アインズ・ウール・ゴウン(ギルド)

登録日:2015/09/16 Wed 00:13:59
更新日:2024/01/02 Tue 13:20:13
所要時間:約 7 分で読めます




ライトノベル『オーバーロード』に登場するギルド。
拠点はナザリック地下大墳墓。


オンラインゲーム『ユグドラシル』において結成されたギルドの一つ。
加入条件として『異形種であること』、『社会人プレイヤー』である事という2つのルールがある。
彼らによって生み出されたギルドNPC達もほぼ全てが異形種というこだわりよう。
41人という少数でありながら最高で9位まで上り詰めた最上位ギルド。
ワールドアイテム保有数については11個と、他の追随を許さないダントツのトップ。

『悪のギルド』というロールプレイのためにPKなども積極的に行っていた為、怨んでいるプレイヤーも多く、DQNギルドという扱いを受けていた。
実際にレアメタル鉱山を占拠して鉱物を独占した挙句、ワールドアイテムによって叩き出された事も。
遂には(上位ギルドこそ参加していないが)プレイヤー、傭兵NPC含めて1500人という大戦力の討伐隊の襲撃を受けるが、逆に返り討ちにし伝説を打ち立てる。
その際の模様はムービーで見た者全員がパニックに陥って運営に「悪質なチートだ」と通報するレベルのものだったらしい。
その後、最終日になっても第二次討伐隊が結成される事は無かった。

始まりはギルドではなくクラン「九人の自殺点(ナインズ・オウン・ゴール)」
当時ユグドラシルでは異形種狩りが横行しており、*1積極的にPKされる事が多かった。
それを良しとしなかったたっち・みーが弱者救済の為に作ったPKK互助会である。
名前の由来はPKが流行っているにも関わらず積極的に冒険に出かけて態々狩られるような行動をしていた自分達に対する自虐と、結成時のメンバーが9人であった為。
この時のメンバーは「最初の九人」と呼ばれている。
ちなみにクラン時代は社会人という加入条件は無かったようだが、当時から既にメンバーは全員社会人だった。

サービス開始から12年の月日の中で次第にメンバーも脱退していき、サービス終了日の時点ではたった4人にまで減り、恒常的にインしていたのはマスターであるモモンガだけになっていた――


――だがしかし、かつての伝説はたった1人残ったギルドマスター、そしてギルドメンバー達に作られたNPC達によって遠い異世界を舞台に再び幕を上げようとしていた――


◆ギルドメンバー/至高の四十一人


モモンガ/アインズ・ウール・ゴウン
CV日野聡
ギルド長を務める死の支配者(オーバーロード)
ギルド内でのもめ事などでは多数決を重視し、強権を発動させる事などは無かったことからメンバーからも信頼されていた様子。
実際、引退したメンバーは彼に装備品やアイテムを預けていた。

人生で初めての友人を手に入れたギルドに異常なまでに執着し、たった1人でギルド維持に努めていた。

突如飛ばされた異世界において再びギルドの名を轟かせるべく、アインズ・ウール・ゴウンの名を背負い行動を開始する――


たっち・みー
CV.置鮎龍太郎
「最初の九人」の1人であり『九人の自殺点』の創設者。ギルド内戦士職最強。
トップクラスの戦士職しかなれない職業『ワールドチャンピオン』であり、ユグドラシルでも3本の指に入る実力の持ち主。
その実力はweb版では守護者全員を同時に相手にして、尚勝利する程に高い力量を誇るという。
但し、書籍では流石にやり過ぎという理由で弱体化しているとか。
困った人は放っておけない善良な人物。
リアルでは妻子持ちの警察官。コウムイン公務員という立場の勝ち組でセバスのような人物らしい。


ウルベルト・アレイン・オードル
CV.吉野裕行
ギルド内魔法職最強。ワールドチャンピオンの対になるとも言われる『ワールドディザスター』。
ギルドで最も『悪』という言葉にこだわった男。魔法を発動する際には毎回変わるオリジナルの詠唱をするくらいにはロールプレイに拘っていた。要するに厨二病
しかし強さは本物で、燃費が悪いという欠点こそあったが単純火力ならばギルド内トップクラス。彼のMPの温存具合でボス攻略の難易度が変わるレベルだったらしい。
リアルでの凄惨な生い立ちと後述の理由からたっち・みーとは犬猿の仲。
ユグドラシルが終わる瞬間、現実世界である人物と 両者共に悪として 対峙していた


タブラ・スマラグディナ
ナザリックのギミック担当。職業は錬金術師で単純な魔法火力だけならアインズを上回り、ぷにっと萌えに匹敵する博識な人物。
ギャップ萌えかつホラー映画マニアの設定魔で各種神話やTRPGにも正通している。
NPCの設定文が尋常じゃなく長かったり、ギミックを凝り過ぎてギルド容量を圧迫しメンバーからクレームが来たりした。そしてそれを解決する為に結構な量の課金をするくらいには凝り性。
ちなみにweb版ではシズの製作者だった。


ぶくぶく茶釜
CV.後藤邑子
数少ない女性メンバー。外見はピンク色のスライム。
両手に盾を持ち、システム的に目視できないヘイトの管理を完璧にこなすガッチガチのタンク職。
現実では売れっ子の実力派声優でエロゲにも出演していたらしい。
弟に負けず劣らず業が深い。


ペロロンチーノ
CV.立花慎之介
エロゲマニアのバードマン。ぶくぶく茶釜の弟。
弓を使った超々遠距離からの狙撃を得意としたガチ構成。
アインズが特に仲の良かったギルメン。
『買ったエロゲに姉が出演していた』なんて惨事にも見舞われたり、よく姉弟喧嘩(と言ってもほとんど姉から弟への一方的な説教)をしているが、弟のために人気声優のサインを貰ってきてあげるなど姉弟仲は良好。
性癖が相当に歪んでおり、それは自作NPCであるシャルティアに集約されている。


ぷにっと萌え
アインズ・ウール・ゴウンの諸葛孔明と呼ばれた軍師。
『誰でも楽々PK術』なるネーミングの割に実戦的な戦術等を考案した。
自らを「慎重というより臆病者」と称するが、そうは思えない程えげつない策を練り
常に冷静な思考を心がける彼の教えは現在もアインズの中で息づいている。


ブルー・プラネット
現実では環境汚染で失われた自然を見る為にユグドラシルに参加したロマンチスト。
第六階層を覆う美しい夜空は彼の理想の体現。


ヘロヘロ
CV.間島淳司
ギルドに最後まで残っていたメンバーの1人。一般メイドの1/3を作成し、AIを担当していた。
スライム系最強種族、古き漆黒の粘体(エルダー・ブラック・ウーズ)
攻撃力そのものは大したことないが、相手の装備を腐食、破壊する嫌がらせにしかならない戦法に長けている。
最終日のモモンガの召集にも応えるが、眠気のあまり終了時間を待たずに退出する。

何の因果か、同じクールのアニメで同じ声優さんが担当したキャラがスライム娘といちゃついている。


武人武御雷
第5階層守護者であるコキュートスの創造主。
『最初の九人』の一人でたっち・みーの強さに惚れ込みアインズ・ウール・ゴウンに参加した。
協力者がいることで使いどころが増えるものの、カルマ値が低い者を叩きのめしつつ拘束する「明王コンボ」と呼ばれる大技を持つ。
仲間からは武器作りが趣味と思われていたが、その真の目的はいずれ来るであろうたっち・みーとの再戦の時の為に、たっち・みーを倒しうる武器を完成させることであった。
しかし、その武器が完成する前にたっち・みーがユグドラシルを引退したため、振るう相手を失った究極の一振りは未完成のまま宝物庫の奥にある彼の霊廟に飾られている。


弐式炎雷
『最初の九人』の一人。忍者装束に身を包んでおり、その下の真の姿を見た者はアインズ・ウール・ゴウンのメンバーの中でも少ない。
気づかれると大声で仲間に危険を知らせるモンスターへの対処法に、気配を消しながらにじり寄って喉を切り裂き、一撃死させればいいと豪語する等、
あのぷにっと萌えさんが絶句させられる名言(?)を連発する逸話持ち。
二つ名から分かるように武人武御雷とは仲が良い。
その為彼の創造したNPCであるナーベラル・ガンマと武人武御雷が創造したコキュートスも親しい関係であり、二人だけにすると普段のイメージとは乖離した行動を取ったりするようだ。


るし★ふぁー
トラブルメーカーのゴーレムクラフター。
ゴーレム全般を担当していたが超貴重品を勝手にちょろまかして恐怖公の騎乗ゴーレムを創る等度々問題行動を起こしておりあのモモンガをもってしてもはあまり好きではないとこぼし、他メンバーからもあまり良く思われていなかった程。NPCからの信頼も下限ギリギリの可能性がある。
自身の声を入れた風呂場のライオン型ゴーレムにはアルベドにすら「死ねや!ゴーレムクラフトのくず野郎!」とまで言われている。
悪い意味でテンプレオタクだったようで、相手と距離感を上手くつかめなず、知らない相手の前では一切喋らないが仲良くなったと判断した相手にはグイグイ行き、これぐらいしても怒られないだろうと考えて笑いながらトラブルを起こしていた。その一方で自分の趣味を語る時は饒舌で持論を曲げない頑固さがあったとか。但しアインズ様的にはそれらも含めて今となっては懐かしい思い出らしい。


あまのまひとつ
『最初の九人』の一人。二足歩行のカニ怪人みたいな見た目。
食事に拘っていたグルメ鍛冶師。たっち・みーの変身系ヒーローネタに食いついて同行したらしい。


やまいこ
女性メンバーであり弐式炎雷と同じく半魔巨人という種族。ボクっ娘。
リアルでは教職に勤めているが自身の武器に「女教師怒りの鉄拳」と名付けるくらいにはストレスが溜まっていたようだ…。
アインズがボーナス全部注ぎ込んで入手した課金アイテムを僅かな金額で入手する剛運と、樹齢万年と例えられる程の精神の強さを持っているが、
その一方で深く考える事は苦手なのか頭の中まで筋肉とも言われていた。


ホワイトブリム
メイド作成担当。「メイド服は俺の全て(ジャスティス)!」と豪語する程の情熱の持ち主で一般メイド全ての原画を書いている。
丁寧を通り越して異常なまでに作り込み、外装製作者を泣かせたとかなんとか。
現在は趣味が高じて漫画家になり、メイドがヒロインの漫画を連載してるらしい。


ベルリバー
大喰らいの異名を持つ魔法剣士。ぷにっと萌え、タブラと並ぶ頭脳明晰な人物。
職業自体は器用貧乏だが、プレイヤーとしての技量は非常に優秀。
メンバー内では主にブレーキ役だったようでアクセルを踏み込みまくるメンバーには反論を言う事も多かった。
現実世界において世界を牛耳る巨大企業のマズい情報を入手し、口封じの為に殺害され事故死として処理された。
しかし情報自体その後は「ある人物」の手に渡ったらしいが…


◆NPC

8体の階層守護者

アルベド
CV.原由実
ナザリック守護者統括を務めるサキュバス。防御力では守護者最強。
制作者であるタブラによって長大な設定の果てに『ちなみにビッチである』などという設定を与えられていたが、
転移直前に茶目っ気を出したモモンガによって『モモンガを愛している』と変更された。
その結果、転移して自我を持ってからというもの、アインズに狂気じみた愛を捧げるヒドインと化した。

相手が弱い:「そんな実力でアインズ様の前に立つな(憤怒)」
ダメージを与えた:「アインズ様を傷つけたなァァァァァ(発狂)」
……もうどうしろと。


シャルティア・ブラッドフォールン
CV.上坂すみれ
第1~3階層守護者。
ぺロロンチーノによって作られた真祖(トゥルー・ヴァンパイア)の少女。
一見、ゴシックドレスに身を包んだ巨乳娘だが、胸は大量の詰め物で誤魔化したPAD愛用者。つまり絶壁。
バランスの取れた能力値と多様なスキルを有し、1vs1の戦闘能力では守護者最強。

設定された倒錯した性癖の数々はアインズに旧友を思い出させ、ドン引きさせている。
その倒錯性癖には『ネクロフィリア』などもあり、アルベドと同じくアインズを『我が君』と呼んで慕っている。
また、アウラと仲が悪いがあくまで設定のため本心では悪くないと思っている。


ガルガンチュア
第4階層守護を任された巨大ゴーレム。単純なステータスは守護者の中で最高値をマークしている。
実は『ユグドラシル』のプリインストールNPCで、普段は使い道がないために湖の底に沈められている。


コキュートス
CV.三宅健太
第5階層守護者。武人武御雷の作った二足歩行のダイオウグソクムシっぽい容姿のモンスター。
忠義に篤い誇り高き武人。武器を用いての攻撃力は守護者随一。
優れた戦士ならば種族を問わず敬意を払う、ナザリックでも有数の(そして数少ない)できた人でもある。
アインズ親子の二代にわたって仕える「爺や」ポジションに憧れている。アインズ様子供できないのに…


アウラ・ベラ・フィオーラ
CV.加藤英美里
第6階層守護のダークエルフの少女。男装ロリ。
ビーストテイマーとして高い能力を持つ。獣たちとの連携がメインであるため、単体での実力は守護者最弱(※ナザリック基準)。
弟マーレを含めて、衣装や姉弟の上下関係は制作者ぶくぶく茶釜の趣味。


マーレ・ベロ・フィオーレ
CV.内山夕実
同じく第6階層を守るアウラの弟の男の娘。女装ショタ。
後衛タイプの魔法使いだが、ナザリック近辺の地形変動なんてことができる実力者で総合力はシャルティアに次ぐ。
気弱で姉に逆らえず、常におどおどとしている一方で、ナザリック外の者には一切の興味を示さず、敵対者に対する行動は冷酷で非情。
また、身内以外を見つめる時の目は一切の光を宿さず虚ろであったりと、気弱な演技をしてる疑惑が…


デミウルゴス
CV.加藤将之
ウルべルトに創造された第7階層守護者の悪魔。ファンからの通称はデミえもん。
ナザリック最高の頭脳の持ち主で、守護者たちの参謀役を担う策士だが、
同時にアインズの発言を盛大に深読みしてコント紛いのやり取りを行うのも彼である。
(その最たるものが、アインズの冗談を本気にして行われているナザリック世界征服計画)
制作者達の関係性が反映されたのか、セバスとは仲が悪い。
見た目は「うさん臭くて裏切りそうなインテリ」だが忠誠心はカンスト済み。私的に人げゲフンゲフンアベリオンタール/両脚羊という動物の牧場を経営している。


ヴィクティム
CV.東山奈央
第8階層を守護する謎の存在。
生贄の赤子。本体の戦闘能力は乏しいものの、死亡時に強烈な足止めスキルを放つ、妨害の分野において最強の守護者。
Web版の第8階層守護者とは大きく設定が異なる。


家令セバス&戦闘メイド「六連星(プレアデス)」

セバス・チャン
CV.千葉繁
第9・10階層を任された執事の竜人。役職上では階層守護者と同格。
一見ステレオタイプな「老執事」だが、実力は階層守護者たちと同等で、純粋な格闘戦では守護者を凌駕する。
制作者であるたっち・みーと同じく弱者を見過ごせない善良な人物。
結果、任務でナザリック外に出ていた際に後述のツアレを拾い、それが原因で様々な問題に巻き込まれた挙句、そのことについてアインズに報告をしなかったため、ソリュシャンの密告により謀反疑惑が持たれた。アインズ(の影武者)が行った忠誠心を試すテストにより謀反の疑いは解かれた。作者曰く優しいのではなく甘い。
近年では珍しく静かな千葉繁。でも次回予告SPバージョン(12話)でははっちゃけた。


ユリ・アルファ
CV.五十嵐裕美
セバスを筆頭とする武装メイドチーム『プレアデス』副リーダーのデュラハン。長女。
外せる首はチョーカーで固定している。実は伊達眼鏡でボクっ娘。
見た目通りに生真面目で、妹たち(特にルプスレギナとソリュシャン(プレアデスにだいげどう))に頭を悩ませる。
戦闘スタイルは素手で戦うモンク。王国でのゲヘナ作戦により親を失った孤児のための孤児院の運営を任されている。
web版ではルプスレギナにスイカと例えられる程の爆乳であり、書籍版でも立派な巨乳。


ルプスレギナ・ベータ
CV.小松未可子
『プレアデス』の人狼。次女。
明るい性格で人間にも友好的な事からカルネ村の監視を任されるが…
笑顔で蓮っ葉な口調だが本性はドSで、友好的にふるまっていても人間は玩具程度の感覚。アホの子で「ほうれんそう」ができないタイプ(のちに改善)。
友好モードから急に真顔で本音を淡々と言って周囲を凍り付かせる曲者。
神官戦士で神聖魔法も使え、仲間の回復のほか玩具にした瀕死の人間相手にも重宝している。


ナーベラル・ガンマ
CV.沼倉愛美
魔法職に秀でた『プレアデス』のドッペルゲンガー。3女。
種族レベルは初期値のまま、すべての経験値を職業レベルに割り振っている(なので実は化けられる姿は一つだけ)。
人間に化けられることからアインズの冒険者としての供に選ばれるが、人間蔑視の考えを隠そうともせず不遜な態度をとる。
人間の名前を覚えず代わりに下等生物や虫の名前で呼んでこき下ろす毒舌家。ちょいちょいポンコツ。


ソリュシャン・イプシロン
CV.佐倉綾音
盗賊・暗殺職に就く『プレアデス』のスライム。3女。
セバスと共に人間の街に潜入し、見事役割を果たす演技力の高さを見せる。
制作者のヘロヘロがブラック企業勤めの影響か、何かとそつなくこなして優秀であるが、独力では魔法を使えない(モモンの供になれなかったのはこのため)。
なお、飲食の必要はないが、知性体の悲鳴を聞くのが趣味な為に人間を捕食する。


シズ・デルタ
CV.瀬戸麻沙美
急襲・突撃担当の『プレアデス』が1人。ナザリックのギミック全てを知る自動人形(オートマトン)。4女?。
正式名称は「CZ2128・Δ」。
無表情ではあるが感情はある。
皆のアイドル。
プレアデスの4女は設定されておらず、エントマとはどっちが姉かよく喧嘩している。


エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ
CV.真堂圭
『プレアデス』の蜘蛛人(アラクノイド)。サポートタイプの魔法戦士で精神系魔法詠唱者。4女?。
可愛らしい少女の姿をしているがそれは擬態であり、体中に人間のパーツに見える様々な蟲を貼り付けて人間形態をとっている。
顔部分も蟲、つまりは仮面を被っているような状態で表情は変化しない他、声を出している蟲がやられると声も変わる。
たまに恐怖公の眷属をおやつにバリバリ食べているらしい。実は子持ち。
シズとはどっちが姉かよく喧嘩している。(ただし、お互いに本気で決着をつけようとは思っていない。)


オーレオール・オメガ
「プレアデス」の末妹。ナザリックNPC唯一の「人間」であり、《七姉妹》の指揮官。
第八階層・桜花聖域の領域守護者を兼務しており、平常時は自身の拠点で転移門を管理している。

領域守護者

パンドラズ・アクター
CV.宮野真守
アインズに創造されたナザリック宝物庫の番人のドッペルゲンガー。
ギルメンの姿全員に変身できる上、その力を8割は再現可能という生きたアルバム実力と、
「マジックアイテムが好き」という設定が反映された、ナザリック最高レベルの頭脳を持つ強力な存在。
しかし、アインズがかつてカッコいいと思っていた大変イタい言動を繰り返す為に、外に出せない厄介な存在でもある。
時にアインズの影武者を担うことも。

アニメで声が追加された事でますます凄まじい事になった。
( ∵)ン~アインズサマッ

恐怖公
CV.神谷浩史
ナザリックが誇る精神的ブラクラ五大最悪が一角「住居最悪」。
直立した30cmのゴキブリというSAN値判定大失敗確定みたいな外見。

同種の眷属の無限召喚という能力を持ち、彼の拠点「黒棺(ブラック・カプセル)」に入ってしまった者はそれらに生きたまま貪り喰われることとなる。
性格は非常に紳士的で貴族然とした振る舞いをする。
アニメではシルエットのみが多い。

その他

ニグレド
CV井上喜久子
アルべドの姉。第5階層にある「氷結牢獄」に引き籠る。
調査系に特化したマジックキャスター。
タブラによってホラー映画じみた設定と外見をしているが、それ以外はまとも。
赤子に対してだけは慈悲深いが、どれほど愛情を注ごうとも2歳を超えると「破棄すべき肉塊」と認識する難儀な性質。まともとは。
アルべドを可愛がる一方でルべドの事は忌避している様子。
ゲヘナ作戦時にアインズからは「拉致した人間は情報漏洩を防ぐために全て殺害せよ」と命令があったが後述のペストーニャと共に幼い子供を独断で保護。命令違反は重罪として妹のアルベドからは処刑するべきとの意見が出たが、赤子ならば情報漏洩の危険は少ないとNPCが自分で判断した行動であったため、第5階層の氷結牢獄で謹慎処分という処罰が下された。後に孤児院の運営を任されたユリの補佐のためという名目で謹慎処分が解かれた。


ルベド
アルべドの妹。
ナザリック最強のNPC。NPCでありながらも肉弾戦能力はたっち・みーを凌ぐ。
直接対決を行えばフル装備のアインズはおろか、メンバー最強のたっち・みーでも及ばない強さの為にルベドの取り扱いにはアインズも注意を払っていたが……
ニグレドからはスピネルと呼称される。鉱物の一種を意味するが……


ペストーニャ・S・ワンコ
CV.新井里美
ナザリックのメイド長。頭部は犬そのもので身体は人間女性の姿をしている。
ナザリック随一の癒し手であり、精神へのダメージすら完治させる。
またセバスに負けず劣らずの善人でもある。
前述の通りニグレドと共にゲヘナ作戦時の命令違反で謹慎処分を下されたが、後に解除された。また、王国滅亡編ではニグレドと共に全ての一般人の虐殺は辞めるべきとアインズに直談判した。最初は即却下されたが、交渉の末ごく一部の人間は見逃すという折衷案が取られた。
ちなみに謹慎中も保護した子供の世話はしっかりと行っており、召喚した天使やコキュートス(アインズの子供の爺やになった時のための練習のため)に手伝ってもらっていた。(不死者のoh!より)

一般メイド×41
第九階層に配置されている戦闘力の無いホムンクルスのメイド。
ギルドメンバーと数が同じだが特に理由は無く、メンバーの「こんだけでかい拠点なんだからメイドもいるよね(意訳)」ってノリで作られた。
ユグドラシル時代はかなり細かいAIが作成されており隠しポーズもあった。
現在の仕事は清掃等の雑務一般。LV1ではあるが忠誠心は他のNPCと変わらない。
故に不休で働きたがり、休ませようとすると泣いて働かせてくれと懇願してくる為ホワイト企業を目指すアインズの悩みの種になっている。


エクレア・エクレール・エイクレアー
CV檜山修之
第九階層に配置されている副執事長。イワトビペンギンの姿をしている。歩行速度は遅いため、部下の執事に自分を運ばせている。
ナザリックの簒奪を目論むという設定が創造者の餡ころもっちもちによって与えられているため、日々その計画を進めている。
ただし、あくまで設定だけであるため、やっていることはナザリックの掃除である。メイドたちと同じくLV1であるため、戦闘能力はないに等しい。
実際に簒奪に動くことはないが、その言動故にメイドからは嫌われている。階層守護者たちからは「それが至高の御方に与えられた役割だから」とスルーされている模様。


ハムスケ
CV渡辺明乃
トブの大森林に太古より住み、『森の賢王』とまで呼ばれたモンスター。
その正体は喋る巨大なジャンガリアンハムスター(♀)。
色々と力が抜ける姿をしているが、賢王の呼び名は伊達では無く、チャーム等の複数の魔法を使い、強靭な体毛や尻尾など、レベル30台後半クラスの実力を持つ。つまりガゼフ戦士長より強い

ちょっぴり本気を出したモモン(アインズ)に降伏し、以降彼の冒険者としての箔付けも兼ねてペットとなる。
侍気質で一人称は「某」、語尾に「ござる」と表現されるが、口調の方はアインズの脳内翻訳補正らしい。


ツアレ(ツアレニーニャ・ベイロン)
セバスが王国王都で出会った女性。
愛嬌があるタイプの美人で、モモンとナーベが初仕事で同道した「漆黒の剣」メンバーのニニャの姉にあたる。
弱冠13歳で「妾にする」と貴族に攫われ、6年間《玩具》にされた挙句、飽きて娼館に棄てられた。
性行為というより虐待を受け続ける地獄のような日々の中で身も心もボロボロにされ、「使い物にならない」と瀕死状態で放り出されたところ、
たまたま通りかかったセバスに拾われ、数々の怪我や性病などをソリュシャンに治癒してもらった(胎児も身籠っていたが、彼女におやつ代わりに頂かれた)。
以来、セバスには深い恩義と好意を抱いており、彼になら殺されてもいいとすら考えているほど。
アインズの詰問を経て、現在はナザリックでメイド修行中。


自動ポップNPC
ギルド内の設定によりスケルトンが自動でリポップするようになっているが、転移後の世界の基準でも手練れの冒険者ならば容易く蹴散らせる、数合わせにすらならない単なる雰囲気作りの雑魚である。
とはいえ、リザードマンの集落を襲った際は数の暴力でそこそこの戦果を上げていた。


◆ナザリック地下大墳墓

アインズ・ウール・ゴウンの拠点。
元々は6階層までだったのを、拠点化する際に10階層まで拡張して作り上げられた悪の巣窟。
9体のレベル100NPCすら含んだ各種モンスターと執拗なまでのトラップ、そして圧倒的な実力のギルメンによって難攻不落を誇ったイカレ難易度ダンジョン。

宝物庫には長年の戦いで戦利品として得た凄まじい量の装備品やアイテムが溢れかえり、それなりの値打ち物ですら置き場が無く放置されている有様。

地下大墳墓入り口・表層
神殿のような石造りの建造物が出入り口になっている。
ユグドラシルでは周りは毒の沼地に囲まれていたが、転移後はカルネ村そばのトブの大森林近くの平原に存在している。
第一~第三階層『墳墓』
ナザリック防衛時に最前線となる階層。
半ば迷路と化した墓場。アンデッド系モンスターが多く配備され、恐怖公の住処「黒棺」は第2階層の何処か。物理ダメージ以上に精神をゴリゴリ削っていく。
第四階層『地底湖』
巨大な地底湖。湖底にガルガンチュアが控える。
第五階層『氷河』
氷河をイメージした階層。幾多の氷山に覆われたエリア。
本来は冷気と行動阻害エフェクトで侵入者を歓迎しているが、転移後は経費削減のため停止中。
第六階層『ジャングル』
森に覆われた階層。高さ200Mの天井には、地下でありながら本物と見紛う空が広がっている。
(昼夜はあっても天候は変わらないので、たまにマーレが雨を降らせている)
一角には円形闘技場があり、ゴーレムの観客や貴賓席のギルドメンバーたちが侵入者の戦う様を見て楽しむ。
現地で配下に加えた亜人やモンスターが多く移住している。
第七階層『溶岩』
灼熱に包まれた階層。ナザリック防衛時の責任者であるデミウルゴスが管理する。
彼の親衛隊をはじめとした高レベルモンスターが配備されており、特定条件では階層守護者を凌駕する領域守護者等がいる。
第八階層『荒野』
最強の存在達が配置されているナザリック最終防衛ライン。
許可なき立ち入りは禁止されており、守護者ですらその概要は知られていない。
第九階層『ロイヤルスイート』
ギルドメンバーたちの生活スペース。
白亜の城を彷彿させる荘厳かつ豪華な造りになっている。
ゲーム時代は雰囲気づくりのための店舗施設が多かったが、転移後は役目を果たすべく実際に稼働中。
第十階層『玉座』
ナザリックの終点。
宝物殿
ギルドで集めたアイテムや運営資金・武器などを収蔵し、かつての仲間の思いを遺した霊廟を擁する。
各階層のどこからもつながっていないため、ここへ行くにはリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンで飛んでくるしかない。転移の指輪を奪われた場合に備え、ここもデストラップ満載。

◆プレアデス

第9階層に控える戦闘メイドチーム。種族は違うが皆美人で人型(になれる)モンスターの姉妹。
家事能力を持たない代わりに、第9層まで踏み込んだ侵入者をセバスの指揮のもと迎撃することが任務。
(ただし、現在までナザリック9層に来た侵入者はいない)

セバスを除いて全員レベル65以下とユグドラシル基準では弱い部類(異世界基準ではみんな伝説級)。
これはギルドの戦略上、最終防衛ラインはヴィクティムのいる第8階層で、プレアデスによる迎撃はギルドメンバー集結までの時間稼ぎであるため。
  • 「チーム六連星(プレアデス)」:上司である家令セバス・チャンをリーダーとする体制
  • 「チーム七姉妹(プレイアデス)」:未登場キャラクターの末妹をリーダーとする体制
という2種類の組織体系を持つ。


アインズ・ウール・ゴウン魔導国

バハルス帝国との接触後に誕生した、アインズが国主を務める新国家。
詳細は項目を参照。


◆余談

ナザリックのNPCの性格がアレなのは、悪役ロールプレイの延長で「悪役の部下ならこんな感じじゃね?」ってノリで設定したのが原因。
またNPC設定を細かく作ってる人ほど黒歴史になるらしい。茶釜、ペロロンチーノ、ウルベルト辺りは悶絶物である

クラン時代に『最初の九人』の一人が辞めてしまっている(メンバーから抜けたのではなくゲームそのものを引退してしまった)。
たっち・みーとクラン始まって以来の対立が有ったのが原因らしいが詳細不明。
ウルベルトの親友だったらしく、おそらく彼がたっち・みーと折り合いが悪い最大の要因。

作者曰く全てを敵に回すと、
Web版ではかなりダメージを受けるがそれでも勝利。
書籍版では頭を抑え込まれてナザリックに攻め込まれる事は無いが、こちらも攻める事ができない状態になるらしい。
書籍版はWeb版に比べると転移後の世界全体が強化されてるのが要因で、Web版よりもナザリックが弱体化したというわけではない。
(むしろ守護者が増えて強さも強化されてるためナザリックもWeb版より強い)


追記・修正は悪のギルドっぽくお願いします

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最終更新:2024年01月02日 13:20

*1 基本的にこのゲームは人間種の方が強いキャラを作りやすく異業種は一部のプレイヤーから見下されていた事と、異形種を一定数PKする事でなれる職業があったのが要因