横溝重悟

登録日:2015/10/16 (金) 07:46:28
更新日:2024/02/11 Sun 23:39:43
所要時間:約 4 分で読めます




名探偵コナン』の登場人物。



□概要

神奈川県警刑事部捜査一課の所属で階級は警部。年齢は35歳。
静岡県警に所属する横溝参悟警部は双子の兄であり、顔や体格は彼と瓜二つだが、坊主頭でもみ上げも長く、目つきも兄と比べて鋭い。
参悟に弟がいた事を知らなかった小五郎は当初彼を(仕事でミスをして責任取るために丸坊主になった)参悟だと勘違いし、後に彼の弟だという事を知ると驚愕の表情を見せていた。
一人称は「俺」で口調は乱暴。

名前の由来は、苗字は「横溝正史」からだが、名のほうは兄の名を数字に変換し、「3×5」の答え「15」から取られている。
この事はダイジェストブックでも「なんて名前を…」と突っ込まれている。
劇場版『漆黒の追跡者』では高木渉にその事を笑われるが、すぐに鋭い形相で睨みつけ高木を震え上がらせた。
フォローというわけではないが、只の駄洒落じゃなくて『はぐれ刑事純情派』の横溝重忠署長や、社会派推理作家の黒岩重吾とのダブルミーニングである可能性もある。

なお、担当声優の大塚氏は、彼を演じる際には「蛇」をイメージして役作りをしているようである。


□人物

性格は兄とは対照的にぶっきらぼうで人当たりも悪い。

探偵を胡散臭く思っており、小五郎の事を「煙の小五郎」と呼んで懐疑的に接しており、子供である江戸川コナンの事も邪魔者扱いし、容赦なく彼を蹴り飛ばして現場から追い出した事も
だが最近ではそんな意識も薄れてきたのか、女子高生探偵の世良真純の実力に太鼓判を押すなど探偵という職業を認めつつある。
また、事情聴取や取調べでも荒々しい態度で接する事から、地元のチンピラからも恐れられる存在になっている。

直情的な性格だが、蘭が熱で倒れた際はすぐにパトカーで病院に送ったり、ある犯人が身勝手な動機で殺人を犯し、その事を悪びれる様子もなく関係者にペラペラ話し始めた時はヒジ打ちを食らわせて黙らせたりする*1など、強い正義感を持つ。
劇場版『探偵たちの鎮魂歌』では爆風に巻き込まれそうになっていた子供を身を挺して守り重傷を負うが、
その後は無事に職場復帰を果たしている。

堅物なせいもあってか推理力はいまひとつであり、初登場の事件では状況証拠だけで小五郎を殺人犯だと疑っていた。
また『ため息潮干狩り』では毒殺事件を自殺と判断して捜査を早々に切り上げたうえに、推理ショーで鈍いところを見せたため探偵団に呆れられた事もある。
だが観察力は鋭く、事故死と判断されそうな事件を簡単な検視を行っただけで殺人だと見抜いた事もあるため刑事としては有能であると言える。
先述の『ため息潮干狩り』においても、犯行方法が明らかになったことから犯人を言い当てている。

貧乏性であり、部下と飲みに行く時はいつも割り勘の為、その事をよく参悟に突っ込まれるが、その度に「倹約家だと言ってくれ」と返している。
ブラックコーヒーを愛飲しているが、大規模な犯罪が起きた際には頭を働かせるため砂糖入りを飲むようにしている。
しかし甘い物が苦手というわけではないらしく、横浜の赤レンガ倉庫内にある店で出されているパンケーキを気に入ってたりする。

幼少期は参悟同様カナヅチだったが、幼馴染の漁師・井田巌の父親の協力で泳げるようになった。
なお、当時はかなり臆病な性格で、一角龍の伝説を恐れてなかなか船から降りようとはしなかったらしい。

参悟からはコナンや小五郎の事の他にも、少年探偵団や鈴木園子の事も聞かされていたが、少年探偵団は「探偵気取りの坊主たち」、園子は「鈴木財閥のじゃじゃ馬娘」と覚えておりあまりいい印象を持っていない*2

現在は独身であり、よく両親や参悟に結婚を勧められている。
しかし今のところ結婚する気はなく、家族を黙らせる為という理由で婚活パーティーに参加した事もある。
交通部交通機動隊の萩原千速警部補に好意を抱いており、彼女を食事に誘った事もあるが、彼女が男勝りな性格なのでなかなか進展しないようだ。
千速と食事に行った時も、彼女がラフな姿で三ツ星レストランに来たせいで入店を断られたという。


□主な活躍

第34巻『中華街 雨のデジャビュ
初登場エピソード。
中華飯店で発生した毒殺事件を担当した時にコナン達と出会う。
被害者の隣にいたという理由だけで小五郎を執拗に疑い、眠りの小五郎の推理ショーでも小五郎(コナン)のもったいぶる言い方にイライラし思わず声を荒げていた。
事件の犯人を逮捕した後、コナンの様子から蘭の容態がおかしい事に気づき、至急車を手配して知り合いが勤務する病院へ彼女を連れて行った。
おかげで蘭もすっかり元気になり、アニオリ回『フィッシング大会の悲劇』でその時のお礼を言われていた。

第101巻『風の女神・萩原千速』
阿笠博士が人違いで誘拐される事件が発生し、現場となったレストランの地下駐車場で蘭・小五郎・園子と遭遇。
3人を車に乗せて移動している時に、千速の弟その親友の刑事が7年前と3年前の爆弾事件で爆弾を阻止できずに殉職した事、今年になってコナンが爆弾を阻止した事を説明している。


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最終更新:2024年02月11日 23:39

*1 実際にやると、職権乱用・特別公務員暴行陵虐罪に該当する可能性が高いため注意。

*2 ただし、園子の印象はアニオリでの設定であり、原作では会った事がなかったが、後に『風の女神・萩原千速』で園子と会っている。