テッカマンアキ

登録日:2015/06/06 Sat 20:35:01
更新日:2021/03/25 Thu 18:55:41
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※推奨BGM:REINCARNATION


こんにちわ!私はユミ・フランソワ、テッカマンイーベルです。
ラダムの攻撃は、あれでおしまいではなかったんです。
連中は今度は直接攻撃を仕掛けてきました!
私達はもう、頭パニクっちゃって…。
そんな私達の前に颯爽と現れたのは、なななななんとっ!!
四人目のテッカマンでしたっ!!

第2話VIRGIN-BLOODに、テックセッター!!



宇宙の騎士 テッカマンブレードⅡ』の登場人物。
主人公・Dボウイこと相羽タカヤの恋人・如月アキ(小説版『水晶宮の少女』では姓が相羽に変わる)が変身するテッカマンである。



概要

前作における第一次ラダム戦役終結から2年後の連合地球暦195年。
スペースナイツチーフのハインリッヒ・フォン・フリーマンはラダム母艦の残骸より回収したテックシステムを研究・解析し、地球の技術でテッカマンを生み出す『ET(アーステッカマン)計画』を立ち上げようとしていた。

スペースナイツの若き天才科学者Dr.フレイルと共に独自のテックシステムを開発するまで研究は進んでおり、フリーマンは自らを被験体にしようとする。しかし、それを止めたのは如月アキであり、彼女は自らがテッカマンとなることを強引に志願したのである。

この当時、地球は新たにラダムの脅威に晒されており、Dボウイは未だ廃人状態のままな上に侵攻してきた異星人テッカマンとの精神感応で放っておけば命は無い状態だった。

アキはかつてテッカマンブレードとしてラダムと過酷な戦いを続けるDボウイの何の力にもなれなかったことへの無力感から、
たとえ悪魔に命を捧げてでもラダムと戦い、愛する者を守れる力を強く渇望していたのである。

例え1%でも、0.1%でも…Dボウイをこの手で助けられる可能性があるのなら!

彼女が使用するテックシステムは元はラダム母艦の戦闘兵器製造用であるためフォーマットに適合しなければ死が待っているだけであった。
しかし、伊賀忍者の末裔であるアキは武芸に長けており身体能力も抜群に優れていたためか、
完全戦闘型テッカマンとしての素質も充分にあったため、フォーマットは問題なく成功した。

こうして地球製のテッカマン第一号、テッカマンアキは誕生したのだ。

しかし、そんな彼女を待っていたのはかつてDボウイが味わった、地獄よりも遥かに辛い苦しみと絶望であった……。

アキはその地獄と絶望を乗り越えることで、新たな若きテッカマン達を導き、
蘇った白い魔人と共にラダムを倒す紅の修羅として戦い続けるのである。


しかし、アキを地球製テッカマン第一号とした『ET計画』はここで頓挫することになる。
素体フォーマットを受けていない生身の人間をテッカマンにすることでは戦闘能力に限界があることが判明したのだ。
このため、素体テッカマンを再フォーマットして地球製の戦闘用テッカマンを生み出す新たな『ET計画』へと変更されたのである。


ペガス!テックセッター!!

ラーサ!


基本スペック

元はエビルのクリスタルを使用しているためテッカマンアキは全身が血塗られた赤いアーマーで覆われており、
桜色の陣羽織を羽織っているのが特徴。さらに生身のアキの長髪がまとまらないまま露出している。

テックセットにはオメガとの戦いで大破したペガスを修復した機動兵ペガスⅡを必要とし、テッククリスタルはエビルが死の間際にDボウイに託し、遺した物を回収し、使用している。
ただし、色はからに変化しており、形状も一部変わっている。

地球製テッカマンの第一号となったアキはいわゆるプロトタイプのような存在であり、そもそも素体フォーマットを受けた人間ではない。

通常、テッカマンは素体テッカマンが=物質変換機能によってアーマーやバーニア、ランサーなどの武器を生成することで戦闘を行うが、
アキは素体テッカマンとはならずに直接テックセットしているために光=物質変換機能がなく、バーニアや自製の武器を生成することができない。

このため飛行にはペガスⅡを必要とし、武器は地球製の人工のものを使用するしかないのである。当然、ボルテッカを使うこともできない。
アーマーも完全戦闘型テッカマンほど強固ではないため防御力も低く、アーマーの下にあるのは生身の彼女の肉体であり、
万が一致命傷を受ければ彼女自身の命が危ぶまれるのである。

よってアキは素体と戦闘型の中間体、『限りなく素体に近い戦闘型テッカマン』と言える存在となっている。
何もかもが中途半端であるが、これもプロトタイプ故の不安定さである。

しかし、アキの能力がダイレクトに反映されるテッカマンアキはアキ自身の卓越した身体能力が存分に発揮されており、
純粋な身体能力だけによる戦闘ならばラダムの完全戦闘型テッカマンとも互角に渡り合うことができるのだ。
ボルテッカを装備していないため決定打こそ欠けるが、戦闘能力は白兵戦に特化したテッカマンアックスに近い。

第2話ラスト、イーベルがリアクターボルテッカで倒した異星人テッカマンの叫び、そしてその亡骸に集まった同胞の嘆きを知り戦意を喪失した新生テッカマン三人組
その姿を「甘いわ…!」と見かねたアキはテックセットし、紅の修羅として敵を無慈悲に葬り去る。
あまりにも凄惨な光景に目を覆うイーベルとベスナー。それをただ見据えるゾマーは二人に言う。

ベスナー「これが…戦い…!?」
イーベル「チーフ…。チーフは…チーフは、どうしてあんなに冷たく戦えるの…?」
ゾマー「知ってるんだ…あの人は知っている、自分よりはるかに辛い何かを。そして、俺達に言ってるんだ。『これが、戦いだ』って…」
イーベル「これが…戦い…?戦うって…テッカマンって…?」
ゾマー「あの人は決して振り向かない。振り向く事の辛さを、悲しみを知っているから。『ロトの妻は、後ろを顧みたらば、塩の柱となり…』

旧約聖書に記された『ロトの妻の塩柱』の伝承を口にし、ゾマー=ダービッドは紅の修羅となったアキを見続ける。

あなた達の指導者は、過ちを犯した。
テッカマンであることを、まるで人を超えたかように錯覚し、数多くの罪なき素体を巻き込んだ。
テッカマンであることは、人以上でも人以下でもない。その事実を受け入れなかった。
あなたもクリスタルを持つ者なら、この事を決して忘れないで!

忘れもしない『プラハの黒い9月』事件の起こったあの日、幼い自身を助けてくれた憧れの女性を重ねながら……。


主な能力・装備

●テックランサー/ランサーショット

自らの武器を生成できないアキは人工のテックランサーを武器として用いる。
このランサーは前作でブラスターエビルが遺した物をスペースナイツが回収し、それを加工したものとなっている。

刃部分はエビルのランサーのように可変させて展開することが可能であり、突き刺した時に展開することで
敵を内部から破壊できるようになっている。

ランサーは根元部分が刃を収納する機関部となっており、使用しない際は折り畳んで携行できるようになっている。

また、このランサーは銃剣としての機能も備わっており、機関部にはニードルガンが搭載されている。
弾は各機関部に三発ずつ装填されており、遠距離からはこのニードルガンでの攻撃を行うことができる。


●テックワイヤー

アキの左手首に装備されている腕輪は人工のテックワイヤーであり、標的を捕縛したり投擲したランサーを回収する際に使用する。
白兵戦の際はまずこのワイヤーで相手の動きを封じた上で一気にランサーでトドメを刺す戦法を主体としている。


●クラッシュイントルード

アキは単独では飛行できないため移動にはペガスを必要とするが、ペガスに埋め込まれているクリスタルにより
クリスタルフィールドを展開することが可能であり、長距離を短時間で移動する際に利用する。

このため前作のブレード同様にペガスに搭乗している時のみこの攻撃法で大軍の殲滅や一点突破を行うことができる。


余談

●新生テッカマン三人組と同様にテッカマンとなったアキもスパロボWや『オービタルリング奪回作戦』にて出演している。
印象的なのは前作に登場したラダムテッカマン、テッカマンソード/フォン・リーとの絡みである。
この二人は共に『愛する者を守るためにテッカマンとして戦う』という共通点があり、両作品でライバル同士となって死闘を繰り広げるという展開がある。


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ペガス!テックセッター!!


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最終更新:2021年03月25日 18:55