爆弾製造犯D.D.ラデス

登録日:2011/10/29 Sat 20:00:46
更新日:2024/04/17 Wed 18:16:53
所要時間:約 4 分で読めます





ネクスト・タイムレンジャー!

タイムレンジャー、その怪物を引き渡せ。

見かけが地球人と違うからって、生きる権利を奪うんですか!?

そんなの変です!


タイムレンジャー!


Case File 32

犯罪者を救え




決めたんだ!

金輪際人の道を外れるような真似はしねぇって…

それが俺のせめてもの罪滅ぼしだ!

俺を巻き込むのはやめてくれぇ!!



爆弾製造犯 D.D.ラデスとは、『未来戦隊タイムレンジャー』Case File.32(第32話)「犯罪者を救え」に登場する怪人である。
CV:川津泰彦


【概要】

30世紀において爆弾製造の罪を犯し、ロンダー刑務所で圧縮冷凍20年の刑を受けていた囚人
クラゲに似た宇宙人で、青い身体に4つの目、触手状の両腕を持つ。
犯罪者ではあるが善良な性格らしく、騙されて爆弾製造に関わったことを後悔しており、服役して真剣に罪を償うことを望んでいた。

Cace File.1「時の逃亡者」の冒頭にも名前だけ登場。
本来であればそのまま真っ当に刑期を終えるはずであったが、収監直後にドン・ドルネロによる脱獄事件が発生。
ラデスもそれに巻き込まれる形で刑務所ごと20世紀へとタイムスリップしてしまった。


【顛末】

Cace File.32にて、ドルネロの手で無理やり解凍される。
しかし、ラデスは「二度と人を傷つけたくない」と悪事への加担を拒否。
その結果、ギエンから「ヒュプノピアス」という、囚人の脳波に作用して自在に操るピアス型のコントロール装置の試作品の実験台にされてしまう。

実験の激痛から逃れるために外に出るが、その恐ろしい見た目故に街の人々からは避けられてしまう。
さらに、通報を受けて駆けつけたシティーガーディアンズ隊長のタイムファイヤー/滝沢直人及び、
実験の後始末のために追ってきたギエンとリラから命を狙われることに。

そんなラデスに救いの手を差し伸べたのが、同じ異星人でもあるタイムグリーン/シオンだった。
直人はラデスを「化け物」「怪物」と罵って抹殺しようとするが、姿形は違えど同じ人としてラデスを守ろうとするシオンの姿に何かを感じたのか、射撃をわざと外す。

だが、そこへ現れたギエンによってヒュプノピアスの出力を増幅され、正気を失い巨大化。
暴走パワーでタイムロボアルファをものともしないが、直人が出撃させたブイレックスが抑え込んでいる間に、体ごと大きくなったヒュプノピアスをシオンが外からアサルトベクターで狙撃して破壊。
ブリザードスラッシュを受けて無事に圧縮冷凍された。


【余談】

  • 海賊戦隊ゴーカイジャー』第24話「愚かな地球人」でも、異星人に対する差別を題材にした。
    このエピソードでゴーカイジャーは、タイムレンジャーにゴーカイチェンジした。芸が細かい。
    また「地球人も宇宙全体から見れば宇宙人」と云うドモンの台詞を、ジェラシットが話した。
    しかしその回の脚本はあの浦沢義雄、ただで終わる訳が無かった……詳しくはジェラシット参照。
    ちなみにこの回ではタイムレンジャーにゴーカイチェンジしたゴーカイジャーによる新規必殺技「ベクターエンド・ビートディフェンダー」が披露された。

  • 上述の通り、この回は視聴者にさまざまな印象を与えた「考えさせられる回」というべき回だが、その30分後に放送された回は…



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最終更新:2024年04月17日 18:16