千葉和伸

登録日:2016/01/14 (木) 10:49:03
更新日:2023/03/12 Sun 16:17:59
所要時間:約 4 分で読めます




名探偵コナン』の登場人物。

CV:千葉一伸、愛河里花子(幼少期)


□概要

警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の所属で階級は巡査部長。
年齢は24か25歳*1
原作では高木渉と同期だったが、アニメ版では後輩に設定され、原作でもその設定が反映されたため高木を「さん」付けで呼んでいる。
一人称は高木同様「僕」か「俺」。目上の人に対してはたまに「ッス」口調になる事がある。
上司の目暮十三と同じく彼もまたぽっちゃり体型。身長はその目暮より少し高い。
漆黒の追跡者』では最近ダイエットに励んでいるようで、その甲斐あって少し痩せたらしい。
アニメ版初期は高木と同じくらい痩せていたが、作画が変更したのを期に原作に準拠して今の体型となった。
実はアニメ版で初登場した時は今とは全く違う姿をしていて……というか別人であり、目暮が彼を「千葉君」と呼んでいなければ恐らく誰も彼が千葉だと思わなかっただろう。
服装は他の刑事と違いノーネクタイで、上着の下にセーターを着ている事が多い。
一応スーツも着る事はあるが、今のところ『謎めいた乗客』と『怪盗キッドと四名画』の2回しかない。
名前の由来は中の人「千葉一伸」から。長らくフルネームは不明だったが最近になってようやく判明した。
高木同様アニメ版から逆輸入されたキャラで、やはり同じく最初はモブキャラだった。
ちなみに千葉一伸氏の芸名は「ちば いっしん」と読むが、本名は「千葉一伸」と書いて「ちば かずのぶ」と読む。
キャラ名が一字違いの「千葉和伸」なのは誤読されないようにする為だろう。
なお、『コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー』では下の名前が「和信」と誤表記されていた。

初登場は27巻『本庁の刑事恋物語3』(アニメ版は『最後の上映殺人事件』)。
しかしこの頃は台詞が極端に少なく、「は、はい!」くらいしか喋っていない。
アニメ版では原作の高木やモブ刑事の台詞を代弁する事もあったため若干台詞が増えている。
出番が増えたのは『本庁の刑事恋物語4』の頃から。

一課には佐藤美和子に惚れている刑事が多くいる中、千葉は最初から佐藤と高木の仲を認めていて、よく恋に悩む高木の応援をしていた。
余談になるが、他に佐藤に興味を持っていなかった刑事は、既婚者の目暮と松本、鳥取県警に派遣された長さんくらいである。

アニメオリジナルでは佐藤と入れ替わる形で出番が増え、目暮、高木との3人の組み合わせか、高木とのペアで登場する事が多い*2
また、目暮とのペアというレアケースもある*3


□人物

温厚かつ優しい性格であり、人一倍正義感が強い。
あと規則にうるさく、他人は勿論自分にも厳しい真面目君。
江戸川コナンら少年探偵団とも仲がいいが、小嶋元太からは格下に見られているらしく*4ある事件では車を運転中に「戻れ千葉ぁ!」と後ろから首を絞められるなど乱暴な扱いを受けていた。
またアニメオリジナルの事件では、高木に関するブラックなジョークを言ったりトリックの実験で高木を乱暴に扱ったりした時などに、彼から鉄拳制裁を受ける事が何度かあった。
結構ずぼらな面があり、彼の住んでいるアパートの部屋はかなり散らかっている。
そのうえよく寝坊して遅刻もするそうだが、今ではそれなりに工夫をしており、遅刻も減ってきたらしい。
単行本の裏表紙でアンマンを頬張っているため大食いキャラのイメージが強いが、実は作中で何かを食べている描写はほとんどなく、むしろアニメや劇場版でそういったシーンが多く、アニメ公式サイトのキャラ紹介でもハッキリ「見た目通り色気より食い気の人」と紹介されている。
ちなみに花粉症持ちである。

大の特撮・アニメオタクであり、自宅には仮面ヤイバーや大怪獣ゴメラなどに関するレアアイテムを大切に飾ってある。
最近は「ラブリーミステリー」(デザインは探偵オペラミルキィホームズにとても近い)という美少女探偵漫画にハマっているらしいが、後にその原作者が殺人の罪で逮捕されたため、恐らくかなりのショックを受けた事だろう。

コナンたちの通う帝丹小学校のOBで、同じくOGである小林澄子の2つ下の20期生。
小学生だった頃、学芸会を通じて仲良くなった同級生の女の子に片想いしていたが、13年の歳月を経てその恋が両想いであった事を知る。
想いを伝えるために小学校の同窓会に参加するも彼女は現れず、振られたのだと思い込み気を落としながら人知れず帰っていった。
後にその初恋の少女は警視庁交通部に配属された三池苗子であり、実は同総会の会場前で駐禁の取り締まりを受けた際に再会していた。
苗子は現在でも千葉に想いを寄せているが、当の千葉はこの時に彼女が初恋の少女だと気づかず、その後も何度か事件現場などで遭遇しているのだが、未だに気づいていない。
一度気づきかけるも「まさかね…」と思い直し、以降は顔を近づけてもそういう素振りを見せる事もなくなった。下級生だった桜子の事はすぐに思い出したのに……
だがその後も「苗子=初恋の人」と思っていたようで、『標的は警視庁交通部』でようやく彼女が初恋の人だと気づいた。

前述のとおりのぽっちゃり体型な為、本庁の女性陣からは友人・良き同僚としてならともかく、苗子以外からは恋愛対象としては見てもらえておらず、影で「間違っても彼氏にしたくないタイプ」「宇宙に男が彼だけになっても千葉君だけはない」とまで言われていた。
だが同じ回でダイエットを経た(酷評に憤った苗子がするように仕向けた)結果、痩せればなかなかのイケメンになる事が判明し、痩せた事で一時は女性陣のハートを掴みかけたが、すぐにリバウンドして(予想外の好評に焦った苗子に大量のお菓子を贈られて)お馴染みの体型に戻っていた。(『千葉のUFO難事件』)

現在は1人暮らしだが、レンタルビデオ店で働いていた兄がいる*5


□友人・知人は訳あり人間が多い?

「コナン」の世界では主要キャラの友人や知人が犯罪に巻き込まれる事がたまにあるが、千葉の場合はどういうわけか警視庁メンバーどころか「コナン」の登場キャラの中でもトップクラスと思えるくらいに周囲の親しい人間が犯罪に巻き込まれる事が多く、『本庁の刑事恋物語6』では家に居候していた友人に騙されアリバイの証人に利用されてしまう。
本庁の刑事恋物語7』では、中学時代の友人が親戚の子供を誘拐される事件に巻き込まれている。

他にも『立証確率ゼロの犯罪』や『雨の夜の脅迫者』などで、彼の知人が陰惨な事件に巻き込まれている。


追記・修正は仮面ヤイバーのビデオをぶっ通しで6時間見続けながらお願いします。

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最終更新:2023年03月12日 16:17

*1 23歳の米原桜子より一学年上である為。しかしあるエピソードで登場する中学時代の同級生は26歳なのでもう少し上の可能性もある。

*2 前者は宮下隼一氏か扇澤延男氏の脚本回、後者は大和屋暁氏の脚本回でよく見られる。

*3 こちらは主に辻真先氏の脚本回で見られる。

*4 これは千葉に限った事ではないかも知れないが。

*5 容姿はアニメ版『最後の上映殺人事件』に登場した時の千葉に近い。