三橋貴志

登録日:2015/05/07(曜日) 18:12:12
更新日:2023/06/26 Mon 18:26:21
所要時間:約 5 分で読めます







血!! 血!! 血!!
三橋の声を聞くところ、すべて血の色で染まる。

女、子供、老人…すべてに平等に暴力を持って制する。
残忍、凶暴、悪辣、卑怯、およそ悪の形容すべて当たる男。

最恐、最悪、最強の男。

のしたたる音の中を生き、骨の折れる音を好み、の叫びの中で微笑む。
コイツに勝って助かった奴はなし。

今までの死者は0。
しかし行方不明者多数。

千葉で最も危険な男……三橋貴志!!
(注:デマ。)




今日から俺は!!の主人公。
金髪パーマに短ラン。目つきは鋭い。
整った顔立ちのイケメンだが、理子曰く、意地悪そうな顔とのこと。

CV:松本保典(OVA)
演:三橋貴志(Vシネマ)、賀来賢人(テレビドラマ)



高校一年の時に、千葉の軟葉高校に転入。
転校を機に金髪にしており、その前は一般人だった。
漫画タイトルにある通り、いつの間にか不良になっていたのではなく、軟高への転校をきっかけに今日から俺は!!と、不良へと変身。

その主な理由は
目立ちたい!!
である。

【人物】

冷静だが頭に血が上りやすく短気。さらに自他共に認める卑怯者でもあり、勝つためなら手段を選ばない。
例として、原宿に遊びに行った際は地元の不良グループとモメたのだが、最終的にデパートでやり合うことになった際、
なんと消火栓を開いてぶっ飛ばした挙句、七つ道具の一つ接着剤でノズルを不良の手に固定、全部の罪を押し付けて逃げてしまった。

他にも
  • スタンガンを持ったチンピラ数人や大人数で囲んできた開久を懐に隠し持った花火で撃退
  • 何発入れても効かない相手に敵前逃亡と見せかけて全力疾走からのタックルでKO
  • 伊藤の財布を盗んでシラを切るスリを一瞬の隙を突いてぶん殴って財布の中身を奪還、追い掛けてきたスリに「(俺が強盗したっていう)証拠あんのか?」と逆に開き直って黙らせる
  • 格闘技の試合を挑んできた相手に畳を蹴り上げてぶつけて馬乗りになる
  • 大量のケチャップを浴びて寝ころび、血まみれで気を失ったふりをして敵のリーダーの前までわざと運ばれ、油断したすきにリーダーを不意打ちでぶっ飛ばす
  • 本名がわからない相手が東京に逃げた→新聞に似顔絵と嘘の美談を掲載する→身元が判明した直後にソイツの友人一同を呼びつけ、一同の前で恥をかかせキレさせてからの正当防衛(笑)でフクシュー(ドラマ版)*1
等…

しかしまともに戦ってもかなり強く、動体視力、反射神経、瞬発力といった運動神経がすば抜けて優れており、
思考力や分析力の頭脳面、ここぞという時の度胸など精神面も極めて高い。

飛んでる人間に飛び乗って蹴りを入れたり、捕まえに来た空手の師範の顔を踏んづけてジャンプし天井に頭をぶつけたり、
目くらましの直後に階段から突き落とされるも前方宙返りで着地したり、
近距離から投げられた複数のナイフを卓球のラケットで全て受け止めたりなど、人間離れした強さを数々見せてくれた。
極めつけは東京の不良・紅野一党との一件で、なんと走っているタクシーに乗っている相手を回し蹴りでノックアウトという神業を見せた。

このあまりの暴れっぷりと卑怯な手の数々、さらに突っかかってきた相手に対しての容赦のなさから、ついたあだ名が「金髪の悪魔」である。
このため「千葉最強」と呼ばれ、本人はもちろん伊藤をはじめとするほかの面々も否定しない。
(今井は「三橋を倒して俺が千葉最強になる」と言っている=現在は三橋が最強だと言っている)のでそのように認識されているが、
当人は実は伊藤のほうが強いのではないかと思っている。

まともにやりあえるのは、伊藤、中野、智司、極々稀に本気モードになった時の今井くらいである。
さらに途轍もなく足が速く、作中本気で走った三橋に追いつけたのは、開久の韋駄天・秀光のみ。

傍若無人を絵に描いたような男であるが、反面決して口にはしないものの仲間意識が極めて強く、
ダチ公の危機には必ず駆けつける。それでも基本的に自己中なのは変わらないが。

特に転校以来の付き合いである伊藤との友情は不滅の領域であり、
福田の一件の際、伊藤のお人よしを利用して彼をコケにした長井には下記の名言で本気のキレッぷりを見せ付けた。

そんな三橋だが、彼にも弱点はある。

その1
怪談話に弱い。
怪談話の最中に驚かされ近くの電柱に飛びついたり、肝試しの時はカレーの匂いがしただけでも大慌て。
キツネ憑きの話を聞いた後は、血だらけの今井の顔を見て気絶したこともあった。

その2
金に弱い。
買収されて悪者の言うことを聞きそうになったり、開久から取り戻したみんなのお金を着服しようとしたこともあった。
本人曰く、銀行に預けてちょいと利子をいただこうとしただけで返すつもりだったとか。
本当だとしても、フォローできないっす。
三橋の最大の欠点と言えるのがコレ。*2

その3
酔うと別人格になる。
極端に気弱で優しい性格になってしまう。
強く言われれば、パシリになることもしばしば。
ただし少しでも触れるといつも以上に激怒し、容赦なくボコボコにする。
肩に手を置いただけでもブチ切れるため、触るのは厳禁である。
ついでに酔っている間の記憶は全くなく、一杯以下でもすぐにこの状態になる。
お酒は二十歳になってから。


たまーに自分のことをヒーロー風に「ミツハーシー」と呼んでいることがある。
また伊藤に比べると確かに顔は良く、イケメンと呼べるレベルなのだが、如何せん性格の悪さと素行がブチ壊しており、理子など一部を除いてはさっぱりモテない。

また、何と18歳になるまで一度も風邪を引いたことがなく、実際に引いた際には物凄い勢いで狼狽していた。


【経歴・動向】

◆本編前(フンドシマスクよ、永遠に!)
転校してくる前は黒髪の普通の生徒だったが、この時点で既に後々の片鱗を見せていた。
当時校内で幅を利かせていた不良・桐村(兄は熟練高の番)に長距離走のタイム測定で突っかかられ、それを理由に早速リベンジ。
落ちてきた木の枝を屈伸に見せかけて拾い、走っている最中に桐村が近づいてきたところで、観客に見えないように金的を攻撃。
このため桐村はゴールポストに顔面から激突、保健室送りとなった。

で、その後仕返しに来た桐村の顔(額に包帯、鼻の頭にかけてガーゼを張りTの字になっていた)を見てポツリと呟いたのが、

「フンドシマスク」

である。さらにこの後、自分を狙ってきた桐村の攻撃を女子生徒の後ろに隠れて回避、彼女の胸を直撃して引っぱたかれ鼻血の出た桐村に追撃を見舞う。
このおかげで桐村は学校での立場をなくしてしまい、逆恨みに近い状態で三橋を狙い始めた。
で、土手の上から登ってくる桐村にドングリを投げたり土を落としたりしているうちに楽しくなり、この時点でヒキョー者の素質が開花。
その後、ボロボロの桐村にいもしない兄弟姉妹(有名な暴走族やグループの頭という設定)のことを話し、
「仲間集めて勝負するってんならやってやる」と挑発した上でスルー。その日のうちに千葉に引っ越してしまった。

この後三橋は桐村のことを完全に忘れており、二年後に彼がフクシューに来た際も、結局フンドシマスクのあだ名を思い出しただけだった(しかもそれすら後に忘れた)。

◆転校後
常々「俺はこんなもんじゃねーはずだ」と思っていた三橋は、転校をきっかけに変身を決意。
金髪パーマになったのだが、この時行った美容院でハチ合わせたのが後の親友・伊藤であった。

軟高に登校した際にその伊藤といきなりケンカになり、その後当時の番長グループに目をつけられる。
翌日玄関で待ち伏せを食ってピンチに陥るも、そこまでに見せた強さに興味を持った伊藤が乱入。
全員撃退したのをきっかけにコンビを組むようになり、さらに帰り道で出くわしたグループの先輩のヤクザ・香川も頭脳プレーでトラックに衝突させて病院送りにしてしまった。

さらに翌日からは表の番長・藤枝に、女子の結束力を利用した人気低迷のイジメを仕掛けられる。
が、これに対して何と夜中に生徒会室に忍び込んで予算を盗み出し、藤枝から漫画を借りてそれに予算の封筒を挟んで返し(この時伊藤に返させた)、
満を持して彼らが糾弾に現れたところで藤枝を蹴っ飛ばして持っていた漫画から予算をバラまかせる、という形で反撃。結果退学に追い込んだ。

その後、どこかに出かけたのか乗っていた電車の中で、新設の男子校・紅羽の番長のウンコ大王今井と遭遇。これ以後、伊藤と並ぶ腐れ縁の始まりとなった。

そして、軟高の裏番・白鳥に目をつけられ半殺しにされることに。
一時は黒髪に戻してナンパ少年と化すかに見えたが、抵抗し続けた伊藤が腕を折られたという話を聞いてマジギレ。
グループを一人ずつ闇討ちして片付け、最後に白鳥をタイマンでボコボコにしてカタをつけた。

とまあ、敵への容赦のなさはこの時点で現れており、その後もクズ教師の小林を伊藤との連係プレーで嵌めてリベンジ、
銀行強盗はバッグの中の金をばら撒いて動揺している隙にこれまた伊藤との連係で半殺し、原宿は前述の通り、と本当に容赦がない。
その一方、伊藤の彼女・京子のカバン(伊藤のプレゼント)が不同高の連中に盗まれた際、
知らないとはいえ浮かれっぱなしの伊藤をKOして一人で取り返しに向かい、ケンカの最中にぶっ壊れたカバンは自腹で修理する、と男っぷりを見せている。

◆特筆エピソード

  • 理子との出会い
「オンナ編」。道でぶつかった理子に理路整然と説教されたのが始まり。
その後何かと彼女のことが気になり出すが、「ヒキョーな奴は嫌い」と言われて鼻で笑われたのが頭に来てリベンジに乗り出す。
三ヶ月モノの生卵を持ち出してぶつけてやろうとしていたが、最初に会った時に理子がKOしたチンピラに彼女が連れて行かれたのを見て後をつけ、
ドスを持ち出されたところで割り込んで救出。
脱出後、理子が手に怪我をしたのに気づいて本気モードで引き返し、全員をノックアウト。

最終的には照れ隠しが原因でほとんどケンカ別れに終わったが、理子はこの時点で完全に三橋をロックオンしていた。

  • 第一次開久戦争
「俺の恋路編」~「不良はこーでなきゃ編」。
極悪の男子高・開久の番長の片桐智史と、その相方でホンモノの悪者である相良とのいざこざ。
理子に実質フラれて傷心の今井は開久の生徒とモメたのだが、その後始末に智史と相良が出撃。
結果、不意打ちを食った状態で相良にボコボコにされた今井を助けるべく、ビルの2階から相良の上に飛び降りてKO。
遅れて現れた智史には全く歯が立たず逃走を余儀なくされた。

さらにその数日後、相良に因縁をつけられた伊藤がボロ負けを喫して大怪我をしたことを知り、今度こそ本気で開久にケンカを売ることに。
相良を見つけ出して呼び出しタイマンに持ち込む。空き地の壁に隠れて鉄棒で不意打ちを狙う相良に対し、
現れないことで向こうが顔を出すのを待って殴るなど、卑怯者の器の違いを見せ付けた。

そして、相良がやられたことで本気になった智史一党と今井を交えて激突。
消火器攻撃(持ち出したのは空で、理子が入れ替えてフォロー)で一網打尽にした後智史とタイマン。
実質痛み分けとなったが、理子を人質にしようとした相良が逆に投げ飛ばされてまたもKOされたことで水入りとなった。

翌日、開久の前の番長・丸田に遭遇して機嫌の悪い智司とハチあわせ。空き地でタイマンとなるが、今度は実質勝利。この時のやり取りがこちら。

わかってんのか!? 俺は開久の頭だぞ!!

俺は三橋貴志だ!! 俺よりエバッた奴は叩き潰す!

軟高の頭ではなく三橋というひとりの不良としてケンカをしていると断言したこの一言に、いつからか一不良としての矜持を忘れていたことに気づいた智司は、
警察の介入でその場を逃げ出した後、またも出会った丸田をKO。晴れ晴れとした顔で去っていった。

  • 大荒れの修学旅行
「修学旅行大変身編」~「三橋の母ちゃんのだんな編」。
もう1人のライバル・中野との出会い。
修学旅行が迫る軟高だったが、竹刀を振るう暴力生徒指導・佐々木に「その頭何とかして来い」と言われてしまう(態度の悪さと殴ったのはともかく、佐々木の意見は正論である)。
その後、伊藤は京子と京都で会う約束をしてしまい、三橋は理子に「三ちゃんと行きたい」と言われて結局旅行に行くことに。
伊藤はトゲ頭を戻してオタクっぽいロン毛になり、三橋は演劇部から黒髪のカツラを持ってきて改造。

で、駅で佐々木と伊藤が出会った際、お茶をテッポーウオの要領で股間に命中→トイレに駆け込んだところで隣の個室からバッグを釣り上げて強奪。
→脱いだズボンも伊藤が奪ってパンツ一丁になった佐々木を置き去りにする、という極悪すぎるコンボで佐々木の排除に成功。

いざやって来た京都だが、茨城の高校の不良グループとゴタゴタを起こし、バスで移動する間際、向こうの頭・中野誠に投石を喰らって頭に怪我をすることに。
その後、そのフクシューをすべく中野を探し出して不意打ちを食らわせたが、ギリギリでかわされタイマンに。
が、その最中に中野がモメた別のチンピラグループに襲撃され、共闘を持ちかけられて飲んだものの直後に中野の奇襲を喰らってKO。
中野はその後伊藤がKOしたが、チンピラたちが中野を袋叩きにする中、一人立ちはだかって妨害。伊藤、中野と三人で何とか撃退した。

迎えた最終日ではうっかり酒を飲んで酔っ払ってしまい、前述の「触ると暴れる」の危険性を知らしめた。

  • VS極道組
「恐怖の中野編」~「VS.ヤッチャン完結編」。
三橋が関わった中でも、相良についで危険だった一件。
地元の高校でヤクザの息子を叩き潰し、逃げるように千葉へとやって来た中野。
この前の回で女関連のトラブルに巻き込まれグレた今井が極道組のヤクザ・須藤(切れ痔持ち)ともめているのを目撃する。

須藤としてはヤッパで脅して追っ払ってしまおう程度でしかなかったのだが、
そこに現れた三橋が須藤にカンチョーをかまして逃げたことでキレて追撃(この時三橋は今井、今井は三橋を名乗って逃げた)。
中野は三橋を追跡、追いついた先で三橋が機転を利かせて須藤をブチのめしたところに喧嘩を売る。
相変わらずの歯ごたえに好感触の中野だったが、反対に三橋は引きまくった挙句、立ち上がった須藤を中野がブチのめしている隙に逃走してしまった。

その後、須藤は三橋が車に書き残していた「今井参上!」を手がかりに今井を潰そうと配下のチンピラ・増田を動かす。
この時今井は番長を小山に任せて引っ込んでいた(実質小山を生贄にしたようなものだが、三橋より卑怯になることを目指す今井は自己正当化した)が、
その小山が潰されたのを受けてマジになり、極道組を呼び出して大ゲンカ。

伊藤ともども観戦に来ていた三橋だったが、途中で今井が一方的にやられ始め、さらに割り込んだ伊藤までやられたことに驚愕して乱入。
そこで理子が極道組に拉致されたらしいことを聞いて蒼白になり、一時逃亡したと見せかけてサイレンの真似で極道組を退散させ合流。

理子救出のため三人で極道組に乗り込んだが、実際には増田のハッタリに今井が引っかかっただけだった。
その後、脱出しようとしたところに戻って来た須藤と鉢合わせてしまい、今井を置き去りにする形で逃亡(入り口から須藤を挑発した隙に逃がしたつもりだった)。
が、今井はまだ部屋に立てこもっており、谷川の懇願で再救出へ向かう(この途中で中野と遭遇)。

しゃがんだままで身体が固まってしまった今井を何とか下そうとするが、途中で落下した音に気づかれ今度こそ極道組をキレさせてしまった。
その後、川辺で追いつかれボロボロにされるが、どうせ死ぬなら暴れて死のうと死に物狂いの反撃を開始。
伊藤がヤッパで首を掻っ捌かれそうになったところで中野が乱入し、その中野と京都依頼のタイマンを開始。

こう着状態になっているところに須藤達が追いつき、発砲されたのにビビッて水中に飛び込む。
沈んでいた自転車を掴んで水中に留まり、七つ道具の一つストローで時間を稼いでいたが(夜だったので須藤達からはストローが見えなかった)、
今井がうっかり両手を離して浮き上がる。
しかしこれが幸いし、背中を上にして浮かんだ今井を見た須藤達は、飛び込んだときにぶっ放したのが当たって死んだと勘違い。
さすがに素人の高校生を殺したというのはいくらなんでもマズ過ぎるということで、何もかも忘れて全てなかったことにするよう命令して大慌てで撤退していった。

中野はその後、紅高に転校することになった。
また三橋はこの件で「極道組とモメた男」としてヤクザ達に知られるようになり、地元のヤクザ達からは「次元が違う」として恐れられるようになった。


  • 紅高への大逆襲
「今井勝俊逆襲編」~「三橋VS今井決着編」。
日頃の仕返しをすべく、紅高番長グループと協力した今井の罠に引っかかり、殺人犯にされて逃げ回った挙句野宿する羽目になった三橋。
トーゼンやられっぱなしでいるはずがなく、理子曰く「怒りと共に目覚めた」三橋は反撃を開始。

死んだまねの天才を死亡寸前の大怪我で病院送りに、藤田を階段から突き落とす、
黒川の家に放火する、谷川をミノムシにして宙吊りにするなど凄惨な復讐劇の末、今井を日本刀で斬り殺して幕を引いた。

―――ということを考えていたが、「こんなんじゃいまいちすっきりしねー」との理由で断念。
裏を返せば、もう少し三橋を怒らせていたら今井たちはこの世にいなかったのかも知れない……。
実際、伊藤と理子は今井の顔に死相を見ており、「三ちゃんなら完全犯罪やってのける」、
「アフリカとかエンデバーの中とか、遠洋漁業に行くのもいい」「あいつを人殺しにしないために逃げてくれ」と本気で今井に忠告していた。

実際に三橋が敢行したのは、主犯の今井と谷川に大恥をかかせてやろうという彼らしい復讐。
まず黒川ら実行犯をボコボコにして手早くカタをつけ、次に谷川と今井を挑発して郊外の廃ビルに誘き寄せ、ノブをコンクリで埋め込んで絶対出られない部屋に閉じ込めてしまう。

その後、自身も閉じ込められたかに見せかけ、次々と黒歴史を暴露するあるいは作り出す今井の醜態をメモに記録。
内容といえば、小便を飲もうとする(失敗)、コンクリートや革靴を齧る、妙な辞世の句を読む(「夕暮れや 雷鳴響く おれのはら」)、
バナナの皮、ワラ、雑草、タマゴのカラを食べるなど。
最終的に、釣り糸をつけた鋼材を持ち出し、「下に落ちているロープをこれで釣り上げれば脱出できる」と述べた上で今井に代わらせ、
いざ釣り上がりそうになったところで外に現れ、植木鋏で釣り糸をチョン
で、この後の高笑いが以下。

「ワタシにはむかうとこーなるのだ! ケラリケラケラフヒヒヒヒ……!! よく覚えとけうま―――ヒヒヒヒ……!! ファーハハハハハハハヒーヒヒヒヒヒヒ……!!」

わかっちゃいたが悪者である。
ちなみにこの時は今井の方に注力していたらしく谷川は夜までほったらかしで、バナナの皮を食わせてやっぱりメモ。

その翌日、紅高の校門前に今井と谷川の悲惨な伝説を記した紙を張り出しておしまいとなった。

ちなみにこのエピソード、何を考えたのかドラマ版で完全再現されている。

  • 第二次開久戦争
「本家本元悪者編」~「激突男道編」。
智司を排除して開久の頭に成り代わろうとする二年・末永の罠に嵌った智司と伊藤。
濡れ衣によるタイマンで双方ボロボロになったところで末永が現れ、智司を病院送りにして頭となる。

その後、三橋も開久のターゲットとなるが、伊藤と違い狡猾な三橋はあの手この手で撃退。
開久のターゲットはその後軟高そのものに代わり、100万の納入を要求。
恐ろしさを知る軟高の不良たちは全校から金を集めて持っていくが、途中で待ち伏せを受けて強奪され、また集めて来いと言われる。
この件を受けてキレた三橋と伊藤は、鉢合わせた今井・谷川・小山と組んで開久に突入。

三橋は100万円を奪還すべく生徒会室に忍び込んだが、道案内させた奴が援軍を呼んできて多対一に。
伊藤らは谷川が早速倒されて危機に陥っていたが、「オイラが中野様編」~「つよいぞ中野編」で伊藤に借りのあった中野が救援に現れ何とか持ちこたえていた。

その後、三橋は現れた開久を全員倒した上で、血糊と七つ道具の一つ・ロープでやられた振りをして末永の後ろまで引きずってこられ、
あえて末永の驚く顔を堪能した後右ストレート三発であっさりKO。

この一件で三橋と伊藤は一気に名を上げ、「開久に正面から乗り込んだ男」として不良界に知られるようになった。
(軟高でも人気が出たが、100万の着服がバレて元の木阿弥に……)。


  • 軽井沢の大騒ぎ編
「青春群像編」~「理子、思い出のカケラ編」。
三年生になった最強コンビ。うだるような夏の暑さに辟易していた三橋は、伊藤や良とも話題が合わず(または相手にされず)ヒマを持て余していた。
さらに、今井が軽井沢でバイトをしていると谷川から聞き、からかってやろうと伊藤を誘いに行ったが、既に京子と軽井沢に行く予定を立てていたため空振り。

そんな中、会社が夏休みになって帰ってきた父から軽井沢の別荘の招待券を貰った三橋は、勢いのまま赤坂道場に。
なんとなーく理子を誘おうとするが、ちょうど招待券の有効期間と同じ時期に合宿にいくことが判明し空振り。
ここに来て「友達がいない」ことに気づいた三橋は、開き直ってバイオレンスに徹してやろうと邪魔を開始。

手始めに伊藤を引きずり込んで予定をパーにさせたが、その直後に理子が登場。
軽井沢に行くのだと教えたところ、彼女が合宿を放り出してついて来るのを二つ返事で決定したためラブコメに方針転換。
伊藤も京子を宥め透かしてなんとか参加することになった。

ご機嫌になってその後10日ほどいい人のまま過ごしていたが、
当日になって両親がハワイ旅行に行く予定だったことが親戚の電話により、二人の出発後に発覚。
騙されたことに気づいた三橋はフラストレーションを伊藤で発散しつつ電車に乗り込んだが、
度重なる八つ当たりにキレた伊藤により駅に置き去りにされてしまった。
三橋の財布と電車のチケットはなくさないようにと理子が預かっていたため、実質駅に閉じ込められた三橋であったが、
そのあと現れた谷川のバッグを奪って同じ手で置き去りに(この時勝手に伊藤の責任にしていた。まあ、伊藤が置き去りにしなければこんな事態にならなかったのは事実だが)。

その後、軽井沢の不良と車内でモメ、これをぶっ倒して駅に着いた伊藤達に追いつき、
あれこれ行って伊藤をパシらせた挙句、追って来たブチキレ谷川もガン一発で黙らせようやく軽井沢へ到着。

コロッと恨みを忘れて軽井沢を満喫していた(谷川共々伊藤に焼きトーモロコシを奢って貰った)三橋だったが、
そこで別人のようなサワヤカ君に変貌した今井に遭遇し大驚愕(アンビリーバボー)
伊藤と一緒になって元々のアホの今井を引きずり出そうとするが全て空振りに終わった。

伊藤はそれで手を引いたが三橋は諦めず、あの手この手で今井を妨害。その全てが空振り、あまつさえ人間的余裕まで見せる今井に対し、
最終的には別人ではないかと疑い始めるが、サワヤカの原因が谷川にもらった水晶のアクセサリーだと知るや否やブン取って粉砕。
ようやく元に戻った今井を腹の底から高笑いで嘲ったが、笑いすぎて呼吸困難になっている間に伊藤と理子に連行され、木に縛り付けられてしまった。

その後、電車で伊藤が、駅で谷川がもめた地元の不良とそのリーダー・矢坂のお礼参りを喰らい、理子が様子を見に来た後、ストレス続きで暴君と化した。
事態を案じた伊藤によって酒を飲まされいい人化、その後理子のフォローでいい人のままになっていたが、
東京の不良達に絡まれ縛られた伊藤達を発見して本音で激昂。
真っ先にとび蹴りをかまして来た男の上に飛び乗って連続蹴りでKOしたが、暴れ過ぎて気分が悪くなってしまいリタイア。割り込んできたユタカに伸された。

不良達はその後伊藤にブチのめされ、リーダー格の女・マリはキレた京子に一喝されて大人しくなり事件は収まったが、
酔っていた三橋はこの当たりのことを全く覚えておらず、和解したはずの矢坂たちがお礼をしに来たのをブチのめして元の木阿弥、というオチがついた。

帰り道では軽井沢土産として焼き物の皿を作って理子にプレゼントしたが、「井沢」と誤字してしまっていた。
その皿をぶつかってきたヤクザ風の男に割られたことに一瞬でキレ、そいつを追いかけて叩き潰した……というところで軽井沢編での三橋の出番は終了。

そのヤクザ風男が女の子連れの今井・谷川に絡んだところ、
女の子達が自分達は関係ないと逃げてしまったのを見て「これが俺達か」と迷コンビが分かり合ったところで軽井沢編は幕となる。


  • ゼニと友情編
「世の中ゼニ編」~「それでもさらに信じる編」。
三橋最大の欠点である「金に弱い」最大の美点である男っぷり&伊藤との友情が極まった、三橋にとってあらゆる意味で象徴的なエピソード。

ある日、伊藤は一人の不良を袋叩きにしている男達を見かける。
やめるようにいうとそのリーダーらしい男が金で解決しようとしたのだが、伊藤は「そんなもんはいいからそいつを離してやれ」と一貫。

登校した伊藤は佐川から、そいつが福田という地元の金持ちであることを聞かされる。
一方福田は、伊藤を倒そうと三橋を20万で丸め込む。が、その三橋はターゲットが伊藤であることを知るや否や掌返しで福田をKO。
元々金欠に悩む三橋には20万は結構な大金だったが、筋が通らないとして伊藤に返させられる。
人気も低迷したが、三橋の気持ちもわかる佐川のフォローで、とりあえず全くの嫌われ者にはならなかった。

その後、福田は忠実高に通う子分・長井を通じて強そうな連中を雇い入れ、
三橋と伊藤を倒そうとしたが、金がかかると強い三橋はこれをあっさり撃退。
福田は長井を見捨てて逃亡したが、その長井は翌日軟高に転校して来た。

今までが今までだけに、全く長井を信用しない三橋。
一方の伊藤は「あいつは改心した」とあくまで長井を信用したが、三橋は欠片も納得せず長井をつけまわす。

福田との接触や、仲間(本人曰くケライ)の中では全く名前の売れていない佐川がやられたことに不審を抱いた三橋は、
いよいよ長井に対する疑いを強め、あくまで彼を信じる伊藤とも不仲になる。

その矢先、伊藤が長井から彼女が攫われたという助けを求める電話を受けたことを理子から聞いた三橋は、
絶対に誰かが見張っていると当たりをつけて周囲を捜索、携帯電話で連絡を取っていた忠高の男子を発見。
福田のたまり場を聞き出してそこから移動ルートに目星をつけた三橋は、伊藤のいるだろう場所に向かう福田達と、案の定まだ敵だった長井の前に現れる。

この時三橋は、長井との会話で名言を残している。

「ユカイだったろ、長井。伊藤のヤツはよ、おもしれーくらいカンタンに人を信用しちゃってよ」

「ナンだよアンタ、マサカ俺をヒナンしよーって言うのか。言っとくがよ、俺はこれっぽっちも罪の意識なんかねーよ。この世の中、頭のいいヤツが勝つんだよ、世の中ナメとる証拠だよ」

「全くその通りだぜ」

「フハハハ」


「ホントよく言って聞かせとけよ、カンタンに人を信用しちゃいけませんてよ」



「てめーなんかに言われたくね――!! テメエにアイツの何がわかんだよ!! バカにしてんじゃね―――!!」



親友・伊藤を根本からコケにした長井に本気の本気でキレた三橋は、立ちはだかったプロボクサーの男を一発KO(しかも逆腕の左)。
痴漢撃退用スプレーを喰らって目を潰されるも、直後に現れた伊藤によって全員倒され事なきを得た。

お人好しの伊藤はそれでも長井を許した(殴る気にもならなかったのと、三橋の怒りでちょっと機嫌がよかった)が、三橋は許さずKO。
福田共々バリカンでおかしな髪型にしてしまった。


  • ストリートファイト・レジェンド
「新たな敵がやって来た編」~「俺の仲間に手を出すな!編」。
代該高の姉妹校・北根壊高との抗争に巻き込まれた三橋&伊藤。
北根壊にイジメられていた弱虫・森川悟が、かたき討ちをしようとする従姉の涼子に、「絶対勝てない相手なら諦めるはず」と思って三橋の名を出したことで、
身に覚えのない恨みで涼子に狙われることになる。
一度目は理子のフォローも受けて全力で逃亡、二度目は今井を利用して難を逃れた。

その後、伊藤が「弱いもの苛めをしているのを北根壊の頭に見つかって潰された」という噂が流れているのを聞く。
さらに、伊藤が実際に北根壊のツートップの片割れ・大嶽に負けたことを知り、どのように負けたのかを調べようとする。反対する雄一に対しては、

ボケが! 理由がねーと思ってんのか!

あの伊藤が何の理由もなしに負けるはずがない、と一喝。
さらにその後、雄一と共に北根壊の頭・柳のケンカを見かけるが、忠高の頭・畑をあっさりとナイフで刺したのを見てビビって逃げ出す。
この時は「いずれ警察が捕まえる」と高をくくっており、伊藤があれこれ動く一方で自分はのほほんとしていたが、悟が人を刺して警察に向かい、
訴えた相手を探す涼子に伊藤ともども絡まれる。
涼子を警察へ案内する伊藤とはその場で別れ、翌日になって佐川から、伊藤が大嶽を潰しに向かったと聞かされる。
が、伊藤が本気で怒っていたと聞き、それなら何の問題もないと相変わらずのんきに構えていた。

……が、内心では伊藤一人の手には負えないと判断したか、ホーキを武器に出撃。
柳のもとに単身乗り込んだ伊藤を救出に向かったが、柳のナイフ投げに苦戦(竹ぼうきで打ち返そうとしたが、外したのを見て寸前でかわした)。
一時撤退し、その夜のヨロイ騎士の騒ぎの後、良と雄一を拉致した柳の挑発に応じ第一工場跡へ急行。
だが、縛られたまんま川に落とされた良を救出すべく川に飛び込み、その後の集団戦には未参加。

逃亡した柳の前に現れ、連続ナイフ投げを卓球ラケットで全て受け切り圧倒。
自信の源だったナイフを破られ、泡を食って逃げる柳を一発KO。


テメーがどんな美学持ってよーが勝手だがよ。俺の仲間に手ぇ出すんじゃねーよ!!


ブチギレ状態の三橋にビビった柳は逃げ出すが、行く先々で伊藤、今井、中野と出くわしパニックに陥った挙句、交番に駆け込んで自首。
その後、事情を聴こうとした警官から他の三人を突き飛ばして逃げ出す、というオチで終わった
(ちなみに良は引き上げるのが面倒で作業用の梯子に括り付け、雄一に至っては完全に忘れられていた……)。


【人間関係】

  • 伊藤真司
無二の相棒にして最大の親友。黒髪のトゲトゲ頭、長ラン、真面目、堅物、正義漢、根性者、と何もかも対照的な男。
後輩からの呼ばれ方も違い、三橋は総じて「三橋さん」なのに対し、伊藤は「伊藤さん」「伊藤君」「伊藤ちゃん」などフレンドリー。
たまに崩して「いたう」になることも。かわいい。
ソリが合わずモメることも多いが、伊藤がピンチになる、あるいは誰かにやられると必ず救援あるいはフクシューに向かう。
京子に対し、「伊藤は俺の悪口を言うが、他人が言うのは許さない」と(カッコつけで)評しているが、
これは三橋の方も同じで、伊藤をコケにすることは散々言うが、他人がコケにするとキレる。
二人揃った時の戦闘力は(一緒に戦うのではなく、その場にいるだけでも)無敵の一言で、相良にすら勝った。
とにかく正面切って相手を叩きのめす伊藤に対しアンフェアな相手でも更に上を行く卑怯さで勝利できる三橋と、二人の相性は絶妙にマッチしている。
自称「日本一強い男」の三橋であり、実際に「俺の方が強い」と散々言ってはいるが、実際にはほぼ実力伯仲。
しかも、本音では「伊藤の方が俺より強い」と思っている模様。

  • 赤坂理子
おっかない女(三橋談)。チンピラの一件で惚れられており、軟高に彼女が馴染んでからのやり取りは完全に夫婦漫才。
彼女には名字から捻ったニックネーム「三ちゃん」と呼ばれている。
彼女が絡む面では男気を見せることもあり、赤坂道場と黒崎道場の試合では、
大将として理子が出るはずだったのを、黒崎の強さを知ったために彼女を出させまいと実力試しで本気で倒しに行っていた。
また、不良女の偽の呼び出しに理子が引っ掛けられて待ちぼうけを喰らった際には夜になるまで探し回り、彼女が呼び出しが偽物だと気づいたタイミングで発見。
その第一声は「待たせたな」であった。
三橋の手綱を握れる二人の片方(もう一人は伊藤)だが、12巻で反射的に三橋を投げ飛ばしてしまったことと合わせて軟高の裏番だと思われている。

  • 今井勝俊
悪友。紅羽高の番長で、三橋以上の卑怯者を自負するが、実体は腕力自慢の単純バカ。
その風貌から伊藤と揃って「馬」呼ばわりしているが、何だかんだで仲間意識は持っているらしく付き合いも長い。
基本的に顔を合わせると喧嘩ばかり(今井が一方的に突っかかっては三橋があしらっている)だが、共通の敵に対して手を組むことも多い。
「この俺と全力でやり合える数少ない男だろ」と三橋に言わしめている。

  • 榊原雄一
後輩。「中学の三橋」と恐れられたワルだが、三橋にブチのめされ軟高に入学してからはナンパ小僧に。
深い関わりはないものの、何かと話題に出ることが多い。

  • 田中良
理子の同門の少年。一応同級生だが背が低く(理子と同じ)、合気道を習っているものの弱い。
基本的には今井同様バカにしているものの、やっぱり何だかんだで仲間意識は持っている。
終盤では良の方が三橋の影響を受けるように。

  • 黒崎鉄矢
黒崎道場の跡取り。当初は強さを鼻にかけるチンピラだったが、三橋と伊藤に負けたのをきっかけに更正。
不良から真人間になろうとする奴らの希望の星になるべく、世界一の空手家を目指し修行に打ち込んでいる。
良や高崎同様仲間認定をしているのか、後に凧葉道場の門下生に黒崎が袋叩きにされた際は、
今まで以上に据わった目で「キレたぜ、俺は……」と呟くなど、伊藤ともども正真正銘の本気の怒りを見せていた。

  • 中野誠
茨城の光図工業高校から紅高に転校して来た不良。
三橋からコミカルさを取って卑劣さを増やしたような男で、手の早さは三橋並み、危険度は三橋以上。
伊藤ともどもコイツとはもめることが多く、今井や谷川と違い揃って行動することはほとんどない。コイツの場合どちらかというと伊藤に絡むことが多い。
「中野はナゼに暗いのか編」ではトランプ勝負をしたことも。

  • 高崎秀一
埼玉から引っ越してきた熱血漢。
善人+正義の味方というべき性格で、良を強くしたような男だが、それゆえに三橋との相性は最悪。
中野が三橋の対応キャラならこいつは伊藤の対応キャラで、伊藤から間抜けさを取って熱血を増やしたような男。拳銃を向けられても全く怯まなかった事さえあった。
埼玉のワル・北川との一件で一応友人となったが、性格の相性が悪いためか三橋の方が避けている。

  • 桐村
転校前に通っていた学校の不良。詳細は上述。
鍛えまくっているはずなのになぜかパンチ一発で遠くまで吹っ飛ばされるほど弱い。
三橋と関わってからさっぱりいいことがない不運な男だが、
理子からは「三ちゃんの仲間」と思われているのか、卒業式後に取った集合写真で一緒に写っている。

  • 片桐智司
開久の前番長。当初は完全な敵で、一度は敗北を喫したが、
最終的にタイマンで勝利した際に、三橋の啖呵から「テメーの旗を振る」ことを思い出し、やや態度が軟化。
開久乗り込み事件後に卒業し、現在はタコ焼き屋に就職。当初はマズくて食べられたものではなかったが、後に腕を上げている。

  • 相良猛(実写映画版では晃司)
智司の相棒。劇中最大のワル、というより正真正銘の極悪人
今井が開久と起こしたゴタゴタがきっかけで登場するも三橋に伸され、その後執念深く三橋を狙い続ける。
第一次開久戦争の後、智司の忠告を無視して理子を狙い、
良と今井も完膚なきまでに叩き潰して伊藤も追い詰めたが、仲間をやられたことにマジギレした三橋に潰された。

最終盤で再登場した際はますます極悪になっており、麻薬の密売に手を化す本物の犯罪者になっていた。
三橋への復讐のため、開久の後輩を金で使って高崎、伊沢、雄一、佐川など三橋の仲間を次から次へと病院送りにし、
さらに三橋・伊藤・中野の三人を車で撥ね飛ばして重傷を負わせ、三橋を手錠で拘束して暴行するなど悪行の限りを尽くしたが、
手の肉を削いで手錠を外した三橋に脱出され、時間を稼がれているところに現れた伊藤にKOされた。

ちなみにその後、病院送りにした全員分の医療費を彼らの入院した病院に持っていった模様(今井の名前だけ裏に小~さく書いていた)。




【余談】
最終回に掲載された集合写真に写っているのは、

下段左から雄一、佐川、良、すっ転ぶ今井
上段左から高崎、桐村、良井(デブ君)、黒崎、京子、伊藤、伊沢、三橋、理子、メグミ、谷川、根本(呪い君)、中野、小山

となっている。



以下、名言

「座って入りました!」

「確かに俺はオメーの言うとおり、ヒキョーな奴だよ! 他にもワガママとかイジワルとか色々あるぜ!」

「俺は三橋貴志だ!! 俺よりエバッた奴は叩き潰す!!」

「言っとくけど、俺はつェーぜ。そしてヒキョーでもある! だから無敵だ!」

「おいテメー……まっ……待たせたな!」

「あーそーかい。じゃ伊藤の反則負けだな。俺の試合じゃねーからな、当然だろ」

「というわけでお前は俺が出てこなきゃブン殴られてたんだよ。お前は反則を犯したんだよ。醜いツラ晒してんじゃねェ、病院行け、病院」

「てめーなんかに言われたくねー!! テメエにアイツの何が分かんだよ!! バカにしてんじゃね――!!」

「テメーは脇役なんだからしょーがねーだろ。」

「聞きてーか!? そーか……。ケリだ!」

「ビ ビビッたぁ―――!! もうちょっと手前に突き立てるつもりだったのによぉー、
 もうちょっとで人殺しになるトコだったじゃねーかこの野郎ベランメンタンメーン!」(なぜか伊藤を小突きながら)

「バッカ、おめー、だいたい先生様に逆らったり生意気だったり、派手な頭してたり偉そーにしてっからいけねーんだよ。坊主にされたくなきゃマジメにやれよ」

「オマエらもかわいそーだよナ、ホント。自己の主張たる男の頭をハゲにされちゃってよ。」

「ファーハハハ! それだーその面だー今井ー!! フハハハ、バッチだー!! 
 悪かったなー今井ー!! 悪気はあったんだよ、たくさんよー!! ザマミロボケーケラケラケラケラ!!」

「だれだって言ってんだよ!!  俺のダチ公こんな目に遭わしてんのはよ!!」

「テメーがどんな美学持ってようが勝手だがよ、俺の仲間に手ェ出すんじゃねーよ!!」

「顔つきが気にいらない」

「親父の悪口、言ってんじゃねェよ!」

「新・緑化委員長だ」

「ウキョロキョキョーン!」

「テーヘンだ理子ー!! 風邪だー!! 俺は風邪ひーちまったぜ、死ぬのか!? 手術(オペ)か!?」

「嘘に決まってんだろーが。アホですか、アンタは?
テメーみてーなスカとは、ハナからまじめにやる気なんかねーのよ。 立てよ、オラ」

「テメー降参なんだな。俺にゃ、腕力じゃかなわねェってこったな?
ダサイ奴だよ、テメーは。そんなモンじゃごまかせねーよ。
弱ぇ男だよ、テメーのほうがよっぽど。
アイツ(今井)は最後まで意地張ったぜ」

「この俺様がチンケな野郎で終わっと思ってんじゃねーぞ。
どんなにスゲー男なのかずっと見てやがれ」

「『今日から俺は!!』が少年サンデーでバリバリ活躍していた90年代! 
 十年一昔っちゅう感じで、ちょこっとタイムマシン気分を味わってみるのが三橋様のオススメなのだ! オリャ」(マイファーストビッグ版より)



追記・修正は三橋のフクシューを乗り切ってからお願いします。




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最終更新:2023年06月26日 18:26

*1 原作でも似たようなことはやっている。

*2 物語途中から実家が貧乏という点がクローズアップされており、普段は飯代の300円だけしか持っていないらしい。子供に駄菓子などを買い与えるハメになって学校で何も食えないという描写もあった