吉田幹比古(魔法科高校の劣等生)

登録日:2015/04/02 (木) 23:08:23
更新日:2024/04/01 Mon 18:57:37
所要時間:約 4 分で読めます




吉田幹比古とは魔法科高校の劣等生の登場人物。

国立魔法大学付属第一高等学校所属


1年E組(二科生)→2年B組(一科生)
CV.田丸篤志

二章から登場。
Webでは一章から登場していたが、ページ数や文字数の都合で文庫版ではリストラされた(アニメ版では声なしで登場)。


達也のクラスメイトの男子で友人。
愛称はミキだが本人は嫌がっている。エリカとは10歳の頃からの幼馴染みで、家同士の付き合いがある。

神経質そうな外見で、体格は細身の中背。
一方で武術の鍛練を日頃から行っていることから身体能力は高い。

押しに弱くお人好しな性格。
そのためエリカや達也に頼まれごとをされることが多い。
特にエリカには何かとこき使われる苦労人。

成績は良く魔法理論の成績は学年三位。
また、古式魔法や精霊に関する知識にも非常に精通している。
一般的な魔法師や達也では代替出来ないことが多く、これも頼まれごとが増えている要因。



旧家にして古式魔法の名門・吉田家の次男。
吉田家の魔法の中核を成す喚起魔法の腕前は次期当主である兄を凌ぎ「神童」と称されるほどだったが、
物語開始の1年前に事故に遭い魔法力を損なった状態で高校の試験を受ける羽目になったため実技試験で失敗し、二科生となった(詳しくは後述)。


授業をきっかけに達也やレオと交流を持ち始める。
失った力を取り戻そうと焦っていたが、九校戦にて達也のアドバイスをきっかけに元の実力を取り戻した。

そのため二年進級時には一科生に昇格したほか、達也の後任として風紀委員会入りし、秋には押し付けられる形で風紀委員長に就任した。



美月に対して当初は「水晶眼」の持ち主として関心を抱いていたが、ラッキースケベイベントなどを経て、最近では純粋に美月に気があるようである。
美月も幹比古に気があるようだが互いに奥手なので関係はあまり進展していない。
バレンタインデーに美月に達也やレオたちと全く同じチョコレートをもらった時には少し不満気にしていた。

また、スランプを脱するきっかけをくれた達也には恩を感じている。
九校戦では達也とレオと共にモノリス・コードに選手として参加し、優勝した。
この時、達也とレオが超高校級の一条の魔法をまともに食らったにもかかわらずピンピンしていたことから、
優れた魔法師に必要なのは魔法の技量でも才能でもなく、強固で屈強な肉体であることを悟った。
それは違うぞミキヒコ。



◆過去の事故
入学式の1年前に儀式で幹比古の兄の元比古は大気流動の大規模独立情報体「風神」の喚起に成功。
それに対抗心を燃やした幹比古は制止する周囲の声を聞かず、吉田家の最終目標である水の大循環の独立情報体《竜神》の喚起に挑んだがこれに失敗。
これをきっかけに自分の魔法の速度が遅くなったと感じ、魔法能力が著しく低下した。

実際には速度は低下しておらず《竜神》との接触時に無理やり魔法演算を加速させられた時の感覚を引きずっていたための錯覚。
分かりやすく例えると、高速道路をずっと走ってから急に一般道に戻ったら速度感覚が狂って適切な速さで運転できなくなったみたいな感じ。
なので、魔法力を損ったといっても傷害を負ったと言うよりはスランプに陥ったと言う方が正しい。
更に幹比古にとって不幸だったのはそのスランプの時期と高校入学試験がもろかぶりしたこと。
結果的には功を奏したが、魔法師としては人生が狂いかねなかった。


九校戦で達也の魔法のアレンジによって魔法の演算運動を引き出されたことで自分の錯覚に気付き、スランプを脱した。
ちなみに幹比古の父親や兄は幹比古の不調の理由に気がついていたようだが、
天狗になりつつあった(そもそも事故も幹比古が慢心したのが原因)幹比古を戒めるために気がつかないフリをしていたようである。



◆魔法能力
上述したように、スランプによる魔法展開速度の遅さを除くと元々一科生の一年生と比べてもかなり優秀な実力の持主らしく、神童と称されていたのは伊達ではない。
スランプを脱して以降はその問題も無くなり、その前後で術の使い方や精神も成長したため、一科生の先輩と混ざっても全く遜色のない実力を発揮している。
正真正銘劣等生であるレオに近接戦闘に限れば(魔法込みでも)負けるとも評されているが、これはレオがちょっとおかしいだけである。

陰陽師の流れを汲む古式魔法の使い手でその能力はかなり高く、あまり知れ渡っていない魔法を使ったり、逆に未知数の魔法への対応もしている。
直接攻撃を得意とする達也や深雪とは異なり搦め手を得意とするタイプ。
かなりの万能性を誇る。

《精霊魔法》
自然現象から発生した精霊を呪符等を用いてコントロールすることで発動する魔法の総称。
幹比古の魔法の大半がこれに属する。


《感覚同調》
コントロールしている精霊から視覚情報などの情報を得る魔法。

《木霊迷路》
超高周波と超低周波を交互に発信する精霊を配置し、相手の三半規管を狂わせ方向を見失わせる魔法 。
隠密性がかなり高い。

《地鳴り》
精霊を使って地面の表層を振動させる。

《地割れ》
精霊を使って地面に圧力をかけ、地割れを発生させる。

《乱れ髪》
地表スレスレの気流を操り相手の移動を妨害する。

《蟻地獄》
精霊を地下へ送り込み、地表に穴を掘ることなく地中に空洞を作る。
相手が足を乗せると地面が陥没する。
要するに落とし穴を作る魔法。

《雷童子》
空中で放電現象を引き起こす魔法。
厳密に言うと電気を流すのではなく電気を纏った精霊を相手にぶつけている。
なので空気の電気抵抗は関係ない。
放出系の雷魔法と比べて操作性に優れるが威力では劣っている。

《土遁陥穽》
敵に土砂を浴びせ、穴に落とす。
目眩ましと足止めの効果がある。

《道占い》
墨で細かな呪文が書かれた杖を倒すことで相手の位置を探る。いわゆるダウジング。

《迦楼羅炎》
精霊の力で相手の魔法情報を改変し、魔法エネルギーの塊であるパラサイトの動きを封じる。





追記・修正は精霊を操ってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 吉田幹比古
  • 陰陽師
  • 苦労人
  • 魔法科高校の劣等生
  • 田丸篤志
  • 精霊万能説
  • 高校生

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月01日 18:57