動物戦隊ジュウオウジャー

登録日:2016/03/07 Mon 21:46:44
更新日:2024/04/20 Sat 08:55:09
所要時間:約 31 分で読めます


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多くの命が生きる星、地球。

1人の人間と4人のジューマンが出会い、一つの群れが生まれた。

地球を守るために!


動物戦隊ジュウオウジャー!!

この星をなめるなよ!!



『動物戦隊ジュウオウジャー』とは、ニチアサキッズタイム内のスーパーヒーロータイムで放送された特撮テレビドラマにして、スーパー戦隊シリーズ第40作記念戦隊。

なお、「〇〇戦隊ジュウ〇〇ジャー」が一致しているのでややこしいが、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』は全くの別物。




◆概要◇

名前通り動物をメインモチーフとした戦隊であり、『百獣戦隊ガオレンジャー』から数えて15年ぶりの純動物モチーフとなる*1
戦隊名が発表された際、ネット上では「動物戦隊ゴーバスターズと被っているだろ」という声も挙がったが、企画時にはスタッフの誰一人として気にも留めなかったらしい。
そんな過去のシリーズとの差別化を図るべく、本作品では動物というモチーフを物語としても掘り下げていく。
また、昨今のMinecraft人気を受けて立方体(キューブ)モチーフも取り込んでいる。

ナレーション、ジュウオウチェンジャーの音声には『たんけん ぼくのまち』や『いないいないばぁっ!』のワンワンなど、Eテレに縁の深いチョーを起用。
特撮では『侍戦隊シンケンジャー』にて骨のシタリ役での熱演が知られている。

メンバーは人間2人&異世界人5人という『未来戦隊タイムレンジャー』以来の混合構成。
で『魔法戦隊マジレンジャー』以来11年ぶりの女性ブルー、かつピンク不在という初期メンバー構成で女性メンバー二人かつ青と白の組み合わせは、
鳥人戦隊ジェットマン』以来25年ぶりとなる。
そして、「イーグル! シャーク!」ときたら一定以上の年齢の人は「パンサー!」と続けたくなるが……

チーフプロデューサーは『烈車戦隊トッキュウジャー』以来の宇都宮孝明、パイロット監督は柴﨑貴行。
脚本は戦隊愛に定評のある香村純子。スーパー戦隊・仮面ライダープリキュアのニチアサ3シリーズで執筆経験のある唯一の脚本家だが、メインライターは今作が初となる。
また、サブライターに荒川稔久、田中仁、下山健人も参加している。


2016年3月27日には「春休み合体ヒーロー祭り」として前年、前々年とは違い「1時間合体スペシャル」ではなく本作の第7話で仮面ライダーゴーストとユルセンが、同じく『仮面ライダーゴースト』第24話でジュウオウイーグルがそれぞれゲスト出演を果たした*2
ちなみに時系列は本作第7話→『ゴースト』第24話の順番となる。

第28・29話ではスーパー戦隊シリーズ放送2000回を記念し、『海賊戦隊ゴーカイジャー』6人とナビィがゲスト出演。
EDも通常の「レッツ!ジュウオウダンス」ではなく、新たに更新された「スーパー戦隊ヒーローゲッター2016」が流された。

また、2017年1月には「スーパー戦隊祭」として映画『動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ fromスーパー戦隊』が公開された。
他方、次作『宇宙戦隊キュウレンジャー』と本作のスーパー戦隊VSシリーズは製作されず、その埋め合わせなのか定かではないが『スーパー戦隊最強バトル!!』にジュウオウイーグル、Vシネクスト『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』にジュウオウザワールドが(唐突に)登場した。

「47戦隊47都道府県」では大阪府を担当。
国内でも3番目に長い歴史を持つ天王寺動物園がある事が由来だろうか。
スーツのデザインが大阪のおばちゃんっぽいからという考察の方が有力であるが。


◆あらすじ◇

とある森の中でガイドの仕事をしていた動物学者の風切大和は、落としてしまった"お守り"を追って辿り着いた先に現れた巨大なキューブに吸い込まれ、
セラ、レオ、タスク、アムという4人のジューマンと出会う。
大和が迷い込んだのは異世界「ジューランド」で、そこでは人間のように知性を備えた二足歩行の動物達「ジューマン」が平和に独自の文明を築いていた。
セラ達は大和の通ってきた「リンクキューブ」の番人でもあり、そして大和の持っていた"お守り"こそ、ジューランドと人間の世界とを繋ぐ鍵となる「王者の資格」だったのだ。

その頃人間界では、宇宙の無法者集団「デスガリアン」が地球を滅ぼそうと侵略を開始していた。
異常を察知した大和はリンクキューブに飛び込み、それを追って4人のジューマン達もジューランドから人間界へとやってくる。

セラ達4人は王者の資格が変化したジュウオウチェンジャーでジュウオウジャーへと変身し、デスガリアンとの戦いに挑む。
次第に劣勢に追い込まれる4人の姿を見て、大和の叫んだ「地球に生きる命を救いたい」という強い思いが、本来ジューマンにしか使えない筈の王者の資格を動かした。
そして大和もジュウオウイーグルへと変身、デスガリアンの幹部の1人のジャグドを撃破する。

しかし、リンクキューブに填っていた王者の資格の一つを何者かが持ち去ったため、セラ達はジューランドへ戻れなくなってしまった。
大和はそんな彼らの面倒を見ることにし、王者の資格を探し出してジューランドへ帰れるまで、大和と4人のジューマンとの共同生活が始まるのだった。



◆設定・用語◇

  • ジューランド
ジューマン達が暮らす地球の中の異世界。リンクキューブによって人間界と繋がっている。
そのために人間がジューランドに迷い込んでしまうこともあったが、ジューランドの秘密を守るため、迷い込んだ人間は処分するという極端な掟もあった。
物語当初に大和とセラ達が出会った時にそのような素振りは見せなかったあたり、ごく一部の上層部のみがその掟を知っているようだ。
ジューマンであるはずのバドにさえ「あんな世界との繋がりなど切れてしまえばいい」とまで言わせた。
ジューランド特有の文化なのか、立方体の意匠が随所に見られる。

  • ジューマン
異世界・ジューランドの住人。動物の姿に二足歩行の知性、動物特有の本能や特性、そして「ジューマンパワー」と呼ばれる生命の力を併せ持つ。
通常のジューマンは姿を変える事はできないが、セラ達は王者の資格がもたらす神秘の力により、人間に化けられるようになった。
とは言え人間態で過ごすにもかなりの気力を消費するらしく、気を抜くとすぐジューマン態に戻ってしまう。
また、人間態の時も尻尾(セラは尾ビレ)だけは消せずにそのまま残るが、この尻尾は敵の気配を感知するとピーンと跳ね上がる。

  • 王者の資格
ジューマンを守る力を秘めたキューブ。リンクキューブの1面に1個ずつ、計6個填め込まれていた。
「四角」と「資格」がかかってると言うのは内緒。
ジューマンのセラたちの強い思いに呼応してジュウオウチェンジャーに変化する。また、大和のバドのジューマンパワーでジュウオウチェンジャーに変化した。
全部で6個存在するが、うち1個はバドによって幼少時代の大和に渡され、ジューランド側には長らく存在していなかった。
大和がジューランドにやってきた事で再び6個揃うが、デスガリアン襲撃の際に1個がリンクキューブから外れてしまい、
現在は最後の資格はバドが所有している。

第28話にて「大王者の資格」と呼ばれる起源となる巨大なキューブを元に作り出された事が明かされた。
そして第37話にて、大和の窮地にバドが持つ最後の資格が金色のジュウオウチェンジャーファイナルへと変化、彼をジュウオウバードに変身させた。

  • リンクキューブ
巨大なキューブ。人間界とジューランドを繋ぐ扉の役割を果たす。
窪みに王者の資格を装填するとゲートが開き、人間界とジューランドを行き来する事が可能だが、王者の資格が6個全て揃った状態でないと移動できない。
その内1個が十数年前にバドによって持ち去られたので、それ以来人間界とジューランドの行き来は不可能になっていた。
第1話でジャクドの攻撃により人間界側のリンクキューブが破壊されてしまい、さらに王者の資格の1つをバドが回収したため、セラ達はジューランドに帰れなくなった。
その中には、「大王者の資格」が入っている。



◆登場人物◇


◆ジュウオウジャーと関係者◇


  • [1]大空の王者 ジュウオウイーグル/風切大和

「俺だって……! 人間だって、『動物』だーッ!!」
駆け出しの動物学者。叔父である真理夫のアトリエに下宿している。
生真面目で面倒見が良く、行く当てのないジューマン達もまとめて面倒を見ようとし、王者の資格探しも率先して手伝う劇中屈指の常識人。
しかしその性分故か、気苦労を背負い込んでしまうことも多い苦労人気質。レオ曰く「怒ると面倒臭い」
普段は落ち着いているが、激昂したり一度覚悟を決めた後の爆発力と行動力は凄まじい。
彼の母親の和歌子は大和が幼い時に亡くなっており、父親の風切景幸は医師であり健在ではあるものの、親子関係はあまり良くないようであるが……。

演じた中尾雅樹氏は本作で本格的な役者デビューとなるが、1話から新人離れした自然な演技で視聴者を驚かせた。

詳細は個別項目にて。

  • [2]荒海の王者 ジュウオウシャーク/セラ
「女だと思ってアンタに手加減された!そういうの全然嬉しくない!!」
聴覚の鋭い鮫の女性ジューマン。4人のジューマンのリーダー的存在。
負けず嫌いで気が強く、弱い部分を他人に見せない姉御肌のクールビューティ。
家族想いな性格でペンダントの立体写真から、弟がいることが判明している。そのためか家族の仲を引き裂いたり、絆を踏みにじる行為を何より嫌う。
女だからという理由で手加減されるのを嫌がっており、過去ジューランドでの武術大会でレオに手を抜かれて勝ったのを根に持っている。
アミガルドの作戦でレオと戦わされた時も、結局レオが負けるつもりで本気を出さなかったのが許せない様子。
強気な性格で誤解されがちだが、結婚式を見てロマンチックと感じたりと純情で乙女らしい側面を持っている。
ただし強気ながらも純情な性格な反動か、結婚詐欺師から「チョロイ」と思われ、その評価通りすっかり騙されてしまったりと、男に対する免疫は低め。
鮫故か水が大好きで、噴水などを見るとたまらず飛び込む癖がある。

野性解放モードの能力は「斬鉄のヒレ」で、背中に鋭い背ビレが生えて触れた者を切り裂く。
その鋭い切れ味を生かし、体ごと高速回転しての体当たり攻撃を仕掛けたりもする。また、まるで水中にいるかのように地中を自在に泳ぎ回れる。
固有の能力として驚異的な聴力を誇り、些細な音も聞き取れる。


  • [3]サバンナの王者 ジュウオウライオン/レオ
「相手を殴ると自分も痛え……だから拳ってのは相手を傷つけるために使っちゃいけねえ! 拳ってのはな、守るために振るうんだ!それが…“男の美学”だぁ!」
声が大きいライオンの男性ジューマン。いつも陽気でテンションが高いお調子者で、ジュウオウジャーのムードメーカー的役割を果たしている。
その大声によって主に耳のいいセラが被害を被っている。
裏表のない明朗快活とした気持ちのいい性格の熱血漢。早とちりで短気だが、他者への思いやりも強い。
大和への不信感から誘いを拒むタスクに対し、「大事なのはこれからのメシだ」と返すなど現実的な面もある。
女好きで、良く言えばフェミニスト、悪く言えばナンパな性格。
しかしながら体格差で劣る女性を力で圧倒するのを嫌い、「女ぶちのめすくらいなら嫌われたほうがマシ」という自分なりの“男の美学”を大切にしている。
クバルの自分本位で身勝手な復讐に対しては真っ先に怒りを露にし、彼に拘束されていたナリアを発見すると彼女を救出する決断をした。
また夢を嘲笑われたり馬鹿にされることを嫌い、仲良くなったり感情移入した相手にはトコトン付添い面倒を見るなど良き兄貴分としての側面もある。
一方でキルメンチと鉢合わせした際はヤンキーさながらのメンチ切りを見せるなど、荒っぽい所も有している。
詳細は個別項目にて。


  • [4]森林の王者 ジュウオウエレファント/タスク
「僕達はもう、帰れないからここにいるんじゃない。僕達の意志でここにいるんだ!」
嗅覚が鋭い象の男性ジューマン。唯一の草食系男子(文字通りの意味で)。
象ならではのパワーもさる事ながら、内面的には読書をたしなむ温厚な知性派で洞察力も高いクールガイ。
知性的な反面、生真面目で頭の固い堅物な一面もあり、規律や規則に拘るオカン気質。
幼いころからの経験故に読書好きは筋金入りで、書物や物を大切にする気持ちを馬鹿にされる事を嫌う。
ただし細かい所を気にしすぎる真面目で神経質な性格が原因で面倒くさい男扱いされ、
同じく面倒くさい男の部類に入る操から一方的にシンパシーを抱かれるなど苦労人としての顔も覗かせる。
また納豆の臭いで悶絶したり、緊急事態とは言え靴下の臭いを嗅いであらぬ誤解を招くなど、臭いネタでのオチ要員としても出番多し。
ネタキャラ扱いされるのは頭脳派キャラ宿命なのか?
詳細は個別項目にて。


  • [5]雪原の王者 ジュウオウタイガー/アム
「無事だったからいいじゃない。ほら、前向き~。うふふっ」
味覚が鋭い虎の女性ジューマン。ポジティブで流行り物に弱く可愛い物好きなゆるふわ系。
セラと比べるとこちらは可愛い系の美少女だが、顔に見合わず一度決めた意志は固い。また味覚に優れているためか、「口」が「上手い」。
笑顔を絶やさない楽天家な言動とは裏腹に、冷静かつ現実的に物を見ており、
ジューマンの中では最初に「どうせすぐにはジューランドに帰れないので、腹を括って人間界に馴染む」と決意している。
ジューランドでは母子家庭で育っていることが判明したりと、本編前は色々苦労してたことが窺え、
結婚詐欺師の零と数回話しただけで彼の存在を危険と見抜く等男性に対する免疫は高い。
ジュウオウチェンジャーの通話機能を最初に把握したのも彼女で、他のメンバーの事は全員敬称をつけて呼んでいる。
若干腹黒気味な言動や小悪魔っぽい態度で誤解されがちだが、人の弱みに付け込んだり、相手を騙すといった人の心を弄ぶような卑怯なことを嫌う等、性格は真っすぐないい娘。
精神的ブレが大きすぎる操の特性をいち早く見抜いた人物で、落ち込んだ操をわざと煽てて持ち上げて調子に乗らせテンションを取り戻させるなど強かな一面もある。

野性解放モードの能力は「鋭きツメ」で、強靭な爪による斬撃の連射で敵を切り裂く。
ジュウオウライオンの野性解放との違いは、ライオンが攻撃力重視でタイガーが連射性重視というところだろう。


  • [6]ジャングルの王者 ジュウオウゴリラ/風切大和
ゴリラのジューマン・ラリーからジューマンパワーを授かった大和のもう一つの変身。
ジュウオウイーグルの顔を上部に上げ、野性解放で上半身がゴリラのようにムキムキになる。
その変身の都合上、常時野性解放モードとも言える。
ゴリラらしくよく胸を叩く(ドラミング)が、その際掌は開いている。
一般的なドラミングのイメージは拳だが、実物のゴリラは掌で行っているので現実に忠実といえる。


  • [7][8][9]世界の王者 ジュウオウ ザワールド門藤操
「俺は決めた……この罪を、背負って戦う!」
ジニスがブラッドゲームをさらに盛り上げるために用意した対ジュウオウジャー用のエクストラプレイヤー。
人間界で捕獲したサイ、ワニ、オオカミの3体のジューマンのジューマンパワーを、ナリアが拉致してきた適合者の人間である門藤操に強引に注入して完成させた。
2体分のジューマンパワーを使いこなす人間である風切大和の特性をコピーし強化したデスガリアン版ジュウオウジャー。
スーツの胸にもサイ・オオカミ・ワニが並んで描かれ、黒ベースに金と銀も加えて縦三色のカラーリング。

元は気が弱く恥ずかしがり屋な性格で、病弱な身体も相まって強さと友達を求めてストイックに強さを求めていたボッチ青年だったが、
どうにも求めていた強さに辿り付けずに悩んでいた所をデスガリアンに捕えられて洗脳されていたが、
大和の決死の説得が功を奏し洗脳が解けジュウオウジャーの仲間入りした。
性格は少々卑屈で思い込みが激しく(自分が3人のジューマンを殺したと思いつめて幽霊になった3人(の幻覚)に怯えたり)、ミスを指摘された途端体育座りで凹むなど、
メンタル面が非常に繊細で不器用な面倒くさい豆腐メンタル。
詳細は個別項目にて。


  • [10]王者の中の王者 ジュウオウホエール/風切大和
初代ジュウオウジャーであるクジラのジューマン・ケタスの魂とジューマンパワーの宿った『大王者の資格』が変化した、ホエールチェンジガンで大和が更なる変身を遂げた戦士。
ホエールチェンジガンのトリガーを弾くことで変身、スーツにクジラのマークが宿り、マスクが装着されることで完了する。
こちらも常時野性解放している形態であり、ジャンプ力・腕力共にイーグルやゴリラを上回るが、凄まじいジューマンパワーは大和も制御できなくなることも。
35話からは最強技「ジュウオウファイナル」も仲間達と力を合わせる事で制御できるようになった。


  • 天空の王者 ジュウオウバード/バド(声/演:村上幸平)
「もう大丈夫だ。きっとこいつが、お前を守ってくれる」
鳥のジューマン。現在もどこかで活動しているようだが詳細不明。
かつてリンクキューブから王者の資格を持ち出して、怪我をした幼い頃の大和を助けると共に“お守り”として託したらしい。

第11話で再登場し、ジニスが送り込んだ殺戮マシーン・ギフトの攻撃で重傷を負った大和を救った。
その後、レオ達に故郷であるジューランドについて快く思っていないこと、自分とジューランドの「繋がり」を断つために「王者の資格」を盗み出したことを明かした。
彼が、このようなことをするのは過去のとある出来事が原因のようだが……。
そして紆余曲折を経て、ジュウオウバードへと変身した。
そのジュウオウバードの姿はジュウオウイーグルに酷似しているが、朱色を基調としたカラーリングになっているのが特徴。

詳細は該当項目にて。


  • 森真理夫
「芸術家にとっては自分が信じるものが真実だ。学者ってのは、自分の気持ちで真実を曲げちゃいけないんだろ?」
大和の叔父で動物専門の彫刻家。自身のアトリエに元々居候させていた大和に加えて、セラ達4人も住まわせている。
作品を作る際には動物の気持ちになりきるため着ぐるみを着用する変人。30分後の仙人のおっちゃんみたい。
セラ達4人は「大和の野生動物の研究仲間」という事になっており、彼らがジューマンである事は伏せられている。
また、ジュウオウジャーの正体が大和達であることも秘密にしている。

普段はコスプレしてはしゃぐ変人だが、「自分が信じるものが真実」という信念を持ち、悩める大和に助言をすることも。
さらに、デスガリアンの作戦に巻き込まれて囚われた際には、遊びで命を奪う彼らに怒りを露わにし、
ナリアに対して「この星をなめるなよ」と啖呵を切る(ついでに頭もはたいた)勇気ある姿を見せた。
また第24話においては、大和の母の弟であることと、大和と一緒に彼女の墓参りに行く姿が描かれた。
第44話ではついに……。


「ヤマト、先にパワーをもらったのはミーの方だ。人間に絶望していたミーが、ユーと出逢って再び希望を持てた。そして、幸せな出会いにも繋がった」
ゴリラのジューマン。人間を研究している動物学者ならぬ"人間学者"。根は明るいラテン系。ポケモンの研究はしていない。
以前から学術研究目的で人間界にやってきていたが、ある時王者の資格が失われて以来ジューランドへ帰れず、森の中でひっそりと暮らしてきた。
だが、行く先々で人々に恐れられ、警官には拳銃で撃たれて以来、人間が怖くなってしまった。
セラ達と共に行動している大和に対しても、当初は人間だと知るや逃げ出すほど不信感を抱いていたが、
大和がニホンカモシカと触れ合うのを見て考えを改め、瀕死の彼にジューマンパワーを授けてジュウオウゴリラへと覚醒させた。
その影響で生命力が減ってしまい白髪頭になってしまい、ラリーの命を削ってしまったと悩む大和を上記の言葉で励まし、
ジューマンパワーは希望を持てた事へのプレゼント交換であると話した。
戦いの後は人間の社会を見るための旅に出て、その道中でバドと再会。彼とはジューランドにいた頃からの知り合いだったらしく、大和達の話した鳥男が彼である事にも気付いた。


  • 三人のジューマン(声:ボルケーノ太田(犀男)、かぬか光明(鰐男)、高橋英則(狼男))
元々はラリーと同じく、地球で暮らすこととなってしまったジュ―マン達であり、ジニスによって3人ともザワールドを生み出すために利用された。
操の前に幻影として現れるが、その実態は操が抱える罪悪感や後ろめたさなどが分かり易く具現化した妄想。

3人とも性別は男で、全体的にノリが軽い性格。
操が罪悪感に苛まれ、悩み落ち込むと現れ、悩める操に発破を掛けるのが主な役割。
狼男は辛辣な口調で操の問題点を指摘し、鰐男は明るい口調で操に方向性を示し、犀男は全体的な意見を取りまとめ結論を導くポジション。


  • ケタス(声:チョー)
「その怪物に一人で立ち向かう勇敢な若者……私です」「お前かよ!」
レオたちジューマンの先祖であるクジラのジューマン。
現在は故人だが、大王者の資格に残された映像記録で現われた。
かつて怪物によって滅ぼされそうになった際に一人で立ち向かい、大王者の資格によって「最初のジュウオウジャー」になり怪物を撃退し、その後ジューランドを作り上げリンクキューブや王者の資格などを生み出したジューランドの王。
しかし、何故か大王者の資格やジューランドの誕生に関する歴史は、レオたちの世代には伝わっていなかった。


  • ペルル(声:笹野鈴々音)
劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』に登場するコンドルの子供ジューマン。
「ワールドアニマルサーカス」に所属していた両親がジューランドから地球にやって来た後に生まれたため、地球育ち。
宇宙の侵略者「ドミドル」に彼が持つキューブコンドルを狙われ、奪われてしまう。
ジュウオウジャー達によってそのキューブコンドルを奪還することに成功した。
その後、ドミドルの撃破後に最後の資格の情報がわかったら知らせると約束を交わし、サーカスを管理する数人のジューマンの仲間達やキューブコンドルと共に、操の操縦するキューブライノスに乗って旅立っていった。


▼宇宙の無法者 デスガリアン▽


邪悪な宇宙人達で構成された無法者の集団。
巨大な弓矢を模した宇宙船・サジタリアークを母船に宇宙を流離い、生命の豊かな星を見つけては「ブラッドゲーム」と呼ばれる殺戮ゲームを仕掛け、これまでに99の惑星を滅ぼしてきた。
侵略目的が「地球を破壊するのでも征服するのでもなく、“星に生きる生物を甚振って遊ぶこと”」という、戦隊史上でも類を見ない下衆極まる敵組織である。
詳しくは個別項目を参照。


◆ジュウオウジャーの装備◇


  • ジュウオウチェンジャー


\アーアーアアアーッ!!/

ジュウオウジャーへの変身アイテム。
王者の資格が変化した立方体の携帯電話で、変化した後も登場人物からは「王者の資格」と呼ばれ続ける。
ガラケー型だが、一応開くとスマホっぽい。
キューブアニマルの召喚、ジュウオウキングへの合体キーとしても用いられる。もちろん通話機能も搭載。
内部には上部に赤・黄・青の3つのボタンと1~9までの番号ボタンがあり(一般的な電話と違って#0*は無い)、
1から5にはジュウオウイーグルを1として、そこから順に各ジュウオウジャーが割り当てられている。
側面には動物の絵が描かれた赤い面(変身用)、立方体の絵が描かれた黄色い面(召喚用)、ジュウオウキングの頭部が描かれた青い面(合体用)の絵柄がある。
ルービックキューブのように一番上の列だけが横回転するようになっており、対応する絵柄を揃えるとその面の機能が開放される。

変身する際は、ジュウオウチェンジャーを開いて上部中央にある赤いボタンを押した後、番号(1から5のいずれか)を押す。
すると番号に対応する動物名がコールされる(例:1なら「イーグル!」)ので、「本能覚醒」の掛け声と共に赤い面の絵柄を揃えると、
バリア機能を備えたキューブ状のエフェクトに包まれてジュウオウジャーへの変身が完了する。
本来ならジューマンしか変身出来ない筈だが、人間である大和が変身出来た理由は大和の使用する物にジューマンのジューマンパワーが注ぎ込まれているかららしい。

「アーアーアアアーッ!!」という叫び声を聞くと「そういえば今年の夏はターザン映画が復活するんだよな」と反応してしまうお父さん(下手したらお爺ちゃん)も少なくないだろう。


  • ジュウオウバスター
ジュウオウジャーの共通武器で、ジューマンパワーを持つ者なら変身前でも使用可能。
赤と青二つのキューブが横並びについており、スライドさせて位置を入れ替えることでモードチェンジする。
鷲、鮫、ライオンが描かれた赤いキューブを前にセットすると刃が伸びた剣モードになる。このモードでの必殺技はジュウオウスラッシュ。
象と虎が描かれた青いキューブを前にセットすると銃口がせり出して銃モードになる。このモードでの必殺技はジュウオウシュート。


  • イーグライザー
ジュウオウイーグル/ジュウオウバード専用武器。
普段はオーソドックスな長剣だが、鞭のようにしならせて攻撃する事も出来る、いわゆる蛇腹剣
鞭状態のリーチはかなり長く、敵を搦め取ったり、木に引っ掛けて移動手段としても活用出来る。
必殺技は捕縛した敵を引き抜きざまに斬り裂くライザースピニングスラッシュと、伸ばしていない状態から連続で斬撃を浴びせるグライドフェザースラッシュ。


本能覚醒!

\ウォーウォーライノースッ!!/

  • ジュウオウザライト
ジュウオウザワールド専用懐中電灯型アイテム。
デスガリアン版のジュウオウチェンジャーとも言える。
変身、フォームチェンジ、ジュウオウキューブ召喚に使用する。


  • ジュウオウザガンロッド
ジュウオウザワールド専用打撃/銃撃武器。
まっすぐ伸ばしたロッドモードと斜めに折ったガンモードを使い分けられる。
更には釣り糸とそれを巻き上げるリールも装備されており、ロッドモードでは釣り竿としても使用可能。


本能覚醒!

\ホーホーホエールーッ!!/

  • ホエールチェンジガン
ジュウオウホエール専用変身アイテム/大型銃。
『大王者の資格』が変形した武器で、謂わばジュウオウチェンジャーのオリジナル。
カバーを展開することでキューブモードからガンモードに変形。大和がトリガーを弾くことでジュウオウホエールに本能覚醒させる。
このモードの必殺技はジュウオウファイナル。二度ポンプアクションを起こすことで放たれるが、凄まじいパワーは月の一部を壊すほどで、初発射時は大和でも制御できなかった。
35話からは仲間の力が合わさり、本来の威力のジュウオウファイナルが使用できるようになった。


\バードッ!!/

本能覚醒!

\アーアーアアアーッ!!/

  • ジュウオウチェンジャーファイナル
ジュウオウバード専用変身アイテム。
バドが持っていた最後の『王者の資格』が変化した、金色のジュウオウチェンジャー。
ナンバー『1』を押し、赤い面に合わせることでバドをジュウオウバードに変身させる。
形状は五人の持つジュウオウチェンジャーと同じだが、色、赤い面のジュウオウジャーのエンブレムにゴリラ・クロコダイル・オオカミ・サイ・クジラのレリーフが追加、ナンバーの上に鳥/[10][0/!/?]のキーが加わっている、待機音と変身音がオカリナにも似た音色を持つなど相違点がある。


ジュウオウキューブ、巨大ロボ◇


ジュウオウチェンジャー/ジュウオウザライト/ホエールチェンジガンによって召喚・合体されるジュウオウジャーの巨大戦力。
基本的に待機形態の『キューブモード』で召喚され、様々な動物を模した『動物モード』に変形する。従来作のように生命体設定があるか否かは不明。

2話以降は掌サイズから大きくなる方式がとられている。
大きく分けて、上から三つ積み重なることで巨大ロボに合体する『ジュウオウキューブ』と、巨大ロボ用の武器に変形する『ジュウオウキューブウェポン』に分類される。

詳しくは該当項目を参照。


◆主題歌◇


  • OP:動物戦隊ジュウオウジャー(歌:高取ヒデアキ)
実はコーラスに『秘密戦隊ゴレンジャー』を歌った堀江美都子が特別参加している。*3
第1話のOPに限り、大和以外の4人はジューマン態のみが登場し人間態は一切登場せず、デスガリアンのメンバーにはジャグドがいる特別バージョンとなっていた。
第21話からは操が追加された。

  • ED:レッツ!ジュウオウダンス(歌:大西洋平)
去年に続いてダンスED。映像中に4色のキューブが登場し、データ放送ではどのキューブに動物が隠れているかを当てる「どうぶつかくれんぼ」が行われる。
エンディング終了後は正解発表と同時にキューブに隠れている動物の映像が映される。
歌っている大西洋平氏は、去年のニンニンジャーの主題歌も担当した。
ネタバレしない派の人はFULLサイズを聴く時は要注意。
サビの歌詞は動物とかけたダジャレになっているものの、タスクの「すぐファンファンエレファント」は意味が分かりにくい…恐らく「fun(楽しい)」と言うことだろうか。
最終回では「レッツ!ジュウオウダンス エクストラ・ホエールエディション」が使用された。


◆玩具展開

なりきり玩具におけるコレクションアイテムは廃止され、単独でのプレイバリューを重視したものとなっている。
その代わりロボット玩具はジュウオウキューブ、キューブウェポンの両方で幅広い商品展開が行われた。
合体の構造上、玩具の『ジュウオウキューブ123 動物合体 DXジュウオウキング』だと合体後の足が書き割りという致命的欠点がある。
DX戦隊ロボにおいては一部例外を除けば脚は可動せずに棒立ちというのがデフォルトではあるが、
両足が繋がった一つの塊になってしまっているのは1号ロボ玩具としては初のケース(本来は要塞ロボや最終大型ロボの類に多い)。
ビッグキングソード貫通ギミックの仕様上仕方ないこととはいえ一見して退化したような印象を受けてしまい、
更にこれまでの一号ロボと比較してサイズダウンしたり(単体メカのゴーバスターエースと同サイズ)、
合体前のメカが3体だけ(エレファント、タイガーは個別売り)、更に値段は据え置き。

以上の点が、各種通販サイトやレビューサイトで不評を買ってしまっている……
が、実際に手に取ってみると、一発変形の小気味よさや順序を変えたカオスな積み方などに楽しみ方を見出すことも出来る。
良くも悪くも「ギミック重視」を突き詰めた設定と言えるだろう。
構造がシンプルな分耐久性も高く、子供が雑に扱っても簡単には壊れないため、保護者層からも好評だったとか。

一方『ミニプラ』版ジュウオウキングでは

  • DX版同等の変形ギミック・合体シークエンス(ビッグキングソードは足の稼働ギミックの関係で短くなっている)
  • ランナー単位で成型色を増やして組むだけで色分け、シール削減
  • ボールジョイントが仕込んであり、下駄を差し替えるだけでDX版以上の可動域を実現

といった製品に仕上がっており、近年の戦隊ミニプラの中でも特に大友向けの性格が強くなっている。
逆に言うと極力シールを減らして成型色で色分けした構成上、単体で完成するのはライオンとキリンだけで、
イーグルとシャークを完成させるには別売りのに付属するパーツが必要となっており(前作シュリケンジンはビュン丸以外のオトモ忍全員が単体で完成)、
子供向けからは若干離れてるような気も。


食玩では他にも『トッキュウジャー』から導入された変形オミット・アクション特化の『ファイティングアクションロボ』シリーズや
「小物入れを積み上げて余剰パーツを取り付けるとジュウオウキングになる」『合体トレジャーキューブ』の発売が予定されており、
例年以上に様々な層に向けて選択肢の幅を広げているのが特徴と言える。

また、『フィギュア王』No.219に掲載されたインタビューによると、ファイティングアクションロボは販売数が低下しており、シリーズを続ける為の路線変更として本作から大きくコンセプトが見直された。
そうしてリニューアルされた『ファイティングアクションロボ 勇動』は80年代や90年代のスーパーロボットを意識したアレンジ体型に仕上がっている。

放送開始日には店頭キャンペーンが行われており、キャンペーン店舗で店員さんに合言葉「ジュウオウジャー!」を伝えると、ジュウオウイーグルの人形がもらえた(DXジュウオウチェンジャー付属のものと同じなので、大きなお友達はそちらを買おう)。
CMでは淡白な顔の少年が突然濃く暑苦しい顔で「ジュウオウジャー!」と叫ぶという妙な演出をやっており、印象に残った視聴者は多い。




◆海外展開◇


日韓合作の『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』の次回作として、ジュウオウジャーが韓国で放映される事に先駆けて、キョウリュウジャーブレイブの最終話にイーグル、シャーク、ライオン、エレファント、タイガー、そして大和がゲスト出演。
生身のままジュヨン(ブレイブキョウリュウレッド)と大和が戦隊恒例のバトンタッチをするという、ある意味日本よりも豪華なバトンタッチが行われた。

そして満を辞しての本放送では『キョウリュウジャー』に続いてヒットを記録。
あちらと違い続編は作られなかったが、その代わり既存商品をリデコする形で韓国オリジナルのジュウオウキューブが多数発売された。
なんと放送から5年経った今なお商品展開は続いており、更にそれらを使ったストップモーション短編アニメがバンダイコリアYouTube公式チャンネルで公開された挙句、その作中で更なる新商品と思しきロボまで登場という大盤振る舞い。
韓国での躍進はまだまだ続きそうだ。





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最終更新:2024年04月20日 08:55

*1 動物+拳法の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』や、動物+機械の『炎神戦隊ゴーオンジャー』『特命戦隊ゴーバスターズ』などの混成モチーフは存在した。

*2 ストーリーの関係で、ジュウオウエレファントとジュウオウタイガーは今回のクロスオーバーに関与せず。

*3 レコーディングの際に偶然ヤング・フレッシュを激励にやってきていた