ベルン三竜将

登録日:2015/03/11(水) 13:27:00
更新日:2024/04/12 Fri 01:02:45
所要時間:約 8 分で読めます




ベルン三竜将とは、ゲーム『ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場する将軍達である。

●概要

エレブ大陸最強と呼ばれるベルン王国軍の中でも、最高位にある将軍達。
国王ゼフィールが各国への侵攻を開始してからは、各将軍が管轄する地方で部隊の指揮を執る。

元々一般の敵将よりも高い能力を誇るが、難易度「ハード」ではさらに鬼のように強化される。
その強さは、彼らの主君であり準ラスボスであるゼフィールが完全に霞んでしまうほど

本編では敵キャラだが、クリアを重ねることで「トライアルマップ」でのみ使用可能となる。
1周クリアでナーシェン、2周クリアでゲイル、4周クリアでブルーニャ、6周クリアでマードックが使用可能となる。
ちなみに、ゼフィールも7周クリアで使用可能となる。

もっとも、本編を「ハード」でクリアしても、トライアルマップでは「ノーマル」時のステータスとなってしまうのが残念な所。
武器レベルもA止まりのため神将器を使用できない。
敵としては強い部類とは言え、本編を戦い抜いた自軍ユニットに比べると見劣りすることが多い。
彼らを活躍させてやりたい場合は、秘密の店で買い溜めするなどしてドーピングアイテムを残しておくのも良いだろう。
なお、彼らの所持品の大半が強力なレアアイテムのため、本人達を使わない場合もアイテム補充役として有り難い存在ではある。

イベントBGMもそれぞれに用意されており、戦闘時のBGMも共通して『ベルンの名のもとに』が流れる。
トライアルマップで彼らを使った場合ももれなく流れ始める。
ただしゲイルはモブ扱いでイベントBGMはなく戦闘BGMも本編・トライアルマップ共に通常のそれ

●各将軍の詳細

マードック

CV:小谷津央典(FEヒーローズ)

○ステータス
  • ノーマル
LV20
HP62(トライアルマップでは60)
力27
技19
速さ12
幸運12
守備25
魔防17
体格20
移動5
槍A斧A

  • ハード
LV20
HP72
力27
技23
速さ13
幸運15
守備28
魔防19
体格20
移動5
槍A斧A

○所持品
  • トマホーク
斧A 威力13 命中55 必殺0 射程1~2 重さ14 耐久15

  • 騎士の勲章(本編のみ所持)
レベル10以上のソシアルナイト・アーマーナイトを昇格させる。

人物評
三竜将筆頭を務める巨漢で、「どけ」の一言で一般兵が道を開けるほどの威厳に満ちている。クラスはジェネラル
大陸北部に位置する極寒の地イリアの侵攻を管轄、ノーマルですらHPが限界値を突破する猛者。
重々しい雰囲気のイベントBGM『Dignity~三竜将のテーマ』はまさに彼の威厳(dignity)を象徴するものと言える。

三竜将の中でも最古参であり、まだ若く末席であった頃からゼフィールに忠誠を誓っている
(当時から容姿が殆ど変わらないため、竜の血が入っているのでは」との噂も)。
先代によるゼフィール毒殺事件でも先代の圧力を受けながらも必死で瀕死のゼフィール王子を助け、王子は一命を取りとめた。
ある意味、こいつもいなければ大戦争は起こらなかったわけか。(まあ先代も隙あらば戦争する気ではあったが)

厳格な性格で、味方でも無能な者には容赦がない。「質実剛健」の実力主義たるベルン王国の気風を体現したかのような男。
作中では失態続きのナーシェンに対して、ゼフィールからの最後通告を言い渡したほか、
彼が戦死したとの報せを受けた際も「自分のまいた種の始末もできぬ男はこのベルン軍にはいらぬ」と断じた。
同時にエトルリア王家への反乱を首謀したものの失敗に終わったため逃亡し、彼に縋る宰相ロアーツ・西方三島総督アルカルドに対しても、
「ベルンの力を借りて勝利した場合、エトルリアはベルンの領土とする」「自分の始末は自分でつけるのがベルンのやり方だ」と他国の協力者であっても例外ではなかった。
一方、高い実力を持ちながらナーシェンの妨害で三竜将となれなかったゲイルを片腕として重用しているほか、
壊滅したリキア同盟軍を立て直したロイとの戦いを楽しみにする等、有能な者は立場に関わらず評価している。

漫画「覇者の剣」では非常に強大な敵として描かれ、 斧を振り下ろすだけで衝撃波が発生し
原作では弱点になる筈の魔法の集中砲火を受けても微動だにもせず、 「ぬぅん!!」 からの無双で多くのキャラクターを蹴散らした。
更にロイの一撃を素手で軽々と受け止め、間近で目にしてきた国王の悲惨な生き様を語り、 握力だけでロイの剣を粉砕し 、ロイに絶望感を叩きつける。
しかし、大勢を相手にしたが故に流石に鎧が痛んでおり、セシリアがそこに魔法の集中攻撃を浴びせる事を提案、
隙を突いて数人で一斉に魔法を撃たれるが 紙一重で回避 …したのは良かったが、咄嗟にロイがレイピアに外れた魔法を纏わせ渾身のカウンターを叩き込まれ絶命した。
ロイにはゼフィールのような凄惨な経験こそ無かったが、ゼフィールには無い仲間たちとの「強い絆」で結ばれており、マードックにトドメを刺したレイピアは、
仲間たちとの何より固い誓いの証だったのである。

攻略法
21章の敵将。
ベルンの総大将というだけあって速さ以外の全てのステータスが極めて高い。
ノーマルですら力がカンストしており、「トマホーク」の威力は主君のゼフィールをも凌ぐ。

半端な物理攻撃ではろくに手傷すら負わせられず
屋外にもかかわらず玉座にいるため魔防が補われており、魔法にもそこそこ強い。
玉座補正でステータスのわりに回避もそれなりに高い。
さらにこのステージは外伝の条件に厳しいターン制限があるので、
その高い耐久力を持って外伝マップに進もうとするプレイヤーへの最後の壁として立ちはだかる。

…しかし肝心の速さはかなり低い。モードにかかわらずナーシェンに追撃されるのは秘密。
斧持ち特効持ちのためソードマスター勇者パラディン等の「アーマーキラー」で攻撃すれば簡単に倒せてしまう。
ミレディやツァイスと戦闘会話があるが、封印のドラゴンマスターは剣が使えるため、そのままアーマーキラーでぶった切られることも多々ある。

また、「トマホーク」の命中率があまりに低すぎ、最終盤の敵にもかかわらず命中が2桁しかないので支援のついた勇者などでも命中一桁、ソドマス相手には0%が出ることさえある。
はっきり言って準備が万全なら大した相手ではない。

なお、彼はロイと戦いたいらしく彼との戦闘会話もあるが、彼のクラスチェンジイベントはマードックを倒した後であり
武器の相性的にはロイの方が有利にもかかわらず、特効武器を使っても大したダメージを与えられない場合が多い。
特に漫画版で彼を討ち取ったレイピアもアーマー特効だが、素の威力が低すぎてロイの力がカンストしないと1ケタ台のダメージしか与えられず、ハードモードかつロイの力がへたれた場合貫禄のNoDamageなんてことも。ロイの速さ期待値では追撃も難しいので尚更。
結果、大抵の場合はロイの姿を視界に収めることも出来ずに魔法で焼かれるかアーマーキラーで真っ二つにされる最期を遂げる。


トライアルマップ
本編を6周クリアすると解禁される。
仕様の都合HPが60まで下がってしまう上に、マップ自体が広いので移動力のなさが足を引っ張り、速さも低いので追撃が期待できないのが辛い所。
それ以外の能力は高く、特に魔防は普通に育てた自軍のアーマー系よりも遥かに高いので秘密の店で「はやての羽」や「ブーツ」を買い溜めしておけば活躍できる。
しかし大抵の場合、手斧の強化版であるトマホークだけ没収されて使われないか、使おうと思っても進軍に間に合わない。
力がカンストしているため3周クリアで解禁されるヘクトルと違い単発の威力は高いものの、それ以外は殆ど使い勝手が変わらない。
ヘクトル同様体格がカンスト してしまっている ためナーシェンやゲイルでも空輸できない。
まあ必殺の谷でソードマスター&バーサーカー軍団のクリティカルを平然と耐えきる姿は圧巻ではあるが。
そのトマホークも命中50のておのより少しマシな命中55しかなく、間接攻撃できる以外は大した武器ではない…
重さが14もあるので、勇者パラディンが持つと攻速落ちしてしまう。
同僚のルーンソードと比べると威力が1高いものの命中が5、重さが3負けている上にHP吸収もなく
フィンブルに至っては勝る点がなく命中で25も負けていると性能差がひどい。
あまりにも弱かったため、烈火の剣以降命中が65に上がった。

ぶっちゃけた話、防戦寄りなジェネラルまんまなので三竜将筆頭にもかかわらず本人も持参品も三竜将で一番使いづらく、
移動力を考えると片腕のゲイルにすら劣りかねない…それでいいのだろうか。

ファイアーエムブレム ヒーローズ
三竜将の中では最も遅れて実装。それだけに筆頭の名に恥じない性能。
トマホークは『竜将トマホーク』と名を変え、遠距離反撃に加え、反撃時を想定して敵の攻撃と守備を奪い、絶対追撃を付与する効果。
能力値も速さ以外は高水準。

ブルーニャ

CV:ささきのぞみ(FEヒーローズ)

○ステータス
  • ノーマル
LV20
HP38
魔力23
技18
速さ18
幸運17
守備18
魔防25
体格6
移動6
理A杖A

  • ハード
LV20
HP46
魔力30
技22
速さ22
幸運19
守備20
魔防25
体格6
移動6
理A杖A

○所持品
  • フィンブル
理A 威力13 命中80 必殺0 射程1~2 重さ8 耐久15

  • サンダーストーム
理A 威力12 命中70 必殺0 射程3~10 重さ10 耐久5

  • 導きの指輪(本編のみ所持)
レベル10以上の魔道士・僧侶シャーマン・トルバドールを昇格させる。

  • リザーブ(トライアルマップのみ所持)
杖A 射程1~魔力/2+5 射程内全ての味方のHPを魔力+10回復。

人物評
丁寧な物腰の女将軍。クラスは賢者
大陸中央に広がる草原地帯サカの侵攻を管轄している。
また、彼女に頼ろうとするロアーツ・アルカルドへの処遇は
「我々が叩いたリキア同盟軍を再編し数々の陰謀を乗り越えてきたロイに比べれば天国にいるようなもの」「自国を捨てる臆病者に必要以上に肩入れするいわれはない」「土地と兵を貸し与えるだけでもありがたいと思ってもらわねば」
とマードック同様ベルンの軍人として当然の帰結であった。

クトラ族と敵対するジュテ族へ支援物資を与えることでサカ侵攻を効果的に進める等、計略に優れる。
ロイ達との決戦ではゼフィールと共に戦うつもりだったが、彼の命令でイドゥンと共に竜殿へ逃れることに。
その後ゼフィールは戦死し、ベルン軍本隊も壊滅状態となるが、彼女は誇りを守るために残党軍を率いて決戦へと臨む。
彼女は軍を離脱しても逃亡の罪には問わないことを兵士達に伝えるが、ほぼ全員が共に戦うことを選択した。
もっとも、負傷した兵士及び幼い子供や老いた親がいる兵士は彼女の命令で外されている。
死に際のセリフに「陛下…これで…やっと…おそばに…」とあるので、ゼフィールには忠誠心以上の想いを抱いていた様子。

彼女のテーマ『Melancholy~三竜将のテーマ』はナーシェン戦死の報告を受けたときと主君が戦死してもなお戦おうとするときに流れるが、
いずれも軍の士気が低下しかねないほどの事態であることから部下たちの手前平静を装いつつも内心憂鬱(melancholy)な状態であると言える。

攻略法
23章の敵将。
三竜将の中でも能力のバランスが良く、他の竜将と違って特効武器で攻めることも出来ない。
魔法系にしては守備が高いが、「ハード」ではさらに強化され、 脅威の魔力・守備・魔防カンスト を筆頭に作中でもトップクラスのパラメータに。
HPは若干低いが技や速さも20を越えてほぼリリーナの上位変換である。
傷ついたユニットがうっかり「サンダーストーム」の範囲に入るとそのまま即死もありうる。
しかも周囲にはマムクートキラーボウ持ちのスナイパー、状態異常杖を持ったドルイド達と厄介な連中が布陣を固めている。
「聖水」や「Mシールド」で魔防を強化したユニットで一気に切り崩すなり、こちらも状態異常杖を使って連携を崩すなり、
杖や魔法を破壊してからじっくり攻めないと間違いなくボコボコにされる。
次回作以降と違って魔道書もそれほど重くはないので体格が低いわりにあまり攻速落ちしないのも厄介。サンダーストーム装備時は流石にそこそこ落ちるが。

もっとも、彼女と戦うのは最終盤であり、既に自軍のユニットも十分育っているはずなので、
エースユニットにキル系等強力な武器を持たせ、支援効果で強化する等して正攻法で戦おう。
ノーマルなら加入したてのカレルをぶつけると追撃込みで大ダメージを与えてくれる。彼女を倒してLVを上げてしまうのもテ。

ちなみにフィンブルは本編では入手できず彼女の専用武器っぽいが*1、実際は武器LVAの汎用武器でイリアルートの17章で普通に雑魚の魔道士も持っている上、
闘技場ヴァルキュリアがぶっ放してくることがままある。
当然、トライアルマップで彼女が持っているものを他のキャラが使う事も出来る。

トライアルマップ
4周クリアで解禁。
能力バランスの良い魔法系ユニットなので、三竜将の中では最も使いやすい。
秘密の店で「天使の衣」を買い溜めしておけば、殆ど弱点がなくなる。
フィンブルもフォルブレイズにさほど劣らない高性能と、かっこいいエフェクトを誇るが、
軽さに定評のある封印の理魔法にしてはかなり重く、ボディリングを使わない限りクラスチェンジしたヒュウ以外は攻速落ちするのが玉に瑕。
次回作では重さが4もあがり使いにくくなった…が、ファイヤー、ミィル、イクリプス以外の魔法は4以上重くなっているので相対的には軽くなっていたりする。

ちなみにリザーブは本編では味方どころか 敵さえも誰も持っていない という
実は専用でなかったフィンブルの代わりとなる彼女の真の専用アイテム。
性能はぶっ壊れもいいところで、リリーナに持たせれば画面全域が回復範囲などと言うことも少なくない。
トライアルマップなら聖女の杖使い放題とか言わない

同職のギネヴィアはHPと守備以外ブルーニャと同等以上でアーリアルも使用可能だが、賢者は何人いても役立つので同時に使っても問題ない。ちなみにギネヴィアはフィンブルを使えない。

●ファイアーエムブレム ヒーローズ
まさかの魔として登場。
FEではレクスカリバーやブリザードみたいな氷系は全て風魔法のはずなのだが…
武器はもちろんフィンブル。
自分が不利な状態異常かダメージを受けている時、攻撃・速さ・守備・魔防+4というどう見てもイドゥンのブレスをパクってきた強力な効果を持つ。
しかし強キャラひしめく青魔というのが問題である。



ナーシェン


○ステータス
  • ノーマル
LV10
HP46
力16
技13
速さ16
幸運13
守備20
魔防12
体格11
移動8
剣A槍A

  • ハード
LV10
HP55
力20
技17
速さ18
幸運15
守備22
魔防12
体格11
移動8
剣A槍A

○所持品
  • ルーンソード
剣A 威力12 命中60 必殺0 射程1~2 重さ11 耐久15 HP吸収/直接・間接攻撃共に闇魔法

  • デルフィの守り
相手の飛行系に対する特効を無効化する

  • 青の宝玉(本編のみ所持)
5000Gで売れる。

人物評
三竜将の中でも異彩を放つ奇人。クラスはドラゴンマスター
多数の領から成る緑豊かな国リキアの侵攻を管轄している。

三竜将の地位は実力で得たものではなく、ゲイルがベルン人ではないことを理由に横取りしたもの。
ナルシストで傲慢かつ自己中心的な性格で、自分が追い詰められると平気で部下を切り捨てるため、人望は薄い。
しかし無能ではなく、リキア同盟軍やエトルリア王国軍の裏切りを誘発し内部から崩壊を招く等、謀略に優れる。
だが、ロイ達の奮戦と事前策でリキアを奪回され西方三島攻略を任せた副官フレアーがリキア同盟軍を仕留め損ねていたことが判明してから急激に立場が悪化。
その対応に追われてゼフィールから任されたナバタの里攻略も中途半端になり、遂には竜将降格を言い渡される。
王都アクレイアでリキア軍を食い止めればマードックがとりなしてくれるとの条件だったが、敗北、戦死した。
ちなみに13章→16章でレべルが2上がっているが能力は1つも上がっていない。ジェイガンもびっくりの成長率である。

典型的な小悪党だが、コミカルでインパクトの強い言動からネタキャラとして人気がある。
コミカライズ版『覇者の剣』では、よりその傾向が強くなっている。詳細は当該項目を参照。
後に『覚醒』にも他の竜将達を差し置いてゲスト出演している。

イベントBGM『Suspicious~三竜将のテーマ』はまさに彼の怪しさ(suspicious)を体現したかのような雰囲気を醸し出している。

攻略法
16章の敵将。
ドラゴンマスターの割に力が副官のフレアーより低いが、その分バランスの良いステータス。
「ノーマル」では一般の敵将より少し強い程度だが、「ハード」では隙の無い万能型となり竜将の名に恥じない能力に。
「デルフィの守り」で弱点をカバーし、「ルーンソード」で回復も可能と防御重視の装備を持つ。
ただ力は低めで、本人の技とルーンソードの命中も低いので中盤ボスのわりに命中が2桁しかない。回避できれば回復はされない。
しかも、盗賊で「デルフィの守り」を盗めるため、弓や「エイルカリバー」の特効で楽に倒すことができる。
正攻法で倒すにしても「デルフィの守り」は今後も役立つアイテムなので、必ず盗んでおきたい。
なお、彼は飛兵なので玉座の守備回避アップの効果を受けないが魔防+5は受けており、低めの魔防をカバーしている。

ちなみに、彼と戦うマップには秘密の店があり、クラスチェンジアイテムが買い放題となっている。
新規加入したツァイスやヒュウをはじめ、下級職ユニットのボスチクに利用させて貰うのも良いだろう。
幸いルーンソードは使用回数が15回しかない上にこのマップはマードックと違いターン制限がないのだから…

トライアルマップ
本編を一度でもクリア=トライアルマップ解禁直後から使用可能。
実力で得た地位ではないということで、パラメータ合計は他の竜将よりも低い。
だが、移動力に優れ、速さもブルーニャに次いで高いため、追加キャラのみで戦う時は意外と役立つことも。
追撃を活かしてゲイルやマードックよりも活躍してしまったりするので、激しく微妙な気分になるだろう。
ドーピングは「はやての羽」で速さをさらに伸ばしたり、「エナジーリング」で物足りない力を補強したい。

持ってくるルーンソードはリザイアが闇落ちしたためか名前こそ変わっているが、威力も射程も出る魔法も聖戦での低命中と壊れやすさも大地の剣そのもの。
烈火以降と違い普通に力と守備で計算されるため非常に強力で他の竜将の装備より明らかに強い。
剣としては異様に重いが、騎士系は全体的に体格がよいため所持者のナーシェンもぴったり攻速落ちを回避している。
また、封印の剣で間接攻撃のできる専用でない剣は固定ダメージの「ひかりの剣」とこれのみであり、
普通に間接攻撃でも必殺がでるので命中が補えるソードマスターが持つと鬼に金棒。まんま怒りナンナである。
間接攻撃で必殺が出せる非専用の剣はこれだけなので トライアルマップ専用アイテムのくせに剣職業全てに専用必殺モーションがある
という優遇っぷり。容量のせいか次回作は必殺自体出なくなったが
大半は剣が紫に光るだけだが、なぜか本来の所持者でもないソードマスターだけはオリジナルの必殺モーションがある。

間接攻撃が出せるだけでも強いのにこの武器、リザイアと同じく与えたダメージの100%を吸収する。もはやチート。
ロイの試練でもHP吸収効果が猛威を振るい、ナーシェンが出られない場面でも活躍する。下手すれば神将器より強い。

…あまりにキチガイ性能だったせいか次回作では命中が5上がった代わりに 所持者の攻撃半減、必殺不可 と大幅に弱体化し、下手すればてつの剣以下の存在にまでなり下がった。
そのくせ終章の敵が裏神将器と同列扱いで持ち出してくる。まぁ聖戦の時点で修理費からして神器と同格扱いされていたが。
おかげで持ち主がネタにされまくるハメに。

蒼炎』でまた壊れたがそれはまた別のお話。

ゲイル
○ステータス
  • ノーマル
LV18
HP49
力22
技15
速さ13
幸運11
守備22
魔防14
体格12
移動8
剣A槍A

  • ハード
LV18
HP59
力26
技20
速さ16
幸運14
守備24
魔防15
体格12
移動8
剣A槍A

○所持品
  • スレンドスピア(本編のみ所持)
槍B 威力10 命中65 必殺5 射程1~2 重さ10 耐久15

  • ひかりの剣(トライアルマップのみ所持)
剣C 威力9 命中70 必殺0 射程1~2 重さ9 耐久25 間接攻撃のみダメージ10の光魔法

  • キラーランス(トライアルマップのみ所持)
槍C 威力10 命中75 必殺30 射程1 重さ9 耐久20

人物評
マードック直属の部下。クラスはドラゴンマスター。
ベルン人ではないが、ベルン王国とマードックに対する忠誠心は強い。

三竜将に匹敵する実力の持ち主だが、上述のようにナーシェンにその地位を横取りされている。
もっとも、本人に出世欲はないらしく、他国人でありながらマードックに重用して貰える時点で十分満足していた様子。
そのナーシェンに対しても反感を抱いている節はなく、任務上やむを得ないとはいえ彼に頭を下げ陳情する事になっても特に気にする様子を見せていない。
後にナーシェンが戦死したため、晴れて三竜将に昇格している。しかしBGMはモブのまま。
同じベルン竜騎士のミレディとは恋人同士であり、彼女の弟ツァイスからも兄のように慕われている。
彼が登場する21章では、この二人が「話す」ことでイベントが発生する。
かつてミレディと過ごした日々を懐かしみながらも決別を口にし、ツァイスを一人前の竜騎士と認めたからこそ敵として非情に徹する会話は一度は見ておきたい。

ちなみに支援属性が設定されているが、シナリオ上では決して仲間にならない。封印で支援属性を持ちながら仲間にならないのは彼だけである。
漫画「覇者の剣」ではオリジナルキャラクターのジードの立場を考えてか、まさかの出番なし
もし登場していればどのように描かれていたのだろうか。相方のナーシェンとの絡みも見てみたかったものである。

攻略法
21章の増援部隊の一人。
ナーシェンより格上という設定通り、多くのステータスでナーシェンを上回っている。
さらに先の通りこの章のボスはマードックであり、他の三竜将と違い玉座にいない彼は、エトルリア軍がある程度進軍したのを見計らいその背後からの挟撃を狙い配下のドラゴンマスターとともに突撃してくる。

…のだがぶっちゃけるとボスユニット・指揮官としては三竜将はおろか 作中屈指の無能。
と言うのも彼とその部隊はAI設定がバグっており動きが滅茶苦茶でロイが範囲内にいるorロイが救出されてでもいない限り、 味方の近くに飛んできただけで棒立ちすることが多々。 *2
そのため、本来は移動型の敵将としてマードック共々神将器入手の厄介な敵になる予定だったのだろうがロイを狙った挟み撃ち作戦はまず実行されず
まともに動く雑魚の竜騎士以下の存在となり下がってしまっている…
いざ喧嘩を売ってみてもあんまり強くない。ナーシェンよりLvが8も高いのに能力合計が10しか変わらない上に力以外は大して差がなく、最重要能力の速さで負けているので追撃も容易。
特に「ノーマル」では速さにあと1差があったらそのナーシェンに追撃されていたとかは気にしてはいけない。
装備はそこらのボスと同じスレンドスピア1本。専用のA武器を持たせてもらえないあたりやっぱり不遇。
ナーシェンと違って特効を無効化するわけでもなく、玉座補正で魔防が上がってるわけでもなく、HP吸収もしないため、弓や魔法を使えば楽に倒すことができる。
そもそもこのマップではゲイルに近い能力の竜騎士達が次々と出現するため、彼一人に苦戦するようだとまずクリアできない。
むしろハードの場合、得物の関係でぎんのやりを持つ配下の方が攻撃力高い始末。
ミレディとツァイスで話しかけることができるが決して味方になることはない。
イベント重視ならミレディとツァイスで会話した後、ツァイスでトドメを刺してやるのも良いだろう。
ちなみに彼はステージボスではないので別に倒す必要はない。ミレディを悲しませたくなければスルーもあり。

ゲイル自体は上記の有様だが、このマップではどの方向に向かって進軍しても増援の竜騎士が次々と出現するため、かなり厄介である。
この章の増援は基本的にエリア制なのでそのエリアを避けるように進軍すれば増援は最小限に抑えられるが、玉座のある封印の神殿全域の援軍は避けられない。
進軍用の部隊と増援を引きつける囮部隊をそれぞれ用意するか、
あるいは全方位からの攻撃に備えられるように陣形を組む等、工夫が必要になるだろう。出撃可能人数は多いが一丸になって進みたい。
部隊を分けて進むなら、囮部隊が南からの軍勢を引きつける間に飛行系ユニットが東から迂回すると良い。
ゴンザレスバーサーカーを山に配置すると、より広範囲の敵を引きつけることが可能。

トライアルマップ
2周クリアで解禁。
力や守備が高いのは良いが、とにかく速さが低く、ジェネラルのマードックとも1の差しかない。
そのまま使うとナーシェンより使いづらいが、「はやての羽」で速さを補強すれば活躍できなくもない。
しかし、それ以上に問題なのは、他の竜将が本編で手に入らない装備をそのまま持って来てくれるのにもかかわらず、
彼は何故か本編で使っていた「スレンドスピア」を持って来てくれない点であろう。
そこまでしてこの槍を使わせたくないかスタッフよ。

ちなみにトライアルの持参品のキラーランスとひかりの剣は 店で普通に売っている

●ファイアーエムブレム ヒーローズ
イラストからステータスまでとても原作に忠実。
原作通り スレンドスピアなんぞ持ってこない でキャンセルの槍を持っている。まーた汎用武器か
そして原作通りナーシェンより速さ以外格上だが、肝心の速さがナーシェンに大きく劣る。
…つまりいつもの飛行槍である。
その残念さから一部ではやはりナーシェンの方が実力では上だったのではないかと囁かれるハメに。
何よりナーシェンが凄まじく対槍に特化してる上に、原作と違い追撃を食らう始末なのでタイマンでは…


追記・修正は本編を6周クリアしてからお願いします。

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最終更新:2024年04月12日 01:02

*1 一部攻略本では『ブルーニャ専用』と書かれているものも。

*2 ロイがフィールド上に存在する場合はロイのみを狙って攻撃する設定だが、なぜか「ロイ」ではなく一番近くの「ロイ軍」に向かって移動する設定になってしまっているので範囲にロイがいないと、そのキャラの横に移動し棒立ちしてしまう。ちなみにフィールドにロイがいないと雑魚の竜騎士と同じ動きになる