星のカービィ(アニメ)

登録日:2011/11/26 Sat 16:10:17
更新日:2024/03/20 Wed 22:05:52
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01年秋アニメ 117京441兆2426億1370万8686デデンもの借金 1990年代生まれホイホイ CBC TBS ※土曜朝7時30分です。 いろんな意味で衝撃の最終回 アニカビ アニメ アニメカービィ カービィ ゲームへの逆輸入も多し コメント欄ログ化項目 スタジオ・ザイン ハル研究所 ブラックジョーク メタナイト ←やっぱりイケメンボイスでした メタ発言 任天堂 低所恐怖症のメタナイト 吉川惣司 名言の宝庫 強いぞ!星の戦士! 愛すべきバカ達 敵はブラック企業 敵も味方も変な奴 日本版サウスパーク 星のカービィ 時事ネタ 桜井政博 深夜31時アニメ 深夜31時半のアニメ 社会風刺 稀にシリアスあり 腹筋崩壊 自虐ネタ 賛否両論 黒い任天堂


ポヨ!ポヨイ☆

ポヨ~?プュゥ…ポヨ?ポヨ~ポヨヨ~イ♪

ポヨ☆


ポヨ・ポヨポヨヨ

ポヨヨヨヨヨヨ、ピューポヨ〜





これぞアニヲタカービィ!!











真面目にやります。

●目次

・概要


ゲーム星のカービィシリーズを元にして制作されたアニメ。
アニメーション制作はスタジオ・ザイン。映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』で知られる吉川惣司が総監督を務め、任天堂ハル研究所が全面協力している。
キャラクター、世界観などほとんどの設定がアニメオリジナルになっており好みが分かれやすい作品だと思われる。

しかし作画のクオリティが高く、CGと手書きを組み合わせながらもそれほど違和感が無いのが特徴。
実は番組中で用いられたCG技術は当時の任天堂の最新技術が試験的に投入されていたとか。

2001年10月6日~2003年9月27日まで放送されていた(全100話)。
映像ソフトはVHSは全話収録されたが、DVD版は途中で途絶えてしまった。
一時期はTOKYO MXで再放送されたり(編者の記憶の限りこれが最後のテレビ放送)Wiiの「Wiiの間」チャンネルで全話公開されたりしていたがこちらも終了。
EU版3DSにて配信されていたこともあるが、日本では配信されていない。
その後の公式媒体で視聴できるのは『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』に収録された1・60・72話の3話分のみと、長らく観ること自体が非常に困難な作品だった。
(同じ任天堂ゲームが元になったこのアニメも現在は視聴が困難を極める)
しかし2022年のカービィフェスにて、Blu-ray boxが発売されることがグルメフェスのついで感覚で発表され、2023年に発売。全100話+パイロット版・特別編・英語版1話をHDリマスターで丸ごと収録した豪華仕様。
放送から実に21年越しである。

・内容


簡単に説明しちゃうと、宇宙からやってきたカービィが魔獣を倒していくお話。

初期の頃はカービィの秘密や魔獣を生み出すホーリーナイトメアについて触れることが多かったが、
中期になるとその時々の時事ネタや問題を題材にした展開が多くなった。
和製サウスパークと呼ばれる程のカオスアニメ。

またゲーム同様「子供も大人も楽しめる。」もコンセプトにされているらしく、子供が好きなようなバトル展開や大人にしか解らないようなパロネタ、メタ発言も多い。

Blu-ray boxでは時代の流れもあって「現代では不適切な表現がありますが当時の時代背景とオリジナリティを尊重しております」的な注釈が付け加えられたが、
上記のような内容なので当時の視聴者からは当時でも不適切だっただろと突っ込まれた。

・登場キャラ


CV:大本眞基子
ご存知ピンクボール。
今回はゲームと違い出生の秘密が明かされている。
本来なら二百年後に目覚めるはずだったが、かなり早く起こされたため知能は赤ちゃん並で言葉も「ぽよ」や片言の単語しか話せない。
これはゲームでのイメージを壊さないための制作の配慮でもある。
肉体的にも赤ん坊なもんで、同族らしきメタナイト等より一回り小さい。

数々の戦闘を経験したためどんどん成長していってる模様(自分で判断しコピーしたりフェイントをかけるなど)。

最終回以降もプププランドに住み着いていると思われる。

CV:緒方賢一
アニメでもっとも設定が改変されたキャラ。輪をかけてアホの子と化している。
国民から全ての食べ物を奪い去っていた最初期の頃に近いが単に好き放題やってるだけで本人は悪いと思ってないのが厄介さに拍車をかけている。
一応、悪いと自覚すれば反省することも皆無ではないので根は割と良い奴というところはゲームに沿ったキャラでもあるのかも知れない。
詳しくは個別項目へ。

CV:龍田直樹
カタツムリのような本作オリジナルキャラ。
デデデの側近らしくいつも一緒に行動して軽蔑してるかと思いきやアレな発言もあったりと何ともいえない関係性。
頭も良く潜水艦を作ったり普通の生物を魔獣に変える薬を作るなど科学・化学力が高い。
中の人の影響かアドリブがかなり多く、そっくりな母親もいる。
詳しくは個別項目へ。

CV:吉田小百合
本作オリジナルキャラ且つヒロイン。
全キャラで一番の常識人でかなり博識。年齢的におそらく小、中学生くらいだと思われるが見かけ上の計算したり化学成分がわかったりとかなりハイスペック。
カービィを愛しており唯一、カービィのためにワープスターを呼ぶ事ができる。
最初の頃は生意気な一面もあったが、次第にカービィの良き理解者になる。
後期のとある話はリアルタイムで見ていた当時の視聴者の度肝を抜いて現在でも語り草になっている。

  • ブン
CV:小松里賀
フームの弟。
悪戯好きで口が悪いが妙に素直になったりと良くも悪くも子供らしい。
魔獣に立ち向かったり、カービィのために危険な場所に突き進むなど勇敢な一面を見せる事も。

CV:私市淳
世界一かっこいい一頭身。
アニメでは特にかっこよくこの作品でファンになった人も多いのでは?
彼が登場するとお決まりのBGMが流れる。また、タイミングよくカービィの戦闘中に現れるなどストーカー疑惑も…。
登場すると何故か他のキャラより段差一段でも高いところにいる(不自然な岩とかがちょうどよく置いてある)ため低所恐怖症疑惑がある。
何気に迷言が多い。
コピー能力マイクを放った際に「これぞ必殺技だ!」
おまけフィギュアのレアに勝手にされた際に「いよいよ私もレア物か…フフフ」
アニメの影響で人気が爆発し、以降のカービィシリーズでは出番を急激に増やしたり、アニメの設定が逆輸入されるなど影響を特に受けたキャラの一人でもある。
詳しくは個別項目へ。

CV:瀧本富士子
ププビレッジに住んでいる毒舌な黄色い小鳥。
クーを尊敬しているが、それ以外のキャラには基本的に辛辣。
ツンの強すぎるツンデレだが何だかんだでお人好しなところもある。
「すっげぇキモイデザインだな!!」

CV:銀河万丈
デデデが魔獣の注文をする時に出てくる見た目は人間のようなキャラ。
詳しくは個別項目へ。

CV:銀河万丈
本作のラスボス
夢の泉の物語に登場した黒幕のアイツ。
詳しくは個別項目へ。

CV:飛田展男
プププランドで「レストランカワサキ」という店をやっているが不味いらしい。
だがその場で捌いた魚の寿司を旨いと言われたり、向こうが透けて見えるほど薄く切ったサンドイッチを作ったり技術だけは高い。
コックオオサカという師匠とコックナゴヤという兄弟弟子がいる。
シゴトキツイヨキュウリョウヤスイヨヤスミナイヨ
ゲームでは決して出番は多い方ではなかったがアニメでそのインパクトがありすぎるキャラは当時の視聴者の記憶へ鮮明に残り、以降のシリーズで彼が登場するたびアニメでのキャラや迷言が甦るほどアニメの影響を受けたキャラの一人でもある。おかげでカービィカフェに登場した時は不安視されてしまったが
詳しくは個別項目へ。

ゲームでもお馴染みの埴輪(はにわ)みたいなキャラ。アニメではプププランドの住民の大半は彼らで占めている。
医者だったりコンビニ経営してたりと非常に個性豊かで一部のキャラは話のメインになる事も。
だが単純でブームに乗りやすくすぐにデデデに利用されるため、メタナイト卿ですら苦言を呈している。
実はフームやブンもキャピィ族という事が一部の雑誌で明かされているが本編では特に言及されていない。

ゲームでもお馴染みの愛すべき雑魚キャラ。
カービィを除くとアニメではもっとも人気なキャラらしく何度か話のメインになったりカービィダンスを踊った事も。
デデデ城に数え切れないほどいるが出前でカツサンドを二千人前は頼んでたから少なくとも二千人以上はいると思われる。
一宿一飯の恩義で忠誠を尽くすため粗末な飯だとクーデターを起こす事も。

CV:水谷優子
こちらもゲームでお馴染みの単眼でワドルディ軍団のリーダー。
ワドルディと種族が異なり彼以外の同種は登場していないがあの数のワドルディをまとめ上げるあたり彼らには信頼されている模様。
計算は苦手であり、ゲームのようにビームは出さず寧ろソードでいつも剣を携えている。
デデデの命令には基本的に従っているが、どちらかと言えばデデデの部下というよりワドルディの味方であり、クーデターのときは一番乗り気だった。

CV:大本眞基子、飛田展男、春林→神崎ちろ
星のカービィ2に登場するキャラ。
リックは中の人がカービィと同じ。
カインはリックとクーより出番が多く話のメインになった事も。
クーはアニメではまさかの女性寄りのキャラになっている。


その他の魔獣や1話限りが殆どのゲストキャラクターについては各項目参照。


・用語


  • 星の戦士
カービィやメタナイトの事。
ナイトメアに作り出されたが正義の心に目覚めた者達の総称。
詳しくは銀河戦士団の項目で。
ロクに話に関わってこない。

本作のキーアイテムポジション。
ゲームでは主に移動手段だったがアニメではバトルシーンでカービィを乗せてハイスピードな空中戦を繰り広げるために必要不可欠な存在になっている。
原理は不明だがどうやらワープスターを見るとカービィは力がみなぎる模様。殆ど死に設定だが。

  • カブー
CV:飛田展男
ゲームでもお馴染みのモアイっぽいキャラでアニメではどこかにある石像になっていて喋る事もできる。
シェルターだったりワープスターを回復させたりといろいろ活用される。
未来予知できるみたい。


・エピソード




・パイロット版


実はこのアニメが放送される前に、2000年辺りにパイロット版として短編1話が製作されていた。
一部シーンを除いては3DCGで製作されている事は同じだが

  • カービィが夢の泉の物語基準のデザイン
  • デデデ大王が64基準のデザイン
  • マイナーな敵キャラしか登場しない
  • メタナイトが悪役

等、本編との相違点がいろいろと見られる。

また、パイロット版である為かキャラクター達には台詞は一切無くキャラクターの中にはフームの原型となった少女のキャラも存在している。

2003年12月号のファミ通キューブ+アドバンスでパイロット版が収録されたDVDが付録として付いていた。

パイロット版と言うこともあってか、オリジナルキャラが多かった本編とは異なりオリジナルキャラが非常に少なく上述の少女とデデデ大王に杭打ちされた怪獣しかいない。

こちらもBlu-rayボックスに無事収録された。


・余談


本作のエピソードは大体が本筋、パロディー、時事風刺、特定のキャラ掘り下げ回、と内容がはっきりしているため、台詞回しや脚本のカオスさもあり、
所謂「捨て回」と見なされるほど質に問題のあるような部分があまり見受けられない。

しかし、その中にあって数少ない例外と言えるのが最終回。
話の筋道との矛盾が生じたり、展開が駆け足だったり、そもそも折角のおいしい設定・伏線の数々を活かさず仕舞いだったりと、今まで目立つことのなかった粗が散見されるようになっていたのである。
リアルタイムで見て子供の時は気にせずとも大人の時は違和感を持ってた人もいたと思われる。

何故このようなことが起きたのか。詳しい裏話はこちらの項目をご覧頂きたい。

前期オープニングテーマの「カービィ★マーチ」のインストゥルメンタルバージョンがCBCテレビ制作の情報番組「ゴゴスマ」の占いコーナーのBGMとして使われていた。

後にDSで発売された『あつめて!カービィ』に、一部のアニメオリジナルキャラがゲスト出演している。
実のところアニメオリジナルキャラの権利も(株)ワープスター社が管理しているので、ゲームへの出演自体に障害は全くなかったりする。
と言っても世界観があまりにも違うからか表立って登場する事は滅多に無いがその後、スターアライズでもとあるアニメオリジナルキャラがゲスト出演した。

2021年に放映されたパペットアニメ『PUI PUI モルカー』は本作に影響を受けて制作していた事が見里朝希監督のインタビューで明かされた。
あちらも時事風刺、愚かな民衆、可愛らしいマスコットキャラ……とアニカビと共通する要素が見受けられ、ついには「令和のアニカビ」とまで呼ばれている。

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最終更新:2024年03月20日 22:05