オッドアイズ(遊戯王OCG)

登録日:2015/09/09 Wed 16:09:34
更新日:2023/11/26 Sun 13:12:37
所要時間:約 30 分で読めます






現れろ

雄々しくも美しく輝くの眼


【オッドアイズ】とは、遊戯王OCGに登場するカテゴリである。


〜概要〜
当初はレベルまたはランク7のドラゴン族モンスター群であったが、シャイニング・ビクトリーズにてそれ以外の「オッドアイズ」を冠するモンスター達が登場した。
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》がベースのためか、ペンデュラムに関する効果を持つものが複数いる。
総じて、単体ではそこまで圧倒的な力があるわけではないが、それぞれ光る効果を持ち、組み合わせ次第で如何様にも扱える。
また、エクストラ等の派生体はカテゴリでの素材縛りが現状なく、
効果も相まって汎用性は中々高いモンスターもいる(Pモンスターを要求されることはあるが)。

さすがに全種を混ぜようとすると事故率が跳ね上がるものの、複数種程度ならば9期らしい展開力を存分に見せる。
儀式が加わったことでこのカテゴリだけでsophiaを召喚できるようになったが、
まあ流石にロマンと言う他無い。

ドラゴン族以外のモンスターの特徴として現時点ではEM(エンタメイト)にも属している。

アニメ遊戯王ARC-Vにおいては主人公榊遊矢が使用。
彼のエースモンスターであり切り札であり、数々な派生体が存在する。
物語上では遊矢に(作中の登場人物から見れば特に)非常に似通った外見を持つユート、ユーゴ、ユーリと並んで重要な役割を持つ。
また、作中では【EM】の名を持ちながら【オッドアイズ】の名も持つ、なんだか嫌な予感がする下級・上級モンスターも登場。
新たに「ボッドアイズ」なる名の、【オッドアイズ】モンスター扱いにできるモンスターも登場。
これらのモンスターがOCG化するかは現状不明だが、何にせよ今後が楽しみなカテゴリである。

遊戯王ARC-V(漫画版)でもファントムの名で指名手配される榊遊矢の使用するテーマ。
アニメ版とは異なりユートの幻影騎士団と組みあわせたかのような不気味な風貌のドラゴンが多い。


◆モンスター群◇

●ドラゴン族【オッドアイズ】モンスター

さぁ、拍手でお迎えください!本日の主役、世にも珍しい二色の目をもつ龍!

オッドアイズ・ドラゴン
説明不要の、始まりの【オッドアイズ】にして悲劇の竜。
諸々の解説は項目を参照していただくとして、基本的に汎用性がほぼないために、
ファンデッキ等でない限りは採用する機会は……まずないと思って間違いないだろう。
ただし下記の《オッドアイズ・セイバー・ドラゴン》軸ならば見込みはある。
……が、最近アニメで登場した《EMボットアイズ・リザード》を代わりに使えれば
セイバー軸でも事故が減るかも……いやこれ以上はやめておこう。
しかも「超熱血!デュエル塾」によれば、彼はもう遊矢のデッキには入っていないらしい。おお……もう。


疲れを癒す眠りし龍よ!今ここに目覚めよ!!

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
こちらも詳しくは項目を参照。
Pモンスターのサーチに優れ、対応するカードがあるだけでも採用する価値がある。
自身もレベル7のドラゴン族Pモンスターなので、ランク7を始めとした素材としても優秀。
戦闘ダメージ倍加の効果を活かしてアタッカーにも十分なる。
ペンデュラムカテゴリも強化され、専用のサーチカードが増えてきたとはいえ、
彼の幅広いサーチ効果は考慮する余地があるだろう。
もちろんこのカテゴリにおいても素材として戦力として基軸として優秀。
主人公のエースの名に恥じない過労死……否活躍っぷりを見せる。


いでよ、絶望の暗闇に差し込む、眩き救いの光!

オッドアイズ・セイバー・ドラゴン
こちらはどちらかと言えば異色のオッドアイズで、場の光属性モンスターをリリースして、
手札デッキ場のどこからか墓地に送った《オッドアイズ・ドラゴン》を進化させ召喚できる効果を持つ。
アドバンス召喚方向に正統進化したオッドアイズと言うべきか。
自身が中々の高打点なので②の追加破壊も積極的に行えるだろう。何気に“対象をとらない”除去である。
また別に特殊召喚に制限がかかっているわけではないので、最初から①の効果を考えずに使ってもよい。
汎用性で言えば低く、ある程度専用の構築にすることが求められるだろう。
光属性なのでサポート手段も豊富。


二色の眼の龍よ!
その黒き逆鱗を震わせ、
刃向かう敵を殲滅せよ!

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン
詳しくは項目を(ry
エクシーズモンスターを素材にすることでレベル7以下の相手モンスターを全破壊しその数×1000ダメージ、破壊に成功した場合3回攻撃。
破壊された際にPゾーンに移動でき、破壊したもう片方のゾーンに好きなPカードを設置できる効果。

初のエクシーズペンデュラムモンスターであり、裁定が少々複雑なので扱う際には調べておくと混乱が少なくて良いだろう。
3000打点の3回攻撃が通ればワンキル、そうでなくても大打撃を与えられる攻撃に特化した効果を持ち、
Pなので破壊され実質バニラ化しても何度も蘇ってくる3000打点と化す。
ただし①の効果発動には、本来X召喚の素材に出来ないエクシーズモンスターを使う必要があるので、《相克の魔術師》あるいはRUMが不可欠。
②の効果はP効果と合わせれば任意のPを引っ張ってこれる、割と破格の効果。
彼のスケールが【4】なので、説明不要レベルのランク4に繋がるレベル4は召喚できないものの、臨機応変にP効果・スケールを選べる。
召喚にかかる手間のおかげで他と比べ安定性は多少下がるも、その圧倒的な攻撃性能はまさに実用性あるロマン。
ある程度専用構築が必要とはいえさほど出しにくいわけでもない。
まさに切り札という文字が似合う一枚。


《覇王紫竜オッドアイズ・ヴェノム・ドラゴン》
《覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン》
オッドアイズとスターヴ・ヴェノムとの融合、オッドアイズとクリアウィングとのシンクロモンスター
詳しくは覇王竜(遊戯王)を参照。


《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》

素材縛りのないランク7。
ざっっくり言うと「出来る限りオッドアイズを展開するマン」。
PモンスターであるオッPを①の効果で墓地に送ってしまっても、そのままセルフ釣り上げ出来るために気兼ねなく素材に出来る。
このモンスターがいてわざわざ攻撃してくる人はあまりいないが、攻撃抑制には十分。
基本的には自分のモンスターの攻撃を無効化して展開する場合が多い。
②の発動条件は「墓地に送られた場合」なので、破壊以外の除去等にも対応。
特殊召喚された場合に厄介な効果を発動できるメテオバーストやボルテックス等がいるため、
相手からすれば場に立っているだけで中々に厄介な存在だろう。バウンス? 除外? ヤメテ

更に言えば、②の効果はシンクロやリンク素材にしても発動できる上、
ペンデュラム主体のデッキであれば単体でもなかなかの制圧力を誇る後述のボルテックスを呼び出せるため、
【エンディミオン】等のランク7のエクシーズ召喚が十分狙えるデッキのEXに
このカードとボルテックスが出張している光景が多々見受けられるようになった。


《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》

縛り無しのレベル7シンクロ。
【オッドアイズ】モンスターはレベル7なので通常素材には出来ないが、
《貴竜の魔術師》を使えば無理なくシンクロ召喚出来る。

攻撃の代わりに、特殊召喚成功時にPゾーンにいるモンスターならば一切の制約なしに特殊召喚できる効果と、
このカードが存在する限りバトルフェイズ中の相手のモンスター効果発動を封じる効果を持つ。
①の効果は制限がないため、Pゾーンにあるならば大型のモンスターであっても召喚が可能。
【オッドアイズ】ならばオッP、オベリオンあたりが候補になるだろう。
この効果を使うとそのターン攻撃が出来なくなってしまうが、気になるなら素材にしてしまえばいい。
それこそオッPとならばランク7に繋げられる。NTR大量のトークンでリンク召喚の足掛かりにするのもよし。
②の効果も中々強力であり、バトルフェイズ中に効果を発動する厄介なモンスターを封殺できる。
具体的に挙げれば、オネスト、超電磁タートル、ゴーズetc……
絶賛猛威を振るっている《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》を戦闘時に封じられるのは大きい。
他の汎用レベル7シンクロと比べれば除去性能等はなく、汎用性等を考えると多少見劣りする。
ポテンシャルは相当なものなので臨機応変に使い分ければ相応の活躍をしてくれることだろう。


《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》

片方に【オッドアイズ】指定、もう片方にPモンスター指定があるものの、
大型の融合モンスターにしては素材縛りが緩い。
①の効果は「特殊召喚に成功した時」が発動条件なため、正規の融合召喚でなくても起動する。
相手の表側表示モンスター限定とはいえ、バウンスの強力さなど今更言うまでもないだろう。
②の効果はエクストラの表側表示のPモンスター1体をコストとしたほぼ万能カウンター。
単体でもかなりの制圧力を持ち、巨神鳥やインフィニティと一緒に並べられたら泣いていい。
融合召喚した時点で最低1枚は確保できるが、あまりに序盤だと厳しい。
しかもデッキに戻してしまうので、せっかくのPモンスターの再利用が難しくなってしまうが、
新マスタールールの影響でエクストラに大量のPモンスターがあっても活かしにくくなった事に加え、
オッドアイズはサーチカードが豊富にあり、更にデッキからの展開が出来るアークペンデュラムドラゴンの登場により
むしろデッキに戻すコストがメリットと化してしまった感は否めない。


《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》

まさかまさかの儀式オッドアイズ。
①の効果により自身の召喚を阻害を妨害されることは滅多にない。
儀式召喚の宣言をした段階で止めないといけないため、
「どのモンスターを儀式召喚してくるのか?」と相手に心理戦をしかけることができる。
相手限定の、無効化されにくい《ハリケーン》効果は非常に通りやすいため、
一気に畳み掛ける際に頼りになることだろう。
②の効果は《真紅眼の鋼炎竜》で知られている通り、地味ながら確実に相手をチクチク追い詰めていく。
加えてライフコストとしてLPを削るので更に回避しにくくなっており、イヤらしさは上がっている。
バニラPモンスターが増えた今では、特定のモンスター縛りがないことを利用して
《高等儀式術》等で【儀式】デッキに組み込むことも視野に入る。
既存のエクストラを主力とした【オッドアイズ】に組み込むのは少々難しいが、また別の場所で活躍が期待できる。


いでよ、窮地の壁を打ち砕く、頼もしき渾身の一撃!

《オッドアイズ・ランサー・ドラゴン》

オッ素の最終進化体とでも言うべきドラゴン。
その盛り込み過ぎの効果によりアニメ版テキストがどえらいことに。

効果封じ+アンティーク・ギア効果+戦闘防御+ダメージ反射。
控えめに言っても戦闘に特化しすぎである。
ちなみにOCG版は以下。

召喚効果はオッドアイズからペンデュラムモンスター全般をトリガーとするよう変更。
また、オッドアイズの身代わり効果によって破壊に対してはやたら強くなっている。逆に別のオッドアイズを我が身を盾に守ることも可能。
メテバと並べば戦闘中の相手の抵抗をほぼ完全に封殺できる。
身代わり効果を考えず、ペンデュラムデッキのアタッカーとして出張させる手もある。
ただしコイツ自身はただの効果モンスターなので、使いまわすなら墓地からの蘇生が必要になるのはわすれないように。


揺れろ運命の振り子! 迫り来る時を刻み未来と過去を行き交え!!

オッドアイズ・ファントム・ドラゴン

漫画版ARC-Vに登場する遊矢のエースカード。
スターダスト・ドラゴンに対する閃珖竜 スターダストのようなものでレベル・攻撃力・PスケールがオッPと共通している。
あちらの効果が戦闘ダメージの倍加だったのに対し、こちらの効果はこのカードをP召喚したターンに戦闘ダメージを与えた時にPゾーンのカードの攻撃力を合計したダメージを与える追加ダメージ。

Pゾーン次第ではそのまま勝負を決められるが、攻撃力2500は低くはないが高くもないので場合によっては補強手段が必要である点、
効果がP召喚したターン限定なので再利用手段が無ければ次ターンからはただのバニラな点が引っかかる。

漫画版ARC-Vの1巻の付属としてOCG化されているが、情報が出た際には、
通りだとすれば、どのような弱体化調整が入るのか期待されていた。

OCG化によって条件付きになったが固定ダメージになったおかげで安定性が増した。
特にオッPとの相性は抜群で、ファントムのP効果を発動すればオッPの倍加ダメージの威力が上がり、
逆にオッPがPゾーンに居れば最低1200の追加ダメージに加えて、P効果で戦闘後のファントムの半端なステータスにある程度保険がかけられる。
ただしP効果・モンスター効果共に完全に【オッドアイズ】頼りなのでデッキ構築上他テーマとの折り合いが付きにくい。


《オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン》

漫画版(ryで遊矢がP召喚を行う時に使用するPモンスター。Vジャンプの付録としてOCG化。
P効果は発動が遅い上に筒抜けなので使用用途が難しく、使えたらラッキー程度に思っておけばいいだろう。
逆にモンスター効果はそこそこ優秀で、Pモンスターであることも合わさってしぶとい壁として機能してくれる。

漫画でのペルソナ・ドラゴンのP効果はフィールドの別のオッドアイズと自身を入れ替える効果、
モンスター効果はフィールドのカード1枚の効果を無効化し、そのカードを初期化する効果だった。


《オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン》

同じく(ryで遊矢がP召喚を行う時に使用するPモンスター。閃光の決闘者編で登場予定。
P効果の張替えはオッPのサーチ利用に使ったり、再利用しにくいユニコーンも使いやすくなる。発動条件も緩いので使いやすい。
モンスター効果の汎用性も高く、【オッドアイズ】主体のデッキなら味方を守ったり自分を楯にしたりと使う場面も多いだろう。
ファントム同様【オッドアイズ】依存なので他テーマと折り合いが付きにくいのは地味な欠点。

漫画でのミラージュ・ドラゴンのモンスター効果はPゾーンのオッドアイズの数だけ戦闘破壊とダメージを無効にする能力だった。


二色の眼持つ眷属よ、その鋭き両目で捉えた敵を焼き尽くせ!現れろ!

《覇王眷竜オッドアイズ》

覇王眷竜へと闇堕ちした《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》。
サーチ効果は範囲こそ変わらないがメインフェイズにも使用でき、戦闘ダメージを倍にする効果は自軍のPモンスター全員に及ぶ等、元の姿よりブラッシュアップされている。
しかしサーチ効果を使うためには覇王眷竜を出す必要があり、しれっと自身のレベルも8に上がっているのでP召喚のハードルが上がっている。後述のアークのお陰で【オッドアイズ】でも多少は出しやすくなった。
その代わり覇王眷竜を2体リリースして特殊召喚できる。
バトルフェイズ中に覇王眷竜か覇王門モンスターを2体出す効果はエクストラデッキから特殊召喚なのでリンクモンスターを採用していないと1体しか出せない。
総じて【オッドアイズ】には組み込みにくく《覇王龍ズァーク》を切り札にしたデッキのほうが活躍できると思われる。


3体の龍の力を宿し 生物の頂上を極めし龍よ! ここに生誕せよ!!

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》

最強ジャンプ版の最終話で登場し第2巻付属カードとしてOCG化したカード。
作中ではダークリベリオン、クリアウィング、スターヴヴェノムをリリースしたが融合、シンクロ、エクシーズならなんでもよくなり緩和。
相手のライフと同じ攻撃力になる効果は半分になったがグランエルのようなOCGではよくある調整に。
つまりまさかのほぼ完全再現+サーチ効果つきと相成った。

正規召喚はペンデュラム召喚はともかく、
場のエクストラモンスターリリースは新マスタールールでは困難極まるが、どうにかして蘇生制限をクリアした融合・シンクロ・エクシーズのドラゴンを墓地におくり、
ペンデュラム効果で蘇生→手札に回収したこいつを特殊召喚、と繋げられる……のだが、蘇生したドラゴンでそのまま殴った方が良いことも多い。

《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》とは抜群のシナジーを持つ。
サーチで自発的に墓地に送れるため効果をコピーする下地を作れ、そのサーチでスターヴ・ヴェノムの融合素材を手札に加えることができる。
さらにさらに攻撃力がアップする効果は元々の攻撃力とは別に加算されるため相手のLPが減ってなければ攻撃力6800の貫通持ちというすさまじい破壊力を有する。


雄々しくも美しき、神秘の眼を持つ奇跡の龍。
その二色に輝く眼は、天空に描かれし軌跡を映す。

《オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン》
「RARITY COLLECTION -20th ANNIVERSARY EDITION-」に収録された新規にして初のオッドアイズ通常モンスター。
「オッドアイズ」カードの破壊に反応して「オッドアイズ」モンスターを呼び出すP効果はオッPや天空の虹彩と組み合わせると事によってサーチとリクルートを両立させる事が可能。
天空の虹彩やデュエリスト・アドベント、螺旋のストライクバースト、オッドアイズ・レボリューションは勿論、上級通常モンスターなので召喚師のスキルのサーチにも対応しているのもポイントが高い。
また「オッドアイズ」カードもペンデュラムとは限定していないため、一応オッドアイズ・ドラゴンもサポートに入る。
オッドアイズ・セイバー・ドラゴンとオッ素を絡めている場合でもオッ素は墓地にいることが多いため、P効果はかみ合っている方である。

名前をよく見ると、「オッドアイ"ズアーク"ペンデュラムドラゴン」とズァークの名前が隠れている。
「超熱血!デュエル塾 講義24」やスマイル・ユニバース、アニメのラストを考えると胸が熱くなるネーミングである。来日の際にデスとかつかなくて良かった。

非常に強力なカードである反面、RARITY COLLECTION -20th ANNIVERSARY EDITION-のEXシークレット枠である事から
流通量が少なく、取引価格はなかなかに高額。
【オッドアイズ】を組む際は是非とも複数枚欲しいカードであるため、このカードの確保が最初の障壁となっている。


運命の狭間で止まった振り子が新次元で新たな時を刻む!!

オッドアイズ・ファンタズマ・ドラゴン

ファントムの進化体にして純粋なペンデュラム上位モンスター。烈竜+クリスタルグリーディーな見た目。
ファントムがEXデッキにあればPスケールを無視してP召喚できる能力「オーバースケール・ペンデュラム」を持っている。
また攻撃時にEXデッキの表側表示のPモンスター1体につき1000、相手モンスターの攻撃力を下げる効果を持っている。
他には攻撃力3000、レベル8、スケール0という事がわかっていたが対戦相手の零児は「スケール0」というデュエルの進行に関係ない部分に驚いていた。
(漫画次元の零児は「零」という単語が好きなため)

そして漫画版遊戯王ARC-Vの5巻付属カードとしてOCG化。

「オーバースケール・ペンデュラム」を含めたモンスター効果を完全再現。
代わりにP召喚出来なくなるデメリットはあるものの「オーバースケール・ペンデュラム」がP召喚の一種なので「P召喚は1ターンに1度」と言うルールに則しているとも見れる。
「オーバースケール・ペンデュラム」の発動条件が緩くなっている分、むしろ強化されている。
Pスケールも0と非常に優秀でP効果もEXからドラゴン族Pを回収と使いやすい。
しかも、この手の回収効果にありがちな「自身と同名カードは回収出来ない」と言う制約も無い。


《オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン》

10期になって唐突に現れたアドバンスオッドアイズ。
リリースを軽減する効果と、アドバンス時のヴォルカ効果、戦闘破壊時の墓地からの上級蘇生効果を持つ。
イラストはオッ素がよりドラゴンらしい姿になり、翼が生えている。「ペンデュラムにならなかったオッドアイズ・ドラゴン」というIFのモンスターだと思われる。


次元の狭間に潜みし二色の眼を持つ龍!

《オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン》

まさかまさかの2体目の儀式オッドアイズにして史上初の儀式ペンデュラムモンスター。
《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》同様EXからのP召喚が出来ないペンデュラムモンスターであり、儀式召喚による正規手順以外にも手札からのP召喚でも出せる初の儀式モンスターでもある。
モンスター効果(1)はダメージこそ300と小さいがEXをフル稼働させてソリティアを決めてくるデッキには《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》同様相手をジワジワと追い詰めていける。
モンスター効果(2)は相手の魔法カードを潰せるのも魅力的だが、何より自身をPゾーンに置けるためそのままP効果に繋げられるのが強み。儀式召喚で出していた場合はEXからオッドアイズを呼べるオマケも付いている。呼び出す候補は効果の汎用性が高くEXに送られてしまったこのカードをデッキに戻せる《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》が無難。
そしてP効果はエンドフェイズにデッキ・墓地から儀式魔法をサーチ・サルベージしつつ自身をセルフバウンス。モンスター効果(2)と合わせてモンスターゾーン・Pゾーン・手札を順に巡って再び場に帰ってくる事が可能。墓地からもサルベージ出来るのでデッキの儀式魔法が無くなっても問題ない。
《オッドアイズ・アドベント》以外の儀式魔法もサーチ・サルベージ出来るので、レベル7儀式モンスターを主体としたデッキにサーチ・サルベージ要員兼リリース要員として出張させる事も可能。《大地讃頌》辺りの汎用儀式魔法を採用してるならこのカードも並べて相手を制圧する事も可能。



●EM【オッドアイズ】モンスター

《EMオッドアイズ・ユニコーン》

シャイニング・ビクトリーズにて登場した新たなオッドアイズ。
下記のライトフェニックスと同様EMでもあり初めてのドラゴン族以外のオッドアイズでもある。

サーチ手段の多いデメリットなしのスケール8とかなり優秀。
自身はレベル1なのでペンデュラム召喚出来ないものの、獣族なのでペンデュラムモンスターと融合でボルテックスが出せ、オッP相手ならビーストアイズも選択肢に入る為、エクストラに行っても《オッドアイズ・フュージョン》で再利用出来る。

しかし、ペンデュラム効果とモンスター効果が両方ともEMモンスターの攻撃力を参照する為EMの採用枚数次第では置物になり、効果が使いやすい竜穴の魔術師と言うライバルがいる為要注意。


《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》

シャイニング・ビクトリーズにて登場した2体目のEMにしてドラゴン族以外のオッドアイズ。

レベル5のオッドアイズなので貴竜の魔術師でレベル8のドラゴン族シンクロが出せる様になり、貴竜共々ペンデュラム召喚が出来るスケールを維持すれば毎ターンペンデュラム召喚からのシンクロ召喚に繋げられる。
その場合はメテオバースト等のレベル7と枠を競い合う形になるのでエクストラと要相談。

また、モンスター効果がEMのパンプアップなので肝心のオッドアイズや魔術師と噛み合わないので注意。
ペンデュラムゾーンから特殊召喚される効果も一時凌ぎやスケールの張り替え等に使えるものの、このカードのステータスが心許ない上に発動が相手依存になるのであまりアテにはしない様に。


《EMオッドアイズ・メタル・クロウ》
最強ジャンプ版で登場。どう見ても獣人なのにドラゴン族モンスター。一応ドラゴンらしくない見た目のモンスターは前例が無いわけではないが。
素材自体はボルテックスほどではないがだいぶ緩く、手頃に呼び出せる耐性持ちの3000打点+打点強化とシルバー・クロウを強化したモンスターに。


《EMオッドアイズ・シンクロン》
アニメ最終盤で登場したまさかのシンクロン枠。
ペンデュラムゾーンのカードとシンクロ出来る。白翼同様ペンデュラム召喚した場合はシンクロ素材となった後に除外されるデメリット持ち。
単独でもレベル5シンクロが可能、ペンデュラムカードを介すれば高レベルシンクロが簡単に可能、とチューナーとしてはかなり優秀。
ただ、オッドアイズはほとんどペンデュラムモンスター=墓地に溜まらないため、素材とするのはEMが良いだろう。
ちなみに「シンクロン」なので《調律》でサーチ可能、《スターライト・ジャンクション》にも対応。


《EMオッドアイズ・ディゾルヴァー》
Pゾーンのモンスターと融合できる魔法使い。
ペンデュラム効果は要するに毎ターン使えるドラゴン族専用の「融合」。
戦闘時限定だが自前の召喚ルール効果を持っており、打点も悪くないため追撃にも使える。
ちなみにカテゴリ関連の効果はないため、融合ドラゴンを擁するデッキに出張させるのも手。


《EMオッドアイズ・ミノタウロス》
攻撃力に関する効果を持ったミノタウロス。
獣戦士族なので《炎舞-「天キ」》や《十二獣ブルホーン》(現在は禁止カード)でサーチできるPモンスターでもある。
アニメでは(話の展開上仕方ないとはいえ)最終的にバテた



■魔法カード□

《天空の虹彩》

①の効果は相手限定なので、自分の動きを阻害しない。比較的安心してPカードの発動や維持ができる。
防御カードとしても優秀だが、②の効果により自分フィールドの表側表示のカードを【オッドアイズ】カードに
交換できる。魔法・罠カードにも対応しているため、下記のカード達をすぐに手札に持ってこられる。
少し遅いオッPのエンドサーチ効果を擬似的にすぐに使用出来る。Pカードの張り替えをしながら、
エクストラにPモンスターを溜めながらサーチをこなせる点はかなり優秀。
今後非エクストラの【オッドアイズ】が増えれば増えるほど力を増すカード。


《オッドアイズ・アドベント》

ドラゴン族対応の儀式魔法カード。
使い勝手や各ドラゴン族儀式モンスターのシナジー等を考えると、通常使用の場合は現状ではほぼグラビティ専用の儀式魔法。
Pモンスターを採用した【影霊衣】ならあるいは、といった所か。

条件付きでエクストラの「オッドアイズ」を素材に使うことが出来る、言ってみればエクストラ儀式とでも呼ぶべき新儀式を可能とする。
どういった扱いになるのかが注目され、「エクストラデッキからPモンスターではない「オッドアイズ」モンスターを素材することが可能」だが
「墓地にある儀式魔人との併用は不可能」という裁定が下された。

レベル10の覇王紫竜であればレベル8までのドラゴン族儀式モンスターが、
レベル12のオッドアイズ・レボリューション・ドラゴンであればほぼすべてのドラゴン族儀式モンスターが、この効果で儀式召喚できる。
もっとも後者はエクストラデッキに送るのに手間がかかるため、素材に使う場合は前者の方が楽だろう。
このカード以外で蘇生できないカオス・MAXを儀式召喚するにも前者で十分なため、カオス・MAXを使うデッキでも採用できる。


《オッドアイズ・フュージョン》

ドラゴン族対応の【融合】カード。
ざっと見れば「ドラゴン族縛り+条件下でエクストラ融合を可能とした《融合》」で、
しかも現状エクストラ「オッドアイズ」2体だけで出せるのはボルテックスだけ……と考えれば微妙に見えるが、
フィールド魔法である《天空の虹彩》でサーチ出来る点、そもそもボルテックスは十分強力なモンスター、
いざという時に少しの損失で融合出来る点等が魅力。
全くの考え無しで入れて使えるカードではないが、しっかり構築すれば相応の働きをしてくれるだろう。


《螺旋のストライクバースト》

オッPの必殺技。注目すべきは2つ目のサーチ効果で、このカードとボルテックスのおかげで新マスタールール以降もオッドアイズPモンスターが腐りにくくなっている。
もちろん1つ目の破壊効果も便利。


□未OCGのカード■

《EMオッドアイズ・プリースト》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻100/守不明
【Pスケール:青3/赤3】

テキストは一部隠れているが自身を破壊してオッドアイズモンスターを墓地から手札に加えるP効果、
自身を除外して何かを特殊召喚できるモンスター効果を持っている。
アニメでは自身を除外してオットアイズペンデュラムドラゴンを特殊召喚した。


《EMオッドアイズ・バトラー》
星5/属性不明/種族不明/攻1000/守2100
【Pスケール:青2/赤2】
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
自分の墓地の「オッドアイズ」Pモンスター1体をエクストラデッキに戻し、
エクストラデッキに戻したモンスターの攻撃力分だけ自分のLPを回復し、その戦闘を無効にする。

漫画版ではイヴ戦で使用。


《EMオッドアイズ・ヴァレット》
星1/属性不明/種族不明/攻100/守200
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、自分がダメージを受ける場合に発動できる。
そのダメージを自分のエクストラデッキのPモンスターの数×300ダウンする。

漫画版ではイヴ戦で使用。
VRで登場する「ヴァレット(遊戯王OCG)」の名を冠しているが「従者(valet)」を意味している。
しかしバレットではなくこちらを使ってる辺りわかってて名付けたのだろう。
まさかの未来のテーマへの侵食でありOCGすればヴァレットサポートも受けることができるだろう。


《オッドアイズ・アクセル》
通常魔法。
使ったターンオッドアイズモンスターをリリースなしで召喚できる。
アニメで使用。


《オッドアイズ・フュージョンゲート》
《オッドアイズ・シンクロゲート》
《オッドアイズ・エクシーズゲート》
アニメ最終話で使用。効果でそれぞれ《覇王紫竜オッドアイズ・ヴェノム・ドラゴン》《覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン》《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》を出した。
またフュージョンゲートで出したモンスターが破壊された時シンクロゲートを、シンクロゲートで出したモンスターが破壊された時エクシーズゲートをサーチする効果を持っていた。
この時フュージョンゲートを墓地に送り~、シンクロゲートを墓地に送り~という台詞のせいで「速攻魔法」でありながら場に残るという意☆味☆不☆明な挙動をしていた。



◇関連カード◆


オッドアイズの派生ドラゴン。この3体と《虹彩の魔術師》で【ペンデュラム・ドラゴン】というカテゴリになる。
上2体は項目参照。



遊矢シリーズのエースモンスター。詳しくは項目参照。


《ゴッドアイズ・ファントム・ドラゴン》

遊戯王ARC-V(漫画版)での遊矢の最終切り札
オッドアイズというカテゴリーからは外れているがオッドアイズデッキとの相性が悪いわけではない。


~相性の良いカード~
遊矢が使用するP召喚の要となるモンスター群。
縛り無しのスケール【8】が多く所属すること、各素材としても優秀等の理由から相性抜群。
特に回収効果に対応している《賤竜の魔術師》、シンクロ素材にする際のデメリット回避&特殊召喚条件に
【オッドアイズ】を指定している《貴竜の魔術師》は組み合わせれば強力。

同じく遊矢が使用する主力モンスター群。
EMが……というよりは鬼サーチ効果を持つ《EMドクロバット・ジョーカー》が必須レベル。
もちろん打点強化等、相性は良い。

  • 【月光(ムーンライト)】
ランサーズの仲間セレナの使用モンスター群。
《天空の虹彩》と相性が良く、《月光蒼猫》や《月光虎》を破壊すれば【オッドアイズ】と【月光】双方の準備を整えられる。

レベル7・闇属性・攻撃力2500と共通点の多いカード。オッPと合わせてルーンアイズやアブソリュートや呪符竜を出して良し、オッドアイズのみで《幻想の黒魔導師》を呼んで良しと使い道は多い。
また、【オッドアイズ】はドラゴン族中心なので超魔導剣士の打点強化にも役立つ。共通点のおかげである程度サポートも共有できる。

  • 《ミニマム・ガッツ》
決して打点不足という訳ではないが、セイバーやファントム等戦闘を行わないと意味が無いモンスターが多いので有ると心強い。




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最終更新:2023年11月26日 13:12