さむいさむいマウンテン

登録日:2016/01/17 (日) 20:11:02
更新日:2024/04/17 Wed 20:47:00
所要時間:約 12 分で読めます






ここは ツルツルすべる  
ゆきやまの ちょうじょう。
まずはそこの       
やまごやへ どうぞ。   




さむいさむいマウンテン」とは、NINTENDO64ソフト『スーパーマリオ64』及びそのリメイク版である『スーパーマリオ64DS』に登場するステージの1つ。英語では「Cool, Cool Mountain」。
コースへの入り口はキノコ城エントランス入口から向かって左側の部屋の中、大小二体のスローマン(後述)が描かれた巨大な絵。3枚の絵のうち中央の絵が入り口となる。
『64DS』では絵が少々変わり、大きい方のスローマンが雪ダルマになっている。

部屋の扉を開くのに必要なパワースターの数は「かいぞくのいりえ」の部屋と同じく「3」。
つまりプレイヤーはスターを3つ集めた時点でコース3かコース4、どちらを先に冒険するか選ぶ事が出来る。

尤も、大抵の人はウツボにビビり逃げ帰ってこっちのコースを選ぶのだが。

目次

★コース概要


『マリオ64』における冒険の第4コース。舞台はコース名通り寒そうな雪山。


この手のアクションゲームに登場する山を舞台としたステージにしては珍しく、スタート地点は麓ではなく山頂。
そのためコースの構造は事実上山下りがメインとなる。

言うまでも無いがコース一面が雪道で滑りやすく、切り立った崖や足元不安定な場所も多い。
クレバスこそコース中には無いものの、落下ミスする危険性は序盤コースで最も高い。

その代わり雪は柔らかいので高所から雪道へ落下してもマリオが雪に埋まるだけでノーダメージで済む。凍っていたら元も子もないが
これを利用して高い位置から大胆にショートカットできるルートもあるので試してみる価値はある。
また、ワープできる場所もあるため、操作に慣れない人は探してみると良い。

なおマリオは一定時間放置すると居眠りするが、このステージでは放置しても眠らず寒がる。


★コース特有の仕掛け


◆スノーマンハウス
スタート地点目の前にポツンと建っている小さな山小屋。近くの看板を読むにちゃんとオーナーはいるようだ。
やけに立派で巨大な煙突が目立ち、サンタよろしく煙突から中へ入ると「スーパースノースライダー」へ続く。


◆親ペンギン


どこかで うちのこどもを
みかけません でしたか?
・・・わたしんち こども
いっぱい いましてね・・


スライダーのゴール地点である麓の山小屋の目の前にいる大きなペンギン。
我が子である子ペンギンが行方不明になってしまったらしく、途方に暮れている。

この親ペンギンの元へ子ペンギンを連れていくのがステージ2のスター獲得条件となる。


◆子ペンギン
名の通り子供のペンギン。マリオの膝の高さぐらいの大きさしかなく、よちよち歩いたり、マリオが近くでボディアタックをすると真似をしてトボガンをするなど可愛らしいリアクションを取る。
ボムへいや木箱のように持ち上げて運ぶ事ができる。
『64DS』ではヨッシーで食うこともできる。専用のセリフと共にすぐ吐き出すけど。

コース中には2匹の子ペンギンが登場。
その内迷子になっている親ペンギンの子は「持ち上げると鳴く」という特徴を持っている。「抱いてやるといい声で鳴くんですがね」という証言が頼りになる。この台詞が卑猥に聞こえた紳士も何人かいる事だろう。
この特徴は『64DS』のみで、『64』では初期版、振動パック対応版のどちらも子ペンギンを持ち上げた時に2匹とも鳴く。


◆リフト
山の麓から乗ることができる木製のリフト。中腹と繋がっている。
一度乗るとその後はずっと稼動し、中腹と麓を行ったり来たりするようになる。


◆雪ダルマ


カラダが とけちゃったヨ。
いいカラダ いないかなー 
なにか おちつかなくてネ。
アー かおがつめたいなー 


山の中腹にいる顔だけしかない雪だるま。
自分に合う、ちょうど良い体がいないか探しているらしい。雪が降り続ける極寒の地で体だけ溶けるなんてことあり得るのか?


◆ペンギン(チャンピオン)


あたし、このスライダーの
せかいチャンピオン!!!
からだ、デカイけど   
とっても はやいよ!  


「スーパースノースライダー」の世界チャンピオンペンギン。
ステージ2以降にスライダーの場所まで行くとそこの入口に居座っている。

世界チャンピオンと豪語しているだけあってスライダーの腕は確か。
マリオへ勝負を吹っかけてきてレースする事になる。

パワースターを全てコンプリートした後に訪れると……?


◆フクロウ
『64DS』のみに登場。親ペンギンの近くの木から出現する。
活用すれば麓から山頂に戻るのがグッと楽になる。
山頂に戻るだけならワープ使った方が早いのは内緒。


★主な敵キャラ


◆スローマン
雪だるまの敵キャラ。常に雪の中に隠れており、マリオが近づくと突然現れ手にした雪玉を投げつけてくる。名前の「スロー」はこれが由来。
倒す方法はスローマンの周りを回り続ける事。しばらく回っていると、目を回したのか倒れて溶ける。コインを3枚出すので忘れずに取ろう。
山の中腹にある吊り橋には飛び跳ねて往復する個体もおり、このスローマンは倒す事が出来ない(『64DS』ではヨッシーの炎かタマゴ投げ、もしくはワリオのパンチやキックなどで倒す事が可能)。

『マリオパーティ7』でデザインが変更され、頭に青いバケツを被るようになった。『64DS』ではこちらのデザインで登場する。


◆フワフワさん
媒体によっては「ふわふわさん」とも。踏みつけて倒すとクルクルジャンプが出来る。
移動速度は遅く、簡単に倒せるが、「かくれスーパーカベキック」に挑戦する時は山の裏にある細い道にいるフワフワさんの群れに一応気を付けよう。
3枚コインを出し、計5匹いるのでコイン集めの際は倒しておきたい。
コインを集めたいならクルクルジャンプだと回収が遅れるのでヒップドロップやパンチでクルクルジャンプをしないようにした方がいいかも。


★スター一覧


☆1 スーパースノースライダー


スノーマンハウス内の「スーパースノースライダー」を滑り切ると出現するパワースターを目指す。

順当にプレイを進めているプレイヤーにとっては2番目に挑む事になるであろうスライダー。
しかし最初のスライダー「ピーチのかくれスライダー」と大きく異なるのはコースアウトするとそのまま1ミスになるという点。

勿論スライダーの難易度も大幅アップ。コース終盤までガードレールも無いので、難しいと思うのであればスティックを下に倒して減速しながらゆっくり行くのも手。
特にゴール手前は非常に狭く細い氷の通路になっているので要注意。
ここでミスをしてしまうと泣くに泣けない。

実は中盤の壁面内にゴールまで一直線の安全なショートカットがあり、こちらを通っても落ちずにゴールさえすればスターは取れる。
不自然に壁に向かってコインが並んでいるところに従って真っ直ぐに進むと…?
なお、とあるゲームのレベル2でもこのスライダーに挑戦することになるが、このショートカットは健在である。



☆2 まいごのこペンギン


頂上にいる子ペンギンを親ペンギンの元へ連れていくとパワースターが貰える。

子ペンギンを持っている間はアクションが制限されジャンプと移動しか出来なくなるが、すぐ横の斜面を滑り降りるとあっという間に親ペンギンの横に付き、子ペンギンを渡すとクリア可能。

ちなみにパワースターが出た後に再び子ペンギンを持ち上げてあるくと親ペンギンが追っかけてくる。
そしてこの後、子ペンギンを崖から落とすという畜生プレイが当時のコミックボンボンで紹介された。

☆3 ペンギンチャンピオンレース


ペンギンチャンピオンとスーパースノースライダーをどっちが速く滑り切れるか勝負する。
チャンピオンよりも早くゴールすれば金メダルの代わりにパワースターをくれる。

早く滑るにはスティックを前に倒して加速する事が大事になってくるのだが、下手に急いでしまうとあっという間にコースアウト。
特にペンギンと デッドヒート になってしまうとその巨体のせいでコースの幅が狭まって操作し辛くなり非常に危険。
そのため、優勢・劣勢問わずいかにチャンピオンと距離を離すか、そしてコースを覚えているかが重要になってくる。
チャンピオンはコースの要所で減速するタイミングがあるのでそこが狙い目。
また、チャンピオンはマリオが前にいるとどんどんスピードアップするが、後ろならそのまま。
したがって、終盤まで真後ろにつけ、減速した時を狙って一気に抜き去るのが得策。

慣れない内は何度も残機を失う事になるので、序盤にプレイできるステージの中では比較的高難易度と思われる。

☆1にあったショートカットを使うと失格とみなされてパワースターが貰えなくなってしまうので要注意。
途中で飛び降りるのもNG。



☆4 すべって8まいあかコイン

(『64DS』では☆4 こおりのなかのあかコイン

コース内に散らばる赤コインを集めるステージ。
8枚全て集めると山の中腹、壊れた桟橋の向こう岸にパワースターが出現する。

難しい場所に隠れている赤コインはそれほど多くない。山をグルっと下っていけばきっちり8枚全部見つかるはず。
しいて言えば、橋の切れ目や崖のそばなど転落の危険が高い場所や、通常ルートでは通らない氷柱の根元近くにあるものは要注意。

『64DS』ではステージタイトル通り8枚の内2枚が氷の中にある。
氷を溶かす必要があるが、それを行えるのは焚き火を食べて吐き出す事の出来るヨッシーのみなので、必ずヨッシーを使わないとクリア出来ない。



☆5 ゴロゴロゆきダルマ


スタート地点先の高台の上に置いてある謎の雪玉。
近づくと突然マリオに向かって喋り出し、話し終わり次第勝手に転がり始めてしまう。
「先を滑ってくれれば、ついていく」とは言っているのだが、その通りにこの雪玉を先導するのは初見ではまず無理だろう。

雪玉は「立派な体になりたい」と仰ってるので、そうとなれば目指す場所はただ一つ。
山の中腹にいる雪ダルマの頭の下へ誘導してやろう。

なおこのスター取得…一見単純なように見えるが、実は本作の中でもかなり難易度は高い部類に入る。

まず、雪玉はマリオと同じルートを転がっていき、最終的に頭にぶつかるように誘導する必要がある。
が、坂道の終盤で180度ターンのカーブがあり、曲がると後ろ向きで滑る体勢になりがちで、おまけに慣性と雪で体勢を立て直しにくく、モタモタしてるとあっという間に雪玉に轢き潰されてしまう。(そのうえ雪玉のダメージはかなり痛い)
かといって急いだりショートカットしたりすると、雪玉はマリオを見失ってあらぬ方向へ飛んで行ってしまう。こうなると雪玉がある場所まで戻らなければならない。
仮に雪だるまの頭の方まで来ても、頭付近にマリオがいないと雪玉はコースアウトしてしまう。
遅すぎてもダメ、早すぎてもダメ、慎重な操作で適切な距離を維持しなければならず、一瞬の判断が命取りとなる。

ちなみに、この雪玉は☆1~☆4のミッションをすべてクリアしないと出現しない。



☆6 かくれスーパーカベキック

(『64DS』では☆6 スーパーマリオカベキック

麓から大砲で行ける、山の裏にある隠されたエリアにあるパワースターを目指す。スターまでの道は狭く転落の危険が高いので注意するように。

タイトル通りカベキックが最重要アクションとして活躍する筈なのだが、実は☆5の雪だるまの胴体の横にいるフワフワさんを潰してくるくるジャンプし、そのままうまく操作するとスターのある場所に行けてしまう。


『64DS』ではカベキックを使えるキャラはマリオだけなので、マリオでプレイするのが望ましい。
同時に壁をずり落ちるようになったためカベキックがかなりやりやすくなった。
ルイージのクルクルジャンプを使う方がもっと楽なのは内緒。



☆7 ゆきやまのスイッチスター


『64DS』で追加されたステージ。
リフトの途中にある浮島にスタースイッチがあるので、それを押してパワースターを出現させ、時間内に獲得する。

パワースターの出現場所は親ペンギン足元の氷の中。
氷をヒップドロップで割れればパワースターをゲット出来るのだが……
さぁ、怪力自慢のあの男の出番。



☆100まいコインのスター


このコースの合計コイン数は154枚。

その内77枚がスライダー内にある。
スライダーは何度でも入ることができるが、青コインだけは1回しか出現しないので、必ず初回に取っておきたい。
スライダー内部の他は、坂道途中の5枚組コイン、中腹の青コインスイッチ、赤コイン、スローマンやフワフワさんなどの敵から回収しよう。
麓から山頂に戻りたい場合、木の橋の端を結ぶワープゾーンを使うと楽。

スライダー内で100枚達成してしまうとパワースター獲得が非常に面倒臭くなってしまうので要注意。
(100枚目のコインを取った場所にスターが出現するため)





『こらっ! いつも     
ちかくで ついきしゅうせい 
しなさいと いってるだろ!』




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最終更新:2024年04月17日 20:47