山中いの

登録日:2014/10/18(土) 12:53:44
更新日:2024/01/29 Mon 11:04:11
所要時間:約 8 分で読めます




山中(やまなか)いのは、漫画『NARUTO‐ナルト‐』及び続編の『BORUTO‐ボルト‐』の登場人物。

◆もくじ

【プロフィール】

所属:木ノ葉隠れ
役職:下忍→中忍
忍者登録番号:012604
誕生日:9月23日
星座:てんびん座
血液型:B型
身長:151.2cm(13歳)→162.2cm(16歳)
体重:38.5kg(13歳)→46.0kg(16歳)
性格:わがまま、快活
好きな食べ物:プチトマト、プリン
嫌いな食べ物:お刺身
戦ってみたい相手:春野サクラ
好きな言葉:花言葉の数々
趣味:買い物
CV:柚木涼香

【概要】

木ノ葉隠れの里に所属するくノ一
猿飛アスマ率いる第十班のメンバーであり、第十班の紅一点。
金髪の長いポニーテールが特徴で、うちはサスケを意識して伸ばしていると思われるが、中忍第三の試験の予選においてサクラと対峙した際に、サクラの動きを封じるため挑発に乗ったふりをしてクナイで切り落とした。
その後はしばらく切った所を布で覆ってお団子状に見えるようにしていたが第二部では長いポニーテールが復活している。
第二部からは衣装がツーピースになり誰かさんのように臍を出している。
おっぱいもヒナタほどではないが豊かである。

チームメイトは奈良シカマル秋道チョウジ
忍者学校では主人公・うずまきナルトの所属する第七班のメンバーとは同期。
特に本作品のメインヒロイン春野サクラとは親友兼うちはサスケを巡る恋のライバル*1

【人物】

性格は、いわゆる"現代的な女の子"のイメージ。
花を愛で恋愛に生き、ファッションとダイエットに余念がない。
サスケに一途なサクラと異なり割と惚れっぽいようで、サイに「美人」と言われてときめく他*2、アニメではペインを撃破したナルトを見て「ちょっと惚れちゃうかも…」と呟いていた。
また男勝りでかなり気が強く、班員の男共が
  • やる気のないシカマル
  • 食い気だけのチョウジ
なせいか、彼女自身が面倒見のいい性格であることも影響しているのだろうが、彼女が引っ張って残りがそれに仕方なく付き合うというパターンも多いようだ。
実際まだ設定が固まってなかった中忍試験の時はリーダーシップを発揮している。
ただ主な被害者のシカマルは、「大体男が自分の思い通りなると思ってっからな」と諦観気味。

【能力】

くノ一としての技量はかなりのもの。
師であるアスマも「ああ見えてくノ一クラスでは抜けていた」と評している。
間がではない

木ノ葉の特別な一族である山中一族に属し、「心転身の術」という特別な術を扱う。
この術は自分の精神を放出して他者の精神に入り込めるという、それだけ聞くとチートみたいな性能を持っている。
しかし、
  • 術の発動時間が短い(二・三分程度)
  • しかも発動中の自分の身体は無防備
  • 外したらリスクがでかい(すぐに戻れない)
  • 心転身した相手の身体を傷付けられたら、自分の身体にも被害が及ぶ
  • 多重人格の相手には効果がない
など、色々と制約が多い(本来は潜入任務などで使う術らしい)。
実戦ではシカマルの影真似によるサポートが必須となっている。
さらに第二部以降は、サポート用に医療忍術も身に付けた模様。
医療忍術を学ぶようになった経緯に関しては、アニメ無印の最終話で語られている。

まあ、まともな戦闘シーンが殆どないため、実力のほどは不明。第二部ではライバルのサクラとは大きく水をあけられていると思われる。


◆使用術

情報関連の活躍で光るタイプなので、ゲーム出演の際は攻撃方法がほぼオリジナルで固められている。

  • 心転身の術
上記参照。
一族の秘伝忍術。

  • 心転分身の術
心転身の応用術。
精神を分割して複数に乗り移る。

  • 感知伝々
感知したターゲットの位置や動きを手で触れた相手にリアルタイムで伝達する。

  • 心伝身の術
感知伝々の応用術。
術者を中継点とし、手で触れた相手の意思を離れたところにいる別の相手に直接伝達する。
効果範囲は限られているがかなり広い模様。
いのいちは機器を使用しても20秒が限界だったが、いのはこの術への適性が高かったのか、柱間の声を連合全軍と戦場に向かう五影につなげた上、その後の戦闘中はオビト撃破まで繋げっぱなしでも平気だった*3

  • 起爆花
ナルストシリーズでの攻撃手段。
花の形の飛び道具で、命中すると爆発する。

  • 忍法・万花繚乱
第一部バージョンの奥義。
高速回転しながら無数の起爆花を投げ放つ。

  • 花弁舞う花園
こちらは疾風伝バージョンの奥義。
フィギュアスケートの要領で地面を滑りながら渾身のハイキックでぶっ飛ばす。


【作中での活躍】

第一部

初登場は中忍選抜試験編。
このときはいきなりサスケに抱きつき、春野サクラと衝突。
「サスケ君から離れーっ!! いのぶた!!
「相変わらずのデコりぐあいねブサイクー(はぁと)」
サスケェ爆発しろ…が、サスケ本人は引き気味。
ちなみにナルトの認識は
  • いつもサクラちゃんとケンカしてるサクラちゃんのライバル
  • サスケオバカ
だそうで…

「中忍選抜第一関門のペーパーテスト(実際はカンニング合戦)」では、「心転身の術」を利用してサクラに転移。
チームメイトにも教えて、見事合格している。
いの曰く、サクラの「デコの広さと頭の良さだけは認めてる」んだとか。

その後は第二の試験で日向ネジに色仕掛けをしたりしていたが大して役に立たず、ゴキブリ扱いされた。
だが、第七班が壊滅寸前になり、サクラ一人で大蛇丸の部下の音の下忍三人組と戦う場面に遭遇。
特にサクラが、キン・ツチに捕らわれた際に女の命である髪を自ら切ってまで戦う姿を見て覚悟を決め、敵の前に飛び出す。

「サクラ…アンタには負けないって約束したでしょ!」

その後はシカマル・チョウジのサポートも借りて、敵の一人であるキン・ツチに心転身し、人質とする。
…が、試験突破を目的とせず仲間意識も薄い敵には通用せず、人質の身体ごと攻撃され、いの自身も傷を負ってしまう。
その後、サスケが呪印を解放して復活。
一行は窮地を脱した。

戦闘後、いのはサクラの髪の毛を整えているが、サスケを止めるために抱きついたサクラに「ほんと小汚いわねー!」と舌打ちした*4

第二の試験予選では、そのサクラと試合することになる。
複雑な思いを抱くいのに対し、サクラは全力で戦うことを要求。
いつもはリボン代わりに使っている額当てを額につけた*5
いのもそれに応える。
だが、昔と違って成長し、特にチャクラコントロールに長けるサクラ相手に大苦戦。
十分ほどやり合うも、勝負がつかない。

「アンタ! 私をなめるのも-たいがいにしろ!」

その後、キレて今度は自分も髪を切り捨てばら撒き、「心転身の術」の発動を宣言。
サクラは「はずしたら終わり」と余裕を見せる。
それでも術を発動したが、サクラは無事…に、見えた。

実はここまでの動きは芝居。
ばら撒いた髪にチャクラを流し込んだ縄でサクラの動きを止める。
キレてたのも演技だった。
その後、サクラに心転身し、ギブアップを宣言させようとするが、

「女の子はタフじゃないと生き残れないのよ!!」

「内なるサクラ」のせいで二重人格(?)気味なサクラには通用せず、追い出されてしまう。
ラストはダブルノックダウンとなり、両者とも本戦には出場できなかった。

試合後、いのは額当てをサクラに渡し、「アンタも咲かせたじゃない…キレーな花…」と賞賛した。
まぁその後はいつもの口喧嘩だけど。

その後は焼き肉の食べ過ぎでお腹を壊したチョウジの見舞いに行ったり、
サスケ奪還編でアスマ班の面々と焼き肉に行くくらいしか出番がなかった。

第二部

サイ登場で考え込むチームメイトを尻目に、「ナルトー!! おっひさー!」と叫んだりした。

その後、ナルト達第七班と第十班とが一緒に焼肉に行く事になった時、空気を読めないサイは爆弾発言をしかねなかった
というか"ブス"呼ばわりされたサクラは敢えてそれを狙っていた節があるが、いのには「美人さん」と言って切り抜けている(サクラにはキレられたが)。

だが、の襲来を受けて編成された捜索部隊として活動する最中、師の猿飛アスマ角都飛段との戦いで殉職。
いのもチョウジとともに増援に駆けつけ、医療忍術で治療を試みるが、一歩遅かった。

いのは死を悟ったアスマからの最期の言葉を仲間とともに受け取る。

「お前は気は強いが…面倒見のいい子だ…」
「チョウジもシカマルも…こいつら不器用だからな…頼む…」
「それから…サクラには負けんなよ…忍術も恋もな…」

その後はシカマル・チョウジとともにはたけカカシを暫定的に隊長に加えて弔い合戦を展開。
いのは心転身を試みようとしたが、「リスクが高すぎる」とシカマルに却下されたため、主に医療忍術を利用したサポートで活躍した。

第四次忍界大戦

他の班員と共に我愛羅の部隊に配属されている。
特に穢土転生された雲の金閣・銀閣兄弟を相手に、仲間のサポートを受けながら「心転身の術」で敵を宝具に封印する活躍を見せている。

また、これも穢土転生された師・猿飛アスマとの戦いでは、師の最期の言葉を思い出して仲間のフォロー役に回り、チョウジが戦意喪失しかけた際には心転身して庇い、チョウジを励ましている。
更に連携プレーの際には心転分身で白ゼツ達を操ってアスマを追い込んだ。

十尾との決戦では心転身の応用で思考や記憶を他者に伝達する「心伝身の術」による連絡係となり、忍連合軍の情報伝達に大きく貢献したほか、柱間の第一回五影会談の記憶が伝達されたことで士気回復に一役買った。

BORUTO‐ボルト‐

終戦後の後日談では、サイと結婚。
また同期と同じく上忍に昇格している。
猪鹿蝶の伝統を守るしっかり者の母親になっているが、それゆえに厳しいようで息子からは恐れられている。
猪鹿蝶の修行には思い入れがあるのか、最終回では「時代も変わったしうちの子(チョウチョウ)もそんな感じじゃない」と述べるカルイにダメ出しを食らわせていた。



【主な人間関係】

下忍時代の担当上忍。
本人たちは秘密にしていたようだが、紅との恋愛関係を知っており、実家の花屋に花束を買いにきた際、「紅先生によろしくねー!」と茶化している。

下忍時代のチームメイト。
この三人は「猪鹿蝶」として彼女らの親やそれ以前から特別な関係にある…のだが、女の子に"猪"ってのはちょっと可哀想。
ダイエットにも余念が無い(そのせいでチョウジに嫌味を言ったこともある)いのには酷であろう。
ただし、彼女の「心転身の術」は味方のサポート無しでは機能しないため、そういう意味では切っても切れない腐れ縁である。
というか第十班は「打撃力の高いチョウジ」「牽制役としてのシカマル」「決定力のあるいの」と、木ノ葉の各班の中でもバランスが最もいい。

親友兼ライバル。
二人の関係は幼少時代まで遡り、周囲に虐められているサクラをいのが助けるところから始まっている。
サクラは何でもこなせて女子力も高いいのに憧れに近い感情を抱いていた。
だが、いのが自分と同じくサスケに恋していると知った時には、サクラはいのにライバル宣言。
それ以降、普段は「いのブタ」「デコリン」といがみ合っているが、時折息の合った所も見せる。
第二部以降は二人とも大人になったからかいがみ合う描写はなく、普通に仲が良く見える。
そこら辺の空気は一種独特であり、シカマルは「みょ~にさばさばしてる割にやたらつるむし 仲いいんだか悪いんだかよくわからねーし…」と匙を投げかけている。

恋愛の対象で、彼の悪口を言われたら身内でもキレる…のだが、本編ではあまり絡まない。
まぁそれでも、志村ダンゾウが一時的に火影に就任した際にうちはサスケの追討命令が出された時には涙も流していたが…
因みに第一部で腕に付けてるサポーターがサスケのものと似ているが、偶然そうなったのか、意図的に似せたのかは不明。

  • 山中いのいち
父親。
木ノ葉の上忍で、先代「猪鹿蝶」の一人。
ちなみに彼女の生家は「山中花店」というお花屋さん。
いのが花について造詣が深いのもこれが理由。
たまに店先で手伝ったりしている。
…母親の生業が花屋なんだろうか?
…それともいのいちさん、あの顔でフラワーショップの店長…?

夫。
元々サイが孤児だった事から山中家に婿入りした模様。
ナルスト4のDLC「シカマル伝」やノベライズ「サクラ秘伝」でそこへの軌跡の一部が描かれているが、本編でも無限月読で見ていた夢が「サスケとサイがいのを取り合う」というものであったところに片鱗が見られる。

  • 山中いのじん
息子。
髪と瞳の色は母親のいの、肌の色は父親のサイ譲り。
戦闘では主に父親のサイから教わった「忍法・超獣偽画」を用いるが山中一族の秘伝忍術である心転身系の術も一応は使える模様。
クールな性格で父親と同じく毒舌だが、母親のいのの事は非常に恐れている。


【おまけ】

劇場版第9作『ROAD TO NINJA』並びにアニメオリジナルエピソード『ROAD TO TENTEN』における月読世界では性格が逆転しおしとやかになり、衣服も露出度が下がっている。
…早い話が「ヒナタみたいないの」と、「いのを更に強烈にしたようなヒナタ」がいると思えばよい。




追記・修正はこの項目に「心転身」してお願いします。



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最終更新:2024年01月29日 11:04

*1 しかしサスケといのが会話するシーンは殆どない

*2 サイとしては思っていることと真逆のことを言ったため、本当にいのを「美人」と思っていない

*3 ナルトから貰った九尾チャクラの影響で能力が向上しているのもある

*4 サクラはサクラで「世間じゃ先手必勝って言うのよ!いのブタちゃん!」…どっちもどっちである。

*5 サクラ曰く、「これを額にするときは女の忍として負けられない時」らしい