Fate/Grand Order

登録日:2015/08/02 Sun 17:33:22
更新日:2024/03/10 Sun 09:40:20
所要時間:約 69 分で読めます





Fate/Grand Order とは、TYPE-MOONの作品、『Fate』シリーズを原作とした、スマートフォン専用ソーシャルゲーム。


【概要】

本来オンラインゲームとして企画され、現在は小説として公開されている「Fate/Apocrypha」の後釜として、
「Fate/Online project REBOOT」と銘打たれて発表されたソーシャルゲーム。
企画・シナリオはTYPE-MOONだが、システム開発・運営はアニプレックの完全子会社であるラセングルが行っている。
サービス開始から6年間はディライトワークスが運営を行っていたが、DW社のゲーム部門を切り離す形でラセングルが設立され運営も移行している。なので実態としては何も変わっていない。

Fate/stay night』を筆頭に、『Fate/Zero』『Fate/EXTRA』『Fate/Apocrypha』『Fate/Prototype』『蒼銀のフラグメンツ』に出てくる英霊が登場するのは勿論、本作において初めて登場した英霊が多数登場するのだ。英霊じゃない人物は概念礼装の絵柄に出るのでご安心(?)を。

開発スタッフも奈須きのこ武内崇といったTYPE-MOON作品に携わってきた作家を初めに多数参加している。

シナリオ展開・サービス運営は2015年の春に開始される予定だったが、諸処の事情により夏に延期。
7月31日よりAndloid版が配信され、8月12日にてiOS版も配信された。
配信当初はサーバーの不安定さやインターフェースの不親切さなどが目立っていたが、9月末の大型アップデートでインターフェースを大幅に改善した。
2022年現在でもシステム・ユーザーインターフェース面でのアップデートは行われており、不便を指摘されている部分が徐々に改善されつつある。

当初はソーシャルゲームということでシナリオ量の制約があり、濃密なストーリーが売りのFateシリーズにしては少々物足りないと感じるユーザーが多くいた。
これを踏まえた上で五章以降はそんな制約をぶっちぎって大幅な改訂作業を行い、好評を得ている。

2016年12月末に第一部のメインシナリオが無事に終了。繋ぎとして2017年中に1.5部にあたるシナリオが配信され、2017年12月26日より第二部がスタートした。


【あらすじ】


神代は終わり、西暦を経て人類は地上でもっとも栄えた種となった

我らは星の行く末を定め、星に碑文を刻むもの

人類をより長く、より確かに、より強く繁栄させる為の理――人類の航海図

これを魔術世界では『人理』と呼ぶ

時は、西暦2015年。滅び行く人類の未来を変えるため、

幾多の英霊を従え、人類史を巡る過去最大の聖杯戦争が、幕を開ける。



人理定礎値 C+
第1の聖杯:“救国の聖処女”
AD.1431 邪竜百年戦争 オルレアン


人理定礎値 B+
第2の聖杯:“薔薇の皇帝”
AD.0060 永続狂気帝国 セプテム


人理定礎値 A
第3の聖杯:“嵐の航海者”
AD.1573 封鎖終局四海 オケアノス


人理定礎値 A-
第4の聖杯:“ロンディニウムの騎士”
AD.1888 死界魔霧都市(ミストシティ) ロンドン


人理定礎値 A+
第5の聖杯:“鋼鉄の白衣”
AD.1783 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム


人理定礎値 EX
第6の聖杯:“輝けるアガートラム”
AD.1273 神聖円卓領域 キャメロット


人理定礎値 A++
第7の聖杯:“天の鎖”
BC.2655 絶対魔獣戦線 バビロニア


人理定礎値 --
終局特異点:“極天の流星雨”
AD.2016 冠位時間神殿 ソロモン




聖杯探索(グランドオーダー)───それは、未来を取り戻す物語。


【登場人物】

第一部より

主人公

CV:島﨑信長(男)/関根明良(女)
人理継続保障機関・カルデアのマスター候補を選ぶ中、数合わせとして呼ばれた48人目の「素人」。
アニメ版を作るに当たって設定された名前は「藤丸立香」
EXTRAの主人公同様に、男女いずれにも取れる名前になっている。
詳細は項目へ。

マシュ・キリエライト

CV:種田梨沙高橋李依(種田氏声優休業による変更)
本作のヒロイン。
人理継続保障機関・カルデアで主人公と出会う少女。
眼鏡をかけた知的な美少女という風体で、生真面目な性格。主人公を「先輩」と呼ぶ。
肩にフォウという小動物を連れている。
詳細は項目へ。

オルガマリー・アニムスフィア

CV:豊口めぐみ(ドラマCD)→米澤円(TVアニメ版以降)
魔術の名門アニムスフィア家出身で、人理継続保障機関・カルデアショチョー所長。
気が強く優秀な人材だが、何かと主人公達に弄られるなんとも残念感が漂うへっぽこレディ。
「名門出身の人物」という要素を持っているため、ぐだぐだオーダーでは「多分ヒドイ目に遭います」とぶっちゃけられるが……。

ロマニ・アーキマン

CV:鈴村健一
人理継続保障機関・カルデアの医師。通称「Dr.ロマン」
名前からは菌糸類が執筆した小説のある登場人物が思い浮かぶが果たして…。
好青年風で善人ではあるが、基本的に不真面目でいい加減な性格で重度のドルオタ。
自称クズ・他称クズであるアマデウスからは同類とみなされている。
詳細は項目にて。

レフ・ライノール(レフ教授)

CV:杉田智和
近未来観測レンズ「シバ」を造った魔術師。
人理を守るために人生の全てを捧げているとされるが、どうも腹に一物を抱えていそうだ…。

フォウ

CV:川澄綾子
マシュと主人公に懐いている謎の不思議動物。かわいい。
何故かカルデア内での自由行動を許されており、気ままに散歩している。
ロード画面は黒画面を彼(?)が走るものなのだが、サーバーが落ちる・通信が不安定などすると、延々フォウ君が走り続けるため、プレイヤーたちから恐れられている
ゲーム内では彼のカードが強化素材の一つになっている。
詳細は項目にて。

ダ・ヴィンチちゃん

CV:坂本真綾
カルデアに召喚された3人のサーヴァントの1人(残る2人のうち、1人は消息不明で1人はマシュと融合している)。
ダ・ヴィンチ“ちゃん”までが正式名称。真名はそのまんまかの芸術家なのだが、見た目は女性。これには理由があり……
技術部のまとめ役。ゲームシステム的にはショップ店員担当。要は、艦これの明石さんである。
なお、主人公とは契約しておらず、サーヴァントとしてよりはカルデアのスタッフとしての面が強い。
サーヴァントとしての詳細はネタバレ項目にて。


1.5部より

シャーロック・ホームズ

CV:水島大宙
ご存知、世界一の名探偵。
第一部6章で初登場するも、その時は調べものがあると言い合流はしなかった。
後に再会し、その後事実上のカルデアのスタッフとして居着くことになる。

1.5部の間は表立ってはあまり行動していなかったが、水面下で今後に備えた準備を行っており、第二部でこれが役に立つことになる。

ムニエル

CV:地蔵堂武大
カルデアの職員の一人。
アストルフォやデオンを勝手に亜種特異点Ⅱに送り込み報酬の減額を命じられた。
二部で職員代表として再登場。マシュや主人公と仲が良いことが明かされている。

キャスター・リンボ

CV:森川智之
下総国で暗躍するアルターエゴのサーヴァント。
二部では異星の使徒のひとりとして登場し、インドに居着いている。

千子村正

CV:???
下総国で出逢ったとある人物の疑似サーヴァント。
英霊剣豪においては主人公の助力をしてくれるが、二部では……。


第二部より

ゴルドルフ・ムジーク

CV:伊丸岡篤
武装した兵士を引き連れプロローグに登場したカルデアの新所長。
錬金術の大家「ムジーク家」の嫡子。年齢は28歳。
アポクリファに出てきたとある人そっくりなビジュアルの貴族風の魔術師。
ムジーク家の全財産を費やしてカルデアの利権を全て買い占め、カルデアの分割販売を阻止するファインプレーを見せるなど単なる無能と言い切れない大胆な采配を取り周囲から早々に驚かれた。
詳しくは個別項目参照。

コヤンスカヤ

CV:斎藤千和
プロローグに登場したゴルドルフの補佐役。
ロシアの民間警備サービス「NFFサービス」に所属している、とあるキャスターに似たサディスティックな美女。
魔術協会にも聖堂教会にも所属していない第三組織の人間であり、ゴルドルフを「閣下」と呼ぶ。
ゴルドルフにカルデアの存在を教え、彼が所長の座に収まるよう誘導し、フォウ君とも敵視し合うなど色々謎の多い女性。

言峰綺礼

CV:中田譲治
Fateお馴染みの愉悦外道系麻婆神父。
ゴルドルフ、コヤンスカヤと共にカルデアにやってきた聖堂教会所属の神父にして代行者。
カルデアに派遣された査察団の顧問を務める。

レイシフトAチーム/クリプター

カルデアと魔術協会が本来英霊召喚の行使を認めていた唯一の精鋭部隊。
7人のメンバーが存在し、マシュも本来はこちらの所属。
血筋、才能、特性など精鋭と呼ぶに相応しい能力を持つエリート集団だが、爆破事故の影響で冷凍睡眠に陥った候補生たちの中でも、特に深刻な状態で冬眠状態に陥ったため、査問会とともに来る予定の外部の医療チームが到着するまで蘇生手術は延期されていた。
しかし突如として全員がコフィンから消失。その後異聞帯側の勢力として人類と人類史の終焉を告げた。

シオン・エルトナム・ソカリス

とある場所で一行を待ち続けたアトラス院の霊子ハッカー。
潜んでいた場所のからくりのおかげで漂白を免れ生き残った。
メルブラに出てきたシオンの、Fate世界での姿。育ち方が違うため性格もだいぶ違う。
イリヤ魔法少女の違いみたいに思えば良いか。

キャプテン

CV:花守ゆみり
シオンのサーヴァント。頭にターバンをかぶり、船乗りの姿をした少年。
本来は幻霊にあたる存在をとある方法で無理矢理サーヴァントにした。本人は誰かであって、誰でもない」「呼びたければ『名無し(ネームレス)』でいい」とのことだが、シオンは「キャプテン」と呼んでいるので周りもそう呼んでいる。
船乗りらしく船などの乗り物には拘りがある他、海の生き物などを好むのか話によく出てくる。
真名は第二部途中で明かされるが、実装後は恒常ガチャより排出される。


その他

マリスビリー・アニムスフィア

CV:野島健児
オルガマリーの父親であり、カルデアの創設者であり時計塔の天文学科のロード。
ロマニとは10年前に起きた聖杯戦争*1の時以来の付き合いであり、友人にして助手。
魔術師には珍しく良識を備えているが、一方で必要とあらば人権や人命などを切り捨てる性分。それ故にロマニの方針とはやや対立するが、基本的に彼との仲は今でも良好。
2011年、所長室へ呼び出した何者かに「カルデアスを止めろ」と拳銃で脅されたが、それを跳ね除け自ら隠し持っていた拳銃で自殺した。
FGOの割と初期から名前が出てた人物にも関わらず、ビジュアルが判明したのは2019年のアニメになってからとかなり遅い。

※キャストはドラマCD、TVアニメ版、およびリアルイベントでのスペシャル映像より。
ゲームのADVパートでは声は付いていないため、ゲーム内で声が聴けるのはプレイアブルサーヴァントとして登場する各サーヴァント、マスターとして本編内で声付きで登場するクリプター、とある場面でのDr.ロマンのみ。


英霊

ストーリーで活躍する主な英霊達を解説する。
ちなみに媒体の都合上、基本的に真名がモロバレ前提になってしまっているのが従来のFateとは大分異なる点と言える。

新規サーヴァントも含めると登場サーヴァントは非常に膨大なものになるので、
詳しくはFate/Grand Orderに登場するサーヴァント一覧の項目を参照。


【ストーリー】

シナリオライターはきのこ以外はApocrypha小説版の東出祐一郎氏と蒼銀のフラグメンツの桜井光氏が中心であり、他にサブライターとしてFate作品に関わった作家が何人か加わっている。
2017年以降はサブライターに外部の作家を招聘することも増えており、ある日突然公式サイトに名前が増えることも。

【メインシナリオ】

ライターは主に東出氏と桜井氏が交互に担当。
きのこは序章や各章の冒頭と終わり、キャラクターの口調監修、ボスを倒した後のまとめ等、主に「章内の物語」が終わった後の「FGOとしての物語」を担当している。
それ以外にも、一部のキャラクターの台詞や会話をきのこが担当する事も。

六章以降は大幅な改訂作業があったこともあり、ほぼ全てをきのこが担当。
東出氏と桜井氏も、一部自分が設定を担当したキャラのセリフなどを担当・監修している。



第一部『Observer on Timeless Temple』

人類史に現れた『特異点』とされる歪みを修正し、人理を正すとともに一連の人理焼却事件の黒幕を打倒するストーリー。
2016年末に、無事に完結した。

サービス開始から既に8年目、完結からも6年経過したためか、近年のイベントは第一部の攻略を前提に作られることが多いのでさっさとクリアしてしまいたいところ。



1.5部『Epic of Remnant』


退廃と愛、偏見と欲望に満ちた四つの欠片

賛美せよ、神殿の柱たち 神話はここに再現される


第一部と第二部の間の橋渡しとなるストーリー。
人理焼却を乗り越えたカルデア一行を待ち受ける、大いなる戦いの前の予兆とも言える部である。
公式的には1.5部、または断章といった位置づけ。
第一部とは異なり特にプレイにおける順番はなく、好きなシナリオからプレイできる。
ただし、時系列は配信順通りであり、後の章には前の章のネタバレが含まれることもある(特に新宿編のネタバレが後の章で多い)ので、特段の理由がない限り新宿→アガルタ→剣豪/セイレムの順でプレイするのがオススメ。
また、1.5部全てに共通して特定の共通点を持つサーヴァントはメインストーリー中通常よりも絆ポイントを稼ぎやすくなっている。

元々は第一部の後の余韻を楽しむというか、やり残したネタがあるのでそのネタで楽しもうとライター陣で盛り上がっていたそうだが、
完成してみれば第二部に突入する前の多様性の提示として、FGOの展開に欠かせないものとなったようだ。
曰く1.5部はそれぞれの作家にそれぞれの作家の特色を出して好き放題やってもらった、第一部にも第二部にもない『とびきりピーキーなFGO』とのこと。
そのため奈須きのこの監修は設定・キャラチェック程度にとどめていると竹箒(2017/2/16)で話している。
ここから基本的にシナリオ担当は公開されていないが、何人かは自分の毛色を思いっきり出したり勝手に自分の担当章のPRをしてたりするためほぼバレバレだったりする。

また本章から聖杯戦争の醍醐味とも言える一部の新サーヴァントの真名隠しが実装されるようになった。
ストーリーで真名が判明するまでは、例えば新宿幻霊事件に登場するサーヴァントは「新宿の〇〇(クラス名)」という風に呼称される。
これにより予めストーリー攻略前にガチャで入手していてもマテリアルで真名などの殆どの情報を確認することが出来ず、
マイルームでの会話も攻略前と後では異なる。
なお、2019年より配信される各種シナリオでは容赦なく真名表記されるので、ネタバレを嫌うなら早めに攻略することを推奨。
まあ何人かは隠すまでもない状態だが

全四章(+α)構成で2017年2月24日に「新宿幻霊事件」が配信され、他の章も順次配信され、無事完結した。



第二部『Cosmos in the Lostbelt』



生命にも競争があるように、歴史にも勝敗がある。
“現在”とは正しい選択、正しい繁栄による勝者の歴史。
これを汎人類史と呼び。

誤った選択、誤った繁栄による敗者の歴史。
“不要なもの”として中断され、並行世界論にすら切り捨てられた“行き止まりの人類史”

これを、異聞帯(ロストベルト)と呼ぶ。

異聞深度 D
ロストベルトNo.1:“獣国の皇女” AD.1570 永久凍土帝国 アナスタシア


異聞深度 B+
ロストベルトNo.2:“消えぬ炎の快男児” BC.1000 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング


異聞深度 E
ロストベルトNo.3:“紅の月下美人” BC.0210 人智統合真国 シン


異聞深度 A
ロストベルトNo.4:“黒き最後の神” ??.11900 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ


異聞深度 A+
ロストベルトNo.5:“神を撃ち落とす日” BC.12000  神代巨神海洋 アトランティス/星間都市山脈 オリュンポス


異聞深度  A⇆E−
ロストベルトNo.5.5:“ 轟雷一閃” AD.1050 地獄界曼荼羅 平安京


異聞深度 EX
ロストベルトNo.6:“星の生まれる刻” ■■.2017 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ


異聞深度 A++
ロストベルトNo.7:“惑星を統べるもの” BC.???? 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン


空想の根は落ちた。最期の希望は虚空の中に


人理焼却に次ぐ
“前人未到の聖杯探索”
開幕

それは、多くの未来に打ち克つ物語


2017年12月26日に突如序章の配信が開始された。現在はストーリーのみで、12月31日に続きが配信された。
第一部終章をクリアしていれば1.5部に全く手を付けていなくともプレイ可能だが、出来れば新宿と剣豪をクリアしてからプレイする事を推奨する。
シナリオの担当ライターは基本的に公表されないが、各章の冒頭と末尾は奈須きのこ氏が担当している。
シナリオクリア時の報酬は各シナリオで関わった重要なNPCをモチーフとした概念礼装。
一部ファンからは「遺影礼装」とも呼ばれる。

2018年4月4日より正式配信開始。





◇―「人理再編」
第1.5部にて2004年の冬木の真実の一端が明らかになったことによって、いるはずのない存在だという事が判明したキャスターの口から述べられた言葉。
第2部で明らかになったそれは地球・汎人類史を襲った大災害。どのような災害が起こったのかは断片的にしかわかっていないが、地球・汎人類史が完全に白紙化し、燃える物すら残らないというとある者からすれば人理焼却よりも酷いものだという。
クリプター達曰く、異聞帯による人理再編こそが目的なのだと語られている。異聞帯からの侵略、そして宙からの侵略で地球上が完全に白紙化してしまい、汎人類史の生き残りはカルデアと宙からの侵略の生き残りの僅かしかいない。しかもこれでさえ、黒幕かと思われる『異星の神』なるモノにとっては段階の一つでしかなく、自分が地球に降臨するための準備段階でしかない。
ある獣のマテリアルの項目には■■■■■による人理編纂の影響を受けないと書かれているが、「人理編纂」というものが「人理再編」と同義なのか別のものなのかも不明。

◇―「異聞帯(ロストベルト)
正しい選択、正しい繁栄を遂げた勝者の歴史である「汎人類史」の対の歴史。
過った選択、過った繁栄により生まれた敗者の歴史の総称。
不要なものとされ平行世界論からも切り捨てられた“行き止まりの人類史”であり、突如として汎人類史に宣戦布告を告げ、カルデアを壊滅させた。


【イベントクエスト】

本編とは無関係な、期間限定イベント。ネットゲームの華ともいえる。
基本的にいつもの型月ギャグ時空で、公式が病気レベルに自重してない。
が、たまにシリアスだったりメインシナリオにも関わってくる事がある。というか一部は後に事実上本編だと明言された。
クリア特典として限定礼装やサーヴァントが貰えるほか、素材や種火が普段より遥かに効率的に入手できるため戦力強化としても有益。

詳しくは下記の項目参照。


【幕間の物語】

いわゆるキャラクエ。物によってシリアスだったりギャグだったり様々。
シナリオライターは原則として非公表。
初期は短い上に似た内容のものが多かったが、第1.5部以降はキャラ設定に深く踏み込んだシナリオが実装され、中には明確に本編と関わるものも。
クリア時に一部のキャラは性能が強化される。
また、一部のキャラは、幕間の物語クリアが強化クエスト開放の条件となっている事も。
★4、5サーヴァントの中には幕間の物語が2個ある事もあり、極僅かだが、幕間の物語が3個あるサーヴァントも存在する。



【メイン・インタールード】

2020年2月から実装されたコンテンツ。名前の意味は「本編の幕間」。
一言で言えば期間限定イベントの常設化
過去に開催された期間限定イベントの内、本編と深く関わるものをピックアップしメインクエストだけを遊べる様にしたもの。
ストーリー重視のためショップやフリークエスト等のイベント要素は皆無。ただしシナリオに直接関わる場合はショップもキーアイテムだけ売る形で設置される。

基本的にキャンペーン期間以外は購入にレアプリズム5個が必要。
後に条件が緩和され、進行度さえ満たせばレアプリズムなしで開放できるようになった。(それまでに解放のためにレアプリズムを支払っていれば払い戻される。)
クリアするとイベント開催時と同じ配布サーヴァントと配布礼装が貰えるので、やや値は張るがメインシナリオの理解を深めるついでに戦力増強にもなる。

【体験クエスト】

新規実装される高レアリティサーヴァントを一時的に使用できる、文字通りの体験イベント。
シナリオはあったりなかったりする。
下記にはシナリオがあったもののみ記載。

  • スカサハ体験クエスト
クー・フーリンの師匠にして影の国の女王、スカサハを使用できるイベント。
死の残骸が溢れる世界に迷い込んだ主人公マシュは、スカサハや彼女が召喚したサーヴァント達とともに脱出を目指す。
スカサハの他、カラドボルグの使い手フェルグス、フィアナ騎士団一番槍ディルムッドが初登場。
叔父貴ことフェルグスの強烈すぎるキャラクターと、シナリオ全体のあまりのケルト濃度が話題となった。応ッ!

  • アルジュナ・カルナ体験クエスト
インド神話の大英雄、アルジュナ及びカルナを使用できるイベント。
ふと目が覚めると嵐の海にいた主人公とマシュ。
その場で出会った記憶喪失のアーチャー(アルジュナ)と脱出を試みた彼らの前にカルナが現れ、戦いを挑んでくる。
カルナは使用こそできるがシナリオは無し。

  • ブリュンヒルデ体験クエスト
頼れる相棒でありランサー、マシュ・キリエライトを使用できるイベント。

――という記憶を植え付けられた主人公が北欧の戦乙女、ブリュンヒルデとともにロンドンに再発生した亡霊たちと戦う。
北欧の勇者ベオウルフ、フィアナ騎士団筆頭フィン・マックールどちらか一人だけ使用できる。
普通全員使えるのにブリュンヒルデさんこれどうなって……

はい……マスターは全てマシュを使います……。


  • 天草四郎体験クエスト
第二のルーラー、天草四郎を使用できるイベント。

ある日、不完全な聖杯の行方を巡って天草四郎と子ギルが聖杯戦争を勃発させてしまう。
仲裁の為にアストルフォはカルデアのマスターである主人公に助力を依頼。
どちらにも聖杯を渡さない形で決着を試みるが、案の定天草四郎と子ギルを同時に敵に回してしまう羽目になる。
しかし、冬木の聖杯に劣るとはいえ、こちらもかなりの汚染をされた聖杯。それより溢れ出したモノが事態を急展開に陥らせる。

  • 宮本武蔵体験クエスト
期間限定で実装された新セイバー、宮本武蔵を使用できるイベント。

ある日、主人公が目を覚ますとそこはかつて訪れたことがある鬼ヶ島であった。
そこで女性の剣豪、宮本武蔵と出会い、彼女とともに島から元の世界へと戻るべく山頂を目指すことになる。
宮本武蔵と言えば、日本人ならば誰もが知っている大剣豪。当初は彼女もサーヴァントとして喚ばれたのだと思っていたが、
彼女は本人の意志とは関係なく平行世界を渡る不思議な能力を持っているようで、通常のサーヴァントとはどうやら違うらしい。
そして山頂にて、元の世界に戻る前に彼女の正体について衝撃の事実が明かされることになる…。
1.5部シナリオの英霊剣豪七番勝負の前日譚とも呼べる話であり、同話は現状唯一体験クエストからの明確な続きとなっている為、プレイ前にこちらの体験クエストをプレイすることがオススメ。

  • 謎のヒロインX〔オルタ〕体験クエスト
創輝銀河、サーヴァント・ユニバースのコスモカルデア学園。謎のヒロインXと共に様々な任務をこなす謎のヒロインX[オルタ]。だが、彼女の正体は……!


  • アーサー・ペンドラゴン(プロトタイプ)体験クエスト

  • パールヴァティー体験クエスト
遂に実装されたの疑似サーヴァント、パールヴァティーを使用出来るイベント。

ある日、冬木の街にレイシフトした主人公はパールヴァティーに遭遇。
何か物を探しているらしく、それを求めて主人公達は冬木の街を奔走する。
Fate/stay nightからのファンへのサービス的なシナリオであり、他の体験クエストよりシリアス成分は薄め。

  • 葛飾北斎体験クエスト
まさかの登場、浮世絵師葛飾北斎を使用できるイベント。

正月、主人公は起きると何故か江戸の街にいた。
同じく江戸にいた鈴鹿御前と合流した主人公は、江戸一番の浮世絵師こと葛飾北斎の書き初めを見に行くが、出会った北斎はどうやら様子が違い………

葛飾北斎のクラスはセイレムで新登場したクラスフォーリナー。なのでセイレムをクリアした後にこちらを見るとよりストーリーを楽しめる。




【ゲームシステム】

【サーヴァント召喚】

サーヴァントはシナリオクリアで仲間になるものと『召喚』で仲間になるものが存在する。
メインシナリオで共闘しているサーヴァントはフレンドの代わりとして使うことができる。

レア度は★の数で判別でき、★1~★5で表される。★の数が多いものほどレア度が上がり、レア度が高いほど強力なサーヴァントであることは言うまでもない。
……ように見えるが、実際は低レアリティのサーヴァントであってもスキルや相性次第で大活躍する場合が多々ある他、意外とコストがカツカツで高レアを多用すると十分な礼装が積めなくなったりするため、レア度格差は小さい部類。
★3以下のサーヴァントの強さに気付けるようになることが駆け出しマスターからの脱却の一歩である。
なお、あるサーヴァントのみ★0という特殊なレアリティで登場する。

また、装備カードにあたる『概念礼装』も召喚やイベントクリアで手に入り、こちらにもレア度がある。
サーヴァントも含めたキャラの描かれたものはやはりレア度が高く、強力な効果を持つものが多い。
★4なら「虚数魔術」「天の晩餐」「死の芸術」、★5の「カレイドスコープ」「2030年の欠片」「黒の聖杯」などは特に強力なので出たら大切に育てよう。特に★5のこれらは並の高レアリティサーヴァントより戦力的価値が高いとも。

『召喚』にはフレンドポイント(ユーザー同士の交流などで発生する)で召喚するものと『聖晶石』というアイテムを使用して召喚するものがある。
端的に言えば前者は無料ガチャで、後者は(ゲーム中でもいくらか手に入るが)有料ガチャ。前者と後者で出るものが変わる。無料ガチャからは★3まで(例外が一つあるが)しか出ず、逆に有料ガチャからは★3以上が必ず出てくる。

ソーシャルゲームにしてはキャラ数が少なめであり、新キャラが随時少数ずつ追加されていくという艦これや刀剣乱舞に近い形式になっている。

別に本作に限ったことではなくソシャゲならば大体似たようなものだが、高レアのサーヴァントの当選率は軒並み低く、ガチャで爆死することが多々ある。
高レアリティのサーヴァントより礼装の方が当選確率が高く、ピックアップ狙いの10連で金色枠を恒常★4礼装にとられたりするとガッカリ……なんてこともある。

しかしあくまでガチャでの課金に関しては自己責任である。
出ないからといって自分で決めた限度額を越えた課金など言語道断なので、ご利用は計画的にお願いしたい。
本編をクリアするだけならば、無料ガチャで手に入るサーヴァントだけでも十分だということは一応実証されてはいるのだから。
……もっとも、それでも課金する人間は後を絶たないようで、ツイッターなどではしょっちゅう「ウン十万課金して目当てが出なかった」と怨嗟の声が轟く羽目になるのだが。

ちなみに、聖晶石召喚1回に使う聖晶石は4個、10回で40個――だったのだが、1周年に際して1回3個への引き下げが行われた。
それに応じて、若干ではあるがドロップ率の調整も行われた。
また、4周年より10回召喚すると1回オマケが付くようになった。10連限定ではないので呼符でも適用される。

当初は★1と★2のサーヴァントの最終再臨以外の背景は汎用物だったが、後にサーヴァント毎に固有の背景が追加された。

【強化】

 手に入れたサーヴァントや概念礼装は強化素材や他のカードを合成することによって強化できる。
 スキルや宝具の強化なども可能であり、行き詰まった時には強化を行ってパーティを補強しよう。

 強化素材はメインシナリオのクエストでも時折敵が落とす他、敵が必ず強化素材を落とす曜日限定クエストもある。
 素材にもクラスが設定されているため、強化したいサーヴァントと同じクラスの強化素材を使用すればより効率的に強化できる。
 概念礼装も同様に強化できるが、サーヴァントの強化素材は使用できず、素材にできるのは概念礼装のカードのみ。

 基本的に各種強化に必要なのは以下のアイテムとなる。

●サーヴァント強化
 サーヴァントのレベルを上げる。サーヴァントカードまたは「種火」カードを消費。
 サーヴァントカードでの強化は無駄が多く、高ランク種火でレベルを上げるのが基本。
 サーヴァントのランクによってレベル上限が決められており、上限に達した場合は「霊基再臨」で上限を上げる必要がある。


●霊基再臨
 サーヴァントカードのレベル限界を上昇させる。
 クラス別に2段階が存在する「ピース」「モニュメント」という再臨専用アイテムと、サーヴァントごとに決まった強化素材を使用する。
 イベント配布サーヴァントは再臨アイテムも配布限定アイテム1つのみで再臨が可能なことが多いため、イベントをしっかりこなせば他サーヴァントより育てやすいが、逆にイベントで素材を取り逃すという確実に育成に行き詰まる。
 1騎のサーヴァントにつき4回の再臨が可能で、レベル限界は10ずつ上がってゆく。
 レベル上限は星1:60 星2:65 星3:70 星4:80 星5:90となる。
 なお、マシュのみ霊基再臨がシナリオ進行と連動しており、自発的なレベル上限解放は不可能。
 1回目、3回目の再臨時にはバトルキャラも含めた服装などが変化し、最終再臨の際にはカードイラストが立ち絵から専用のイラストに変化する。
 ただし、イベント配布サーヴァントは一部を覗いて最終再臨時のカードイラストの変化のみである。
なお、4周年を記念して、すべてのマスターに一度だけ、素材他すべて無料で最終再臨時のレベルまで育成することができる「特別再臨」が導入されている。ゲームを始めて(既存マスターは実装から)90日以内の権利なので初めて引いた星5サーヴァントに使うのが良いか。


●サーヴァントスキル強化
 サーヴァントの持つアクティブスキルを強化できる。
 クラス別に3段階が存在する「秘石」「魔石」「輝石」というスキル強化用アイテムと、サーヴァントごとに決まった強化素材を消費する。
 (再臨と同じだが、再臨と同じものが要求されるとは限らない)
 アヴェンジャー・シールダー・フォーリナーのサーヴァントは「秘石」などを使用せず、ルーラー・ムーンキャンサー・アルターエゴはレベル7まで逆にそれらのみを複数種まとめて要求してくる。
 スキルレベルは1~10まであり、6と10でそれぞれスキル使用後のチャージターンが1ターン減少する。
 また、レベル9→10への強化では必ず「伝承結晶」1個のみが指定されるが、これは現在無制限な入手手段が存在しない貴重品となっている。


●アベンドスキル
FGOサービス開始6周年に伴って下記の「サーヴァントコイン」とともに追加された要素。
サーヴァントコインの消費によって解放されるもので、一度解放するとパッシブで効果が発動するようになる。
内訳は今の所「エクストラアタック強化」「初期NPチャージ」が共通で、「特定クラスへの攻撃力アップ」(バーサーカー以外)・「特定クラスの攻撃からのクリティカル発生率ダウン」(バーサーカー)で3種類となっている。
強化は通常のスキルと同様に素材を消費し、最後に伝承結晶を必ず消費するのも同じ。
ちなみにアベンドスキルで対象となっているクラスは、そのサーヴァントと何かと縁があるキャラを連想させる物が多く、ニヤッとすることがあるかもしれない。


●宝具強化
 宝具の効果を上昇させる。
 同一サーヴァントカードを1枚消費し、強化はレベル5まで可能。
 よって同一カード4枚を1騎のサーヴァントに重ねるのが宝具の最終形態となる。
 Lv2でオーバーチャージ200%が、Lv5で300%が開放される。
 星5サーヴァントの宝具レベルを重ねているのは大体が重課金プレイヤーかよほどの強運の持ち主ということに……。
 なお6枚目以降のサーヴァントカードは無駄になるため、売っぱらってマナプリズムに替えるのが基本。たまに複数持ちする酔狂な人もいるが。


●聖杯転臨
 1周年に際して実装された機能。最終再臨とレベルアップを終えたサーヴァントのレベル上限を更に引き上げる。
 伝承結晶と同様に無制限に入手できない「聖杯」を消費する。基本的にはシナリオクリア報酬。
 参考までに、2016年8月の実装当初時点で入手可能な聖杯はメインシナリオで7個、過去に開催されたイベントで4個の合計11個。
 星4以下のサーヴァントを星5と同じLv90まで上げる分にはそこそこの消費で済むのだが、レベル90からレベル100に上げるにはなんと聖杯を5個も消費してしまう。
 愛用する相棒を限界まで強化するか、低ランクながらいぶし銀の活躍を見せるサーヴァントを底上げして高ランクに負けないステータスを与えるか、
 星4の優秀なサーヴァントを星5相応のステータスに上げるか、各プレイヤーのセンスや愛の見せ所。


●概念礼装強化
 概念礼装のレベルを上げる。概念礼装カードを消費。
 種火にあたる強化専用カードも存在するが、入手はイベント限定のため基本的には余った低ランク概念礼装を使う。
 また、概念礼装は同一カードで強化することでレベル上限の限界突破が可能。
 4回の限界突破でレベル最大値に達し、特殊効果が強化される。
 (したがって、強力な概念礼装を5枚揃えて重ねると更にパワーアップする)
 なお、イベント限定礼装はだいたいイベントをこなす事で礼装が複数枚手に入り、イベント期間中は礼装のドロップも設定されるため、時間(と運)さえあれば最大強化まで辿り着ける。

●コマンドカード強化
 コマンドカードの攻撃力を上げる。専用アイテム「獣の足跡」を消費。
 FGOサービス開始4周年を記念して、2019年8月に実装。
 サーヴァントのコマンドカード1枚の攻撃力を1回につき20、最大500まで強化出来る。
 ただし「獣の足跡」の入手手段が異様に少なく、現状はログインボーナスで週に1個貰えるのみ。
 計算上ではサーヴァント1体のコマンドカードを最大まで強化するには2年半かかる見込み。第2部どころかFGO自体終わってそうだが...。
 他の強化要素と比べると戦闘における影響は小さいため、とっておくかお気に入りのサーヴァントに使うのが得策だろう。


【パーティ編成】

 召喚したり、仲間にしたサーヴァントは当然そのままでは使役できず、パーティ編成でパーティに組み込む必要がある。
 やたらめったら強力なサーヴァントを組み込めばいい…わけではなく、パーティコストの総量にサーヴァントたちのコストの合計が収まる範囲で組み込まなければいけない。
 強力なサーヴァントや強力な概念礼装を装備したサーヴァントはコストの高さもそれ相応なので、マスターレベルが低くコストの総量が高くないうちは扱いにくい。
 マスターレベルが最大になった後も、何も気にせず好き放題に組めるほどのコスト量は与えられない。
 なので、コストや礼装を鑑みて自分なりに戦いやすいパーティを考案するのが勝利への第一歩となる。

 編成は最初から戦場に立つメインと、メインの誰かが消滅すると代わりに参戦するサブの枠があり、それぞれ3枠で計6枠。
 そのうち1つはフレンド枠となる(ちなみに初期はメイン枠で固定だった)。
 メインに強力なものを据えて補助的なものをサブに据えるのも、メインには雑魚の露払いを任せ、切り札として強力なものをサブにおいて温存するのも、運用法はマスター次第である。

 当初は第一パーティーのリーダーがフレンド枠のサーヴァントとして選ばれていたが、
 2016/05/09のアップデートにより、サポート用のサーヴァントを登録するように変更になった(クラスごとに一体ずつ+自由枠一体・エクストラクラスはまとめて一枠)。


【コマンドオーダーバトル】

バトルは、マスター(プレイヤー)がサーヴァント達に与えるコマンドを1ターンに3手まで選択する「コマンドオーダーバトル」形式。
基本的には3vs3の構図になる。バトルは一回とは限らず、敵を何度も倒すステージもある。
というか序盤や一部中ボス戦、大ボスのグランドバトルくらいしか1度や2度のバトルで終了するステージはない。
敵も3体以下とは限らず、6体だったり9体だったり200体だったりする。
さらには4~6体同時に出現する事もある。
勝利条件は基本的に敵の殲滅だが、稀に敵のHPを一定量削ったり特定の敵を倒せばバトルが終了することもある。

HPとNPという表示が各サーヴァントにバトル中は表示され、HPが0になるとサーヴァントはそのバトルから消滅する(ロストとかではないのでご安心を)。
NPはパワーゲージのようなものだが、使用するのは宝具と一部スキル使用の時だけで、100%から最大300%まで貯まるが、宝具レベル1だと100%までしか貯まらない。

バトルには、「タクティカルフェイズ」と「コマンドフェイズ」が存在する。

  • タクティカルフェイズ
マスターやサーヴァントの持つスキルを使用したり、令呪を使用したり、ターゲットを選定したりする準備フェイズ。
スキルは行動を消費する等のデメリットはないが一度使うと一定のターンが過ぎるまで再使用できない。
一旦コマンドフェイズに入るともうタクティカルフェイズには戻れないので、やり残したことがないかは入念にチェックするべし。

かつては一度コマンドフェイズに入るとそのターンのタクティカルフェイズには原則戻れず、戻るにはアプリを一旦終了し、ゲームを再起動させる(所謂タスクキル)を行うしかなかった。
その後第2部開始に伴うアップデートにより、ボタン一つで戻れる仕様に変更。
更に以前はコマンドフェイズでしか見られなかったカード毎のクリティカル発生率がタクティカルフェイズでも確認出来る様になった事で、戦略が大幅に立てやすくなった。

  • コマンドフェイズ
実際にサーヴァントに指示(コマンド)を出し、戦闘するバトルフェイズ。
コマンドには「Quick」「Arts」「Buster」の3種類があり、

「Quick」は次の攻撃のクリティカル率を決める☆ことクリティカルスターを多く生み出すがダメージは低い攻撃。
「Arts」は攻撃した宝具を使用する際に消費するNPを貯めやすくするが☆はほとんど出ない攻撃。
「Buster」は最大のダメージを与えるが、NPが発生せず☆も出にくい攻撃。

後になったコマンドほどより効果が高くなる。
また、初手に選んだコマンドの効果が以降のコマンドに影響する(例えば「Buster」が初手の場合、残りのコマンドの与ダメージ量が上昇する)。
2022年7月31日のアップデートで、「Quick」が初手の場合、全コマンドのクリティカル発生率が20%上昇するようになった。

コマンドカードの横にはパーティに編成されているサーヴァントの横顔が描かれており、例えばセイバーの顔の「Arts」ならばセイバーがArts攻撃を行う。
これらはアタック開始時に各サーヴァントが持つ5枚の中からランダムに選ばれた5枚が表示され、プレイヤーはそこから3手選択し戦うこととなる。
ちなみにこれは3ターンで15枚を均等に配りきって仕切り直すサイクルになっている。
なので、配られたカードを覚えていれば3の倍数ターンに配られるカードはその前のターンの時点で予測できる。

またコマンドは特定の組み合わせをすることでチェインさせることが出来、
3枚全てで同じ色のコマンドを選んだ場合、
「Quick」なら☆が20個チャージされ、
「Arts」なら攻撃に参加するサーヴァントのNPが20%追加され、
「Buster」なら攻撃のダメージ量が上昇する「チェインボーナス」が、
同じサーヴァントのコマンドを3枚選択すればEXTRAのEX攻撃のような「エクストラアタック」が追加される「ブレイブチェイン」が発生する。

2022年7月31日のアップデートで、新たに「マイティチェイン」が追加。
「Quick」「Arts」「Buster」を全て選択する(選択の順番は問わない)事で、
全てのコマンドカードの攻撃力がUP、NP獲得量が上昇、☆の発生率UP、クリティカル発生率を+20%が発生する。
さらに、「マイティチェイン」を同一サーヴァントで成立させる事で、「マイティブレイブチェイン」が発生し、
「クリティカル発生率を+20%」以外の効果が、エクストラアタックにも反映される。

同じサーヴァントが続けて攻撃する場合、相手が途中でHP0になっても攻撃を続行する(NPや☆も貯まる。しかも通常より効率が良くなるので進んでオーバーキルするのも戦術となる)が、途中で違うサーヴァントの攻撃が入るとその時点で敵は消滅。
ターゲットが自動で変更されるか、敵が全滅した場合は次のバトルに向かう。最後のバトルの最後の1体の場合、残りの攻撃はカットされてステージクリアとなる。

NPが100%以上貯まっているサーヴァントは宝具が使用できるようになり、通常の5つのコマンドの上に宝具コマンドが表示される。
宝具は敵1体か全体にダメージを与えるもの、味方に各種ボーナスを与えるものなどサーヴァントによって効果が異なるので、使う前に調べておきたい。一応戦闘画面でもある程度は確認が利くが。
宝具レベルが上がると100%以上NPが貯まるようになり、貯まれば貯まるほど宝具の効果も高まる。
ただし変化するのは100%単位であり、150%とかで使用しても100%時と変わらない。
また、宝具を同ターンに連続して使用させると、2人目の宝具は+100%、3人目の宝具は+200%扱いになる補正がかかる。

また、宝具にも「Quick」「Arts」「Buster」のどれかの属性が付いているので、宝具込みでチェインボーナスの発生も可能。
ただしコマンドカードが通常受ける補正は受けない。3番目に置いても1番目に置いても、Busterの後に置いても効果は同じ。
宝具を使ったサーヴァントのコマンドも続けて選択できるため、ブレイブチェインも狙える。
しかし、「宝具使用後スタンする」サーヴァントなどはその後のコマンドの攻撃が不発になるため、ブレイブチェインが発生してもEX攻撃が不発に終わるので実質無意味になる。
ちなみに、同じサーヴァントの、同じ色の攻撃を3枚選択した場合はチェインボーナスとブレイブチェインが重複して発生する。
どのサーヴァントも宝具込みならどれか1色でこれが可能なように設定されていたりする。

  • 指令紋章(コマンドコード)
サービス開始3周年と時を同じくして実装された新要素。
読みは「コマンドコード」であり、コマンド「カ」ードと間違えられやすいので注意。

一言で説明するならば、通常攻撃に特殊な効果を付与するシステム。
3種類のコマンドについては上記で説明された通りであり、サーヴァント毎にヒット数や性能差はあれど効果は全員同じである。
しかし指令紋章をサーヴァントのコマンドカードに刻印(付与)する事で、そのカードによる攻撃時に指令紋章に応じた効果を発揮出来る。
効果も勿論様々で、防御的なものなら状態異常を治したりHPを回復したり、攻撃的なものならダメージ増加やクリティカル発生率アップ等がある。

サーヴァントや概念礼装同様こちらにもレア度があり、やはりレアリティが高い程強力なものが多い。
特に★3以上は全てイベントやミッション報酬で一つしか手に入れられない一品物であり、希少性に限ればサーヴァント以上。
イラスト面では★5にサーヴァント、★4・★3には宝具や令呪等が描かれており、効果も描かれたサーヴァントのスキル等に由来するものが多い。

ただし初期状態ではサーヴァントのコマンドカードは全てロックされており、このままでは紋章を刻印出来ない。
そのためまずそれぞれのカードの色に対応した「コード・オープナー」オプーナではないと呼ばれるアイテムを使用してロックを解除してから刻印する必要がある。
ちなみに一つのオープナーでロックを解除出来るコマンドカードは一枚のみであり、同様に一つの紋章を刻印出来るのも一枚のカードのみ。(一枚のQuickカードに刻印したからといってそのサーヴァントが持つ全てのQuickカードに同じ効果が付与されるわけではない。)

当初は紋章を外すには専用アイテムの「コード・リムーバー」が必須だったが、アップデートを経た現在では普通に取り外せる。
外した紋章は手持ちに戻るのでまた他のコマンドカードに刻印し直せる。
★2以下の紋章は上書きも可能。上書きを行った場合元の紋章は消滅する。

紋章を外す為に使わなくなった「コード・リムーバー」は現在、コマンドカードにロックを掛け直してオープナーを回収するためのアイテムとして存在している。


実装当初は指令紋章の種類自体が少ない上に効果も弱く、中々浸透しなかった。
その後(★3以上だけだが)種類・効果共に豊富になっていき、利用価値が上昇。
サーヴァントの中にはこれで弱点を克服し使い勝手が増した例もあり*4、システムとしてはかなり後発ながら新たなカスタマイズ要素として注目されている。
それに伴い、刻印の付け替えに必要なリムーバーの需要がストップ高となり、自由なカスタマイズを阻害していたが、アップデートで★2以下の上書きシステム、自由な取り外し機能が実装されてかなり使いやすくなった。

【クラス】

サーヴァント及びエネミーにはそれぞれクラスが設定されている。
原作でもお馴染みの「セイバー」「ランサー」「アーチャー」「ライダー」「キャスター」「アサシン」「バーサーカー」の7種の他、
「ルーラー」や「シールダー」などの特殊なクラスもあり、これらは「エクストラクラス」と纏められている。

ゲームではこれらのクラスにじゃんけん等でいう三竦み状に得手不得手が存在する。
「セイバー」は「ランサー」に、「ランサー」は「アーチャー」に、「アーチャー」は「セイバー」に優位
と言った具合にダメージが増減されるようになっており、相性有利の場合「与えるダメージは倍増」「受けるダメージは半減」と、一方的にボコボコにできる。
ダメージの増減によって「WEAK」「RESIST」」のエフェクトが出るため、判別はしやすい。

なお、三竦みが成立するのは
  • 「セイバー」「ランサー」「アーチャー」の通称『三騎士』
  • 「ライダー」「キャスター」「アサシン」の通称『四騎』(バーサーカーも含まれるが特殊)
  • 「アヴェンジャー」「ルーラー」「ムーンキャンサー」と
  • 「アルターエゴ」「フォーリナー」「プリテンダー」の通称『エクストラクラス』
それぞれのグループ内だけ。
所属するグループが違う「セイバー」と「ライダー」であれば、ダメージはお互い等倍になる。

エクストラクラスの相性は以下の通り。クラスの追加により複雑化する一方
  • 「バーサーカー」
    • 「フォーリナー」「シールダー」以外の全クラスに与えるダメージが1.5倍増。
    • 「シールダー」以外から受けるダメージが倍増。
  • 「シールダー」
    • 全クラスに対し、与えるダメージも受けるダメージも等倍。
  • 「ルーラー」
    • 上記の三竦みで「アヴェンジャー」に不利、「ムーンキャンサー」に有利。
    • バーサーカー以外の『三騎士』『四騎』から受けるダメージが半減。
  • 「アルターエゴ」
    • 『四騎』に与えるダメージが1.5倍増(対バーサーカーのみ倍増)
    • 『三騎士』へ与えるダメージは半減。
    • 「プリテンダー」に対して不利。
  • 「フォーリナー」
    • 「バーサーカー」には完全有利(与えるダメージ倍増、受けるダメージ半減)
    • 「アルターエゴ」に対しては不利。
    • 「フォーリナー」同士はお互いにダメージ倍増。
  • 「プリテンダー」
    • 『三騎士』およびバーサーカーに与えるダメージが1.5倍増(対バーサーカーのみ倍増)
    • バーサーカー以外の『四騎』に与えるダメージは半減。
    • 「フォーリナー」に不利であり、フォーリナー・アルターエゴと三竦みになる。
  • ビースト」(ボス専用クラス)
    • エネミー毎に相性が異なるので割愛(魔神柱などを参照)
クラス間の優劣がわからない時は令呪の下にあるバトルメニューを開いて確認してみよう。


なおこれらの三竦みはストーリー上でも各サーヴァント達も自身のクラス間の相性として認識しており、
オリオンがパーティ編成がアーチャーに偏っていることを危惧したり巌窟王がバーサーカーとの相性について言及している。
SN世界などでも同じような相性差があるかは不明。たぶんない

また、バトル時における各コマンドカードの枚数もクラスによって特徴があり、例えば「キャスター」であれば「Arts」に偏っていることが多い。
(ただし、あくまで傾向に過ぎず、例外は多く存在する)
各サーヴァントのステータス画面のコマンドカード欄を見れば確認できるので、パーティに組み込んでいるサーヴァントのコマンドの傾向は確認するべし。
サーヴァントをバランスよく編成して臨機応変に対応できるようにするのも、敢えて偏らせてチェインボーナスを狙った編成にするのもマスターの自由である。
これ以外にも各サーヴァントには「天」「地」「人」「星」「獣」という隠し属性が存在しており、
天→地→人→天といった感じで3すくみになっており、多少ながらダメージが変化する(星・獣は天地人に干渉を受けず互いに相克)。
2024年1月1日のアプデで、ようやく各サーヴァントのプロフィール画面から副属性として確認できるようになった。

またサーヴァントやエネミーごと個別に「性別」「竜」「神性」「アルトリア顔」「アーサー王」「愛する者」などの属性も設定されており、一部の宝具やスキルに影響を与える。


サーヴァントとの絆】

 クエストをクリアすると、パーティにいるサーヴァントの絆ポイントが貯まり、一定量貯まると絆レベルがアップする。
 入手できる絆ポイントは後半のクエストの方が多い。
 戦闘でのメリットは第一部最終章(後述)以外ないので、固有のクエストに興味がない人は上げなくても問題はない。
 レベルアップに必要な絆ポイント量はサーヴァントによって様々。
 大雑把に言うと、マスターに好意的なサーヴァントほど必要なポイント量は少なく、ドライなサーヴァントほど必要なポイント量は多い傾向にある。
 最大5までレベルは上昇し、レベルが上がるにつれてサーヴァントのプロフィールが判明していく。
 ※真名や宝具は最初から判明しており、絆レベルが上がって解禁されるのはそのサーヴァントの逸話や固有スキルの説明。なお、真名隠しが施されているサーヴァントの場合、真名が判明するまで基本情報以外の一切の情報が開示されない他、重大な秘密を抱えているサーヴァントの場合も、特定の条件を満たすまで一部のプロフィールが開示されなかったり、条件達成後にプロフィールの内容が差し替わったりする。

 また、各サーヴァント毎に定められた値まで絆レベルを上げる+規定回数霊基再臨を重ねると、固有のクエストが発生する。
 クエストの中にはクリアするとサーヴァントのスキルや宝具が強化(あるいは追加)されたり、レア素材が落ちるものもある。

 2016/04/27から絆レベルの上限が開放され、最大レベルがLv.10となった。2016/12/07には全てのサーヴァントが開放された。
 最大までレベルを上げると、そのサーヴァント専用の絆礼装が入手できる。
 ただし、レベル5までとは必要な絆ポイント量が桁違い。最大まで上げるのに必要な絆ポイント量は最低でも100万を超えている。

……にも関わらず一週間かそこらでLv.10にした報告が出ている。こんなの絶対おかしいよ!

また、2018/11/27からは絆レベルをさらにLv.15まで上げることが可能になった。
全サーヴァント対象だが、1Lv上限を上げるために「カルデアの夢灯」というアイテムを1つ消費する。
なお必要な絆ポイントは更に爆上がりする。

これらはいわゆるエンドコンテンツのようなものなので、一般プレイヤーは特に意識して上げようとしないほうが良いだろう。


 第一部最終章限定で絆レベルが5以上のサーヴァントに攻撃の威力が増加するギミックが追加された。


【用語】

 Fateシリーズの用語は こちらから

  • 聖晶石
 ダ・ヴィンチの星の形をしたアイテム。この作品の課金アイテム
 サーヴァントの召喚やAPの全回復、サーヴァントや概念礼装の所有枠の拡大(現在はマナプリズムでの拡大に変更)、コンティニューに使う。
 クエストのクリア、ログインボーナス、メンテナンスのお詫びなどで入手できる。
 ただし年2回開催される☆5確定召喚は買った聖晶石でないと回せない


  • 聖晶片
 聖晶石の欠片。7つ集めると聖晶石1個と交換が可能。マスターミッションという毎週更新の日課をクリアすることで貰える。
 マスターミッションは毎週7個あるため、実質一週間に1つ聖晶石が貰える計算。
 アップデートにより貰える聖晶片の数が増えており、現在は3個。計算上一週間に聖晶石が3つ貰えるようになった。


  • 呼符
 1枚で単発石ガチャが一回回せるガチャチケット。呼び方は「よびふ」だったり「こふ」だったり一定しない。
 ログインボーナス・イベント報酬・月のマナプリ交換などで割と入手できるため、節約していれば意外と貯まる。
 勿論ここから星5サーヴァントが出ることもある。
イメージするのは常に最強の自分
呼符で○○引きました!(素振り)


  • QP
 サーヴァント・概念礼装を強化するために必要なポイント。正式名称は「Quantum Piece(=量子の欠片)」。
 普通の育成をしてるだけだと全然減らないが、スキルのレベル上げ(特に高レアのもの)をしようと思ったらあっという間に消える。
 例として、サーヴァント強化は1回(20枚)合成しても6桁が限度だが、☆5のスキル9→10には2000万QPかかる。
 効率よく貯めるなら曜日クエストで宝物庫をやりまくるのがベスト。
 たまにイベントで大量に入手できることがあり、重要な供給源となる。それも込みで「あっという間に消える」けどな!
シナリオ中でもお金の代名詞として登場しており、あるメインシナリオ中では報酬として劇中キャラから実際に1億QP貰うことができる


  • マナプリズム
 ショップで使える引換券。
 曜日クエストをクリアしたり、☆3以上のサーヴァント・概念礼装・経験値カードをショップで売ることで入手できる。
 ただし効率で言うと、期間限定イベントで報酬になっているのを回収したほうが早い。
 大体10~100個単位くらいで使うことになるのだが、一時期ショップにて5個で合計7000個の概念礼装が販売されていた。
 流石にやりすぎたと思ったのか、以後マナプリで買える概念礼装は5個で合計5000個というお値段で販売される事となった。


  • レアプリズム
 ショップで使える引換券。
 (配布以外の)☆4以上のサーヴァントをショップで売ることで入手できる他、限定霊衣開放権や星4以上コマンドコードがダブった時の補償、イベント配布サーヴァントの6騎目以降入手時の補償として入手できる。
 限定クエストや過去のイベントの礼装・限定魔術礼装と交換できる。
 入手条件がマナプリズムと比べて異常に厳しいからか、一つ一つの値段は多くても5個と良心的…か?


  • 魔術礼装
 マスターが魔術(マスタースキル)を使うためのアイテム。専用のクエストをクリアすることで種類が増えていく。
 レベルを上げることで性能が上がり、レベル6・10でチャージタイム(次にスキルを使うための時間)が減少していくのだが、
 礼装によってはマスターのレベルに比べて必要な経験値が膨大なため、全てをMAXにするには根気が必要。
 一時期「マスター訓練」という経験値を稼ぐのにうってつけのクエストがあったのだが、廃止された。
 原因はおそらくマスターレベルが上がりやすすぎたせいだと思われる。


  • 黄金の果実/白銀の果実/赤銅の果実/青銅の果実
 AP回復アイテム。上限を超えて回復できるので端数を気にする必要はない。通称は見た目通りの「林檎」
 イベントやメンテのお詫びで大量に手に入るので惜しまずに使おう。
 「青銅の果実」は少々特殊で、40APと「青銅の苗木」というアイテム1個を消費するごとに1個手に入る。回復量は割合ではなく、入手時に支払ったのと同じ40APの固定値。
つまりゲームをプレイできない余り時間に溜まったAPを、必要な時のために貯蓄しておくためのアイテムである。


  • 種火/灯火/大火/猛火/業火
 経験値カード。基本的にはこれを合成してレベルを上げる。それぞれに対応するクラスが設定されており(全てのクラスに対応するのもある)、
 一致すると経験値にボーナスが加算される。集めるクエストが「種火集め」なので、通称はまとめて「種火」。
 前述したが☆3以上はマナプリズムに変換できる。
 基本的には貰える経験値が多くそれなりにまとまった数入手できる猛火(☆4)のみ食べ、大火(☆3)以下は売り払うスタイルが基本だが、レベル上限を超えた場合の端数は切り捨てられ無駄になるのでレアリティの低い種火も少しは残しておくと種火の節約になる。
「業火」(☆5)は猛火の3倍の経験値を入手できるハイエンド品だが入手法がフレポガチャとイベント報酬で少数貰えるのみとかなり貴重…だったのだが、6周年で遂にこれをドロップする恒常クエストが追加された。


  • フォウくん
 ATKを上げる(開けの/輝ける/太陽の/日輪の)フォウくんとHPを上げる(宵闇の/煌めく/星の/流星の)フォウくんがある。対応したクラスにしか使えない。
 太陽のフォウくんと星のフォウくんはショップでマナプリズムと交換でき、日輪のフォウくんと流星のフォウくんはレアプリズムと交換できる。
 合成しても経験値はほとんど入らないのでレベルが低いうちに(☆3以下で到達できる)上限までやってしまった方がQPの節約になる。
 ☆3の(太陽の/星の)フォウくんまでは誰にでも使えるが、☆4の(日輪の/流星の)フォウくんは☆3以下のフォウくんで強化出来る最大値から更に強化する場合にしか使えない。


  • 霊衣開放
 夏イベント「カルデアサマーメモリー」復刻版から追加された新要素。分かりやすく言うとスキンチェンジ(着せ替え)。
 霊衣開放を行う条件は基本的に以下の3つ。
  1. 開放権利を入手済み(入手手段はダ・ヴィンチちゃんショップやイベント報酬等。該当サーヴァントを持っていなくても権利の入手は可能)
  2. 該当サーヴァントを所持&最終再臨済み&レベルMAX
  3. 開放に必要な素材とQPを所持
 霊衣開放を行うとそのサーヴァントに新たな立ち絵とバトルグラフィック、ボイスが追加される。
 衣装はイベントやストーリーで着ていたもの、原作に縁のあるもの、果ては完全に趣味に走ったものまで様々。
 基本観賞用だが、キャラ性能には影響しないものの、霊衣の存在を効果対象の条件としたサーヴァントもいたりする。また、マシュにはスキル・宝具が変わる霊衣が登場している。


●サーヴァントコイン
FGOサービス開始6周年に伴って追加された要素。
各サーヴァントごとに召喚するたび、絆を上げるたびに一定個数獲得でき、消費することで
「アベンドスキルの解放」または「さらなるレベル上限の解放」を行うことができる。イベントで全サーヴァント対象の汎用的なものも配られる予定。
アベンドスキルはコインのみの消費で解放される、
レベル上限の解放は聖杯転臨でレベル100になったサーヴァントを対象に、聖杯とコインの消費で解放できる。
なおLv101以上に必要な経験値は、今までの聖杯転臨後と比べても桁違いに爆上がりするので完全なエンドコンテンツと言っていいだろう。

【開発スタッフ】


シナリオ監修&シナリオ執筆


キャラクターデザイン&アートディレクション


シナリオ執筆

メインライター

東出祐一郎、桜井光、水瀬葉月、星空めてお

サブライター

amphibian虚淵玄(ニトロプラス)、acpi、OKSG、経験値、小太刀右京、三田誠、橘公司、田中天(株式会社フラッグノーツ)、成田良悟、鋼屋ジン、ひろやまひろし、円居挽、茗荷屋甚六、矢野俊策(株式会社フラッグノーツ)、リヨ

キャラクターデザイン

I-IV 、アインクロス、蒼月タカオ 、AKIRA、Azusa
石田あきら、岡崎武士、okojo、ギンカ、倉花千夏、近衛乙嗣、小松崎類
こやまひろかず 、坂本みねぢ、佐々木少年、縞うどん、しまどりる、下越、しらび
真じろう、すみ兵、タイキ、高橋慶太郎、高山箕犀、宝井理人、たけのこ星人
タスクオーナ、danciao、中央東口、天空すふぃあ、中原、なまにくATK
ネコタワワ、Pako、Bすけ、左、広江礼威、ひろやまひろし、PFALZ、灰村キヨタカ
huke、BLACK、BUNBUN、本庄雷太、前田浩孝、また、松竜、三輪士郎
森井しづき、森山大輔、山中虎鉄、Ryota-H、輪くすさが、ワダアルコ


【公式サポート漫画】

いずれも公式ホームページで連載されている……のだが、どの漫画もカオスの極みである。

Fate/ぐだぐだオーダー

Fate/Grand Orderのサポート漫画。
作者は経験値。なので作風もノリもコハエースだと思えばいい。
延期される中、ネタがなくても連載を続け、Android版のリリースと同時に連載は終了した。
なお、コハエースに出てくる桜セイバー魔人アーチャー、豊臣秀吉も登場したりする。

Fateぐだぐだお得テクニック!

「このゲームつまらんのじゃが……」「うわあああああ!?」
アプリ内で配信されているテクニック紹介コラム。第13回。
ぐだぐだオーダーに引き続き、魔人アーチャーと桜セイバーがパーソナリティーとして登場。
テクニック以前の基本操作をここで知ったというプレイヤーも多く、公式も把握しているようで全体的に自虐的だが役には立つ。
冒頭の台詞は第一回におけるノッブの第一声

マンガで分かる!Fate/Grand Order

こちらはリリース後に開始されたサポート漫画…?
作者はリヨ(ベルナール・リヨ3世)。
作風はひとことで言うと「狂気」そのものであり、精神汚染:EXを疑われるぐだ子の姿に戦慄した読者多し。
一度終了したが普通に「もっとマンガで分かる!」「ますますマンガで分かる!」になって復活、連載中。
詳細は項目へ。

Fate/Grand Order Duel YA特異点 密室遊戯魔境 渋谷 渋谷決闘事件

『Fate/Grand Order』原作の英霊召喚ボードゲーム「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」(以下FGOD)のプレイレポート漫画。
作者は磨伸映一郎。

【関連番組】

Fate/Grand Order カルデア放送局

公式生放送番組。一応公式なのでそれなりにリミッターがかかる…はずもなく、出演キャスト全員が声の仕事してるだけのオタクの集まりなのでカオス空間が展開される。
基本的には大きな発表があるときに不定期で放送される。

Fate/Grand Order カルデア・ラジオ局

こちらは提携番組。毎週放送。
あくまで提携止まりなのでキャストのリミッターが解除されもはや声優ラジオじゃなくなる。
詳細は項目参照。


【ドラマCD】

最初は奈須きのこ脚本で序章部分をドラマCD化。本作のムックに付属。

2作目と3作目は小ネタを仕込みすぎる磨伸映一郎、コハエースでお馴染みの経験値がそれぞれ脚本を担当。
内容は番外編である。月刊コンプティークに2号連続で付録として封入された。

【アニメ】

2016年と2017年の大晦日に特別番組として序章部分、さらに時系列不明の完全新作「Moonlight Lostroom」が放送された。

2019年10月から2020年3月まで1部7章部分が『Fate/Grand Order-絶対魔獣戦線バビロニア-』の題でTVアニメ化。

更に1部6章部分が『Fate/Grand Order-神聖円卓領域キャメロット-』の題で映画化。
全2部構成で2020年12月5日に前編「Wandering; Agateram」が、2021年5月5日には後編「Paladin; Agateram」が公開。

そして1部終章部分が『Fate/Grand Order-終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』の題で映画化し、2021年7月30日に公開された。


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最終更新:2024年03月10日 09:40

*1 この世界では冬木の聖杯戦争が唯一の聖杯戦争であり、SNの時のように5回も起きている訳ではない。

*2 多民族による聖地エルサレムの争奪がストーリーの中心に据えられているため国際情勢に配慮したのではと言われていたが、ストーリーと照らし合わせ、改題そのものが演出の一環という説も

*3 It’s Chaldea Breakroom Vol.17, Japaneseより。

*4 代表的なのはアルテラ・ザ・[サン]タ等の、スキルに「時間差で行動不能になる」デメリットを持ったサーヴァント。かつてはお供に治療役が必要だったが、状態異常を治す紋章を刻印する事で自力でデメリットを打ち消す事が可能になった。