小中大(逆転裁判)

登録日:2015/10/12 (月) 15:06:39
更新日:2024/02/20 Tue 16:48:46
所要時間:約 4 分で読めます






ぼかぁ小中 大。
マサル・コナーカ。


株式会社〈〈コナカルチャー〉〉の
社長、いやプレジデントだ。


逆転裁判』シリーズの登場人物。

CV:?(パチンコ版)/手塚ヒロミチ(アニメ版)
演:鮎川誠(映画版)


逆転裁判』第2話「逆転姉妹」に登場。年齢は39歳。名前の読みは「こなか まさる」。
情報処理会社「コナカルチャー」のプレジデント……いや社長。本人はこの会社を「色々な情報を収集して売買を行う未来を先取りした会社」と称しており、ここ10年で大きく成長を遂げたらしい。
だがその実態は「他人の弱みを探り出す調査会社」であり、司法関係者の弱みを握って裏で自由に操り、その事をネタに脅迫までしていた。
名前の由来は大きさの「小・中・大」。開発段階の適当に付けたものをそのまま流用している。

「マダムキラー」と形容される程のイケメンであり、危険なニオイのするオジサマ。
日本人ではあるがアメリカ暮らしが長かったらしく、怪しい英語混じりの日本語で会話する。
服装のセンスも怪しく、ボタンにも宝石が使われたピンク色の派手なスーツに宝飾品を纏い、両指にメリケンサックばりに高級指輪をはめ、事ある毎に白い歯を見せながら無駄に光らせる成金野郎。ちなみに総額334万円。
自分のマッチョ体型に自信を持っており、社長室には彼の身体をかたどったこれまた悪趣味なインテリアをそこかしこに置いている。
松竹梅世は秘書であり愛人。彼女もおそろいのピンクの服を着ており、2人並べば美男美女のカップル。


松竹の盗聴の件は彼の耳にも届いていたようだが、「あれは秘書が勝手にやった事」と、どっかの政治家のようなセリフを用いて素知らぬ顔をする。
綾里千尋殺人事件の目撃者の一人であり、事件当夜は松竹とともに事務所の向かいにあるビジネスホテル「板東ホテル」に宿泊していたが当初は多忙を理由に部屋を空けたり、証言台に立つ事を拒んでいた。
その後成歩堂龍一がコナカルチャーの秘密を握っている事を知ると、急に態度を翻し証言台に立とうとする。
そしてなんと事件の真犯人が成歩堂だと言い出し、検事局長に圧力をかけて警察に彼を逮捕させた。

後日、意気揚々と法廷に現れ、自信満々に成歩堂が犯人だと証言するのだが……?



ここから先は、ぼくにとってよくないハプニングのようだ‥‥

スポイラー・アラート!ネタバレ注意、ってやつだね。






















冒頭からやっていればお分かりだろうが、彼こそが第2話の事件の真犯人。
実は大勢の人々の人生を狂わせたあのDL6号事件を大々的に報道した張本人でもある。
星影宇宙ノ介弁護士とは愛する者とされる者……ではなく、脅迫する者とされる者の関係にある。
大金につられ警察の機密事項であるその情報をリークしたのは他ならぬ彼であり、それ以降は「この事を警察にばらされたくなければ金を払え」と彼を15年もの間脅迫し続けていた。

このDL6号事件の当事者である舞子は千尋の母親であったため、千尋はこの事を報道した小中の事を調べていた。これが彼女が弁護士を目指すきっかけとなる。
そしてそれを調べているうちに千尋はコナカルチャーの重大な秘密*1を知り、この事を世間に告発しようと考える。
だがこの事は事務所に仕掛けられていた盗聴器によって筒抜けであり、事務所でその書類を見つけ出した後で千尋を撲殺して口封じを行った。

最初は現場に血で「マヨイ」と書き残して千尋の妹・真宵に罪を着せようとしたが、成歩堂に秘密を握られている事を知ると今度は司法に圧力をかけて彼を殺人罪で有罪にしようと企む。


確実に成歩堂を有罪にするために、自身も出廷して証言をする。
当初の予定では成歩堂に対し小中の息のかかった弁護士をつけさせるつもりだったが、成歩堂が弁護を自分自身で行ったことで計画が狂い始める。
その証言は最初から穴だらけであったため、を重ねるうちに次々とボロが出てくる。
さすがに傍聴人までには手が回らず、証言前に宝石を見せびらかすような態度が傍聴人の反感を買った事で、
傍聴人が成歩堂の味方となった事で逃げ場を失い、自白寸前まで追い込まれるが、担当検事の御剣怜侍の機転によって再び優位に立つ。

これには成歩堂もなすすべがなくもう決まりかと思われたが、真宵の霊媒によって現世に戻った千尋が法廷に登場した事でまたも窮地に立たされる。
最後には成歩堂に、千尋が書き記していた「小中に脅迫されている人物のリスト」を暴露されてしまい錯乱。
これ以上読み上げられる事に耐えかねた小中は、ついに「考える人の置物で千尋を殴った」と罪を全面的に認め、警察に逮捕された。と同時に御剣は初めて裁判で負けを味わうことになってしまったのだった。

以上、序盤で師匠キャラの命を奪った彼ではあるが、彼がいなければ千尋さんも弁護士になっていなかったというのは皮肉としか言いようがない。
そしてそんな彼も、自身が手にかけた人物の霊を呼び寄せてしまい犯行が暴露されたのもまた皮肉なものであった。

ちなみに社長室にあった悪趣味インテリアと星影から脅し取った絵画は証拠品として警察に押収されるが、『逆転検事2』の第4話「忘却の逆転」にて闇オークションに出品されていた事が判明した。



実写映画版にも登場するが、この作品ではフリーの雑誌記者になっており、風貌は原作とは正反対の地味めな服装である(見た目が怪しいという点は共通しているが)。なので原作をよく知るファンからは「誰おまw」などと言われていた。
原作同様千尋殺人事件の証人として出廷するが、興奮すると博多弁になり、某警察局の巡査のように拡声器を使って喋り出す。

この作品でも千尋殺害の真犯人である事に変わりはないが、実は黒幕の指示で動いていただけに過ぎず、後にその黒幕の正体を明らかにするべく成歩堂に出廷を求められる。だがその前に留置所内で毒殺されてしまった。


アニメ版では、2話で登場したコナカルチャーのビルの看板に彼の写真が使用されているのが目を引く。
3話で成歩堂の口から出た「ドンマイどーんまいではすまないと思いますよ」という言葉をよそに
彼を逮捕させ、4話では原作同様にアクセサリーをぎらつかせながら出廷。
最後は真宵が霊媒した千尋がその場で走り書きした「小中に脅迫されていた人間のリスト」を投げつけられてそれを読んだことで青ざめて千尋殺害を認め、逮捕された。





コナカ 「この項目に追記・修正は必要ない!
     ぼかぁ常にカンペキにパーフェクトだからね!」
ナルホド「異議あり!その証言は矛盾している!
     小中さん。あなた“カンペキにパーフェクト”だったのでは?」
コナカ 「うう。‥‥そのフレーズは、もう使わないことにするよ。」



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最終更新:2024年02月20日 16:48

*1 他人の弱みを握り脅迫することで金を巻き上げ私腹を肥やしているという事実