英純恋子

登録日:201411/10 (月) 11:14:06
更新日:2024/03/18 Mon 22:58:05
所要時間:約 10分で読めます




「おはようございます、クラスメイトの皆さん」

悪魔のリドル』の登場人物
読みは「はなぶさ すみれこ」


【プロフィール】


CV:荒川美穂

身長:163cm
血液型:AB
誕生日:8月13日
星座:しし座
出身:東京都(目黒)
平均睡眠時間:10時間
好きなもの:ラデュレのマカロン
嫌いなもの:グリンピース
趣味:ガーデニング、お茶会

一人称:私(わたくし)
胸のサイズ:C


一ノ瀬晴暗殺のためにミョウジョウ学園に転入してきた暗殺者の一人。
出席番号は11番。寮は番場真昼/真夜と同室の6号室。


【人物】


明治維新後に急成長した一大コンツェルン『英財閥』の令嬢であり、言葉遣いや立ち振る舞いはまさにお嬢様
毅然としておりプライドが高く、自分が特別扱いされないと気が済まない性格でもある。
また身体が弱いため、教室の机と椅子を自前の馴染んだものを持ち込んでいる。
同室の真昼をいたく気に入っており何度もお茶会に誘っているが、毎回断られている。
ただし嫌われているというわけではなく、むしろ真昼(真夜)とはお互いの生い立ちなど深い部分で分かり合ってるとのこと。
暗殺の報酬は明言されていないが、その内容から最後に行う様子。


【劇中での動向】


最後に動くと決めているからか、他のクラスメイトの暗殺に関しては傍観している。
そのため話に関わることは少なく、尺の都合もあってかアニメでは若干空気気味。
原作漫画では真昼とのからみが描かれており、真昼を昼食に誘ったりお茶に誘ったりしている。そして大抵ビクつかれる。
身体が病弱なためか鳰と同じく大浴場は利用していない。ただし第7問ではワンピースタイプの水着姿を見せている。
第9問では手ずから敗者へ花を手向けていた(机に置かれる花は鳰によるものであり別)。


第10問で黒組最後の暗殺者として晴に挑んだ。
OPで銃を使っていたように、その戦いはマシンガンにロケットランチャーに手榴弾など、
これまで以上に銃火器が使われるものとなり、脱走した武智乙哉の乱入もあって激戦となったが、最後には晴の機転により敗北することとなった。
しかし彼女が投げかけたなぞなぞは、兎角と晴の間に溝を作ることになる。
EDは「イノチノカラクリ」。



追記・修正は番場さんをお茶に誘うのを成功してからお願いします。

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とまあ、暗殺しようとして敗北していったあたりは他の黒組暗殺者と大差なかった。

だが奴は……弾けた。


※以下、ネタバレを含みます。




【第10問の詳細】


事が起こったのは、メイン回である第10問『女王は誰?』。

残り4人となった教室で、晴に暗殺予告表ではなくお茶会への招待状を送る。
一方、暗殺失敗で退学になった武智乙哉が性欲を抑えきれず脱走し、再びミョウジョウ学園に現れていた。
晴を襲おうと寮の部屋へ向かう武智だったが、直前に廊下で純恋子と遭遇する。
「敗者のあがきは見苦しい」と言う純恋子に得物のハサミを突きつけるも、素手で受け止めた上に握りつぶされてしまう。身体が弱いとは何だったのか。

深夜、兎角とともにお茶会の場を訪れる晴。
純恋子は晴との1対1を望んでいたものの、兎角の同伴を了解する。
部屋に入るとその席にはこれまで晴に挑んできたクラスメイト達の人形が座っていた。
(武智君だけ生身でさるぐつわだが尺の都合か兎角と晴は華麗にスルー)

席に着いた兎角に、純恋子は「働き蜂と兎、似ているのは何故?」となぞなぞを出す。
晴はその真意に気付き戸惑うものの、純恋子の望みは何か、自分が望みをかなえるから黒組のゲームをやめるよう交渉する。
それに対し「確かに一ノ瀬さんでなければかなえられない事」と言い、自らと晴の関係を語りだす。
晴と自分の一族は『スズメバチと絡新婦』に例えられること、自分も幼少から命を狙われ続け地獄を生き抜いてきたこと。
そして自身の望みは『晴を倒し自分が最強の女王だと認めさせること』だと話す。

そして予告表を取りだし、正々堂々戦おうと告げる。
晴たちには用意していた銃火器を使うよう促すと、自身は着ていたドレスをマントのように脱ぎ捨てセブンイレブンの制服みたいなバトルスーツ姿をあらわにする。
人形を兎角に差し向け、その隙に硬質ガラスを降ろして分断し晴とタイマンをはろうとするも、兎角が間一髪で阻止。
兎角から倒すと決め飛びかかってくる純恋子に拳銃を撃つも交差した腕に弾かれ、さらには壁際まで投げ飛ばされてしまう。身体が弱いとは何(ry
マウントをとられた上に拳銃も握りつぶされ、紙一重でパンチを避けると、なんとその拳は壁を砕いた。
咄嗟に二撃目を破片で防ぐがこれも砕かれる。一方、純恋子の拳の皮膚の下には黒い部分が見えていた。
ここまでくればもうおわかりだろう。そう、彼女はサイボーグだったのだ…


「見せてあげましょう……私の本当の姿を」


脱 い だ


今時珍しくデビルマンみたく服をビリビリ破いて脱いだあげく


どうみても悪の女幹部ですほんとうにありがとうございました。

そしてまたパンチで壁を壊すわアンカー撃って壁を蜘蛛走りしだすわ、自身の悲惨な過去を思い出しながら非常に良い顔で。
「私は無敵」「私が女王」「私が最強」
と言いだす。まさかの少年漫画脳で最強廚だった。


その後も兎角さんを壁際まで蹴り飛ばすわ、拘束を解き「晴っちもいいけど英さんも素敵」とか言い出して性欲全開で襲ってくる武智君を殴り飛ばすわと全力全開。
武智君が刺したナイフに兎角さんが靴の仕込みスタンガンを当て左腕にダメージを与えるも、パージしてマシンガンアームに換装し戦闘続行。身体が弱(ry

ボロボロになりながら「何があっても晴を守ると決めた」と叫ぶ兎角さんに、
「哀れな……それが女王蜂の力とは気づかずに」「働き蜂は自分が働き蜂だと自覚していない」等と意味深な返しをする。

兎角さんが拳銃でシャンデリアを落とし直撃させやったか!?」な雰囲気になるが、
当然のごとく煙の中から無傷アンド笑顔で立ち上がり逆にシャンデリアを投げ返しKOした
純恋子さん流石すぎる……。

ここで晴が行動を開始し、バズーカで入り口を破壊し部屋から脱出。
エレベーターで逃げたと見せかけ、追ってシャフトに入った純恋子めがけて手榴弾をまとめて落とすというコマンドーっぷりを発揮する。
しかし純恋子はその爆発に耐え、まさに蜘蛛の如く壁をよじ登る。軽くホラー。再び晴を追いかけ屋上まで追い詰めるものの、流石に手榴弾は効いたようで、体の各所から煙やスパークを出しながら、
「私にここまでダメージを与えたのはあなたが初めてですわ」とテンプレ台詞をニヤリとしながら言う。

指の爪からアンカー発射というこれまた典型的な武装でトドメを刺そうとするも晴の驚異的な動体視力と瞬発力で回避され、アンカーが手すりに絡まった隙に自分ごと手すりまで引きずられ屋上からダイブ。
手榴弾のダメージもあってか晴の執拗な関節を狙うキックにより右腕を外され、99階から地上まで落下し敗北した。
(ちなみに10話はかなり作画が良かったが、この時の落下の作画もやたらぬるぬるしている)

それまでナイフと格闘、爆弾といった、映画で言えばせいぜいレオンくらいの規模で戦っていたのが、第10話にして唐突にターミネーターが登場し、
さらにはそれを本気出したヒロインがジョン・マクレーンばりのアクションで倒してしまうという、世界観とかジャンルとかこまけぇこたぁいいんだよ!!とばかりに
エンターテイメントの奔流を叩きつけられた怒涛の30分であった。


そして恒例のキャラソンEDだが……、


メロスピでした。


疾走感のある非常にカッコいい曲であり、しかも歌詞が
「最後の瞬間ほどきっと生々しく輝く」とか、
「負けの先には破滅があるのみ」とか、
「涙はいつか枯れ果てた」とか、
「いつの日かこのジレンマを抜け出すと決めて切り札隠した」とか、
覇王思考のそれであった。

2番の歌詞も
「例え体が悲鳴を上げて動けなくなったってやめるわけにはいかないの」だの、
「未来はこの手で切り開くもの」だの、
「人生賭けた大勝負挑む価値がある」だの驀進している。


生死不明であったが最終話で生存が判明。よくまあ生きてたこと……。
最新式の義体のカタログを断り、穏やかな顔で料理でも習おうかと言っていた。


【その他】


とまあインパクトが大きかったためネタと思うかもしれないが、決してそうではない。
彼女がサイボーグになったのは幼少期に命を狙われたせいで手足を失ったためであり、現在のように普通の人間と遜色なく動けるのは血のにじむ努力の結果である。
最初は命を救うために財団の人間によって行われたサイボーグ化も、自分から進んで受けるようになったとか。
彼女の特別視されることや最強であることを望む性格も、本来なら当たり前にあるものすら自らの力で勝ち取らねばならない境遇を乗り越えてきた自負の裏返しなのだろう。
晴を倒そうというのも、自力で刺客を打ち破ってきた己と違い、プライマー体質で他人を使い生き延びてきたことが理由だろう。


お嬢様の風貌の裏に秘められた確固たる信念と重ねられてきた努力は、まさに漢女のそれである。
でも痴女戦闘服とか少年漫画みたいな生き様とかやたら悪のテンプレなぞったりするとかこの人やっぱり変ですよ!


あと10話の表情がやたらいい。


なんかこう人生楽しんでる感が伝わってくる顔である。


原作でも真昼をお茶に誘って断られた際に変顔を披露したり、
授業中にお茶に誘って真昼が断るのも聞かず花の用意をしだしたりとやっぱり変な人である。

真昼を気に入ってるのはドラマCDによると「強い人が好き」なのであり、
自分と同じく真昼も、何もかもを奪われても生きのびるための努力を惜しまなかった人間であると感じたから。

+ 原作では…
真夜の「真昼のどこを気に入ったのか」という質問に対し、「狂気ですわ」と答えている。
彼女は強靭な魂ほど美しいものはないと考えており、顔の傷や真夜の存在も真昼が狂気によって生き延びた証拠ととらえている。
まあ、かわいい姿形とかオドオドした小動物みたいな愛らしさとかダサいセンスとか声が小さいこととかも全部好きなのだが。
ちなみに狂気から声が小さいことまで真夜も同意見である。やはり純恋子→真昼←真夜。
真夜に対しては、真昼の面倒を見てくれるから嫌いじゃないとのこと。
にしても言いたいことはわかるが強い人とかとか言っちゃうあたりさすが純恋子さんである。

二次界隈では普通に真昼(真夜)と仲が良い絵のほかに、真昼を手籠めにしようとする変態みたいな扱いが多いような気がしないでもない。


総じて真面目にもネタにも人気がある御仁である。


【おまけ】


10話の脚本打ち合わせの時によく「ターミネーター」の名前が出てきたとか。

あと原作担当のがゆんにツイッターで「真昼→純恋子はないわw」と言われた。
純恋子さんの明日はどっちだ!

また最近原作でこんな発言をした。


真夜から真昼のスク水を着たいという願いを聞いていてフォローした可能性もあるが、自分が真昼のスク水姿を観たかったというよう気がしないでもない。




追記と修正、似ているのは何故?


画像出典:
悪魔のリドル 第10話 ディオメディア 「悪魔のリドル」製作委員会・MBS
悪魔のリドル 第3巻 高河ゆん・南方純 KADOKAWA

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最終更新:2024年03月18日 22:58