ハイランダー症候群

登録日:2015/01/03(土) 10:31:41
更新日:2023/01/29 Sun 13:48:23
所要時間:約 3 分で読めます






ハイランダー症候群とは、漫画『悪魔のリドル』に登場する架空の病気。

肉体が老いず長命となる奇病。不老長寿と言えば羨む者も多いだろう。
だが、この病気を患う『悪魔のリドル』の首藤涼は明治時代から変わらぬ外見で生き続けている節があるが、嘗て恋仲にあった男性と別れざるを得なかったことからこの病気を忌避している。

名前の由来は映画「ハイランダー 悪魔の戦士」に登場する、首をはねられない限り生き続ける「不死の者」と思われる。
正確にはハイランダーとはスコットランド北部の荒れた山がちな地域ハイランド地方の住民で、主人公のコナー(ナッシュ)の出身一族。

スコットランドは周囲のローマ帝国やイングランド王国、バイキングの脅威が絶えず、
さらにスコットランド中部の低地帯ローランドとも対立し、内部ではケルトやカトリックの独自の文化が高い士気を育み、
ハイランダーは勇猛な戦士として知られた。

16世紀、コナーは不死の者クルガンと戦い死亡したが不死の者として蘇った。

それによって仲間から悪魔の仕業と恐れられ、火あぶりにされそうになったところを恋人とともに逃げ延びたが、
恋人に先立たれて、それから現代までナッシュと名を変えその死を引きずったまま生き続けている。

余談だが不死の者が不死の者を殺した時、その力が流れ込み、最後の一人になったとき全てを知る力を手に入れると言われており、
作品の主軸がチャンバラであることから現在のバトル・ロワイアル(又は「願いを叶えるデスゲーム」)系作品の先駆けとも言われる。

また『ジョジョの奇妙な冒険ウィル・A・ツェペリにはコナーの師匠であるホアン・ラミレスの影響が噂される。
ツェペリが会得している波紋には若さを保つ働きがあり、「不死の者」ほどではないが実年齢より若く見える。
ハイランダー症候群で検索すると作者の荒木飛呂彦の画像が出てくることがあるが、
そちらは恐らく関係ない。(ルネサンス期や幕末の肖像画に書かれているという情報はジョークである)

SDガンダムの一ジャンル、「ガンドランダー」の世界観はこの映画を元にしていて
ラスボスのサザバルガが神の光を吸収してクルガンサザバルガとなるが、
特定の一族ではなく登場人物の全員が100年以上現役を続ける長命種族である。

なお、スピンオフテレビドラマ『暗黒の戦士 ハイランダー』のキャッチフレーズ“There can be only one”にちなみ、
TCGの世界では、同名カードを一枚しか投入しないデッキをハイランダーデッキというが、
別にアニメなどに影響されてハイランダーデッキしか作れなくなってしまった症状のことではない。


また2012年の『悪魔のリドル』以前には2009年のアメリカのホラー映画『エスター』には子供の外見をした女性が登場しており、
近年の日本のネット上ではこれもハイランダー症候群と紹介されることがあるが、作中に病名は登場しない。

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医学用語としてハイランダー症候群という病名は存在しないが、ネット上の俗称としては悪魔のリドル以前より使われているようである。
韓国ではTV番組でも特集されているとも言われているが詳細は不明。

またネットで症例として煙草を持った女児の画像がよく使われているが、
素性がはっきりせず、一説によればアングラなサイトから拡散した画像と言う情報さえあって患者なのかどうか実態は不明である。
少なくとも信頼できる情報源に基づいて知能が正常に発達する不老長寿の病が実在することは確認できていない。

遅老症

成長が止まる奇病は存在する。
しかしそれらは成長不全であるため長命とはならずむしろ早死にする傾向にあるようである。
知能の発達も肉体相応に遅れることが多い。

ブルック・グリーンバーグ

ブルック・ミーガン・グリーンバーグ(Brooke Megan Greenberg, 1993年 1月 8日 - 2013年 10月 24日)は
アメリカ,メリーランド州で生まれた女性で、幼児期の身体を持ったまま成長が止まったことで話題を集めた.

メリーランド州ライスターズタウンにあるユダヤ係アメリカ人家庭で4ポンド(約1816グラム)の未熟児として生まれたブルックは
6歳になるまで脳腫瘍を含めた各種疾病に苦しみ、まだ赤ん坊だった時、原因不明の理由で成長が止まり、その状態で20歳まで生存した。

しかし医者たちも彼女の成長が止まった原因は分からず、彼女のこのような症状に対して暫定的に「シンドローム X」という名称が付いた。
結局、気管支軟化症によって2013年にライスターズタウンの自宅で死亡し、家族たちによってボルティモア市内のユダヤ人墓地に埋葬された。
生存時のブルックは体重が 5.9kg、身長76cm、精神年齢は生後9ヶ月の乳児程であった。

ギャビー・ウィリアムズ

ガブリエル・メリー・ウィリアムズ(Gabrielle Williams, 2004年-)はモンタナ州で生まれた女性で、新生児ほどの身体しかない。
遺伝子変異の結果と考えられている。

ニッキー・フリーマン

ニッキー・フリーマン(Nicky Freeman, 1970年-)はオーストラリア、
43歳の男性で、10歳児ほどの身体しかない。脳下垂体の奇形と診断されている。

マリア・アウデテ(マリア・オウディーティ)

マリア・アウデテ・ド・ナシメント(Maria Audenete do Nascimento, 1981年 5月 7日-)は
ブラジル セアラー州 カウカイアに生まれた、32歳の女性。生後九か月で成長が止まった。
甲状腺機能低下症と診断されている。治療法は存在するが、貧困により治療が遅れたために今や成長することは難しいと言われている。
2011年、テレビで報道されると治療を申し出た医師が現れ、治療を受け始めてから歩けるようになり、歯や髪も生えて2013年10月には簡単な言葉を発するようになった。
ギャビーやブルックのようなケースの子を研究しているリチャード・ウォーカー医師によると彼女の症例はギャビー達とは全く別のものだという。

レイラ・クオルズ

2015年5月に報告されたオクラホマ州のレイラ・クオルズ(Layla Qualls)は生後9~10ヶ月に見えるが3歳。
ロスアンジェルスのカリフォルニア大学の研究者が研究する、世界で7人いるシンドロームXの一人。
シンドロームXに染色体の異常はなく、原因はいまだ不明。



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最終更新:2023年01月29日 13:48