バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

登録日:2016/04/02 (土) 22:53:42
更新日:2024/04/02 Tue 16:39:15
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世紀の対決。

スーパーマンが悪に染まる




『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(Batman v Superman:Dawn of Justice)』とは16年に公開された米映画。
13年公開の映画『マン・オブ・スティール』の直接の続編であり、DCフィルムズ・ユニバース/DC Extended Universeの第2弾。

●目次

【概要】

DCコミックスを代表する、世界で知らない者はいないであろう二大ヒーロー、バットマンスーパーマンの互いの正義をかけた戦いを描く。
バットマンとスーパーマンの対決はコミックでは既に何度も描かれているが、今回は待望の実写映像化となる。
(ザック・スナイダー曰く「(1986年にフランク・ミラーが執筆した)『バットマン:ダークナイト・リターンズ』にインスピレーションを受けたが、完全に下敷きにしているわけではない」との事)
監督はMoSに引き続き、ザック・スナイダー。同作で製作を務めたクリストファー・ノーランは今回は製作総指揮として殆ど関与しておらず、次回からは製作から退くことが決定している。
脚本はデヴィッド・S・ゴイヤーに加え、本作でブルース・ウェイン/バットマンを演じたベン・アフレックが監督・製作・主演を務め、
第85回アカデミー賞で作品賞・脚色賞・編集賞に輝いた『アルゴ』で脚本を手掛けたクリス・テリオが参加。
また、音楽面でもハンス・ジマーの他、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のジャンキーXLが新たに加わっている。
一方で、前作まで制作に加わっていたレジェンダリー・ピクチャーズは不参加となり、
本作から『ジャスティス・リーグ』までラットパック=デューン・エンターテインメントが新たに制作に加わった。

本作はほぼ説明なしで前作の出来事を前提としてストーリーが進行するため、スーパーマンに関してはMoSの視聴が必須。
(一応、本作の冒頭でMoSのクライマックスであるメトロポリスの惨劇がブルース・ウェインの視点で描かれてはいるが)
加えて、本作登場のバットマンはバートン/シューマッカー版ノーランとは関係なく、直接的には繋がっていないが、
彼のバックボーンストーリーに関しては序盤でさらっと描かれるものの殆ど説明されないため、予習として前述の映画を基礎知識として鑑賞することをお勧めする。
なお、MoSの制作時点でスーパーマンとバットマンを将来的に共演させる構想はあったらしく、同作の作中にはバットマン関係の伏線が隠されていた。
さらに今作はDCEUの起点となる作品であり、ワンダーウーマンが単独映画に先駆けて先行参戦し、サプライズ的な演出として『ジャスティス・リーグ』に登場するDCヒーローたちも顔見せで登場する。
しかし、彼らも本作のバットマン同様にほぼ説明なしで登場するため、彼らメタヒューマンの原作における基礎知識を仕入れなければ置いてけぼりにされるかもしれない。
これら原作の基礎知識を前提とするストーリー展開故に、「映画として成り立っていない」と批評家から酷評され、ベン・アフレックは撮影現場で激怒したという。
但し、ワンダーウーマン以外のメタヒューマンも単独作品の製作が決定しており、ベン・アフレック演じるバットマンもおおむね好評で、単独作品の実現も検討されている。

また、前作に引き続きスナイダー監督特有のアクション演出は群を抜いており、クライマックスの漫画的「ハッタリ」な構図を映像化したことは十分評価に値する。
特にワンダーウーマンの登場は監督作『300』を意識したような演出で、非常にアがること必至。

ストーリー面では賛否両論ではあるが、演出力や全体的熱量は高いため、アメコミの実写化としては最高クラスの作品であると言えよう。

同年4月には『パズル&ドラゴンズ』とのコラボ企画も開催された。

ちなみに本作の公開後にはキャプテン・アメリカとアイアンマンの対決を描いたマーベルの「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」が控えており、
ライバル2社の「スーパーヒーロー対決映画」対決が実現することになった。CWの制作決定の要因がBvSの発表だったり、ザックがマーベルに対し挑発的な言動をとっていたりと相互に意識していたようである。
結果は、オープニング成績こそ上回ったものの、批評面においても興収面においてもマーベルに完敗を喫してしまった。

これらの酷評が堪えたためか、次回作『スーサイド・スクワッド』では急遽再撮影を敢行してコミカルなシーンを挿入したりと、『ダークナイト』を意識したシリアス一辺倒な作風からの脱却を図る事になった。
また、『ジャスティス・リーグ』ではベン・アフレックが製作総指揮として参加する事が決定しており、本作で製作総指揮を務めたDC経営陣の一人であるジェフ・ジョンズ主導の下、DCEUの製作路線に大幅な軌道修正が加わるものと思われる。


【物語】


宇宙から来た超人《スーパーマン》ことクラーク・ケントとクリプトン人ゾッド将軍との死闘―――多くの死傷者を出したメトロポリスの惨劇から18ヶ月。
スーパーマンは世界各地の事件や災害に現れ、多くの人々を救い、人類の救世主、あるいは神として賞賛を受けていた。
しかし同時に、そのあまりにも強大な力に、政府を始めとする人々は畏れ、疑問視するようになる。
そして決定的な事態が起こる。アフリカで台頭した武装勢力にロイスが人質として取られた際にスーパーマンが救出に現れたのだが、その直後兵士たちが皆殺しにされ、スーパーマンの仕業とみなされたのだ。

一方、メトロポリスの姉妹都市・ゴッサム・シティでは、犯罪者を恐怖で罰し、取り締まる自警ヒーローが台頭していた。
その名はバットマン。コウモリを模したコスチュームを身に纏い、多くの秘密装備で敵を圧倒する謎の男。
その正体は、壮年の実業家ブルース・ウェイン。
ブルースはかつて、メトロポリスの惨劇に居合わせており、多くの部下たちがスーパーマンの戦闘に巻き込まれて死んだのを目撃した。
スーパーマンの事件を聞き、彼は改めてスーパーマンの存在を危険視する。

そして、大企業の社長レックス・ルーサーは、スーパーマンに対する抑止力として、クリプトン人の弱点となるクリプトナイトを入手し、
政府にスーパーマンの危険性を誇示し、クリプトナイトを売りつけようとする。
その裏には、宇宙から来た≪神≫スーパーマンに対する激しい執着と、彼を貶めようとする陰謀が隠されていた。

次々と進行するスーパーマンを陥れる罠により窮地に追い詰められ、自身の正義に自問するクラーク。
スーパーマンに対する敵意を高め、彼を倒す準備を着々と進めていくブルース。
それらを陰で操り、対スーパーマンの最終兵器を完成させたルーサー。
…そして、そんな彼らを監視する謎の女ダイアナ・プリンス…。


―――ついに対決の時が来た。それは“史上最強のグラディエーター”による、
≪黒≫と≪赤≫、≪神≫と≪人間≫、≪光の超人≫と≪闇の騎士≫、≪クリプトン星人≫と≪ゴッサムの蝙蝠≫の世紀の対決。
そして、いずれ来るべき戦いに備え、まだ見ぬ≪ヒーロー≫たちとの出会いを控えた、≪正義の夜明け≫が来ようとしていた……。





【登場人物】


演:ベン・アフレック/吹き替え:小原雅人
昼は大企業ウェイン・エンタープライズの社長を務める壮年の実業家だが、夜は黒衣に身を包み犯罪者を捕まえるコウモリ男。
自分の会社の技術を応用して多くの武器や装備を発明し、それに加えて鍛錬した体で敵を倒す。
なお、今回は原作でちょくちょく使っていた銃器を普通に使用している。クリプトナイトを加工した槍も使う他、対スーパーマン用の重装甲アーマーも装備する。
過去の映画版とは異なり、少なくとも20年以上戦ってきたベテラン戦士として設定されている。
幼い頃強盗に両親を殺され、自身への後悔と犯罪者への憎悪が共鳴し、「恐怖」を持って犯罪者を制圧することを決意した。
さらに、以前相棒(おそらくというか十中八九ロビン)を「ピエロ姿の異常者」に殺されており、それを機に行動が過激になった。
そして、多くの部下が死んだメトロポリスの惨劇以降、原因となったスーパーマンを憎み、アフリカでの事件を機にその真相を究明しつつ
打倒スーパーマンの準備を進める。
その最中、レックス・コープの調査中に「スーパーマンや謎の怪物集団が支配する世界」や「自分を警告する謎の男」といった幻影(?)、
そして謎の女ダイアナが浮上し、世界各地に存在する超人「メタヒューマン」の存在を知る。
夢の中では人類側の兵士となっていた。

ベン・アフレックは過去に実写映画版『デアデビル』でマット・マードック/デアデビルを演じており、DCとMARVELのヒーローを両方演じた俳優となった。


演:ヘンリー・カヴィル/吹き替え:星野貴紀
クリプトン星出身、地球育ちの、「人類の救世主」となるべき青年。
地球で身につけた超身体能力と飛行能力により、「神」とも言える人間を越えた力で地球人から畏敬される。
前回の苦い戦いを経て、地球人を様々な災害、事件から救ってきたが、そのあまりに強大な力で逆に恐れられてしまう。
そして、謎の陰謀で世間からも疎まれるようになり、自身の正義の限界を痛感、自らの存在に思い悩む。
デイリー・プラネットの新聞記者クラーク・ケントとしては、恋人ロイスと同棲しており今も順調。
法を破り犯罪者を恐怖で縛り付けるバットマンの行いを危険視し、弾劾する記事を書くが、編集長からは咎められる。
やがてルーサーの策略でバットマンと対峙することになるが…。
ブルースの悪夢の中で、謎の悪魔めいた集団のリーダーとなり、ロイスに何かしらの危害を加えたと思われるバットマンを憎悪していた。


  • ロイス・レイン
演:エイミー・アダムス/吹き替え:中村千絵
デイリー・プラネットの記者で、クラークの恋人。
相変わらずの行動派で、そのため何度もピンチになって恋人に助けられる。
日に日に追い詰められていくクラークの身を案じ、彼の無実を証明するためにも事件の真相を独自で追う。
そして、ルーサーの存在にたどり着くが…。


  • レックス・ルーサーJr.
演:ジェシー・アイゼンバーグ/吹き替え:神谷浩史
本名はアレクサンダー・ルーサー。
ウェイン・エンタープライズと双璧をなし、政府との繋がりもある大企業レックス・コープの二代目社長。
一見ノリのいいチャラ男で、赤毛の長髪と芝居がかった早口で捲し立てるような口調が特徴のちょっとウザい青年。Facebookは作っていない。
スーパーマンを≪神≫と称する反面、彼の強大な力を≪悪≫と断じ、政府に対スーパーマンの抑止力を提案。
その心中には父親へのコンプレックスからくる≪神≫への強い憧憬と嫉妬心が根付いており、スーパーマンを個人的に憎悪している。
裏で傭兵のクナイゼフを雇い、ウォレスのスーパーマンへの憎悪をも利用し、スーパーマンの世間への印象を悪化させるべく、様々な策を弄して追い詰める。
そして、対スーパーマン用の最終兵器として、クリプトン人の弱点「クリプトナイト」や、ゾッド将軍の死体を生体改造させた怪物を生み出し、
さらに自身の犯行に気付いたバットマンをも煽って包囲網を完成させる。
終盤ではクリプトン人の技術に触れ、宇宙から迫るダークサイドの脅威を知ってしまう(アルティメット・エディションではより詳細に描かれている)。


  • マーサ・ケント
演:ダイアン・レイン/吹き替え:塩田朋子
クラークの育ての母。
正義に思い悩む息子を励まし、彼の背中を押す。
だが、ルーサーの策により、息子をバットマンと戦わせるための人質として彼の私兵に捕らえられてしまう…。


  • ペリー・ホワイト
演:ローレンス・フィッシュバーン/吹き替え:石塚運昇
デイリー・プラネット編集長。
スーパーマンの登場以来彼のスクープ記事を全面的に押し出している。
一方で、事件の真相究明に乗り出すロイスや、バットマンの糾弾記事に躍起になるクラークを叱責する。


  • アルフレッド・ペニーワース
演:ジェレミー・アイアンズ/吹き替え:金尾哲夫
ブルースの執事兼、バットマンのメカニック等のサポート担当。
元英国特殊部隊の出身で、ブルースの両親の世話になった縁で、彼に忠誠を誓う。
毎回無茶をする主人に皮肉や苦言を呈しつつも、彼を支え続ける。
今回は、スーパーマンに執着し、向こう見ずになりつつあるブルースを心配し、彼を抑えようとするが…。


  • ジューン・フィンチ
演:ホリー・ハンター/吹き替え:高島雅羅
米国国会議員。
スーパーマンの行き過ぎた力を危険視し、彼の真贋を改めて問うべく審問会を提案。
その後、ルーサーから接触を受け対スーパーマンの抑止力の提案をされるが、あくまで慎重な方針を主張し、彼の提案を突っぱねる。
そして、遂に開かれた審問会でルーサーの真意に気付くも、時既に遅しであった…。


  • ウォレス・キーフ
演:スクート・マクネイリー/吹き替え:白石充
ウェイン・エンタープライズの社員で、メトロポリス支社で働いていた。
メトロポリスの惨劇に巻き込まれ、駆け付けたブルースに救助されるも、両足と家族を失った事でスーパーマンに対し激しい憎悪を抱き、記念像に「FALSE GOD(偽りの神)」とイタズラ書きをした事で逮捕される。
その後、ルーサーのスーパーマンを嵌める計画に加担し、政府審問会に証言者として出廷するが、車椅子に仕込まれていた爆弾が爆発し、
審問会に参加していた多数の市民を巻き込んで死亡。彼自身もスーパーマンを追い込むための道具としてルーサーに利用されていたに過ぎなかった。
ブルースはウォレスの力になれればと援助金を提供していたが、実際は届いておらず、何者か(おそらくルーサー)によって密かに送り返されていた。
更に返還された援助金には、自分の家族を助けなかったブルースもスーパーマン同様に恨んでいる事を記した手紙が同封されていたが、それが本心だったのかは不明。


  • アナトリ・クナイゼフ
演:カラン・マルヴェイ/吹き替え:さかき孝輔
ロシア人の傭兵。
レックス・ルーサーに雇われており、彼の私兵として武器やクリプトナイトの闇ルートでの取引を指揮する。
アフリカ・ナイロミの村を牛耳っていた武装集団に入り込み、スーパーマンの仕業に見せかけて彼らを皆殺しにするなど、スーパーマンをあの手この手で苦しめる。
コスチュームを着ていないのでわかりにくいが元ネタはバットマンのヴィラン、KGビースト。


  • カメラマン
演:マイケル・キャシディ
オープニングでのロイスの取材に同行したカメラマン。
その正体はCIAでロイスを利用して潜入調査を行おうとしていた。しかし正体がバレて殺された。
アルティメット・エディションではロイスに何とスーパーマンの名サブキャラクター、ジミー・オルセンと名乗っている(但しこれも偽名の可能性がある)。


  • マーシー・グレイブス
演:TAO/吹き替え:矢本亜実
ルーサーの秘書。美形の日系人。
美人なのに扱いが雑だった。


  • ジョナサン・ケント
演:ケヴィン・コスナー/吹き替え:内田直哉
クラークの育ての父で、彼の正義観に影響を与えた男。
故郷の山に来たクラークの前に幻影として現れ、本心を吐露し、彼を決意させる。
吹き替え声優が『MoS』から変更された。


  • スワンウィック将軍
演:ハリー・J・レニックス/吹き替え:石住昭彦
スーパーマンを支持する米軍軍人。
アフリカでの事件を調査するロイスを当初は突っぱねていたが、後に極秘情報を与える。


  • トーマス・ウェイン 演:ジェフリー・ディーン・モーガン
  • マーサ・ウェイン 演:ローレン・コーハン
ブルースの両親。
彼の幼少時代、劇場からの帰り道に遭遇した強盗に射殺されてしまう。
なお、母マーサがクラークの義母と名前が同じなのは原作における偶然の一致なのだが、本作においては重要な意味合いを持つ。
トーマスは別にパラレルワールドのアメリカヒーロー活動をしていた訳ではない。


  • ゾッド将軍
演:マイケル・シャノン
前作にて母星を復活させるべく、地球を侵略しようとしたがスーパーマンに討たれたクリプトン星の軍人。
今回、その死体がルーサーの手に渡り、死後最悪の辱めを受けることに…。


≪メタヒューマン≫

レックス・ルーサーが密かに目をつけていた、世界各地に存在する≪超人≫たち。
その全貌は、次回作以降明らかとなる。

演:ガル・ガドット/吹き替え:甲斐田裕子
図書館のパーティーに出席していた謎の美人古美術商。
ブルースがルーサーに仕掛けたハッキング装置を拝借し、彼に直接接触、小悪魔的態度で彼を翻弄する。
その正体は、古代ギリシャ時代から生き続けた長寿の女戦士。
神代から与えられた強靭な肉体と魔法の投げ縄、剣と円形の楯等を駆使し、強力な怪物とも拮抗する力を持つ。
超かっこいいテーマソングとともに、バットマンとスーパーマンの助太刀に参戦する場面は本作屈指の名シーンである。
吹き替え担当の甲斐田氏は映画『ウォッチメン』でもシルク・スペクターⅡ役で出演しており、異なる女性ヒーローを2度演じる事になった。


演:エズラ・ミラー/吹き替え:小林親弘
光速疾走の能力を持つ青年。
荒廃した未来の夢を見た直後のブルースの前に現れ、「ロイスが鍵だ」「僕は速すぎた」「君は正しかったんだ」「奴を恐れろ」「僕達を探せ」といった謎の助言を与え、消える。
現在はフリーターの様子。
ドラマ版DCユニバースではフラッシュを主人公としたドラマシリーズが製作されているため(俳優や設定はもちろん映画と異なるが)、本作の顔見せヒーローの中では当時からそれなりの知名度を持っていた。


  • アクアマン
演:ジェイソン・モモア
海底王国の王。遺跡調査のカメラを破壊した。


  • サイボーグ
演:レイ・フィッシャー
体の半分を失うほどの大怪我を負ったスポーツマン。サイバネティクス技術で治療が施されるが上手くいかず、最終的に未知の技術が使われ成功した。




【用語集・メカニック】

  • バットモービル
バットマンの地上用装備の改造装甲車。
銃器を完備し、無茶な走行にも耐えられる万能車。
今作ではバートン版の流線型とノーラン版の実用型の折衷案のような形。

  • バットウィング
バットマンの空中用装備の小型飛行機。
強襲用に運用し、下車後もドローンモードとしてアルフレッドの操縦に任せることが出来る。

  • クリプトナイト
クリプトン星の土や金属に必ずと言っていいほど含まれる鉱物。
地球の環境に慣れたスーパーマンにとってはクリプトン星の環境はそのものであり、地球においてはスーパーマンらクリプトン人の弱点となる。
ルーサーが入手し、対スーパーマンの兵器に利用しようとしたが、バットマンに盗まれ、
粉末にした粉塵グレネード弾、トドメに使う槍として改造された。

  • ドゥームズデイ
レックス・ルーサーが前作で破壊されたクリプトン星の宇宙船内にあるジェネシス・チェンバーを利用し、ゾッド将軍の死体とルーサー自身の血液を組み合わせて造り出した生命体。
毛のない超人ハルクのような姿をしていて、かつての威厳や理性は無く、闘争本能しか存在しない制御不能の怪物に成り果てている。
あらゆる攻撃(核ミサイルでさえ)を吸収し、その度に肉体が強化されていく。目からはヒートビジョンを発射する。
その強さは、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンが束になっても敵わないほど。
だが、ゾッド将軍の遺体を利用して生み出されている為、スーパーマン同様、クリプトナイトが弱点になっている。

  • 謎の生物
ブルースの夢の中で登場した、悪魔のような生物の群れ。
どうやら、世界荒廃の原因になったらしい…。
アルティメット・エディションで追加されたシーンでは、
これとは別の怪物(=『ジャスティス・リーグ』のヴィラン・ステッペンウルフ)がルーサーの前に登場している。




【余談】

  • 07年公開の吸血鬼(ゾンビ)映画『アイ・アム・レジェンド』の荒廃した2012年のNYのシーンで、『バットマンvsスーパーマン』のポスターが登場。
    『MoS』も製作されておらずジャスティス・リーグが頓挫した頃だったが、9年後にようやく実現した。


  • 編集段階でカットされたシーンが多く、約30分の劇場未公開シーンを追加した3時間にも及ぶアルティメット・エディションがソフト化された。
    カットされたシーンが復活した事により、スーパーマン側のキャラクターへの感情移入や、ルーサーが用意周到に練り上げた計画の全貌が把握し易くなっている。
    また、シーンの追加のみならず、既存シーンの一部が編集し直された事により、劇場公開版で疑問に感じられた箇所がかなり改善されており、
    ストーリー展開の把握が容易になっているのも特徴(「寧ろアルティメット版で上映すべきだった」という評価も)。
    それ以外でも本作で初登場だが、劇場公開版では出番が削られてしまった新キャラクターや前作『MoS』で登場したキャラクター、
    更に(名前のみではあるが)『バットマン』シリーズではお馴染みのある施設も登場するので、
    本作をしっかりと理解するなら(オンデマンド配信とセル版Blu-ray / 4K UHD限定になるが)断然アルティメット版をお薦めする。
    なお、カットシーンの復活に伴い流血描写も含まれるようになった為、アメリカ本国ではR指定に区分されている(劇場公開版はPG-13指定)。











ピエロ姿の異常者は『スーサイド・スクワッド』で再び舞台に上がる。


今やみんな知ってるよね?

Wiki篭りが項目を追記・修正するのは地の底からじゃない。空から追記・修正するんだ。



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最終更新:2024年04月02日 16:39