タイムピンク/ユウリ

登録日:2014/10/27 Mon 22:18:11
更新日:2023/12/08 Fri 22:21:52
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歴史がどんなに変化したとしても、私がドルネロ達を追うことに変わりはないわ。






ユウリとは、『未来戦隊タイムレンジャー』の登場人物で、タイムピンクに変身する。
演:勝村美香


○概要

西暦3000年、時間保護局に入隊した新人隊員。
クール&知的な性格の美人で判断力もあり、また戦闘能力も高い。
と同時にどこか張り詰めた雰囲気を漂わせており、初期には笑顔を見せることもあまりなかった。


○人物像

実はインターシティ警察の捜査官で、ドン・ドルネロ一味が脱獄を企んでいるという情報を得て、新人のふりをして捜査のため時間保護局に潜り込んでいた。
その情報どおり20世紀へと逃亡したドルネロを追跡するが、一度は捕まえたかに見えた敵の幹部・リラに裏をかかれて逃走を許してしまい、飛ばされた先の20世紀で出会った浅見竜也を強引に仲間に加えて、ドルネロ逮捕の為にタイムレンジャーとなる。

他のメンバーが「入局間もない新人隊員3名+民間人1名」という、早い話が素人の集まりなのに対して、彼女は捜査官として過去何度も作戦を経験しており、言ってみれば犯罪捜査に関しては唯一のプロ。
その為、作戦行動の際には彼女の指示で動く事が多く、実質的なタイムレンジャーのリーダー格である。

ただし、能力面ではともかく精神的な面ではややキツめなその性格と、周りに弱みを見せたがらない気質のせいで皆を強烈に引っ張るというわけにはいかず、そういった面での「中心」はやはりレッド=竜也が担うことが多い。

幼い頃、両親と妹を何者かに目の前で殺されており、他に親族も居ない文字通りの天涯孤独。
Case File.5「第3の合体」にて、その暗殺者たるマッドブラストに依頼をしたのがドルネロであると突き止め、彼を逮捕することにかけては誰よりも強い意欲を持っている。

捜査官時代も薄暗い寮の部屋に帰っても迎えてくれる人はおらず、おまけにストーカー刑事アベルに付け回されたりと、かなり大変な思いをしてきていた。
そんな境遇からか、当初は態度も硬く、他の4人ともやや距離をおく場面が目立ったが、共に戦い、また皆で作った会社「トゥモローリサーチ」を切り盛りする中で打ち解けていき、中盤以降は柔らかい笑顔を見せることも多くなっていく。

トゥモローリサーチでの仕事は前職を最も活かせる「探偵業」。

格闘技から銃器の取り扱いまで高いレベルでこなす一方、料理や洗濯、掃除と言った日常面に関する事はダメダメで、特に料理は壊滅的
Case File.22「桃色の誘惑」では依頼者の身の回りを世話する役目を張り切って引き受けるも結果は散々だった上に、その依頼者を騙していた女結婚詐欺師に「女として魅力がない」などと言われ、女性としてのプライドをボロクソに叩きのめされてしまった。

が、それがきっかけで奮起し、(色々な意味で)別人のように変身したお美しい姿を見せつけてきっちりリベンジした。
ちなみにこのCase File.22は脚本担当が井上敏樹氏という事でカオス展開で有名であり、ユウリはもちろん、シオンを除いた男性陣も軒並みキャラが壊れまくっている。
視聴の際には腹筋の強度と要相談である。

竜也とは共に戦う中でお互いに好意を持つようになるが、こちらも素直でない性格が災いして進展はかなりゆっくりとしたもの。
しかし、2001年に起きる大消滅で彼の世界が崩壊すると言う事実を知り、別れの日が近づくにつれて、自分の気持ちと真剣に向き合う事になる。


タイムピンク


スーツアクター:中川素州

ユウリが変身する。
元々捜査官だけあって戦闘にかけては万能で、格闘戦はもちろんダブルベクターによる剣戟、ボルユニットによる狙撃まで幅広くこなす。
必殺技はダブルベクターで時計の6時の形に敵を切り裂く「ベクターエンド・ビート6」。





以下、本編のネタバレを含みます








終盤、遂に因縁のドルネロを追い詰めるが、彼は部下のギエンを始末しようとして返り討ちにあってしまう。
本当の意味で家族の敵を永遠に取る事ができなくなった上、ドルネロが死に際にユウリの家族を殺した事など全く覚えていないと嘯いたことに激高したユウリは、号泣しながらドルネロの亡骸に怒りをぶつけた。
この時竜也に支えられた事が彼への気持ちを決定的にし、それまでの人生を賭けてきたものを失ったユウリを、もう一度動かすきっかけともなる。

大消滅に巻き込むまいとした竜也によって強引に30世紀へと戻された彼女が見たのは、リュウヤによって歴史が改変され、殺されたはずの両親と妹が無事に生きている、彼女にとってはまさに理想の「幸せな」未来だった。
一度はそんな未来に心を動かされるも、最終的にはそれを捨ててタイムジェットγで21世紀へと戻り、最終決戦を竜也と共に戦う。

そして、戦いが終わり別れを告げる時、最後に竜也とお互いの想いを告白しあった。




私達はバラバラになるんじゃないわ。繋がった時間を生きてる。

竜也が作る、明日の中に生きてるの。だから…

……ああ、分かってる。これは、別れなんかじゃない。



そしてエンディングの流れる中、竜也は平和になった21世紀の世界で、ユウリそっくりの女性とすれ違う───。


○余談

勝村美香氏が歌うユウリのキャラソン「あいたいよ」は、未来にいるユウリから竜也への気持ちを歌った歌詞であり、名曲としてファンの間では評価が高い。
特に終盤で劇中歌としてかかる時のタイミングは素晴らしいので、機会があれば是非視聴を。


ユウリを演じた勝村氏は、後に『仮面ライダー555』にて森下千恵という女性を演じた。
強く自立したユウリに比べ、こちらは……
詳しくは当該項目を参照。



いいわ。どの道、追記・修正するつもりだったんだし。


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最終更新:2023年12月08日 22:21