ガンダム・キマリス

登録日:2016/02/02 (火) 00:07:11
更新日:2024/04/10 Wed 18:53:50
所要時間:約 10 分で読めます






「ガンダム・フレーム」、貴様なぞには過ぎた名だ。
身の程を知れ!小僧!!



型式番号:ASW-G-66
所属:ギャラルホルン
全高:19.3m
重量:31.7t
動力源:エイハブ・リアクター×2

機体デザイナー:形部一平


◆機体概要~宇宙駆けるスレイプニル~

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するモビルスーツ(MS)。
300年前に勃発した大戦争「厄祭戦」の時代に開発された「ガンダム・フレーム」を内部骨格として使用した72機の一機。
名前の由来はソロモンの72柱の悪魔の一つである「キマリス」。キマリスは召喚される際、騎士の姿を模して現れるという。

現在は、武力組織ギャラルホルンを管理・運営する「セブンスターズ」一角に名を連ねる「ボードウィン家」が所有している。
このキマリスは初代ボードウィン卿が乗り込んで武勲を挙げ、その活躍をもって厄祭戦を終結に導いたとされる英雄的な機体であり、その功績によってボードウィン家はセブンスターズとして名を上げることになった。
以後、キマリスはギャラルホルンの理念の象徴として式典などに出席していたそうだが、やがて時が経つにつれて忘れられていったという。
そして300年後、ボードウィン家の跡取りであるガエリオ・ボードウィンガンダム・バルバトスに対抗するため、実家から持ち出してきたことで再び戦場に出る事となる。
ちなみに、本来は2期に登場するヴィーンゴールヴ内の施設「バエル宮殿」で安置されているはずだったのか、ボードウィン家の格納庫は開きっぱなしになっている。


その性質を言い表すなら「弾丸MS」。ガンダム・フレーム機の中でも「高推力」に特化した機体として調整が加えられている。
主推進器は脚部に内蔵したスラスター。足先を折り畳み、下腿のカバーを開くことで露出する。これを肩部の大型フィンが付いたスラスターで補助し、主兵装の騎兵槍を抱えて一直線に目標へ突撃するのだ。
曲線を多用した外部装甲や上方に突き出た頭部装甲は「中世の騎士」を思わせるが、これが飛行時に綺麗な流線型を形作っている。
この頭部には高感度センサーが搭載され、高機動の最中でもミリ単位の軌道修正を可能としている。伊達や酔狂で尖ってるわけではないのだ。

突撃離脱戦法が基本となる特性上、真価は宇宙戦で発揮される。特に衛星軌道上など、適度に重力がかかる環境がホームグラウンドとなる。
使いこなすには相応の技量が必要となるが、ガエリオは問題なく使いこなしている。
なお、作中時点では操縦に有機デバイスシステムは必要としていない。これが300年前も同じだったのかは不明だが、グシオン同様に通常のデバイスに換装された可能性は高い。

弱点としては、加速力と最高速度に特化しているために小回りが利かず、一度足を止められて近接戦に持ち込まれた場合の対応力に欠けることが挙げられる。
例えば複数機を相手にした場合、一機に銃撃やタックルで離脱を妨害することに専念されると、別の敵が格闘戦を仕掛けてきた場合に上手く対応できず、ジリ貧になってしまうのだ。
突撃戦法に特化しすぎているため、対策を取られると何もできなくなってしまうのも欠点。
普通ならばキマリスの圧倒的大推力による突撃戦法はわかっていてもそうそう簡単に対策できるものではないのだが、相手が普通ではなかったので……。


また、設定のみで劇中未使用の存在ではあるが、胸部には「マルチスロットアクセラレーター」なる特殊な出力回路が備えられている。
エイハブ・リアクター直結のエネルギー回路と冷却装置が合わさったキマリスの独自仕様品で、エイハブ・ウェーブを増幅して至近距離のモビルスーツに向けて放射し、パイロットの脳を破壊するための装備だとメカデザイナーが想定している。




◆オプション装備・武装

●背部高機動ブースター「キマリスブースター」
外付け式の巨大なランドセル型推進器。メインノズルは上下に可動し、上端部には姿勢制御バーニアを備えているため、推力のみならず機動力も底上げできる。

●スラッシュディスク
肩部ウェポンラック内に格納された手裏剣状の射出兵装。
モビルスーツのフレームにも用いられる希少金属を構成素材の一部に盛り込んでおり、ナノラミネートアーマーをも斬り裂く事が出来る。
ただし弾体自体は小さく、カメラや関節部などの急所に当てないと有効打にはならない。こちらも組みつかれた際に相手への奇襲として放つ兵装。
●閃光弾発射管
頭部に4門が搭載。撹乱用の補助兵装で、炸裂時にはメインカメラとセンサーにシャッターが下りるようになっている。

●大型ランス「グングニール」
機体の全長に匹敵するサイズを誇る大型ランス。デザインは中世の馬上槍を模している。
グレイズクラスならば投げつけるだけで串刺しにし、最大加速を乗せた突撃が当たろうものなら真っ二つに分断する。
側面には120mm砲2門が併設されており、単純な射撃戦の他にも、突撃中に発砲して相手の回避行動を牽制するのに使われる。
●コンバットナイフ
通常はリアアーマーに献貨される折り畳み式の大型ナイフ。
地上・海中での戦闘を想定して開発された装備であるが、足を止めて斬り合う戦闘はキマリスの本領ではないため、あくまで不測の事態に備えるための予備兵装的扱い。



◆劇中の活躍



◆立体物

ガンプラ

1/144HG、1/100が発売。

●HG
HGでありながら内部フレーム構造を再現しているが、バルバトス、グシオンリベイクとは細部が異なる。脛を覆うカバー状のパーツが印象的。
可動範囲はすこぶる優秀。一見邪魔そうな肩口のスラスターフィンも基部ごと可動するため、さしたる障害にはなっていない。
脚部内蔵バーニアは差し替え無しで変形。スラッシュディスクの射出口はパーツ差し替えで再現。弾体も付属する。

難点は脚部内蔵バーニアの再現度が今一つなこと。キット化段階では設定が固まっていなかったのだろうか?
また、得物が刺突型にも関わらず、武器持ち手が通常のタイプしか付属しないため、槍を突きだすポーズがイマイチ映えないのも残念なところ。
斜めの持ち手をキマリストルーパーから流用する、横向きのグリップを追加するなどして対応しよう。

付属武装はグングニールとコンバットナイフ。
グングニールの120mm砲のモールドは簡素なので、マズルを開孔するのが吉。
ナイフは設定どおりの折り畳み機構を再現しているが、可動させる際に外れやすい。

MSオプションセット4にキマリスブースターが付属する。


●1/100
キマリスブースターがセットされて販売。おかげでMG並に箱がでかい。
足先、腰回りなどに新規造形フレームが採用されているが、それ以外はバルバトスのフレームをほぼ流用している。
モールド追加によるボリュームアップ、ほぼ完璧な色分け、肉抜きがほとんどないなど、造形面では素晴らしい出来。ブースター全展開時の後ろ姿は圧巻。
可動面では肩装甲の厚みによる干渉が大きくなり、肩の前後スイングはほとんどできなくなっている。両手持ちは腰だめ限定。
得物と脚部展開ギミックの重さがあるので関節がへたりやすい。扱いは繊細に。

付属武装はグングニールとコンバットナイフ。グングニール持ち手には保持用の突起が追加され、受け手が配された斜め持ち手も付属する。


ROBOT魂

キマリスブースター、そしてやはり角度付きの持ち手が付属しないという欠点がある。やはり得物が大きいので長期保持もキツイ。
プロポーションや可動域は良好。バーニア展開ギミックも再現されている。シャープなプラモ版よりもマッシブな設定画を再現している。



◆改修形態:キマリストルーパー

全高:19.1m 重量:32.7t

鉄華団との決戦に備え、更なる改修を行ったバージョン。
主に地上での長期戦を想定しているが、宇宙空間でも問題なく運用可能。

印象的だった肩部装甲が大幅に小型化され、頭部の形状も変更。特に上半身は、装甲を最低限に削減した印象を受けるほどシンプルなフォルムに変わっている。
下半身はウェポンラックとなっている巨大なリアアーマーが目を引く。更にサイドアーマーには展開式サブアームが仕込まれており、ランスの保持補助や武装のマウントに使用できる。

最大の特徴は、膝を曲げ足首を畳み、脛の装甲を展開してケンタウロスのような姿に変形するトルーパー形態。
前脚はスラスターノズルと本体への接続アーム剥き出しという華奢な形状なので、本物の馬のように疾走するわけではない。地上ではホバー走行することで重力の影響を最小限に抑えて宇宙空間と遜色ないランス突撃を繰り出せる他、常に浮遊しているため受けた攻撃の衝撃を受け流す効果もある。
宇宙空間でも、高機動時の安定制御に効力を発揮する。


◆武装

●機雷放出口
劇中未使用。リアアーマーに6基が内蔵。炸薬、ナパーム、スモークなど多種の装薬が用意されている。

●大型ランス「デストロイヤー・ランス」
グングニールに変わる主兵装。側面に140mm機銃を、後部には姿勢制御用のスラスターを内蔵している。
「射撃武器内蔵の槍」というコンセプトは共通しているが、先端は平べったく、貫通ではなく打突・圧殺する武器となっている。深く刺さって抜けなくなることを危惧したのだろう。
デザイナーの形部一平曰く、デザインモチーフは「駆逐艦(destroyer)」とのこと。確かにどこかお船っぽい。
●キマリスサーベル
先端が平たい形状をしている、細身の棍棒にも見える剣。日本刀のような「斬る」カタナではなく、西洋の「叩き裂く」ソードを意識している。
キマリスシールドの裏面にマウントされる。

●キマリスシールド
中世の騎士が使用していたような、シンプルな形状の盾。
手持ちが基本だが、腕部のジョイントにマウントしたりサブアームで保持したりと、幅広いポジションでの運用が可能。


◆劇中の活躍



◆立体物

ガンプラ

●1/144HG
フレーム部以外キマリスからの流用はなく、ほぼ完全新規キットとなっている。
キマリス譲りの広い可動範囲は健在。脚部も変形ギミックを内蔵しながらほぼ遜色ないくらい動く。
トルーパー形態への変形も元がシンプルなギミックとはいえ、差し替え無しで行える。
更に念願の斜めの持ち手が付属する。勿論キマリスにそのまま流用可能。塗装を施せば他ガンダム・フレームにも流用可能で、メイスやハルバードを下げた印象的な立ち姿も再現できるようになる。

付属武装はデストロイヤー・ランス、キマリスサーベル、シールド。やはりランス機銃のモールドが甘いので開孔推奨。
オプションセット4の高機動ブースターも変わらず装着可能。



◆ゲームでの活躍

中間アップデートでキマリス・トルーパーが参戦。コストは2000。
アニメでは使用しなかった機雷で迎撃したり、段階的に溜められる格闘CSの突撃や下格闘の唐竹割りなど三次元的な機動性が特徴。
ただ耐久値が低めに設定してあるため、接近戦でデストロイヤー・ランスを叩きこもうにもリスクが常につき纏う点には注意。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2及び機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでは引き続き参戦。
真正面から切り込む戦法を得意とするのだが、詰め寄る手段に乏しくカット耐性の低い格闘ではどうしようもない状況が長く続いていた。
特にEXVS2では調整を貰えず、一度上方修正を貰えたEXVS2XBでも頑張れはするけど強くはないという評価に落ち着いている。

OPでも登場し、オーヴェロンと激闘をしていた。
作品更新に伴い少なからず強化を貰っていたが、攻撃すり抜け判定を貰った特殊射撃と発生の高速化&慣性強化などを貰った格闘CSにより、リリース初週の悪魔と化した。
「迎撃します⇒ヒット判定縮小で並の射撃は当たりません、格闘CSで轢きます」「防ぎます⇒慣性残して通り過ぎた後に格闘CSで轢きます」「避けます⇒突撃する瞬間まで銃口補正のかかっている強判定の格闘CSで轢きます」と、逃げ道を悉く潰しにかかるセットプレーでゲーセンを圧巻。
週間勝率60%週間機体使用率14%と過去作の問題児に負けず劣らずの成績を叩き出し、各所では誇りと共に突撃してくるガエリオに轢かれるプレイヤーが続出した。*1
だが新機体のエアリアルすら凌いだ話題性に運営が気付かないはずもなく、見事にリリース一週間で下方修正を食らう。



◆余談

  • 第25話(第一期最終回)において、キマリストルーパーはガエリオ共々大活躍を果たし、多くの視聴者を涙させた(他意は無い)。その翌日にはAmazonのプラモデルランキングでトルーパーが唐突に一位を達成。以後しばらくに渡って頭抜けた売れ行きを見せた。
  • ガエリオ役の松風雅也は、『コードギアス 亡国のアキト』にて人型からケンタウロス型へ変形する機動兵器を扱うキャラクターを演じたことがある。ケンタウロスへ変形するロボット自体が割と珍しい部類であるが、偶然だろうか。




この追記!この修正!予想以上だ!

まっ、それでなくては骨董品を我が家の蔵から引っ張り出した甲斐が無い!!

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この戦況で未だハーメルンの笛を吹き続けるか、マクギリス!!
ガエリオ、このエイハブ・ウェーブ……本来の「キマリス」か!!!



◆改修形態:キマリスヴィダール


全高:19.5m 重量:34.5t


マクギリス・ファリドとの決戦に備え、キマリスに施した偽装を解いて改装を行ったバージョン。
機体のシルエットはキマリスとキマリストルーパーを統合したようなシンプルかつマッシヴなもので、下半身を中心に大量に装備されたスラスターは突撃槍による高速戦闘を主軸に刀剣でのインファイトも想定したキマリスの基本となる戦闘スタイルをより昇華させて実現する。
また、脚部への隠し武装の搭載による接近戦能力の向上や、背部のサブアームで保持するシールドを装備しての防御力強化も計られている。
カラーリングもこれまでのキマリス通り白と紫を基調としているが、脚部はヴィダールのイメージを取り入れたのかマホガニーとなっており、フレームの色もヴィダールへと修復された時のままのグレーとなっている。

なお、この姿は厄祭戦時代のキマリスの姿の1つとされ、バエルらと共にMAと戦った記録が残されている。


◆装備・武装

●ドリルランス
キマリスヴィダール専用の大型ランス。
歴代のキマリスに採用されてきたランス型の武装の特徴を統合し、加えて先端部に破砕目的の回転機構を加えている。
基部の上下に牽制用の200mm砲に加え、左右にはガンダム・フラウロスと同じくダインスレイヴ用のレールガンを有する

●刀
フレーム材にも使われる稀少金属製の刀。
コンバットナイフやキマリスサーベルと同じインファイト用サブウエポンで、取り回しの悪いドリルランスでは対応できない状況に用いられる。
バルバトスの太刀に似ている。

●ドリルニー
脚部の膝に内蔵された格闘用武装。
グレイズ・アインのドリルキックとは異なり、貫通に特化したツイストドリルを採用している。
その威力は凄まじく、重装甲機のナノラミネートアーマーをたやすく貫通するだけではなく、衝撃の余波でフレームごと真っ二つに分断するほど。

●シールド
ボードウィン家の紋章が刻まれたシールド。背部からサブアームで接続されている。
単なる防御用の装備ではなく、裏面にはドリルランス内蔵レールガン用の高硬度レアアロイ製特殊KEP弾の弾倉と補助動力が備えられており、ランスと連結することでダインスレイヴとして機能する。
また表面には2発の推進器を持ち、フレキシブルスラスター兼AMBACユニットとして高速空間戦闘時の機動調整を担う。

なおデザイナーの形部一平氏は当初シールドの裏に大型のガトリング砲を装備させる予定だったのだが、
本編に登場したダインスレイヴを見た事でキマリスヴィダールへの搭載を希望、その許可を貰ったらしい。


◆劇中の活躍



◆立体物

ガンプラ

1/144 HG IBO
第46話放送の前日に発売。
なぜか紫の成形色がキマリスのフレームの色であるパープルグレーになっているため妙な違和感がある。
背部のシールドはアームの可動域が広く取られているので、設定上使用可能なダインスレイヴの発射体勢も難なく行える。



◆ゲームでの活躍

第一次中間アップデートで参戦。コストは3000。
サブ射撃は特殊KEP弾で、高弾速一撃強制ダウン強実弾属性でガードで防ぐか回避する以外の防御手段が無い攻撃と贅沢な程の性能を持つが、弾数は8発でリロードしない。8発撃ち切る事がまず稀だが。
当たると一定時間機動力が落ち胴体に爪楊枝弾頭が刺さる。
特殊格闘は発生まで射撃ガード付きかつ判定が強く、万が一相殺されても特殊ダウンなりで反撃を予防できる優れ過ぎた攻撃だった。そのためOH中にでも使えば、相手の射撃・格闘を同時に防ぎながら自分は安全に落下できる狡賢さも併せ持つ。
特殊射撃は疑似阿頼耶識発動で、モーション中は赤黒いエフェクトを身に纏って超高速で移動し、そこから格闘を発動できる。なんと敵機に接近すると自動で裏を取るという性質があり、盾捲りをプレイヤーの技術に頼らずシステムで解決している。
その押し付け性能の強さと拘束力の高さで一時ゲーセンを圧巻し、後に二度に渡って下方修正を受けた。だがそれでも強性能は健在で、結局最終盤に至るまでボードウィン家の威光は輝き続けた。

実は本作リリース当初に公式サイトでキマリス・トルーパーの項目に誤って当機の画像が表示されていたため、ユーザーからリリースされる事がバレていた。

引き続き参戦。
様々な機体が性能調整を受ける中、この機体に関しては全機体共通修正の煽りを受けた箇所が多い。
まずOH時のN・前後特殊格闘が射撃ガード削除、横特殊格闘が使用不可能になった。OH時の移動付き格闘を使用禁止or性能低下にする共通修正の一環で、特に射撃ガード付きで巻き込み性能の高かった本機には痛い修正になった。
また前後特殊格闘はヒット時に通常ダウンになった。これもジャンプ斬り系のバウンドダウン削除という共通修正の一環で、本機は追撃の手段としてサブ射撃を決めるケースが散見していたので、その追撃手段を失った事となる。
また特殊射撃の弾数が半減。詰め寄る手段が減少している。
唯一強化と言っていいのは、格闘からサブ射撃の特殊KPE弾へのキャンセルルートが追加した点のみ。
前作で猛威を奮ったとはいえ、集中して弱体化を受けたのが全機体共通仕様の弱体部分だったのは、それほど胡散臭い性能を有した武装を頼りにしていた生まれながら与えられるだけの立場に甘んじていたパイロットの気質に似ているという証左だろう。
とはいえOH時以外であれば前作並みの性能は何とか保てているので、ブースト管理さえしっかり行えばそれほど使用感が変わっている訳ではない。
2022年8月に強化を受ける。主に前作から奪われたものを返してもらった所が多いが、同時に基礎性能と格闘のダメージの延びが上昇。

前後特殊格闘の接地判定が無くなるが、その補填として有り余るほどの強化を受ける。
15連射可能なメイン射撃、オーバーヒート中の悪あがきでも射撃ガードの付いたN特殊格闘、鈍足時間延長と誘導が強化されたサブ射撃、急加速する特殊射撃から特殊格闘へのキャンセルルート増設など、とにかく攻めの通りやすさを重視した調整が見て取れる。
後方支援や回避よりも前線維持や攻撃へを重視する本作の運営方針とは合致する方向性のため、一度当てさえすれば盤石なダメージを与えやすい本機はかなり環境水準にいるといえよう。



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最終更新:2024年04月10日 18:53

*1 更に圧倒的使用率により、格闘CSで轢かれた直後に敵僚機のキマリスにもう一度轢かれる、キマリス同士の格闘CSがぶつかり合ってお互いに吹っ飛ぶ姿もよく見られた。