飛竜種

登録日:2012/01/14(土) 18:26:12
更新日:2022/11/06 Sun 02:18:58
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モンスターハンター』シリーズに最初期から存在するモンスターの種族の一つ。

総じて前肢が進化した一対の翼を持つ竜、いわゆるワイバーン型の体躯を持つのが特徴。(ただし一部例外あり)

飛竜種ではなく単純に「飛竜」とだけ呼んだ場合は、一部の翼を持つ鳥竜種や魚竜種等が含まれる事もある。
よく勘違いされるが飛竜と飛竜種は若干意味合いが異なる。
「飛竜」は初期の作品でよく使われていた言い方で、今で言う「大型モンスター」の定義に近く、あえて言うなら「飛竜種」は「飛竜」の部分集合といったところか。


現存する種族の中で最も多くの種を持ち、更にそのほとんどを強力な大型モンスターが占めている。小型モンスターはギィギ(とMH4より前のガブラス)のみ。

生態系の上位に君臨する種族であり、その数の多さからある意味生態系の覇者とも言える存在。

リオレウスやティガレックスといったメインモンスターの看板持ちも数多く所属しており、故にハンター達の間で最も馴染み深い存在と言える。
飛竜種と対峙したことの無いハンターはまずいないだろう。

その多さ故に生態や特徴は種によって多岐に渡り、様々な環境下で独自の進化を遂げており、中には古龍種との生存競争に打ち勝つ程の力を持つ種も確認されている。
また体内の器官が発達しブレス等の特殊な攻撃を行う者も多い。


ちなみに翼を持つのが一般的な特徴なものの、必ずしも飛行が得意な種ばかりではない。
例としては飛行よりも高所からの滑空に近い形で移動するティガレックスや、飛行する姿があまり見られないグラビモス、ディアブロス等がいる。

またアカムトルムとウカムルバスは翼が無いものの、骨格が飛竜種と似ているため例外的に飛竜種に属している。
どうやら研究の結果、後述のワイバーンレックスよりも更に古い、翼が発達し始める前の段階の種族から分岐した『原初の飛竜』に近い存在らしい。


飛竜種全般の始祖に当たる古代種にワイバーンレックスというモンスターがいる。
古代種らしく体の構造は原始的で、翼も未発達なため飛行はあまり得意ではなく歩行のほうが得意だったようだ。
ティガレックスはこのワイバーンレックスに近い種らしい。
完全な骨格はまだ発掘されていないので今後の研究が待たれる。

余談だが、ワイバーンレックスより前にワイバーンオリジンが居て、アカムトルムやウカムルバスはここから派生したという説が有力である。



○メインシリーズの飛竜種達
※MHFの飛竜種はモンスターハンターフロンティアZZ独自のモンスター参照。MHR:Sのエスピナスも歴史的な経緯からこちら。

別名『火竜』
数いる飛竜種の中でも特に飛行能力に優れることから「空の王者」とも呼ばれている。空中からの矢継ぎ早な攻撃は脅威。
口から吐き出す火炎攻撃と足の爪の毒によるキックが得意技。
レイアの夫。
モンスターハンターシリーズの象徴的存在。

別名『雌火竜』
脚力に優れ、突進攻撃を得意とすることから「陸の女王」とも呼ばれている。
また、火球のブレス攻撃や毒を持つ尻尾のサマーソルト攻撃も得意とする。
レウスの嫁。

主に寒冷地や洞窟に生息する飛竜。動きは遅いが、タフでパワフル。電撃を使ったり、天井に張り付いたりする。
目は退化しており、かわりに嗅覚で探知している。
長らく別名が無かったが、MHRiseでようやく通常種に『奇怪竜』という別名が付いた。

別名『岩竜』
後述のグラビモスの幼態。普段は地面に潜り、岩に擬態している。
毒ガスを使うことが多い。反面、ブレスは失敗することもある。
腹以外はまさしく岩といった感じで硬め。
『桃岩竜』と呼ばれる亜種はMH4になってから登場した。

別名『鎧竜』
バサルモスの成体。主に火山地帯に生息。
動きは遅いが巨体であり、全身が硬質化している。飛行能力はあまりない。
強力な熱線攻撃を放つ。通称「グラビーム」。また睡眠ガスや火炎ガスを噴射することも。

別名『一角竜』
砂漠地帯に生息する飛竜。頭部にある立派な一本の角が特徴。
地面に潜り、地中から相手を突き上げてくる。しかし怒り状態以外では音爆弾で動きを封じることができる。
突進やバインドボイスも強力。
基本的にソロでしか登場しない。

別名『角竜』
角が二本になった以外、特徴はほとんどモノブロスと変わらないが、非常に獰猛で凶暴になっている。
ちなみに、モノもディアも主食はサボテン。…お前らのような草食動物がいるか!
ちなみに黒色は雌
MH4に砂漠が無かったのでついに皆勤も陥落。
MHWorldで新大陸に亜種も登場する数少ない種だったりする。

別名『轟竜』
主に砂漠に生息するが、餌のポポを取りに雪山にも来る。
レウスレイアのような典型的なワイバーン型ではなく、原始的な骨格をしており、四肢が地面に着き、翼は前足と一緒になっている。
四肢の脚力を活かした突進攻撃や、衝撃波を発するほどの強力な咆哮を得意とする。
MHP2の看板モンスター。
MH3Gでは何故かリストラされたが、同時期に発表されたMH4のPVでは姿が確認されている。
MHWorldには登場しなかったが、超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』(MHW:I)になってから通常種と亜種が新大陸に進出した。

別名『迅竜』
ティガレックスと同様の骨格を持つ。主に樹海に生息し、黒い体毛は暗がりで保護色となる。
素早く、トリッキーな攻撃を得意とし、飛びかかって両腕のブレードで切り裂いたり、しなやか尻尾で攻撃する。
怒り時には目が紅く光り、残光が尾を引いてかっこいい。
MHP2Gの看板モンスター。
MHW:Iにティガレックス共々参戦することが発表され、ファンを大いに湧き立たせた。しかしながら緑迅竜は呼ばれなかった

別名『氷牙竜』
MH3で初登場した飛竜。
凍土に生息しており、翼を中心として生えている棘で氷の上でも自在に動ける。
また氷ブレスも吐く。
MHP3で登場した亜種の『風牙竜』は逆に砂漠に適応している。

別名『毒怪竜』
凍土に生息する飛竜。ベリオロスと同じく初登場はMH3だが、MH3時代は別名が無かった。
体の表面が白い、目が退化している、天井や壁に張りつく、幼態がいる、アルビノエキスがとれるなど、フルフルと類似点が多い。
毒を使った攻撃をする。また戦闘中でも産卵をする。
MHP3で登場した亜種は、別名『電怪竜』の名の通り電撃を使う。
幼態のギィギは雑魚として登場。ヒルのような見た目に一対のヒレを持ち、大きな口で獲物に張り付き、血を吸う。

別名『千刃竜』
MH4Gで久しぶりに登場した飛竜種の新種。
極めて攻撃性の高い性格で戦闘能力も高く、なんと「空の王者」の異名をもつリオレウス相手に対等に渡り合えるほどの飛行能力をもつ。
全身の鱗が刃状に進化しており、この鱗を飛び道具のように飛ばすことで、あらゆる対象を八つ裂きにする。
MH4Gの看板モンスターでもある。

別名『電竜』 メガデンリュウ。
MHXのメインモンスターの一角。
性格はいたって獰猛で、戦意のない相手に対しても執拗に襲いかかり、絶命にまで追い込むほどの残虐性をもつ。
卓越した飛行能力を有しており、セルレギオスと並び、空でリオレウスと渡り合える数少ない飛竜の一匹。
雷属性担当で、体内の発電器官で自身が攻撃のために纏う電気を生成する。
…ありがちとはいえ、とコンセプトが被りまくりである。
初登場時は復活モンスターに話題を奪われてしまった。

別名『覇竜』
MHP2の集会所ラスボス枠。
捕獲すら不可能な程の巨体を持つ。飛行能力はないが、原始的な飛竜とされている。
火山地帯の奥地に生息。かなり凶暴で災害レベルの被害を出すことも。
巨体による攻撃以外に、地中に潜ったり、口から強力な衝撃波を放つ。

別名『崩竜』
MHP2Gの集会所ラスボス枠。
雪山の奥地に生息。アカムトルムと対の存在と言われ、骨格も似ていて巨大。雪をかきわける構造が多く、スコップのような顎が特徴。
雪に潜って背中のヒレで突進してきたり、強力な氷ブレスを放つ。

別名『浮空竜』
MHWorldで初登場した飛竜。
新大陸の一地域「陸珊瑚の台地」に生息する飛竜。
空気を大量に蓄え、まるで風船や気球のように膨らんで空中に浮くことからその別名が付いた。
MHW:Iでは『浮眠竜』と呼ばれる亜種も登場した。
通常種は体毛がほぼ白一色なのに対し、亜種は膨らむとまるで何かの目のように見える。外敵を威嚇するためのものらしい。

別名『風漂竜』
MHWorldで初登場した飛竜。
陸珊瑚の台地の生態系の頂点に君臨する細身の飛竜。
頭や尻尾にまで翼膜を所有しており、飛行しながらきりもみ回転で突進することすら造作もない高い飛行能力を持っている。
ブレスは吐かないが、翼や尻尾を利用して体内で生成した冷気を放出して戦う。

別名『爆鱗竜』
新大陸の至るところに現れ、戦場を荒らして去っていくMHWorldのイビルジョー枠。
別名の由来である首や尻尾から垂れ下がった爆発性の鱗を落とし起爆する戦法を得意とする生きた爆撃機。
爆鱗の威力は実際脅威的で、あのイビルジョーにすらかなりの痛手を負わせるほど。






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最終更新:2022年11月06日 02:18