左門召介

登録日:2016/03/07 Mon 02:30:29
更新日:2024/03/21 Thu 20:53:33
所要時間:約 20 分で読めます





「君が醜く、汚く、見苦しく!」
「『欲』を出して好感の持てる最低最悪の人間になってくれるまで!」

「死なせないよ、天使ヶ原さん」

左門召介(さもん しょうすけ)とは、週刊少年ジャンプの漫画『左門くんはサモナー』に登場するカス虫主人公である。

誕生日:6月6日
身長:178cm
好きなもの:タコ料理
嫌いなもの:己を偽る人,苦い物
特技:フリーハンドで正円が書ける,プロ級のギターの腕前

ほぼ直角に曲がったものすごい尖り方のアホ毛と黒く染まった右眼が特徴。
算文高校の2-B組に転校してきた転入生。
超凄腕の召喚術師であり、地獄の高位の悪魔やゾロアスター教最強の悪神をも呼び出せるという高い才能を持つ。

さて、ジャンプ漫画の主人公といえば仲間思い、努力家、正々堂々、などカッコいいやつが多い。
そしてこの左門は一言で言うと










カスである。












カスである。

大事な事なので二回言いました。
何を隠そうこの左門召介という男、ジャンプ漫画の主人公とは思えないほどのカス野郎なのである。
具体的な例を挙げると
  • 自分のせいで命の危機に瀕したクラスメイトをあっさり見捨てる。
  • くだらないことで悪魔を呼び出して雑用を押し付ける。
  • 持久走対決で相手に悪魔をくっつけて調子をガタ落ちさせる。
  • ボーリングで堂々と反則行為。
  • 戦闘は卑怯上等。
  • てっしー母の優しさに付け込み居座ろうとする。
なにこの外道。

作中の人物からの評価も散々であり、
  • イナゴ
  • シロアリ
  • ダニ
  • ゴk
  • 悪党
  • クソ野郎
  • クズ
  • モヤシ
  • チンピラ
  • ゴロツキ以下のカス虫野郎
  • へたれ
  • クソ
  • ゲス
  • 生ゴミ以下
  • カス
  • クソ男
  • カス虫
  • サーモン野郎(左門とサーモンをかけた駄洒落)
  • 腐った鮭
  • 板前が鮭を捌いた後ゴミ箱に放り込んだ食えない部分
  • デブ虫
  • 下水に二度漬けしたようなクソ根性のゲスヤロウ

…一応もう一度言っておくが、彼はジャンプ漫画の主人公である。

「欲深い人間」が大好きであり、欲の亡者である九頭龍芥には積極的に悪魔の力を貸している。
逆に嫌いなのは「良い人」であり、特に善人ぶって自分の世話を焼く偽善者の天使ヶ原桜のことは大っ嫌いで、
地獄に堕ちるような人間になるよう日々悪魔の力を使ってちょっかいを出している。
…無論、上記の説明は善人が大嫌いな左門の勝手な思い込みであることは書くまでもない。

くだらない雑用などで高位の悪魔を呼び出すため、一部の悪魔からはめちゃくちゃ嫌われており、刺客の悪魔を差し向けられることも少なくない。
その度に悪魔を呼び出して戦うため、今度はその悪魔に恨まれる。負のサイクルって怖い。
左門の被害者が増えすぎたせいで、「左門召介被害者の会」も設立された。
くだらない理由で悪魔たちを呼び出すことも多いが、左門自身は悪魔たちのことを「友達」だと思っており、時には涙を流す悪魔のために立ち上がることもある。

極度の虫嫌いであり、近づけられると気絶してぶっ倒れる。この状態の左門はてっしーに肩を掴ませてもらわないと歩くことも出来ないほど弱々しい。
好きなものは猫であり、猫にだけは普段は見せないような無邪気な笑顔や甘い態度を見せる。
捨て猫に「虫が食べたい」と言われた時にはボロボロになりながらも捕獲してきた。
また、野良猫の住む山が悪徳業者のマンション開発で無くなってしまうと知った時には、悪魔の力で計画をぶっ潰した。

好きな食事はタコ料理だが、普段の食生活はパンやドーナツ、ポテチ、夕飯にはたこ焼きなど、まともなものが無い。
おかげで早死にするんじゃないかと言われたが、クズの意外なスキルによってその心配は消えたようだ。

転校初日に召喚術師を名乗ったためクラスメイトに厨二病扱いされ、クラスから孤立した。
なお、以前の対人関係もネビロスやアンリ・マユとの手紙、あとはせいぜい猫との会話くらいであり、真性のぼっちぶりがうかがえる。
召喚術にスキルを全振りしているせいか体力はゴミであり、グラウンドを七週走った上に悪魔によって調子が最低の人間に追いつけないほどのもやしっぷり。
しかしテストで全教科満点、ヘブライ語やラテン語を召喚術の片手間に覚えるなど頭脳面ではガチの天才。
だが教える側となると、なぜか数学で「パッと舞ってガッとやってチュッと吸ってハァーン」という単語が飛び出てくるほどクソ下手になる。
だが不思議と仁徳もあるようで、クズとはいい友人関係、ヤーさんからは淡い思いを抱かれ、加護ちゃんからは刷り込みによって親のように頼りにされている。

かつてアンリ・マユを召喚した時には右眼は黒くなっておらず、態度も今のような不遜な態度ではなく猫に向けるような綺麗な笑顔で彼女を迎えていた。
ネビロスとの決闘時に「今度は左眼の方の視力を賭ける?」と言っていたため、右眼の視力は既に失っている可能性が高い。
また、そんな彼の実家は高名な祓魔士(エクソシスト)の家系であり、門下生もいるという超名門。

しかし当時は友人が一人もおらず、まともな人間関係も築けていなかった。
そのため「友達が欲しい」という一心で悪魔を召喚することを考え、独力で召喚術を身に着けた。この時初めて召喚した悪魔こそ、アンリ・マユだった。
後述するように、アンリに友人として認めて欲しいために以後は召喚術に傾倒していき、祓魔士である実家から逃げ出した模様。
(なお盛り塩こと祓はこの時に召喚術の犠牲となった。しかも理由は「練習で描いた魔法陣が勿体ないから活用したい」というだけ)

こんなダメ人間な彼であるが、幼少期はかなりまともな性格であった。ただし毒舌は健在。
目標であるアンリ・マユ打倒のためネビロスを術士の師として仰ぎ、彼に迷惑をかけつつも良好な師弟関係を築いていたが、
師であるネビロスを超えるべく挑んだネビロスとの決闘時に右目を敗北の代償として賭ける契約を掛けた結果ネビロスに敗北。
右目は失われ黒く染まることになった。


【戦闘能力】

上述した通り身体能力がゴミレベルであるため、戦闘では専ら召喚術士らしく召喚術をメインに戦う。
勝つためにはあらゆる手段を事前に講じて戦うというジャンプ漫画では珍しいタイプの戦闘スタイルを持つ。
基本はコピー用紙に大量印刷した魔法陣から放つウィルオウィスプによる火炎弾がメイン。
手袋や靴の底、服など魔法陣を仕込み、ノータイムで召喚術を発動させて奇襲を行うのは常套手段の一つ。
時にはウィルオウィスプを自在に動かして魔法陣を構築し大規模な攻撃を仕掛けることも。

この戦法は師であるネビロス直々に伝授されたもので、召喚術士最大の武器である「どんな攻撃を仕掛けてくるか分からない手数の多さ」を追求したことによるもの。
加えてこと戦闘ではプライドを投げ捨ててどんな手段を使ってでも価値に向かわんとする泥臭いダーティーさも持つ。


【対人関係】

  • 天使ヶ原桜
転校して早々サモナーを名乗ったためにクラスから浮いた左門を気にかけ、彼の世話を焼いた生き仏。通称てっしー。
そんな「良い人」の彼女が大っ嫌いな左門は、てっしーが地獄に堕ちるような人間になるよう悪魔をけしかけている。
ただし左門自身がてっしーを地獄に叩き落とすのが目標のため、彼女を狙う悪魔や彼女を守ろうとするネビロスと戦うという、
よく分からないツンデレを発揮する。
当初は悪魔の力にやられっぱなしであったてっしーだが、最近は慣れてきたのか逆に左門を手篭めにすることもある。
毎日のように一緒にいるため、周囲からは彼氏彼女の関係と誤解されることも多い。当人たちもそう思われている自覚あり。ただし左門はそれに関しては心底苦々しく思っており、加護ちゃんから指摘された際はものすごい顔をしている。
左門とアンリの過去を知ってからはむしろ二人を茶化したりしている。
ちなみにてっしー曰く、左門は「注文の多いドM」。

  • 九頭龍芥
左門のクラスメイト。クズ。
左門曰く「の○太くんから将来性を引き算したような人間」であり、彼の格好の玩具。
欲望の権化のような性格をしており、悪魔の力を使って金や権力を得ようと画策するが、いつも調子に乗って失敗する。
南米に金目当てで虫取りに行った時に左門の虫嫌いを知り、それを利用して左門を自分の手下にしようとするが失敗、
報復として捕まえたヘラクレスオオカブトも逃されたため、犬猿の仲となった。
しかし後に最低な形で結託し心を通わせたことで、無二の親友となった。通称ゲス同盟。
悪魔のせいで度々命の危機に瀕するが根に持ったりしない結構な大物。
また、体を気遣って弁当も作ってあげるおかんスキルを持っている。
普段は放課後に二人で行動し、主にスーパーの試食品コーナーでタダ食い巡りをしている。

  • 嬉村笑美
左門のクラスメイトでてっしーの親友。
かつて左門を狙う悪魔によって魂を抜かれたことがあるが本人はあまり覚えておらず、左門とは関係なく軽い貧血になっただけだと思っている。
左門と九頭龍のことはへたれのもやしと思っている。
彼女が2人に嫌味を言ったお陰で、当時犬猿の仲であった彼らが笑美に痛い目を見せるため結託し、親友となるきっかけを作ったというある意味立役者。
メインキャラの中で唯一、左門がガチのサモナーだということを知らない。
(正確には召喚術そのものは目にしているが、「プラズマ的な何か」としか認識していない)。

  • 嫌田悲恋
左門のクラスメイトでてっしーの親友。通称ヤーさん。
武闘派な性格のためモテず、常に男に飢えている。
そんな欲望に忠実な性格からか、左門には「天使ヶ原さんより好人物」と評されており、ヤーさんも自分にドン引かない左門が気になっている。
が、やはり普段のゲス言動が原因か、「カス虫」「(幼少期の左門を見て)エイリアンの卵」と呼んでいる。

  • 下呂
左門のクラスメイト。
「天使ヶ原桜ファンクラブ」の会長を務めており、そのため彼女とよく一緒にいる左門のことを邪魔に思っている。
左門もてっしーを崇める彼らを疎ましく思っており、彼らが「天使ヶ原騎士団」に進化した時には苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

  • 橋下っちゃん
左門たちが橋の下で見つけた捨て猫。
てっしーたちを無理矢理返した後に左門一人で世話をした。
めちゃくちゃ渋い性格をしており、悪魔の力で話せるようになった後、左門が橋の下にいるからつけた「橋下っちゃん」という名前を
「くだらなすぎて興味も湧かん」と一蹴した。
自分のために色々と尽くす左門を少しだけいいご主人と認めていたが、何の事情も知らないかなしほ似の親子に拾われていってしまった。

  • 祓正義
算文高校の新たな転校生。左門達とは別のクラス。
悪魔の天敵であるガチのエクソシスト。
その実力は本物で、ゾロアスター最強の悪神アンリ・マユでさえ、お札1つで退ける事ができるほど。
しかし昔は左門の召喚した悪魔で散々な目にあい、死にかけたことすらあったという不幸属性持ち。
なおカス虫はそのことを一切覚えていない(左門家の門下生が多かったという事情もあるそうだが)。

  • 天使ヶ原環
てっしーの母。
左門は彼女のおっとりとした性格に漬け込み、天使ヶ原家を溜まり場にしようと目論んでいたが、てっしーや輪を子ども扱い(実際子供だが)する姿に底知れぬ脅威を感じ、身を引いた。

  • 天使ヶ原輪
てっしーの妹。中三。
不良のヘッドを張るほどの武闘派であり、家に居座ろうとしていた左門を一撃で黙らせた。
その後左門は輪の片腕として見事なまでの三下ぶりを発揮するが、やってる事はパンを差し出したり口を拭いたりする程度である。カス虫そこ代われ。
休日にゲームのレベル上げや肩もみの為だけにクズカスコンビを呼び出している模様。てっしーも「輪と遊んであげている」程度にしか認識していない。

  • 加護小鳥
算文高校の1年で、左門やてっしーの後輩。
母からの厳しいしつけにより友達と遊ぶこともできなかったが、左門と出会うことで変わる事が出来た。
左門を「魔法使い」のような「王子様」と呼び、想いを寄せている。
左門の方も自分に依存しかけていた彼女をわざと突き放して自立させようと促すなど、悪感情は抱いていない。


【左門関係の悪魔】


  • ネビロス
アスタロト麾下「赤き竜の六柱」の第五柱。地獄の総監督官にて少将閣下。地獄で八番目に偉い。
悪魔の軍団を取り仕切る立場にある大物だが、そこから勝手に悪魔を召喚していく左門に頭を悩ませている。
「左門召介被害者の会」会長を務めており、度々左門を裁くための裁判も開廷している。
左門に召喚されないよう受肉して人間界の喫茶店でバイトをしているが、よく左門が来店して冷やかしにくるため苦労が絶えない。
てっしーに恋心を抱き、彼女を虐げる左門に俄然対抗意識を燃やしている。
しかし傷心して雨に濡れる左門に傘を貸すなど、なんだかんだでお人好し。
左門自身も一応ネビロスのことは好敵手と思っており、実力も認めている。
ちなみに劇中で初めて「カス虫」と呼んだのは彼。

  • アンリ・マユ
世のあらゆる災いを産んだ絶対悪にしてゾロアスター最強の悪神。
…なのだが、かつて深淵でぼっち生活を営んでいたところを左門に召喚されてノックアウト、以来彼にゾッコンとなった。
左門につきまとうてっしーを排除するために地上へとやってきて、左門と一緒になって彼女をヤムチャ化させた。
その後なんやかんやあっててっしーと友情を築くも、左門は渡さないというスタンスは崩さない。
左門もアンリのことは嫌いではなく、むしろぼっちコンプレックスにシンパシーを感じている。
ちなみに左門を下の名前で呼ぶ唯一の人物。
友達がほしかった幼少時の左門に召喚され、ボッチ特有の勘違いによって彼に交際を申し込まれたと思い込む。
結果、友達になってほしいという左門に対して「弱すぎるからダメ(だから恋人になれ)」と断ったのが、左門が本格的に召喚術にはまるきっかけである。
つまり、左門の下衆化のきっかけとバイト少将の気苦労と悪魔の酷使はだいたいこいつのせい
なお単行本のQ&Aコーナーにおいて、アンリが地上に出ているのは受肉や召喚ではなく自力で地獄から出ていることが判明している。

  • ブーシュヤンスタ
ゾロアスター教の女悪魔。通称ブーやん。
人に眠気を吹き込み怠け者にする能力を持つ惰眠の悪魔。
「二度寝するでヤンス」が口癖、というかそれしか喋らない。
左門が初めててっしーに憑けた悪魔であり、彼女への使用頻度が高すぎるため最近は出しっぱ状態。
ちなみに彼女の左門へ向ける感情は「無」。

  • ベヒモス
暴飲暴食を司る象頭人身の悪魔。通称ベヒモス先輩。
満腹中枢を破壊し、いくら食べても満たされることのない飢えを与える結構エグい悪魔。
彼もまたてっしー要員としてブーやんと共に出しっぱにされている。
静岡で奈落に落とされたりフットサルに付き合わされたりと左門からの扱いは割りと酷いが、彼の今後を心配したりとある種の親心を持って接している。
左門がデブ虫化した際には暴食の悪魔なのにストップした挙句、てっしーと共にダイエットに付き合っているほど。

  • グラシャ=ラボラス
翼を持つ巨大な猛犬の悪魔。
地獄の大総裁であり殺戮のプロ。透明化の能力を持っている。
ネビロスの直属の部下であるのだが、その便利な能力を気に入っている左門がよく登下校にチャーターするため頻繁に召喚されてしまう。
ネビロスからしてみると「毎日左門にチャリパクされているも同然」。閣下頑張れ。

  • ウィルオウィスプ
下級の悪霊。所謂火の玉。
突撃させることで気に食わない奴を消し飛ばせる。怖い。
左門は護身用に彼らを召喚するための魔法陣をコピーしたものをいくつか携帯している。
たとえ魔法陣を切らしてしまっても、靴底に掘った魔法陣をハンコの要領で押すことでまた召喚することができる。
幼少期に練習で大量に描いており、「勿体ない」という理由で当時門下生の盛り塩相手に使用した(そのせいで盛り塩は幽霊嫌いになった)。

  • グレムリン
かつて戦時中、戦闘機の機械を狂わせてパイロットたちを悩ませた妖精。
てっしーの携帯のアラームを、目覚ましの機能を度外視した男性声優のウィスパーボイスに変えて寝坊させた。
また、山の開発を行う悪徳業者の重機を勝手に動かしてビビらせた。

  • パリカー
隕石に乗って現れるゾロアスターの魔女。迷惑な現れ方をする。
魂を夢魔に抜かれた笑美を助けて欲しいとてっしーに嘆願された左門が、彼女の携帯に送ったメールの魔法陣から画面をぶち破って召喚。夢魔の体を貫いて笑美の魂を取り返した。
祓との決闘の際にも呼び出されたが、彼には簡単にあしらわれてしまう。ちなみにかつて祓の学習机を大気圏外まで吹っ飛ばしたことがある。

  • サルガタナス
「赤き竜の六柱」末席の旅団長(つまり地獄で9番目に偉い)。顔を覆うシルクハットとナイスバディが特徴。
鍵の解錠や透明化、瞬間移動など多彩な能力を持ち、こと戦闘においてはネビロスよりも上。
左門やてっしーとはそこそこ仲が良い。
ネビロスの部下で、彼は憧れの上司であり役に立とうと奮闘するが、如何せんスイーツな頭をしているため左門のアドバイスを真に受けてしまい、逆に迷惑をかけてしまう。公式で「真面目な無能」呼ばわりされた。

  • ガープ
地獄の大総裁。太陽が一定の方角にある時にしか呼べない大物。瞬間移動などの多彩な能力を持つ。
静岡や南米など、九頭龍の金儲けのために遠出する時に呼ばれる。
また、勉強会で九頭龍を覚醒させた「悪魔界インテリ三銃士」の一人だが、その時についに左門にアッシー呼ばわりされた。

  • アバドン
奈落の王。奈落の鍵を管理し、サタンを千年間閉じ込めていた。
静岡でベヒモス先輩が九頭龍をホットドッグで殺そうとした時、てっしーの横暴な物言いを気に入った左門によって召喚され、先輩を奈落に飲み込んだ。

  • クロケル
元天使の地獄の公爵。水脈を見つけたり水温調節したりと水を操る能力を持つ。
風呂を沸かすために左門に夜中に呼び出されたことを恨んでいる。
また、山の開発を進める悪徳業者をおどかす時には、巨大な魔法陣を映写機で映すための霧を発生させた。
「悪魔界インテリ三銃士」の一人で左門に「瞬間湯沸器」と評されたが、本人はブエルの持つ「悪魔界の林修」ポジションを狙っている。

  • カイム
地獄の大総裁。剣を携えた黒い鳥の姿をしている。動物との会話や自然の声を聞くことができる。
猫と話すためだけに左門に呼び出されたことを根に持っている。
また南米で虫取りをする時や、橋下っちゃんと会話をする時にも召喚された。
南米でてっしーの膝上に抱かれてからてっしーがお気に入り。爆ぜろ。

  • サブナック
ライオン頭の地獄の侯爵。
左門に城を建てさせられたことを不満に思っている。
なお、橋下っちゃんとの会話からこの城は猫のために建てたものだとと思われる。大名かよお前。

  • ボティス
二本の角と牙を持つ、地獄の伯爵で女剣士。
蛇に変身することができ、小さな魔法陣で呼び出せるため、左門の近接戦闘・不意打ち要員として用いられる。
ネビロスとの決闘で左門に無理矢理呼び出された。
また、茨木童子に人質にとられたてっしーを階下から床を切り抜いて救出した。
祓との決闘の際にも呼び出されたが、序盤は苦戦を強いられる。しかし彼の悪魔を跳ね返す札を逆利用した動きで不意打ちし、勝利を収める。
ちなみにかつて祓の少年時代に、彼の五百円玉5枚を串刺しにしたことがある。

  • シェイプシフタ
変身能力を持つ悪魔。触れた相手そっくりに化けるが性格は真逆になる。
ネビロスが左門を自殺に追い込むため送り込んだ悪魔だが、誤っててっしーに化けてしまい周りに暴言を振り撒いた。
左門はそんな自分好みの「偽ヶ原さん」を助けたが、偽ヶ原さんに「私は左門くん嫌〜い」と言われたため、ウィルオウィスプで攻撃して変身を解かせた。左門くんも思春期だから色々めんどくさいんだよ。
再度ネビロスが送り込んだ時には今度こそ左門に変身、超絶リア充の「召くん」となってクラスにおける左門の居場所を奪い、彼をサーモン野郎としてクラスから完全に孤立させた。「召くん」の言動は左門にとって不愉快なものだらけである為、「人殺しの目」「鬼のような形相」になるほどイライラし、てっしーはてっしーで普段の左門に慣れすぎていたのもあり「召くんの言動すっげーキモい」と吐き気を催していた。
しかし左門を見捨てなかったてっしー、九頭龍の協力によってついに捕獲された…と思ったら今度は九頭龍に変身し、「芥くん」として彼の居場所を奪ってしまうのであった。

  • おばりよん
人におぶさってどんどん重くなっていく妖怪。
左門と九頭龍が笑美との持久走対決のときに召喚し、彼女に憑けてペースをガタ落ちさせた。
しかし肝心の左門と九頭龍の体力がゴミクズすぎたため、全く差は縮まらなかった。
ちなみに20話時点で左門が召喚した唯一の日本の妖怪。
この時描かれていた召喚陣は梵字のようなモノであった為
どうやらこと召喚術に関しては宗派、方式を問わず習得していると思われる。

  • サキュバス
男性を誘惑し、精気を奪う淫魔…なのだが非常にバブリーな格好をしており、特殊な能力なども一切持たず、腕一本で男を落とす実質「ただあだ名が淫魔の人」。
ヤーさんがモテるためのテクニックをレクチャーしてもらうために左門が(メイク待ちで)三時間かけて召喚したが、伝授されたのは安い合コンテクばかりだった。
てっしーの淫魔としての才能を見抜き、サキュバス事務所に勧誘した。

  • ザントマン
フードを目深に被った妖精。袋に入れた砂を人にかけて眠らせる力を持つ。
山の開発を行う悪徳業者の社員に、ブーやんと共に睡眠攻撃を行い眠らせた。

  • イフリート
炎を操る強力な魔人。多彩かつ強力な魔力を持つ。
その巨体故、召喚にもそれに見合った巨大な魔方陣が必要。
クロケルが発生させた霧に、プロジェクターの要領で映した魔法陣から召喚され、悪徳業者社長の富所を巨大な拳で黙らせ、山の開発から撤退させた。

  • グシオン
猿頭の地獄の大公爵。相手の敵意を逆転させる能力を持つ。
他薦で生徒会長になろうとするてっしーを阻止するため左門が召喚し、普段嫌われている九頭龍をグシオンの能力で人気者にし、生徒会長にさせようと考えた。
しかし予想外の展開で九頭龍の支持者がてっしーに流れ、それが面白くない九頭龍がグシオンに無理をさせた結果、好感度が一周して元の嫌われ者に戻ってしまい彼らの計画は頓挫した。

  • オロバス
チェスの黒いナイトの駒のような姿をした地獄の君主。他の霊から召喚者を守る能力を持つ。
天使ヶ原ファンクラブの面々による丑の刻参りから左門を守り、その怨念を下呂たちに跳ね返した。

  • ブエル
ライオンの頭に五つの足が生えた奇妙な姿の悪魔。
原典のイラストでは結構気持ち悪いが、こちらではデフォルメされてて割とかわいい。
地味に第1話のジャンプの表紙に登場していたが、本編に登場したのは半年後の2回目の巻頭カラーの話である。
豊富な知識を持ち、九頭龍を覚醒させた「悪魔界インテリ三銃士」の一人として登場。「悪魔界の林修」と評されたが、台詞が「今でしょ」であり、林修像が少し古い。

  • アガリアレプト
あらゆる謎と秘密を暴く能力を持つ、「赤き竜の六柱」の第三柱。通称「アガっち」。階級は司令。
つまり地獄で6番目に偉い、ネビロスやサルガタナスの上司。第二柱のサタナキアとは特に仲が良く、オンラインゲームですら一緒に行動している。
サルガタナスと共に窃盗には非常に便利な能力である為「泥棒コンビ」と呼ばれている。
ボサボサ頭にサスペンダー、そしてタバコを持ったハードボイルドな探偵らしさを見せていた。
…のだが、実際登場するとネビロスに心中で咎められるほど不真面目で宴会好き、さらには隠し芸でモノローグにまで「能力は凶悪だがクソ地味」とまで言われた。
登場前にも左門には「キュバクラに来るのはアガリアレプトだと思った(実際に来たのはルキフグス)」と、暗に不真面目さを指摘されている。

  • ルキフグス
あらゆる宝物の管理する能力を持つ「赤き竜の六柱」の第一柱。つまりネビロス、サルガタナスの上司であり、地獄のNo4という超偉い大物。階級は宰相。
…しかし実像は古くは宝物収集、現在はフィギュアやアニメDVD収集を趣味とするオタク。六柱の中でも(一番偉いのに)実務能力は論外レベル。
現実の女性を見ると3D酔いする上に、ゲームにはまると24時間ログインしっぱなしになるほどの重度のオタク。対人関係が希薄すぎた影響からか、他人の陰口もすぐに伝えてしまうほど口も軽い。
長年ぼっちでありネビロスからも心配されているが、あることがきっかけでてっしーに惚れ、以後は少しは外に出ようとしている模様。
アンリはぼっ友(ぼっち友達)として同志として見ていたが、実際にはルキフグスはアンリのインフルババアぶりから彼女を忌避している。
そんなオタク宰相だが、現在の地位は純粋に「力」で勝ち取ったものであり、普段のオタクぶりとは裏腹に強大な力を持つ悪魔でもある。

  • オズ
豹の姿をした地獄の大総裁。
王冠を被った人間を、1時間だけ王の如く横暴で尊大な性格にする。
ただしこの際の言動は本人の中にある欲求をストレートに出した物なので
本当にやりたい事を知る事が出来るという利点もある。
なお、1時間で効果は切れ、更にその時の記憶も残っているので人によっては凄く恥ずかしい事になる。

【余談】

最初期こそ「キザで性格の悪い完璧超人の悪魔使い」といったキャラ付けで読者からの評判も芳しくなかったが、回を追うごとに弱点が露呈し顔芸ポンコツカス虫になっていった。
現在ではもはや全身弱点の塊と言っていいくらい小物化し、当初の超人感は見る影も無い。が、読者人気は鮭のごとく上昇したので結果オーライである。
悪行の報いを受けてボコられたりするならともかく、理不尽に暴力を受けたり酷い時にはボコられるためだけに登場するなどもはややわらかいゴミと並んで本作の暴力被害担当キャラになっている。
そしてたまに思い出したように主人公ぶりを発揮する。

なお、作者は単行本1巻のキャラ紹介で「左門くんの印象はこれから変わると思います」と言っているので、最初からこうなる予定だったのかもしれない。



僕たちがバカ正直に堂々追記・修正するとでも思うのかい・・・?


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最終更新:2024年03月21日 20:53