クロード・C・ケニー

登録日:2016/04/15 (曜日) 11:30:00
更新日:2024/04/14 Sun 06:35:08
所要時間:約 6 分で読めます





クロード・C・ケニーとは、『スターオーシャン セカンドストーリー』の男性主人公である。

CV:うえだゆうじ(PS版)/浪川大輔(PSP版)/優希比呂(SOEX)

トランシー家の執事でも、バンシィ・ノルンのパイロットでもない。


父親と母親は前作の登場人物でもあるロニキス・J・ケニー、イリア・シルベストリ。
特に母親の特徴でもあった金髪、さらに「これなら満点」とよく点数で評価することが遺伝している(ちなみに母親がイリアというのはSOBSで始めて明記された)
銀河連邦少尉に19歳で任官され、ロニキスの戦艦カルナスのクルーにも配属されるなど、典型的なエリートだが、クロード自身はこのことを不満に思ってる。
というのも、この経歴は英雄である父の息子という肩書のもとでできたものなので、周囲からは妬まれ、自身の本当の評価をしてくれるものは少なかった。ただ、その中で培ってきたエダール剣術や格闘術(格闘に関しては母親も関係していると思うが)は確かであり、その点は当時の教官も高く評価していた。
東まゆみ氏による漫画版では、幼少期から親の七光りで評価されていることに強烈な劣等感を感じていた。

こういった「血縁者が偉大な功績を残したことで自身が重荷を感じる」ところは後の子孫が引き継いでいたりする。

小説版では初期の頃は良くも悪くも等身大の青年といった感じで、レナが誘拐された場面に居合わせながらも手出しできずに立ち竦んだり、クロス洞穴の魔物に苦戦したりと情けないところが目立ったが、
マーズ村の誘拐事件をきっかけに徐々に成長していき、最終的にはラスボスを実質一対一で撃破している。


以下、ネタバレにつき注意










【SO2】
物語は惑星ミロキニアの調査から始まる。
その最中で発見した古びた転送装置を、父親の肩書がなくてもできることを証明するために勝手に調べたところ、装置が作動。
クロードは惑星エクスペルに転送されてしまう。
その転送先で一人の少女がモンスターに襲われているのを目撃し、未開惑星保護条約も顧みず父親から渡されていたフェイズガン(高エネルギーを発射する光子銃のようなもの)で撃退する。
そして助けた少女・レナがクロードのことを伝説の「光の勇者」と勘違いしてしまうが、その後に起きたレナ誘拐事件により発見した「ソーサリーグローブ」を調査することになった。

なお、エラノールの生死を分けるPAはクロード編でもこなす事ができるが、レナはアシュトンが加入していることが条件でPAを逃しさえしなければ確実に助けることが出来るが、クロードの場合はボーマン加入が条件で助かる確率は五分五分となっている。
これは、PA発生時期がレナ編に比べて若干遅い事が原因という説が濃厚。

【SOBS】
都合によりレナ共々、他のメンバーとは遅れて参戦。
しかも、ウィルスに感染したせいでイベントをこなさなければパーティー入りできないという、嫌がらせ臭い扱いを受ける。
必殺技も使い勝手が良く、性能自体は悪くは無いのだが、通常攻撃のコンボを繋げるのがやや難しい。やや愛が求められるか。
クロードを復帰させているか否かで地味にエンディングが変わり、放置していた場合はレナに愚痴っている。
ガンガンで連載されていた漫画版でも参戦の経緯は同様。レオン・プリシス・アシュトン以外の仲間と共に行動し、ひと足早くアクマとの決戦に挑む。
他のキャラと比べると善戦したものの、奮闘及ばず敗れた。

武器は長剣、戦闘スタイルは上記のとおり、エダール剣術と格闘術を組み合わせたオリジナルスタイル。
他のキャラよりも比較的移動速度や通常攻撃の出が速く、必殺技もバリエーションに富んでいる。まさに主人公系キャラ。
特に「兜割」「爆裂破」にはお世話になった人も多いのではないだろうか。


【必殺技】
  • フェイズガン
携帯しているフェイズガン(消費無し)で攻撃する。
序盤のみ使える技で、威力は大体700ぐらい。バグ技で開放して検証した人によると、基本威力700ほどの攻撃で対象の防御力で減衰するらしい。
よって、バグ技でフェイズガンを持ち込んでラクール武具大会でのディアス戦で使ってもダメージを与えられない。先進惑星の武器を平然と耐えられるディアスは何者なんだ…?
これが使えるあいだはガンガン頼りにして良いのだが、少しストーリーを進めるとイベントでエネルギー切れを起こして使えなくなる。カルナスに戻った時にエネルギー補充しとけよと思った人も少なくないはず。思い切り未開惑星保護条約に触れる上に緊急事態が発生していたので仕方ない。
一応、漫画版ではエネルギーを補充し直している。また、小説版では使い物にならなくなったのでその場に置き去っている。
多少離れた場所で発動するので安全に攻撃出来るのだが、攻撃範囲がやや狭いせいで中々当たらなかったりする。
リメイク版(SO2R)ではエナジーネーデ以降に再使用可能に。
発生が早く、挙動も素直な遠距離攻撃で、クロードの遠距離攻撃では一番使いやすい。
元ネタは元祖スペースオペラであり金字塔ともいうべきスタートレック(宇宙大作戦)のエンタープライズ号船員が携帯している同名武器から

  • 空破斬
ショートレンジでは周囲に衝撃を放つ衝烈波になる。ロングレンジでは地を這う衝撃波を敵めがけて発射するけん制技。乱戦でも1対1でも使える万能技。
PSP版ではロングでの使い勝手がかなり向上。熟練度が上がると色が変わる。
SOEXでは必殺技として使用することが多い。各カットのフォームの順番がバラバラに見えるのは気のせいだろうか…?

  • 流星掌
ショートでは連続して殴る。ロングでは気弾を発射する。空破斬よりも出が速いが、範囲が狭めで乱戦には不向き。ただ、重い敵を吹き飛ばすこともできるので一概に使えない技ではない。熟練度が上がると気弾が大きくなる。画面端や完全に挟み撃ちにした状態で背後からショートをぶつけると強力…中々狙えないが。

  • 兜割
敵がどこにいようがそこめがけて飛び、剣を突き刺す。熟練度が上がればより技の威力や出が良くなるが、一部の敵を除くとかえって当たり辛くなったりするのが本当に残念。
序盤から終盤まで移動手段代わりに使える便利技で、なおかつダメージもなかなかに与えられる優秀な技。対空技としても使えるのも嬉しい。
PS版ではバグで真上に飛び上がり中々降りてこないバグがちょくちょく発生していたが(特に開幕と同時に使用するとそうなる確率が飛躍的に高まる)、PSP版で修正された。
このバグは4コマ漫画でもネタにされた。

  • 活人剣
自身のHPを回復する技。レナやノエルの回復魔法に比べるとしょぼいが、闘技場での回復には重宝する(回復役がいないため)。
特にサバイバルバトルではこれの熟練度が高いとかなり楽に。

  • バーストナックル
ショートでは炎をまとった拳で殴り、ロングではその炎を発射して攻撃する。流星掌よりも単発での威力は高く、炎属性が弱点の敵には有効。場面に応じて使い分けよう。
こちらも熟練度が上がると気弾が大きくなる。
リメイク版ではクロードの必殺技の中で最もシールド削り性能が高い技という特性が新たに与えられた。
あくまでも「クロードの必殺技の中では」シールド削り性能に優れるといったところで、全必殺技で見るとそこまでの性能ではない。
ただし、アップデート後に実装されたシールド削り性能が+200%(3倍)になる最強武器と組み合わせると、一転全技の中でも上位のシールド削り性能になる。

  • 爆裂波
やや離れた場所から地面から岩を突き出す。特にロングは扇状に広がる縦方向にも作用する珍しい技なので便利。熟練度が高くなるほど岩が増えて使いやすくなり、ロングでは最終的にとんでもない範囲攻撃と化しそれなりのヒット数も期待出来る。単発にもリンクにも向いている。発動距離を把握していれば発生も速く、これを連発するだけで雑魚なら大抵完封出来る。ただしある程度以上高い場所にいる敵には当たらないので過信は禁物(低空飛行なら当たる)。地属性付き。威力に対して燃費が悪いことが欠点。

  • 双破斬
下から斬り上げ、上から斬りつける2段攻撃。ロングの場合でも発生するまでに的に近付く必要があるのでリンクの2発目に。熟練度があれば4段まで攻撃する。モーション自体は素直だが、接近攻撃で癖が強い割に燃費も良くないことが最大のネック。

  • 吼竜破
竜の気を発生させて攻撃する多段ヒット技。熟練度が上がるとヒット数が上がる。発生は並程度だが遠距離攻撃持ち・素早い敵以外には問題なく、敵を押し戻す効果もあるので使い勝手がいい。
ただし燃費が悪いのでリンクコンボの2発目がちょうどいいくらい。

  • ソードボンバー
上空に高く飛び、数発の火炎弾を放つ。熟練度が上がると火炎弾の数が増える。技を発動するための最適なレンジに移動しなければならず、発生が遅く外した際の隙もでかいが、すべて当たればかなりのダメージを叩きだせる。範囲も広いので複数の敵に当たりやすいのも利点。
壁に追い込んだ際の追撃に使うのが効果的。

  • 鏡面刹
近くまで接近し、連続して剣激を繰り出す。熟練度が上がるとヒット数が上がる。ソードボンバーが複数に対し、こちらは一対一の技といえる。すべてヒットすればかなり大ダメージが与えられる。が、発動中は無防備なので相手が気絶した時を狙って使うのが理想的である。
終了時にやや反撃をくらいやすいので、ボス戦で術士に出の速い紋章術を使って足止めしてもらってから使うと、連続して使いやすい。
リンクコンボで双破斬から繋げると隙のない連続攻撃となるので足止めにも便利。
  • 鏡面刹・焔
テイルズオブザレイズとのコラボで実装された魔鏡技。
剣に炎を纏わせた鏡面刹。

  • 鳳吼破
SOEXで習得。ちなみにPS版・PSP版では使用不可能。


【作中でよく関わる人物】
ここでは特に関わりの強い(印象に残るであろう)キャラとの関係を記していく。一部のキャラに関しては未プレイなので、そこはぜひともあなた自身が体験し、追記・修正してほしい。

レナ・ランフォード
ヒロインにして女性主人公。彼女は絶対に仲間になる。というか、いないと詰む。出会った当初は光の勇者と勘違いされるが、その後はまた違った価値観が生まれ、自身の出生の謎をひも解きながらともに旅をする。
カップルエンディングでは「地球に嫁いで子供を身ごもる」、「ともに銀河連邦の一員として働く」、「アーリアでのんびり二人で暮らす(レナの母であるウエスタも一緒だと思うが)」の3つがある。

ディアス・フラック
剣豪としてエクスペルにその名を轟かせる戦士。ただしクロードが主人公の場合は仲間にはならない。
レナとは歳の離れた幼馴染で彼女が幼い頃から家族ぐるみで付き合いがあったが、野盗に襲われ自身以外の家族全員を惨殺された過去を持つ。
ラクールの武具大会では彼との一騎打ちに挑むも、敗戦。しかし、同じ村の出身であるレナのことを頼むなど、少しだが信頼するようになる。
カップルエンディングでは2人で旅をするようになる。その際に用心棒のような仕事をしているようだ。

プリシス・F・ノイマン
リンガの天才発明少女。プリシスはクロードに一目ぼれだったが、クロードはその発明品に興味津津。でもエナジーネーデで急速にひっつくイベントが多々あるので一見の価値あり。
カップルエンディングでは、「プリシスが地球で博士号を取り、クロードとともに行動する」、「リンガで発明にいそしむ彼女をクロードがサポート」の2つ。
漫画版ではちょっとしたいたずらでクロードのフェイズガンを壊してしまうのだが、自力で直してしまうほどの技術力を披露する。
…詳細はネタバレになってしまうが、これがなかったら間違いなく彼らは詰んでいただろう。

セリーヌ・ジュレス
マーズ出身の紋章術士。術の威力が非常に高く、彼女もほぼメインパーティにいるであろう。レナ編のほうが彼女の魅力が多いが、結構ひっつきやすい。レナの本を終盤に読めば簡単に見れてしまうだろう。
カップルエンディングではトレジャーハントをするようになる。

レオン・D・S・ゲーステ
ショタの塊の少年博士。彼も紋章術士だが、セリーヌにはない属性が使えるため、あのトラウマに対抗できる。ラクールホープを開発するなどの天才だが、心はまだまだ子供。ファンシティでは年相応なイベントが見られる。
クロード編でのみ仲間にできる。偉大な親を持ち、大人びているが実際の精神面は年相応で…と、内面や家族構成に共通点が多い。
カップルエンディングでは、地球の部屋でともに行動しているのが見られる。おそらく博士号を取得したのだろうか。



追記・修正は見知らぬ惑星に転送されてからお願いします。

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