ドクター・マゼンダ/仙田ルイ

登録日:2016/02/03 (水) 22:20:34
更新日:2019/03/03 Sun 14:36:59
所要時間:約 3 分で読めます




愚かな人間のことなど、考える必要はないわ!


超獣戦隊ライブマンの敵組織、ゴーマ族武装頭脳軍ボルトの幹部にして元科学アカデミアの学生。

演:来栖明子(現・天祭揚子)


【概要】

本名は仙田ルイ。

第1話にて月形剣史尾村豪と共にボルトに寝返り、組織の紅一点であるドクター・マゼンダとなる。
剣史と同様に科学アカデミアに大教授ビアスから送られた暗号を解読し、ビアスにスカウトされる形でボルトへ参加した。
科学アカデミア時代の成績は剣史に次ぐ2位で彼のことはライバル視しており、それはボルトに参加した後も変わっていない。
科学アカデミアではブルードルフィン/岬めぐみの友人であり成績優秀者ではあったが、人類のための研究を重視する星博士に対しては上記の台詞を吐き捨てていた。


【性格】

剣史と同様に他人を見下す傲慢な点が目立つが、彼女の場合は傲慢さが剣史の更に上を行っている。
なまじ美しさに自信を持ちすぎている点もあってか、アカデミア時代もめぐみのことを気にせずに香りの強い香水を使ったり、レッドファルコン/天宮勇介から貰ったラブレターを、

ビリから2番で合格した人が、トップ合格した私にラブレターを出すなんて……身の程知らずもいいとこよ

と彼の目の前で投げ捨てるなどの自己中心的な行為に及んでおり、外見の美貌とは裏腹に慢心しやすい悪癖はあれど自分の頭脳を人類のために役立てようと考えておりその理想に相応しい人間性も持ち合わせていた剣史やコンプレックスに苛まれながらも他者への思いやりを持っており母親の期待にも答えようと懸命に励んでいた豪、やり方に難はあれど自分を愚者だと見下して爪弾きにしてきた世間を見返べく奮闘していた嵐たちと比べて内面における人間性においては幹部たちの中で最も醜悪極まりないと言わざる得ない。
こうした性格から他者への信頼など皆無で、自分を取り立てたビアスでさえ内心においては己の才能を伸ばすために利用しているにすぎず、激励や賞賛の言葉に喜ぶことはあれど時折ビアス自身も見せる不審な行動も相まって常に疑っていた。
実際、ビアスも最初っから弟子達をギガブレインウェーブ完成のための道具としてしか見なしておらず、マゼンダの懸念は事実であったが。

ボルト参加後は他の幹部と同様に様々な頭脳獣や作戦を立案し、人間として振る舞うジンマー「ダミーマン」を社会に潜り込ませる作戦やテニスコートを装った毒ガス製造施設の運営、頭脳獣タンクヅノーを用いた男を魅了する香水「ラブトワレ」の開発などを手掛けた。

得意分野は機械工学。彼女自身も全身の至る所に火器を仕込んだサイボーグとなっており、近接兵器「グラムロッド」の他、右人差し指には「フィンガーガン」、肘には「エルボーガン」、掌には「パームガン」といった実弾兵器を仕込んでいる。
だが学生時代に使用していた香水や改造前の自身の遺伝子を保管しているなど、人間としての自分を捨て切れていない節があり、ビアスにも指摘されていた。
遺伝子に関しては頭脳獣ツインヅノーの核として作戦に利用するという体で手放すこととなり、ルイ / マゼンダそっくりの優しい人間の女性「レイ」となってイエローライオン/大原丈の前に現れた。


【動く破壊兵器マゼンダ】



機械化は、永遠の命を得るだけでなく、無限のパワーを得る道でもあるのです。

御覧下さい。ドクター・マゼンダの全身は武器と化したのです。

ビアス「素晴らしい……!」

第38話ではケンプの強化を受けてか頭部以外の90%を完全に機械化し、「マシン・マゼンダ」となった。
フィンガーガンは五連装の「ファイブ・フィンガーガン」、パームガンは大口径の「パームバズーカ」、エルボーガンは両肘に装備され「エルボーガン・ダブルヒット」にバージョンアップ。
さらに右腕には近接装備の「バトルチェーン」、左膝には「ニーミサイル」、背中には大型ミサイルの「トッパーミサイル」が追加され、まさに歩く火薬庫と化した。
しかし実弾兵器が大半を占めている点を逆手に取られて弾切れを狙われ、追加弾倉の弾も勇介が開発した防弾チョッキにより防がれてしまった。


【千点頭脳! マゼンダ!!】



ビアス「よくぞここまで来た!最早千点は目前ではないか!」

ケンプ「はい!」 マゼンダ「はっ!」

ビアス「ここまで来たからには、最後の力を振り絞り、一刻も早く千点頭脳に達するのだ!」

ケンプ「はっ!」 マゼンダ「はっ!」

ビアス「私の世界征服作戦を助けてくれるのは……果たしてどちらかな?」

ケンプ「勿論、私に決まっております!」

マゼンダ「いいえ私を!(ケンプの方を向き)とっておきの作戦があるのよ。

その後、ビアスの行動と真意に疑念を抱きつつも、第47話で千点頭脳認定に向けて最大の作戦を発動する。

千点頭脳になるのは私よ!

その作戦とは、夢を実体化させるシステムを使い、マゼンダが見る夢を自身の分身と「幽霊ヅノー」として現実世界に反映させるというもの。
幽霊ヅノーは敵の攻撃をすり抜ける特性を持つ上、いざという時には合体し巨大頭脳獣アクムヅノーになることで対応。スーパービッグバーストをも難なく無効化してしまった。
ライブマンが唯一どうすることもできなかった、バトルヅノーと並び実質的に最強と言うべき頭脳獣である。デンシヅノーとは何だったのか。

しかしマゼンダは豪から「脳を盗られる」「ビアスは人間の脳を集めている」と説得され、さらにビアスに呼ばれた科学者が次々に脳を奪われていた過去を聞き、夢から覚めた。


豪「マゼンダ、次は君の番なんだ!!」

嘘だ……嘘だぁぁぁぁぁッ!!!!

結果分身マゼンダもアクムヅノーも消滅してしまったが、マゼンダ自身は千点頭脳にこだわり、全身の火器でライブマン達を追い詰める。



貴様らを倒せば、千点頭脳になれるのだ!!パームバズーカ!

豪「止めろぉぉぉぉぉッ!!」

マゼンダ……まだ……分からないのか?君達は利用されているんだ!目を覚ましてくれ、目を!

邪魔をするな!この落ちこぼれめが!!

そしてとうとうケンプより先にビアスから千点頭脳に認定され喜びに打ち震えるが、ガードノイド・ガッシュに羽交い絞めにされ脳を捧げるよう宣告される。


ハッハッハッハッハッ……。アハハハハハハハ……ッ!

見ろ!これが最高の頭脳!

この瞬間を、どれ程待ち焦がれていたことか……!

ガッシュ「ビアス様もな。」

ガッシュ……?

ガッシュ「喜べ!千点頭脳を捧げる時が来たのだ!」

何だと……!?脳を……?やはり……やはり豪が言っていた事は、本当だったのか……?!

マゼンダはガッシュガンから彼女を庇った豪を見て脳を盗られまいと逃走したが、フィンガーガンを受けてもなおビクともしないガッシュに苦戦し、とうとう崖まで追い詰められた。だが……。


やるものか!

この脳は誰にも……渡すものかあぁぁぁぁぁッ!!

そう。かねてからビアスの行動を不審に思っていたマゼンダは、いつでも自分の脳をスイッチ一つで機械化できるよう改造を施しており、とうとう脳も含む頭部まで機械となった「ロボ・マゼンダ」と化したのだった。



ビアス「マゼンダめ…!脳までメカにしおって!!」

ケンプ「マゼンダ……!」

フッフッフッフッフッ、ハッハッハッハッ……!

私はいつでも完全なメカになれるようにしておいたのだ!

私は最早完全なメカ……。ビアス!もう私の脳は取れないぞ!!

だが、これにより、ビアスの怒りを買って致命傷を負わされてしまう。最早虫の息のマゼンダは、

豪……。お前が、羨ましい……。人間に戻れて……。

だが私は、自分の才能を伸ばす為だけに、自らもメカになってしまった……。

人より優れている所を見せたい為だけに……。

海、空、こんなに綺麗なものだったとは、知らなかった……。

と、豪の腕の中で自らの思いを語る。それは、人間に戻れた豪に対する羨みや死に瀕して初めて感じ取った地球の自然の美しさ、自らの過ち、人間であることを捨てた自分に対する後悔の感情だった。

愚かな事だ……。もう二度と……元へは戻れない……。もう、二度と……。

そう呟きながら最後の力を振り絞って立ち上がるマゼンダ。そして……。


豪「マゼンダ?」

さよ、な、ら……。

そう言い残すと自ら崖下に身を投げ、爆発して果てたのだった。

豪「マゼンダァァァァァァッ!!!!!」




豪「神様は、マゼンダをお許しにはならなかったのですね……!」

めぐみ「最後は、自らの過ちを認めてくれたのね……」

勇介「それが……アイツのせめてもの救いだ……!」

丈「ケンプ……アイツは一体どうしてるんだ!?」


彼女がもう少し早く才能ばかりでなく、愛情を始めとした心を育むことの大切さにも目を向けることができていれば違う人生を歩めていたのかもしれない。






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