ジャイアント・インセクト(デュエル・マスターズ)

登録日:2015/03/27 Fri 22:46:49
更新日:2023/11/07 Tue 17:51:41
所要時間:約 3 分で読めます








踏み潰せ!世界は我ら虫族のもの!





ジャイアント・インセクトとは、TCGデュエル・マスターズ」の種族である。


概要

黎明期から登場している息の長い種族。
進化クリーチャーも5体(ただしジャイアント・インセクト自体から進化できるのは4体で、残る一体はハンター進化)存在するなど、
自然文明の中核にいる種族のひとつ。

名前の通り、巨大な昆虫。ただし昆虫と言いつつ、《ベニジシ・スパイダー》(蜘蛛)も存在している。
フィオナの森で生育しているからなのか、虫のくせにやたら力強さを見せる。
進化すると蟷螂になるという、小学生を狙いに行った割には微妙な種族ではあった。もっとも、古参からは寧ろ好まれたようだが。
使い手が鍬形カブト丸なので、カブトムシ型の進化クリーチャーも出せばよかったんじゃないだろうか。(今はいるが残念ながらハンター進化)
同じような虫型種族は他に、コロニー・ビートルビークル・ビーがいるが、
揃って不遇種族だった…あの時までは。

単種族の命名法則は、「特徴+虫の英名(時に和名)」。多種族は「鎧冑(がいちゅう)」。
進化すると「大昆虫〜マンティス」。
なお《ナナホシテントウ》だけ命名法則に微妙に当てはまっていない。そもそも実在の昆虫の名前まんまなのだが。

よく使われるのが《スナイプ・モスキート》他軽量組ばかりなので、ついつい勘違いしがちだが、
ジャイアント・インセクトは中量級の種族である。

登場からだいぶ不遇な時期を過ごしていたが、種族カテゴリに関連するエラッタの影響を受けて、
現在は「ジャイアント」として扱えることになっているため、ジャイアント種族デッキへの投入が考えられる。
巨人と昆虫で別もんだろとかいったやつ屋上。
実際にジャイアントとして扱えるようになって以降は定期的に強力な新規に恵まれるようになってきており、新規カードの登場頻度的な意味でも不遇種族とは完全に言えなくなっている。


背景ストーリー

基本セット開始時点では自然文明の主要種族だが、完全に野生の存在だった…が、後に普通に人間っぽく喋る奴も出てきているのでこの設定が現在生きているのかは不明。
謎の大爆発によって闇文明がフィオナの森への地上侵攻を決めたことで闇の「蟲」であるパラサイトワームを森に送り込まれると、無抵抗だったようで食われまくる。
ジャイアント・インセクトの死体の山からはパラサイトワームが新たに出産する土壌となり、食料になった虫は飛行能力などの力をパラサイトワームに吸収され、《ゼノ・マンティス》などの強大な虫も寄生されたて操られたことで森を地獄に変えた。

しかし、全く無抵抗だったわけでもないようで、《大昆虫ガイアマンティス》などの闇文明の種族を撃退しているクリーチャーの姿も確認されている。
デュエル・マスターズ プレイス』などの解説によると、ジャイアント・インセクトは外敵に対しては基本的に擬態や逃避で戦いを避ける選択を取るようだが、闇文明の侵略に対しては是が非でも応戦しなければならないと考えたようだ。


紹介


獰猛な外見とは裏腹に水草を食べ、求愛のダンスを踊る。

スナイプ・モスキート 自然文明 (1)
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 2000
このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚、自分のマナゾーンから自分の手札に戻す。

Mosquito(蚊)。最軽量ジャイアント・インセクトにして、最軽量ジャイアント。
基本的には【ドルゲーザ】のシンパシー参照元に使える他、殴ればマナ回収も出来るのも優れているといえる。
特に《霞み妖精ジャスミン》や《青銅の鎧》の効果を、手札補充に変換できるため
【緑単】をはじめとした速攻では愛される。

クラウド・メイフライ 自然文明 (4)
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 2000+
自分のマナゾーンがすべて自然のカードであれば、このクリーチャーのパワーは+4000され、「W・ブレイカー」を得、パワー5000以下のクリーチャーにブロックされない。

Mayfly(蜉蝣)。
【緑単】のキーカード。アンブロッカブル、W・ブレイカー、高パワーを誇るが、
その条件は緑単色でなければ成立しない。…あれそんなに難しくないや。
《フェアリー・ギフト》で投げつける【ギフトメイフライ】なども有名な戦術か。

レベリオン・クワキリ 自然文明 (4)
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 1000+
このクリーチャーのパワーは、相手の手札1枚につき+2000される。
このクリーチャーは、パワーが6000以上の時、「W・ブレイカー」を得る。

名前は桑切鎌からか。見た目は鍬形虫。
メイフライと並んで【緑単】のエースで、相手の手札補充の数だけ強くなるため相手もビビることまちがいなし。
問題はその相手への依存度と、ブロックされるとどうしようもない点だが、
《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》と合わせることで、メイフライ以上の活躍を見せることも。

詳しくは個別項目を参照。

大昆虫ガイアマンティス 自然文明 (6)
進化クリーチャー:ジャイアント・インセクト 9000
進化-自分のジャイアント・インセクト1体の上に置く。
このクリーチャーは、パワー8000以下のクリーチャーにブロックされない。
W・ブレイカー

緑色の《クリスタル・ランサー》。進化元こそあれだが、ランサーよりパワーも高く、
運用の便利さはこちらが上回っている。ジャイアント・インセクト統一デッキでは
真っ先に採用したい。

詳しくは個別項目を参照。

ベニジシ・スパイダー 自然文明 (5)
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 4000
W・ソウル
リベンジ・チャンス-各ターンの終わりに、相手がそのターン、カードを3枚以上引いていた場合、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

Spider(蜘蛛)。
高いコストでありながら、効果がマナチャージだけとしょっぱいが、リベンジ・チャンスのおかげで
出しやすく、ジャイアントデッキでは展開の補助に使われることも増えてきつつある。
何気にドラゴン・サーガでも再録されている。

詳しくは個別項目を参照。

剛撃鎧冑カマキリ・ソード 自然文明 (5)
クリーチャー:ジャイアント/ジャイアント・インセクト 6000
自分のターン中にカードを1枚も自分のマナゾーンに置いていなければ、そのターンの終わりに、このクリーチャーを自分の手札に戻す。
W・ブレイカー

デメリット持ちファッティ。ただしそのデメリットのせいで、《時空の豪腕ジャパン》や《緑神龍カミナリズム》などライバルが多すぎる。
種族がエラッタの影響でややこしいことになってしまったことで一躍有名になってしまったクリーチャーでもある。


ギガント・インセクト

デュエル・マスターズ プレイス』において、ジャイアント・インセクトは種族名が「ギガント・インセクト」という名称に変更されている。
プレイス版の《大昆虫ガイアマンティス》が披露されたと同時に公表されることとなり、TCG版のユーザーから話題を呼んだ。

「ジャイアント」の名称が無くなったことにより、ジャイアント扱いは出来なくなっている。
これによってジャイアントのサポートを受けられなくなってしまっているので、プレイスにも登場している《剛撃戦攻ドルゲーザ》や《西南の超人》との連携が不可能になった。
つまりは使える範囲が狭くなっているので、ぶっちゃけ名称変更は損していることにはなる…が、本来虫が巨人になった事態が想定外なのでこちらこそが本来あるべき状態とも言えるかもしれない。

なお、ギガント・インセクトの存在によって、将来的にプレイスにナイトが登場した場合はファンキー・ナイトメアダーク・ナイトメアがどうなるのかという点が注目されている。
しかし、実はフィッシュゲル・フィッシュはフィッシュのカテゴリを形成しているのに名称変更はされずに共存していたりもする…TCG版でほぼ意味を成していない種族カテゴリはスルーされるらしい。

しかし、DMPP-16「ファースト・オブ・ビクトリー -激竜王の目覚め-」のリリースに伴ってギガント・インセクトはTCG版と同様のジャイアント・インセクトへと名称が変更された。
フレーバーテキストなどでギガント・インセクトに触れていた文章は全てジャイアント・インセクトに修正されている。
これによってギガント・インセクトというゲームオリジナル種族は消え、TCG版のようにジャイアントのサポートを受けることが可能になったので強化となった。



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最終更新:2023年11月07日 17:51