ビーロボカブタック

登録日:2014/08/03 Sun 18:29:49
更新日:2024/04/01 Mon 22:47:47
所要時間:約 16 分で読めるカブ






君の勇気がこの胸に

熱く響いてイイ感じ!

ビーロボの一番星・カブタック!


スーパーモードで

大逆転!!


メタルヒーローシリーズの16作目。1997年2月23日から1998年3月1日までテレビ朝日系で放送された東映製作の特撮作品。


【概要だカブ!】


今、新たな昆虫伝説が幕を開ける……!!


前作『ビーファイター』シリーズ2作に引き続き、主人公はカブトムシをモチーフにしたヒーローだが、
今までのハードな作風から一転してがんばれ!!ロボコン東映不思議コメディーシリーズを彷彿とさせる明るさやコミカルさが全面に出ている。元々はビーファイターシリーズの第3弾『シーファイター』が企画されていたものの前作『ビーファイターカブト』で売上を落としたことから一旦白紙になりコメディ路線になった経緯を持つ。
人間が変身せず、マスコットのようなロボットが変形して正統派ヒーローのビジュアルになることが最大の特徴であり、
マスコットのような通常形態はギャグ寄りで、ヒーローの姿になると一転してアクションシーンや戦闘シーンが増える。
このテイストは次回作『テツワン探偵ロボタック』にも引き継がれ、これらは「コメディシリーズ」とも呼ばれている。
そのため、シリーズファンの間では今でも賛否が分かれており、実際バンダイも放送前はあまり期待していなかったらしいが、蓋を開けてみるとキャラクターを中心として一定の人気を獲得することに成功し、玩具売上は上々だった模様。

なお、中国では度々再放送されていたせいでかなりの人気を誇っている。現在でも複数の中国メーカーによるフィギュアやプラモデルが数多く販売されており、その人気ぶりが窺える。

公式ではロボタックまでをメタルヒーローとしており、メタルヒーロー主題歌集等にもこの17作品が収録されている。
ただし、『悪の犯罪組織、犯罪者たちと戦う正統的ヒーロー』という意味では、『ビーファイターカブト』が最後のメタルヒーローというコメントもある。
また『スーパーヒーロー大戦Z』のパンフレットや公式サイトでも、メタルヒーローの紹介は『ビーファイターカブト』までで本作や『ロボタック』は掲載されていない。

TVシリーズのDVD化はされておらず、Vシネマ作品『クリスマス大決戦!!』と次回作とコラボした『不思議の国の大冒険』しかDVD化されていない。
なお、前者には『重甲ビーファイター』のブルービートと『ビーファイターカブト』のビーファイターカブトが、スターピースでソフビが実体化した設定で特別出演している。演者も出ているがあくまで「通行人」としての特別出演で、ストーリーには関わらず本人としての出演ではない。*1
同作でカブタックはビーファイターのことを知っていたが、『ロボタック』を含めて世界観の共有はないと見られる。
『ビーファイター』はともかく、『ビーファイターカブト』は2001年の時代設定のため1997年が時代設定の本作からはカブトの方が後輩になってしまうパラレルワールドのため気にしない方がいいのかもしれない。

また、42話は同年公開された映画『北京原人 Who are you?』とのコラボ回となっており、北京原人の少年ケンジが映画からゲスト出演*2。ちなみに彼を演じたのは子役時代の小野賢章である。

その後、東映特撮YouTubeOfficialにて2017年と2021年に無料配信が行われたほか、現在では一部サイトでオンデマンド配信が行われるなど、現在でも作品を視聴するための機会は用意されている。
2022年9月には幻の教育映画『カブタックの交通安全』が期間限定配信された。*3


【あらすじカブ!】


1994年、謎の物体「スターピース」を発見したロボット工学者の高円寺寅彦は、
スターピースの力が高まる3年後のために探索用ロボット「ビーロボ」を開発し、そのまま姿を消した。

それから3年後の1997年。朝日町に引っ越してきた寅彦の孫・(ゆずる)とその両親は
荷物から突如現れたビーロボ・カブタックと遭遇。
彼の目的は、あらゆる願いを叶え、全て集めると素敵なことが起こる13のスターピースを探すことだという。

ここに、友人や悪者になってしまったビーロボ達を巻き込んだスターピース争奪戦が始まった!


【登場人物カブ!】


<ビーロボ>


カブタック
CV:草尾毅 SA:田邊智恵(NM)/日下秀昭(SM)
全長:153cm(NM時)/222cm(SM時)
重量:78kg

カブトムシのバイオチップを宿した1号機。明るく天真爛漫な性格。ややドジだが、勇気と努力は人一倍。
好物はスイカで、木の上にいると落ち着くらしい(これは甲虫モチーフのクワジーロやテントリーナも同様)。睡眠時は寝転がるのではなく、柱などにしがみつく姿勢を取る。
普段はのんびりした口調で語尾「カブ」が付くが、スーパーチェンジすると一転して熱血ヒーローなイケボになる。二人のトランクスココとコージ同様、草尾さんの演じ分けを堪能可能。
最初に作られたため他のビーロボより基礎スペックは劣るが、「ひらめき回路」から奇策を思いついたり、
譲との友情の力をエネルギー源に凄まじい力を発揮する。それが功を奏してかスターピース争奪戦での勝率も高く、全話通しての対戦成績は40勝8敗1引き分け*4
スーパーモード持続時間は3分、変形システムは側転~逆立ちから四肢がスーパーモード時の手足に変形*5、専用の頭部がせり上がって現れるというもの。
スーパーモード時の武器はノーマルモード時の頭部が変形した*6棍棒(短剣?)・ビリットスティックで、それから放つ電撃攻撃ビリットショック必殺技。チョークに憑りついたスターピースを引き剥がすために譲の担任教師を気絶させたこともある。
後にサポートパーツのドリルットパーツと合体しドリルットカブタックに、ザブットパーツと合体しザブットカブタックになり、スターピースの力で出現したドデカブタックを用いた巨大ロボ戦ができるようになった。
ちなみに、Vシネマではドリルットカブタックスーパーモード状態でカブタックファイナルクラッシュという必殺技を放った。




クワジーロ
CV:中村大樹 SA:小倉敏博(現・おぐらとしひろ)(NM)/的場耕二(SM)
重量:89kg

ミヤマクワガタのバイオチップを宿した2号機
「男は黙って~」を信条とした、実直だがやや融通の利かない性格。うさんくさい九州弁で喋る
蔵之助が所持する友情コマンダーの力を借りることでスーパーチェンジが可能。でんぐりがえるカブタックに対し
変形システムが「ノーマルモード時の顔が装甲で覆われ、体勢を変えないまま変形・スーパーモード頭部出現」という形で簡略化されている他、戦闘力と持続時間は5分とカブタックよりは上。
ちなみに後述のガニランやコブランダーもクワジーロとほぼ同様の変形。
普段は蔵之助の実家である吉祥寺工務店で働いている。
スーパーモード時の武器は鋏状の刀身を持つ剣・ハサミックカッター
意外に精密な剣さばきが可能で、叩き切った木で即席の食器を作ったこともある。


トビマスカイ
CV:木藤聡子
全長:95cm(NM時)/90cm(SM時)
重量:21kg
最高時速:マッハ6
ビーロボ初となる自力でスーパーチェンジできる機体で、3号機にあたる。
スーパーモードの他に、目の向きが変わって翼が生えただけの飛行特化型のジェットモードに変形する。これはスーパーモードへ移行するための中間形態でもある。
なお、人型をしていなかったため当初はビーロボではなくデンデンローラーのようなサポートメカと思われており、9号機のシャークラーが3号機とナンバーを詐称していた。
語尾に「ですぅ」が付き、「飛びます!飛びます!」が口癖。
必要最低限のことしかインプットされていない結果やや生意気で子供っぽい性格で、カブタックとは事あるごとに口喧嘩している。テントリーナのことが大好き。
カブタックと合体…というか、カブタックの背中に彼がとまることで「ブットビカブタック」になり、カブタックが空を飛ぶことができるようになる。カブトムシって普通自力で飛ぶんじゃないか、とは言ってはいけない。
ちなみにブットビカブタックの利点は「飛行できる」というだけなのだが、ビーロボによるスターピース争奪戦ではこの一点が途轍もないアドバンテージとして機能するため、シナリオ担当者は活躍の場を作るのに苦労したらしい。
スーパーモード持続時間は7分。
一応虫モチーフであることは判るデザインだが、詳しいモチーフそのものは公式でも不明とされている。強いて言えばトンボに見えなくもないか。


ガニラン
CV:江川央生 SA:渡辺実(NM)/宮崎剛(SM)
全長:156cm(NM時)/208cm(SM時)
重量:101kg

カブトガニのバイオチップを宿す4号機
ただし、両手がハサミになっている・横歩きが素早いなど部分的な属性は完全にカニ。コブランダーの子分その1。
睡眠学習が不完全だった上、酒好きな人間に拾われたため大酒飲みで短絡的。そしてヘタレ。
トビマスカイの成功から本格的に完全自立スーパーチェンジ機能が搭載された機体で、変形システムはクワジーロのそれとだいたい同じ。
スーパーモード時の武器はガニブーメラン。スーパーモード持続時間は9分。


スパイドン
CV:茶風林 SA:藤本幸太郎(NM)/福沢博文(SM)
全長:162cm(NM時)/208cm(SM時)
重量:65kg

ジョロウグモのバイオチップを宿す5号機。コブランダーの子分その2。
睡眠学習が不完全で、関西の高利貸しに拾われたため関西弁で話す。一人称「ワイ」
守銭奴で金勘定が得意だが、貧乏故に大金を持つと緊張して手が震え、計算が出来なくなる。
ガニランとは無二の親友。事あるごとに漫才しており、ガニスパコンビ」を自称している。ふたりはガニスパ!
スーパーモード変形時は糸で逆さ吊りになってカブタックのように上下が逆転する変形システム。
武器はクローアンカー、蜘蛛の糸。またスパイドン唐竹割りというチョップ技も持つ。
スーパーモード持続時間は11分。


ダンゴロン
CV:遠近孝一 SA:秋本雅彦(NM)/大藤直樹(SM)
全長:150cm(NM時)/200cm(SM時)
重量:86kg

ダンゴムシのバイオチップを宿す6号機。一人称は「拙者」、語尾に「ござる」を付ける古風かつ侍のような口調で話す。好物は団子。
事故のせいで睡眠学習が99%の所で中断されたため、敵味方の区別ができないのはともかく、女性の顔が全く判別できない
そのため知り合いの女性は声や言動で識別しており、ハッキリ言ってコイツと女性陣が出るだけでギャグシーン完成である(特に人違いネタは多用された)。
スーパーモードの他に、タイヤ形態になる「ホイールモード」を兼ね備える。これはスーパーモードへ移行するための中間形態でもある。
正義感こそ強いが、孤高を気取る面倒くさい性分で自覚のないトラブルメーカーなところも。譲曰く「体育会系のノリで変な奴だけど悪ではない」。
自力でスーパーチェンジできないカブタックとクワジーロを「半人前」と見下していた(特にカブタック)が、彼らのことを認めていくようになる。
既に使用済みのさそり座のスターピースを寅彦に預けられ、胴体部のハッチに携行。信用できる者に渡すことにし、最終的には42話でカブタックに託した。
なお、当初カブタックとクワジーロを認めなかったことについて、17話で「コマンダーが悪人の手に渡ったらどうするでござるか」と呟いており、ビーロボの力を悪用される危険性を考えていた模様。
スーパーモード変形システムはホイールモードから胴体部の中が展開する、いわゆるガワ変形。武器はダンゴソーサー。スーパーモード持続時間は13分。
決め台詞は「あなたの影に……ダンゴロン!」


ゲロタン
CV:くまいもとこ SA:水谷健(NM・SM共通)
全長:156cm(NM時)/210cm(SM時)
重量:75kg

カエルのバイオチップを宿す7号機
頭脳明晰で、スターピースについての詳細な情報を知っており、寅彦からも信任が厚かった。
結論優先回路が内蔵されており、「結論から言おう」が口癖。また語尾に「~ケロ」が付くことも。言いたいことをズバズバ言ってしまうのが玉に瑕。
バイオチップ故に冬眠もし、天敵であるコブランダーが苦手だが、後に蛇と一緒に生活するという荒療治で克服した。
オタマジャクシ型探索メカ「ジャクシー」を装備しており、スーパーモード時には武器になる。スーパーモード持続時間は13分。


コブランダー 
CV:松本大 SA:大林勝(NM)/今井靖彦(SM)
全長:156cm(NM時)/216cm(SM時)
重量:78kg

コブラのバイオチップを宿す8号機
睡眠学習が不完全だったため、乱暴者な不良ロボになった。カブタック陣営の序盤のライバル
過去に未亡人に裏切られた心の傷が元でスターピースの力で世界征服を企む(ただし、正直言ってとてもそうは見えない)が、その一方で電話代が払えないなど貧乏生活に苦しんでいる。おまけによく轢かれてペラペラになる。
ツメがやや甘く、どこか憎めない性格。ガニスパコンビからは「兄貴」と慕われている。
また自分なりに悪党の美学らしきものがあり、「心が汚れても体は清潔に保ってこそ」と語ったことも。
過去に模擬戦闘でシャークラーに叩きのめされた経験から、彼を危険視している。ガニスパコンビがシャークラーに付いた時にはスターピース争奪戦でカブタックと共闘したこともある。
何故カブタックに勝てないのかを冷静に分析し特訓する努力家でもあり、年末における貧乏脱出への執念(カップラーメン一年分)や弁当屋で働く女性・夢子(演:藤本恭子)への想いだけで校庭のグラウンドにスコップで「きみはオレのシャケ弁だ」というラブレターを全力で掘り上げカブタック達に勝利したこともあった。特に後者は、最終回付近でのカブタック陣営との和解に繋がった。
バイオチップ故に冬眠もし、コブラの天敵マングースに似ているが嫌い。…似てるだけで別の生き物だぞ、それ。
スーパーモード時の変形システムは手足の伸長に加え胴体から頭部が生えるクワジーロやガニランに近いもので、
同時期に開発されたシャークラーとも基本フレームは似通っており、最も洗練されている。
武器は蛇の尾を模した多節鞭・コブラビュート。また、ガニスパコンビへの制裁用としてハリセンも装備している。
スーパーモード持続時間は13分。なお24年後、彼そっくりの悪魔が目撃されたという…。


シャークラー 
CV:千葉繁 SA:藤田健次郎(NM)/武智健二(SM)
全長:160cm(NM時)/218cm(SM時)
重量:86kg

サメのバイオチップを宿す9号機。声は後のDr.ウルシェード
中盤まで封印されていたが、ダンゴロンの手で復活する。
一人称は「自分」もしくは「オレ」、語尾に「~ッス」を付けるなど、体育会系の舎弟のような喋り方で、表向きは人懐こく親しみやすそうな態度を取っているが、実際は極めて狡猾で攻撃性の強い性格*7
普段は株ビジネスの会社を経営しており、そこで得た海千山千のノウハウを活かして相手を騙し利用するなど目的のためには手段は選ばない。
コブランダーを上回るワルだが、Vシネマ版では「自分以外の者にビーロボを倒させはしない」という理由から、カブタックたちの手助けをしたこともある。ツンデレ属性持ちなのか…?
性能面も非常に高く、ノーマルモードでもクワジーロのスーパーモードに匹敵する力を有し、ガニランよりも酒に強く、スパイドンよりも勘定が上手い。
自分の顔のツルーンとしたラインが気に入っていたのだが、封印された時、そこに醜い十字傷を付けた寅彦を深く憎悪している。過去に寅彦の音痴な歌を聴かされたことがトラウマになっており、それ以来歌が大嫌い
ちなみにノーマルモード時の手はサメのヒレであるため親指しかなく、ジャンケンだとパーしか出せない。
スーパーモード時の武器はシャーブラシ、フカヒレイザー、コブンザメ
コブンザメはノーマルモード時のサメ頭が丸ごと遠隔操作可能な攻撃端末になるという斬新な装備。とはいえスーパーモード時には余剰パーツとなるため理にかなってはいる…か?魚雷も撃てる。
シャーブラシはノーマルモード時に歯を磨く時にも使用する。封印されていた時はサメガネという水中眼鏡のようなゴーグルをかけていた。これは、ノーマルモードでトンデモジョーズを使う際にも装着しており、一種の保護器具らしい。
寅彦が残したトンデモジョーズに乗り込み、カブタックと巨大ロボ戦を繰り広げる。
終盤でカブタックがスターピースの願いで傷を治してくれたことがきっかけで改心した。
スーパーモード持続時間は15分。
決め台詞は「芸能人は顔が命、サメロボは歯が命!」*8


テントリーナ
CV:橘ひかり SA:橋本恵子(SM)
全長:160cm
重量:46kg

テントウムシのバイオチップを宿す10号機
紅一点のビーロボで、最新型ゆえ非常に人間に近いシルエットを持ち、常時スーパーモードを保っている。
ただし、彼女のスーパーモードはシャークラーの反省から戦闘能力は低く、エネルギーを大量消費するため様々なアルバイトをして食費(エネルギー費)を稼いでいる。
前期OP映像のエプロン姿のみならず、バニーガール衣装や巫女装束など、様々なコスプレを披露してくれる。
胸が小さいことに悩んでおり、スターピースの力で豊胸*9したことも。けしからんいいぞもっとやれ!
ただし、この時は譲たちに相談せず独断でスターピースを使ったことでトンボーグの怒りを買ってしまい、次の1回はスターピースの使用禁止というペナルティを食らってしまった。
当時産休に入っていた安室奈美恵に代わってアイドルになろうとしたことも。
武器はリーナステッキ


<朝日町の人々>

※苗字は中央本線の駅名から取られている。

高円寺譲
演:二見一樹

カブタックの親友にして相棒。両親が毛嫌いしている祖父・寅彦を慕っている。
成績も運動神経もよろしくないが、友情を大事にする心優しい性格。途中でゲストキャラと恋仲になったリア充。
誕生日は12月24日二回も蔵之助と共に女装したことがある。一度目は例によって浦沢の仕業である
所持する友情コマンダーの色は
ちなみに学校の担任は、某特撮の箸袋ヲタ怪人と似た様な顔をしている

吉祥寺蔵之助
演:木村雅

クワジーロの相棒。吉祥寺工務店副社長の御曹司で、児童会長というスーパー小学生。
明るく爽やかな性格で、譲達をサポートする。あだ名は「ミスター朝日小」(通称ミスター)。
所持する友情コマンダーの色は
意外と熱血漢なところもあり、時折観ようによっては譲よりも主役っぽい振る舞いを見せたりする。

三鷹小百合
演:小出由華

テントリーナの親友で、実質的な相棒。
譲とは同級生で席も近い。勉強は苦手だが料理は得意。ミツオ(演:三觜要介)という弟がいる。
結構強気な性格で、夏休みに起きたギャング騒動では率先してギャングを退治しようとした。
リアルでは昔他の局でルーガと呼ばれていた。

高円寺正寅
演:石井洋祐

譲の父親で、寅彦の息子。普段は冴えない中間管理職のサラリーマンだが、夜はストレス発散のためにロックバンドをやっている。
過去の経験から、父・寅彦を毛嫌いしている。その為カブタックの事も当初は厄介者としていたが、後に家族の一員として受け入れている。
いつの間にかスターピース争奪戦に巻き込まれることが多い。


高円寺円
演:向井亜紀

譲の母親。かなりストイックな性格で正寅を尻に敷いている。旧姓は落合
過去の経験から吐血(文字通り)する程に自分を酷い目に遭わせた寅彦を毛嫌いしている。
その為カブタックを快く思っていないが、正寅からプレゼントされた思い出の時計を取り戻してくれたこともあってか、根っから嫌っているわけではない模様。
祖父(譲の曾祖父)の影響で節分の時期に鬼を連想させるもの(主に角や赤い服)を見ると豆を投げつける。*10
余談だが演者のリアル夫(この時既に結婚済み)は後にある映画ブラック将軍と化した。
後に某エロゲに似たような名前のサポートアンドロイドが登場するが無関係だろう。


高円寺寅彦
演:志茂田景樹

譲の祖父。ロボット工学の天才で、カブタック達の生みの親。およびこの物語の最大の元凶。57歳。
サイケデリックなファッションが特徴で孫からはビーロボの生みの親として慕われる一方、息子夫婦曰く「変人」。
スターピースについて研究していたため、収集用ロボット…すなわちビーロボたちを制作すると失踪。
そしてご覧のように10機そろって好き勝手していた結果、全部集まるのには1年かかった。ロボットとして見れば高性能なんだが…
行方不明になっていた都合上本格的に登場したのは総集編と最終回近くで、出番の多くがOPとED、そして回想シーンだった*11
とんでもない音痴でもあり、このことがシャークラーの歌嫌いの原因ともなっている。
ちなみに演者は直木賞作家で、髪の染め方等も素のまま。テレビ出演は多数あれど役者経験は本作くらいしかなかった。氏のTwitter曰く『専門外ではあったけども、楽しく充実した仕事だった』とのこと。


小金井太郎
演:鈴木ヒロミツ

骨董屋「阿弥陀屋」の主人。『ズバリ!!お宝鑑定局』に鑑定士として出演している。
金にがめつく、「叩いて叩いて安く買い、手段を選ばず高く売る」が信条で、
稼ぐためならコブランダー達とつるむことが多い。一応は『悪のボス』という立ち位置になるか?
とはいえ彼なりにビーロボ達の面倒を見ているようであり、事実上コブランダー達やシャークラーの相棒と言えるだろう。
逆に金にならなければ、表彰されるなどの客観的には立派なことでも不満をたれる。
ちなみに中盤に登場した母親は彼に輪をかけてがめつく、恐怖の対象となっている。
ブチキレると中古のバズーカ砲をぶっ放す。
おかげで他のメタルヒーローのネット配信で「一般市民たる阿弥陀屋のおっさんでもバズーカ買えるんだぞ」と、毎度おなじみなぜか高火力な悪役の引き合いに出される始末。
終盤のスターピース騒動のドサクサで起きた事故により店舗と骨董品の大半が焼失し、その後は残った骨董品で仮店舗を開くまでに落ちぶれてしまった。
実家住所は翼鱶(よくふか)翼罵詈(よくばり)剛抑(ごうよく)町字沃棒(よくぼう)78-3。
なお演者は昔バンド『モップス』のボーカルで、アニメ関連ではソロで『ヤットデタマン』のエンディングを担当していた。


中野美樹
演:国分佐智子

朝日町をパトロールする巡査。かなりマイペースな性格で、相棒のAP717を振り回すことが多い。
大の団子好きで、ダンゴロンに気に入られたことも。
職歴は5話の時点で数時間前に入署式を済ませたばかりで、「連続美女バラバラ殺人」などの物騒な事件を期待していた。
27話を最後にTVシリーズでは出番が無くなり、Vシネマ『クリスマス大決戦!!』に登場した後、48話において警察を退職して田舎に帰った事がAP717の口から語られ、最終回のエピローグでも登場しなかった。
セリフがすごい棒読み。
なおリアルでは後に2世落語家と結婚し、夫はさらにその後笑点のレギュラーになっている。

吉祥寺龍之介
演:佐藤正宏

蔵之助の父で吉祥寺工務店副社長*12
坊主頭にヒゲ面で半纏を羽織り腹巻をした、「パパ」と言うよりは「父ちゃん」という呼称が似合う人物。
幼い蔵之助に「勉強が全てじゃねえさ」と教え、暇さえあれば息子と相撲をとったりしていた。実は婿養子。

荻窪明
演:石井寧

蔵之助のライバルの少年。
プライドが高く傲慢な理屈屋で、スターピース争奪戦ではコブランダー達と組んで何回か対決を挑むも負けている。
しかし、最終的にはクイズ対決で蔵之助と和解し、彼の励ましを受けて襟糸中学を裏口でなく受験する決意を固めた。

荻窪専務
演:小倉雄三

明の父で、正寅の取引先の専務。
24話では酒の席でうっかり釣りバカだと言ってしまった正寅と釣り接待に行くが、接待の場で口悪く威張り散らし、
息子たちの磯釣り対決では網係の譲がもたついていたせいで明が負けた、という話を鵜呑みにして譲に土下座を命じるなどこの親にしてこの子ありといった性格。
この時は「さっさと降りろ馬鹿親子」と正寅に一喝され、その場では彼を脅して別れたが、その日のうちに自身の会社が倒産。
以後は妻と共に内職で生計を立てながらアパートで細々と暮らしており、明の合格祈願のために神社へ参拝していた。

大久保麗香
演:井上碧

小百合のライバルの少女。「お嬢様グループ」社長令嬢。
高慢かつ慇懃無礼なお嬢様で、麗子(演:彩ひろこ)と麗奈(演:幸田磨衣子)という姉がいるが姉妹揃って庶民を見下している。
大型ラーメン店や牧場を持ち、自分より優位に立つ者に勝つためなら手段を選ばず徹底的に嫌がらせする。
多くの部下や使用人を従えるも、豊田執事(演:サード長嶋)以外はほとんどが名前を呼んでもらえない。
途中からショートカットにイメチェンした。

国立純一郎
演:草尾毅

36話に登場したゲストキャラ。
譲の学校の音楽教師だったが、のど自慢大会で優勝したことを機に歌手の道を志す。
地球人とサイヤ人のハーフの少年や、カブタックとは声が激似。


<その他>


キャプテントンボーグ
CV:郷里大輔 SA:今井靖彦
全長:220kg
重量:95kg


一つ、贔屓は絶対せず!
二つ、不正は見逃さず!
三つ、見事にジャッジする!
審判ロボ・キャプテントンボーグ!ただいま参上!
この勝負、私が預かる!

スターピース争奪戦の最中に前述の口上でどこからともなく現れる、トンボモチーフの謎のロボット。シャークラーのデータベースに該当機がなく、テントリーナも知らなかった為ビーロボではないのは確か。
マイクになっているキャプテンスティックは一度だけスターピースもどきが貼り付いて喋ったことがある。
マッチョでヒロイックなデザインをしており、スーパーチェンジ機能は無い。自称「さすらいの審判ロボ」。
左腕にはゴング、胸部はデジタル数字のスコア表示ウインドウになっているが、反則などで勝負が無効になると「- -」に変わる。
「第◯回スターピース争奪××対決」と称してカブタック達を様々なゲームや試合で競わせ、争奪戦を取り仕切った後にはいずこかへ去っていく。
その際負けた方を「敗者退場!」とどっかに転送してしまうのがお約束。
彼の審判は絶対で、反逆してきたコブランダーやシャークラーに厳しい制裁を与えたこともあった。
決め台詞は「良い勝負、見させてもらった!」

後にトンデモジョーズに制裁が通じなかったのを機に修行を重ね、身体の色が紅くなる
その結果、トンデモジョーズをも退場させる程にパワーアップした。
この時には「キャプテン・アカトンボーグ」を名乗っていた。

ちなみに春と夏はノーマルモード、秋と冬はアカトンボモードになる。

中盤からはどこかに隠れていたり、誰かに変装していることが多くなった。
13話では校長の石像の中にずっと隠れており、現れた際に破壊した石像をちゃんと直したのだが顔の部分が福笑い状態になっていた。
また、争奪戦どころかカブタック達が関わっていないただの喧嘩にも出て来ることがある他
  • 情に流されることがある*13
  • 反則を見逃している*14
  • 特に理由が示されいまま、明らかにハンデで済まない贔屓を行う
厳しいのはともかく厳正かは疑問符がつく。

自分のイニシャルを37話で指摘されるまで「K・T」だと思っていた(「CAPTAIN」なのでCが正しい。これには小百合も「辞書くらい引きなさいよ」と呆れていた)。
故に終盤には、正体が寅彦の変装だと思われていたのだが、結局は無関係であった。
しかも当の寅彦はトンボーグの存在を知らず、最後まで正体は謎のまま終わっている。

争奪戦を開催する際はトーセンボというトンボ型の支援ユニットを4機呼び出してプロレス風のリングを組み上げる。
これは競技に使われるフィールドを作り出し、中身によってはこれ自体がそのままフィールドになる。
13話からは公平性と厳正さを高めるため、「キャプテンルーレット」という争奪戦のお題決定用マシンを作って来た。
6つの面に書かれたお題のうちトンボーグが投げたダーツの矢が当たったものが対決内容となる。
その割には回転を手動で止めてダーツを無理矢理くっつけたり、6面全部同じ競技だったりと八百長も見られる。
「100」などタイトルだけでは競技内容が判別しにくいものは、「百人組手」などそこから連想されるキーワードで競技を決める。

ちなみに冒頭の宣誓には普段使わない四つ目があり、内容は「四つ、容赦はせずに制裁だ!」である。
なので立場上戦わないが、戦闘力は最強レベルに高く、何と天候すら制御するなどビーロボのレベルを超越している。
必殺技は天から巨大な拳を落下させる「キャプテン・ゴッドハンド」と天候操作の「キャプテンカタストロフ」
先述のようにコブ・ガニ・スパや(アカトンボーグ登場以降のみだが)トンデモジョーズを使っているシャークラーですら彼の必殺技一撃であっさりKOされており、おそらく単なる戦闘能力であればレギュラーロボ最強。だから自分は争奪戦に参加しないのかも?

ちなみに、当時の玩具では青がキャンペーンの抽選品で、赤が一般販売されていた。
原案の時点ではいなかったキャラクターだが、西園氏が企画書を書いた際に審判役として追加した「変なおじさん」をブラッシュアップする形で考案された経緯がある。


デンデンローラー
CV:矢尾一樹
全長:365cm
全高:262cm
重量:150kg
最高時速:320km/h

カタツムリのバイオチップを宿した青二才カブタック専用サポートメカ。巨大な一輪バイクで、外見はアインラッドと言うよりは、Dホイールガンツバイクに近い。
そのため、カタツムリ型と言う点を差し引けば普通に近未来的な見た目。
場所さえ指定すれば壁や電線すらも踏破する。カブタックがスーパーチェンジすると一緒にパワーアップする。
江戸っ子口調で気さくな性格。大きすぎる故に円から家の中に入ることを禁止されたため、普段はカブタックドームに住んでいる。
梅雨の終わり頃には紫陽花に恋をしたこともあったが、フられてしまった。
なお、中の人のキメ台詞である「やってやるぜ!!」はカブタックに取られてしまった。残念。


AP717
CV:津野田なるみ

中野美樹巡査とコンビを組んでパトロールする婦警型ロボット。平成の貴公子ではない。
中野巡査がいい加減なもので良く振り回されているが、かく言う彼女自身も融通の利かない性格であり、言い争いが絶えない。
ちなみに朝日町ロボット病院には、彼女そっくりの看護師ロボットがいる。


トンデモジョーズ
全長:7m(NM時)/11m(SM時)
重量:45t

シャークラー専用の巨大支援ロボット。背中からシャークラーが乗り込み、「ダブルスーパーチェンジ!」の掛け声でスーパーモードに変形する。
見た目はシャークラーを巨大化させてメカの意匠を持たせたようなもので、
武器はサメの胸鰭に当たる「フィンブレード」と、ノーマルモードの頭を盾とする「ジョーズシールド」
実はダンゴロンが持っているさそり座のスターピースで寅彦が叶えた願いとは「シャークラーを地上最強にする」というもので、それによって誕生したのがこのトンデモジョーズである。
31話まで封印されていた(と言ってもスクラップ場に放置されてただけだが)が、シャークラーがガニランとスパイドンに設計図を渡して取りに行かせたことで発見された。
当然ながらこれを持ち出されると他のビーロボは歯が立たず、カブタックがスターピースで呼び出したドデカブタックをブレードの一撃で湖に転落させて優位を保とうとした。

玩具化は想定されていなかったため、スーツは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の剛竜神の頭と胴体、『光戦隊マスクマン』のグレートファイブの腕、『鳥人戦隊ジェットマン』のジェットガルーダの脚を組み合わせて作られている*15
後に本作が中国で放送された際、現地のメーカーが独自に玩具化している。


ドデカブタック
全長:6.5m(NM時)/10.08m(SM時)
重量:50t

カブタックがトンデモジョーズに対抗するため、いて座のスターピースの力で出現させた巨大支援ロボット。出囃子はムソルグスキーの『展覧会の絵』。
ノーマルモードはトンデモジョーズと異なり、カブタックの頭を持った戦車といった形。カブタックと共に「ダブルスーパーチェンジ!」のコールで連動して変形すると人型のスーパーモードになる。
優位を維持しようとしたトンデモジョーズによって初登場から数秒で池に叩き落されてしまうが、次の話で「こんな状況で本当に厳正な対決が出来るのか」と抗議した譲達の意見を取り入れたトンボーグにより、その時の争奪対象であるスターピースもどきのついた釣竿を「一時休憩」という口実で貸し出されて釣り上げられ、戦線に復帰した。
あと「さすがに不正・贔屓ではないか」としてシャークラーが怒ってトンデモジョーズで暴れ、トンボーグにも手をつけられなかったのがアカトンボーグに強化特訓する一因となった。
武器はノーマルモードの頭をシールドとする「ドデカシールド」と、電撃を発する「ビリットスコップ」。シールドにあるノーマルの角の先は「ナンデモノズル」という砲塔で、水を噴射したりビームを撃ったりと多芸。
トンデモジョーズと異なり、呼び出したものの役に立たなかったり*16、ある話では楽器を運搬するために使われたこともある。

カブタック同様スーパーモードの持続時間は3分しかないが、48話の鬼ごっこ対決*17ではこの短い制限時間が功を奏し、トンデモジョーズが檻を投げつけた直後にノーマルに戻ってしまった。
結果、頭上を飛び越えた檻が樹木にぶつかって逆戻り、トンデモジョーズが捕まったことで対決に勝利している。


津田沼丑松
演:松尾貴史
OV『クリスマス大決戦!』に登場。胸に床屋の看板のようなシリンダーが付いている。
ロボット工学の権威であったがいつも寅彦に僅差で負けており、ビーロボより優れたエーロボを開発し世界征服を企む。
しかし、自身が身を置くA空間の外ではエーロボの力を維持できないため、世界中をA空間と同じにすべく、拉致した譲の身柄と引き換えにスターピースを狙う。
しかし、ビーロボ軍団とブルービート&ビーファイターカブト*18の火星に加え、別の行動をしていたシャークラーによって友情コマンダーが奪還されたことでカブタックがスーパーモードに変形、そのままAロボ軍団は敗北した。
最後にはアジトを自爆させて死のうとするが、ビーファイターの二人に救出され、そのまま逮捕された。


【用語カブ!】

ビーロボ
寅彦がスターピース探索用に開発したロボットで、サナギ型のカプセル内で3年間もの睡眠学習を経て活動を開始した。
動物*19の特性を宿したバイオチップを搭載し、人間のように考え、言葉を喋り、行動に移すことができる。
このバイオチップの特性により、後述の変形システムが可能になる他、多少の故障なら自然に治ってしまう自己修復機能も備えている。
また、人間と同じものを飲み食いできる(スイカ、弁当、酒etc)*20上、ロボットのはずなのに賞味期限切れの食べ物が原因で腹を壊すシーンが存在する。

普段はずんぐりとした省エネ形態の「ノーマルモード」だが、「スーパーチェンジ」と呼ばれる機能を発動することで
7頭身のいかにもヒーローな姿をした戦闘・活動形態の「スーパーモード」に変形することができる(テントリーナのみ変形機構なし・常にスーパーモード相当の姿)。
ただし最初期に作られたカブタックとクワジーロは自力でスーパーチェンジできないため、
彼らと強い絆で結ばれた者と心を一つにし*21、彼らが所持するカラオケマイク携帯通信機「友情コマンダー」から変形指令を送ってもらう必要がある。スーパーモード維持時間も他のビーロボより短い(これはカブタックとクワジーロ以外でもロールアウト時期によって差がついている)。

また、(飛ぶことが出来る生物がモチーフであっても)基本的に飛行能力はなく、単独・自力で飛行可能なのはトビマスカイ1機のみ。

正式名称は「BEETLE Robot」で、
Bio
Elementary
Electronic&
Transform
Locomotive
Exivision
Robot…を略している。
カブタック曰く「生体核エレクトロニクス及び変形運動顕在化システム搭載ロボット」。

カブタックドーム
全高:8m
全幅:10m
朝日町の公園内に堂々と鎮座したカブタック用の基地。
当初は工事中の高円寺研究所に偽装していたが、デンデンローラーが思い出したことにより第5話で除幕された。
デンデンローラーとトビマスカイが格納されており、彼らが発進する際は周囲の遊具が自動で移動する

スターピース
へびつかい座を含む黄道十二星座をモチーフにした謎のパーツ。
地球の誕生と同時期に飛来した隕石から生まれたとされ、1991年に寅彦が発見。
そして1997年に入り天体の運行を受け活発化、地上の様々な場所に出現するようになった。
憑りついたものをスーパー化させる能力を持ち、あらゆる願いを叶えてくれる。
この状態では羅針盤のような模様が入ったおはじきのような形。
「スターピースもどき」というニセモノも存在し、物体から剥がすと砂になる。
これは本物のスターピースが眠りについている間、その近くにあった石や葉っぱがそれに近い能力を持ったもので、
もどきであれば願いを叶える力はないし、スーパー化能力こそあれどそれについても時間が経つと効果がなくなる。
一方で本物は緑色のピンポン玉状の球体になり、願いを叶えると本来の星座記号が描かれた石板(より詳しくは、球体パズルのピース)になる。

<一覧>


銀河古文書
ビーロボ以前に寅彦が開発した高円寺式ロボットが偶然太古の地層から発掘した石板状の物体。
最初に十字架型のものが、後に木の枝状のものが発掘され、その他にもいくつか存在するという。
13星座のマーク以外は歴史上どの民族も使ったことがない未知の言語で記されており、解読には専門的な知識を要する。


【余談カブ!】

スーパーチェンジによるキャラクター性の変化が魅力の一つであるビーロボ達だが、野中氏は彼らの声優に「声を演じ分けられる声優」を起用することでその表現を図った。
結果、番組が進むにつれて声優たちのハイテンション化に伴いその魅力は十分に引き出されたが、一方で番組開始前に収録した玩具用の音声とは温度差が出来てしまった。

野中氏はこれについて、番組のノリを玩具に持ち込めなかったことを悔いており、これが後年の『炎神戦隊ゴーオンジャー』における「炎神ソウル」に繋がっている。

敵キャラクターのレギュラ―化は書籍『メタルヒーロー怪人デザイン大鑑 奇怪千蛮』では、前作『ビーファイターカブト』のビークラッシャーの方向性を汲んだものと記述している。

がんばれ!!ロボコン』同様人間体のないロボットが主人公のため、OPの出演者紹介は人間側の主人公である譲役の二見一樹氏がトップに表示された*58

第1話はメタルヒーローシリーズとして初となるプロローグパートが設けられ、カブタックが登場した後でOPが流された。2話以降は7話を除いてこれまで通りのOP→本編となっている。

富山県では『宇宙刑事ギャバン』の最終回以来、この作品で14年ぶりにメタルヒーローシリーズの放送が再開した*59


一つ、馴れ合いは絶対せず!

二つ、荒らしは見逃さず!

三つ、見事に追記・修正する!

審判アニヲタ・キャプテン冥殿!ただいま参上!

この項目、私が預かる!


四つ、容赦はせずにアク禁だ!

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最終更新:2024年04月01日 22:47

*1 ちなみに予告編のみ、鳥羽甲平や甲斐拓也が実際にビーファイターに変身してカブタックを助けるシチュエーションであった

*2 その返礼として、同作中にもデンデンローラーとビリットスティックの玩具が登場するシーンがある

*3 東映特撮ファンクラブでも配信されておらず、正真正銘の初配信となる。

*4 勝ち…1~7、9~15、17~21、23~26、29~33、35~36、38、41~42、44~46、48~49、51~52話。負け…8、27、28、34、40、43、47、50話。引き分け…39話。ここで言う勝敗はカブタック自身か、カブタック側の誰かが勝ったり負けたりしたことを意味する。16話と37話の対決はスターピースが懸かっておらず、22話はスーパー標本箱に閉じ込められていたため不参加の上ノーゲームに終わっている。

*5 この時腕パーツと足パーツの役割が入れ替わり、ノーマルモード時の腕パーツが足に・ノーマルモード時の足パーツが腕に変形する

*6 ただし30話の回想シーンで、コブランダーとシャークラーの模擬戦闘においてカブタックがその場にいないにもかかわらず寅彦がこの武器を使用しているシーンがあるため、カブタック専用装備ではない可能性もある

*7 初対面のカブタックが簡単に騙されて「いい奴」だと思い込んでいた反面、譲は「ニコニコ顔で近づいてくる奴はロクな奴じゃない。疑ってかかるべし」という家訓に基づいて最初から信用していなかった。

*8 放送当時のCMのキャッチコピーが元ネタ。

*9 正確にはダイエットで萎んだ胸を元に戻した

*10 劇中では赤い制服の配達員や角のようなお団子ヘアの通行人にも豆を投げていた。譲によると(母親のせいで)毎年節分の時期に近所から苦情が来るとの事であるが、現実でやろうものなら苦情どころか普通に暴行罪で警察に通報されるであろう。

*11 なお本人ではないが、8話ではスターピース争奪戦内で彼や息子夫婦のそっくりさんが「対決用小道具」として登場。

*12 そうなると、社長は彼の父、すなわち蔵之助の祖父だと思われがちだが、実際には香港に出張中の妻(蔵之助の母)がその役職に就いている。

*13 特に32話の「ドデカブタックのサルベージのために、本来は優勝賞品の『スーパー釣り竿』を特別にカブタックチームに一時貸し与える」などでは明らかに勝敗を左右している

*14 毎回ではない。悪役ロボだけでなく「神経衰弱で先に全部見ようとした」として譲が反則負けを取られたこともある

*15 首から下は翌年の『ロボタック』でハラッパ国長老に流用され、脚は更に2年後に『未来戦隊タイムレンジャー』のプロバイダスに流用された

*16 餅つきの勢いが強すぎてまずそうな餅ができあがり、その餅が絡みつくなど

*17 シャークラーが鬼となり、他のビーロボを捕まえれば勝利、最後まで逃げ切ればその相手の勝ち。トンデモジョーズに対抗してドデカブタックが呼ばれた後、巨大な檻が用意されて「その中にドデカブタックを入れればシャークラーの勝ち」となった。

*18 予告編では甲斐と鳥羽が出演していたが、劇中ではトンボーグが用意した人形がスターピースの力で動き出した存在。

*19 主に昆虫。高円寺研究所の近くにいた生き物が元になっている。小動物も合わせて『蟲』という括りも可能だが、サメは明らかに違うよな…

*20 周囲の環境を汚さないよう、ガソリンなどを使わず、人間と同じものを食べてエネルギーに変換するシステムによるもの。

*21 とは言っているが2回目以降はさらっとスーパーチェンジしているため、これはユーザー認証のようなものを行う時だけなのかもしれない。ただし最終回の展開を考えると2回目以降でもある程度影響するのは事実だろうか

*22 炎上したトラックを修復。

*23 明の不調は、このスターピースもどきの効力が薄れていったのが原因だった。

*24 無論、トンボーグに見抜かれお嬢様チームの反則負けとなる。

*25 割れたこの壺を修復。

*26 怪獣に破壊された街を修復。蔵之助曰く「あの世から急に呼び戻されても透は喜ばない」とのこと。

*27 周囲の照明を全て消灯させ、立川愛ちゃん(演:大塚露那)に東京の星空を見せる。

*28 憎しみの心を鎮める作用があると言われている。この笛はパオパオ大王の国からはついに出土せず、日本の朝日市から発掘されている。このことで日本との交流が少なからずあったことが判明し、密かに研究を進めていた小金井は後日日本考古学協会から感謝状を授与された(しかし、本人曰く「こんな紙切れもらったって一文にもなりませんよ」と一蹴している)。

*29 ダンゴロンの腰に埋め込まれていたもので、博士が願いを叶え済み。後に31話で判明したその願いとは「シャークラーを地上最強にすること」で、この願いによりトンデモジョーズが誕生。

*30 第一章第一節は三鷹家の愛猫バースが家出したと同時に飴が降りだし、最終章はコブランダーが恐怖の弓矢対決でワライダケを食べてしまい、それで笑いすぎて腹筋を痛めついには泣き出すと天変地異が起こった。ただしスイカは生まれなかった。

*31 第一声「ナオミよ」は、当時のTBCのCMのパロディネタだったりする。

*32 スパイドンがスターピース争奪戦に勝ったカブタックから奪い取り、散々痛めつけたガニランの怪我を治した。

*33 今回は砂ではなく、緑色の葉っぱのようなものに戻った。そのもどきをデンデンローラーが恋したアジサイに被せて本心を聞き出すと「てるてる坊主が好き」との返答。

*34 みんなで願いを考えているところにへたりきった正寅が戻り、「水をくれ」と言ってきた彼に対し「冷たい水カブね」というカブタックの返答でコップ一杯の水が出現したことにより願いが決定され一同凹む。

*35 客の中にはビーファイターカブトとの通話を希望する男の子もいた。

*36 絵本に書かれたナナの電話番号にかけたところでもどきの砂になり、電話自身は元の携帯電話に戻ったが、ナナとの通話の夢は無事叶えられた。

*37 この時、人力車と並走している。

*38 その後、蒲田と大森はギャングから足を洗い、オリンピック選手を目指す決意をした。

*39 秩父鉄道1000系

*40 高円寺博士と譲を再会させる。この日は博士が3年ぶりに帰宅する予定だったが、直後に発見された銀河古文書の研究のため急遽帰れなくなり、現地から召喚する形で願いを叶えた。

*41 シャークラーから株を奪還したコブランダーは売って豪遊しようとしていたが、もどきだと判明したところで親父(演:安生洋二)に返却した。

*42 トンデモジョーズに対抗意識を燃やすカブタックの願いで、ドデカブタックを出す。しかし直後トンデモジョーズのフィンブレード竜巻斬りを受け、どこかへ飛んで行ってしまった。

*43 クレーンでは引き上げられない。この時は譲の懇願でスターピース争奪戦の途中で10分休憩を設け、その間に引き上げて再開直前に元あった場所に戻した。

*44 砂ではなく田舎漬け。

*45 譲は最初「国立先生が超ビッグな歌手になれますように」という願いを言おうとしたが、その国立に「夢は自分で叶えるものだよ」と諭され今回は願いを叶えず、続く37話でも譲が球体のまま虫かごで保存していたが、願いを考えているうちに願いを叶え済みの石板と化していた。原因はテントリーナがダイエットでしぼんだ胸を元の大きさに戻すために使用していたのだった。

*46 会食の時間になったところでもどきの砂になり、洋館自身も元のドールハウスに戻ってパーティーはお開きとなった。

*47 カブタックに勤勉光線を浴びせなかったのは、彼が既にスターピースを探すという「仕事」をしていたからだった。

*48 これ以後、砲丸役はホイールモードになったダンゴロンが務め、カブタックが投げて優勝。

*49 小百合は2等の温泉旅行、円は4等の全自動洗濯機、ガニスパコブは5等のカップラーメン一年分を狙っていた。

*50 普通に戻った福引器でガニスパは5等の玉を出すも勢いが強すぎて飛んでしまい、その玉を小金井が誤って飲み込んでしまった。

*51 カブタック達が現代に帰還する時、村娘の竹箒も一緒についてきてしまい、小金井が小百合に売りつけていた。

*52 未知のウイルスにかかったトビマスカイの病気を治す。

*53 カルトクイズ対決で優勝した明が獲得するももどきで裏口入学の夢も潰えたものの、「君なら正面から入学できる」という蔵之助の励ましを受ける。ちなみに蔵之助はサッカー部のある翼中学を希望しており、明とは最初から同じ中学は受けないとのこと。という訳で皆さんも裏口入学しないように。

*54 にらめっこ対決につられて笑い、墜落する放送衛星を元に戻す。

*55 元の義理チョコに戻ったところでコブランダーはそれを道路に投げ捨て、とっさにカブタックがそれを拾ったところ宛名を見ると店長と書いてあり、直後に夢子から本来の自分宛ての本命チョコを受け取った。義理チョコを貰った店長の心中やいかに…。

*56 シャークラーの額の傷を消す。

*57 最初は外してもすぐに砂にはならず、終盤にてトンボーグがブルービートとビーファイターカブトの人形に貼り付け…。

*58 『特捜ロボジャンパーソン』も人間体のないロボットが主人公であるが、トップクレジットは「特捜ロボ ジャンパーソン」と役名がそのままクレジットされていた。

*59 『ギャバン』は北日本放送、当作品からはチューリップテレビ