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うまかっちゃん

登録日：2012/02/14 (火) 12:31:06
更新日：2024/01/10 Wed 22:12:24
所要時間：約 4 分で読めます


うまかっちゃんとは、1979年にハウス食品から発売されたインスタントラーメン。

ハウス食品から売り出された袋麺では初の豚骨ラーメンであり、現在でもインスタントラーメンの豚骨味の代名詞である。


■歴史
元々たまご麺等のヒット商品を出していたハウスだったが、醤油味主体では豚骨に馴れ親しんだ九州人には受けず、九州におけるシェアは低かった。
これを受けて支店長の1人が「九州でも売れるラーメンを作ろう」と提案し、九州出身社員のみの開発プロジェクトを発足。

九州の名店を食べ歩いたり、主婦に取材する等して豚骨ラーメンを研究。

そして出来上がった商品には博多の山笠祭りを模したマスコットを配しパッケージと、
博多弁で「美味しいよ!」を意味する「うまかっちゃん」を商品名とし発売された(最後まで候補を争った商品名は「こらうまか」)。

そして、トップシェアだったマルタイを抜き九州の袋麺の売上トップに。のみならず日本全国でインスタント豚骨ラーメンの定番となる地位を築いた。


■特徴

麺は縮れたフライ麺。スープは豚骨エキスをベースに野菜、香辛料でまとめた白濁スープ。

更に食前にローストポークオイルを加えてコクを出す。
このオイルは面倒臭がって作っている最中に入れると麺に絡まり、風味を損なうので必ず食べる前に入れよう。


■バリエーション

基本となるスタンダードタイプの他にも、九州各地の名産ラーメンを模したバリエーションが多数発売されている。

◆熊本風火の国流とんこつ焦がしニンニク風味

熊本風。焦がしニンニクエキスが食欲をそそる。

◆辛子高菜風味

九州のラーメン屋さんで定番のピリッと辛い高菜の風味。

◆宮崎風炭火焼き鶏風味とんこつしょうゆ

宮崎風。香ばしい炭火焼き鶏の風味とそれによく合うとんこつしょうゆをチョイス。

◆久留米風とんこつ風味

福岡・久留米風。
久留米のじっくり煮込んだ濃厚なとんこつ味を再現。

因みにその他企業も様々な「ご当地袋麺」を発売しているが、パイオニアはうまかっちゃんである。


■応用

◆たっぷり野菜

袋麺全般に言えるが、基本的に「炒め野菜と合う」ように出来ている。
なので余りものの野菜を消費するチャンスと思いたっぷり野菜炒めをのせよう。

◆餃子･辛子高菜

しっかりと名店の味を研究したラーメンなので、当然の事ながらラーメン屋に置いてあるメニューには全てに合う。
餃子や辛子高菜をのせて食べるとより美味しいぞ

◆おつまみ類からの応用

フライドチキンを食べた後の骨を煮込んだお湯や、豚足を煮込んだ残り汁を使ってスープを作ると濃厚な旨味に更にコクが出てくる。
これを酒の〆にすると実に良い。
もしかしたらメインのフライドチキンや豚足より楽しみになるかも。



ネタバレ
実は全国発売ではない。



一時期全国でも発売されたが、定着はしなかったようで今は九州を含む西日本地域のみの販売のようである。
ただし、たまに東日本地域でも発売している事がある。



追記・修正は巨大な鍋でうまかっちゃんと共に煮込まれながらお願いします。

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