GODZILLA ゴジラ

登録日:2014/09/20(土) 22:56:22
更新日:2024/02/04 Sun 21:13:31
所要時間:約 21 分で読めます







――人類が傲慢なのは、自然は人間の支配下にあり、その逆ではないと考えている点だ――

(生物科学者:芹沢猪四郎)




世界が終わる、

ゴジラが目覚める。




2014年に公開された『GODZILLA』は、マグロ食ってる爬虫類とは一味違った「怪獣映画」であり、モンスター・ヴァース第1弾。


概要

監督は低予算怪獣映画「モンスターズ/地球外生命体」で名を上げたイギリス人ギャレス・エドワーズ。
制作は「ダークナイト」や「パシフィック・リム」でお馴染みの特撮専門映画会社レジェンダリー・ピクチャーズ。
配給はワーナー・ブラザース映画(日本は東宝が担当)。



あらすじ

1999年、特務研究機関MONARCHの芹沢猪四郎ヴィヴィアン・グレアム両博士は、フィリピンのある炭鉱で、巨大生物の化石、それに寄生していたと思われる繭のようなもの、そして何かが洞窟に穴を開けて這い出した跡を発見した。

同年、日本のジャンジラ原子力発電所では謎の振動と電磁波の危険を重大視するジョー・ブロディの訴えに危機感を覚えつつあったある日、一際巨大な振動が起こり原発が倒壊。
この事故で炉心に向かっていた原発技師でジョーの妻サンドラが猛烈な放射線に晒されて命を落とし、ジャンジラ市は制限区域として向こう数十年以上封印されることとなった。


2014年、ジョーとサンドラの息子で爆発物処理のスペシャリストとして活躍するフォードは、「事故の真実を追い続ける父が制限区域に侵入して逮捕された」という知らせを受けて日本に飛ぶ。

そんな父に辟易しつつも、あの日の真実を知るためにジャンジラ市に潜り込んだ二人が見たものは、放射線に侵されていない街。

そう、原発事故の隠蔽ではなく何か違うものが関わっていると確信し調べていたジョーの直感は正しかったのだ。

彼らが連行された原発跡地には、MONARCHにより作られた怪生物の研究と封印を目的とした施設があった。


そうこうしている内に放射性物質を全て喰らい成体へ成長しつつある怪生物M.U.T.O.が覚醒。

MONARCHは殺害装置を起動するが失敗。M.U.T.O.は施設を破壊し、ジョーを含む多数の人々を殺して太平洋へと飛び立つ。

空母サラトガを率いて太平洋に出撃したステンツ提督ら米海軍第7艦隊、スペシャリストとして参加した芹沢博士らと半ば巻き込まれつつあるフォードはM.U.T.O.を追う。

時を同じくして、過去の因縁に引き寄せられるように怪獣の王も覚醒。

ハワイ、もう一つの繭の覚醒により通り道になったラスベガス、そしてフォードの家族の暮らすサンフランシスコを舞台に、ペルム紀からの因縁を持つ二種の怪獣の決戦が繰り広げられる。


主な登場人物


  • フォード・ブロディ 演:アーロン・テイラー=ジョンソン(吹替:小松史法) 幼少期:C・J・アダムス(吹替:青木柚)
核物理学者のジョーと原発技師のサンドラの息子。海軍の特殊部隊に所属する爆発物処理のスペシャリスト。階級は大尉。
半ば巻き込まれる形で芹沢博士らとともにM.U.T.O.、そしてゴジラを追い、怪獣達の驚異を目の当たりにする。
幼少期の原発事故で母を亡くし、事故を偏執的に原発事故を追う父を迎えに行ったのも、妻に背中を押されて嫌々。
ところが件の原発跡地で父の主張が正しかったことを理解し、瀕死の重傷を負った父と最後の最後で和解。
爆発物処理の手腕を評価されて核ミサイルの運搬にも携わり、特殊部隊で培った空挺降下技術を駆使してM.U.T.O.の卵をまとめて爆破する大戦果を挙げた。



  • エル・ブロディ 演:エリザベス・オルセン(吹替:波瑠)
サンフランシスコ総合病院に務める医師で、フォードの妻。吹替*1は棒気味だし、現実改変魔女とは関係ない。
夫婦仲は非常に良好で、ニュースでハワイのゴジラ上陸を知り、日本に向かったまま連絡の取れない夫の身を案じ続ける。
しばらくしてM.U.T.O.暴走による数多くのけが人の搬送や手当に追われる最中にようやく電話による連絡が取れたフォードと再会を誓い合う。

  • サム・ブロディ 演:カーソン・ボルド(吹替:櫻井優輝)
フォードとエルの息子。両親にもよくなついている。
ゴジラ出現時にはエルの判断で彼女の友人とともに避難用のイエローバスに乗る。
ゴールデンゲートブリッジで突然姿を現したゴジラや、パニックを起こして橋にミサイルをぶっ放す米海軍によって命の危機に晒されるが、運転手の奮闘の甲斐あって難を逃れた*2

  • ジョー・ブロディ 演:ブライアン・クランストン(吹替:原康義)
フォードの父で核物理学者。
1999年の誕生日に勤務先の原発が謎の地震で倒壊し、妻サンドラや多くの同僚が死亡する大惨事が起きてしまう。
この原発倒壊直前に発生した謎の振動と電磁波に生活の全てを謎の追求に費やしていたため、息子たちとは疎遠気味。
原発跡地に幽閉されてからもマジックミラー越しに芹沢らに真実を公開するよう訴え続けた。
そして彼が懸念した通りにM.U.T.O.が繭から羽化したことで建物が倒壊。転落し致命傷を負ういながらもフォードに家族を守るよう言い残して息を引き取った*3。彼が残したデータ・知識が、M.U.T.O.の生態や目的を知る上で最大の手がかりとなった。

  • サンドラ・ブロディ 演:ジュリエット・ビノシュ(吹替:山像かおり)
ジョーの妻。ジャンジラ原子力発電所の技師として活躍していたが、炉心の安全確認に向かった最中にM.U.T.O.の襲撃を受け、撤退出来ず高濃度の放射線の只中に閉じ込められ、父親としてフォードを守るよう言い残して死亡した。
ジョーが悲痛な思いを胸に自ら防護扉を閉める場面は序盤の見せ場であり、涙腺崩壊必至。彼女の死はジョーの思いを駆り立て、以後彼は15年間真実の追究に奔走する。


  • 芹沢猪四郎 演:渡辺謙(吹替:本人)

We call him…“ゴジラ”

MONARCHに所属する生物科学者。放射能を摂取するゴジラやM.U.T.O.の生態について研究を続け、フォードやステンツ提督(及び観客)への解説役を担う。
名前の由来は初代ゴジラのキーマン・芹沢博士と監督の本多猪四郎で、人物像や作中の立ち位置はゴジラの驚異的な生命力に注目して探究心に駆られる山根博士に近い*4
フィリピンの一件以降、ジャンジラのM.U.T.O.研究施設で彼の研究と封印を担当。危機管理上仕方ないとはいえ、事故の真相を15年間隠蔽し続けた張本人で、真相を追い続けていたジョーからは国民を騙し続けていたと非難されている。
M.U.T.O.の羽化や脱走を許し、被害を考慮せずに怪獣同士を戦わせることを主張した点だけを見れば無能で、当初は軍から荒唐無稽だと退けられたが結果的に主張通りとなり、最後は海に帰っていくゴジラの後ろ姿を羨望と畏怖の入り混じった表情で見送っていた。

総じて「GODZILLA(ガッジィーラ)」呼びだが、「英語風の発音をしてくれ」と要求されても日本人の誇りをかけたアドリブで演じ切った*5渡辺謙だけは原語版でも「ゴジラ(GOJIRA)」。

冒頭の発言はゴジラを倒せると信じ込んでいたステンツ少将への苦言であり、この映画の大きなテーマ。

エドワーズ監督自身が怪獣=自然の驚異とインタビューで発言し、本編でも人間のやることなすことがことごとく通用しないのを踏まえると、前述の無能描写も重大な脅威を観客に知らしめるためと捉えるべきだろう。



  • ヴィヴィアン・グレアム 演:サリー・ホーキンス(吹替:高橋理恵子)
MONARCH所属の芹沢博士の助手。古生物学者兼解説ポジで別の世界では半魚人とイチャイチャしていた。
放射能を摂取し、生態系の頂点に立つ(God)ゴジラに畏敬の念を抱く芹沢同様、放射能には細心の注意を払い、日本の原発に寄生していたM.U.T.O.の監視と研究を続け、M.U.T.O.の繭を投棄したアメリカを非難した。



  • ウィリアム・ステンツ 演:デヴィッド・ストラザーン(吹替:佐々木勝彦)
米海軍第7艦隊提督で座乗艦はニミッツ級空母「サラトガ」*6。階級は少将。吹き替えは……ジェットジャガーを作った人と言えば分かりやすいかもしれない。
ムートーを追討するがロシア原潜襲撃やハワイでの暴走を許して結局発見できず、怪獣を一箇所におびき寄せて核で吹き飛ばす作戦を強行した脳筋少将。
作戦を立てる権限が自分にあることを忘れ、核使用に断固反対する芹沢やグレアムに「他に作戦があるならぜひ聞かせて欲しい」と高慢な振舞いをみせて核使用に拘る*7ことから現状認識力に難ありなのは間違いない。

この致命的な欠点が部下や民間人を犠牲にしたので、ある種ミサイルで退治した前作のアンチテーゼ。
作戦実行前に実行部隊がM.U.T.O.(♀)に襲撃されてフォード以外全員死亡。この核ミサイルの一発はM.U.T.O.(♀)が美味しくいただき、もう一発もM.U.T.O.(♂)に奪われて奥さんへのプレゼント兼子どもの備蓄食料になった。
ゴールデンゲートブリッジに姿を現したゴジラに対しても総攻撃を仕掛けるが、誤射で橋の一部を破壊*8させた。


  • ラッセル・ハンプトン 演:リチャード・T・ジョーンズ(吹替:乃村健次)
米海軍第7艦隊所属の軍人。階級は大佐
ステンツ少将の指示を忠実に実行する冷静な副官。核ミサイル奪還作戦に従事するフォードに救助を出せないことをあらかじめ知らせるなど、上官の責務はきちんと全うしている。もっとも裏目に出るものばかりなのは前述通り。
1954年のものとは核の威力が違うから怪獣は跡形もなくなると主張するなど核兵器を過信し怪獣を侮った見方をしているので、彼もまた現状認識力に乏しい人物といえよう。




登場怪獣

10年ぶりに帰ってきた怪獣王。
オープニングに登場する軍の秘密文書によるとメイン号*9なる米軍艦を爆沈させたようだが、度重なる水爆攻撃で有り余るエネルギーを得てわざわざ地上に出てくる必要もなくなったのか2014年まで本格的に姿を現すことはなかった。
M.U.T.O.と違って直接人を殺す描写もなく、人類に対して終始無関心でミサイルや砲撃を受けても反撃しない。むしろゴールデンゲートブリッジで逃げ遅れた子どもをミサイルから庇うような場面もあるため人類の味方に捉える人も少なくない。
しかし上陸時に大波を起こしてハワイに甚大な被害を与え、大勢の人がいることもお構いなしにゴールデンゲートブリッジを破壊するなど人類にとっては重大な脅威。*10

公式パンフレットなどによると、デザイン面ではグリズリー(ハイイログマ)や猟犬のフォルム、鷲の眼や象の後脚、首筋に鮫に酷似した鰓孔*11を参考にしている。
この鰓*12や、目が小さく首と胴体の境界が不鮮明でずんぐりむっくりな姿には否定的な声もあるようだが、いろんな意味でみんな大好きなアイツと比べればオリジナルにかなり近い姿で咆哮も日本のゴジラを強く意識したものになっている*13

今回は中生代の動物≒絶滅爬虫類が変異したものではなく、強い放射線下にあった古生代ペルム紀の環境に適応した生物「怪獣類」の末裔。
つまり、「核実験の被害者」なので「アメリカが自分の業から逃げた」と否定的意見が噴出。「腹立たしいリブート」と婉曲表現大好きな英国のガーディアン紙もド直球で非難している。
水爆実験名目で何十発も水爆を喰らわせても全く効かず、マグロ大好きな彼と違い、ミサイルや戦車の砲撃ではかすり傷ひとつつかないほど頑丈に外皮などが強化され、より化け物らしく進化したのは米ソ両国の面木丸つぶれの大失態*14
水爆実験だと嘘をついて世界を騙してでもアメリカ政府にとって絶対に隠したい存在で、作中の核兵器は事態悪化に貢献することを踏まえると、核兵器そのものへのアンチテーゼにもなる。
世界最大の核保有国アメリカに甚大な被害を与えることで、核抑止論を根本から否定しているのも見逃せない。

初代ゴジラが『核兵器による悲劇』なら、こちらは『核兵器の無意味さ』の象徴だろうか。




ゴジラと同じ時代、ペルム紀に生息していた怪獣。
周囲数百キロのコンピュータをダウンさせる電磁パルスを放ち、現代文明に多大なダメージを与えるのでミサイル攻撃も実質無効。
そんな厄介さを持つが、ゴジラみたいな光線も吐かないし、生物が負傷するならちゃんとダメージになる程度には脆い
核物質を喰うM.U.T.O.は原子力発電所や原子力潜水艦、核ミサイルなどを喰うほうが手っ取り早いのだが激しい敵愾心(体内に核反応炉)を持つ怪獣王には人類そっちのけで襲うリア獣。
空を駆ける雄と巨体と槌のような前腕の雌、卵生などから節足動物が放射線下で巨大化したものと思われるが詳細は不明。
超然的で不死身の怪獣王のゴジラと対をなす、定命かつ人間が越えられそうな試練としてデザインされている。


その他トピック


  • 企画は、ゴジラ対ヘドラの監督である坂野義光氏が、ゴジラ休止後に東宝から獲得したIMAX 3D向け短編映画の制作権が元になっている。それをアメリカのPと共同でレジェンダリーに持ち込んだことからプロジェクトが始まったという。

  • 坂野氏といえば、対ヘドラで空飛ぶゴジラというトンチキなアイデアを田中友幸Pに無断で通し、特撮映画の現場から叩きだされた過去を持つ。そんな彼がゴジラを復活させる契機となったのだから不思議なものである。

  • ゴジラ映画といえばこの人、とも言える俳優宝田明氏も入国監査官としてカメオ出演で出る予定であったが、尺の都合といくらカメオ出演とはいえ端役すぎるという理由で今回は見送られた。なお日本国内のPRでは大活躍でした。

  • それも含めて非常にカットし場面が多かったらしく(一説には撮り切った段階で合計時間が4時間越えだったとか)、公開版では背景設定等のいろいろな場面がカットされているとか。小説版ではそれも含めた描写が入っているため、気になった方は一読してみるのも良いと思われる。


  • おかげで続編制作が確定し、モスラやキングギドラ、ラドンといったライバルたちも出演する「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が2019年に公開された。スターウォーズ新作を任せられて忙しかったのか、ギャレスは降板し、監督はマイケル・ドハティ氏に交代。更に2017年公開のキングコング新作「キングコング 髑髏島の巨神」が同世界観の作品であると発表され、2021年公開のシリーズ最終作はゴジラVSキングコングとなった。スカルアイランド(髑髏島)にはMONARCHの登場が示唆されている。一連の作品群は『モンスターバース』と公式に呼称されている。

  • 一時、ギレルモ・デル・トロが監督なのではないかという情報が流れたが、レジェンダリーが同時進行でパシフィック・リムを制作しており、それと混同されたと見られる。デル・トロのゴジラもちょっと見てみたい気はする。

  • 初期のティーザーではムカデやダイオウグソクムシっぽい怪獣が映されていたが、結局登場はしなかった。ジャンジラ市のデッカいムカデに名残がある…のだろうか。

  • 日本のジャンジラ市のモデルは恐らく、浜岡原子力発電所のある静岡県御前崎市。その表現はハリウッドおなじみ愉快なNIPPONであった。が、原発の絡んだ問題を実在の都市そのまんまでやる訳にもいかないし、妥当な判断だろう。ジャンジラ(雀路羅)を地名ではなく原発運営に携わっていた企業と思った方も多いのではなかろうか。

  • 一方で原発のそばの学校や一方的に日本国内の原発跡地を管理下に置く米軍といった現実の日本をかなり忠実に表現している場面もある。劇中でM.U.T.O.が日本の原発を襲撃した1999年は、現実に東海村原発で作業員が被曝死する臨界事故が起きた年である。

  • Blu-ray版では架空の報道番組が特典映像として収録されており、フィリピンの崩落事故で被爆した炭鉱夫の姿や、終盤の核爆発でサンフランシスコ沿岸が死の灰の恐怖に晒されていることを伝える映像を見ることができる。

  • 超兵器が登場しない・ゴジラが自然の均衡を保つ守護者である・ゴジラとムートーを徐々に交差させていく展開など「作風はゴジラというよりも平成ガメラに近い」という感想も散見される。ゴジラが橋に取り残された子供を庇ったように見えるシーンやムートーの電車襲撃シーンで「大怪獣空中決戦」を思い出した人も多いのでは。これについては平成三部作の監督である金子修介もぼやいていた。

  • 怪獣の見せ方・魅せ方に対して一定の評価がある一方で、「ゴジラの出番が少ない」という批判も少なくなかった。これに関してジョー役のブライアン・クランストンやギャレス監督はジョーズを例えに意図的だったらしきコメントも残している様子。
    • のちに(5年ぶりに映画を見た)ギャレス氏が本映画を実況した際には「Why didn't the director keep showing the monsters fighting! Is he crazy!!!!」とコメントしている。

  • DVD及びBlu-rayにはバトルスピリッツのカードが付属している。パッケージ一つに3枚入っているため、これのために複数買いする必要のない親切設計。名前はズバリ「GODZILLA ゴジラ」。カードの性能としては正直あまり強くない。

  • カナダでの撮影も行っているが、渡航目的を告げたところ入国管理官から「 変なもの にするなよ」と言われたという。




荒らしが終わる、追記・修正が目覚める。



Connected Story:MONARK:LEGACY OF MONSTERS

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最終更新:2024年02月04日 21:13

*1 中の人の姉はフルハウスのおちびたんを演じていた(現在は女優業を引退)

*2 実際にゴジラが橋を破壊する場面をよく見ると、何台かのイエローバスがゴジラに衝突して横向きになっている。その後の描写はないが、橋の破損部分が下向きに折れ曲がっていることからそのまま海に落ちた可能性が高い

*3 疎遠になりながらも息子夫婦や孫を大切に思い続けていたことがよくわかる場面である

*4 渡辺謙自身は由来の重みをあまり理解していなかったので、ゴジラマニアでパンフレットにも寄稿した佐野史郎(吹替で参加)にこっぴどく怒られた

*5 アメリカで行われたプレミア上映会では渡辺のこの発音に観客から拍手喝采が送られ、監督も「素晴らしいアドリブだった」と後に語っている

*6 1946年にビキニ島の核実験で標的艦として沈没した『シスターサラ』ことレキシントン級空母「サラトガ」に由来すると考えられる。なお、撮影には実際に第7艦隊に所属しているニミッツ級空母「ロナルド・レーガン」が用いられた。

*7 父が広島に落とされた原爆・リトルボーイの輸送に携わっていたらしいが本編ではカット

*8 豪雨等の影響や大勢の避難者による交通機関の混乱など時間的な余裕がなく、周囲の状況も最悪な中で作戦が実行されたことがうかがえる。

*9 米軍艦メイン号は1898年に謎の爆発事故を起こして沈没し、米西戦争のきっかけになった

*10 ゴジラの全身が登場する場面で背後が火の海になっていたが、その直前にゴジラの脚のそばにいた民間人は…。

*11 陸上では肺、水中では鰓呼吸

*12 エドワーズ監督曰く、水中の生物であることを強調するためにヒレをつける案もあったが、 とのことである

*13 中島春雄氏からも、「あのマグロ食ってる奴よりはマシ」と評されている

*14 秘密組織MONARCHがアメリカを含む各国政府の援助を受けてゴジラの存在を隠し続けていたのはそうした大失態を隠蔽する目的もあったのは容易に想像できる