スイートプリキュア♪

登録日:2011/04/06 Wed 13:10:01
更新日:2024/01/21 Sun 18:09:47
所要時間:約 9 分で読めるニャ






響け!みんなハーモニー!!


2011年に放送されたプリキュアシリーズ第8弾。略称はスイプリ、スイーツ(笑)など。


●目次

◇概要ニャ

モチーフは「音楽」で、メインテーマは「音楽友情」。

シリーズ構成は大野敏哉が担当。

キャラクターデザインは高橋晃が担当し、前作『ハートキャッチプリキュア!』から大きく少女漫画寄りのデザインに戻された。
頭身は歴代シリーズで見ても『フレッシュプリキュア!』と同レベルに高い(ただしあちらのように胸などは強調されていない)。
デザインに関しては前作とのギャップを激しく感じる人も多いだろうが、本作のデザインも極めて人気が高い(特に大きなお友達には)。

プリキュアシリーズとしては初めてBlu-ray Disc版が発売されたという事実は有名。
高画質の美麗な映像でプリキュアの活躍を見ることができる。


◇ストーリーニャ♪

メイジャーランドで年に一度行われる演奏会にて、今年の歌唱役に選ばれたハミィは「伝説の楽譜」に記された『幸福のメロディ』を歌おうとしていた。

しかし、その最中マイナーランドの王であるメフィストと、ハミィのかつての親友セイレーンが現れ、楽譜を『不幸のメロディ』に変えようとするが、
女王アフロディテは音符を別の世界である人間世界にばらまいてなんとか阻止する。

散らばった音符を集めるため、メフィストはセイレーン達を、そしてアフロディテはハミィを送り込む。

ちなみにスイートはsweetではなく『suite(組曲)』である。
が、お菓子がよく登場するためsweetにもかけていると思われる。



☆登場人物ニャ‼︎

(声:小清水亜美)
「爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!」

私立アリア学園中学校2年生の14歳。漢女。
スポーツが得意で明るい性格だが、特定の部活には入っておらず各部活には助っ人という形で参加している。
長年のトラウマから大の音楽嫌いであったが、最近は克服しつつあり、奏とピアノの練習をしたりしている。
ちなみに甘い物が大好きで、歴代プリキュアの例に漏れず食欲大魔神である。

個人技であるプリキュア・ミュージックロンドを放つ時の「フィナーレ!!」が可愛い。メチャクチャ可愛い。
決め台詞は「ここで決めなきゃ女がすたる!」

決して鬼になって音撃で戦ったりはしない。
あと「絶対に許さない」って頻繁に言うけど中の人とは全くもって関係ない。


(声:折笠富美子)
「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!」

響の幼馴染兼親友で、私立アリア学園中学校2年生の14歳。
勉強とお菓子作りが得意で、学校ではスウィーツな見た目のせいかおっとりしているようにみられがちだが、意外と怒りっぽく頑固。
大の肉球マニアで触るとテンション上がっちゃうらしい。
因みに奏がお菓子を作る理由は「皆の喜ぶ顔が見たいから」

学校の先輩である王子正宗に恋心を抱いており、時折暴走する


決めセリフは「気合いのレシピみせてあげるわ!」


因みに一年間も二人が喧嘩しっぱなしだった理由は入学式の際に奏が待ち合わせ場所を間違えたという他愛もない理由だったが、
誤解が解けた後もちょくちょく喧嘩している。


(声:???)
「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!」

プリキュアのピンチに突然現れた仮面のプリキュア。
ネガトーンの動きを完全に見きっており素早くリズミカルな攻撃を得意とする。
ついでにスーツがぴっちりでエロい。
本人は全く喋らず相棒のドドリーが代弁するが超毒舌。
初登場で

「別に助けた訳じゃないドド」

と言い放った。
正体はリンク先参照。あえて言うなら上述の名乗りとドドリーの言動がヒント。
状況的にはセイレーンぽかったが、ミスリードだった。


(声:三石琴乃)
音楽の国メイジャーランドで、伝説の楽譜に書かれた幸福のメロディの歌唱役である猫のような淫j(ry…、歌の妖精…なのだが、
恐ろしく天然で恐ろしく空気が読めない。
「ニャプニャプ~」が口癖で、本作のサブタイトルは彼女がコールする。
猫なのに正座する。どういう仕組みになっているんだ。
月に代わっておしおきしないのかって?きっと人違いニャ~。


(声:工藤真由)
プリキュアが変身したり戦ったりするために必要なアイテム。
数体存在しアイテムでありながら、それぞれの意思を持っており、
全くそんな気配は無かったのだが、とても自然に言葉を発したため視聴者の時を一瞬止めたとか止めてないとか…
ぶっちゃけハミィより頭よさそうな気が(ry
彼らの主役回が作られるなど、単なるアイテムの枠を超えた存在になりつつある。
ちなみにミューズの傍らにいるドドリーは、【高い方のド】。


  • 北条団
(声:檀臣幸)
響の父。私立アリア学園中学校音楽教師であり、天才と呼ばれる世界的な音楽家でもある。
響が音楽嫌いになった原因。
アチャーの人でも変態医者でもない。

  • 南野美空
(声:今井由香)
奏の姉…ではなく母。ケーキ屋『Lucky Spoon』で働くロリ妻。
常に夫とラブラブ。
昔は奏のパートナーの狐だった。後のアイちゃんである。

(声:小林由美子)
爆発しろ。←詳細はリンク参照

  • 調辺アコ
(声:大久保瑠美
奏太のクラスメイト。
ツンデレ眼鏡っ娘幼女。
本名は「調辺アコ」といい、王女様。みんなの天使!

(声:小田久史)
我らが王子先輩。奏の憧れ。
ルックスも性格もイケメン。

(声:西野陽子)
我らがスイーツ姫。イマジンに憑かれたが如く髪の色が変わる。

  • 調辺音吉
(声:園部啓一)
調べの館という洋館でパイプオルガンを修理している謎の老人。
響たちとも顔見知りで、街でもかなり慕われている。
何故かメイジャーランドに知り合いが多いらしい。

  • 西島和音
(声:儀式ゆう子)
アホの子。響の忠犬。テストは響以下。
オウムではない。


メイジャーランド

  • アフロディテ
(声:日高のり子)
メイジャーランドの女王。
プリキュアシリーズにしては珍しく敵勢力と戦う気満々で勝ち気な女王さま。
実はメフィストの奥さんにして、アコちゃんのママ。



マイナーランド

  • メフィスト
(声:堀内賢雄)
マイナーランドの王で親バカ。プリキュアのボスキャラクター史上最も威厳が無く軽い。
正体はアフロディテの旦那で、アコの父。やっぱりラスボスじゃなかった。
そして実はマスオさん。
劇場版の影の主役
ちなみに一年前は真・キュアババアの夫にしてイケメンさんでした。


(声:豊口めぐみ
「爪弾くは魂の調べ!キュアビート!」

マイナーランドの歌姫の妖精。
詳しくは当該項目にて。
北条サクラという人間に化け、響と奏の友情を壊そうとしたが、逆に絆されかけた。
はいデレるフラグ立ちましたー
はいせつなフラグ立ちましたー
そして、キュアビートに…
ハミィがアレなのでツッコミをしているが、本人も基本的にアホの子。

ハミィと同じくこちらも猫なのに正座ができた。


バスドラ
(声:斧アツシ)
低音担当。タラコ唇でヒゲ面のおじさん。
女装が壊滅的に似合わない人。
「アタック(の)チャンス!!」

バリトン
(声:大林洋平)
中音担当。三人の中じゃ一番地味だったが、急にキャラクター立ちしたイケメン。
作戦名は格好良さで決める所謂厨二。
女装が妙に似合う人。

ファルセット
(声:奈良徹)
高音担当。ただしよく音を外す。貧乏くじキャラ。
案外三人の中じゃ1番常識人。
だが、実は…!!


某超級的な電影弾と似た必殺技を放てることが分かった。

セイレーンが抜けてからはろくな結果を出さなかった為、メフィストによって基礎能力を大幅に強化され、服装もマイナーチェンジした。


  • ネガトーン
いわゆるモンスター。地味にデザインが不気味。
基本的にモチーフとなった物体にスカルグレイモンのような骨格がつく。ファンガイアっぽい。
セイレーンがリーダーだった頃は、セイレーンの高い観察眼もあり、プリキュアの弱点をつく能力を持った個体も多かったが、
バスドラがリーダーになってからはその辺にあるものを使い、行き当たりばったりで生み出すので、簡単に倒されてしまうことも多い。


ラスボスであり裏ボスでありマイナーランドの真の帝王、その実態は、小鳥でワイバーンでガルーダなのだ。つまりよくわからないなにか



◇主題歌ニャ

OP
  • ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪

  • ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪〜∞UNLIMITED∞ ver.〜

〜∞UNLIMITED∞ ver.〜はメロディラインは同じだが原型を留めないレベルで歌詞が差し替えられている。
放送中に東日本大震災が起きたこともあって応援曲として作り直された様子で、音楽を意識した内容の無印と異なり歌詞に「絆」を意識させるような内容が多く含まれている。
またOP映像は〜∞UNLIMITED∞ ver.〜だけで3種類(中期・映画販促・後期)あったりする。


ED
  • ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!

  • ♯キボウレインボウ♯


EDの3Dの完成度が高いのも見所。
メロディの投げキッスにやられたお友達は数知れず。

そして新EDもやはり完成度が高かった。
ハミィがビックリするほど動く。
Ver.2は映画で先行公開された。



◇劇場版ニャ

  • 映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪

  • 映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花
劇場デビューはこの作品。

  • 映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち

  • 映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち

  • 映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち

  • 映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪

  • 映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!


◇評価ニャ


前作と比べて売上を落としたものの、震災を経ての放送の割には致命的な下落がなかったのは特筆すべき点だろう。

しかしふたりはプリキュアと同じ変身体系に戻るなど原点回帰的な手法を取った一方で、
主人公二人が仲違いに終始していたこと(これも後半に纏わる伏線、そしてシリーズ屈指のカップルとしても話題になる)、
フリルデザインのせいか全体的に戦闘シーンがシリーズ通して比較してもそこまでのものがなかった。
とにかくやんわりしたイメージが強く、戦闘においてはあまり緊張感のある場面が少なかった。(当然要所では大ピンチになるので全てではない)

よって前作とよく比較されて悪く言われることもしばしばあったが、
アニメにおいては新進気鋭のシリーズ構成・大野敏哉による独特の作風が光っており、
酸いも甘いも全て描く作風と、厳しさも前面に出していく雰囲気に対し、しっかりと優しさは最後まで貫き通したストーリーなどから、
今でもその人気は色褪せてはいない。
なお厳しめの雰囲気については、大野敏哉の本気は本作の続きを描いた小説版で遺憾なく描かれている


◇補足ニャ

東日本大震災の報道のため、3月23日の放送予定話が同30日に繰り下げられた。
プリキュアの放送が順延されたのは今回が初。

カレンダーには例年あったキャラクターボイスが聴けるQRコードの代わりに震災応援イラストが付属した。


最終回はシリーズ初となる戦闘シーンが一切無いエピローグが描かれた。その後は『トロピカル~ジュ!プリキュア』までしばらくなかったが。


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最終更新:2024年01月21日 18:09