世界樹(世界樹の迷宮)

登録日:2015/07/09 (木) 03:59:27
更新日:2022/09/26 Mon 20:50:20
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※注意
この項目はネタバレを含む可能性があります







世界樹の迷宮シリーズ』に登場する超巨大樹。
それぞれ作品の舞台となる街の近辺に存在し、様々な形で物語に大きく関わっている。

複数存在しており作品ごとに設定の異なる部分もあり、それぞれについて説明する。
由来の異なるものもあるが、世界観が一新された『世界樹の迷宮V』のものを除き、全て同一の星に存在するものである。





◼︎『世界樹の迷宮』、『新・世界樹の迷宮

目に見える形では存在しない。エトリアの近郊で発見された地下に広がる樹海が、いつの間にか「世界樹の迷宮」と呼ばれるようになった。
多くの冒険者を惹きつけ、人々が集まることでエトリアの街は経済的に潤っている。










大自然の理と人の技術を融合し 大地を再生しようとしたのだ

「世界樹計画(プロジェクト・ユグドラシル)」によって人の手で造り出された存在。
地下深くから枝葉を伸ばし大地を支えている。

意志を持っており人の手で造られたにも関わらず、自身が生き続ける為なら人類が滅びても構わないと考えている。



◼︎『世界樹の迷宮Ⅱ』、『新・世界樹の迷宮2

ハイ・ラガードの街に根付き、天高く伸び、街の神木として崇められている大樹。
伝説の空飛ぶ城に繋がっていると伝えられている。
内部に遺跡と未知の動植物が蔓延る樹海が存在し、樹海は階層ごとに気候が変化している。










そう。それはそれで世界を救うための計画だった
だが…、その計画が禍を産んだ

エトリアのものと同じく「世界樹計画」で生み出された存在。
汚染された地上から、空へと逃げ延びた人類の一派の長「オーバーロード」によって、彼の長年に渡る研究の実験場にされている。
根の一部は「ギンヌンガ」と呼ばれる遺跡へ侵食している。



◼︎『世界樹の迷宮Ⅲ

かつてアーモロードの中心部に存在していたとされる巨木。
100年前の大異変の際に抜け殻を残し海都の一部と共に海底へと沈んだと伝えられている。










余は世界樹と呼ばれし存在。 漆黒の海を越えてこの世界に来た

遠い昔にを追って、星海を越えて地球へと降り立った存在。
魔を地下深くの異海に抑え込んでいる。
知性は高く、人々に知識を与える代償として自身に協力し魔の眷属と戦うことを要求していた。
大異変後は、海底に存在する深都で魔と戦う為に備えている。



◼︎『世界樹の迷宮IV

タルシスの街の遥か遠方に存在する巨木。
人々を永劫の楽園に導く何かが眠っているとタルシスには伝わっている。










人々は浄化された、美しき大地を夢見た。
楽園への帰還を望んだ。そして
生み出されたのが世界樹……この巨人だ

原因不明の天変地異により孤立した人々が食糧を得るために大地を浄化しようと造り上げた存在。
製造計画の名前こそ「世界樹計画」だが、エトリアやハイ・ラガードで行われたものとは別口。
活性時には巨人の姿となり、大地を浄化するが、その際に周囲の生物を植物へと変貌させる副作用を持つ。

かつて起動した際にウロビトイクサビト、人間によって打ち倒され、
稼動に必要な心と心臓、制御に必要な冠が、それぞれの種族に分けられ封印されていた。
心である巫女とも別に独自の意志を持っている。巫女と会話をする時以外は眠っているが、知識は深い。



◼︎『世界樹の迷宮V

アルカディア(理想郷)と呼ばれる世界に根付くシリーズの中でも一際巨大な世界樹。
世界樹の頂に辿り着いたものには権力・知識・力・財が手に入るという伝承が残っており、
その力を求めた暴王によって、戦争が引き起こされた過去を持つ。










アルコンと呼ばれる種族が、アルカディアに生命が誕生以前から存在する闇を封印するために植えたもの。
頂きに存在する原生林がアルカディアの全ての植物の由来となっている。

またアルコンが宇宙を越え他の星に渡るための通路とも繋がっている。



◼︎『世界樹と不思議のダンジョン』

アスラーガの街の彼方に見える琥珀色の世界樹。










その世界を変えたのが神籬
私達が世界樹と呼んでいる存在です

数億年前、原初の時代から存在している神樹。
意志を持っており、鎮守の民と呼ばれる人間とは会話することができる。

邪気を糧に正気を放出する作用を持ち、生物が住める環境を作り出した。
自身と同じく邪気を糧にする焔人の一部とは和解し、一部とは対立し、
和解したものは根の下に拡げた空間に住まわせている。
地の下で暮らす焔人の為に、光として琥珀を分け与えており、その琥珀には身体能力を高める作用がある。

また、数億年前には現存するもの以外にも複数存在しており、
その名残が焔人の住処として一部で確認できる。



◼︎『世界樹と不思議のダンジョン2』

傘の骨組みのように放射状に枝葉を伸ばした形状の世界樹。
オーベルフェの街から湖を挟んだ対岸に存在し、湖面に反射し二本の世界樹が存在するかのような光景は街の人々に親しまれている。

麓には神々の国への入り口が存在すると伝えられており、それに伴い妖魔や精霊といった人ならざる存在の出没が噂されている。










すべては幻だった。
街から見えていた世界樹は蜃気楼……
幻影だったのだ。

世界樹を守るかのように行く手を阻む、無数の不思議のダンジョン、
数多の冒険者が夢見て挑戦し続けてきた、その先に待っていたのは何もない一面の荒野だった。
世界樹なんて最初から存在しない、ただの幻でしかなかった……。













◼︎『世界樹の迷宮MOBILE』

新大陸の森の中心に聳える黒色の大樹。










その不気味な黒い影は、晴れる事のない深い霧の奥に
息を潜めるように屹立していた。

内部は一定階層ごとに気候が変化し、最奥には高度に発展した文明の痕跡が残されている。
異界へと繋がる「神隠し」のロストテクノロジーが残されていると考えられており、それを裏付けるように既存の生物とは身体構造が明らかに異なる存在が出没している。





また『新・世界樹の迷宮』では、かつてゴダムと呼ばれる都市に世界樹が存在していたことが触れられている。
エトリア、ハイ・ラガードと同じく「世界樹計画」によって生み出されたものだが、
フォレストセルを殲滅する為の兵器グングニルによって都市ごと消滅している。





















七つの神樹が万物を護り
新たな大樹が大地に生まれた



◼︎『世界樹の迷宮X

絶海の孤島レムリアの中心部に根付く世界樹。
周辺にはエトリアやハイ・ラガード、アーモロード、タルシス周辺に存在したものと酷似した迷宮が存在している。










天変地異による環境変化によりヒトが絶滅に瀕した時、
レムリアの研究者たちがある事実を発見した
世界の各地…エトリアやハイ・ラガードといった地域周辺は環境の汚染度が低く
ヒトが生き延びる事ができるという事実に

原因不明の天変地異により世界規模の汚染が拡がり人類が滅びかけた際に、
エトリアやハイ・ラガードの世界樹の存在を知った研究者たちが、各地の世界樹から採取した遺伝子を合成し造り出したもの。

浄化の力は問題なく発揮されたのだが、結果としてレムリア周辺の汚染に苦しむ国々から難民が押し寄せ、
人間同士の争いの末に、世界樹の力を利用して生み出された生物兵器ヨルムンガンドが暴走しレムリアは滅びてしまった。






関連事項

  • 世界樹計画(プロジェクト・ユグドラシル)
1000年前に科学の発展により、取り返しがつかないほど汚染された環境を浄化するために行われたプロジェクト。
計画名は神話の巨木に肖って名付けられた。
7つの都市で行われており、現在判明しているのはエトリア、ハイ・ラガード、ゴダムの3ヶ所。

アンプルを打ち込んだ地点から環境を激変させ、無数の木々を乱立し大地を支える一本の巨大樹を形成する。
その為、計画が実施された時点の大地は木々に飲まれ、地下深くに沈むことになる。

だが、この計画によって造られた世界樹は例外なく、フォレスト・セルと呼ばれる世界を滅ぼしかねない強大な魔物を生み出す副作用を抱えている。


  • ヴィズル
計画の行く末を見守る為に世界樹と融合した、世界樹計画の立案者。
エトリアの街の長となっており、街の発展の為に世界樹の迷宮を踏破されることをよしとせず、かつての大地で冒険者の前に立ち塞がる。

『新・世界樹の迷宮』のストーリーモードでは、フォレスト・セルの存在を危惧し、
それが打ち倒されることを望みつつ、自身が滅びることを認められない世界樹によって意志を侵食され板挟みとなっていた。


  • 世界樹の芽
  • 世界樹の双葉
  • 世界樹の四つ葉
樹海の奥に生える世界樹の芽及び、それが成長したモンスター。
新2では、食材にもなっている。


  • フォレスト・セル
汚染を溜め込んだ世界樹のシードが変化した魔物。
汚染を撒き散らしながら、すべてを喰らい尽くすとされている。
再生能力に優れ、生半可な手段では倒せたとしても再生してしまう。

世界樹ごと消滅させるグングニル
世界樹ごと枯らすユグドラウィルス
餌を供給し続けることで眠らせる黒の護り手などの対策が行われている。


  • モリビト
エトリアの世界樹の迷宮に住む種族。世界樹が創り出した抗体と考えている。
世界樹の声を聞くことができ、神として崇めており、
神(世界樹の意志)が滅んだ際に、フォレストセルを常世へと送る使命を帯びている。


タルシスの世界樹が制御できなくなった際に備え研究されていた異形の生物。
これ自体も人間の手に負えない化け物。そして、その体内には…。
詳しくは当該項目参照。


  • 鎮守の民
琥珀色の世界樹の麓で暮らしていた、世界樹と会話する能力を持つ一族。
数百年近く生きており、不思議のダンジョンの影響が原因ではないかと推測されている。


  • アルコン
星々を渡り生命を守護する役割を持った種族。液体のような青い体に輝く角を持つ。
世界樹の力を発揮させることが出来、世界樹を使いテラフォーミングを行っている。
アルカディアを守護していた個体は役目を終えると、宇宙を越えて新たに導くべき青い星に渡っている(その際に、初代のBGMが流れている)。


  • ヨルムンガンド
レムリアの世界樹の大地を守護する力を利用して創り出された世界蛇とも呼ばれる生物兵器。
限りなく不死身に近い存在であり、倒されたとしても再生する。
難民からレムリアを守護することを目的に、レムリアに近付くレムリア人以外の人間を攻撃するように設計されていたが、
やがて自らレムリア以外の国々に侵略を図るようになり世界を滅ぼす禍と成り果て、レムリア王女によって封印された。


  • 世界樹の少女
レムリアの世界樹の意志である角の生えた黒肌の少女。
人と世界樹の悲劇の歴史を憂いておりヨルムンガンドが滅ぼされることを願っていた。


  • 世界樹のミ
世界樹の力の結晶であり、世界樹を生む力を持つ。
ヨルムンガンド封印の礎となるためにレムリア王女が使用していた最後の一つが世界樹の少女から冒険者に託され、
ヨルムンガンドを依り代に芽吹き新たな世界樹となった。



追記t・修正は世界樹の真実を知ってからでお願いします。

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最終更新:2022年09月26日 20:50