光熱斗

登録日:2015/04/05 (日) 14:45:42
更新日:2023/05/18 Thu 21:06:52
所要時間:約 4 分で読めます





ロックマンエグゼシリーズ』の主人公の一人。

CV:比嘉久美子(5DS、OSS、アニメ版)/松岡由貴(ゲーム版『1』『2』CM)


人物

秋原町に住む小学5年生(後に6年生に進級)。
父親は祐一朗で母親ははる香。祐一朗はネットナビ研究の第一人者である。

持ちナビはロックマンで、彼のナビマークが入ったバンダナを頭につけている。

性格は明るく交友関係も広い。お人好しな所もあり困っている人を見ると放っておけない。
勉強は苦手で学校の成績はあまりよくないが、ウイルスバスティングの腕は一級品。
その腕を活かして様々なネット犯罪を解決し、何度も世界の危機を救った。

インラインスケートが得意で、常にそれを履いて移動している。
たとえ室内や階段、屋根の上でもそれを使って移動する(現実でやったら危ないし怒られます)。
ちなみにこのスケートの部分はアタッチメントで取り外しが可能。
サッカーが好きなのか、ホームページの壁紙をサッカー一色にしたり、自分の部屋にもサッカーをモチーフにしたクッションや絨毯を敷いているが、
原作中ではサッカーをしている描写は作中では確認できない*1
むしろ数メートル先の端子に無線プラグを投げて差し込んだり、PETをぶっつけ本番で人の頭に命中させたりと、投擲スキルの高さが目立つ。

身の回りで事件がよく起こるので、幼馴染の桜井メイルから度々心配され、
お守りとしてナビチップ「ロール」を貰う事がシリーズの恒例となっている。

メイルは勿論大山デカオや綾小路やいとの事も大切な友達と思っており、
デカオの弟・チサオが誘拐された時はトーナメントの試合を放棄する覚悟でチサオを見つけ出した。
後にそれはチサオが考えた狂言誘拐だと知っても彼らを怒る事はなく、無事でよかったと安心してチサオのやった行いを許した。

オフィシャルのエースネットバトラーである伊集院炎山とはライバル関係にあるが、最初は彼に邪魔者扱いされて全く相手にされなかった。
だが協力して事件を解決していくうちに互いに認め合うようになり、2人の間にも強い絆が生まれるようになった。

他にもデカオや新垣コジローとライバル関係にある事になっているが、
彼らが一方的にライバル視している面が強く、彼らが対面した時は熱斗の話題で意気投合してすぐに親友になっていた。
逆に大森明日太からは尊敬の目で見られており、同級生でありながら「さん」付けで呼ばれている。

意外と推理力も優れており、豪華客船内で起きたブースターシステム強奪事件では犯人のナビが侵入した経路を割り出した事もあった。
また、やいとが金持ちキャラとして豪邸に住んでいることで印象は薄いが、秋原町の彼の自宅及びセントラルタウンの自宅は結構立派な家だったり。
考えてもみれば彼の祖父はエグゼ作中のネット社会を創った第一人者であり、父親もネットナビの開発者という彼の一族が作中社会の殆どを担っているレベルの科学者なので、当然ではあるが。

ちなみに「ロックマンエグゼオペレートシューティングスター(OSS)」では200年後(『流星のロックマン』の舞台)の歴史の教科書には偉人として書かれてあり、
それによると熱斗はIQは300を超え、得意のサッカーでは5試合連続11人抜きを達成し、必殺の熱斗パンチはミサイル100発分の威力を誇るらしい。
本編を見ると少なくとも最後のは盛っていると思われ、『流星』の主人公であるスバルも当然これを疑っている。

ロックマンとの関係

ロックマンをオペレートする際には、息の合ったコンビネーションを発揮する。
その強さの秘密は2人の間にある深い絆であり、互いに信頼しあっているからこそその実力を遺憾なく発揮する事ができるらしい。

実はロックマンには幼い頃に亡くなった双子の兄・彩斗の遺伝子データが組み込まれており、「1」の中盤の事件までその事を全く知らずに彼をオペレートしていた。
事実を知ってロックマンにこれからどうやって接しようか戸惑っていた事もあったが、その後も前とあまり変わらない態度で彼に接している模様。
ただし、あまりに動揺した時は「彩斗兄さん」と呼んでしまう。

事件発生時はロックマンをオペレートしている事が多いが身体を張る機会も多く、
ロックマンが窮地に陥った時はレンジの火を消火したり発電機の電源を切ったりする事もある。

ロックマンとの絆が深い反面で彼を失った時に受ける精神的なダメージは強く、
飛行機に搭乗する際に一時的にPETを取り上げられた時にも「納得できない!」と憤慨していた。
後にその光景を見ていた炎山も呆れる一方で、上記の事情も知るためか特例でPET持ち込みの許可を取っている。

【主な活躍】


・ロックマンエグゼ
同級生達と楽しく日常を過ごす普通の小学生だったが、家がWWWに襲われた日から数々の事件に巻き込まれていくことになる。
幹部の一人、マジックマンとの戦いでロックマンに危機が訪れた時に上記の真実を祐一朗から知る事となり、
彼を復活させる手段として戸惑いながらもサイトバッチを使用してロックマンを復活させる。
そして真の力を発揮したロックマンと共にドリームウイルスを撃破し、終末戦争の危機から世界を救った。


・ロックマンエグゼ2
ストーリー上で市民ネットバトラーの資格を取得し、世界規模で起きる犯罪組織ゴスペルの起こす犯罪を解決していく。
そのウイルスバスティングの実力が認められ、オフィシャルの世界会議にも召集された事もあった。
バグ集合体のゴスペルを撃破した後は、両親を失って孤独となりゴスペルを結成した帯広シュンに対し、
「友達になるよ」と言って優しく手を差し伸べる。それによってシュンの中にあった社会への憎しみが消え、素直に取調べを受けるようになった。


ロックマンエグゼ3
大きな手術を控えてナーバスになっていた浦川まもるに、友情の証としてチップ「コオリホウガン」を渡して彼を勇気づける。
まもるの手術中に湾岸病院がWWWの襲撃に遭うが、ロックマンを使って彼らを退ける。
その時に人々を救った功績を認められ、初めて科学省から感謝状が贈られた。
この事で調子に乗ってしまい、火野ケンイチの口車に乗って無意識のうちに犯罪に加担し大規模な火災を引き起こしてしまう。
その事件に祐一朗が巻き込まれたと知った時はかなりのショックを受けて塞ぎこんでいた。

最終決戦ではプロトによってロックマンを失ってしまうが、
仲間達の励ましもあって立ち直る事が出来、進級するまではナビの力を借りずに努力して日常生活を送っていた。
後にロックマンと無事再会する事になるのだが、そのシーンは作中では曖昧になっている。


ロックマンエグゼ4
世界規模で行われたネットバトルトーナメントを勝ち進み、見事優勝を果たす。
その後は世界で最も優秀なネットバトラーとしてANSAに召集され、
小惑星が地球に衝突するのを防ぐためにロックマンを小惑星の電脳にプラグインさせる。
ネビュラの首領・Dr.リーガルの妨害やデューオの試練もあったが何とか小惑星の軌道を逸らす事に成功。
リーガルに自首するよう説得するが彼は聞く耳を持たず、屋上からダイブしてしまった……


・ロックマンエグゼ5
ネビュラ討伐チームの一員として、ネビュラに占拠されたインターネットを開放していく。
途中でロックマンを失い落ち込んでしまうが、リーダーからリーダーナビを託された事により覇気を取り戻す。
後に闇に取り込まれたロックマンと敵対し、彼が完全にダークロイド化した時は彼のデリートも辞さない考えでミッションに望んだが、
何とか救出に成功して彼を闇の力の魔の手から救った。

最終決戦の時にもロックマンが闇の力に染まりそうになったが、
身につけていたマグネメタルを捨ててココロネットワークを使い、彼との絆の力で闇を払ってその力を消滅させる事に成功した。


・ロックマンエグゼ6
祐一朗の仕事の都合で才葉シティに引っ越す事になり、才葉学園の生徒になる。
そこで行われる万博のオペレーターナビの選考会に参加し、見事その試験を突破する。
後日万博会場の特別見学に招待されるが、これはロックマンの持つ電脳獣の力を狙うWWWの罠だった。
WWWに捕らわれた仲間を救った後は電脳獣との最終決戦に臨み、カーネルやアイリスの犠牲もあって遂に電脳獣のデリートに成功した。

その20年後には科学省で技術者として働いており、メイルと結婚して1人息子の来斗を授かっていた。
ちなみに本作EDで小学校を卒業するのだが、祝電を送ってきている人が割とすごい。しかも大体熱斗宛。
世界を6回も救って人間関係がそれだけ広いということにもなるわけだが…
以下がその一覧である。
  • 日暮さん(シリーズ通して、6はこの祝電のみ)
  • 魚屋のマサさん(エグゼ1・一応3)
  • 弁当屋のサロマさん(エグゼ1・4)
  • 骨董品屋のミユキさん(エグゼ1)
  • 人気アナウンサーのケロさん(エグゼ2・5)
  • 土産物屋のたま子さん(エグゼ3・4)
  • クリームランドの王女プライドさん(エグゼ2・5)
  • 科学省の職員の皆さん


・流星のロックマン2
古いテキストデータという形で「熱斗の日記」が登場。
秋原小学校が改装されたり、ヒグレヤが場所を移転して10階建てのヒグレデパートになっていた事実が書かれているほか、
来斗のためにロックマンとロールの優れた部分を組み合わせてプログラムした(ロールソウルのような感じだろうか)ネットナビ「ロックマンJr.」をプレゼントしたことや、
自身の経験をもとに提唱した「キズナ理論」について書かれている。
設定上これが流星の時代のブラザーバンド技術の元になっているので、親子三代で社会を支えるどころか根本的に変えるような発明をしたことになる。



【本編以外の活躍】


漫画版(鷹岬版)
ゲーム版より熱血漢になっているが、初期の頃は学校をサボるために早退したり、
「社会見学なんてつまらないから」という理由で貸し切り新幹線をジャックしたりするなど、非行少年ぶりを発揮していた。
作中ではせいぜい怒られるだけで済んでいるが、教育庁へのハッキングや列車の行き先変更なんかはオフィシャルに目をつけられてもおかしくないレベル。
ちなみにこの作品では、途中でネットポリスによってオフィシャルネットバトラーに認定されている。
ロックマンとは5歳の時からの付き合いで、ゲーム版以上に信頼は厚く、作中では彼の事を「ロック」と愛着を込めて呼んでいる(ただし兄弟の真実はお互いに知らない)。
彼がピンチに陥った際はフルシンクロなどを使って彼と一体化し、無駄のないオペレートで様々な巨悪と戦った。
また影に隠れがちだがプログラミングの才能もあり、何回かオリジナルのチップを作成した事もあった。

漫画版(あさだ版)
この作品で初登場した時はまだネットナビを持っておらず、
ネットナビ集中管理センターでロックマンを一目見た時に惹きつけられるものを感じて彼のオペレーターとなった。
なのでまだロックマンとの付き合いは浅いが、ゲーム版同様心を通わす事ができ、天性の才能を発揮してWWWやゴスペルと戦った。
犯罪組織が引き起こす大規模な犯罪以外にも、野良ウイルスが起こしたトラブルに出くわす事も多々あるため、
ゲーム版以上に巻き込まれ体質になっているように見えなくもない。

アニメ版
ゲーム版では目上の人であっても構わずにタメ口で話していたが、この作品では目上の人には大抵敬語で話す他、
メイル・やいとの事はゲーム版では呼び捨てにしていたが、この作品では「ちゃん」付けで呼んでいるなど少しだけ優等生になっている。
あさだ版と同じくロックマンとは無印第1話で父親からデータが送られた時に初めて出会う(それまでは汎用ナビを使ってネットバトルしていたがデカオに勝ったことがなかった)。
なのでネットバトルの腕前は当初は未熟だったが事件を通して猛スピードで成長していった。AXESSではクロスフュージョンの能力を身につけ、それがきっかけでネットセイバーに任命された。
好物はカレーとマンゴー。特にカレーには目がなく、カレー屋Maha一番の常連となってそこでカレーを食べている事も多い。
20万ゼニーで販売されている高級バッグに対してロックマンが「熱斗くんのお小遣い20年分」とコメントしていたので、お小遣いは年に1万ゼニーらしい*2
学校での得意科目は図工と体育とのことで、工具を使って自分でワイヤレスプラグを組み立てる器用さを見せた他、
自分のPETを盗まれた際には犯人の少年達を追ってスラム街の屋根から屋根へと軽々と飛び移る身体能力を発揮した。


熱斗「プラグイン!追記・修正.EXE トランスミッション!」


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  • ※小学生です

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最終更新:2023年05月18日 21:06

*1 初代ロックマンがサッカーが得意だったことに由来するネタなのかもしれない

*2 初期のミリオネアの主催するゲームに参加させられる回にて判明