ティーラウィット・コーキン(史上最強の弟子ケンイチ)

登録日:2015/01/15 Thu 19:38:53
更新日:2024/01/27 Sat 21:13:19
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ティーラウィット・コーキンとは、史上最強の弟子ケンイチに登場する人物。 


プロフィール

年齢17歳
誕生日5月5日
身長177㎝
体重69㎏
趣味 チェス、読書、哲学
好きな物 絶叫マシーン
嫌いな物 無能
成績 かなりいいが隠している
将来の夢 あるいは私自身がの見ている夢なのかもしれない…

~概要~
”が一影九拳、“拳帝肘皇”アーガード・ジャム・サイYOMI。シンボルは“炎”。“獅子王神ナラシンハ”の異名を持つ。

褐色の中背で、外見も性格もクール。ラブレターが山のように届くなどかなりのイケメン。師譲りのカリスマを備える。

武術は古式ムエタイのムエボーラン。
相手を徹底的にプロファイリングした上で心理戦を持ちかけ、動揺させて一撃必殺を見舞う。


天才千影ですら一勝もできていないかしまと対局し、何回か勝利を奪っている程の心力を見せつける。

DオブDの後に他の四人と共に兼一の高校にタイの留学生という形で編入。
しばらくはこれといった動きも見せず、何かと目立つ他の四人と比べて不気味なほどの静寂を保っていた。


体育祭ではボリス、イーサン(+可哀想な生徒)と共に騎馬戦に出場。警戒する兼一達と数合打ち合ったかと思うと、「プロファイリング完了」とだけ告げて退いた。

絡まれたついでに柔道部を支配。徹底的にムエタイを仕込んで短期間に兼一が驚く程の技術を身につけさせた。
だが彼が教えていたのは攻撃のみ。一切の防御をしなかった彼らは兼一の攻撃でいとも簡単にノビてしまう。
「お前の拳はすでに凶器と化しつつある」と兼一を揺さぶり、攻撃を誘う。
向かってきた“劣化不動砂塵爆”を無防備な体勢で受けようとした彼を見て、思わず拳を止めてしまう。
その隙を突いて強烈な膝蹴りを胸に当てた。


 「やはりプロファイル通りの男だったか……」


 「ターゲットの死亡を確認」



なんと、兼一を完全に絶命させる。
その後の秋雨の強引な心肺蘇生で息を吹き返しはしたものの、兼一は組手の最中に目をつぶってしまう。



 「いえ、確かに殺しましたよ」

 「奴は死にました。武術家として」



明確な殺意と悪意による致命。兼一の心に大きな傷跡を残した。



沖縄での再戦では、新島が、完全に流れがコーキンの側にあることを察す。どうしようもないまま送られた念力がどう作用したのか、激突の直前に基地の電気が落ちて停電に。
それでも冷静に戦うが、


 「出ろよ。……携帯」
 「決闘の前には携帯の電源を切っておこうな。マナーだ!」


情報を扱う者としての情報は集められるだけ集めたいという性で、兼一の携帯の着信音に気を散らされ中断。
仕切り直すも中断によってペースを崩され、ようやく互角の戦いを始めた。


師匠達の決闘が終わり、慟哭し憤る兼一を前にしても、自分の師の勝利に笑みを隠せない。
しかしアーガードが倒れると、冷静な彼が激昂。その怒りは師であるアーガードでさえも驚かせた。


 「コーキン!! お前との決着はムエタイでつける!!!」
 「そう! アパチャイさんのムエタイで!」


 「フッ フッ…… フフ…… フフフフ……」
 「フハハハハハ! ハハハ、ハハハハハハハハ……」

 「アーア……この局面にあってあえてもっとも不利な道を迷わず選ぶか。完全に理解不能だ!」



 「……だが、どうも総合的に分析して……私は、」
 「お前が嫌いじゃないようだ」






敢えて不利なムエタイで戦うと宣言した兼一。兼一とアーガードが共に驚愕する晴れやかな笑みを見せ、最終局面に臨む。


最後まで弱った表情を見せず、共に死力を振り絞って打ち合った。既存のムエタイの枠に収まらない、アーガードでさえ、『オレがアパチャイに教えてやったパンチの要訣!! ……それを究極まで突きつめた……何かだ!!』としか表現できなかった「アパンチ」と「チャイキック」を見切れず敗北。


 「お……お前のムエタイはす……全て見切っていた……が……」
 「さ、最後の二つだけは、オレの知らない……異質のものだった……」
 「ふふ……ふふふ……み、見事だ白浜兼一……」

 「ク、クルーアーガード。も……申し訳……ありません……」



 「……」
 「責めはせんコーキン」
 「見事な戦いであった!」



~武術~
気のタイプは“動”。
古式ムエタイのムエボーランを操る一撃必殺の拳士。

相手の攻撃を全て全力のカウンターで返す、というアーガードの教えのままに、例え致命傷を受けても攻撃で答える。といっても別に防御をしないわけではなく、兼一に「防御も完璧か」と言わしめる技術も持つ。

特筆すべきはそのタフネス。
いくら激昂し、“動”の気が満ちて身体能力が上がっていたとしても、兼一の「無拍子」・「孤塁抜き」をモロに喰らっても立ち上がり、「アパンチ」「チャイキック」を受けてようやく沈んだ程のスタミナは常軌を逸している。
何せ「無拍子」をまともに喰らってダウンしなかったのはコーキンくらいしかいない。「孤塁抜き」はイーサンさえも一撃だった。
兼一も「お前みたいな奴、もはや動きすら合わせたくない!」と言っている通り、恐らく途中から流水制空圏は使っていないことから本調子ではないだろうが、それを加味しても余りある。


彼個人の特徴としては、心理戦を巧みに扱うという点が挙げられる。
手首を掴み目を覗くだけで相手の生い立ちを見抜く眼力と頭脳をフルに使って、自分に有利で相手に不利な攻撃を仕掛ける。
その効果の程は作中で兼一が殺され再起不能になりかけたことからも十分に分かるだろう。



~人格~
冷静にして冷徹。
どんな状況にあっても無表情を貫く精神力で感情を読ませず、いっそ超然とした佇まいですらある。

目下の者には(他人からすれば)威圧的だが、尊敬する者に対しては敬意を以て接する。
アーガード自身は「冷血なまでに師弟の関係のみで接してきた」と述べているが、コーキンはそれ以上に思うところがあった模様。
武術だけでなく立ち振る舞いや状況判断なども教わっていた。


機械的なまでに冷静にターゲットを追い詰め始末する。油断もなく、兼一の脈や瞳孔を見て死亡を確認した。
上記の通り、目的のためなら無関係の者ですら利用して使い捨てる非情さを持つ。
しかしながら彼が極限状態で見せた笑顔や本音は、ただの殺人人形ではないことを示している。兼一に大嫌いだと言われた時には「フッ……傷つくな」と相変わらずの無表情で言ったり。
壮絶な師同士の戦いは彼にとっても目が離せないものだったらしく、兼一と一緒に見とれては我に返ってを繰り返し、膨大な気当たりにやられるなど弟子らしい部分も。
意外に好きなものは絶叫マシーン。



完璧主義ゆえアパチャイが兄弟子と楽しそうに戦うのを不可解に感じたり、不利なはずのムエタイを無意識に使ったり捨己従人の姿勢で大胆に戦う兼一を意外に思ったりしている。モロに攻撃を受けても首が折れなかったのを「軽くホラーだな」と評した。

叶翔には勝ててもこのオレには勝てない……それだけの話だ」と断言するなど自信に溢れる。
「地に伏して背を向けている相手を殺すわけにはいかん」と述べているように殺人拳としての誇りも持つ。


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最終更新:2024年01月27日 21:13