ネクロマンティック2(映画)

登録日:2016/02/21 Sun 03:08:54
更新日:2024/02/06 Tue 20:32:23
所要時間:約 5 分で読めます





あなたを殺し・た・い。



ネクロマンティック2とは、1991年に公開されたドイツのホラー映画。


【概要】

本国ドイツにて上映禁止・素材廃棄処分を受けて世界で物議を醸した正真正銘の問題作である『ネクロマンティック』の続編。

こちらも前作と同じく死体に欲情するネクロフィリア(死体愛好)の狂愛を描いた内容であるが、描写に関しては前作以上にエログロである。
しかし、その一方では前作と比べると恋愛要素が強調されており、悲壮感が漂いつつも綺麗なピアノ曲のBGMも相まってドラマ性の強い物語に仕上がっている。


※注意!!※

以降の記事には、映画の核心部分のネタバレの他、ショッキングかつ猟奇的な内容を含みますので耐性の無い方は閲覧に御注意下さい。







【あらすじ】

黙々と墓を掘り起こす女・モニカ(演:モニカ・M)。
彼女は腐り果てたロベルトの死体を棺桶から出すと、自宅に持ち帰り一緒に暮らし始めた。そう、彼女はネクロフィリアで、死体とセックスする事に興味を抱いていた。
さっそく持ち帰った死体と行為に及ぶモニカだが、あまりの腐臭にゲロを吐いてしまい、最後までイク事が出来ない。
そんなある日、モニカはポルノ映画の吹替え声優をしているマーク(演:マーク・リーダー)という男にナンパされ…。



※グロ注意




【登場人物】

  • モニカ
本作の主人公。ついでに言うとエロ要員
看護師でスタイルの良い金髪の美女であるが、実は前作で登場したロベルトやベティと同じネクロフィリア。
ちなみに作中では同じ趣味を持つ友人達を自宅に呼んでアザラシの解剖ビデオを鑑賞していた。

新聞の死亡記事でロベルトの存在を知り、わざわざ墓地に訪れて彼の死体を掘り起こして自宅へと運び込んだ。
全裸姿になって腐りかけのロベルトの顔にキスしたり騎乗位で屍体にまたがってアソコを擦りつけたりと想いを遂げようとするが、
初心者だったせいか、腐敗臭に耐えきれずにトイレで嘔吐した。
その後、ひょんな事から知り合ったマークと恋に落ちて遊園地や動物園でデートを重ねる日々を過ごし、徐々に腐り始めたロベルトの死体を
ジャケットイラストと同じようにノコギリでバラバラにして頭部と性器以外の部分を廃棄。
そして、マークと普通の生活を送ろうとするのだが、どうしてもネクロフィリアである自分を捨て切れず、2人でセックスした際には満足げなマークとは逆に「こんなはずじゃなかった」と言わんばかりに後悔と空虚に満ち溢れていた。

ネクロフィリアであるモニカにとって生きた人間とのセックスはどうしても快楽が満たされないという事実を思い知らされたのである。
理想と現実のギャップに悩んだ末、やがてモニカは凄惨な解決策を思いつく…。


  • マーク
ポルノ映画専門の吹き替えを担当しているイケメン声優。ある意味今作一番の被害者。
当初はガールフレンドと映画を観に行く約束をしていたのだが、そのガールフレンドが遅刻で待ち合わせ場所に来る事なく、1人で待ちぼうけを食っていたところ、偶然出会ったモニカをナンパしてガールフレンドの代わりとして映画に誘ったことから彼女と意気投合した。

その後、モニカとデートを重ねて、やがて彼女と肉体関係になるのだが、普通のセックスでは満足できない彼女からはセックス中に「じっとして動かないように」と言われたり、変な写真(主に全裸で逆さ吊り)を撮らされたりする等、モニカとの関係で色々と悩まされるようになる。
そして、中盤でモニカの異常な性癖の片鱗を目の当たりにした際には「こんな物を楽しむなんて完全な変態」と完全にドン引き。
だが、それに対して彼女は…

「性器をアップで見せる方がよっぽど変態よ」

「みんなが同じ物で興奮するわけじゃないわ」

……と、開き直るような感じで反論され、平行線をたどったまま喧嘩別れしてしまった。
後日、モニカから「大事な話がある」と電話で呼び出され、翌日彼女の家へと訪れるのだが…。


  • ロベルト・シュマトケ
前作の主人公。
前作のラストで切腹して大量に射精しながら絶頂した末に死亡。
故人となった本作では墓地に埋葬されていたのだが、彼に興味を抱いたモニカに掘り起こされた。
かろうじて人の形を保っているものの、全身が緑色に変色している上に体の表面から粘液が染み出る等、かなりグロテスクな死体に成り果てている。
当初はモニカとツーショットを撮らされたり、服を脱がされてラブドールのように馬乗りにされたりと、皮肉にも生前の自分と同じ趣味の相手に愛される事に。

中盤では、日を追うごとに腐敗が酷くなったため、風呂場でモニカにノコギリで解体されるのだが、どうしても頭部と性器が捨てられず、
頭部は箱に隠し入れ切り取った性器は皿に乗せてラップに包んで冷蔵庫に入れて、残った部分は全部まとめて元の墓穴に放棄された。
モニカの家に保存された頭部はのちに重要な役割を果たす事になる…。


  • ベティ
ロベルトの元ガールフレンド。
前作でロベルトと喧嘩別れして駆け落ちしていたが、本作では彼の死を知って墓地に訪れた。
だが、肝心のロベルトの死体は既にモニカに持ち去られてもぬけの殻であり、その事に怒り狂って思わず近くの十字架を蹴飛ばした。
そして、駆け落ちする前の生活を思い出しながら、ロベルトと別れた事を後悔するようなそぶりをみせていた。



※以下、本編の結末ネタバレ




















上述の口論の仲直りをしようと笑顔でモニカの家にやってたマークは心の距離を埋めるかのように2人で抱き合い、ベッドで激しく燃えるのだが、
モニカの方は相変わらず満足せずに無表情だった。
すると彼女はセックスの最中にを取り出して、絶頂を迎えそうになったマークの首を鉈で切りつけた。

何が起こったのかわからないまま突然モニカに襲われて鉈が首筋に食い込んだ状態のマークは最後の抵抗を見せるように痙攣するが、モニカは容赦なく鉈を押し込んでマークの首を切断した。

マークが絶命した後、モニカは急いで陰毛がチラッと見える腰を浮かせると、まだ勃起しているマークの性器が縮まないよう根元をゴムで縛りつけた。
そして、不要なマークの頭部を投げ捨て、大事に保存しておいたロベルトの腐敗した生首とすげ替え、まだ少し痙攣しているマークの性器を再び挿入してセックスを再開。
喘ぎ声を上げながら激しく腰を振るモニカは両手でロベルトの頭部を抱きかかえ、遂に最高のエクスタシーに達した。
絶頂を迎えたモニカは全身に返り血を浴びたまま、自分の愛した2人の男の亡骸にすがりついて満足そうに添い寝した。

場面が切り替わり、場所はどこかの病院。廊下で医師がこちらに向かって歩いてきて…

「おめでとう 妊娠ですよ」

……と、医師から妊娠を告げれたモニカが思わず感心したところで物語は幕を閉じる。





追記・修正は、2人の彼氏の死体と屍姦して最高頂にイッてからお願いします。

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最終更新:2024年02月06日 20:32