天貝繍助(BLEACH)

登録日:2014/11/24 Mon 16:18:10
更新日:2022/12/14 Wed 01:03:58
所要時間:約 7 分で読めます




ここからが本番だ




天貝 繍助   
あまがい しゅうすけ

[職業]死神
[肩書]護廷十三隊三番隊隊長

[斬魄刀]雷火(らいか)
〔解号〕断ち切れ「雷火」
[卍解]雷火・業炎殻(らいか・ごうえんかく)
[CV]堀内賢雄




天貝繍助とは、アニメ「BLEACH」に登場する人物。




藍染一味が離反したことで、空席となった護廷十三隊三番隊隊長に就任した男。


【概要】

藍色の髪を持ち、無精髭を生やした優男。
数百年の間虚討伐に出向いていたため、ほとんど人柄や実力を知られていなかったという稀有な人物。
故にその頼りなさそうな風貌も合わせて、三番隊の隊士からは当初信用されていなかった。

酒に非常に弱く、盃一杯飲んだだけで酔い潰れて寝込んでしまうほどの下戸。
後に京楽浮竹のもとへ相談に出向いた際は、匂いだけで酔い潰れている。
部下思いで協調性を何よりも重んじる人物であり、護廷十三隊の弱点である隊同士の連携不足を、隊舎集会で意見している。

隊長が裏切ったことで失われた三番隊の信頼を回復させるため、進んで雑用を引き受けたり集団戦の訓練を行って隊の力を高めようとした。
また、総隊長が実験的に行った合同演習においては、見事な指揮を行い疑似メノスの集団を掃討している。
当初は敵対関係にあった一護たちとも、話し合いに応じ共に戦った。


四大貴族に次ぐ上流貴族「霞大路家」にお家騒動に伴い、次期当主である瑠璃千代を救うため、一護たちに協力する。











【以下、さらなるネタバレ】













ご苦労だったな、死神代行






お家騒動の黒幕であったはずの雲井尭覚を殺害後、本性を現して瑠璃千代を人質にした。
獏爻刀を巡る一連の騒動の黒幕は、他ならぬ天貝繍助本人だったのである。

その目的は、山本元柳斎重國に殺された父・如月秦戉の復讐。
かつて山本の部下であった如月は獏爻刀の調査にあたっていた際に山本に斬られ、当時少年だった天貝にその事実を伝えて息を引き取った。
そして天貝は名前を変え、流魂街出身と偽って護廷十三隊に入隊し、父親の死の真相を調べ始めた。
そこで得た情報が、「獏爻刀」の存在であった。

天貝は父が獏爻刀の存在を知り、その秘密を暴くために霞大路家に侵入したところ、その事実を隠ぺいするために山本に殺されたと推測した。
さらに、山本が治外法権を理由に霞大路家との関係を握りつぶしていると思い、復讐のために実績を上げ、護廷十三隊隊長にまで上り詰めた。
また、その根源となった獏爻刀を作り出した霞大路家自体も滅ぼそうと企み、瑠璃千代も殺そうとした。


雲井尭覚と結託し彼の手のものに獏爻刀を使わせていたのは、その核に霊圧を喰わせて蓄えさせ、最終的に自らの力へ還元させるためだった。
騒動が表沙汰となった後は一護たちと共に霞大路家に攻め入り、その場で本性を現して山本のもとへと向かった。
彼の斬魄刀の能力を封じて優位に立ったが、駆け付けた一護と交戦状態に入る。



【斬魄刀】
  • 雷火(らいか)

解号は「断ち切れ(たちきれ)~」。
解放と同時に刀身の先が鉤爪状となり、柄の底が貝殻の口のような形状となる。
柄の底から炎を吹きだすと共に刀身が赤く染まり、鉤爪となった部分から火球を飛ばしたり、火炎を放出できる。
最大出力の威力は、一護の「月牙天衝」を弾き飛ばすほどになる。

  • 卍解 - 雷火・業炎殻(らいか・ごうえんかく)

柄の部分が巨大な貝殻のような盾となり、その先端に巨大化した雷火の刀身を装備させた形状。
非常に多彩な攻撃能力を有しており、劇中で見せただけでも
  • 刀身から巨大な火球を放つ
  • 剣圧に火炎をのせて撃つ
  • 炎の波を発生させて取り囲む
  • 地面に突き立てて、無数の火炎の矢を地面から出現させる
…等々多岐にわたる。
剣で攻撃する以外にも、盾の底から火炎放射を放つ事もできる。



全て卍解時に使用
  • 業炎龍牙(ごうえんりゅうが)
炎を吹き上げさせ、相手を取り囲んで動きを封じる。

  • 業炎龍牙・焔(ごうえんりゅうが・ほむら)
業炎龍牙の火炎を一点に放出する。

  • 雷炎弾(らいえんだん)
剣先から無数の火球を飛ばす。


【獏爻刀】
刀自身に使用者の霊圧を食わせることで、強力な力を手にすることが出来る禁忌の刀。
雲井尭覚が作り出した代物で、使用者は喰わせた霊圧と引き換えに高い戦闘能力を得るが、食わせすぎると逆に自らが刀に呑まれて死ぬ。
核は黄色い目玉の姿をしており、触手のようなもので使用者にとり憑いて一体化する。

天貝の獏爻刀は音叉のような形状をしており、柄に核が隠されている。
雲井らに集めさせた霊圧を食らった後は、右腕と一体化して黒い龍のような形状となり、口の部分から緑色の刀身を繰り出している。
死神の霊圧と斬魄刀の能力を無力化する能力を持っている。
また、極限近くまで霊圧を喰わせた状態でも、刀の暴走を自ら押さえ込んで見せるなど、これまでの使用者とは一線を画する実力を見せつけた。



【戦い】

卍解した一護との戦いでは、獏爻刀を使用しているにもかかわらず互角以上の戦いを繰り広げる一護に疑問を抱く。
その秘密の正体は一護の中の虚の力だった。死神の力を封じる獏爻刀は、虚の力を封じることはできなかったのである。
そして虚化した一護は攻勢に転じ、天貝を追い詰める。

しかし天貝も負けておらず、卍解の力を最大限にまで引き出して応戦、一護の仮面を全て剥がすまでに追い込んだ。
獏爻刀を切り裂かれても尚戦いを止めず、一護と激闘を繰り広げるが、最期は敗れた。

卍解が解けても諦めず、山本に一矢報いようとその刃を彼に向けるが…。






【真相と最期】

結論からいえば、天貝の推測は完全なる誤解だった。
当時、雲井は試作段階であった獏爻刀を量産し、その人体実験を繰り返していた。
異変を察知した山本は霞大路家を調査しようとしたが、中央四十六室の命令で調査は中止に追い込まれた。
そんな山本を見かねて、単独での極秘捜査を行おうと名乗り出たのが、如月秦戉だった。

潜入には成功した如月だったが雲井の手のものに囚われてしまい、獏爻刀の実験材料にされてしまう。
そして雲井の命令により、獏爻刀に操られるがままに山本に襲いかかり、やむなく殺害された。
霞大路家に対する治外法権と、四十六室の命令を無視した捜査であることからこの事実は公になることはなかった。
天貝が見た記録は、そのために表向きの関係を修復した記録であることが推測されている。
つまり、天貝にとっての本当の仇は、彼が利用していた雲井尭覚その人であった。
尚、如月は事切れる寸前に、天貝に「獏爻刀に気をつけろ」と言い遺している。


一護との決着後、その場に到着した隊長たちから真相を聞かされた天貝は、恨みに囚われた己の浅はかさと不甲斐なさを恥じ、山本に謝罪した。
その後一護たちが見守る中、雷火の炎で自らを包んで自害する。










俺は、天貝繍助
縁あって記事の追記・修正を拝命した
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最終更新:2022年12月14日 01:03