ザーボン&ドドリア

登録日:2014/12/26 Fri 18:10:00
更新日:2024/04/26 Fri 08:25:03NEW!
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ザーボンドドリアは、『ドラゴンボール』に登場するフリーザ軍の戦士。



●概要

宇宙の帝王フリーザの側近を務める戦士達。
並のサイヤ人ナメック星人を遥かに上回る戦闘力を誇る。

ザーボン


きさまは長年眠らせていた
わたしの真の力を目覚めさせてしまった‥‥

CV速水奨(ドラゴンボールZ)、三浦祥朗(ドラゴンボール改

緑の三つ編みヘアーで青白い肌をした戦士。
フリーザ軍の中では地球人に近い外見であり、かなりの美形
服装は ブルマニーソックス だが、れっきとした男性である。
フリーザへの状況報告が主な役割。
普段の言動からは知的で冷静沈着な印象を受けるが、 意外とミスが多い
変身することで戦闘力が上昇するが、イボガエルのような醜い姿になってしまう。*1
彼はナルシストで美を好む性格のため、本当に必要な時にしかこの変身能力は使わない。
フリーザもこの性格をよく知っていたようで、ザーボンがベジータを倒したと聞いたときは「久しぶりに変身したんですね」と言い、水没したという理由でベジータの死を確認しなかった際は「水に潜ればよろしいでしょう。あなたは濡れるのを嫌がって確認を怠った」とごもっともな指摘している。
また、同僚のドドリアが新型のスカウターを使うのに対し、彼は何故か旧型を使っている。
外見を気にする彼だけに、スカウターについてもデザインへのこだわりがあるのだろうか。

ギニュー特戦隊が嫌いらしく、フリーザが援軍として呼び寄せた時には「あの連中」と言い放っている。

変身前の戦闘力は本編で自ら24000未満と明言していることもあり、関連書籍やゲーム等では23000とされる。
変身後の戦闘力は媒体によってムラがあるが、彼を倒した直後のベジータが「20000近く 30000近く」という描写などから判断すると*2、高く見積もっても30000前後かと思われる。
ファミコンゲーム『激神フリーザ!!』では、変身前で22000、変身後は55000と、ギニュー特戦隊並みの戦闘力に設定されている。

名前の由来は果物のザボン。


ドドリア


皆殺しだぁーっ!!
どいつもこいつもぶっ殺してやるぅーっ!!

CV:堀之紀(ドラゴンボールZ)、長嶝高士(ドラゴンボール改)

頭と腕に多数の突起がある、ピンクの肌をした巨漢。体型は肥満体気味。
美形のザーボンとは対照的に、怪物的で醜悪な外見をしている。
細木●子やマ●コ・●ラックスに似ているとか言ってはいけない
前線でサイヤ人やナメック星人等の邪魔者を始末するのが主な役割。
粗暴かつ短気な性格であり、何でも力任せに解決しようとする。
作中でスカウターを破壊された時も、1人だけ物凄くブチ切れている
もっとも、この件でフリーザ一味は増援(ギニュー特戦隊)の到着まで後手後手に回ることとなるため、真っ当に状況がわかっていたとも言える。
ベジータの言葉からクリリンたちが地球人だと察したり、彼らがベジータと組む可能性を考えたり、ベジータが食いつくだろう情報を提示して交渉したり(単なる命乞いではなく)と、地頭はそう悪くない。

関連書籍やゲーム等によると戦闘力は22000と、変身前のザーボンよりも微妙に低い。
作中で怠けてパワーが落ちたことを指摘されているので、そのせいなのかもしれない。
ただし扉ページの一味の解説ではザーボンの「やたら強い」に対してドドリアは「めちゃくちゃ強い!」と表記されていた。
相方のザーボンや、元部下のベジータからも実力は高く評価されており、
ドドリア撃破後のベジータは「あれほどのパワーを誇っていたドドリアをたやすく……!」「自分でさえ驚くような上達ぶりだ」と感激し、
ザーボンもベジータのパワーアップを理解したうえで「貴様がドドリアを片付けただと……!?」「し……信じられんな……」と評していた。

ちなみに、原作では三本指なのだが、アニメでは諸事情により五本指にされた。

名前の由来は果物のドリアン。


側近コンビは特戦隊に比べると、強さだけでなくフリーザからの評価もかなり劣るようだ。
本編では何かと罵倒や叱責を受ける場面が目立ち、続編や外伝作品でも基本的に「使えない部下達だった」という評価で安定している。
後述するようにバーダックやベジータといった危険なサイヤ人を討ち漏らし、ドラゴンボール捜索に関しても成果を挙げられなかったので無理もないだろうか。
(特戦隊も悟空やベジータ達に敗れたとはいえ、それまでの実績やドラゴンボール自体は素早く回収していることもあってか、フリーザから悪く言われるシーンはあまりない)


……まあそういうフリーザも、ナメック星では慢心から来るポカを連発していたが。
具体的には、デンデをあえて見逃したり、ネイルの陽動に何時間も引っかかったり、悟空をなぶるためにクリリンから攻撃して覚醒されたり(不意を突いて悟空を倒すチャンスはあった)と、正直部下を罵倒できた義理ではない気がする。



●作中での活躍

1.ナメック星侵攻

ベジータのスカウターを通じ、願いを叶えるドラゴンボールの存在を知ったフリーザ軍は、
フリーザの不老不死という願いを叶えるためにナメック星に侵攻し、次々とボールを奪取していた。

5つ目のボールを回収しに向かった際、ある里のナメック星人の長老、ムーリが「邪悪な者にドラゴンボールを渡すことはできない」と拒否したため、攻撃を受けることに。
途中で野良仕事に出かけていた若いナメック星人3人がフリーザ軍の情報を知って救助に駆けつけ兵士達を蹴散らしていく。
この時、1人の兵士がザーボンの所に吹き飛ばされてきたが、
ザーボンはまだ息があったかもしれないその兵士をゴミでも払うかのように、蹴り飛ばした。*3
ムーリはとっさの機転でフリーザ軍のスカウターを全て破壊することに成功するも、それに激怒したドドリアによって若者達は瞬殺されてしまう。
ムーリは観念しドラゴンボールを差し出すが、残りのドラゴンボールを持っている仲間の居場所を教えることは拒否したため、ナメック星人の少年カルゴ共々殺されてしまう。*4

その様子を見ていた孫悟飯怒りのあまりドドリアに攻撃し、もう1人のナメック星人の少年デンデを救出。
このためにドドリアに追撃されることになり危機に陥るが、クリリンの太陽拳によって振り切ることに成功。
悟飯達を見失ったドドリアは癇癪を起こして辺り一帯もろとも吹き飛ばす行動に出た*5が、これも彼らは舞空術で回避した。

悟飯達を取り逃したもののフリーザ軍はこの時点でドラゴンボールを5つ入手しており、願いを叶えるのに必要なのは残り2つとなった。

2.ベジータの反逆

フリーザ軍が5つ目のドラゴンボールを入手する少し前、ベジータがフリーザ軍を裏切り独自にドラゴンボールを狙っていることが判明していた。
フリーザ軍は、元ベジータの同僚でほぼ互角の実力を持っていたキュイを差し向けるが、ベジータは地球での戦闘により遥かに力を増していたため、あっさりとやられてしまう。

この時、ザーボンとドドリアがスカウターでベジータの戦闘力を測っており、24000という自分達を上回る戦闘力に成長していることに驚愕していたが、
フリーザはザーボンとドドリアの2人で戦えば勝てると考え、あまり問題にしていなかった*6

後に、フリーザの命令で悟飯とクリリンを追跡していたドドリアはベジータに不意打ちされる。
フリーザがザーボンとドドリアが2人で戦えれば勝てると考えたのと同様に、ベジータもザーボンとドドリアがそれぞれ単独行動を取っている時に戦えば勝てると考えていたのである。
ドドリアは内心怯えながらも「スカウターを渡せば見逃してやる」等と言って戦闘を避けようとするが、ベジータには見抜かれていた。
逆上しながら攻撃するドドリアだったが、ベジータの強さに加えドドリア自身が怠けてパワーが落ちていたこともあり、圧倒されてしまう。
ドドリアは命乞いをし、見逃して貰う代わりにサイヤ人の故郷である惑星ベジータに関する情報を打ち明ける。
それは「惑星ベジータが滅びたのは巨大隕石の衝突が原因とされてきたが、実はフリーザがサイヤ人は将来の脅威になると予感し滅ぼした」
「ベジータは戦力になるので敢えて生き残らせておいた」ということであった。
ちなみに、ベジータが「サイヤ人の王子」とはっきり提示されたのは実はドドリアの発言から。
それ以前は「超エリート」としか言っていなかった(エリートのナッパが敬語ではなくタメ口だったのはこのため)。

ドドリア本人は同胞を殺されたという真実でベジータが動揺している間に逃げようと考えていたのだが、
ベジータは「仲間やたちのことなどどうでもいい……」「そうとも知らず使われていた自分にムカッ腹が立っただけ」と切り返され、ますます殺意を固められてしまう。
驚愕したドドリアはフリーザの名にすがりながら全力で逃避したが、追い打ちのエネルギー波で消し去られてしまった

3.ザーボンの正体

その後、フリーザはいつまでも帰還しないドドリアを「あんなゴミ2匹も片付けられないような馬鹿は放っておきましょう」とあっさりと見捨て、ザーボンとアプールに残りのドラゴンボールを手分けして探すように命じる。
その途中、ザーボンは裏切り者のベジータに襲撃される。

パワーアップしたベジータにザーボンは圧倒されてしまうが、戦闘中、ザーボンは変身能力によって姿が醜くなる代わりに圧倒的にパワーが増すことを明らかにする*7
その言葉通り、戦況は逆転し今度はベジータが一方的にやられてしまう。

ちなみに、原作だとここで「ザーボン同様、フリーザも変身能力を持っている」という重要な情報が明かされるが、アニメ版ではこのやりとりはカットされている。
にもかかわらずアニメ版でもベジータがフリーザに変身を促し、「ザーボンが口を滑らせた」というセリフは残っている。
まるで意味がわからんぞ!

4.ザーボンの油断

ザーボンは戦いに勝利したが、ベジータが水没してしまったので、そのを確認することができなかった。
正確に言うと「多分死んだだろうし、生きていても実力差を見せられて向かってくる気もないだろう」と油断したことに加え、
濡れるのを嫌って水中に潜ってまで確認しなかったのである。
このザーボンの油断と怠慢は後にフリーザに咎められることになる。
(アニメ版では「残りのドラゴンボールを隠したかもしれないのに聞き出す前に安易に殺そうとするのは軽率」とも指摘されており、
 ザーボンは最初からベジータを半殺しにした上でフリーザの元に連れていかなければならなかったことが分かる)

アプールの報告で「ベジータがフリーザ軍が到着していないナメック星人の村を襲いドラゴンボールを入手していた」ことが明らかになり、
今度はベジータに残りのドラゴンボールの隠し場所を吐かせるために、生きていることに望みをかけて確認に行くことになった。

幸いベジータはまだ生きており、ドラゴンボールの情報を吐かせるためにメディカルマシンで回復させられることになるが、
これが仇となり予想以上に早く回復してしまったため、逃げられた上にフリーザ軍の所有していた5つのドラゴンボールも奪われてしまう。
このザーボンの失態にフリーザは激怒し、「1時間以内にベジータを連れ戻せなければ殺す」という条件で再び捜索に向かうことに。

ザーボンはベジータを発見し、彼を痛めつけることで捕まえようとするが、ベジータは先の戦闘で死にかけてから回復したことで、大きく戦闘力を増していた。
ザーボンは元々サイヤ人の能力に詳しかったが、このパワーアップの特性については失念していたようだ。
一度勝利した経験から油断していたこともあり、ベジータの砂を落とした目潰しと猛烈な先制攻撃でザーボンは体力を大きく損ない、そのまま致命傷を受けてしまう*8
余談だが、この時ザーボンはあの連続エネルギー弾をしこたまブチ込まれている(どちらかというと連続エネルギー波と言った方が近いが)。
しかし、いつものグミ撃ちもこの時ばかりは勝利に貢献していた。

ベジータに腹を貫かれつつもザーボンは「ふたりで手を組めばフリーザにも勝てるぞ」等と持ちかけて生き延びようとするが、
当然ベジータは拒否し持たず貫いた腹にそのままエネルギー波を叩き込みトドメを刺すのであった*9
ちなみに、上述のキュイもこれと似たような命乞いをしている。
むしろ「すでにフリーザにとっては価値が無いがベジータには無視しがたい情報」を交渉という形で提供したドドリアに比べると、何の意味もなくフリーザの重要情報をぶちまけてしまったザーボンは……

なお、この場にはクリリンとブルマも居合わせており、ベジータとブルマの馴れ初めだったわけだが
ブルマはベジータに危うく殺されそうになるわ、ザーボンへの情け容赦ないトドメの攻撃には恐怖で目を背けるわと最悪にもほどがあるファーストコンタクトとなった。

ドドリアとザーボンが戦死したことにより、ベジータを倒しドラゴンボールを奪還する任務はギニュー特戦隊に引き継がれることになった。


TVスペシャル「たったひとりの最終決戦」

孫悟空バーダックが主役の1時間スペシャル。
フリーザ軍がサイヤ人粛清に向けて動き出した頃のエピソードである。

このエピソードではフリーザがサイヤ人を滅ぼした背景として、元々彼が超サイヤ人の出現を危惧していたことに加え、
ザーボンが「サイヤ人が徒党を組んだらフリーザ軍にとって脅威となり得る」という旨の進言をしていたことが明らかになった。
(最近だと、破壊神ビルスが惑星ベジータの破壊を依頼していたという設定も追加されているが)

これによりドドリアの部隊がバーダックの仲間達を襲撃し全滅させてしまうが、
バーダック自身は下級戦士でありながら度重なる戦闘により戦闘力が10000近くに達しおり、その部隊の兵士達を単独で倒してしまう。
そこに現れたのがドドリアで、さすがに力の差は大きく、口から放つ巨大なエネルギー波はバーダックを地平線のかなたまで吹き飛ばしてしまった。
その直後、ザーボンから通信が入り本隊への合流を指示され、ドドリアはバーダックの死体を確認せずに帰還する。
しかし、バーダックは重傷を負いながらも辛うじて生きており、諦めずフリーザに立ち向かおうとする。
ドドリアはトドメを刺しきらなかったことを知りフリーザの怒りを恐れていたが、いずれ惑星ベジータごと滅ぼすつもりだったからと、大した処分はなかった様子。

バーダックはフリーザの企みを仲間に打ち明けるが誰にも信用して貰えず、文字通りたった一人で特攻を仕掛ける。
フリーザ軍の多数の兵士達を相手に激闘を繰り広げるが、フリーザの強大な力には歯が立たず、
彼が指先から放ったエネルギー弾によって惑星ベジータは破壊されてしまう。
なお、この時フリーザ軍の兵士達も巻き添えを食っている

惑星ベジータが派手に爆発する光景をフリーザは狂喜した表情、ザーボンは醒めた表情、ドドリアは呆気にとられた表情で見つめていた。

その他のアニメオリジナルシーン

『ドラゴンボールZ』のフリーザが変身する直前の回想で、ベジータ王が謀反をしたエピソードが明かされている。
これは上記のTVSPを補完する内容で、この時には、フリーザがサイヤ人の「不穏な動き」に言及し、ザーボンが戸惑いの表情を浮かべる様子がある。
ちなみにドドリアはワインボトルを抱えてフリーザに給仕をしていた。
その後、ベジータ王が謀反を開始。エネルギー波で雑兵を吹き飛ばし、玉座に攻め込んだベジータ王だったが、
「たまには運動するのもいいかもしれません」と出撃したフリーザにより一撃で倒され、背後の怯えるエリートサイヤ人も目からの光線で一掃。
その直後、ザーボンとドドリアを背後にしながら「変身する必要もありませんでしたよ」と呟き、ナメック星のザーボンが口を滑らせる展開へとつなげている。


そして場面が飛び、上述した惑星ベジータの爆破シーンとバーダックの戦死につながる。
この場面が飛ぶ間に、バーダックたちがドドリアに殲滅させられたことがわかる。
このことから、破壊神ビルスの依頼やザーボンの進言、ドドリアの語ったサイヤ人の発展、ベジータ王の謀反といった、様々な要因が絡んでの「サイヤ人滅亡」だったようだ。


『ドラゴンボールZ』の回想シーンで、ベジータ・ナッパ・ラディッツらが惑星シャーツを制圧した際のエピソード。
彼らは3日間に渡る戦闘で体をボロボロにしながらも、その働きを評価されることを確信し、意気揚々とフリーザの元へと帰還していった。
だが、当のフリーザには「あんな星に3日も‥‥」と呆れられ、ザーボンには「(自分なら)1日あれば十分」等と嫌味を言われてしまう。
この時、激怒したナッパがフリーザ達に攻撃しようとするが、ベジータに制止されている。

ベジータ曰くフリーザ軍にコキ使われていたとのことだが、どうやら普段から嫌味も言われていたようだ。

スピンオフ作品「エピソード オブ バーダック」

「たったひとりの最終決戦」の後日談に当たる漫画及びOVA作品。
フリーザに殺されたと思われたバーダックが実は生きており、超サイヤ人として覚醒する物語。

バーダックがフリーザに立ち向かうも、あえなく惑星ベジータが破壊されてしまう場面から始まる。
「たったひとりの最終決戦」の時とは異なり、フリーザが惑星ベジータを破壊する場面で彼の両脇にザーボンとドドリアが存在している。
フリーザに対して激昂するバーダックを「フン、身の程知らずが‥‥」「お前らサイヤ人は利用されてただけだぜ!」と嘲笑していた。

復活のF』関連での扱い

主君フリーザが劇場版『復活のF』で再びボスの座に返り咲くことが決定。
その関係で、側近であった彼らの存在についても多少触れられている。

  • 新成人の反面教師
『復活のF』特設サイトでは、クリスマスや正月、バレンタインといった特別な日に限り、フリーザのメッセージを聞くことができる。
成人の日のメッセージは「新成人の皆様、ザーボンさんやドドリアさんのようにお馬鹿な大人にならないようにお気をつけなさいね」
作中でも何かと失態が目立った2人なので、こう言われても仕方ないのかもしれない。

  • 後任者タゴマシサミ
フリーザ軍残党として、ソルベ、タゴマ、シサミらが登場している。
ソルベは元第3星域の参謀であり、フリーザ亡き後の軍を率いていたが、支配下の惑星で反乱が相次いだため、軍の建て直しを図るためにフリーザを蘇らせることを決定した。
ソルベ曰く、タゴマとシサミはかつてのザーボンやドドリアに匹敵する優秀な戦士とのこと。
なお、タゴマはドラゴンボールを回収するために地球へ赴く際にもソルベに同行している。

しかし、フリーザが悟空やトランクスへの復讐を開始しようとしていたのに対して、
タゴマは軍の再建を優先するように進言したことで怒りを買い、エネルギー弾で宇宙空間へと吹き飛ばされてしまった。
まともに戦闘する機会すらなく退場させられたという点では、魔人ブウ編のプイプイ以上に悲惨な扱いかもしれない。

一方、シサミはフリーザ軍が地球へ侵攻した際、ピッコロを相手に善戦する活躍を見せている。
この時のピッコロは多数の兵士との戦闘で消耗しており、かつ地球側は兵士達を殺さないように戦っているハンデがあったが、
シサミ自身もフリーザと一緒に修行して戦闘力が上がっていたのかもしれない。
なお、この後に悟飯がピッコロの救出に向かっており、超サイヤ人になった彼にはシサミも歯が立たず、一瞬で倒されている。

ドラゴンボール超』ではまた違った展開になっている。
シサミは悟飯の連続エネルギー弾を弾いて接近、彼を締め上げるも、力の差から余裕で抜け出そうとする悟飯。
しかし、その背後からタゴマがエネルギー波でシサミもろとも悟飯を貫き、シサミは恨み言を呟きながら死亡。
(悟飯はピッコロの心肺蘇生と仙豆によって一命を取り留めた)

仲間を殺したことを上官のソルベに咎められるが、「外しようのない絶好のタイミングで仕留めただけ」と反論。
タゴマはフリーザの修行の相手をさせられており、以前とは比較にならない戦闘力と共にフリーザの配下に相応しい非情さを身に付けていた。

このタゴマは悟飯曰く「絶好調な時の僕」ぐらいの実力があるらしく、言葉通りに悟飯やピッコロを圧倒。
唯一ゴテンクスの金的だけは通用したが、彼らもフュージョンの制限時間が切れたために窮地に。
しかしこの時、地面に書かれた「チェンジ」の文字を読んでしまったタゴマは、カエル状態だったギニューと肉体が入れ替わってしまう。
元の肉体の持ち主だったタゴマ以上の強さを発揮するギニューだったが、超サイヤ人に変身した悟飯には敵わず圧倒されてしまう。
業を煮やしたフリーザが戦闘に参加したことで再び形成は逆転、悟飯はトドメを刺されそうになるが、そこに悟空とベジータが瞬間移動
ベジータの手によってギニューはあっさりと殺されてしまった。

●ゲームへの出演

敵役としては本編での出番が多いだけあって、ゲームへの出演も多い。
『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』『ドラゴンボールZ 超サイヤ人伝説』や『ドラゴンボールZ 超悟空伝 -覚醒編-』、
『ドラゴンボールZ』シリーズ、『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズ、『ドラゴンボール レイジングブラスト』シリーズ、
『ドラゴンボールヒーローズ』『パズドラ』と、多数の作品で姿を見ることができる。

『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』『ドラゴンボールZ 真武闘伝』『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』では、
ザーボンは登場するが、ドドリアは登場していない。

対戦ゲームでの掛け合い

『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズでは、原作で戦ったベジータや悟飯、バーダックらとの掛け合い以外にも、
主君であるフリーザへの反逆、部下であるアプールやフリーザ軍兵士との戦闘訓練といった内容の掛け合いが見られる。
またベジータとの戦闘時は、ブウ編の彼との再会や超サイヤ人に変身したことに恐れ慄くといったパターンもある。

『ドラゴンボール レイジングブラスト』シリーズでは、上記以外にもナメック星人との因縁からピッコロやネイルのほか、
同じフリーザ軍所属のギニュー特戦隊との対戦時、そしてザーボンとドドリアが互いに対戦した時の掛け合い等が見られる。
ネイルからはナメック星人の村を滅ぼしたことに対して怒りを向けられ、ピッコロとの対戦時はナメック星人を倒した経験から彼を侮るが、
「ナメック星人をナメるなよ!」という微妙なセリフで返答される。
特戦隊との対決時は「ギニュー特戦隊がどれほどのものか確かめさせてもらうぞ!」「ギニュー特戦隊のメンバーだからって、いい気になるなよ!」と、対抗心を燃やす
ギニュー隊長が相手だと、「特戦隊に入りたいのか?戦いぶり次第では、考えてもいいぞ」と言われ、
 「特戦隊入りよりも、あなたがどれほどの腕前か興味がある」「オレは、フリーザさまの側近で満足なんだよっ!!」と答える)。
ザーボンとドドリアの対決時は、「もう、てめえと同じ地位には満足できねえんだよ!!」
「わたしに牙をむくつもりか!?ならば、受けてたつぞ!!」
と仲違いを起こす。

『ドラゴンボールゼノバース2』でも揃って登場。
フリーザの宇宙船の時の裂け目イベントでは最初にこの2人のどちらかの派閥につくところから始まる。口を開けば相手の悪口を言い合うほどの犬猿の仲だが、派閥争いに勝利した決定的な場面では命を取らずに見逃したり、やられ掛け合い会話では相手を小馬鹿にするどころか口調は荒いながらもザーボンはドドリアを激励し、ドドリアはザーボンを気遣っているなど互いにある程度認め合っているようである。
宇宙船イベントでは2人の内面がある程度掘り下げられており、ドドリアは粗暴ではあるものの潜入している他のタイムパトローラーが認める程には面倒見が良い。ザーボンはキザでナルシストな面が目立つものの自分磨きには余念がなく、主人公が力をつけた際には直接聞くまでもなく鍛錬無しにそれほどの力が身につくはずもないとその努力を認めている。

ifストーリー

本編とは異なる「もしも」の世界を描いたエピソードが幾つか存在する。
その中からザーボンやドドリアが登場するものを以下に紹介する。

  • 悟飯VSドドリア&ザーボン
『ドラゴンボールZ 超悟空伝 -突撃編-』の続編『ドラゴンボールZ 超悟空伝 -覚醒編-』にてifストーリーが展開される。
この2作は基本的に選択肢を選んで進めるアドベンチャーモードとコマンド入力で戦う戦闘モードを軸にゲームが進行する。
選択肢の選び方や戦闘の結果次第では原作とは異なるシナリオ展開にすることもでき、バッドエンドも多数存在している。

ゲーム中盤の悟飯がプレイヤーキャラとなっている場面ではドドリアやザーボンと直接対決したり、勝利することも可能。
ザーボンと戦って勝利した際には「せめて美しい姿で死なせてくれ」と懇願されることになり、
悟飯はトドメを刺す前に変身を解除する猶予を与えてやるという、原作のベジータとの戦いよりは救いのある最期となる。

もう一つのザーボン攻略法として、まともに戦闘をせずに自滅させることも可能。
具体的には彼が変身した時に 「うえっ!!カッコわるい‥」 という選択肢を選ぶと、悟飯とブルマとの2人で ザーボンの容姿に対する執拗な口撃 を行う。
そのことに 彼が傷つき動揺している間に倒してしまう という、ギャグ的な攻略法である。

本編では自分で醜いと認めているだけでベジータは彼の容姿について何も言わなかったが、やはり他人に面と向かって言われると辛いものなのだろうか‥‥。

  • 美しき野望…編
『ドラゴンボールZ Sparking! NEO』に収録された、ザーボンが主役の下克上ストーリー。

本編でドドリアが悟飯とクリリンを追撃した所から、物語は分岐する。
悟飯とクリリンの思わぬ抵抗に苦戦するドドリアだったがザーボンが加勢したことで勝利し、2人を捕らえる。
そして彼らはクリリンの気を探る能力を利用して、裏切り者のベジータの居場所を突き止めることに成功。

ベジータは「お前らいつまでもフリーザの言いなりか? ドラゴンボールさえあればお前ら雑魚でも天下がとれるのによ」と2人を挑発する
(窮地を逃れ、2人を一時的に仲間に引き入れて利用するつもりだったと思われるが、ドドリアはともかくザーボンには通じなかった)が、
ザーボンは聞く耳を持たずドドリアと共にベジータを始末する。
だが、この時からザーボンは「フリーザを出し抜き、ドラゴンボールで永遠の美しさ=不老不死を手に入れる」という野望を抱き始める。

クリリンの気を探る能力を利用してザーボンとドドリアは順調にドラゴンボールを集めていくが、7つが揃った時点でザーボンはドドリアを裏切り始末してしまう

その後、直接フリーザに逆らっても勝ち目がないことを重々承知しているザーボンは、
フリーザの兄クウラの軍にドラゴンボールの情報と「フリーザに謀反の動きあり」と伝えることで、その力を利用する。
これにより、戦況はフリーザ軍とクウラ軍の全面戦争へと発展していくことに。
途中、クウラ機甲戦隊のサウザーに状況を報告する間に自演乙とか言うな)実は生きていたドドリアが出現し真相がバレそうになるが、
「フリーザが自分を始末するために差し向けた追手だ」と偽ることでクウラ軍の信頼を得た上、ドドリアを始末し口を封じることに成功。

ギニュー特戦隊の大半がクウラ機甲戦隊との対決へと向かう中、
ザーボンはドラゴンボールの護衛という特別任務に就いていた特戦隊のグルドを始末し、遂に全てのドラゴンボールを手中に収める。
なお、この時ザーボンが醜いドドリアやグルドに自分が変身した姿を重ね合わせ、同族嫌悪の感情を持っていたことが明らかになる。
彼が「永遠の美しさ」に執着するのも、この複雑なコンプレックスによるものらしい。

ドラゴンボールでザーボンは念願の「永遠の美しさ」を手に入れるが、クリリンは残る2つの願いでピッコロを復活させ、悪人以外を地球へ瞬間移動させた。
ザーボンはクリリン達を利用したつもりだったが、実は 利用されていたのは自分の方 であり、クリリンは労せずドラゴンボールで願いを叶えることに成功。

そこへポルンガの出現に気づいたフリーザが駆けつけ、完全にザーボンの裏切りが露呈
フリーザは「飼い犬に手を噛まれるとはこのこと」だと忌々しげに吐き捨て、ザーボンを処刑しにかかる。
永遠の命を得たザーボンだが、フリーザは「貴様の存在ごと消滅させれば何の意味もない」と、絶体絶命のピンチに。
しかし、そこにナメック星に遅れて到着した悟空が現れ、ザーボンは辛うじて危機を逃れる。
2人掛かりでもフリーザを倒すことはできなかったが、戦闘中彼のスカウターにクウラが自ら出撃したとの情報が入り、「雑魚は後回しだ」とフリーザは姿を消す。
悟空の出現により、ザーボンはフリーザが引き上げるまでの時間稼ぎができたのであった。

この時点でザーボンの野望は99%達成され後はクウラ軍に合流するのみであったが、
実は生きていた(2回目)ドドリアとグルドがザーボンへの復讐に現れる。
激闘の末、今度こそ2人を始末するザーボン。

しかし、その瞬間クリリンが地球のドラゴンボールで叶えた願いにより悟空は地球に瞬間移動させられる。
ザーボンは悟空が乗ってきた宇宙船を使い、フリーザ軍とクウラ軍の戦闘により崩壊を始めたナメック星から脱出を試みるが、
悟空ですらフリーザ軍の宇宙船を「乗ってきたのと大体同じ」と動かし方を理解していたのに動かし方が分からなかったため、せっかく手に入れた永遠の美しさも宇宙の塵となってしまうのであった。
くすん…美形薄命だ…

  • ギャラクシーバトル編
『NEO』の続編『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』に収録されたストーリー。
ベジータ王が、王子やエリートのみならずバーダックを始めとする全サイヤ人を率いて謀反、フリーザが主力部隊を率いて留守にした惑星フリーザを制圧するべく奇襲する、というストーリー。フリーザが変身せず、消耗の結果とはいえバーダック相手に相打ちになるという、ちょっと無理のある展開だが

しかしフリーザもベジータ王らに不信を抱いていたのか、ひそかに留守部隊にザーボンとドドリアを置いていた。
このエピソードではベジータが成人しているうえにキュイを「薄汚いザコ」呼ばわりして倒すほどにパワーアップしていたが、
ドドリアは「サイヤ人のゴミムシどもが、調子に乗ってんじゃねえ!!」「主力部隊の留守に、味な真似しやがって!! この俺さまが、なぶり殺しにしてくれる!!」と猛然と襲いかかる。このモード中、弱音を吐くことは全くない。

それに対してザーボンは、女サイヤ人のセリパに向かって「ベジータを始末する前に、行儀の悪いメスザルに罰を与えてやりましょう」「無粋なヤツだ、私のささやかなお楽しみを邪魔するとは」などと非常に危ないセリフを乱発したあげく、セリパから「カマ野郎」と罵倒される羽目になる。
しかし変身によるパワーアップは原作同様の脅威で、これまでザーボン相手に優位に戦ってきたバーダックにも逆転し、セリパを殺害する。
が、セリパの「あたしの魂を吸って、フリーザを……」という言葉に答えたバーダックにより敗北する。
このモードでは「グハハ、野蛮なサイヤ人のくせに女々しいなあ?」などとゲスくなったり、
バーダックの「フリーザに支配され、恐怖で縮み上がってる貴様らクズどもに未来はねえ」という言葉に「だ、黙れ…だまれぇー!!」と逆上するなど、変身によりキャラが変わっている。

  • 新メンバー追加オーディション
『ドラゴンボール レイジングブラスト』に収録。
ギニュー特戦隊の発表した新メンバー追加オーディションにドドリアとザーボンがエントリー(受験者は彼らの前にも6人いたらしい)。
緊張して固まるドドリアへの圧迫面接の後、実技試験としてバータがドドリア、ジースがザーボンと戦闘を行うことになる。
試験官のジースとバータは内心「オレ達の注目度が下がるだけだ」と快く思っておらず(実際ドドリアは特戦隊に入って目立ちたかったらしい)、
特にジースは「特戦隊にイケメン担当は二人もいらないんだよ!」とザーボンに強く反発する(さりげなく隊長をディスってるが、気にするな)
だが、ザーボンが追い詰められ変身した際には彼の醜い姿を嘲笑うのであった。
‥‥っていうか、 お前ら本当は特戦隊に入りたかったのかよ (もっとも、ifストーリーだが)。

●テーマソング

『ドラゴンボールZ ゲームミュージック・再生編』にザーボンのテーマ曲「まひるの闇」が収録されている。
歌詞に「I'm Prince」「勝つためなら王位も捨てる それが美学」とあることから、
どうやら元々はどこかの星の王子であったが、その地位を捨ててフリーザの配下になったということらしい。

ザーボンの出自についてはこの歌以外に公式資料で言及されていないため、詳細は不明のままとなっている。

コピペネタ

ドラゴンボールの中でも比較的知名度の高いキャラクターだけあって、ネット上のコピペネタにも登場している。

  • ザーボンハウス
元ネタは釣りスレッドの一種であるバーボンハウス
ザーボンとバーボンが一字違いで響きが似ていることから考えられたと思われる。
バーボンハウスではマスターがテキーラをサービスし、注文を取ってくれるが、
ザーボンハウスではザーボンがスカウターをサービスし、強制的に戦闘が始まる。
前者がある種の親しみやすさや癒されるような雰囲気があるのに対して、
後者は恐怖と絶望感を与えてくれるという、一字違いで天地の差となっている。

  • ファミレスにて
書き手が昼休みに友人2人と一緒にファミレスに行った際のエピソード。
店内が混んでいたので書き手は友人に代わりに客待ち名簿に名前を記入して貰った。

暫くして店員が戸惑いながら「3名でお待ちのフ、フリーザ様~」とアナウンスし(客が様付けで呼ばれることから書かれたのだろうか)、
書き手が「こういうの書く奴必ずいるよな」と呟くと、友人が「さぁ!行きますよ!ザーボンさん、ドドリアさん!!」と立ち上がった。
どうやら名簿に「フリーザ」と記入していたのは書き手の友人だったようだ。
いつの間にかフリーザ様の配下に組み込まれてしまっていた書き手であった。




「こんな項目はマチガイだ!! 追記・修正の不足だ!!! このオレを見くびるなよ!!!!」

「とんだ誤算だったな、せっかくきさまが追記したのにまた修正されてしまったぞ……」

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最終更新:2024年04月26日 08:25

*1 名前の由来的には黄色でブツブツしてるのが正しいのではないかという気がするが……

*2 24000のベジータには両者圧倒されたが、ザーボンは変身前でもドドリアよりは多少戦えているため、ドドリアより強いという意見が多い

*3 漫画版『超』において、クランベリと設定されたこの兵士、吹き飛ばされてきた時はまだ生きていたようで、「ザーボンに蹴り殺された」という扱いになり、「フリーザ一味に殺された者を生き返らせて欲しい」の願いで生き返れた

*4 この時、カルゴは原作ではフリーザのデスビームで、アニメではドドリアの口からの光線で殺害されている

*5 このとき、ドドリアが少しでもあたりを確認していればクリリンたちは間違いなく詰んだと思われるので、これ自体はそう悪手でもない。

*6 尤も、本作は戦闘力1000の戦士が10人で束になっても戦闘力3000の戦士1人に敵わないように、数の差で戦闘力差を埋めることはできないのだが、ザーボンの変身形態をアテにしていたのだろうか?

*7 曰く「パワーが上がるだけ」でスピードに関しては言及されていないが、ベジータの動きに難なく追いついているあたりスピードも上昇していると思われる

*8 ベジータ自身は「厄介な野郎」「やはり油断してやがる…」などと発言し、彼の力をかなり警戒していた。パワーアップしたとはいえ、ベジータと変身ザーボンには戦闘力そのものの格差は少なかったようだ。

*9 ベジータは「お前と組んだくらいでフリーザを倒せるなら訳ないぜ」と全く意に介していなかった