鬼(妖怪)

登録日:2011/12/15 Thu 22:13:57
更新日:2024/04/07 Sun 22:15:21
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鬼ハ物ニ隠レテ顕ルルコトヲ欲セザル




(オニ)
とは、日本の代表的な妖怪である。*1
鬼という文字は大陸(古代中国)から伝わったものではあるが、その意味する所は大きく違っている。
中国語の“()”は“()”の要素を含む文字であるという。

()()ナリ』と説明されているように、大陸での鬼とは、あくまでも人の霊魂のことであり、当時の認識では姿が見えないが気配程度は感じるとされていたもので、実体が無いので積極的に危害を加えてくることさえもなく、無闇に怖がるようなものではないとさえ言われていたようだ。
そういう意味では、後の幽霊やら怨霊の方がまだ怖がってもらっているといえる。

日本最大の歴史ロマンとも、史上最大のインチキ歴史とも意見が分かれる邪馬台国の女王卑弥呼が用いたと言われる鬼道も、大陸的な言い方をされているが、要は霊魂と交流を図り託宣を得る巫言のことだろう、と考えられている。

ただし、後述のように大陸から伝わった夜叉や羅刹、その他の民話の妖怪の類も日本では鬼に含めた。
これによって、大意では霊魂転じてヒッキーとか陰キャとか裏社会の人間といった意味合いだった頃から、危険で邪悪なモノを指す語になっていた“鬼”を完全に妖怪化させることになった。

つまり、日本で“おに”と呼んだ時に中国の鬼と日本の於爾(隠)の混淆が始まり、やがては“キ”と“オニ”は、全く別のモノに変じていったのである。

また、日本では他にも鬼の文字を“もの”“かみ”“しこ”などと読んだ例がある。
“もの”は物の気の“物で、“しこ”は醜であり、醜いものや不完全なもののこと。
何れにせよ様々な悪いイメージが鬼の文字に集約されていた(いった)過程での呼び方であるらしい。
日本では有名な昔話である「瘤とり爺さん」「桃太郎」「一寸法師」をはじめ、仏教の説話や民間の怪談などで多く登場する。
節分では鬼の面をかぶった人が豆をもって追い払われ、秋田では土地の大人が「なまはげ」という鬼の様なものに扮して子供をこらしめる。*2
これは、大晦日や節分に行われていた追儺(ついな)と呼ばれる中国から伝来して変形した宮廷儀式が民間にも伝播したもので、中国ではこの時に追われるのは方良(魍魎)だったが、日本では鬼となった。

多くの人が幼い頃からその存在を知っている。おそらく最も有名な妖怪であろう。
……というより、元は妖怪変化の類とは即ち鬼であった。

山川草木の悪気から生じるものを魑魅魍魎と云うが、鬼魅と云う場合もあった。
鬼魅とは、日本に於ける妖怪そのものの名でもあったのだ。
それが、後に台頭してきた天狗とシェアを分け合い、更に細かく分かれて数多の妖怪変化として分類されるようになったのである。
例えば、元は大陸より伝わった民話に登場してくる山鬼や水鬼といった、野に住む大陸の妖怪変化の類も元々は日本では鬼の属性の一つとなっていたが、時代が降るとそれぞれが更に日本での天狗や河童やらの妖怪の元となり、やがては鬼とは別の物となっていったのである。
そうなって後に、漸く鬼も天狗も更に個別の属性を持つ妖怪変化の一つとして姿やらの基本設定が纏められて、民話を通して現在にも伝わる恐ろしくもユーモラスで何処か悲哀のある鬼となったのだ。

という訳で、日本ではVampireを大陸(古代中国)に倣って吸血鬼と訳したり、更に西洋文化が入ってきた後にオーガやゴブリンといった西洋の化け物も鬼の類として扱われたりするが省略し、本来の日本における鬼について記す。
最後に“かみ”……即ち“神”についてはよく由来が解らないが畏るべきものとして自然発生的に混同されたと見られているそうである。
鬼や天狗には、服わる神や、零落した神の姿も込められているといわれるのは上記の通りの理由であり、元は非常に多くの属性を持っていた(意味を込められた)概念だったのである。


■容姿、外見

種類や話によって様々だが、現在では概ね「巨大で強靭な肉体を持つ人型の妖怪で、頭には角が生えている」という特徴を持たされている。
他には鋭い爪や牙を持っていたり、肌が赤かったり青かったり、金棒を持っていたりもする。鬼のパンツはいいパンツ。
ひとこと「おに」という言葉で表現する場合は、たいていこの形態の鬼を指す。
この姿は鬼門の方角である丑寅(艮)の連想から生まれたとする説があり、ともかくも形の無かった鬼がこうして姿を与えられ人の目の届く世界に引き出されると共に、民話等に語られるユーモアもある怪物へと変貌していった。
角があるのは丑寅の丑(牛)の角であるという説もある一方、元は人であった鬼が鬼と成り果てた“人とは違う印”であったという研究者もいる。
巨体に関しては、実は後世からの属性で、古い鬼は殆どが女の変身で湿っぽいものばかりだったので、寧ろ『道成寺の鐘』の話の様に、蛇体の方が鬼の特徴とされていたようである。
鬼の変身の度合いとされる“生成り”や“本成り”とは女が蛇になる段階を差す言葉だったのだ。
巨体の属性がついた理由としては、後述の現実的な暴力への恐怖や、民俗学者の折口信夫が挙げたように、鬼の話にはダイダラボッチの様な巨人伝説も集約されているといった説も関係しているのかもしれない。
また、恐ろしい顔を鬼面と呼び顕すが、これは中国から伝わった黄河の神であり、これまた日本では水鬼と呼ばれる河伯(ホーポー)に由来するという。
河伯は四天王の踏みつけている邪鬼の由来であるといい、天邪鬼や字面から河童といった鬼や妖怪とも習合した。
何にせよ、姿の無かった“鬼”にこうした様々なモノの属性が集約されて形を与えられたのだと想像される。

鬼というと人を襲ったり食べてしまったり、物を奪ったりといった非道をはたらくことが多いが、これは以下に記す様々な“鬼”の属性が取捨選択された末に悪いことをするものこそが鬼と定められたのがカリカチュアされていった結果の姿である。
鬼を顕した文言として有名な“鬼と女とは人に見えぬぞ良き”の様に、本来は姿が見えないことが力の源であった鬼がいつしか形を与えられ、節分に退治される程度のものになっていった。
それもその筈で、現実にも暴力を以て存在する鬼と呼ばれる者達が存在していたからである。

鬼とは、王朝から外れた世界に生きる山賊や海賊、山人、異国人のことでもあった。*3

日本の歴史上、初めて鬼の文字が使われたのは法隆寺金堂釈迦三尊像光背銘の内の鬼前大后で、これは聖徳太子の母君である穴穂部間人皇女のことである。
彼女は神隈鬼隈とも呼ばれており、これを折口信夫は鬼を“かみ”とも呼ぶ倣いの始まりとして、鬼を“かみ”とした国訓はないが“畏るべきもの”を指す語として神と鬼が両方使われ、やがては半固有名詞化していった、と推論している。
歴史上の偉人の母親がやけに畏れられていることについては諸説あるが、彼女は実は物部氏の出ではないか、とも予想されたりしている。
何れにせよ、大后の異母妹である磐隈は伊勢の大神祠であったといい、彼女の夢皇女という異名から夢占や巫言に通じた一族らしいというのが窺える。

文献で初めて鬼について解説されているのは『日本書紀』で、聖徳太子の祖父に当たる欽明天皇の頃に“佐渡島の北に御名部という島があり、そこに住むのは、人ではなく鬼であると噂されて誰も近づかない”とあるのが、恐らくは最初であろうとされている。
ここでの彼等は朝廷にとっては憎むべき存在、即ち鬼魅であるとレッテルを貼られているのである。

そして、最初に鬼が目撃された事例として挙げられているのが『出雲国風土記』に見える男が食われたとされる事件で、この時に現れた鬼は一つ目であったという。
他にも、同時代での有名な鬼の目撃談としては、斉明天皇の崩御の際に朝倉山での葬儀の模様を大笠を被った鬼が見物して人々が恐れたという物がたる。
これ等に語られる“鬼”に共通するのは、朝廷に従わぬ民、それも海を渡ってやって来た技術者や荒くれものでは無かったのか?ということである。

廃仏を掲げながら権力争いに破れて没落した物部の落人達のことを指すという意見もあるが、何れにせよ日本の“鬼”とは、こうした朝廷に従わぬ人々や、表舞台から消えて大っぴらには語れなくなったアウトサイダーのことを主に指していたらしい。

彼等は勿論、現実的な脅威として人々に恐れられていた。
酒呑童子や大嶽丸が鬼と呼ばれたのは、彼等が強大な武力を率いていた盗賊の頭であったからだと言われている。

……また、そうした暴力の象徴としての盗賊やら異民族ばかりでなく、単に美しい女を鬼と呼んだ例も記録には残っている。
この他、土蜘蛛と呼ばれた王朝に従わずに滅ぼされたり、下層民として取り込まれた者達ももちろん鬼である。
政治の争いに敗れ、恨みを懐いて死んだと噂された権力者や恋に破れて死んだ女も鬼になる(なった)と言われていた。
こうした、人でありながら鬼と呼ばれた者達は国の安定と共に駆逐され、または闇に光が当てられて正体が暴かれる中で恐怖の対象でなくなる=鬼ではなくなった。
つまり、アウトサイダーは普通に悪人、異人として情報が処理されるようになり、一つの属性を失った鬼は民話や説話の中の悪役と成り果てたということである。


「鬼」の名がつくものには以下のようなものがある。
  1. 鬼神
    鬼神(きしん)と読んだ場合には前述の通り大陸での人の霊魂、及び山川草木の霊を指す。鬼神(きじん)と読んだ場合には「神」の対義語としての「鬼」。神となった鬼、あるいは神の怒りの相をあらわし、仏教の影響もあってか現代では寧ろ後者の意味合いで使われることが多く、荒ぶる神や神の如く鬼を指す。
    鬼神(きじん)はいずれの場合もきわめて獰猛で暴虐。人を喰ったりすることも多く、神としての信仰を集めていても尚、願いをかなえてくれる場合でも命と引き換えだったりする場合が多い。
  2. 地獄の住人
    閻魔や獄卒など、地獄の管理者たち。亡者を責めさいなむ側の者たちも、ひとまとめにして「鬼」と呼ぶ。
  3. 使い魔
    式神や護法の鬼神など、人に使役される魔物たち。
  4. 人が変じたもの
    人、あるいは人の霊魂などが魔物になったもの。
  5. 獣・魔物が変じたもの
    一般的な妖怪変化も、「百鬼夜行」などと言うように「鬼」と表現することもある。
    大元は、牛鬼と言われる妖怪という説もある。頭は良く知られる鬼で、体は蜘蛛というアレ。要は伝承によってばらばら。
日本に於ける鬼の成立には仏教の存在が大きい。
仏教初の鬼には上記の地獄の獄卒の姿の他、インドの荒ぶる神であった夜叉や羅刹の姿がそのまま鬼の姿の大元となり、逆にそれらも鬼と呼ばれるようになった。
今日では夜叉や羅刹を鬼の一種、牛頭や馬頭を鬼の一種であると同時に、まだ角が付かない頃の鬼の原型等と説明されるのはこのためである。
これらの仏教由来とされるエピソードには中国の牧歌的な民話や創作が多数含まれていることも、後の鬼の怖いけど間抜けであったり、時には人と深く親交を結ぶような性格を生むのにも繋がったのかもしれない。
そして、思想や倫理的な部分でも恋に狂った女が畏れたのが般若声(お経)であったことから名付けられた般若や、人喰いに目覚めて鬼となった僧の話などが創作されて人々に鬼の姿の一つとして認識されていったのである。
これらは、仏教という規範とするべき理念から外れてしまった堕落者である。
仏門に由来する鬼は、後には天狗として分かれていった。
仏教的な解釈では天狗とは悟りを開かぬ内に傲慢により魔縁に堕ちた坊主=鬼である。

つまり。全体的な傾向としては、元が神であれ人であれ魔物であれ「何かが変じたもの」が「鬼」とされることが多い。
神や幽霊・亡者、妖怪変化などを含む意味の広い言葉。
百鬼夜行なんて言葉があるように、元来はこれらの畏怖すべきモノは凡て鬼であるとされてしまい、後の世で反対に鬼から細分化したものが天狗や産女や河童になっていったのである。
仏教が鬼の成立に於て大きな影響を与えたというのはその通りだが、それらは俗的に変化して民間に広まったものであり、本来の仏教の思想からも外れたものも多い。
姿に於ても鬼の造形化の団塊で『山海経』の奇抜な設定の神々の姿が、矢張り影響を与えたと想像されているようだ。

■由来

先にも説明したが「オニ」は「隠(於爾)」が訛ったものとも言われ、元来は「隠れて姿を現さないもの」を意味していた(故に普段は見えない)。
更に「人知を超えたもの」「この世ならざるもの」といったイメージが集約し、最終的に「災いをもたらすもの」「邪悪なもの」というネガティブなイメージが鬼(おに、もの、しこ、かみ)に集められたようである。
繰り返すが、これは日本ののみの話であり、大陸のそれとは全く別のものと云える。

鬼が棲んでいた所というと、桃太郎伝説の鬼が島が有名だが、アレはそのあたり一帯を荒らす海賊の島だったとする説もあり、これも先に説明したように現実に暴力を以て存在する危険な集団やら言葉の通じなさそうな異民族も鬼と呼ばれて恐れられていた。
人智から外れた悪行を働くモノ=鬼 という認識が強まったことも一因という見解も。
鬼には、こうした観念的な部分でのイメージと、現実的な部分のイメージが鬼という言葉のみで結びついて同じものとして扱われているのである。
鬼の姿や属性が多彩なのも当然と云える。

実体のないもの、隠れているものと同様に、外集団や理解し難いものもまた「見えない」存在であり、
鍛冶や製鉄との関りが深い天目一箇神の一説に、鍛冶屋が熱を測る際に片目を瞑っている様子や製鉄中に熱や火の粉によって片目を失った人が単眼という伝承の元になっているという説もあり、
前述した奈良時代の『出雲国風土記』大原郡阿用郷の条の目一鬼もまた、鍛冶に携わる者の異能を人智を超えたものとして鬼と呼ばれて恐れられていたのではないかという研究者もいる。

正に鬼が歩いていた時代と言われる平安文学では死者の怨念が鬼となり呪いを行使する描写が見られ、当時に限れば鬼=幽霊(特に強い恨みを持つ物)という認識が定着していた。

前述の「般若」の概念を定着させた『源氏物語』の六条御息所のエピソード等は、美しい女を鬼と呼んでいたものを仏教的な鬼とも結びつけ、怨念により人が鬼と化す、女の情念が鬼を生むという様々な物語のネタを生んだ。
牛の刻参りの伝説を生んだ『鉄輪』等も代表的な鬼となった女の話なのは言うまでもない。

語源から考えれば鬼とは精霊や悪霊などと同義で実体のないものであるが、怨念に取り憑かれた人間が化け物と化したものも鬼と呼ぶのはこうした理由からで、鬼の属性が収束していった結果である。

初めにも説明したが、日本で“おに”を示す文字として用いられるようになった「()」という漢字は中国から伝来したもので、そちらでは「霊魂」程度の意味だった。
()()と音が通じ、これはシとも読めるので、鬼は死に通じると考えられるようになった。
澌は水尽きることであり、生命の枯れた白骨の状態を指していた等とも説明されている。結局は妖物などでは無く、大陸では人の死んだもの、霊魂や骸の程度のことだった。
前述の様にあまり強い存在ではなく、悪事を働いた鬼はに食わせるという伝承もあるとか。
隠士(世捨て人、引きこもり)は鬼谷とも呼ばれていた。

日本でも「穏」等と当て字されていたように、元来は霊とは見えぬものなれど畏れるような存在ではなかったらしい。
前述の様に日本の場合は鬼は霊とは区別され、現実的な脅威=殺人や盗賊や王朝外の人間や異民族と結びつけられる中で霊とは違う悪しきものと化していったらしい。
日本でも「死者のうち祀られたものは神となり祀られぬものは鬼となる」等と言われたものの、結局は日本の鬼は霊魂からは後の世に下るほどに離れていった。

鬼と霊魂が分かれていない『今昔物語』の羅生門上層の話でも、人に危害を加えてくるようなものは鬼であり、霊などは怨霊であっても危害を加えてくるようなものではない=畏れるようなものではないという認識が既にあったようである。
つまり、後の世では怨霊も人をとり殺すどころか、ホラーコンテンツでは物理的な危害をも加えるようになったが、現代でも鬼が本来の姿を失っていなかったとしたら貞子や伽椰子なぞは鬼の類であり怨霊等とは呼ばれていなかったのかもしれない。

しかし、そんな恐怖の象徴であった鬼も王朝支配が拡大し、前述のように鬼も細分化して他の妖怪変化に名前が付けられ、形の無かった鬼に形が与えられるようになる中で本質を失い恐怖の対象で無くなっていったのが中世~現代までの流れなのである。

■呪術と鬼

日本最古の巫女である卑弥呼が国の統治に用いた呪術として「鬼道」と呼ばれるものがある。
鬼道が一体なんであるかは諸説あり、主に霊(神)を降ろすシャーマニズム的なものであろうとされている。
そもそも邪馬台国の記録は日本には残っておらず、大陸の呼び名である。
前述の様に大陸での鬼=霊魂なので、大陸で言う巫術の類に当て嵌めて説明したのだろう。
また安倍晴明で有名な陰陽師が使う陰陽道には、使い魔として式神という鬼を使役する術がある。
また、かつてはどんな形にせよ鬼と交わった人間は死ぬと考えられていた。
声や演奏を聞いたり誉めただけで死んだとする記録が残る。


■鬼の種類

すべては書ききれないので有名どころのみ。

・人鬼

一般的に「おに」と呼ばれる、もとが山賊・異国人であったであろう者たち。
時の政権に従わない、いわゆる「まつろわぬ民」が史書・伝承において貶められた名前であったり、政敵や酷薄な支配者に対する報復も鬼の記録として残されているという。
英語で言えば「ogre(オーガ)」が当て嵌められた。
大柄で知性が低く、人間を喰らう。
強靭な肉体と怪力を誇るとされる一方で魔術までも使うが人間にあっさりと退治されることがあることまで共通している。
鬼に人が喰われたとする話も、つまりは集団による殺人の記録であるという。
というか、鬼の仕業と断定され(し)た場合はそれ以上の詮索不要となったらしい。

酒好きの鬼で、ヤマタノオロチの息子とされる。日本三大悪妖怪の一つで、鬼の中でも最強クラスである超イケメン
鬼には◯◯童子と付くものがあるが、これは寺院から飛び出した稚児が鬼となったと言われていたからだという。

名前がある鬼では珍しい女性の鬼。三振りの神刀を使う絶世の美女だったとか。恐らく日本における鬼娘の元祖と思われる。

  • 温羅
「桃太郎」伝承のモデルになったといわれる人物のひとり。
出身は諸説あるが、その中に百済など大陸の国から渡来した人々の王であったという説があり、当時の日本ではまだ普及していなかった製鉄技術を吉備に齎したとも言われる古代日本屈指のインテリオーガ。
ちなみに伝承によっては「王丹(おに)」というそのものズバリな名前の弟がいるとされる事もある。


・地獄の住人

亡者を責める役割を負う者。いわゆる「獄卒」。

地獄の主。冥王。死者を裁く神。いっぺん死んでみる?
インド~中国~日本と渡ってくる中で地獄の獄卒が鬼とされるようになった為に、鬼の親玉というイメージがついているが、生まれのインドでも、道教と習合して閻魔大王となった中国でも鬼とはされていない為にモヤモヤするが、正解は神様である。

  • 牛頭と馬頭
閻魔に仕える地獄の鬼、獄卒たちのリーダー的存在。読んで字の如く、牛頭は牛の頭を、馬頭は馬の頭を持つ。
現在の鬼の姿が定められる以前の原型であり、鬼の姿が固まってくると反対に鬼と見なされるようになった。

  • 黄泉軍(よもついくさ)黄泉醜女(よもつしこめ)
日本の冥府である黄泉の国に住む鬼・鬼女。黄泉から逃げ帰ろうとしたイザナギに襲いかかった。

・鬼神

怒れる神、あるいは神となった鬼。
英語で言う「demon(魔神)」が、ニュアンスとしては一番近いだろう。
仏教では天部以外の外教の神々の多くが該当し、西洋の堕天使(devil)とは反対に、善の側に引き上げられている。
また、仏教が外教の神々や悪魔の姿を借りて生み出した明王も鬼神(阿修羅)の名を借りて畏ろしさを伝えられている。


仏道の守護神。戦いを好み正義を司るが、それ故に融通がきかずに道を誤り戦闘に明け暮れる。六道のうち修羅道の主でもある。

毘沙門天に仕える神。ただし元はヒンドゥー教の食人鬼であり、邪悪で強力な鬼。
一説には伝統的にインドと敵対してきたスリランカの人々を悪魔化して見た存在とも言われ、黒い肌をしている。

羅刹と同じく、毘沙門天に仕える神。元はインド神話に登場する、やはり邪悪な悪鬼。鉄砕牙は持ってないし、銀河超獣に求愛されて崖から転落死していないし、髪の毛の怪物でもない
毘沙門天自身もインドでは夜叉王と呼ばれる。
元来はヒマラヤ地方に伝わる空を飛ぶ精霊だったのだが、阿修羅や羅刹と共にアーリア人流入後の信仰体系の変遷からは漏れて悪魔化されたと考えられている。
中国では何故か俊足設定が付けられ、これまたインドではそんな設定が無かった更に足の疾い韋駄天に懲らしめられている。


・使い魔

いわゆる「servant(サーヴァント)」。式神や護法の鬼神など。

  • 式神
陰陽師が使役する小さいおっさん。「式」は「用いる」という意味。
安倍晴明は橋の下に式神を飼っていた、との記録から正体(の一つ)は当時、芸能を司り諸国を巡っていた非民の類では無かったか、とも考えられている。

  • 護法
密教の修法者が使役する鬼・魔物のこと。小さくも猛々しい子供の鬼の姿をしている「護法童子」が有名。
役小角(えんのおづぬ)が使役していた前鬼・後鬼など。

・幽鬼

中国の「鬼」・英語の「Ghost(ゴースト)」の意味合いに近い、生死問わず人間が怨恨や憤怒で魔物と化した姿。
日本の場合、幽霊や亡者であっても生前の姿そのままでただ出てくるだけなら鬼扱いはされないのが普通。

  • 餓鬼
地獄の餓鬼道に堕ちた、餓えと渇きに苦しむ亡者。子どもの蔑称である「ガキ」はここから。

  • 般若
女が恨みや憎しみ、妬みなどの怨念で鬼と化したもの(鬼女)の能面。誰をイメージしたか素直に言ってごらん
般若(プラジュニャー)とは、本来は仏教に於ける、無明の闇を開く光となる智慧のことを指すが、かの『源氏物語』にて嫉妬に狂い鬼となった六条御息所の怨霊が、お経を“般若声”と恐れたとのエピソードから、蛇身となった女の鬼を般若と呼ぶようになった。
元々、嫉妬に狂った女の情念が蛇となるという認識はされていたものの、このエピソードが能楽に取り入れられたことで、般若の前段階の生成り。般若より更に人外化が進んだ真蛇。という風に女が鬼になるまでのバリエーションが明確に具現化されていった。


・妖鬼

妖怪としての鬼。零落した神であったり、あまりの凶暴さに鬼と化した妖怪であったり。
あと単に何かが化けたものを指して「○○鬼」とつけることも多い。
要するに「Monster(モンスター)」全般を指して「鬼」ともいうことである。

  • 天邪鬼(あまのじゃく)
日本古来の妖怪。人の心を見透かし足元をすくってあざけり笑う性根の悪い小鬼。

牛の首に人、あるいは蜘蛛の体を持つ妖怪。
主に浜辺に現れ、毒気を吐き散らし人を襲って喰う危険な魔物。

  • 栄螺(さざえ)
名前通り、巻貝であるサザエが妖怪になったもの。個別項目参照。

■現在における鬼

桃太郎でもラスボス的存在であることからも分かるように、力強いものや恐ろしいもの、悪いものの象徴となっている。
転じて最近では「ものすごい」という意味でも使われるようで、ギャルなんかが「鬼○○」といった感じに接頭語としてよく使う。

A「今日鬼暇なんだけどぉ~」
B「ヤベー、オニHじゃーん」
おじさん「訳がわからないよ」


■萌え属性としての鬼

小悪魔と並んで角萌え歓喜な属性。大抵の鬼には角があるからな。
「力強い」「妖怪」ということもあり、ツンデレ、ロリババアとの相性も抜群。

古来から存在していたということもあり、和服や黒髪などのわびさびを感じさせる属性との相性もいい。
もちろん暴れん坊=元気っ子というわけで、清楚系以外もいける。


鬼キャラの例(ネタバレ注意)

※吸血鬼キャラはこちらを参照

日本鬼子

『日本鬼子って萌えキャラ作って中国人を萌え萌えにしてやろうぜ』というスレより生まれ(てしまっ)た、日本に対する悪口を元にした萌えキャラ。
まさか中国も、売り言葉に買い言葉……ではなく萌えキャラを返されるとは思わなかっただろう。

ついなちゃん

上記の日本鬼子から派生したVOICEROIDのキャラクター。
基本的に動画投稿主の数だけキャラが変わる存在だが、公式ツイートがはっちゃけており公式が三次創作的な設定を追加することも。

ラム

うる星やつら』より、萌えアニメの祖とまで言われた作品のヒロイン。
たぶん元祖鬼娘(厳密には鬼ではないが)。でも鬼ごっこでは逃げる方。節分でもぶつける方。
おじさん世代をメロメロにしたお方。ちなみに名前の由来は害のない方のアグネス。

鵺野鳴介/覇鬼(バキ)

地獄先生ぬ~べ~』より、地獄先生ぬ~べ~。
本人は生身の人間だが、左手には本物の鬼が封印されており、彼の強力な武器となる。
封印されている覇鬼は本作でも最強クラス(というか本作では鬼自体が最強クラス)の強さだが、あたまはよくない

眠鬼(ミンキ)

同じく『ぬ~べ~』より、覇鬼の妹……ふぅ。
下半身まる出しというとんでもない格好(しかも上半身も露出度高い)で登場し、
その後も登場人物を次々とパンツ一丁にするといった偉ぎy 暴挙に出た伝説の鬼。いいぞもっとやれ
これ……少年誌で掲載されたんだぜ? ……ふぅ。

雛見沢御三家

『ひぐらしのなく頃に』より、園崎家・公由家・古手家の皆さん。原作(及びアニメ)では園崎の双子と古手梨花、外伝も含めれば公由夏美が該当する。
実際は鬼ではなくただの人間だが、村の言い伝えでは「最も色濃く鬼の血を受け継いでいる」とされている(ただし夏美は分家の人間)。

オヤシロさま

同じく『ひぐらし』より、雛見沢村の守り神なのです☆
言い伝えでは「鬼と人の仲介をした縁結びの神」とされているが、本来はその鬼とほぼ同等の存在。宇宙人ではない。
DS版『絆』では彼女を主人公とした新シナリオが追加された。牙突とか使う。

桃太郎伝説

雑魚からボスまでだいたいの敵が鬼。
』まで数えるとよくもまあこれだけの鬼を揃えたものだと感心すら覚える。

リデル

『ぷよぷよ』シリーズより、角が生えた亜人の女の子。フィーバーから登場。
本人は角をコンプレックスに思っており、隠すためにおだんごヘアにしている。
魔導物語から登場していたサタンを「おにいさま」と呼んで慕う。おい代われ

おにおん

同じく『ぷよぷよ』シリーズより、タマネギ(オニオン)と鬼をかけた小鬼。かわいい。
頭がタマネギだが、出で立ちは「鬼」のイメージそのもの。ただし小さい。
オスであるらしく彼女もいたが、取られた

仮面ライダー響鬼』より。
人間が鍛えたら変身できる超人であり、『響鬼』における仮面ライダー(音撃戦士)を示す総称。

モモタロス

仮面ライダー電王』より、野上良太郎にとりついたイマジン(怪人)
イマジンは実体を持たず、とりついた人間のイメージを使って身体を得る。
モモタロスは桃太郎イメージから鬼の姿になった。名前も桃太郎からつけている。
しかし本人は頑として自身を鬼とは認めない。

ネガタロス

映画『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』より。
上記のモモタロスのカラーリングを反転させたような、黒・赤の身体と2本角を持つはぐれイマジンの1体。
勝利する悪の組織「ネガタロス軍団(仮)」を結成して世界征服を目論んでおり、デンライナー署の面々との戦いでは自らも仮面ライダーネガ電王に変身して戦った。

テディ

映画『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』より。
良太郎の孫・野上幸太郎と契約した青鬼のような姿をしたイマジンで、祖父と同じく不幸体質な幸太郎をサポートするのみならず、彼が仮面ライダーNEW電王として戦う際には専用武器の「マチェーテディ」に変形して共に戦う。
後に映画『超・電王トリロジー EPISODE BLUE』で本来はターミナルから派遣されたイマジンだった事が判明するが、同作での出来事を経てからは幸太郎の正式な相棒となった。

オニ一族

映画『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』より。
同作の敵キャラクター達で、金色の鬼・ゴルドラに変身するクチヒコ、銀色の鬼・シルバラに変身するミミヒコの兄弟と、本来は異なる世界の存在であるゲルニュート達で構成されている。
「時を走る船」とも評される鬼の戦艦を復活させようとしており、そのために「オニの切り札」と呼ばれる石の片割れを狙っていた。

ダイオーニ、レプリダイオーニ

仮面ライダーガッチャード』より。
閻魔大王にも似た姿を持つ鬼モチーフのオカルトケミー、及びダイオーニを模したレプリケミー。
前者は自動車のビークルケミー「マッハウィール」と組み合わせる形で仮面ライダーヴァルバラドへの変身に使用され、後者は仮面ライダードレッド弐式、及び参式への強化変身に使用されている。

オルグ

百獣戦隊ガオレンジャー』より。
この世に蔓延る邪気や悪意から誕生した怪物達で、明確な悪意の下に様々な悪事を働く存在。
劇中で「鬼」とも呼ばれた通り、頭から生えた角が特徴的で、この角の本数が少ないほど位が高く、
こぶ状の角しかない戦闘員「オルゲット」→2本以上の角を持つ「オルグ魔人」→1本角の「デュークオルグ」→巨大な1本角を持つ最上位種「ハイネスデューク」といった具合で上下関係が徹底している。

オニシスター

暴太郎戦隊ドンブラザーズ』より。
初期メンバー5人は『桃太郎』の登場キャラクターがモチーフだが、彼女に関しては『桃太郎』の敵である鬼がモチーフになっている。
そして「鬼」という事で専用武器も金棒を模した「フルコンボウ」。
本来の変身者は頭はるかだが、一度だけ別の人間が変身した事もある。

討鬼伝

人類の不倶戴天の敵として鬼が登場するアクションゲーム。
餓鬼や牛頭といった有名どころの鬼はもちろん、鵺やわいら等一部の妖怪も鬼として登場する。
一般的に想像される鬼の姿そのままの鬼はゴウエンマと名付けられている。ただし金棒は持っていない。
その他にも蜘蛛型だったり鳥型だったりと個性的な鬼が多数出演。

赤鬼

SEKIRO:SHADOWS DIE TWICEに登場する中ボス。初心者狩りのエキスパート。ザンギエフもびっくりのアーマー付き吸い込みでプレイヤーを捕らえ、ドグシャアとパワーボム後にそのまま崖下にポイしてしまう。身長が大きすぎるし目が常に赤く光っているが、赤というよりピンク色の肌、くすんだ金髪など全体的な風貌はどう見てもコーカソイド系の人間であり、異国人説を採用したかなり攻めた外見である。

鬼(鬼滅の刃)

漫画『鬼滅の刃』に登場する人食いの怪物。
角がない者や他の方向の人外がいたり、「青い彼岸花」なる薬で変じた人物が血を与えることで変じるものだったりと鬼の典型からはかなり外れる存在。
生み出している本人が平安時代人のために鬼に固定観念がないためだろうか。

墓守鬼

漫画『キン肉マン』に登場する、死亡した超人が行き着く「超人墓場」の番人。
高い戦闘能力を誇る超人レスラーといえど死亡超人となった以上は彼らに逆らうことができず、重労働を強いられる。
格闘技の心得はなく鬼らしく金棒を振るうなどして戦うが、生身の実力派超人が相手だと徒党を組んでも軽く蹴散らされるレベル。
ルーツは不明だが、超人閻魔が超人墓場の設立を決めた時点で生み出した生命体だろうか。
また設定資料集によると努力して鬼から完璧超人に昇格した者も存在する。

大鬼族(オーガ)(転生したらスライムだった件)

ライトノベル「転生したらスライムだった件」に登場する種族。本作に登場する種族はゲーム等でよく見るそれと似ているが、オーガに関しては妖怪の鬼のような姿をしている(ゲームで出てくるようなのもいるにはいる)。
上位種に鬼人族(キジン)、さらに上位種に妖鬼族(オニ)、鬼神がいるほか、下位種に子鬼族(ゴブリン)がおり、ホブゴブリン(♂)/ゴブリナ(♀)を経て大鬼族に進化する個体もいる。

ブライ大帝(ゲッターロボG)

百鬼帝国を率いる鬼の支配者。
東映アニメ版では出所不明な悪の勢力であるが、ゲッターロボ・サーガでは人間の科学者が宇宙から来た円盤に触れて洗脳されたものとなっている。
身体能力は人間よりは高いのだろうけど、まあ相手がゲッターですから。

鬼(新ゲッターロボ)

上記の百鬼帝国がモデルではあるが完全な別物。
黒平安京という異空間から送り込まれてくる怪物たちで、人間を殺害する本能だけを持ち、噛んだ人間を鬼に変えてしまう能力を持つ、人間の天敵というべき存在。
追い詰められれば空に向かって吠え、鬼獣と呼ばれる巨大生体メカを呼び出して合体する。

武装集団「百鬼夜行」

2023年1月から3月に放送された、日本テレビ系列のサスペンスドラマ『大病院占拠』に登場したテロリスト組織。
本作の舞台の一つである界星堂病院をジャックした。
構成員は全員、鬼の面()で素顔を隠し、テロ活動を行う。


追記修正は犬・猿・雉に頼もうかな(丑寅の反対)。

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最終更新:2024年04月07日 22:15

*1 元来の古語の鬼の文字では上の角の部分が無かった。角の無い鬼の文字は後に鬼子母神に充てられる等、邪悪では無くなった鬼の類に充てられるようにもなったとされるが、これは後付け。

*2 ただし、なまはげは“角が無い”こと等から人の変化である鬼ではなく“かみ”の類であると区別されるという。

*3 鬼ヶ島伝説に語られる温羅(ウラ)は大陸の王子だったとする説もある。