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ショットガン(GOD EATER)

登録日：2015/01/20 Tue 21:01:02
更新日：2022/05/10 Tue 14:25:44
所要時間：約 9 分で読めます


本項目では、神機の兵装カテゴリの一種、ショットガンを紹介する。


S H O T G U N





特徴


近接特化型銃身＞

GE2から新登場した「ショットガン」は、
近距離火力に特化した銃形態での戦闘を想定されて造られた、機動性に長ける銃身である。
その性質上、各種バレット及びアラガミバレットの射程も近～中距離と総じて短く、アラガミとクロスレンジで渡り合うことが効果的な運用の条件となる。
敵の間合いの内側へ潜り込み、攻撃をかいくぐりつつ、隙を突く……
リスクを負いつつ一撃に全てを賭けるスタイルの銃身パーツだ。

操作時には砲塔がガシャコンと前後にスライドする芸の細かい演出がある。


>GOD EATER 2 RAGE BURSTまで
貫通と破砕の物理属性はほぼ同等の値を示すため、弾種を選ばず汎用性も高い。
刀身による白兵戦力を補強するスキルを備えた銃身も豊富に存在し、サポートにも有用性が発揮される。
バレットエディットにおいて使用出来るモジュール数は、アップデート適用後ならば６ヶ。

カテゴリ誕生によって、多くの既存の銃身が別種から移籍して配備されている。
例えばスナイパーから「マックス派生」、アサルトから「獣砲派生」、ブラストから「竜砲派生」などがカテゴリ変更を受けた。


>GOD EATER RESSURECTIONでは
攻撃倍率はどちらかに偏ることが多くなり、最大モジュール数は6で据え置き。
やはりというべきか、最大の変化は専用弾種とブラッドバレットの廃止。
これのおかげで無属性連射弾や狙撃弾等が使えるようになり、汎用性と射程距離が大幅に改善されている。
反面、最大の特徴にして売りのひとつでもあった徹甲散弾が他の銃身にも解禁され、相対的に個性が薄まる結果に。
仕様上識別効果と徹甲化の併用が出来ないのも痛い。
さらに平均攻撃倍率とモジュール数でスナイパーとブラストに、連射速度とアラガミバレット運用能力でアサルトに劣る仕様上、火力が最も低い。
全体的に見ればラッシュファイアの素直な挙動に移動射撃やロックオンも合わさり、玄人向けから一転して扱いやすいカテゴリーになっている。


専用バレット＞

「散弾：近距離クリティカル / 通常」
複数の細かな弾丸をシャワー状にばら撒く。
ショットガンの代名詞たる短射程専用バレット。
四大属性のＭサイズのみが存在し、物理性能は貫通と破砕の両属性を兼ねる。
アップデートVer.1.40にて、消費OPが20から16へ改善された。

ヒット時の敵との距離で威力が増減する性質があり、至近距離であればクリティカル判定が為される（成功時に黄色のリングが発生する）が、遠いと逆に与えるダメージが減ってしまう。
最大威力を狙うにはなるべく密着して撃つのがベスト。
よって、取り回しの際には、敵との間合いを正確に測るのが重要なテクニックとなる。

使い方次第ではあるものの基本的に安定した火力を保証する反面、困った弊害もデフォルトで付随する。
たいへん　誤　射　し　や　す　い　のだ。
なにぶん攻撃を投射する範囲が広い上に、アラガミに当たっても判定が貫通して残ってしまうので、味方に当たりまくる。
迂闊に撃とうものなら、剣を振るっている仲間をも問答無用でまとめてぶっ飛ばすことになる。
射線上に入らせないことすら難しいからちゃん様には絶対持たせちゃいけないな。ブラストで良かった（錯乱）
特にマルチプレイではかなりの迷惑かつストレス源になること請け合い。
ゆえに、味方との間合いを測るのがシャッガン使いに必須なテクニックとなる。精神的な意味で。
無益な争いを避けたければ大人しく識別効果を付けよう。
……は？　「華麗な射撃の邪魔をしないでくれたまえ」？
何言ってんのおまエリック上田！



特殊アクション＞

移動射撃
今作品のアサルト銃身と同様に、ショットガンも射撃中に足が止まることはない。
なので銃撃と移動を同時に行うことができる。
戦いながら敵との間合いを調節するには必要な機能だろう。

ラッシュファイア
ボタン入力で行われる前方への突進動作。
スタミナを消費せずに一定の距離を高速移動する。
攻撃ボタンを追加入力すれば、途中でブレーキをかけつつ射撃を行える。
アラガミの方へ距離を詰める、攻撃を緊急回避する、単に素早く移動する、など用途に恵まれており、意外と重宝する。
下る方向の段差で使えば、動作と着地を断続的に繰り返し、カサカサと俊敏かつ小刻みに移動できてちょっと楽しい。

ロックオン
エイム時には、敵を照準に収めたままボタン長押しで、近接武器形態の際と同様のロックオンが可能。
銃口と視点が自動でロックした敵の方を向くようになる。
移動射撃と併せて用い、敵を見逃さず攻撃し続けよう。



「強化パーツC」とかいう汚名＞

ときに諸兄は某所の神喰い関連の話題の中で、「強化パーツC」という言葉を目にしたことがあるだろうか？
哀しいかな、これは本項目の題目すなわちショットガンのことを指したスラングなのである。
ノーガードで敵の目前に迫ることによる被弾のリスクの高さ、アップデート前までの散弾の燃費の悪さ、極短い回復弾の射程、そして何より誤射の頻度が災いし、「扱いにくい」という評判を下されていたショットガン。
やがてスキルとラッシュファイア（移動手段）だけを目当てにこれを装備する脳筋神機使いが現れ始めると、いつしかシャッガンは本来の用途を無視されて、足りないスキルを補うスロット「強化パーツ」に譬えられる立場にまで貶められてしまったのだ。あァんまりだァァァァ！
今ならば燃費もまあまあ改善され、回復弾の射程も延びたし、至近距離での立ち回りに慣れた神機使いも増えたし、もう「いらない子」扱いなどされず、このスラングも冗談めかして口に出される程度である……と信じたい。
使用難度の高さは相も変わらずであろうけれど、それも含めてショットガンを愛好するマゾゴッドイーターは確実に存在する。




ブラッドバレット

ショットガンに発現する必殺弾の変異チップは下記の通り。
一部に備わる「二つのモジュールに効果を及ぼす仕様」をエディットで利用しない手はない。


Lv.1 多段ヒット

付与した攻撃バレットがアラガミに複数回ヒットするようになる。
ただし消費OPを50％増加させ、一つ付けるごとに最大モジュール数を一つ減少させる。
散弾の瞬間火力を強化する他にも、毒、封神、ホールドといった状態異常を起こすバレットと組み合わせても便利だろう。


Lv.2 状態異常回復

消費OP＋20％。回復弾限定の補助用変異チップ。
回復弾に付与しておけば、毒を盛られたり目が眩ませられたり防御力の低下したりしたNPCを助けられる。


Lv.3 キャンセラー

使用した攻撃用モジュールに、一部のオラクル攻撃を打ち消しながら進む効果を与える。
消費OP＋20％。


Lv.4 徹甲化

攻撃用。消費OPを＋25％増加。
近距離クリティカル判定成功時に、部位防御力無視機能を付ける。
効果は自身と子接続したモジュールの二つに渡って適用されるため、
例えば、親モジュールに徹甲、子モジュールの散弾に識別効果といった併用をすることができ、
誤射を回避しつつブラッドバレットの恩恵が得られる。


Lv.5 識別効果

消費OP+20％。攻撃バレットが味方をすり抜けるようになる。
これを付けるか付けないかでシャッガン使いの評価の明暗が分かれる。
散弾を使うには最も重要な変異チップだと言えるだろう。


Lv.6 デコイ化

攻撃用。追尾性能のあるオラクル攻撃を引き寄せるマーカー機能をバレットに付加する。
これを利用してサリエルのホーミングレーザーなどをかわすことができる。
しかしながら味方の回復弾まで吸い寄せてしまう。
消費OP+20％。


Lv.7 支援効果：攻／支援効果：防

回復弾限定で、命中した味方の攻撃力・防御力を少し底上げする。
ただし持続時間は三秒間と短く、雀の涙。
消費OP+20％。


Lv.8 衝撃弾

威力が半減する代わりに、アラガミの怯みを発生させやすくする攻撃用チップ。
自信と子接続したモジュールに適用される。消費OP+20％。


Lv.9 距離補正極化

攻撃バレットに、距離による威力の補正をかける。消費OP+20％。
近距離での命中時に火力を強化。逆に遠距離でヒットした場合は威力が低下する。
至近では最大で1.38倍の補正がかかるが、遠ければ最低で0.1倍に減少。
散弾に付与した場合、元来の距離補正効果を更に極端にさせ、
最低威力を出す距離が近くなる反面、ゼロ距離での威力は約1.5倍にまでなり得る。
ただし補正の計算は銃身の長さによっても左右されてしまう。
効果は自身と子接続したモジュールの二つに渡って適用される。




主な銃身


20型ガット派生＞

元ブラストの散弾銃。
無印のパッケージヴィジュアルにも登場していた銃身パーツの顔役が、今作から新機軸銃身で登場することに。
強化先には「410型ガット」と「零型ガット」があり、どちらも固有スキルに「スタミナ↓小」を持つ。
ブーハンBA「神殺」を放った後の息切れ時間を短縮する際にも用いられる。
また、かの華麗な神機使いの遺品を模した同形式の「ソールレムナント」も存在する。



金剛大筒派生＞

こちらも元ブラストの連装砲ちゃん。コンゴウ種の素材で作成可能デース。
外観はなんだか和風の垂直二連装ショットガン。
近接攻撃を支援するスキル「全力攻撃」「コンボマスター」が備わるのと、高い物理属性値が魅力的。
スキルシステムが変更されたRB以降も近接攻撃強化スキルの充実ぶりは揺るぎない。


アラルガンド派生＞

今回は支部長夫妻が登場しないため、ツクヨミ素材で作成することになった響砲。BURSTまではアサルト銃身だった。
最終的に貫通・破砕共に「8.93」という物騒な字面の高い物理属性値を誇るものの、非物理属性はオール「0.00」をマークする、ショットガン版アルバレストとでも言うべき極端な性能。とはいえ物理のみでも銃として第一線を張れる上に、「切断攻撃力↑」「オラクル吸収量↑」「アスリート」といった高いサポート性も相まって多くのシャッガン使いに愛用される。接近戦上等なので「ホーミング不能」も全く気にならない、回復弾を撃つ時ちょっと困るだけ。
強化先に派生はないものの、同種素材の合成パターンに「カランド派生」「ブリッランテ派生」の兄弟分が居る。
RESSURECTIONでもショットガンとして登場しているものの、そこまで極端な性能ではなくなっている。どころか破砕属性の倍率が低いのにパイロマスターを持っているというおかしな仕様になった


ノイ・モーント派生＞

ドイツ語の「新月」を名に冠するシャレオツな銃。
最終形態の「フォル・モーント」は「満月」を意味し、艶やかで瀟洒な銃と但し書きされる。ん…？
神属性値がやや高い以外は攻撃性能にあまり個性が見られないが、真価は保有スキルにある。
捕喰素材の入手量を増やす「欲張り」。
レア素材出現率を高める「グルメ」。
二つのスキルが両方備わり、素材収集のお供として最強に見える。
攻撃性能よりスキルが有用すぎるため、「強化パーツC」呼ばわりの最大の要因とかまことしやかに囁かれる。
デメリットとして「総合被ダメージ増加」もついているので、ご使用の際には被弾に注意。




使用キャラクター



装備：アンベルドキティ／金剛大筒？（アナザー）

特殊部隊「ブラッド」隊員のブーハン使い。
ただし銃は受け渡しバースト以外滅多に使わない脳筋インファイター。
ごくごくまれにスラッグ弾を撃つ姿が確認されている。
彼女にとってもシャッガンは強化パーツなのか！（憤怒）
来たるRBのジョーシン版店舗予約特典DLCアナザーキャラでは、コンゴウ装備一式で参戦する模様。




装備：オスカー(ソールレムナント)

極東支部第一部隊所属の華麗なる系譜に連なるチャージスピア使い。
銃身は亡き兄のものを改修して使用している説がある。
銃形態時はスラッグ弾で敵を攻めたて、先輩のピンチには回復放射も撃ってくれる出来のいい後輩。




装備：ダミーバブラー

極東支部のマスコッ…謎だらけの新型神機使い。
例に漏れず射程の極短いスラッグ弾で黙々と敵を撃つ。回復弾は放射を使用。



シエル・アランソン（アナザー）＞

装備：獣砲

「ブラッド」隊員のバレットエディター。
ビックカメラ、コジマ、ソフマップ限定の予約特典では師匠装備を携えた彼女のアナザーキャラをDLCで入手できる。
ブラッドバレットの生みの親というべきシエルはショットガンならどんなバレット構成を見せてくれるのだろうか。



ギルバート・マクレイン（アナザー）＞

装備：ベガ

特殊部隊「ブラッド」の兄貴。
RB古本市場版予約特典アナザーキャラで、深紅のルフス一式に身を包んで登場する。
「槍はそこそこ使う」と自称していた彼だがさて、ショットガンの使いぶりはいかなるものか。



雨宮リンドウ（アナザー）＞

装備：幻影紫砲

アラガミ化の危機から生還した極東支部最強の男。
CDの期間限定封入特典にて入手できる彼のアナザーキャラは、因縁深きハンニバル侵蝕種一式装備。
散弾銃で「ｼｬｾﾝｱｹﾃｸﾚｰｲ」は割とマジで勘弁して欲しいところであるけれど、さて……




装備：赤いクロガネ

新作「レイジバースト」の新キャラクター。
螺旋の樹開闢作戦の鍵を握る褐色銀髪赤ずきんちゃん。
新刀身「ヴァリアントサイズ」を引っ提げて参戦する。




総括

ブラスト一強という現環境下で越えられない壁の内側にいるショットガンは、スキルに秀でつつもイマイチな火力と練度を要する運用方法などから、器用貧乏な側面が目立ち、他の銃身にもやや遅れをとってしまっている印象は否めない。
せめて威力が上がり、より効率良く戦えるようになれば、言うことはないのだが。願わくば「レイジバースト」にてバレットの更なる強化・改良が加えられんことを。そして「強化パーツC」の汚名を返上する機会を期待する。


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最終更新：2022年05月10日 14:25