超聖竜シデン・ギャラクシー

登録日:2014/12/12 (金) 15:00:38
更新日:2023/09/15 Fri 00:13:29
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DM DM-31 DMC-55 DMC-66 T・ブレイカー アンタップ アーマード アーマード・ドラゴン イケメン エンジェル・コマンド コマンド サムライ シークレットカード シーザーの被害者 スーパーチャンプ スーパーレア デュエマ デュエル・マスターズ デュエル・マスターズ プレイス ドラゴン ボルバルザーク・紫電・ドラゴン メテオバーン 不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー 主人公 光文明 光文明のクリーチャー 光文明のドラゴン 多色 戦国編 火文明 火文明のクリーチャー 火文明のドラゴン 第百回戦国武闘会優勝者 米田基裕 英雄 超聖竜 超聖竜シデン・ギャラクシー 超銀河剣 THE FINAL 進化V 龍魂珠被害者の会



ダーク・カイザー対スーパーチャンプ。


頂上すぎる戦いに世界は震えた。
*1


超聖竜シデン・ギャラクシー》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-31「戦国編 第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」初出のクリーチャーで、スーパーレアでの収録。
他にもDMC-55「コロコロ・レジェンド・7」、DMC-66「デュエル・マスターズ超ベスト」などでも再録されており、DM-31版ではシークレットカードも存在する。

DMでは二体目の『超聖竜』の名を持つクリーチャー。
背景ストーリーでは苦渋の決断の末にシーザーさんの殺害に成功した世界を救ったイケメンである。


【スペック】

超聖竜(スーパーチャンプ) シデン・ギャラクシー SR 光/火文明 (5)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン/サムライ 15000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分のドラゴンまたはエンジェル・コマンドのいずれか2体を重ねた上に置く。
メテオバーン-このクリーチャーがこのターンはじめて攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを2枚まで選び墓地に置いてもよい。このようにしてドラゴンを墓地に置いた場合、このクリーチャーをアンタップする。このようにしてエンジェル・コマンドを墓地に置いた場合、このクリーチャーがこのターン中に破壊される時、墓地に置くかわりにバトルゾーンにとどまる。
T・ブレイカー

ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》と《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》の合体クリーチャー故か、元となった2体に近い能力を付加するメテオバーンを持つ。
そして、メテオバーンで墓地に送るカードの種族によって効果が変わるのだ。
ドラゴンならば、1ターンに1回のみのアンタップ。
エンジェル・コマンドならば破壊耐性の付加、もしくはその両方を行える。

まずアンタップ能力は非常に強力。
1ターンに1回のみとはいえ、単純にパワー15000のT・ブレイカークリーチャーが2回も殴れる。
特にS・トリガーなどによるカウンターを食らわなければ6枚ブレイクが可能であるため、即座にゲーム終了に持ち込める恐ろしさ。

破壊耐性能力もなかなか強く、《デーモン・ハンド》《魔狼月下城の咆哮》など強力なS・トリガーを難なく無効化できる。
アンタップ能力のメテオバーンも同時発動していた場合は、アンタップによる2度目の攻撃の成功の確率を上げるために相手にフィニッシュを決めやすい。

ところが、破壊以外の除去呪文には弱い。
単純な破壊以外の除去が増えて続けている現状は少し気を付けたい。

基本的にメテオバーンはアンタップ効果が重視される傾向にある。
これは破壊耐性をドラゴンに追加させる光サポートクリーチャーが多く、フィニッシャーとしての側面が重視されやすいためにアンタップ効果を使う方に傾きがち。

それでも片方だけに偏って使うという戦略よりは、せっかくのスーパーチャンプを使うということであれば両方の効果を使いたい。
つまり、2つのメテオバーン条件を一気に満たすために進化元はドラゴンとエンジェル・コマンドを兼ねたカードを置こう。

登場当時のカードプールで言えば、《聖霊龍騎アサイラム》《魔光死聖グレゴリアス》などはメテオバーンを両方使いこなすことができるために嬉しい存在。
ドラゴン・サーガではエンジェル・コマンド・ドラゴンが誕生したことにより、さらに追い風が吹くこととなった。
一方でライバルのシーザーさんもファンキー・ナイトメアのおかげで多少強化されていた。
年々ドラゴンとコマンドはコスト設定が軽めになっており、エンジェル・コマンド兼ドラゴンが珍しい組み合わせではなくなったことは大きい。

何はともあれ強力なフィニッシャーであり、メテオバーンを上手く生かせるデッキを構築すればその強力さが実感できる。
進化元についても、今後もさらに相性の良いカードは出てくるだろう。
今後もファンデッキなどで活躍の場はあると思われる。でもライバルキャラがよりによってアレだったせいで影が薄いんだよなぁ…


【組み合わせたいカード】

聖霊龍騎アサイラム SR 光/火文明 (6)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン 6000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
シンパシー:エンジェル・コマンドおよびアーマード・ドラゴン(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のエンジェル・コマンドまたはアーマード・ドラゴン1体につき1少なくなる。ただしコストは2より少なくならない)
W・ブレイカー
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに裏向きにして自分のシールドに加える。

DM-13で登場したシンパシー持ち。
種族はエンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴンなのでメテオバーンを生かせる。
アサイラム自体が気休め程度とは言え、破壊に対しての耐性を持っているため、進化元にしやすい。

太陽の精霊龍 ルルフェンズ R 光文明 (5)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍 5500
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト6以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。

cipによって光のコスト6以下のクリーチャーを踏み倒せるコマンド・ドラゴン。
シデン・ギャラクシーとの相性は最高レベルであり、手札から踏み倒してこのカードを進化元の1枚として進化と言う流れが可能。
特にエンジェル・コマンド・ドラゴンであるため、この1枚でメテオバーンの条件を満たせるという部分もGOOD。


【関連カード】

ボルバルザーク・紫電・ドラゴン SR 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/サムライ 7000
侍流ジェネレート
各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。
W・ブレイカー

不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー VR 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド 9000
シールド・フォース
SF-このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。
SF-このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンから離れるかわりにとどまる。
W・ブレイカー

ボルバルザーク紫電はDM-28で登場したアーマード・ドラゴン/サムライ。
パーフェクト・ギャラクシーはDM-28で登場したエンジェル・コマンド。

シデン・ギャラクシーはこの二体が合体した姿とされている。
戦国武闘会過去優勝者が合体して参加するって…他のクリーチャーから反感買いそうな気がするが、決勝で当たった相手を考えれば仕方ないかもしれない。
デュエプレ版では実際その通りだったことが明言されている。

ちなみにパーフェクト・ギャラクシーは、こいつが語った台詞から察するに女性の可能性もあるが、そう考えると色々と面白い気もする。

超聖竜ボルフェウス・ヘヴン SR 光/火文明 (7)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン 13000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分のエンジェル・コマンドまたはアーマード・ドラゴンのいずれか2体を重ねた上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札にある光または火の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。
このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1枚、墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーをパワーが6000以下になるように好きな数選び、破壊する。
T・ブレイカー

DM-27で登場した進化Vエンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン。
ボルメテウス・武者・ドラゴン》と《龍聖霊ウルフェウス》の合体クリーチャー。

スーパーチャンプとは全体的なデザインや背景ストーリーでの立場などが似ている。
シーザーの真の正体が明らかになってからは、「超聖竜」という存在自体が一種の破壊に対するストッパーと化している事実が判明した。
ちなみに名前も『超聖竜』という共通点があるが、読み方が違う。

超銀河剣 THE FINAL SR 闇文明 (10)
クロスギア:サムライ
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+12000される。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、そのクリーチャーに「G・ブレイカー」を与えてもよい。(「G・ブレイカー」を得たクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクし、その攻撃の後、自分のシールドをすべてブレイクする)

DM-31で登場した闇のサムライクロスギア

背景ストーリーではシデンが使用。
吐き気を催す邪悪であるシーザーさんを一刀両断し、後にクリーチャー化した

ちなみに実際のゲームで組み合わせる場面はあまりないと思われる。
色的にも合っているわけでもないし、クロスするまでに様々な困難が待っているだろう。
別に相性自体は悪いという訳でもないのだが。

ただ背景ストーリーを再現したファンデッキ作成はありかもしれない。
本気の対戦では無いデュエルの時には、相手に頼んでシーザーとHELLを投入したデッキを使わせるとなおベスト。

暗黒皇グレイテスト・シーザー SR 闇/火文明 (6)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ/ナイト 13000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分のナイト・クリーチャーまたはドラゴンのいずれか2体を重ねた上に置く。
このクリーチャーか攻撃する時、自分の墓地にある闇または火の呪文を、コストの合計が7以下になるように好きな枚数選び、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
T・ブレイカー

戦国編のラスボス。
エピソード3の時代にまで損害を与えただけでは無く、別世界にまで影響をもたらしたお方。
後どうでもいいが、第百回戦国武闘会準優勝者。

彼の行動は、超獣世界に激しい被害を与える。

実際の環境でもシーザーの方が進化しやすい。
別にスーパーチャンプが進化しにくいわけでもないのだが…。

戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー SR 光/闇/自然文明 (8)
クリーチャー:ディスペクター/ナイト/サムライ 14000
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、カードを3枚まで、自分のマナゾーンまたは墓地から手札に戻す。
自分のディスタスとディスペクターの召喚コストを最大2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

王来篇で登場した勢力のディスペクター
「歴史の転換点となった戦いにおいて中心となった超獣たち」から作られたディスペクターの1体でライバルのシーザーと合成させられた、謂わば“戦国編代表ディスペクター”。

詳細は個別項目を参照。

紫天連結 ネバーシデンド SR 光/火文明 (7)
クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/エンジェル・コマンド・ドラゴン 8000
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
ブロッカー
W・ブレイカー
各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。
このクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、そのターン、このクリーチャーはバトルゾーンを離れない。

滅将連結 パギャラダイダ SR 光/闇文明 (7)
クリーチャー:ディスペクター/デーモン・コマンド/エンジェル・コマンド 9000
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。

こちらも王来篇で登場の、それぞれボルバルザーク・紫電・ドラゴンと不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシーのディスペクター。
シデンシーザーより先に登場しており、紫電は真・天命王ネバーエンドと、パーフェクト・ギャラクシーは憤怒の猛将ダイダロスと合成させられている。

合体前でも後でも合成されるとか一体シデン・ギャラクシーが何をしたと言うんだ…
しかもネバーシデンドの方は相手が違うのにシデン・ギャラクシーと能力が似通っていると言う盛大なディスペクトをされている。


デュエル・マスターズ プレイス

超聖竜シデン・ギャラクシー SR 光/火文明 (5)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン/サムライ 15000
進化V-ドラゴンまたはエンジェル・コマンドのいずれか2体
メテオバーン1:このクリーチャーがこのターン初めて攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーをアンタップし、このターン、「バトルゾーンを離れる時、パワーが0以下でなければ、かわりにバトルゾーンにとどまる」を得る。
T・ブレイカー

DMPP-11「戦極大決戦 -CLIMAX GALAXY-」にて収録。
メテオバーンの条件が変更されており、墓地の置く種族による効果の変化が廃止されて全てまとめられた。更に1枚のみを捨てる形に変更されたので2回使えるようになった。
破壊耐性もパワーマイナス効果以外の除去に対する耐性へとなっている。


【背景ストーリー上での活躍】

戦国編

戦国編の背景ストーリー終盤にて登場。
シーザーを含む決勝ラウンドのベスト8として残っており、優勝決定戦にて優勝の座をシーザーと争う事に。
この時点で、大会は単なる武闘大会ではなく、サムライとナイトによる派遣争いへと化していた。

そんな異様な雰囲気の中、《ミロクの弟子 ニョライ》にサポートを受けたサムライ陣営は決戦を前にシデンにある剣を託す。
それは、使い手の心一つで魔剣にも聖剣にもなる、全ての終わりを司り「死」すらも終わらせる剣《超銀河剣 THE FINAL》。
ただの一振りで、この星に甚大な被害を与えるであろう剣を、シデンは受け取ったものの実際に使う事はないと考えていた。

そして迎えた決勝戦だったが、シデンの前に現れたシーザーの手には、超銀河剣に匹敵する最悪の兵器が握られていた。
それは、ナイト陣営がシーザーへと捧げた、銀河を焼き尽くす程の破壊力を持つ最強の魔弾《超銀河弾 HELL》。

この世界を破壊する程の力を秘めた武器を手にして相対峙する両雄。
シデンは、この世界を滅ぼしかねない力を揮ってまで優勝を手にする事を考えていなかった。
しかし、暗黒王の魂と「ナイトがサムライを制し、栄光を手にする」という野望に憑りつかれたシーザーは、一切の躊躇いもなく引き金を引いた。

途端に、世界は混乱と絶望に陥る。

魔弾から放たれた力は瞬く間に世界を覆い尽くし、大地とそこに住まう者達を蹂躙した。
その圧倒的な破壊力は、空間にすら穴を穿ち、世界は見るも無残な姿へと変貌する。

それを目にしてもなお、シーザーは超銀河弾を使う事を止めなかった。
彼の眼と思考には、倒すべき相手であるシデンしか映っていなかったのかも知れない。

強大過ぎる力を手にしたシーザーを止められる者は、最早いなかった。
いるとすれば唯一、超銀河剣を手にしたシデンだけである。

それでもシデンは、超銀河剣を使う事を良しとしなかった。
既にこの惑星は、超銀河弾により甚大なダメージを負っている。そんな状況の中、超銀河剣の力を発すれば間違いなく世界は滅びてしまう。

シーザーを止めるために世界の崩壊を導くか、それともこのまま世界が終わるのを待っているだけか。葛藤するシデン。

そんなシデンの前に、一体のクリーチャーが現れる。

彼は、元はサムライであったがシノビ達により育てられシノビとして生きた男であった。
その名は《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》。

ユキムラは、シデンにある事を伝える。

超銀河弾の破壊力により空間に裂け目が生じ、シノビの住処である次元の狭間へ通じる裂け目が生じた事で、最早、自分達がこの世界に居られる時間は幾許も無い事。

そして、シーザーと超銀河弾の力を止めるために、何よりこの世界を救うために、超銀河剣を使わなければならない事。

例え超銀河剣の力が放たれようとも、この世界は命に変えても必ず守る事を。

そう伝えるユキムラの背後には、彼に従う者達の姿があった。
後の世に『怒流牙十勇士』と伝えられる最強のシノビ達である。

彼等の思いを目にしたシデンは、遂に超銀河剣を手にする。

シデンの決意を受け取ったユキムラ達は、世界中へと散っていった。シデンとの約束を果たすために。

シデンは超銀河剣を抜き払うと、狂気に満ちてしまった忌まわしい大会に終止符を打つために、そしてこの世界を救うめに、その刃をシーザーに向けて振るった。

その刀身から放たれた全てを「死」へと導くエネルギーは、超銀河弾の力を、主を庇うために身を挺したナイト達を、そして破壊と虚栄の権化と化した全ての元凶・シーザーを一撃の下に葬り去った。

超銀河剣の力はそのまま世界を覆い尽くし、この星すらも終わらせるかと思われた。

だが、世界は崩壊する事は無かった。

シデンに超銀河剣を使うよう諭したユキムラと、その配下である十勇士を始めとする多くのシノビ達。
彼等がその身を犠牲にした事により、世界の崩壊は免れたのである。

こうして、長きに渡る武闘大会は多くの犠牲を払いながらも終了し、シデンは第百回戦国武闘会の優勝者にして、世界を救った英雄として名を馳せたのであった。
ところが、「第百回戦国武闘会優勝者」と言う存在の誕生は太古の始祖が目覚める兆しだった。

デュエル・マスターズ プレイス版

基本的な動きに変更点はないが、シデン・ギャラクシーという個体が対シーザーのために紫電がPGに協力を要請して生まれたという経歴が語られている。
《エンドラ・パッピー》はシデンの手下のようで、周囲にスーパーチャンプの存在を示してイキり散らかしている様子が見られる。

戦国武闘会決勝終了後、超銀河弾によって開いた穴から暗黒王の遺志を宿した存在として襲来した《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル》に対し、ドルゲユキムラや《超天星バルガライゾウ》と共に交戦。
ところがドルゲユキムラの《怒流牙忍法 次元隠しの術》も通じなかったことで手も足も出ずに敗れ去って力尽きた…が、《ボルシャック・NEX》に最後の力を託した。
シーザーも暗黒王から連なる存在であると考えるとある意味暗黒王によるシデンに対するリベンジマッチでもあり、見事に復讐を果たしたと言える。結局今度はNEXに負けるのだが…。

神化編以降

シーザーとの決着を付けた後のシデンだが、実はその後の行方が語られていない。
それまでの背景ストーリーでは「ラスボスと相討ちになって力尽きる」といった終わり方が多かったのだが、少なくともFT上ではそのような描写はない。当時としては珍しい終わり方となっている。

神化編ワールドマップではサムライの最後の砦とされる施設「炎城イズモ」が登場しており、合体元である紫電がこの城の主である可能性が示唆されている。
ここから考えるに、シーザーとの戦いで力を使い果たして、また紫電とPGに分離した可能性もある。

ところで、戦国編は終了と同時に突如として攻めてきたオリジン軍との戦いが始まった事でそのまま神化編へと突入したのは周知の事実だが、その神化編のラスボス・六体神の中核である《神核アトム》が、シデンの使用した超銀河剣を手にしているのは有名な話である。
そのため、「シデン及び紫電は六体神に倒されて、超銀河剣を奪われてしまった」という説が存在する。
ただ、超銀河剣はシデンが使用するのを躊躇った程の武器であるため、もしかしたら「二度と使うまいとシデンが封印した超銀河剣を、六体神が封印を解いて手にした」という可能性もある。
もしかしたら神化編でもシデンがまた出てきた可能性はあるのかも知れない。

王来篇

肉体が悪用され、皮肉にもライバルのシーザーと融合した《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》というディスペクターとして出現。
シーザーは本来は《「俺」の頂 ライオネル》と合成され《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》として完成していたのだが、《龍魂珠》の路線変更の方針を受けて解体される。
こうしてシーザーの余った肉体の使い道として宿敵であるシデンと合体させて新しいディスペクターとして再利用することが決まり、結果としてシデンシーザーが生まれた。


【余談】

  • カード名には「スーパーチャンプ」とあるが、全方位カードファイルなどによると優勝者だから「スーパーチャンプ」なのではないらしい。
    どうやら大会で優勝する前からそう呼ばれていたようである。そう考えると変な感じのする名前でもある。
    しかし、合体前の紫電とPGはどちらも過去の大会で優勝しているという設定を考えれば違和感は無いか。

  • 紫電とPGの融合クリーチャーという事で、先輩格にしてFEでのザキラとの決戦でフィニッシャーを務めたボルフェウス・ヘヴンの活躍もあり、SXでの活躍を期待されていた…が、SXではそのまま神化編・覚醒編環境へと突入してしまったため、シデンは漫画版に登場すらしなかった。これは、シーザーさんや神化編の同じポジションにあたる《超神羅ロマノフカイザー・NEX》も同様である。
    • ただ、アニメ版であるクロスには、無事にCG付きで何度も登場している。それに対してボルフェウスヘヴンの登場は1回のみ、シーザーやロマノフカイザーに至ってはカードすら登場していない事を考えると、やや優遇されていると考えるべきか。



誤字・脱字対追記・修正。
頂上すぎる編集にアニヲタWiki(仮)は震えた。

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最終更新:2023年09月15日 00:13

*1 画像出典:pixiv イラストレータータカヤマトシアキ氏 仕事12・超聖龍シデン・ギャラクシー 2009年5月14日投稿 https://www.pixiv.net/artworks/4266915 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids