「ジョーカー 許されざる捜査官」に登場する犯人

登録日:2015/04/06(月) 22:53:34
更新日:2023/11/27 Mon 10:07:19
所要時間:約 15 分で読めます







お前に明日は来ない!!


ジョーカー 許されざる捜査官は、堺雅人主演の日本のテレビドラマである。
このドラマの詳しい内容や結末のネタバレ等は当該項目を読んでいただくとして、大まかに言えば法の裁きを逃れた犯罪者たちに堺氏演じる伊達一義が「神隠し」と呼ばれる裁きを与える勧善懲悪の物語。

この手のドラマでは当たり前だが、この物語に出てきた犯人たちは全員が救いようのないクズ共である。
本当に救いようのないクズ共である。大事なことなのでry


この項目は、そんなクズ共たちについて紹介させていただく。


↓以下、ネタバレを含むのでご注意ください。





  • 木内亨(演:細田よしひこ)


「ガキ相手の的撃ちは楽しかったなぁ~。ちょっと当たっただけでピーピー泣くんだもん俺興奮しちゃったよ!!」

1話の犯人。父親は検察の高官。
川田満という少年が改造銃で殺害される事件が起こり、その後その改造銃を製造したとして警察に自首をする。
そこで「高校時代にいじめを受けた新垣豪太(演:山根和馬)というDQNから改造銃を作るように強要され、その後新垣に満君を襲う現場に呼び出されて怖くなって逃げた」
と供述するが、
実際は高校時代のいじめの復讐として新垣をはめるために、たまたま目を付けた満君を改造銃でなぶり殺しにしたのが真実であった。

たまたま犯行現場の廃ビルに隠しカメラが仕掛けてあり、その音声から木内が犯人であると立証されるが、映像そのものに移っていなかったことが災いして、警視庁から調書をねつ造するよう圧力がかかった結果、この野郎は不起訴処分となる。

さらにその後満君の遺族の元に彼の遺品を送り付け、その中に仕掛けた盗聴器で家族が嘆き悲しむさまを聞きながら優雅に食事をするという外道っぷりを発揮する。

それだけではなく、この男かつては余所のペットたちを拉致して同じように殺害するということを繰り返し行っていた。
その犯行パターンから伊達に次の犯行(この後に海外留学と言う名の国外逃亡を企てていたため、日本での最後の犯行と思われる)を特定され、伊達の追及に対して、上記のセリフを言い放ち反省するそぶりを見せずヘラヘラ笑っていたが、

「満君の痛みを、家族の悲しみを…。今度はお前が味わう番だ…!」

静かにブチキレた伊達の迫力に圧倒され、父親に助けを求めるもそれすら叶わず、情けなく命乞いをするも麻酔銃を乱射され作中最初の神隠しに会った。


親の力を笠に子どもや動物を笑いながら虐殺する鬼畜の所業、さらに伊達の容赦ない制裁を1話から見せつけ、ジョーカーがどういう番組かを視聴者に知らしめた記念すべき最初のグズである。

なお、同じ脚本家が脚本を担当している「ニッポンノワール 刑事Yの反乱」では、細田が演じたキャラクターの正体がコイツなのではないかという考察もある(しかも、そのキャラクターの苗字は「宮城」)。






  • 春日恒夫(演:鈴木浩介)


「騙される方が悪いんだろ!?どっちにしろ残り少ねえ命だろ?少しくらい早く死んだって別にいいじゃねえかよ!!」

2話の犯人。K&Mトレーディングという老人ホームを統括する会社の社長である。中の人はLIAR GAMEキノコだが、髪型は違うしメガネも掛けていない。
表向きは人格者として名高い名経営者だが、本性は冷酷で極悪な金の亡者。

その善人の皮をかぶってとある老人ホームの入居者5人の生命保険を受け取る権利をまんまとせしめ、
その一人であるスズエ(演:小貫加恵)に医療ミスを追及された恨みを持つ大学病院の教授、羽鳥晴信(演:東根作寿英)と結託(というか全部コイツの指示)して彼女たちにワクチンを改良した毒薬を注入、
逃げられなくした状態で、あたかもスズエが火事を起こしたように仕向けて老人ホームに火を放ち、入居者9名と職員1名を焼殺した。

世論を上手くスズエへのバッシングに誘導することに成功するが、入居者たちが逃げようとした痕跡が無いこと、インフルエンザワクチンの数が実際に摂取した人との数が合わないことから伊達に目をつけられる。

それでも自分の無実をいけしゃあしゃあと訴え続け、上記の医療ミスの件で羽鳥を脅すことで、警察の捜査に耐えられなくなった羽鳥を自殺に追い込み全ての罪を羽鳥になすりつけた。

その後、伊達の策略で公務執行妨害で逮捕され、あと一歩の所まで追い詰められるが、伊達のブラフ(春日が犯行の計画を書いたメモが老人ホームから見つかったというもの)にギリギリで気づき、拘留期限を過ぎたことで釈放される。

そしてその夜、メモを探しに老人ホームに侵入するが、待ち構えていた伊達に「メモを探しに来た時点で罪を認めたのと同じ」と迫られる。
それでも証拠が無いと強気の姿勢を崩さないでいたが、伊達が銃を構えた途端に取り乱し始め、上記のセリフを喚いた後に必死に命乞いをするも容赦なく伊達に粛清され神隠しにあった。

この時、伊達は久遠にその現場を見られてしまい…。


尚、物語が後半になるにつれて濃厚になっていくためにあまり触れられないが、殺害した人数は計10人と作品中では最多である。
金の為だけに関係ない人物まで巻き込んだこいつの罪は計り知れない程に重い。





  • 山原哲司(演:黄川田将也)


「救いようのないバカが2人死んだだけだろ!?」

3話の犯人。とある高校で化学を教えている。改造人間にされた天才じゃないし、赤い戦士のマスターじゃないし、学級崩壊も起こしてない

婚約者であった内海春香(演:重廣礼香)と、その元恋人の猪俣政典(演:中村邦晃)の心中と見られる遺体の第一発見者で、
ストーカーの末に恋人を殺された悲劇の男。


…というのは勿論嘘で、DV、モラハラは当たり前の超クズ男。
春香が父親の手術の為に貯めていたお金を勝手に使いこんだことを彼女に知られ問い詰められたことに逆上し、彼女をベルトで殺害。
そしてそのあと猪俣を騙して呼び出して毒殺し、死亡推定時刻をずらすために春香の部屋の断熱カーテンで二人を包み、その後山奥に捨てて第一発見者を装っていた。(そもそも春香に近づいたのも金目当てで、以前から暴力を日常的に振っていたようである。)

完璧なアリバイ工作で警察の目を逸らすことに成功するが、伊達の執念の捜査で断熱カーテンのトリックを見破られ、証拠隠滅を図りそのカーテンをさっさと処分、伊達に最後の忠告を受けるがそれすら無視を貫いた(この時点で死亡フラグ確定である)


その後久遠に自身の研究室に拉致監禁され、ボコボコにされながら自白を強要され、
その映像を中継で見ていた伊達が来るのと同じタイミングで自供するが、直後に拘束を解いて久遠を殴り倒し、「今のは自白の強要だ」と一転して主張を変える。
だが、「ベルトで殺した」とマスコミに公表されていないことを滑らせたことで自分の犯行を認めたも同然になってしまう。

それでも上記のセリフを吐いて自信を正当化したことに切れた久遠によって銃殺されそうになるが、
伊達の 「永遠の苦しみを味あわせる」という言葉に久遠が思い直したことで一命を取り留め、
泣きながらその場から逃げようとするも伊達に首を絞められあっけなくダウン。
神隠しに会った。

そして、山原の受け渡し先に現れたのは、行きつけのバーのマスター、
三上(演:大杉連)がおり…。


他のメンツがかなり濃いため印象の薄い犯人だが、
久遠の加入、三上の関わり、神隠しがどういったものなのかがようやく詳しく描かれており、そう言った意味では重要な役割を持った犯人である。





  • 椎名高弘(演:窪田正孝)


「俺が精神鑑定で心神喪失を装えたって本気で思ってんのか?」

4話の犯人。描写からして恐らく未成年である。まだ新世界の神にはなろうとしてない
かつて街中で11人もの人間を殺傷しながらも、精神鑑定で心神喪失が認められ無罪になり、警察病院に収監中であった。

だが、実際は心神喪失を装っているだけで、本来の性格は自己中心的で傲慢。
被害者の1人である皆瀬桃子(演:金澤美穂)の父親に喫煙を咎められて警察に補導され高校を退学になったことを根に持ち、さらに桃子にストーカーまがいの事をした挙句拒絶されたことでプライドを大きく傷つけられたことがトリガーとなり、彼女をナイフで殺害。
その後精神鑑定で無罪になるべく全く関係の無い人たちをも巻き込んだ。


被害者の内桃子だけが三か所の刺し傷がある事を伊達達に不審に思われ、折に桃子の父親から椎名への殺人予告が送られたことで、彼を保護するために派遣された伊達と接触。

最初は見事にキチガイを演じていたものの、伊達のブラフと追及についにその化けの皮を剥がし、桃子以外の10人を刺したのも故意であることを認めた。

「自分は選ばれた人間」だと終始態度を改めることは無く、自分を刺そうとして捕まった桃子の父親にも暴言を吐くが、
その夜に三上が仕掛けたウソの退院によって病院から誘い出され、自分を裁くと言う伊達と久遠の言葉にキレて襲い掛かるが、麻酔銃であっけなく返り討ちに会い、
謎の孤島の真っ暗な牢獄に収監され、助けを求め喚き散らしていた。


だが、椎名は麻酔銃で意識を失う前に上記のセリフを漏らし、伊達に一抹の不安を覚えさせる。

確かに、専門家でない伊達ですら見破れた椎名の精神状態を、精神科医が見破れないはずが無いのだが…。





  • 氷川成美(演:鈴木砂羽)


「法は犯さなくても人は殺せるのよ!利用できない人間がバカなのよ!!」

5話に登場した敏腕弁護士、そして4話の真の黒幕。

金と権力に異常に執着しており、裁判で勝つためならどのような汚い手段もいとわない冷血女である。
椎名の弁護を担当し、椎名の精神鑑定を行った幸田弘道(演:小須田康人)にキャバクラ嬢をけしかけ不貞の現場を故意に作らせて脅させ、金が必要になる状況を作り出して彼に精神鑑定の結果を改ざんするように依頼。

さらに幸田からの証言を避けるべく、以前事故で亡くなった3歳の息子の死亡事故を週刊誌記者に売り込み、あたかも妻の京香(演:春木みさよ)に責任があるような記事を書かせて幸田に見せつけ、これを掲載させない代わりに自ら命を絶つように遠まわしに脅迫した。


幸田が失踪してから伊達に何度も接触を図られ、最初はわれ関せずという態度を崩さなかったものの、伊達の必死の説得に良心が応え、幸田が「三浦海岸の漁港跡にいる」と、彼の死を防ぐために伊達に証言した…。




伊達「幸田さんが亡くなりました。見つかったのは三浦海岸のホテルでした…

氷川「ああ~、そんなところだったかも…」

何とこの女、幸田の発見を遅らせるためにわざと間違った場所を教えたのである。

そして、伊達の某刑事ドラマの別世界にいる旦那の上司に似た口癖の言葉を前置きして、「あなたにとって法とは何か」という問いにも、「ばかばかしい」と一蹴したことで伊達達の逆鱗に触れ、その夜の内に伊達によって神隠しに会った。


伊達に打たれる前に上記のセリフを悪びれる様子も無く言い放っており、
恐らく幸田と同じような形で命あるいは社会的に抹殺された人間は数多く存在することが容易に想像できる。

自らの手を汚さずに人を殺し続け、富と名声を上げることだけに固執した女の末路は、誰にも知られずにただ1人で余生を過ごすだけの孤独で悲惨な物だった。





  • 吉永広之(演:高杉亘)


「あいつは自殺したんだ!いじめを苦にしてな…!」

6話の犯人。中の人は某人気刑事ドラマのSATの草壁隊長。

シングルファザーだが典型的なDV、アル中のダメ親父で、日常的に息子の文弥(演:渡邉甚平)に虐待を繰り返していた。

所轄の刑事には何とか外面を良くして捜査を免れるも、過去の自分と文弥を重ね合わせた久遠に勘ぐられる。

そして、久遠に感化されて酒をやめさせるべく酒瓶を隠した文弥にブチ切れ、激しい暴行を加えた挙句死なせてしまい、自殺に見せかけてベランダから突き落とした。
その後の警察の取り調べでは「いじめを苦に死んだ」としおらしくしていたが、キャバクラ嬢に「ガキが居なくなったから」と結婚をせがむなど息子の死に対して一切の後悔は持ち合わせていないようである。

伊達に文弥の利き腕を勘違いしていたことを問い詰められるも上記のセリフを吐いて認めようとしなかったが、
久遠が独断で彼を襲って神隠しされそうになる。

しかし、とある強盗傷害事件で捕まった少年グループの内の1人が文弥を突き落としていた広之の姿を目撃したことでこいつを立件できる証拠が出来、こいつを神隠しする理由が無くなってしまう。
それでも久遠はかつての経験から広之を許すことが出来ずこいつを始末しようとするが、伊達と三上の必死の説得によって、久遠は過去の自分と決別。一命を取り留めたこいつは無事逮捕された。

殺されかけたことが流石に応えたのか、取り調べには素直に応じており、文弥にも涙を流して謝罪した。


数ある犯人の中で、唯一神隠しを免れた犯人である。
やったことは絶対に絶対に許されるべきではないが、最終的には自分の罪を認め反省している。
無事に更生して社会復帰できることを祈りたい。





  • 日向光明(演:忍成修吾)


「社会のクズを始末するのが僕たちの役目だろう!だったら片っ端から殺せばいい。!!多少の犠牲はしようがないよ!」

7~8話の犯人。港北西署刑事課の刑事。魔力の無い大王でも、デザイア神殿のコンシェルジュでも、椎名の狂信者でもない。

かつて腹違いの兄、吉住武徳(演:飯田基祐)と共に、それぞれの母を実の父に殺され、その父に復讐するために兄と共に警察官になった。
しかし、父は5年前に三上によって神隠しにあっており、その人物をおびき出すために神隠しを模倣しはじめた。

しかし、日向たちは犯人の命を奪うことを厭わず、被害者遺族たちを脅してアリバイ工作をするなど伊達とは似ても似つかない程に手口は残酷で非情。
伊達達が決して命を奪わず、残された遺族へのアフターケアを欠かさないのに対し、こいつら(特に日向)は命に対する倫理観があまりにも低く、あくまで自分たちの自己満足でこれを行っているに過ぎないのが最大の違いである。*1

尤も、吉住はあくまで父を神隠しにした相手を探り、その相手や父の生存が判明した後は痛め付けて居場所を聞き出す程度だった為、その後も続けて神隠しを続行する日向に難色を示している等、義弟や別世界の自分と違って多少はまともな感性を持っている。


とある会社員の殺人事件で伊達と共同捜査をすることになり、犯人を特定するが、その夜にその男を銃殺。
被害者の妻、根津美代子(演:尾野真千子)の自宅に押しかけ、「殺してやりたかったんでしょ?」と脅し無理やりアリバイ工作に協力させた。

その後共犯者がいるととある廃工場に誘い込まれ、そこに現れた伊達に一連の犯行を強く咎められるが、
「自分もあなたも法を無視して犯罪者を裁く仲間だ。」
「自分のしていることがエゴなら、あなたのやっていることもエゴではないのか?」
と揺さぶりをかけ、動揺している隙に吉住に伊達を襲わせ拉致。


そして伊達の麻酔銃を見て伊達たちが犯罪者を殺さずにどこかに拉致していることを知り、母を殺した父親の居場所を吐かせようと尋問する。


その間にも犯人への制裁を続けていくが、うっかり全く無関係の人間を殺害してしまう。
そのことを吉住に知られ激怒されるが、
「社会の為にならない人間を殺して何が悪い?」と悪びれる様子も無く、逆に今までの全ての罪を着せるために吉住をも毒殺した。


その後、全てを話すことを決意した美代子の口を封じるために彼女を殺害しようとするが、三上達に救出され、美代子がひそかに呼んだ伊達と再び対峙。

互いに銃を向けながら、上記のセリフを叫んで再び動揺を誘うが…。


「俺がやっていることを正義だとは言わない。人は人を裁けない。だがそれでも裁かなきゃいけない現実がある。」

「その重みを判らず人の命を奪うおまえのやり方は間違っている。それは罰することにはならない!」


「法から逃れた者を裁きながら俺はずっと自分自身を裁いていた。これからもそれは変わらない…!」


迷いを振り切った伊達に麻酔銃を撃ち込まれ、そのまま自分が神隠しにあった。

はたから見れば何が違うのかよく分からない伊達と日向。
その紙一重の差を分けたのは「人を裁くこと」への想いの強さだった。





  • 鈴川孝太(演:佐野史郎)


「俺は罪を清算したんだ…」

9話の犯人。美術教師をする傍ら、自分の個展も開いている。因みに妻子持ち。
表向きは紳士的に振る舞っているが、実際は強欲で狂気に満ちた危険人物。

20年前に大学生の小原美咲(演:森口彩乃)と関係を持っていたが、その際ヌードモデルを強要した上にその際撮影した画像をネタに金を強請り続け、彼女が卒業と同時にそのことを訴えると言い出したため口封じに何度もナイフで刺して殺害。
遺体をバラバラにして海に捨て、沈黙を貫いたことで5年前に時効を迎えた。


美咲の母、節子(演:梅沢昌代)が、娘から届いた未来郵便を呼んで伊達に相談したこと*2で、時効度外視で捜査を始めた伊達に目をつけられる。

そして自分の血を使って描いた絵から採取されたDNAと、殺害現場に残されていたDNAが一致したことで犯行を裏付けられる。

それでも時効だからと全く悪びれることも無く、不起訴処分となる。*3
さらにせめて謝ってほしいと自身の展示場に現れた節子を突き飛ばして追い出すなど、過去の罪に対して罪悪感を全く持ち合わせていない様子をこれでもかと言う程視聴者に見せつける。

それだけでは無く、20年たった現在も同じ手口で複数の女性を脅していることも判明。
その後、ある女性を脅迫中に現れた伊達に上記のセリフを吐き、麻酔銃を突き付けられたときは自分の家族を盾に命乞いをするが、容赦なく伊達に裁かれ神隠しに会った。


  • 中崎道彦(演:鶴見辰吾)
「お前らには関係ない…!」

特別編の犯人。神奈川県警本部組対四課の刑事。因みに妻子持ち。とある高校の理事長ではない。
暴力団員の発砲で一般人が死亡した事件に関わっており、暴力団と関係の深い人物。
その事件の真相は自身の汚職をドアの向こうで聞いていたピザ屋の配達員に気付き射殺し、チンピラに罪を着せた。
警察は中崎の事件を掴んでいたが、警察上層部にも中崎からの恩恵に預かる人物がいて、事実を隠蔽していた。
その後、伊達と三上は、中崎の妻・由衣(演:阿南敦子)が営むラーメン店*4を訪ね、伊達はそこで、中崎が息子の入院費のために、暴力団が行う不正に目をつぶり金銭を授受したことが、暴力団との関係の始まりだったこと、何度も自首を促したが、中崎が無視し続けていることを知る。
伊達が中崎に金の工面方法を尋ねると中崎は上記のように声を荒げた。
その日の夜、伊達は路地裏を歩く中崎の前に現れ、自首して罪を償えと最後通告をする。
しかし、中崎はまったく耳を貸さない。そんな中崎に伊達は麻酔銃を向ける。
やったことは極悪非道だが、連続ドラマ版の犯人に比べると、まだ同情の余地がある。



劇中で神隠しが描写された最後の犯人。



以上の9人の他にも、伊達は物語開始以前から何人もの法から逃れた犯罪者を裁き続けていた。


伊達の行動は正しいかどうかは評価が分かれるところだろう。
しかし、これによって救われる人物がいることもまた事実なのである。

ラストの展開は当該項目を参照するとして、これからも伊達は遺族たちを悲しみから解放するために、法から逃れた犯人を裁き続けるのだろうか。





法から逃れた犯罪者を追記、修正するのが俺たちだ。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ジョーカー
  • 許されざる捜査官
  • 堺雅人
  • 人間のクズ
  • 因果応報
  • 自業自得
  • 犯人
  • フジテレビ
  • ドラマ
  • ネタバレ項目
  • 死刑相当
  • ひどい動機
  • 一覧項目
  • 細田よしひこ
  • 鈴木浩介
  • 東根作寿英
  • 黄川田将也
  • 窪田正孝
  • 鈴木砂羽
  • 高杉亘
  • 忍成修吾
  • 飯田基祐
  • 佐野史郎
  • 鬼畜
  • まさに外道
  • 外道な犯人
  • クズ
  • 下衆
  • ゲス
  • 外道
  • ひど過ぎる動機
  • 外道の巣窟
  • 犯人項目
  • ひどい動機(ガチ)
  • 人間の屑
  • 身勝手な人間達
  • 身勝手な動機

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月27日 10:07

*1 伊達曰く「お前(日向)はただ人を殺したいだけ」。久遠からも「お前等と一緒にされると反吐が出る」と非難されるが、一方で「一歩間違ってたらお前みたいになってた」と6話以前の自分を顧みた。

*2 この案件は8話で殺害された嘗て警察に所属していた時の冴子が担当した最後にして唯一時効を迎えてしまった事件だった。

*3 取り調べでも、「仕事のストレスに加え、成績を甘くしたら勘違いして美咲から何度も言い寄られたから」と、まるで彼女にも非がある様な嘘の動機を供述する腐れぶりを見せた。

*4 本編で伊達たちが毎回訪れた店。