面から総員特攻を強いられて退場。キャスターに次いで不憫なサーヴァントだった。

メインストーリー第6章では呪腕静謐、そしてその他の歴代ハサンとともに召喚され、紆余曲折を経てなんと主人公パーティの一員に加わる。
主人公と最初に遭遇したハサンで、交戦後に素顔を見られて「綺麗なお姉さん」と呼ばれて赤面するチョロ……かわいいところや、
呪腕の仲立ちで仲間となった後は毒づきつつ無茶振りに応えるなど活躍する。
メインストーリー第1章の最終章ではなけなしの勇気を振り絞って時間神殿ソロモンの戦いに参戦。
ヒーコラヒーコラ悲鳴を上げながら覗覚星アモンの戦いに同じく参戦した他のハサン達と共に挑んだ。

『Fate/Zero』で前面に押し出されていたからか、同作でもアサ子がメインとなっている。
最初はフードを被っているが霊基再臨の段階が進むと→原作の髑髏仮面→素顔とグラフィックが変わっていく。他の人格も姿を見せる様になるが、如何せん背景に埋没気味。
アサ子の素顔はコナンの犯人の影に艶やかな青髪と厚めの唇を足した感じ。なかなかの美人さんである。
何気にゲーム内で正式に素顔を見せてくれたのは今回が初。同作でのイラストを担当するタスクオーナも素顔は無い筈ではと聞いたが、ロマンということで実装された。
最終再臨するととても色っぽい寝姿が見られる。
マイルームで「好きなもの」を聞かれたときに「静かな場所で眠りたい」とあるが、まさかの伏線となっている。
アサ子さんの腹筋prpr…

マイルームやバトル画面でしゃべっているのは基本的にアサ子だけだが、戦闘では分裂した他の人格も攻撃する。
絆レベルを上げていくとアサ子だけでなく、ほかの人格も主人公を自らの主と認め、忠実な部下として振舞ってくれる。
曰く主人公は各人格の特性を的確に理解して差配しているそうな。得手がないとか言われていたザイードさんどうしてるんだろ

スキルは、
「蔵知の司書」……NP取得率+スター発生率アップ
「専科百般」……バスター、クイック、アーツの威力上昇と回避状態をそれぞれ確率で付与
「戦闘撤退」……HP回復+自身の強化状態解除(デメリット)
の3つ。運任せであるが上手くいけば自分をかなり強化する「専科百般」とNP回復とスター集めの効率を上げる「蔵知の司書」は強力。
「戦闘撤退」もデメリット付きだけあって回復量はかなり多め。『Fate/Zero』の最期から失敗しそうな気がするがこちらは確定で発動する。

名前こそ第五次聖杯戦争のハサン・サッバーハと同じだが、別人なので性能も別物。
典型的なアサシンであるが、ハサン先生に比べると攻撃力が低めなのがややネック。なのでスター獲得量を活かしてサポート役にするといいだろう。
宝具には即死効果こそはないが、★3アサシンとしてはかなりのダメージを叩き込める事もあり、爽快感も抜群。
「専科百般」のアーツ強化と「蔵知の司書」を組み合わせて発動する事で大幅にNPを回収する事が出来るので連発も視野に入る。
宝具の属性が同じ、スター獲得率が高いなどの理由から、同時実装されたエミヤ(アサシン)や、両儀式(アサシン)と相性がいい。勿論本家のハサン先生と組ませてやるのも面白いだろう。
玉藻の前やジャンヌと組ませて耐久パーティーに組み込むこともできなくはないが、Arts主体なのでやはりアルトリア・キャスターとの組み合わせが鉄板か。

総じて、なかなか高性能な宝具の連射が可能ながらしぶとく場に残り、長期戦にも向いているという低レアアサシンらしからぬ運用が可能なアタッカー。
強化としては2022年までに宝具強化しか来ていないが、逆説的に言えばそれだけ完成度の高いサーヴァントと言える。
本来の聖杯戦争では反則レベルと噂される万能気味のハサン、活かせるかどうかはマスター次第といったところか。


◇Fate/Zero 黒

アサ子が言峰からの「各マスターの徹底的な調査」なる不可解な指令を受け、そして遠坂家の家事や家人の観察業務を遂行する中で、
それぞれのアサシンたちに生前は表出することのなかった微妙な性癖やイタい属性があることに気付き、
最終的に「ないわー マジないわー 気付けて超助かったわー」の一言と共に人格統合の願いを完全に撤回する事となる。
黒歴史をネタにしたギャグ漫画なら当然の帰結であった。


Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

10話に登場。50体ほどまとめて出てきて襲い掛かり、数を上手く使った戦法でそれなりに粘ったが、結局全部イリヤの魔力砲に吹き飛ばされて消えさってしまった。
本編以外でもかなりの不遇っぷりである。まあ、出番自体ないに比べればマシだと思うが。

他のクラスカード第五次聖杯戦争で召喚された英霊なのだが、何故かアサシンのクラスカードだけは第四次聖杯戦争の百の貌のハサンが召喚された。
このクラスカードだけが第四次のアサシンである理由は、原作者コメントによると、「右手で敵の心臓WASHI☆掴みにして引きずり出すイリヤとか見たいですか?」 とのこと。
うん。確かに見たくない。
後に「アサシンのカードは使用者によって能力(=どのハサンになるか)が変わる」という設定になったので別に本編が呪腕先生でも矛盾しなかった事になったのは密に、密に

後にイリヤがアサシンのカードを夢幻召喚(インストール)した際にはフードをかぶったなかなかに露出度の高い姿になった。
隠密行動には向いているが、やはり戦闘力は高くないようでクロは戦闘に入った時に「そのカード弱いし」とイリヤにチェンジするよう求めていた。

色々と酷評されているが、イリヤのピンチを何度も救っており、アサシンのカードが登場すると逆境からの逆転ターンが始まると…地味に凄く活躍中。


【余談】

四次聖杯戦争で衛宮切嗣が本当に欲しかったクラスは暗殺者、または魔術師のサーヴァントである。
暗殺者である切嗣にとって、隠密行動・諜報活動に長ける上、反英雄であり行動方針に騎士道だのの綺麗事を挟まないアサシンクラスや、
陣地作成によって罠作りや優位な状況を作ることに長けるキャスタークラスは相性が良い。
稀に衛宮切嗣がマスターであったならば聖杯戦争は3日で終了していた、などと冗談交じりで言われることがあるがこれは公式設定ではないので注意。
上記の策謀に長けるマスターと組めばという設定と切嗣自身がセイバーよりアサシンを使役する方が自分は向いていると考えていたことが合わさったのだと思われる。

アサシンに追記・修正なし!こんなひどい話に誰がしたー!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • TYPE-MOON
  • Fate
  • Zero
  • GO
  • ザバーニーヤ
  • 妄想幻像
  • 十九代目
  • かませ犬
  • 今日もどこかで仮面が割れる
  • お願い!アインツベルン相談室
  • 上司に恵まれなかった人
  • 暗殺王
  • 不遇
  • ショッカー戦闘員
  • 実は優秀
  • 捨て駒
  • 分身
  • ダンスやってるハサン
  • ダンサー
  • ハサン・サッバーハ
  • サーヴァント
  • 暗殺者
  • 百貌のハサン
  • 影分身の術
  • 多重人格
  • FGO
  • 個にして全、全にして個
  • 不幸にも最悪の相性の敵と当たってしまった人
  • アサシン
  • 仮面
  • 解離性同一性障害
  • 全員で一つの名前

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月26日 20:47

*1 公式アンソロジーによると「ダンスが得意なハサン」以外にも「スイカの早食いが得意なハサン」、「特技はメガネっ娘のハサン」とかもいるらしい。