ナコルル

登録日:2015/02/23 Mon 01:27:57
更新日:2023/09/10 Sun 09:34:02
所要時間:約 10 分で読めます






「大自然の、おしおきです」




ナコルルとは、格闘ゲーム『サムライスピリッツ』に登場する人物。
アイヌの巫女であり、カムイコタンの剣士でもある。
彼女のみならず、作中のアイヌ文化は実際の文化と齟齬がある事を注意されたし。
そもそもアイヌのシャーマンは男性がやるものだし・・・



●人物紹介ノ項

流派:シカンナカムイ流刀舞術
武器銘:宝刀・チチウシ
生年月日:明和八(1771)年 十月十一日 明け方
出生地:アイヌモシリ・カムイコタン
血ノ型:AB型
身長:五尺一寸(約153cm)
体重:語らず
三体数:二尺三寸、一尺六寸、二尺六寸(B73・W50・H82)
趣向:自然の声を聞くこと
家族構成:祖父・サノウク 祖母・モナシリ 妹・リムルル 鷹・ママハハ 狼・シクルゥ
宝物:チチウシ(アイヌの戦士だった父親の形見)
好きなもの:カムイコタンの自然や動物たち
嫌いなもの:自然を汚す悪い人間たち
コンプレックス:秘密、巫女としての宿命の重さ(『侍魂』)
剣の道について:他人を傷つけたくはないが、自然を守っていくために必要だと思う。「護身術として父様から教わりました(『零』)」
尊敬する人:「どんな方でも、尊敬できる一面をもっています」「父様(『零』『剣魂』)」
特技:「朝作る『ラタシケプ(煮物・和え物の事)』はみんなおいしいと言ってくれます」
平和だと思うとき:森の木々に囲まれて過ごしているとき
好みのタイプ:「どんな人にも素晴らしい一面が必ずあります」「あまり考えたことはありません(『零』)」
現代社会での彼らは……?:彼女は現代社会では淘汰され、生きてはいられない
CV:生駒治美(多くの作品) 高橋美佳子(剣)千葉麗子(アニメ版) 國府田マリ子(電撃CD文庫) 中原麻衣(パチスロ/KOFⅩⅣ/グラブル/サムスピ2019)


●人物設定ノ項

アイヌモシリ(アイヌの土地/現在の北海道)の自然の中にある村の巫女。
代々、ウェインカル(透視術)やト゜ス(巫術)を受け継いできた家系に生を受ける。
カムイ(神や精霊)にも愛される清い心を持ち、自然の声を明瞭に聞く事が出来る。
里にて密かに暮らしていたが、ウェンカムイ(悪神、作中における暗黒神アンブロジァの事)の復活と、
世界の危機を告げる自然の声を聞き、一族を代表して旅に出ることになる。
剣術は一族に伝わる護身術、シカンナカムイ流刀舞術を習得。
そして亡き父から受け継いできた宝刀チチウシと、その守護鳥でありながら友人でもあるママハハを携えている。


そして、格闘ゲームのヒロインとしては絶大な人気を持つ。
今でこそ戦う巫女や、アニヲタ的には然程珍しくはないだろうが、当時、それも媒体が格闘ゲームと言うもので彼女の存在は異端であり、革命でもあった。当時の格闘ゲームのキャラクターで、お供の動物を連れてるのも非常に珍しかった。
当時の格ゲー女性キャラと言えば春麗不知火舞と言った、勝ち気で高い露出にナイスバディのいかにもなキャラが幅を利かせていた。
しかし、そんな中に登場したナコルルは自然のために戦う巫女と言う存在。
清楚な美少女というヒロインは声優をつとめた生駒氏の可憐でかわいらしいボイスも相まって爆発的人気を得た
一部では萌えと言う概念を生み出したとまで言われている。
制作者は「柔らかさ」「純白」「ほっと出来る」と言う設定を主に彼女を作り上げたとのこと。


ゆえに、

  • ゲーメスト・ギャルズアイランドでの人気投票では3巻から最終巻の5巻まで人気投票で1位を取り続けたため、元祖格ゲーヒロイン・春麗と並んで殿堂入り。
  • 当時のコミケは右を見ても左を見てもナコルル。
  • 三鷹市水道局のポスターに起用されるが、盗まれまくったために絵だけを販売した。
  • 京都遷都1200年記念・緑化フェアのポスターにも起用された。
  • 新声社からは「ナコルル人形」なる、俗に言う着せ替え人形も販売された。
  • うたたねひろゆき氏が「初代EDの生足ナコルル」+「紫ナコルル」を描いた下敷きも販売された。
  • SNKプレイモアの非営利支援活動団体の名は「ナコルル&テリークラブ」
  • アニメ『氷菓』では河内亜也子がコスプレを披露。故にファンからナコルル先輩と呼ばれている。雰囲気は後述する紫ナコルルが赤ナコルルの服を着ている、というもの。尚、原作では披露していない。

などの功績も残している。



●他者トノ関係


○紫ナコルル
「自然の怒りを受けなさい」

2Pカラーのナコルル。
褐色の肌、紫を基調とした衣類程度の違いしかない訳ではなく、
グラフィッカーのこだわりで勝利デモやキャラ選択画面ではツリ目がちな瞳に妖艶な笑顔が露わになっている。こういった1P、2Pで全くイメージの異なるキャラビジュアルを持つと言うのは同キャラとしては初代では彼女のみだったため注目された。
元々、ゲームでのナコルルは『初代』では勝ち気な性格で『真』で清楚おしとやかな現在のイメージに変化(ただし設定上は『初代』から「心優しい少女」と説明されているため、初代はキャラクター像がハッキリ出来てなかっただけと思われる)。『斬』以降セリフ回しが赤、紫で変化しこの初代の性格を復活させる形で紫ナコルルに受け継がれた。だが・・・
スタッフが暴走気味で勝ち気どころか通り超してドS気味なところも・・・
清楚なナコルルの人気と共に、罵られたい人が多いようで勝気な紫ナコルルもファンの間で人気が沸騰。そこ、こっちが本性だろとか言わない
『斬』以降でのシリーズの大きな特徴の一つである剣質選択は彼女が元になって作られたらしい。
「修羅」だとママハハを連れたいつものナコルルだが、「羅刹」だと狼のシクルゥを連れたこの紫ナコルルになる。褐色の肌は従来と変わらないが、顔立ちはやや柔らかなものになっている。
ポリサムでは制作側の事情により、髪型がボブカットに変更されている。リボンもない。(容量上の都合らしく3D格闘ゲームでは長髪キャラが短髪になるのはよくある話)
修羅ナコルルは「自然を愛するが、少女らしく生きるか巫女として生きるか思い悩む、争いが苦手な少女」
羅刹ナコルルは「自然を愛し、脅かす者と戦う事を躊躇しない少女」と言う設定。
下に紹介しているレラの登場でもう見られないと思われたが・・・
『剣客伝』では久々に登場、シャルロット共々、王虎に「ワシの子を産め」と迫られた。

天サム等では性格が変わったりはしないがカラーバリーションとして黄色いナコルル、通称黄ナコ等も

○レラ
「自然の痛みを知りなさい」

『ナコルル ~あのひとからのおくりもの~(通称『ナコりもの』)』にて登場した第三のナコルル。
ナコルルが拒絶している「闘争」が押し付けられた心の闇に近い存在で、彼女に戦いをする様に迫る。
『零』にて羅刹ナコルルの性能を持って参戦。
シクルゥを連れた冷静沈着(いわゆるクールビューティー)な少女と言う設定だが、彼女の登場により剣質選択もなくなり、紫ナコルルが消失してしまい、紫ナコファンは哀しみを背負った。
紫ナコと基本理念は同じだが、性格がかなり異なるのもあってほとんど別人。
そのためか、『剣客伝』ではナコルルとレラに加えて紫ナコルルも参戦すると言う事態になった。
ちなみに、本家ナコルルより胸がでかい。この事は公式設定資料にもちゃんと書かれている。…単なる別人格のはずなのに。

リムルル
「……ねえさま? わたしの、ねえさま? ずっと、ずっといっしょ?」

ナコルルの妹。
非常に姉妹仲は良く、リムルルにとってナコルルは憧れのお姉さん。(キャラソンのHeavy Babysでもそう歌っている)
『ナコりもの』では実妹となっているが、『零』のEDでは血の繋がりは無いとの設定。旧SNK作品では明言されていない。
前者は様々な齟齬、後者は唐突な設定のためにどちらにも落ち着かない設定である。
大抵の場合、戦いに出る理由はナコルルが倒さなくていい様に先に悪を倒すと言うもので、『剣客伝』では慶寅に戦いのない世界をお願いした。



ガルフォード
「この世に悪がある限り、正義のために戦い続ける宿命だ。だから……ナコルル……さらばだッ!!」

鷹のママハハを連れた自然のために戦うナコルルにベタ惚れしている、犬のパピーを連れた正義のために戦うアメリカン忍者。
『初代』ではなんとなく話が合う程度の関係だったが、『真』ではガルフォードは理想のヤマトナデシコ相手に惚れ、ナコルルも彼の事を気にしている設定が出来たが、シリーズによっては彼女は「災厄が発生してるのでそれどころではない」とも思っている。
そして本作のEDで消滅してした所を目撃し、ファンの間ではナコルルは死んだと思われた。しかし続編の『侍魂』ではナコルルは生きてたことが判明し、EDでは両片思いのような状態となっている。しかしその20年後の『甦りし蒼紅の刃』の世界では、ナコリムを年を取らせないSNKの苦肉の選択の結果氷の中に閉じ込められたリムルルを助けるために身体を小さくして精霊となり、ガルフォードはおよそ二十年経っても彼女の事をひたすらに故郷で待ち続けている。


「ナコルル、一度しか言わない。――俺についてこい」

パピーを連れてない、クールな羅刹ガルフォードは『剣客伝』で固有のストーリーを獲得。
プロフィールでは「好みのタイプ:ナコルル」と書く始末。

そして『剣客伝』での二人の結末は以下の様になっている。
ガルフォードED→御前試合に優勝したのを祝うナコルル。彼女が言おうとした事を止めさせ、正義のために戦いを続けていく。
羅刹ガルフォードED→直球に告白。二人で正義のために戦いを続けていく。
パピーED→パパーとピピーとピパーと言う子を産む。二人はカムイコタンで暮らしている。
リムルルED→ナコルルは勿論出るが、ガルフォードは登場しない。争いはもう起きないので二人が会う事も多分ない。
ナコルルED→後述。



○羅将神ミヅキ
「お話になりませぬわ」
『真』『武士道烈伝(妖花慟哭の章)』でのラスボス。
『天下一剣客伝』の自身のエンディングではナコルルを「邪神の巫女」として生贄に捧げ、世界を破滅へと導いた。
これだけ見るとナコルル側からの接点はほぼないのだが、KOF15のEDにてナコルルが現代世界に転移してまで追っていた討ち払うべき悪しき存在であることが判明。ラスボスを倒したことでナコルル達の前に姿を現す。
このままミヅキを討伐して使命を終えて元の世界に帰る―かと思いきや、同行していた覇王丸やダーリィ・ダガーが現代との別れを惜しんだところで状況が一変する。ナコルルの提案で4人で世界中を旅行することに。

「な、なにを勝手に決めておるこの下郎ども~!」

ナコルル曰く、邪気は払われていて弱体化しているから問題はないとのこと。結局無理矢理連れ回されることになったミヅキは、めでたく現代世界になじみ、ナコルルとショッピングを楽しむこととなった。
ミヅキもミヅキでなかなかに不幸な人生を歩んできていたため、この結末にほっこりした両者のファンは多い。










●各作品ニオケル功績ノ項

○電脳遊戯作品


・サムライスピリッツ
前述の通りこの作品ではまだ設定が固まっていなかったのか、だいぶ強気な性格である。刃物で戦う以上当然といえば当然だが。生駒さんの演技も従来作と大部違う。
今では有名な「大自然の、おしおきです」と言うボイスも、初代では「大自然のおしおきよ」となっている。
この他にも、「女の子に手をあげた、あなたがわるいのよ。精神修行もしっかりね」と言う勝利台詞が象徴的。
また、熱闘版では「大自然のおしおきよ」の語尾にハートマークが付いている。

自然を傷つけて来た天草四郎時貞をひとまず倒し、動物らと共に故郷に帰っている。
この時に彼女は着替えており、その際に彼女の生足を拝む事が可能。そのため剛の者はその為に何度もCPU戦に挑み続けた。

テーマ曲は「自然の宴」
彼女の大好きな自然の豊かさがを表した曲でナコルルを象徴する曲である。


・真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変
自分を邪神の巫女としてアンブロジァの生贄にしようとしていた羅将神ミヅキを倒した後、森の中で倒れたのをガルフォードに見つけられる。
しかしママハハと共に飛び立ち、汚染された自然を前に「全てのよきカムイ達よ、私の命の光で木々や野原を救って!! どうか、お願い!!」と祈る。
そして光に包まれて消え去り、遺されたチチウシを手にしたリムルルに、
「みんな、どうか悲しまないで……いっしょに笑う事はできないけれど、木々や野原をかける風の中に私はいつもいます……だからリムルル、みんなとがんばって……」
と語り掛ける結末となっている。
そしてガルフォードEDではガルフォードの視点で同じ場面が描かれ、ナコルルを救う事が出来ずうなだれるガルフォードに、
「ガルフォードさん……ごめんなさい…。でも、みんなを救うにはこうするしかなかったの。だから…悲しまないでください」
と語り掛ける結末となっている。


そう、ナコルルは二作目で早くも生死不明となってしまった(死んだとは説明されていなかったが、描写が描写だけに、死んだと思っていたファンも多い)
絶大な人気を持つ彼女の死は『初代』で 不知火麻衣に一騎討ちを挑んで死んだ不知火幻庵や、二度と出られない穴に飛び込んだアースクェイクとは訳が違うのである。
実の所死んではいなかったのだが、ナコルルの人気は易々と治まる物ではなく、「みんな、どうか悲しまないで……」と言われても悲しんだ。
ナコルルと右京が死んでしまうという結末の関係で、本作の時系列はポリサムの前と随分後半となっており、2Dの作品は基本的に本作以前となっている。

ナコルルの大きな魅力の一つがCVの生駒さんの可憐でかわいらしいボイスだがこの作品で従来のイメージが固まったと言える。後の作でも演技が若干変化し戦士らしい凛々しさが出てくるが本作は歴代でトップクラスにロリロリでかわいらしい。

ステージ曲は「自然の宴 春」
自然の宴というタイトルだが初代の曲とは全くの別曲である。前回が雪景色が印象的だったが雪解けした春のカムイコタンが舞台で春の暖かさを表したような素朴なメロディーの一方でどこかせつなげなところも。

・サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣
というわけで、初代と真サムの間の時系列である。
自然の調和を乱す者、鬼の存在に気付いて旅立つ。
エンディングでは現代社会の批判とも取れる哲学めいた発言をしている。
また、本作から紫ナコルルが「羅刹ナコルル」として正式な存在となった。
この作品から狼のシクルゥが新しく仲間になっている。
熱闘版ではゲーム難易度によって、クリア後にリムルルと凄い絵面で共に隠しコマンドを教えてくれる。

かの、ギース様はリアルバウト餓狼で死亡→KOF96で何事もなかったように登場して散々突っ込まれたと言うが何故かこちらはあまり突っ込まれない。

ステージ曲は「自然の息吹き」
非常に哀愁漂う曲で悲壮な宿命を背負うナコルルのイメージに非常にマッチした曲である。斬サムと言えばリムルルの「心の鏡」の評価が高いがこちらも負けず劣らずの名曲である。機会があればどちらも聞いて見てほしい


・サムライスピリッツ 天草降臨
天草によって崩壊しつつある自然を守るために、リムルルと共に旅立つ。
ライバルは何かと突っかかってきたり、彼女の情けにキレっぱなしの幻十郎。
エンディングでは傷ついた自然を癒すために祈るが倒れてしまい、リムルルらの助けでカムイコタンに帰還する。
「無茶はやめてね」と言われるものの、ナコルルの決意は揺らがなかった。ようするに真サムのフラグ

システムに断末奥義と言うのがあり、倒れた相手に更なる追撃を加えてグロテスクな死に様にさせるものがあるが、
ナコルルとリムルルの姉妹には発動できない。どうでもいいが斬紅郎も。
女性の胴体が文字通りにかち割られるのは道徳的にどうかと思われたのだろうが、シャルロットは断末奥義を受けるため、リョナラーに血みどろな死に様を晒されまくった。



・サムライスピリッツ零
『初代』より時系列では前の作品のため、プロフィールもかなり異なっている。
父が所有していたチチウシをママハハが持って来た事により、父を追って旅立つ。
エンディングでは次代の巫女を探すカムイと人として生きよと告げる父の幻影が現れる。
受け継がなければ別の者が巫女となるため、リムルルの事を想って巫女となった。

また、レラのストーリーでのナコルルは邪気に当てられた熊を宥めようとするが止められず、痺れを切らしたレラが熊を斬り捨ててシクルゥと共に父を探しに旅立つ。
最後にはナコルルに助言した後、彼女の身体に戻った。

本作から登場した真鏡名ミナとは切っても切れぬ縁がある。
ナコルルの黒髪に対して白い髪、白い肌に対して濃い目の肌、落ち着きのある慈悲的な性格に対して情緒不安定気味な孤高な性格、幼児体型に対して大人な体型、頼りになる鷹と役に立たないヘンなヤツ…
なんでも「ナコルルへの挑戦」を元に作り上げられたという。
だがそれも次の次で…



・サムライスピリッツ零SPECIAL
特にストーリー性のない作品だが、物議を起こした絶命奥義が登場。
ナコルルがどうやって相手を紅に染めるのかは後述だが、この絶命奥義、ナコリム姉妹にも決められる。
外道に喰わせるも良し!破沙羅に首を切らせるも良し!水邪で血の雨にするも良し!とリョナラーは歓喜した。
耐性がない人だと冗談抜きで精神的に来るので視聴はよく考えるべし。
ちなみに、ガルフォードの絶命奥義は「膝から崩れ落ちつつ縦真っ二つ」の切断パターンになるのだが、この場合服だけ先に切れて一瞬だけ胸の谷間が見える
だがCPUのナコルル、リムルル、レラはやたらと絶命奥義に対するガードが硬い*1
そんな中、シャルロットとミナは絶命奥義にガードをしないので……
ミヅキは絶命奥義をガードしないがそれ以前に強い。
おまけに直前に出てくる我旺が絶命奥義に対するガードが固く、更にその前に出てくる斬紅郎も絶命奥義をガードしない代わりに超反応&バ火力なのでミヅキに会うまでが辛い。




・サムライスピリッツ 天下一剣客伝
御前試合以前から、自然が上げる呻き声に気付いていた。
魔界を統べし我旺を倒した後、傷ついた自然に父と母の力を借りて最後の祈りを捧げる。なんどめだナコルル。
結果、カムイの声は聞こえなくなり巫女ではなくなるが、刀を手放し、カムイコタンに来たガルフォードと新しい人生を送る事になった。






・SAMURAI SPIRITS ~侍魂~
時系列では『真』のその後の作品。
自然の中で眠りについていたが、壊帝ユガを倒すために旅立つと言う理由であっさりと復活している。最初からこうすればよかったんじゃ……
エンディングでは普通の女の子への憧れを口にしているが、どうやらそれはまだ難しい話らしい。
ちなみに本作ではバストサイズが9cmも上昇した結果、Fカップとなっている。ちなみに『零』ではB、それ以外ではC。



・SAMURAI SPIRITS 2 ~アスラ斬魔伝~
勿論続投。
本作ではガルフォードの想いは叶わない。



・剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃
操作キャラクターとしてではなく、ちっちゃい妖精として登場し、プレイヤーを導く役割となっている。
二十年前に、光の巫女の姉妹が揃う事を恐れられて離天京に封じられたリムルルを助けようとしたが、慈限大師の結界によって入る事が出来なかった。
そして大自然と意識を一体化させてこの姿になり、剣士にリムルルの救出を依頼している。ちなみにナコルル本人は別の場所で眠りについている。
要はスタッフは三十路の姉妹を出したくなかったし、ファンも見たくなかったと言う事である。覇王丸?知らんがな
非常にゲーム面で難があるとされるゲームだがナコルルが結構登場してボイスつきで長時間喋るのでナコルルファンならファンディスクとして持っていて損はないとか


・サムライスピリッツ閃
精霊の声が聞こえなくなり、カムイコタンを飛び出したリムルルを追って旅立つ。
実は別の生き方を選んでほしいがために、巫女の力について告げる事を先延ばしにしていたのでそれを詫びた。
ゲームシステム上ママハハもシクルウもいない。



・真説サムライスピリッツ 武士道烈伝
こちらは初代と真のストーリーをベースとした悪名高いサムスピのRPG。
ナコルルは主人公・パーティメンバーとして選択できる。全体的に火力は抑え目だが貴重な回復奥義を持ち、このゲームの最重要パラメータである素早さも高い。
選べる仲間で回復奥義を持つキャラはナコルルとリムルルしかおらず、回復役がいないとすぐ死ぬバランスのため、大抵のパーティだとどちらかにお呼びがかかる。
ちなみにナコルルとリムルルは同時に仲間にすることは出来ない。片方を仲間にすると片方が抜けるという、よそよそしい姉妹である。
ナコルルをパーティに入れて妖花慟哭の章を進めると、イベントで舞うナコルルの1枚絵がみられる。ちなみに、妹はグリーンヘルのイベントで脱ぐため、妖花慟哭の章ではリムルルのほうが使用率が高いとか何とか。



・ナコルル~あのひとからのおくりもの~
ナコルルがヒロインのADV。
本作の彼女は「優しさ」が強調されていて、幼少期は生き物を愛するが故に何も食べられなかった。
天草を倒しに行った際も人を斬る事について悩みつづけ、もう一人の人格「レラ」にそれらを担わせた。
作中でも自己嫌悪に陥っており、周囲の人物らとの交流によって少しずつ改善されていく。
だが、そんな日々も長くは続かず、里に魔が迫り……
本編との矛盾や、色々とアレな難点を抱えている為、どうにも黒歴史気味な作品。



・Days of Memories
SNKキャラが攻略対象のギャルゲーにも勿論の事登場。9作存在するが、この内の4作に登場している。
3作目『大江戸恋愛絵巻』ではリムルルと共に、ねおじ山で暮らしている。
7作目『僕と彼女と古都の恋』では京都の旅館をリムルルと共に経営している若女将であるが、
攻略対象ではなく、同時間軸の8作目『風舞う都で捕まえて!』では攻略対象となっている。
9作目『世界で一番熱い冬』では紫ナコルルである。
当然ながら全てパラレル時空である。


・クロスオーバー作品
『CVS』では乱入キャラとして登場。
清純派のナコルルのライバルは妖艶なモリガン。「おしおき」と言うセリフで共通点がある
「教えてあげましょうか? 楽しい遊びを」「いえ、あの……また今度……」

かなりの強キャラだったが、『CVS2』では弱体化されテクニカルキャラとなった。
西村キヌ氏が描いた、冷たく無機質なまなざしを持ちながらも雰囲気は決して失われていないナコルルが非常に魅力的。
純真が故に相方からも好印象だが、ベガにすっかり利用されているのに気付かず、むしろ世界制服の野望をみんなで手を取り合う事と認識している。
ついでに、あの山崎からの心証もいい。チョイ・ボンゲには「ダンナ以上に思い込みが激しい娘でヤンス」と言われている。
しかし、暴力的なM・バイソンやギース・ハワードとの会話は見るに堪えない。
例の勝ちセリフが初代以来の「おしおきよ」になっている。こちらはいい遊び心だが・・・、同じく勝利時に黒歴史気味のナコリものからまさかのマナリが登場し、作品がマイナー過ぎて皆、「誰?」となったとか。そこはリムルルじゃないですかね?カプコンさん

KOF』では『熱闘95』の隠しキャラと、『2000』でのユリのアナザーストライカーとして登場。
何故か『熱闘95』ではテーマ曲がルガールのものになっている。
『頂上決戦』だとやっぱりライバルのモリガンとのコンビは「おしおきコンビ」で、ザンギエフと「ゆきぐにコンビ」、覇王丸と「さむらいタッグ」、あかりと「シャーマンズ」。
前述の二人で「カタナバトルチーム」が組めるが、故に「SNKヒロインチーム」からはあぶれている。
『NBC』ではWAREZの自然破壊を見過ごせずに参戦。自然大好きマッドマンからは親近感を持たれている。
『ギャルズファイターズ』で叶えてもらった願いはカムイコタンに帰りたいと言うもので、普通過ぎるが彼女らしくもある。
と言うか、お願いしなかったら帰してくれなかったのか?

なお、サムスピからいろは、ミナ、チャムチャムが登場している『クイーンズゲイト』ではヒロインにもかかわらず参戦していないさすがに脱がしたりするほどのキャラじゃないのはわかるが…ん?後ろに殺気が……
さらには『ネオジオヒーローズ』でもサムスピ代表をいろはに取られた。これが公式のすることか。

―――しかし、カムイ(SNK)は彼女を見捨ててはいなかった!
2016年発売の『THE KING OF FIGHTERS XIV』にて「異世界チーム」の一員として参戦したのである!
この作品では世界・次元を超えた存在であるラスボスを追いかけ、ほかの世界で出会った仲間とともにKOF世界へとやってきている。
もちろん使う技はサムスピシリーズと同様の剣技+ママハハとの連携技である。
すっかり現代世界を楽しんでいるようで、会話デモやEDではこれまでの作品では見られなかったような明るい少女としての一面を覗かせている。
現代社会では淘汰され、生きていられない?何のことだ?
XVでも覇王丸、ダーリィ・ダガーを引き連れてサムスピチームとして参戦。もう完全に現代社会に慣れてしまったのか、EDではショッピングに出掛ける姿も。…ラスボスから分離した羅将神ミヅキと一緒に
他にも七枷社やシェルミーとの特殊EDがあったりと、完全に馴染んでいる。
CVは 中原麻衣さん。
生駒さんから変わったことを残念がる人も多い一方でイメージを引き継いだ演技でこちらにもファンがつきはじめている模様。

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALではDLCファイターのテリー・ボガード参戦ムービーで差出人【S】からのスマブラ招待状をSNKキャラ達が掴もうとしては掴み損ねる中、ナコルルも登場してママハハに掴ませようとするがこちらも失敗。そのまま飛び去るママハハをナコルルはただ呆然と立ち尽くして見ていた。
スマブラの参戦こそ果たせなかったがDLCでMiiファイターのコスチュームになったり彼女のステージ曲のひとつでもある自然の宴が新アレンジとして収録されている。
さらにスピリッツにも登場。
アイヌモシリのモチーフで冬の季節のヨッシーアイランドで髪型や服装が似ているゼルダに憑依してママハハ役のスモール化したファルコと同時に戦う。
体力制、ゼルダはキルソード持ち、ピンチになると攻撃力アップと本家とほぼ同じシチュエーションになっている。
性能は階級HOPEのサポーターでスキルは空中攻撃が強化される。


○漫画作品

・サムライスピリッツ 島原天草邪神城攻略編
作者が石川賢のため、案の定設定がおかしい。
出番は多いものの顔が濃く、言う事が電波だったり、大量の鳥を集めて邪神城から脱出している。

「なーに みんなつかまっちゃったの」


・島本和彦版
「デラックスボンボン」に連載されていた作品。
ナコルルは二人存在しているという設定で、赤ナコルルはゲームに近いけなげな美少女、紫ナコルルは赤ナコルルからチチウシを奪わんとする褐色で勝ち気でワガママな人格となっている。
赤ナコと紫ナコとの対決を見て、「なんか・・・・ あっちの色黒のナコルルのほうが心が通じる気がするケ・・・・」と紫ナコに共感する不知火幻庵は笑いどころであろう。

「昔ね ある村で同じ日に女の子が二人生まれたのよ その二人は同じ名前をつけられて 同じように育てられた・・・・ そしてより能力の秀でている者 こっちを『少女赤』とするわね 『少女赤』は正当な村を守る巫女として認められたわ けれどももう一人の女の子『少女紫』はそれを認めなかった!! 実力も美しさも自分のほうが絶対勝ってるって信じてたの! ある朝 『少女赤』のほうは アンブロジアを倒すために宝刀チチウシを授けられ旅立っていった でも"紫"はそんなこと絶対許さないの!! 宝刀も使命も必ず奪って私のものにしてやるのよ!!」


・内藤泰弘版
「ファミリーコンピューターマガジン」に連載されていた作品。
ナコルルは怨天丸と言う相手にカムイコタンの村人を皆殺しにされると言う悲惨な目に遭っている。
なんだかんだで、オリキャラの小綱とちょっといい雰囲気になっていた。



・斬肉の夏
「コミックゲーメスト」に読み切りで掲載された斬紅無双剣のコミカライズ。
作者は広江礼威氏。
なんと、主人公の緋雨閑丸にナコルルが斬殺されるという衝撃的な展開。
妹のリムルルも登場し、姉の仇として閑丸と戦うも半ば鬼と化した閑丸に及ばずにやはり斬り殺されてしまう。
出番はたった一コマのみながら、修羅道に落ちてゆく閑丸を憂い自分が最後の犠牲である事を願いながら閑丸を抱きしめるシーンは
その後も殺しを止める事ができない閑丸の苦悩と相まって斬紅郎無双剣の特徴である無常さ修羅の恐ろしさを顕している。
ついでに、原作でもやらなかった姉妹の無残な死を描いた希少な作品。



ボンガロ
山田十兵衛との修行で記憶を取り戻したテリー一行が、覇王丸、服部半蔵、ガルフォード、ナコルルの子孫に遭遇し、クラウザーの手下だと思われて戦闘に入る。
ナコルルはダック・キングと立ち合い、彼女は幾度となく拳を浴びせていくが、ダックの反撃で殴り飛ばされた。
どうも彼は殴り飛ばすまで彼女が少女だと言う事に気付いていなかったらしいが、それを言うと顔面に拳を貰った。
彼の性格が案外紳士のせいか、ダックの実力のせいか、四組の内、唯一殴られまくると言う一方的な展開となっていた。
仮面の男らが現れた時も拳の一撃で打ち倒している。何故かチチウシもママハハもない。
「えーい」



○映像作品
・サムライスピリッツ 破天降魔の章
声優は千葉麗子。タムタムと行動を共にすることが多い。
性格もまた電波な感じになっており、特に仲間達が技を繰り出す中、「アペフチ カムイ リムセ」と称してマントを投げ捨てているシーンは必見?
ストーリー的にはアレだが、作画は良質。



・サムライスピリッツ2 アスラ斬魔伝(OVA)
主役同然の役割。
お出かけバッグを持った姿や、傷ついてはいるが生肩が見られる。
よく分からない設定の紫ナコルルが出る事でも有名。しかもノーマルナコルルと同時に。
作画や戦闘シーンが素晴らしく、CVも生駒さん、ストーリーも紫ナコがよくわからないこと以外はある程度まとまっているのでファンなら見ておいて損はない


・ナコルル ~あのひとからのおくりもの~(OVA)
前述の作品のOVA版。
「ナコルルのイメージビデオ」とよく言われる。
後編が出てない事を言うと大自然のおしおきを受けるので気を付けよう。



○どらまCD

・ネオジオDJステーション
声優は生駒治美で、サムスピからの唯一の登場。
この作品でメシマズ属性が追加。彼女の作るラタシケプは不知火舞とあの八神庵を悶絶させた。
庵が食べることを放棄して草薙京に「これもやるから食っていいぞ」と、あげようとするレベルといえばそのまずさが伝わるだろうか。
ただし、明治時代のアイヌをテーマにした漫画「ゴールデンカムイ」ではアイヌの料理にドン引きした登場人物も居たので、江戸時代のアイヌであるナコルルの味覚が現代人である舞や庵の味覚に合わなかっただけ…と思いたい。
ちなみに京だけは彼女の作るラタシケプを美味そうに平らげていた。もしかしてユキもメシマズなんじゃ……。
他にも大自然レポートコーナーなどではクマに遭遇したりなど、彼女が出ると大体舞と庵が酷い目に合う。
ママハハに最近重いと愚痴られているらしい。
公式が病気の極み草薙家の一族では京の不良の姉。「パラリラ~♪」と歌いつつの登場とあのロリボイスでの不良言葉がかわいい。
生駒さんに一人でナコルル他、キングやシャルロットをやる声優いじめ通称生駒無双も


●遊戯内デノ性能

機動力が高く、三角飛びも使えるスピードキャラ。
ママハハでの翻弄や必殺技を活かして手数で攻めるのが得意。
ジャンプ強斬り「カント ヤサ エムシ(天を裂く刀)」が対空に便利で、空中投げも使える。
弱点はリーチが短く、攻撃力も低い事。か弱いため防御力や気絶耐久値も低い。

作品ごとに強さは安定せず、2D本編では『斬』『天』ではクソ強く、『初代』『零SP』『剣』『閃』では真ん中辺り、『零』ではあまり強くない。
『真』では耐久力最低、ティッシュジャンプ、コンボもしょぼい、頼れる技が全くないと、愛があっても使えない最弱キャラ。幻庵にHP有利でしゃがまれると詰む。
64版サムスピ?アスラ斬魔伝?プレイしたくても出来んよ…


○シカンナカムイ流刀舞術ヲ代表スル技

●必殺ノ技

・アンヌ ムツベ(勝利の刀)
ナコルルの代名詞の様な必殺技。低姿勢で刀を突き出し、光を纏って突進する。
『初代』では弱の入力直後に無敵があるため対空にも使える高スペック技だが、本作のみ見た目の割に上段。
『真』では隙が大きくなり、その挙句狂死郎の強斬りで真っ向からぶった切られたり、幻十郎にはガードされると即死コンボを貰う。
『天』と『零』では技の最中に停止する事が可能になり、特に『天』では猛威を振るった。


・レラ ムツベ(風の刀)
アンヌムツベの恰好で斜め上に上昇していく対空技。
しかし、無敵判定や攻撃判定の都合上対空にはまったく使えない。しかも暴発が怖い。
『斬』では多段技となり、連続技としての道を見出した。


・鷹/ママハハにつかまる
ジャンプしてママハハに掴まり、数秒間飛行し自由に移動もできる。アンヌ ムツベと共に代表的な技。
丸まって降下しながら斬りつける「ヤトロ ポック(鷲人間)、刀を構えて斜め下に飛び込む「カムイ ムツベ(神の刃)、分離すると同時にママハハが攻撃する「シチカプ アイ(鷹の矢/CVSと『剣』のみ登場)に派生する。
初代ではヤトロ ポックから択を迫る戦法が強く、ナコルルのキャラ性を象徴していたが『真』では無残に弱体化。『零』では削除され、『零SP』から復活した。
カムイ ムツベは『斬』まで中段技ですらなく、そもそも隙が大きいためにあまり使えた物ではない。
シチカプ アイは登場作品が少ないが、発生が早いので使いやすい。
ちなみに、チチウシがナコルルの手から離れるとママハハが止まりに行ってしまうため、指笛で呼び出す「ママハハを呼ぶ」を使う必要がある。


・アムベ ヤトロ(火の鷲)/シチカプ エトゥ(鷹の嘴)
合図をしてママハハに攻撃させる技。
アムベ ヤトロの意味のため、『斬』ではシチカプ エトゥが登場した。
しかし、『零』と『剣』ではアムベ ヤトロに戻っており、『NBC』ではシチカプ エトゥ名義に。
『零』より前に発売された『CVS』ではこの二つが共存しており、そこから転じてこの様な事になったと思われる。
アムベ ヤトロはダウンを奪える牽制技で、シチカプ エトゥはダウンを奪えないがよろめかせ、『斬』と『天』では永久が可能。
『CVS』だと後者が足の爪でひっかく技となっている。


・カムイ リムセ(神への舞/基本的にリムセはリュッセと読む)
目の前でマントを振る技。飛び道具を跳ね返しつつ、相手にダメージを与える。
『斬』以降は強さによって振る回数が異なり、追加入力で追撃も可能。
登場した『真』では中版を密着して当てると強斬り以上のダメージに加えてほぼ気絶と言う壊れ技だが、ナコルルの唯一の強みがそれなので警戒されやすい。
『斬』では背後から弱、『天』では正面から弱が永久になるが、そこまで強力な物でもなかった。


・メル・シキテ(閃く牙) カント シキテ(天空の牙) イメル シキテ(稲妻の牙)
羅刹ナコルルおよびレラの、「狼/シクルゥに乗る」からの派生技。
前者二つは『斬』では移動技で、派生技の「分離攻撃」を出さないと全く役に立たなかった。
イメル シキテも相手を揺さぶれると思いきや、仕様のせいで攻撃が全て立ちガードされてしまう。分離攻撃にも派生できない。
『天』以降はそれぞれ、アンヌ ムツベ、レラ ムツベ、カムイ ムツベに似た攻撃技となっているが、カント シキテは残念なままだった。


●超必殺ノ技

・イルスカ ヤトロ リムセ(怒れる鷲の輪舞)/シチカプ カムイ イルシカ(鷹の神の怒り)
『真』での武器破壊技と、『CVS』での超必殺技。
前者は何度も炎を纏ったママハハを突撃させるが、ナコルル自体がアレだし性能もアレ。超アムベヤトロとも言う。
後者は炎を纏ったママハハに画面を横切らせる。発生が早かったり対空に使えたりと高性能な技。


・アペフチ カムイ リムセ(火の神への輪舞)
『真』から秘奥義として登場した。カムイ リムセを4連続で放つ。
無敵はあるがカス当たりしやすく、コマンドも出しにくい物でとてもじゃないが使いにくい。
『斬』からはカムイ リムセの性能自体がこれに似た物となったが、『零』では素手専用技、『剣』では秘奥義として復活。


・エレルシ カムイ リムセ(輝く神への舞)
『斬』から登場した武器飛ばし技。鷹につかまる→カムイ ムツベ→アペフチ カムイ リムセ→シチカプ エトゥ(アムベ ヤトロ)を連続して行う乱舞技。
とんでもなく出が速く中段で空中ガードも不可という鬼のような技で、修羅ナコルルの強さを支えた。
『天』からは激しく弱体化し、かなり微妙な技になっている。


・トゥルセ サンベ キク ムツベ(倒して心臓を叩く刃)
絶命奥義。カムイ リムセ→空裂投で投げ飛ばす→飛天鷹落投で地面に叩きつける→流転胸撃刃と言う流れの歴代の投げ技を並べた手抜き技。
その演出は、相手を地面に叩きつけた後に跨り、チチウシを振り上げながら「自然の怖さを、教えてあげる」と告げ、相手を一突き。
相手の血が吹き出し、返り血に塗れた後もなお跨り続け、「さよう……なら……」と儚げに言う。
ぶっ飛んだ演出が多い絶命奥義でもやけに現実味があり、外道や破沙羅より怖いと言う人もいる。


・ヌペキ カムイ シキテ(輝く神の牙)
羅刹ナコルルとレラの武器飛ばし技。ヌ「ベ」キだったりヌ「ペ」キだったりする。
メル シキテからカント ヤサ エムシ(ジャンプ強斬り)で上昇し、最後にカムイ リムセで叩き落とす。
シクルゥに乗っていなくても出せるが、乗っていると発生が早く、連続技に組み込める。
「トゥカーン!」


・シリコロ カムイ ノミ(山の神への祈り)/カムイ サンテク(神の血筋)
それぞれ『CVS』と『NBC』の超必殺技。どちらも体力を回復する格ゲーらしからぬ技。
前者はMAX超必殺技な上に技中は無防備でキャンセルしても隙が大きい死に技だが、タイムアップしても回復するため逃げ切れる。
後者は2ゲージ仕様だが、狙える機会はゲームの仕様上あるっちゃある。





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最終更新:2023年09月10日 09:34

*1 男キャラだと骸羅、炎邪、水邪、我旺が該当