エレナ・ブラヴァツキー(Fate)

登録日:2016/04/05(火) 09:56:45
更新日:2022/09/06 Tue 23:03:28
所要時間:約 18 分で読めます




―――よくってよ。

このキャスターが、あなたを導いてあげる!



Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。
クラスはキャスター。2017年夏イベントではアーチャークラスのエレナも登場している。

ILLUST:松竜
CV:金元寿子


◆ステータス

身長:145cm
体重:38kg
出典:史実
地域:欧州
属性:混沌・善
性別:女性

◆パラメータ
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
E E D A A A

◆スキル

  • 固有スキル
魔力同調:C
同調した他者と自己の魔力を、同時に、大幅に賦活させる。

マハトマ:A
根源へと到達した先達を彼女は「マハトマ」と称し、高次の存在であると規定した。
マハトマたちからの力を借り受けることで強大な魔術を操る―――として、彼女は世界に刻み付けられた数多の魔術基盤を使用する。
事実として何かしらの高次の存在が彼女に力を与えているのか、それとも彼女自身の魔術回路が極めて特殊なのかは不明。
使用可能な魔術は召喚術、黒魔術、錬金術、元素変換魔術、ルーン魔術、古代エジプト魔術、等々多岐に渡る。聖堂教会の洗礼魔術を使用することも可能。
また、複数の魔術基盤を並列使用することで「奇跡的」に極めて強力な魔術を操る事にも成功している。
並列使用は必ずしも毎回成功する訳ではなく、幸運と偶然も大いに必要であるため、「時折、きわめて強力な魔術が発動する」といった形となる。

未知への探求:B
根源(真理)を目指すブラヴァツキー女史のダイレクトマーケティング。
かつて夢の中で遭遇した未知との繋がりをなんとかして他人と分かち合いたい、という儚い夢でもある。


  • クラス別スキル
陣地作成:A
魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作る能力。
Aランクでは「工房」を上回る「神殿」レベルの陣地が作成可能。

道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成する。
現界したブラヴァツキーはかつて自分に仕えた片腕たる「オルコット大佐」に似せた小型の自動人形を必ず複数体作成し、小間使い代わりにあれこれ便利に使っている。
ちなみに、あまり戦闘には向かない。


◆宝具
金星神(サナト)火炎天主(クマラ)
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
最大補足:150人

海にレムリア! 空にハイアラキ! そして地にはこの私!

どこからともなく飛来した、まあどう見てもアレな物体にエレナが乗り、敵全体にビーム攻撃を行う宝具。
当人曰く
「金星より地球へ飛来したとされる神性、地球創造神の一柱たるサナト・クマラ(護法魔王尊)の力を一時的に“再現”する神智学の奥義なの」
「円盤?ええ、ある朝目覚めたら枕元に浮いていたのよねあれ」
「宝具?ええあれはね、マハトマから届いた書簡の中から出て来たの。最初はこーんなに小さかったのよ。かわいらしい目もついていて」
「ネバダ南部を旅していた時、荒野で偶然出逢ったの。そうよ、合衆国のネバダ州ね。」
「あたしの意識はびゅーんとアルファケンタウリあたりまで飛ばされて、なんだか凄いものに触れて……気付いたらゲットしてたのよね。円盤」
らしい。うん、よくわからん。
マテリアルにも「当人はそう宣うが正体は不明」とされている。宇宙警備隊さんこっちです。
謎の飛行物体に跨り、攻撃を加えるというビジュアル的には「愚かなる地球人類共よ、侵略してやるでゲソ!」とか言い出してもおかしくない。
ゲーム中の性能はArts属性で、敵にダメージと防御力、クリティカル率ダウン効果及び状態異常耐性低下の効果を与える。
絆クエストをクリアすることで、相手に与えるダメージが「強力な攻撃」から「強力な防御力無視攻撃」へと強化され、中々に侮れない威力になる。


◆ブラヴァツキー夫人

H(ヘレナ)・P(ペトロヴナ)・ブラヴァツキー。1831年8月21日生まれ、1891年5月9日没(満59歳)。
近代における著名なオカルト研究家の一人であり、自称している通り近代神智学の祖として知られる人物。
一言でいうならリアルガトー
20世紀の伝奇・オカルト・スピリチュアル・霊感商法で彼女の影響を間接的に受けてないものはほぼ無いと言える。いやマジで。

彼女の生涯は多くの謎に包まれており、特に、嫁ぎ先のブラヴァツキー家より出奔してから1874年にアメリカで活動を始めるまでの彼女の軌跡はほとんどがわかっていない。
近代の人物なので当人の日記、メモや、周囲の人間の証言などは残っているのだが、矛盾が見られるなどの要素から全てを信じることはできず、定説がないという。

ともあれ、その謎に包まれた期間に彼女は世界中を旅し(日本も訪問していたとされる)、世界中の秘教を学ぶと同時に、
エジプトで魔術師の教えを受けたり、パリで高名な霊媒師の助手を務めて霊媒の素養を培ったりと心霊運動を行い、1874年に渡米。
1875年には意気投合したヘンリー・スティール・オルコット氏らと共に「神智学協会」を設立した。

設立当初は非常に活気があったと言われているこの団体だが、キリスト教に関する考え方の違いなどから徐々に会員たちが対立・脱退し、活動は停滞。
ブラヴァツキー夫人はかねてから興味を抱いていたインドに渡って再起をはかり、インドの思想やヒンドゥー教仏教などを自らの神智学に取り込んだ。
このインド行きによって彼女の神智学はさらに発展したとされるが、
1884年にイギリスのSPR(心霊現象研究協会)が、彼女の起こした神秘的現象がトリックであることを暴き、騒動となった。

これを受けてブラヴァツキー夫人はインドからヨーロッパに戻り、1887年にロンドンでロッジを開設。以後、1891年に亡くなるまでロンドンで活動していた。
彼女や『神智学協会』の活動は、年代の近い芸術家たちにインスピレーションを与えたとされ、また、20世紀のオカルトや日本の新興宗教などにも影響を与えたという。
なお、彼女の没後も『神智学協会』は存続し、現在に至るまで活動しているという。

ちなみに『ブラヴァツキー夫人』と呼ばれるものの、彼女がブラヴァツキー家にいたのは人生の中で本当に少しの間であり、夫と過ごした時間は数ヶ月であった。
夫に操を立てて夫の姓を名乗っていた、というわけでもなく、謎に包まれた前半生のエピソードの中には世界中を回っているうちに何人かの男性とロマンスがあったというものもあり、
ずっと夫の姓を名乗っていたのは単に離婚できなかっただけと言われている。

なお、TYPE-MOON作品のみならず様々な作品で用いられる「アカシックレコード」「アストラル体」の用語を現在使われているような意味合いで初めて使ったのは、
ブラヴァツキー夫人と言われている。
型月の世界観にも大きな影響を与えていると思われることから、ファンからはかなりの重要人物なのではないかと囁かれている。


◆人物
露出の激しい、ちょっとオカルティック風味デザインのチューブトップを身につけた美少女。
悲しいくらいにつるぺたロリ体型だが、担当絵師が公開した初期案はおっぱいやら際どいなんてレベルじゃないハイレグやらが眩しい軍服美女だった。
しかし「なんかコレジャナイ」というマハトマのお導きにより、現在の姿になったとかなんとか。

勝気で高飛車な性格をしており、人を顎で使うことに抵抗がないが、意外と面倒見も良い姉御肌。
根っからの研究者気質であり、未知の事柄には興味津々。
好きな国はインドで嫌いなものはSPR。SPRが自身に行った所業には時計塔も絡んでいたと睨んでいる。
また加えてNGワードに「イカサマ」「信じられない」等があり、これらの言葉を(特に近しい人に)言われると普段が嘘のように幼児退行してしまう。


『Fate』では突然変異として生まれ落ちた天才魔術師という設定。

レムリア大陸の実在を信じて神秘主義に没頭し、高次の存在「マハトマ」やその集合体「ハイアラキ」と接触、多くの叡智を得たとされるが、
この「マハトマ」や「ハイアラキ」は根源へと到達した先達をエレナが独自に高次の存在と規定(想定)しただけで、
レムリア大陸やマハトマが本当に存在するのかは不明。むしろ、「独自の世界解釈を行う、ただの天才」である可能性が高いという。
しかし、根源へと到達した先達に接触して叡智を得ていたということは、彼女は根源に接続できたということとほぼ同義になるのではないのだろうか。
ちなみに、エレナと同じもの(マハトマなど)を他者が感じ取るには、彼女と同じ特殊な魔術回路が必要となるとのこと。

なお、キャスターとして呼ばれた彼女は古代から近代までの様々な魔術を使えるという。やはり、天才か…。
魔術だけでなく宗教にも通じていたという生前からか、古代エジプト魔術や聖堂教会の洗礼詠唱まで行えるというチートスペックだが、
やはり近代魔術師故か、古代の魔術は使えはするものの苦手であるという。


見た目が完全にロリなのは、感性の優れていた子供時代が最盛期と見做されたから…と思いきや、彼女曰く「死ぬまでずっとこの姿だった」という。
つまり、Fate世界においてエレナは亡くなるまでずっと幼女姿のまま若さを保っていた合法ロリであるということらしい。
それでいて、言動は高飛車とはいえレディとしての風格を備えており、冒頭の召喚台詞や「私に任せなさい!」などの頼りがいのある台詞が飛び出すため、
「ロリおかん」キャラと見るファンも。エレナ、私を導いてくれ…!
まあ死ぬまで若い姿のままだったってことはロリBBAとも言え……ああ、空に!空に!
一方で生前の知己であるエジソンは自分の知っている姿と違うと証言していたが、実際の所は魔術によって人前に出る時とプライベートとで姿を変えていたというのが真相らしい。
そのため、サーヴァントとしての彼女は「見た目は子供、頭脳は大人」状態であり、本人曰く「結構、おばあちゃまなのよ」との事。本人公認のロリBBAもといロリおばあちゃまである。


なお、霊基再臨第二段階から彼女の傍をふよふよ浮き始める軍服姿の男性をデフォルメしたかのような人形は「オルコット大佐」。
「大佐を付けろよデコ助野郎!」と怒鳴ったりはしないが、これを呼ぶときには他人は「大佐」を付けないといけないらしい。
とても気に入っているようだが、あくまで「オルコット大佐」を可愛がっているだけで、人形趣味そのものはないとか。
ちなみに名前の由来は、生前彼女の片腕であったという同名の人物(上述のヘンリー・スティール・オルコット氏)とのこと。


主人公のことはマスターではなく弟子と思っており、「色々と教えてあげるわ」と喜々として言うなど気に入っている様子。
もちろん、自身を召喚したマスターであることは理解しているそうだが、彼女にとってのマスターは「マハトマ」であり、主人公をマスターと呼ぶわけにはいかないとのこと。
絆レベルをMAXにすると、容姿について尋ねた主人公に、「教えて欲しいならいろいろ教えてあげる。ただし、私の秘密聞いたら、絶対逃がさないんだから!」と笑顔で答える。逆プロポーズ?
なお、史実通り「ブラヴァツキー夫人」をずっと名乗っていたのは離婚が困難だったためで、できるものなら離婚したかったという。


◆『Fate/Grand Order』におけるエレナ
2016年3月30日のアップデートにて、第5章の実装と共にストーリーガチャに追加。
レアリティは☆4(SR)。

シナリオでは第5章「北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」にて、エジソンこと大統王軍の幹部として登場。
率いる軍隊はアメリカ仕様のチャールズさんばかりとどこぞのSFのようだが、
幹部はタイ…ライオンマスクにヴィジュアル系に幼女。完全に謎の集団である。勝てる気しねぇ…。
ちなみにエジソンに力を貸しているのは生前交流があったという彼に対する情からで、彼の欠点を理解しつつ、彼を信じて助ける姿はまさしくカーチャン…じゃなくて彼の理解者。
「あまり嫌わないであげてね。発明王としての彼は、本当に子供みたいに面白い存在なのよ」
「過程を間違えるのはいつものこと。それでも正解を拾い上げるのが、エジソンでしょう?」


ゲーム中の性能は、味方の補助に特化したサーヴァント。カードはキャスターの基本であるArts3枚構成。
所持スキルのうち、「魔力同調」はNPチャージ効果、「未知への探求」は全カード性能をアップさせる効果をいずれも味方全員に付与するもの。

「魔力同調」は、スキルレベルMAXだと一時は一度使うと世界が変わると専らの評判だった便利スキル。
MAXにすればNP20%をバトルに出ている味方全員に配れるため、カレイドスコープ(NP80%でバトルを開始する)を装備させておけば開幕から宝具が使えて便利。
現在ではNPを味方全体に配れるスキルを持つサーヴァントの数も増え、希少とまでは言えなくなったが、
それでも、同様のNP配布スキルを持つのは孔明マーリン等、高レアサーヴァントが大半であり、
周年記念等で確定入手できる☆4サーヴァントのラインナップにいたりするエレナは、入手が比較的楽という点でも優秀と言えるだろう。

また、「未知への探求」の全カード強化バフは地味に激レアであり、3ターン続き他者に付与出来るのは他にケイローンのみであり、長らく彼女の専売特許だった。
エレナ自身も、クラススキルも含めて強化されるArts属性宝具を持つということもあって火力もそれなりに出せる。見た目はアレだが。

残るスキル「マハトマ」はスター獲得効果に加え、確率だが宝具威力アップの追加効果も発動するため、
うまく発動した時に「未知への探求」が合わされば割と馬鹿にできないダメージを叩き出す。
絆クエストをクリアすれば宝具が相手の防御バフなどを無視してダメージを与えられるようになるので、威力がさらに向上する。エレナを運用するならクリアしておきたい。


攻撃モーションは専ら本をファンネルのように扱うもので、空中浮遊は当たり前、時には分裂したかのように残像を出しながら相手にビームを撃ち掛ける。すげえよ近代神智学は…!
ぶっちゃけエレナ本人は操作以外はなにもしなくてもよいと思われるが、気持ちの問題かピシッと敬礼するなど、攻撃時には可愛らしくポーズを取る。
なお、第二段階以降エレナの隣にふよふよし出すオルコット大佐も、エレナ本人の動きと同じポーズを取る。可愛い。
宝具を使うと、虹を放出しながらUFOに乗ったエレナに追従していく。大佐の命が、吸われていきます…!


霊基再臨は残念ながらブーディカ姐さんのように服を着ていくものだが、
帽子を被ったりオルコット大佐を侍らせたり、コートを身につけたりするものの、チューブトップの刺激的な姿は最後までそのまま。
最終再臨では惜しげもなく綺麗な脇を見せつけながら椅子にゆったりと座るビジュアルに変化する。まあ再臨台詞は色気もなにもないが。カーチャン本くらい自分で取ってよ…
なお、ロリおかん繋がりというわけではなくおそらく偶然だろうが、第三段階再臨時の台詞が某ロリおかんの先駆けと言われる艦娘の台詞とちょっと似ている。
「じゃーん!パワーアップしたわ!レムリア風に決めてみたわ!」

近代魔術師として、神代の魔術師であるメディアや彼女の使う魔術には興味があるようで、「じっくり話を聞いてみたい」と彼女が召喚されていると話す。
また、第二の故郷などと言って憚らないインドの英霊がいると非常にテンションが上がる。


ちなみに、何故かナーサリー・ライムクラスやレアリティのみならず、コマンドカードの種類やHP・ATKの値がそっくり同じである。
関連台詞もあり、ナーサリー・ライムが召喚されていると「ドジソンの作品ってそんなに人気なんだ」と複雑な反応をする。
これは、生前の彼女とナーサリー・ライムの作者に因縁があることが要因と言われている(ドジソン=ルイス・キャロルはSPRの一員だった)。
如何にオカン系サーヴァントと言えど、自分を追い詰めようとした連中にまでは優しく出来ないのである。
しかし、同じくSPR関係者であったコナン・ドイルの関係者には例外的に幾らか優しいとかなんとか。

いわゆるお嬢様言葉である「よくってよ!」を召喚時やコマンド選択時など、様々なタイミングで使い、キャラにも合っていれば金元氏の声も可愛らしいので、
エレナを某すまないさんのような感覚で「よくってよさん」と呼ぶマスターも。



◆エレナ(アーチャー)


エレナ・ブラヴァツキー、鮮やかに霊基を変えてみたわ!やってみると結構できちゃうものね!

……多分、何かの理由がきちんとあると思うのよね。コレ、本当はそう簡単にできるものじゃないでしょう?


◆ステータス(アーチャー)

身長:145cm
体重:38kg
出典:史実
地域:欧州
属性:混沌・善
性別:女性

「自分がアーチャーなのかライダーなのかたまにわからなくなっちゃうの」と、はにかみながらエレナ談。


◆パラメータ(アーチャー)
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
E D B A A B+


◆スキル(アーチャー)

  • 固有スキル

サマー・バケーション!:A+
今年の夏は自分も遊んでしまおう、と心に決めたエレナが獲得したスキル。
本来(キャスター)のエレナが有するマハトマスキルが変化したもの。
アーチャーとして活動するエレナの中核となるものである。

ニャーフ!:B
NYARFこと、エジソンの作と思しいスーパー水鉄砲を自在に操る。本スキルの存在によって、エレナの霊基はアーチャーとして定められたと思しい。
彼女自身は、「クラスはライダーのつもりだったのよね……」と言っているとか

大佐の夏休み:B
オルコット人形たちはたとえ夏休みであろうとエレナのために尽くす。
むしろ普段よりも活動的になった彼女のため、如何にして彼女を楽しませようかと全力を尽くすのだ。
彼らにとっての夏休みの喜びは、エレナの満足、その一点に掛かっている。


◆宝具(アーチャー)
金星神・白銀円環(サナト・クマラ・ホイール)
ランク:B
種別:対軍宝具

ええ、ええ!よくってよ!

クラス変更にあたってエレナが持ち出してきたネオ宝具。
白銀の円環。キャスター時に宝具を真名解放する際に出現する飛行物体と同じ材質で構成されており、地球上の如何なる物質とも異なる組成を有しているという。
真名解放時には無数の飛行物体が出現し、雨あられと周囲に光線を降り注がせる。激しい爆発が巻き起こるが、決してエレナ自身には直撃しない。
ゲームではArts属性の全体攻撃宝具。敵全体に強力なダメージを与え、防御力と弱体耐性ダウンを付与する。

運転しながらカードゲームができそうなバイク、例によって攻撃そのものには参加していないエレナ、謎の円盤群、唐突にサイバーチックなものに変わるBGMと、
水着サーヴァントの例に漏れずネタ方面な宝具になっているが、エレナ当人が「ひゃっほー!」と叫ぶほど楽しそうなのでオールオッケーということでひとつ。


◆キャラクター概要(アーチャー)

ミスタ・シゲルソン」が余計なことを言ったせいで幼児退行をしてしまったエレナを見かね、
普段はいがみ合っている二人の息子…もとい、テスラとエジソンが手を組み呉越同舟で彼女にストレス発散させるべくイシュタルカップへの参加を提案。
それに乗ったエレナがおもむろに衣装と霊基をマハトマチェンジした姿がこのアーチャーエレナである。


「楽しむ」ことを主目的にしているため、キャスターの時のエレナよりもテンションが高い。
「うふふ!」と微笑み、「ニャーフ!」と叫び、エジソンとテスラが作り上げた特製水鉄砲とマシンではしゃぐその姿は、まさしく見た目相応の少女のもの。
しかしその一方で、キャスターの時のエレナよりも大人の余裕のようなものを見せることも多く、見た目らしく子供らしい台詞と態度でエジソンたちをたしなめて絶句させたり、
エルメロイⅡ世の生真面目さをやわらかく受け止めて茶会に誘ったりしている。マテリアルによれば内面のお姉さん性、おばあちゃま性が強く出ているとか。


着替える水着…水着…?は3種類。
第一段階では外見上はぴったりだが犯罪臭がすごい、でかでかと「えれな」と書かれたスクール水着。前年のBBQ概念礼装で着ていたあれ。
第二段階ではカラーリング的にも見た目(特に頭の角)的にも光の巨人にしか見えないセパレートタイプの水着姿に。ついたあだ名は「マハトママン」。
第三段階では際どい黒いビキニの上にミリタリーチックな帽子・ヘッドホン・インカム・ロングコートと、
なんか同じ声のちみっこがいた戦車アニメに出てきてもおかしくない装いになる。
最終再臨ではロングコートを脱ぎ捨てた第三段階のエレナがサナト・クマラ・ホイールをバックに嫣然と微笑む、なんかSFモノの映画のポスターのようなイラストに。


バトルモーションは手にしたNYARFをぶっぱするだけでなく、鈍器にしてどつきに行ったり、インカムでマハトマと通信して円盤を呼んだり、手榴弾を投げて背中を丸めたり…と、
かなりアクティブ、かつミリタリー色が強いものが多い。あとキリッとしたり楽しそうにNYRAFを振り回すエレナ可愛い。
エクストラ攻撃は、第一段階と第三段階のバトルキャラの場合、スティックを掲げて第二段階に変身して重ねた両手から第三の光を放つ(最初から第二段階だと変身演出はカット)。
マハトマチェーンジ! からの、第三の光!


バトルでの性能は支援型のアーチャー

スキルはそれぞれ、
サマー・バケーション!…味方と自分のNPをチャージさせるだけでなく、毎ターンスターを獲得。
ニャーフ!…自身の与ダメージ量を上げつつと敵のチャージを確定で1減少。
大佐の夏休み…自身のArtsカード性能を上昇させると共に、自身に弱体化無効効果を付与する。
…と、味方のサポートをしつつ自分を強化するものが揃っている。

スキルそのものはキャスターのエレナのそれをやや攻撃寄りにしたようなものだが、サポートを主軸にしたアーチャーそのものが結構珍しい存在であることや、
珍しいだけでなく実用性も高いことから、クロエやWエミヤなど、優秀なサーヴァントが多い☆4アーチャーの中でも、独自の方向性から高い評価を得ている。
ただ、エレナ本人の攻撃力はそこまで高くないので、アタッカーとして採用するならばフォローは必要。一応、自己バフ満載での宝具ダメージはそれなりに高い。



◆余談

『Fate/Grand Order』の公式サポート漫画『もっとマンガでわかる! Fate/Grand Order』第26話にて、
リヨぐだ子がダ・ヴィンチちゃん

「白いシーツの上に半脱ぎで横たわっている上正面からの全身図で、
両手は頭の上で縛られていて、脇を強調して、表情は『くっくやしい』と言いつつ発情している感じ」

の抱き枕用イラストを一時間で描け、と無茶な依頼をするネタがあった。

まあこの漫画はリヨぐだ子の無茶振りと狂気ぶりを楽しむものであり、これもいつものネタかと思われたが…

ご依頼の品お待たせしました。

26話公開後にデザイナーの松竜氏ご本人がオーダー通りのイラストを描き上げ、活動している某イラストサイトにて発表するというトンデモな事態に発展した。
外部リンク

それだけでは収まらず、今度は一連の騒動を嗅ぎ付けた菌糸類氏が自身のブログに抱き枕シーンに至るまでのシナリオを投稿した。( 竹箒日記2016年6月11日分 )




こ う し き が


く る っ と る

↑※注:褒め言葉


あら、このwikiに詳しいアニヲタさんがいらっしゃるのね。是非じっくりと追記・修正していただきたいわ

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最終更新:2022年09月06日 23:03