アラン/仮面ライダーネクロム

登録日:2016/02/01 Mon 19:11:19
更新日:2024/03/14 Thu 23:22:51
所要時間:約 15 分で読めます


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私の心は……この世界の宝物を守りたいと叫んでる!

そして、いつか私の世界もこの世界と同じように…

美しい世界に、人間の手で…変えてみせる!!



仮面ライダーゴースト』の登場人物。
本作の敵怪人眼魔の一員であり、3号ライダー『仮面ライダーネクロム』に変身する。

演:磯村勇斗




【人物】


眼魔世界の住人であり、「大帝」と呼ばれるアドニスの息子である。一人称は「私」。
1話~15話はラフな格好だったが、16話から「眼魔の世界」の軍服を纏う。
一見若者に見えるが第18話で「(75歳の)軽く倍は生きている」と語っており若くても150歳以上であることが明らかとなった
(第48話におけるアデルの回想も加えるとアドニスの一族は1000年以上生きてきた可能性がある)。
現にアラン英雄伝では子供時代の福嶋フミことフミ婆と出会った時もこの姿であった。
歴代味方ライダーでは不死の存在である仮面ライダーカリスこと相川始に次いで年長かも知れない。
現実世界にて眼魔達を指揮する青年で、目的は違うものの一時期は西園寺と行動を共にしていた。
あちこちに眼魔の紋章を描いて眼魔世界へのゲートを作ったり、
人間に眼魔を憑依させて大天空寺の地下にあるものと同じモノリスを作らせたりと暗躍しているが、最終的な目的は不明。

兄のアデルらからも英雄眼魂について何故か隠し事をされているらしく、組織内の仲は決して良くはないらしい。

眼魔の世界に迷い込んだ深海兄妹のことを世話していたらしく、
深海マコトのことを「親友」と呼んでおり、やや砕けた口調になったり笑顔を見せたりと(少なくともアラン本人の認識としては)良好な関係を築いていた模様。

しかし、マコトの妹である深海カノンが天空寺タケルによって蘇生されたことを機に、マコトは人間界に身を置く決意を固めアランに対して袂を分かつことを宣言してしまう。

マコトは「俺に『友』などいない」「おまえたちの考えを受け入れていたわけじゃない」としているものの、
アランの方は決別の際に心から惜しむ様子を見せていたことから、彼の友情は本物だった模様。
そのためタケルに対しては「あいつがスペクター(マコト)を変えてしまった」と激しい憎悪を燃やした。

もっともカノンはアランのことを「アラン様」と呼び慕っていることから、アランなりに本心からマコトらと友情を築き、親切にしていたことが分かる。
タケルの存在と彼らの幼馴染という関係を知らなかったアランの立場からしてみれば、いきなり現れた人間により
急に親友だったマコトが態度を豹変させたように思え、動転してしまうのも無理はない……のかもしれない。

上記の通り、決別した後もマコトに対して最早尋常でないともいえる強い執着心を見せており、
ネクロムに変身した際もマコトとあの世で会うために命を奪おうとするなど、常軌を逸した行動も見せた。


前述の通り命や身体の価値について全く理解ができないらしく、良く言えば純粋、悪く言えば世間知らず。
その価値観の違いがタケルら人間との溝を深める要因となっていた。
一方で人間界の空を見上げ、そよ風や鳥のさえずりに思わず頬を緩めている様子も見せている。
そして紆余曲折ありながらも、タケルらと和解。頼もしい仲間として共に行動している。



【劇中での活躍】


当初は組織の依頼で英雄眼魂を集める男・西園寺主税と共闘するなどして複数の眼魔を生み出し、
特定の場所へばら撒くなどの行動を見せていたが目的は不明だった。

その最中でゴーストにことごとく計画を邪魔されてしまい、父からお目付役として送られた幹部級眼魔・ジャベルと行動を共にするようになる。
しかし英雄の眼魂の強大な力を目にし、ジャベルとアデルが英雄の眼魂について自身に何か隠していると疑い始める。
そして西園寺が消滅したことを機に、ついに本格的に行動を開始する。

眼魔の世界に戻り正装とみられる軍服を身に纏った後、兄には内緒で眼魂とメガウルオウダーを持ち出してネクロムに変身する。

そしてマコトを倒すことで眼魔の世界に連れ戻し、タケルを排除すべく猛威を振るいネクロムの能力を引き出してゴーストやスペクターを圧倒した。
その力で二人を完全に戦闘不能状態へ追い込むものの、ネクロムの活動時間限界により撤退する。

敵対した後もマコトに対しては強い執着心を抱いており、
第17話では彼をネクロムスペクターへと変身させ洗脳してまでも「本当の友」になろうとしていた。

眼魔世界へと帰還した際マコトを追って侵入したタケルと戦闘を行う。
その最中にアデルにアドニスを殺害したという濡れ衣を着せられ、アデルの攻撃で眼魂を破壊されてしまう。
その後魂は元の肉体に戻され、生身の身体を持つようになる。そして満身創痍になり彷徨っていたところをマコトらに発見され、
自身を包囲した眼魔たちからマコトやタケル共々人間世界へと逃走する。

生身の身体を持つようになり不便さに苦戦している中、アデルの刺客となったジャベルに命を狙われる。
マコトには親友として守られ信じていると伝えられるも、素直にそれを受け入れられずにいた。
そして幾度もジャベルに追い詰められた後、自身を庇って消滅したマコトを見て、思わず涙を流す…

その後はアカリに何かを企んでいると怪しまれ、さらに自分の信念が揺らいでいることを見破られるが、
フミ婆の「自分の頭でなく自分の心に聞け」という言葉を受けて、飛行機眼魔の一件の後タケルと共に眼魔世界に再度向かう。
帰還後アドニスと再会するが、アランを庇う形でアデルの攻撃を受け殺害されてしまう。
この出来事やアドニスと再会する道中でカプセルの中の人間が消滅するのを目撃したことで自分の理想に疑問を持ち始めたアラン。
やがて、復活したマコトからの叱咤を受けてついに……


うわああああああああっ!!!!!


信じた世界への絶望、最愛の父はおろか自身をも殺そうとした兄アデル、「お前を愛していた」と言い残し消滅した父……
アランの心の中で、「哀しみ」「怒り」の感情が芽生えた。
慟哭の末、アランはアデルを睨みながら決別の言葉を告げる。


私はようやくわかった……。

この世界は完璧などではない!!

そして……私はあなたを許さない!!


かくして眼魔陣営と袂を完全に分かったアラン。
現実世界に帰還後は、マコトのことを「スペクター」ではなく名前で呼ぶなどタケル達と仲良くなるようになった。
しかし第30話で現実世界にて最も心を開いていたフミ婆が亡くなったことで再び心に迷いが生じてしまう。
だがタケル達の叱咤激励により、「この美しい世界を守り、眼魔の世界を美しい世界に変える」と新たな理想を掲げて再起。
以後は完全にタケル達の仲間となった。

眼魔世界での騒動が終結した後、眼魔世界を美しい世界に変えるため、そして眼魔世界の住民を笑顔にするために、
タコ焼き器を持参しながら深海兄妹と共に眼魔世界へと帰還した。






心の叫びを聞け!



仮面ライダーネクロム


スーツアクター:永徳


アランがメガウルオウダーに各種ゴースト眼魂をセットして変身する仮面ライダー。
上記の通り眼魔陣営によって開発され、真っ白な素体の『トランジェント』にメカメカしいボディ、特徴的な大きく突き出た一つ目のシュノーケルのような瞳部分、
そして頭部のアンテナブレード及び胸に刻まれている紋章『ブレストクレスト』が眼魔のものになっているなど、
どこを見てもゴーストやスペクターとは異なる風貌をしている。全体的にジャベルが変身する眼魔スペリオルに近い。

ゴースト達と同じくゴーストチェンジを行う他、徒手空拳やガンガンキャッチャーで戦う。
また眼魔コマンドを操ったり、自身の体を液状化させるかコマンドに憑依して攻撃を無効化する能力を持つ。
この時召喚したコマンドは普段とは違いネクロマンサー(死霊術使い)よろしく、ネクロムが直接操るためか統率のとれた機敏な動きを採る。
このようにゴーストやスペクターを圧倒するなど強力な戦闘力を発揮する半面、
エネルギー消費が大きいためブレストクレストなど各部にコマンドを定期的に取り込まなければ、変身を維持できないという欠点を持つ。
生身の身体になって以降はこれがより顕著となり、強敵相手に苦戦を強いられるようになった。
しかし英雄眼魂の力を借りたり、アランがフミ婆の死を乗り越えたことで欠点を解消した
(ブレストクレストに「変身者の強い想いをエネルギーに変換する」という設定があるため、これが真価を発揮した結果と思われる)。
後期三号ライダーの定めかフォームチェンジはあるが、ゴーストやスペクターのような純粋な強化形態は本編では登場しなかった。
代わりに修行による成長でガンガンキャッチャーやサンゾウ魂をフルでが活用する場面など奮闘する場面も多かった。

ゴーストドライバーとはシステムが異なるためか、各部の名称や機能などはゴースト達との相違点も少なくない。
黒と緑のエネルギー供給ライン『ベイパーベッセル』はゴースト達のエナジーベッセルと異なり、模様ではなく腕部や脚部に外付けされたアーマーのようになっている。
トランジェントの全身各部を形成する物質はクァンタムソリッドに代わり液体金属『クァンタムリキッド』が用いられ、同様にゴースト眼魂ごとに状態や性質が変化する。
ゴーストチェンジする際は、メガウルオウダーの機能によりエネルギー体のゴーストをクァンタムリキッドに変換しパーカー状に実体化させて装着する。

クァンタムリキッド製のプロテクター『アーマーエクスティンガー』は全身の液状化や透明化を可能としており、
これらの形状変化や再構築はドライバーに相当する管理装置『アドミニスターバックル』で行われている。

ゴースト達は顔面のヴァリアスバイザーにゴースト眼魂ごとに個別の模様が現れるのに対し、
ネクロムの場合は大きな一つ目の顔面に『ヴァリアスゴーグル』とクァンタムリキッド製の円形の防御フレーム『モノキュラーガード』が装着される。
フレームの形状が多少変化する一方でゴーグルのクリアパーツ部分自体はあまり変わらず、形態ごとの外見の差が少ない。
ヴァリアスバイザーは元々広い視野を見渡すことができていたが、こちらは360度全方向と更に高性能になっている。

眼魔側が開発したものなので、拳を覆う『デバステイターグローブ』はやはり眼魔への接触が可能。
グローブやブーツに展開した流体エネルギーは攻撃と共に敵の内部に浸透し中枢を破壊する。



装備


メガウルオウダー

変身やゴーストチェンジする際に用いるブレスレット型デバイス。目薬がモチーフ。
左腕に装着し、ゴースト眼魂をセットして変身やゴーストチェンジを行う。
いろいろとやかましいゴーストドライバーと比べると、割と静かでネイティブな音声が特徴

通常は横向きだが、眼魂のスイッチを押して眼魂を中央のスロット『アイコンスローン』にセットした後、『イエッサー!』の音声と共に垂直に起動させる。
そして左側のアクションスイッチ『デストローディングスターター』を押すとパーカーゴーストを召喚、
それから目薬を模した上部の滴下ユニット『リキッドロッパー』のスイッチを押し液体が眼魂に滴下されると、
『テンガン!○○(○○は眼魂の名前)!メガウルオウド!』の音声が鳴り、それに対応する眼魂の変身音が流れた後パーカーゴーストが憑依してネクロムへと変身する。

リキッドロッパーの内部に充填されている液体は『ウルオーデュー』と呼ばれる特殊反応液で、装填された眼魂のエネルギーを増幅・吸収する効果がある。
変身後にウルオーデューの滴下量を増やすことで必殺技が発動する。
メガウルオウダーの内部に流れ込んだエネルギーは変身や必殺技の際に一気に放出される。

特殊な波動を放つ指令装置『ストラテジーセンダー』が内蔵されており、眼魔コマンドなどを意のままに操ることが可能だが、
生身の身体になってからも可能なのかは不明。



ゴースト眼魂

本作の仮面ライダーが変身や戦闘時に使用する目玉型のアイテム。
アランが所持するゴースト眼魂は、待機モード時のクアッドアイリスの色が緑となっている。
それぞれゴーストドライバーに装填した場合の音声もある。
詳しくは項目を参照。



ガンガンキャッチャー

第37話にて唐突に登場したネクロムの専用武器。メガウルオウダーから自動的に出現する。
元々ネクロムに搭載されていた装備だが、濫用による暴走などの危険性があるためロックされていた。
サンゾウから課せられた試練を乗り越えたことで、アランの精神力が高まり、ロックが解除された。

外見や機能はガンガンハンドとほぼ同じであり、『フォアエンドコンプレッサー』のスライドでロッドモードと銃モードに変形するのも共通している。
違いはネクロムのカラーである白とグリーンを基調とした配色となっている事と、
掌部分の破砕装置『シーズフィンガーズ』に眼魂をセットできるスロット『キャッチアイソケット』が追加された事
(変身アイテムがドライバータイプでないので、アイコンタクトによる必殺技発動ができないためと思われる)。

銃口の『フォアフィンガーマズル』から撃ち出すエネルギー弾は、ガス弾やドラゴンブレス弾、照明弾など性質を変化させることも可能。

『キャッチアイソケット』に眼魂を装填して大量のエネルギーを受け取ることで『ダイカイガン!』という待機音が流れ、
『ガンガントリガー』を引くことで必殺技が発動する。
またトリガー付近に描かれた紋章『エナジーアイクレスト』はアイコンタクト機能が無い代わりに、
変身者の強い思いを変換した神秘的エネルギーを付加して必殺技の威力を上げる機能を持つ。

名前の由来はガンガンセイバーやガンガンハンドのネーミングと同様に「眼+銃+掴むもの」で、英語表記は「GAN GUN CATCHER」。



ゴーストチェンジ一覧


ノーマル


私が君を向こうへ帰してあげよう。力ずくでね……!

Standby……

Yes,Sir.

loading….

変身。

テンガン! ネクロム! メガウルオウド!

クラッシュザインベーダー!!

(◎)

この心の求めるままに…!!

身長:204cm
体重:99kg
パンチ力:15.1t
キック力:17.4t
ジャンプ力:ひと跳び47.8m
走力:100mを3.7秒


ネクロムゴースト眼魂で変身する基本形態。
頭部「ペルソナドミネータ」の顔面を保護する「モノキュラーガード」は眼魔のマーク。
ペルソナとは仮面のことで心理学では人格、ドミネータとは支配者を意味する。
パーカーは半袖、カラーは黒と黄緑。戦闘の際にはフードを取って戦う。

両肩の「ストレージショルダー」は全身のエネルギー管理を行い、残量がなくなり活動限界を迎える際は、
アラームが鳴り響いた直後に緑色の部分が黒く変化し変身が解除される(解除前に眼魔コマンドを吸収した場合は変身が続行される)。
どのフォームも「スゥイープホーン」という鋭いアンテナブレードがあるが、ゴースト達のウィスプホーンのように武器として使用できるかは不明。

スペクター同様この形態では「○○魂」とは付かないが、『ガンバライジング』公式サイトにあるゴースト眼魂のリストでは「ネクロム魂」の名称が用いられている。

『超MOVIE大戦ジェネシス』では影がかかる形で一瞬登場し、戦いを終えたゴースト達を崖の上から見下ろしていた。
TV本編ではアランが変身したが、台詞がないため本作においても同様なのかは不明。
仮にアランだった場合、ただ眺めるために西園寺が帰ってからわざわざ変身したということになる。律儀。


◆必殺技

  • ネクロム デストロイ
デストロイ!ダイテンガン!ネクロム!オメガウルオウド!

左、上の順にスイッチを押すことで発動。
背後に巨大な目の紋章を出現させ、そのエネルギーを右脚に纏い強力なキック(第30話では回し蹴り)を放つ。
第17話や第30話では左腕にエネルギーを纏わせてパンチ、第22話や第29話では左腕に纏わせたエネルギーを追尾性のある衝撃波として放っている。
第43話ではガンガンキャッチャー・銃モードで緑色のエネルギー弾を一発放ちゴーストをサポートした。

オメガドライブと同じく基本的に全形態共通だが、技名は「ネクロム デストロイ」で統一されている。
媒体によっては「オメガウルオウド」(ガンバライジング)、「オメガドライブ ネクロム」(テレビえほん)等と表記している場合もある。

  • オメガフィニッシュ
ダイカイガン!オメガフィニッシュ!

ガンガンキャッチャー・銃モードにビリー・ザ・キッドゴースト眼魂を装填して、トリガーを引くことで発動。
背後に巨大な目の紋章を出現させエネルギーを収束した後、無数のエネルギー弾を連射する。
第39話での使用時はスペクターからガンガンハンドを借り受け、二挺の銃での連射を行った。

  • 自爆(正式名称不明)
パワーを全て解放する、アラン曰く「究極の必殺技」。
使用すると引き換えに自身も消滅する、文字通りの自爆技である。
三度使用しようとしており、一度目はゴーストとスペクターに圧倒された時に使用しようとした
(この時のアランは肉体を持っていないので、自爆しても再生できた)が、直前で眼魔世界に招集されたために中断する。
二度目は人間世界を破壊するガンマイザー・ファイヤーの行為に激昂して生身の体であるにもかかわらず放とうとするが、
アランの記憶を見て技の内容を知ったゴーストに止められた。
三度目は兄であるアデルがタケルの父龍を殺したことを知り自責の念に駆られたことで、アデルと共に死のうと使用するが、
自らの手で兄を殺す覚悟ができず中断した。



友情バースト魂


お前の出生がどうであろうと関係ない!!

マコト!お前は私の友だ!!

変身!

(エラー音)

友情カイガン! バースト!

俺らバースト!友情ファーイト!止めてみせるぜお前の罪を!!

(◎)


Vシネマ「仮面ライダースペクター」にて登場した強化形態。
アランの強い思いを受けてネクロム眼魂から変化した友情バーストゴースト眼魂を用いて変身する。
変身時にはエラー音が鳴っており、通常とはかなり異なるイレギュラーな形態であることがうかがえる*1
そのためか、装填する際の音声はゴーストドライバーに装填する際のものに準拠している。
全身に金色の炎を纏った闘魂ブースト魂を思わせる姿をしている。
変身直後に周囲の雨を一瞬で蒸発させるなど凄まじいエネルギーを秘めており、ディープスペクターを相手にしても互角以上に戦える高い能力を持つ。


◆必殺技

  • オメガドライブ
友よ…!心の叫びを聞けぇッ!!

友情ダイカイガン!バースト!オメガドライブ!

展開した金色の紋章を自身に通過させて全身にエネルギーを纏い、跳躍してから右足へと集中させて強烈な飛び蹴りを叩き込む。



グリム魂


ん…?無駄な抵抗は止せ。

ゴースト「あれはグリム…!」

テンガン! グリム! メガウルオウド!

ファイティングペン!!

(□)

面白い…。これが英雄の力か……。

身長:204cm
体重:100.5kg
パンチ力:15.4t
キック力:17.2t
ジャンプ力:ひと跳び45.7m
走力:100mを3.9秒


グリムゴースト眼魂で変身する派生形態。
頭部「ペルソナフェアリーテイル」の顔面を保護する「モノキュラーガードBK」は本を模した形。
フェアリーテイルとはおとぎ話を意味する。また、BKはブック(BOOK)の略だと思われる。
パーカーは半袖、カラーは白と深緑。
両肩の「ニブショルダー」に伸縮自在なワイヤーで接続されているペン先型武器を鞭のように用い、刺突攻撃や敵を拘束することができる。


◆必殺技

  • オメガフィニッシュ
ダイカイガン!オメガフィニッシュ!

ガンガンキャッチャー・銃モードにヒミコゴースト眼魂を装填して、トリガーを引くことで発動。
勾玉を模した巨大なエネルギー弾を発射する。



サンゾウ魂


私はこの世界の宝物を守る!

それがどんなに険しい道でも、仲間と一緒なら乗り越えられる!

テンガン! サンゾウ! メガウルオウド!

サイユウロード!!

(○)

身長:204cm
体重:115kg
パンチ力:15.7t
キック力:17.8t
ジャンプ力:ひと跳び45.2m
走力:100mを4.1秒


サンゾウゴースト眼魂で変身する派生形態。
頭部「ペルソナプリースト」の顔面を保護する「モノキュラーガードNR」は光輪のような形状。
プリーストとは僧侶を意味する。また、NRは日輪(NICHIRIN)の略だと思われる。
パーカーは半袖、カラーは白と金色。

頭部は僧侶頭巾のような装甲「テンジクヘッドガード」で守られ、変身者の徳の高さをエネルギーに変換することで防御力を高める。
加えて徳による思念波で敵の戦意を喪失させる機能もある。
かつては英雄の力を無理矢理使うという徳とかけ離れた行いをしていたアランだが、タケル達や英雄と分かり合えた今ならこれらの神秘的な力も有効に使えるはずである。

「サイユウコート」の両肩と背中には御供の3体の顔を模した装甲があり、実体を呼び出すことで神通力による技を放つことができる。
背中には更に黄金のリング「ゴコウリン」が装着され、取り外して武器としても使用できる。
ゴコウリンの表面には光の円形刃が発生し、投擲することで高速回転しながらターゲットを自動追尾する機能を持つ。
サイズの調整も自由自在で、どんな大きさの敵でも拘束できる。


◆必殺技

  • ネクロム デストロイ
ダイテンガン!サンゾウ!オメガウルオウド!

両肩と背中の装甲から3体の御供を呼び出し、御供が変化した雲に乗ることで空中を自由に移動できる。
作中ではスペクターを連れて撤退するために使用した。
筋斗雲が元ネタであろう事からすると、あくまでメインモチーフとなる偉人が三蔵法師であるだけで、
実際には孫悟空・猪八戒・沙悟浄のお供トリオが元ネタになる技も使えるようだ。

第37話では3体の御供を突貫させ、最後にゴコウリンに乗りながらガンガンキャッチャーを叩き込む技を披露した。
第42話では煙で幻惑してから筋斗雲に乗った後敵めがけてゴコウリンを射出する、御供と共に攻撃するパターンも見せた。

  • オメガフィニッシュ
ダイカイガン!オメガフィニッシュ!

ガンガンキャッチャー・銃モードにグリムゴースト眼魂を装填して、トリガーを引くことで発動。
背後に巨大な目の紋章を出現させエネルギーを収束した後、砲弾がペン先となって無数に分裂する。



その他


『ガンバライジング』において、
レジェンドライダー魂のキャンペーンカードでは

  • ファイズ魂
  • ブレイド魂
  • カブト魂
  • キバ魂

が割り当てられている。


「眼魂スキャンチャンス」という玩具のゴースト眼魂と連動するシステムもあり(持っていない場合はデータ眼魂を使う)、
「バッチリカイガン3弾」からは他のライダーが変身するほぼすべての形態にゴーストチェンジできるようになっており、劇中には登場しないオリジナルのゴーストチェンジが可能。
頭部はゴースト及びスペクターと同じで、両者が変身したエジソン魂やガンバライジング限定形態はウィスプホーンが一本になる。
ゴーストチェンジしないのはゴーストのオレ魂・闘魂ブースト魂・グレイトフル魂(連動なし)・ムゲン魂・平成魂、スペクターのノーマル形態・ディープスペクター(基本形態や特殊形態なためと思われる)。
ゼロスペクター、石ノ森は元々能力アップのみでゴーストチェンジ用ではない。(ゴーストとスペクター用のオレスペクターアイコンをネクロムに使用した場合の効果は不明。
また、スペシャルオレ魂にはゴーストチェンジ可能でネクロムのノーマル形態と同じ頭部になる。


GC(ゴーストチェンジ)シリーズ』では、商品化されている形態すべてにゴーストチェンジできる。



【名(迷)言】


「親友の君がいてくれれば……私はとても嬉しい」

「スペクターが変わってしまったのは天空寺タケルのせいだ……奴は目障りだ」

「天空寺タケルが彼を変えてしまった……絶対に許さない」

「おまえのせいでスペクターは変わってしまった……許しはしない」

「私が君を向こうへ帰してあげよう。力ずくでね」

「さよならだスペクター……あの世で、もう一度会おう」

「これで私たちは、本当の友になった……」

「今のスペクターは私と一つになった」

(たこ焼き食べるカノンを見て)「なんだそれは……眼魂か?……食べた……!?」

「ああ、そうだな……人間も悪くない」



【余談】


アラン役の磯村氏は「子供の頃から仮面ライダーになるのが夢だった。そして俳優になった」
と語るほど仮面ライダーに強い思い入れを見せており、見事夢を実現してみせたことになる。
ゴーストの制作発表の際にも「オーディションで役が決まったときには感動と現実味のなさで言葉が出なかった」
と嬉しそうに語っている。

なお、特撮雑誌のインタビュー記事によると氏も素でたこ焼きは好物とのこと。

映画『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』では終盤に登場し、ルネサンス眼魔の暴走を西園寺と共に崖の上から見つめていた。
今回の事件は彼らの与り知るところではなかった様子。

映画『仮面ライダー1号』では未登場(『小説 仮面ライダーゴースト 〜未来への記憶〜』巻末の時系列に従えばTV本編第20話・第21話に当たるため)。

『仮面ライダーゴースト Blu-ray COLLECTION』収録のスピンオフドラマ『アラン英雄伝』では主役を務めた。
そこではジャベルにたこ焼きのことを自慢気に紹介していたり、彼とブランコに乗って黄昏ていたり
緑のスカーフを纏った衣装(本編第30話以降の服装)を着用して、タケル達と親し気に人生スゴロクに興じていたり
美少女(フミ婆の孫のハルミ)に脛を蹴っ飛ばされて見事にすっ転んだりするなど、本編では見られない映像が流れた。

2016年11月27日に放送されたバラエティ番組「アメトーーク」にて仮面ライダー芸人が取り上げられた際に、2号ライダーの紹介コーナーでなぜかスペクターではなくネクロムが紹介されるという珍事が発生。
広義の意味ではネクロムも2号ライダーと言えなくもない事や、ネクロム役の磯村氏も「ネクロムは3号、2号はスペクターです」と訂正していたものの、視聴者からは総ツッコミを受けた。
一応補足すると紹介と同時に売れっ子俳優ピックアップでもあったので丁度、磯村勇斗が朝ドラで活躍している事から紹介されたりしている。



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最終更新:2024年03月14日 23:22

*1 メタ的な話をすれば玩具版メガウルオウダーの仕様が理由だが、そこを逆手にとった上手い演出であると言える。