ファーニマル(遊戯王OCG)

登録日:2014/08/01(金) 12:12:17
更新日:2024/04/10 Wed 21:44:36
所要時間:約 30 分で読めます





ファーニマル (英語名:Fluffal)とは遊戯王ARC-V及び遊戯王OCGに登場したテーマ、あるいはそのテーマをメインとしたデッキである。
アニメにおける使用者は紫雲院素良


▼概要

近年の遊戯王OCGでは非常に珍しい、元祖「融合」を使う、同じカテゴリー×2という融合素材を持たない、という正規融合をテーマに据えたデッキ。
属するモンスターはウィングを除き地属性天使族で、これらのカードと「エッジインプ」を融合素材にした「デストーイ」融合モンスターを融合召喚して戦う。
ちなみにこのファーニマル、「ファー」「アニマル」あるいは「ファニー」を組み合わせた造語らしく、
ぬいぐるみのような非常に愛らしい姿をしている。みんな天使族だけあって、ぬいぐるみ調の白い羽もある。

漫画版でも紫雲院素良が使用したが、新規カードは今のところほとんど未OCG。
最大の特徴はアニメ版沢渡さんのように、レオコーポレーションが開発し社長から渡されたペンデュラムカードが存在することである。
後に融合以外のデストーイで構成したデッキも用いている。

ちなみに融合体の「デストーイ」だが、そしてその見た目はというと……



とても怖い



非常に怖い




ものすごく怖い


具体的にどんな見た目かというと、


ぬいぐるみをズタズタに切り刻んだ上で、
糸と刃物を使ってメチャクチャに接ぎ合わせ(そのせいで体の各部から刃が飛び出している)、
さらに体内から何者かの目がこちらを覗いている

という代物。
素材元との落差もあり、どこぞのホラー映画に出てもおかしくないような見た目でこちらの精神に容赦なくダイレクトアタックをかましてくる。
そしてそれは34話で叶ってしまった挙げ句に、観客の幼女やショタが泣きわめく始末

見た目はアレだが、テーマとしては融合素材の下級をサポートを駆使して手札と場にそろえ、手札融合・墓地融合で勝負を決める…と王道とも言える融合デッキ。

ちなみに属するモンスターはエッジインプと同じ「闇属性・悪魔族」。
ダーク・フュージョンや魔神王の契約書による融合召喚が可能だが、ファーニマルモンスターの効果を考えると使う機会は無いかもしれない。



▼所属カード

▼ファーニマル

  • ファーニマル・オウル
効果モンスター
星2/地属性/天使族/攻1000/守1000
「ファーニマル・オウル」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「融合」1枚を手札に加える。
(2):500LPを払って発動できる。
自分の手札・フィールドから、「デストーイ」融合モンスターによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
召喚・特殊召喚時にデッキから融合をサーチできるメガネのフクロウ。
さらに500ライフポイント払うことで「デストーイ」限定ながら融合召喚ができる優れもの。
ただし、2種類の効果は1ターンに1度、どちらか片方だけしか使用できない。基本的にはサーチ効果を活用し、デッキ内の「融合」がサーチ出来なくなったら第二の効果で運用を行う。
デストーイ以外の融合モンスターを採用する上でも活用できる優等生である。
ちなみに「融合召喚を行う」効果モンスターはこのカードが初となる(融合呪印生物は融合召喚扱いではない)。

  • ファーニマル・ドッグ
効果モンスター
星4/地属性/天使族/攻1700/守1000
「ファーニマル・ドッグ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「エッジインプ・シザー」1体または「ファーニマル・ドッグ」以外の「ファーニマル」モンスター1体を手札に加える。
見飽きる程登場したE・HERO エアーマン類似効果のわんこ。
こちらは手札からの召喚、特殊召喚にしか対応していないものの、
カテゴリカードだけでなく融合素材として重要な「エッジインプ・シザー」(後述)をサーチする効果も持ち合わせており、
さらに後述する「トイポット」の効果によるサポートも受けられるので小回りがきく。
可愛らしいイラストとは裏腹に攻撃力が1700もあるので、サーチ後はアタッカーとしても使っていける。

  • ファーニマル・キャット
効果モンスター
星1/地属性/天使族/攻 700/守 300
「ファーニマル・キャット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合、自分の墓地の「融合」1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
融合素材になったとき墓地から融合をサルベージできるにゃんこ。
融合でのアド損を補え、かつ連続融合も狙えるなかなか悪くない効果。
トリガーは「デストーイの素材」としてでなく「融合召喚の素材」なので、エルシャドール・シェキナーガE・HEROガイアの素材になっても効果は使える。
アニメ未登場。

  • ファーニマル・ラビット
効果モンスター
星1/地属性/天使族/攻 300/守1200
「ファーニマル・ラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合、自分の墓地の「エッジインプ・シザー」1体または「ファーニマル・ラビット」以外の「ファーニマル」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
融合素材になったときに墓地の同名以外のファーニマルorエッジインプ1枚をサルベージできる、カバンを提げたウサギ。
キャットと同じく融合召喚でのアド損を減らせるのはいい感じ。
アニメ未登場。
なおキャット・ラビット、2枚ともに言えるが、初動で力を発揮するカードではないので採用枚数には要注意。

  • ファーニマル・ベア
効果モンスター
星3/地属性/天使族/攻1200/守 800
「ファーニマル・ベア」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、
いずれか1つしか使用できない。
(1):手札のこのカードを墓地へ送って発動できる。
デッキから「トイポット」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
(2):このカードをリリースし、自分の墓地の「融合」1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
手札から捨ててデッキからトイポット1枚をセットできるずんぐりしたクマ。
さらにフィールドのコイツをリリースして墓地の融合をサルベージ。
後半の効果はほぼ融合回収で(ryなので主に前半の効果目当てに採用することになる。
「デストーイ・シザー・ベアー」の融合素材なのでその意味でも重要度が高い。
アニメに登場。

  • ファーニマル・ライオ
効果モンスター
星4/地属性/天使族/攻1600/守1200
(1):このカードの攻撃宣言時に発動する。
このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで500アップする。
攻撃宣言時に攻撃力が500上昇するだけ。
素の打点が1600と情けない上に自分から攻撃宣言した時しか使えない、どうにも救いようがないライオン。
一応サーチメタなライオウを潰せるという点ではいいのだが…、
せめて融合に関連した効果の一つでもあれば何かあれば、立場もそれなりにあっただろうに。
デッキに入れる理由がなかったために、愛好家の間でデストーイ化が期待され、そしてその願いは叶えられた……叶えられたんだけどなぁ。

それにしても「不遇なライオン」といえばどこかで聞いた気がするのだが、気のせいだろう。
アニメに登場。

  • ファーニマル・シープ
効果モンスター
星2/地属性/天使族/攻 400/守 800
「ファーニマル・シープ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「ファーニマル・シープ」以外の「ファーニマル」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカード以外の自分フィールドの「ファーニマル」モンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。
自分の手札・墓地から「エッジインプ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
幼女に大人気なヒツジさん。パッと見耳みたいな、つやつやした羽を持つ。
場にファーニマルがいれば手札から特殊召喚でき、バウンスorサルベージで融合をサーチする。
OCGでは自分以外のファーニマルを手札に戻し、手札・墓地から「エッジインプ」を特殊召喚する効果に。
オウルやドッグを再利用できる上に融合は手札からでも行えるので損はしない。

  • ファーニマル・マウス
効果モンスター
星1/地属性/天使族/攻 100/守 100
このカードの効果を発動するターン、
自分は「デストーイ」モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「ファーニマル・マウス」を2体まで特殊召喚する。
対黒咲2戦目で登場したネズミ…いや、ハムスター?チョコドーナツを抱えている。
同名カード2体をデッキから特殊召喚できる。
OCGでは表示形式に関係なくなった代わりにエクストラデッキから出せるモンスターをデストーイに限定するデメリットが付いた。そのまま出たらエクシーズで使われていたかもしれない。
数を増やす事で効果が活きるシザー・ウルフやシザー・タイガー向けのモンスター。
またレベル1で大量に並べる事が出来る為ウンチホープとも相性が良い。

  • ファーニマル・ウィング
vs遊矢(2戦目)でコストにした謎の羽。
トイポットがあるときに墓地のウィング2枚除外で2枚ドロー、この際トイポットリリースでさらに1枚ドローする墓地効果を持っている。

星1/光属性/天使族/攻 100/守 100
「ファーニマル・ウィング」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「トイポット」が存在する場合、墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ファーニマル」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、自分はデッキから1枚ドローする。その後、以下の効果を適用できる。
●自分フィールドの「トイポット」1枚を選んで墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。
そしてDOCSにてOCG化。
墓地に自身とファーニマル、場にトイポットがあるときの手札補充効果を持つ。これは即ち、
手札にベアとウィングがある時、ベアリリースでトイポットセット

トイポットの効果でウィング捨てて1ドロー

墓地のベアとウィングを除外して1ドロー

トイポットリリースで1ドロー

墓地に行ったトイポットの効果でサーチ
と、融合のアド損を回復するどころではない効果に。ベアやドッグとともに出張する事も。
何故かこいつだけ光属性である。他のファーニマルとモチーフも違うし。

  • ファーニマル・オクト
効果モンスター
星1/水属性/天使族/攻 800/守 800
「ファーニマル・オクト」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分の墓地の、「ファーニマル」モンスターまたは「エッジインプ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):このカードが「デストーイ」融合モンスターの融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合、除外されている自分のモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻す。
キャプテン・ソロ戦で登場した水属性のタコさん。
召喚・特殊召喚時に墓地のファーニマルもしくはエッジインプをサルベージする効果、デストーイモンスターの素材となったときに除外されている自分のモンスターを墓地に戻す効果を持つ。

  • ファーニマル・ペンギン
効果モンスター
星4/水属性/天使族/攻1600/守1100
「ファーニマル・ペンギン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「ファーニマル・ペンギン」以外の「ファーニマル」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが「デストーイ」融合モンスターの融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
特殊召喚効果はドッグやオウルの様な特殊召喚に関連して発動するモンスターと相性がいい。
融合素材に用いられると強謙効果が発動可能なので、カード補充と墓地送りの両立ができる。

  • ファーニマル・ドルフィン
効果モンスター
星4/水属性/天使族/攻1600/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「トイポット」1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットし、デッキから「エッジインプ・シザー」1体または「ファーニマル」モンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、
「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を選んでデッキに戻す。
11期のRODで追加された新規ファーニマル。
墓地に存在するトイポットまたは魔玩具厄瓶をセットし直し、任意のファーニマルかエッジインプ・シザーを墓地に落とせる。
トイポットをセットしウィングを墓地に送れば、(墓地に他のファーニマルが存在する場合は)一気にドロー加速が行える。
融合素材に使えば使用済みだったり除外されてしまった融合魔法をデッキに戻せるのも強み。「フュージョン」にも対応しているので魔玩具融合も回収可能。

  • パッチワーク・ファーニマル
効果モンスター
星1/地属性/天使族/攻 0/守 0
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、「デストーイ」モンスターとしても扱う。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、「デストーイ」融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。
その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
場に存在するとき、デストーイ融合モンスターの素材の代用となる効果を持つ。この効果でファーニマル・ベアの代わりにシザーベアーの素材となった。
Vジャンプ定期購読特典としてOCG化されたが、場に存在するときデストーイとして扱う効果が追加されただけ。
召喚権を使う点も厳しく、素材代用に関してはマッドキマイラ専用構築でもない限り、現状「沼地でおk」となってしまっている。


ペンデュラムモンスター(ファーニマル)

  • ファーニマル・フュージョニスト
レベル5、スケール1のPモンスター。1ターンに1度、「融合」無しで融合召喚を行える。

  • ファーニマル・エンジェル
ペンデュラム・効果モンスター
星2/光属性/天使族/攻 600/守1200
【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の、「ファーニマル」モンスターまたは「エッジインプ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースし、自分の墓地の「デストーイ」融合モンスター1体を対象として発動できる。
手札を1枚選んで捨て、対象のモンスターを特殊召喚する。
レベル2、スケール8のPモンスター。1ターンに1度、墓地のファーニマルを蘇生できる。


▼エッジインプ

闇属性・悪魔族で、刃物モチーフのモンスター群。
デストーイの融合素材にも指定されるなどファーニマルとも関連が深い……というよりサーチやサルベージに名が含まれているので実質同カテゴリといっても良いぐらい。
こちらもアニメに登場(融合素材なので当然だが)。

……ところで、その見た目は刃を複数連ねたようなナゾの物体の中から赤い目がこちらを見ているという
非常に気味の悪い物となっている。
……デストーイの融合素材に指定されていると聞いて嫌な予感がしたそこのあなた、その予感は正しい。

  • エッジインプ・シザー
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1200/守 800
「エッジインプ・シザー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。
このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。
ゾンビキャリアと同じ条件の自己再生効果を持つ下級モンスター。
ドローロックは痛いが、後述のトイポットとのコンボ前提で運用すれば化ける。
しかもゾンビキャリアと違って除外されないので使い回しも効く。
手札1枚と引き換えにレベル3モンスターを墓地から蘇生できるのでエクシーズ素材などとしても有効。
ゾンビキャリア同様デッキトップを操作できるカードなので【ダイヤモンドガイ】や【天変地異コントロール】辺りではドローロックも有効に使える。
七皇の剣もそこそこ安定して狙えるようになる。あと真実の名とか
シュレッダーハサミのように重なったハサミの姿。持ち手の穴から赤いツリ目が覗いている。

  • エッジインプ・ソウ
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 500/守1000
「エッジインプ・ソウ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、手札の「ファーニマル」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
自分はデッキから2枚ドローし、その後、手札を1枚選んでデッキの一番上または一番下に戻す。
召喚時に「ファーニマル」を捨てて2枚ドローし、手札1枚をデッキトップかデッキボトムに戻す。
アニメでは手札を戻す効果はなかった。
こちらもデッキトップに戻すことでトイポッドとのコンボが狙えるが、効果発動時に「ファーニマル」を捨てる為、シザーほど手軽なコンボとはならないか。
アニメでは手札をデッキに戻す必要がなかった為弱体化している。
円盤型の刃を複数の糸ノコが囲んだ姿。回転刃の奥から細い赤目が覗く。

  • エッジインプ・チェーン
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1200/守1800
「エッジインプ・チェーン」の(1)(2)の効果は
1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードの攻撃宣言時に発動できる。
デッキから「エッジインプ・チェーン」1体を手札に加える。
(2):このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「デストーイ」カード1枚を手札に加える。
攻撃宣言時に同名カードをサーチ、墓地に送られた時「デストーイ」カードをサーチと二重のサーチ効果を持ったエッジインプ。
ただし同一ターンにどちらかしか使えないので返り討ちには注意しよう。
トイポットの効果でドローした場合、手札に加えてから捨てることになるため二つ目の「デストーイ」サーチ効果はしっかり発動できる。
自転車チェーンが顔のような形に組み合わさり、数本の普通の鎖が垂れ下がっている。珍しく赤目は丸い。
闇属性・悪魔族という要素、及び後述の魔玩具補綴との組み合わせからデスピアなどの融合主体デッキに出張される事も。

  • エッジインプ・トマホーク
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 800
「エッジインプ・トマホーク」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札の「エッジインプ」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
相手に800ダメージを与える。
(2):デッキから「エッジインプ・トマホーク」以外の「エッジインプ」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
「エッジインプ」モンスター限定のプリズマー。手札にあるエッジインプを捨てて800バーンする効果も併せ持ち、ついでに攻撃力も1800と結構優秀。
シープのおかげで墓地の「エッジインプ」を利用するのは随分と楽になったので、ある意味エッジインプをサーチしているともいえる。
DTモドキをコピーするとデストーイ扱いになるので後1体デストーイがいれば魔玩具融合でマッドキマイラが出せるようになる。
無数の手斧が組み合わさり、牙を剥く顔のようになっている。目はかなり小さい。

  • エッジインプ・DTモドキ
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1300/守1300
このカードはルール上「デストーイ」カードとしても扱う。
「エッジインプ・DTモドキ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のフィールド・墓地の「デストーイ」融合モンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力・守備力はターン終了時まで、そのモンスターの元々の数値と同じになる。
後述の「デストーイ」モンスターとしても扱えるエッジインプ。チェーンでサーチできる唯一のモンスター。
場や墓地のデストーイのステータスをコピーするという地味な打点稼ぎも出来る。
DTはそのまんまディーティーと読む。おそらくはデストーイのこと。
童貞じゃないぞ。ちなみにサーベルタイガーはデストーイ「融合モンスター」なので非対応。忘れられてる
大体名前通りの見た目。

  • エッジインプ・サイズ
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手メインフェイズに、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
自分の手札・フィールドから、「デストーイ」融合モンスターカードによって決められた手札のこのカードを含む融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):自分フィールドの「デストーイ」融合モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
RODで追加された新規エッジインプ。
PSYフレーム水晶機巧の様に 相手のターンで融合を行うという インチキ効果を持つ。
出現時に相手のカードを破壊出来るクルーエル・ホエールをいきなり出したり、場のデストーイ融合を用いてサーベル・タイガーを作成し布陣を固めるのが定石か。
墓地に行った後も1度だけ戦闘と効果破壊を防げるオマケ付きでスキが無い。
鎌が積み重なってブーメランや魚のヒレを思わせる形を取り、刃の間から赤い四つ目を光らせる。


ペンデュラムモンスター(エッジインプ)

  • エッジインプ・コットン・イーター
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2400/守1600
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分フィールドの融合モンスターの攻撃力は300アップする。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに「デストーイ」融合モンスターが融合召喚された場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
【モンスター効果】
「エッジインプ・コットン・イーター」のモンスター効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地の「デストーイ」モンスターの数×200ダメージを相手に与える。
レベル7、攻撃力2400のPモンスター。特殊召喚時、墓地のデストーイの数×100のダメージを与える。
ファーニマル・フュージョニストとエンジェルによってP召喚された。
作中で遊矢以外のキャラクターが行う初のP召喚だったこともあってか、切り札のデアデビルを差し置いて召喚口上がある。


▼デストーイ

各種ファーニマルとエッジインプモンスターを素材に融合召喚される主力モンスター。
名前の由来はおそらく「Death」+「Toy」(英語名「Frightfur」は「恐怖(Fright)」「毛むくじゃら(Fur)」)と推察される。
ファーニマルデッキは、基本的にはこいつらの融合召喚を狙って戦術を構築していくことになる。

  • デストーイ・シザー・ベアー
悪魔の爪よ!野獣の牙よ!今一つとなりて新たな力と姿を見せよ!
融合召喚!
現れ出ちゃえ!すべてを切り裂く戦慄のケダモノ、《デストーイ・シザー・ベアー》!

融合・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2200/守1800
「エッジインプ・シザー」+「ファーニマル・ベア」
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
そのモンスターを攻撃力1000アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する。

アニメで最初に登場したデストーイ。
効果だけ見るとなかなか強そうだがコイツの攻撃力も2200と、とてもじゃないが大型モンスターとの戦闘に耐えられるような数値じゃなく、おまけにやっぱり耐性がない。
しかも破壊後に直接装備するのではなく、一瞬とはいえ一旦墓地には送られてしまうので
リクルーター等を封殺することもできず、またアニメよろしく墓地には送られないペンデュラムモンスターは装備すらできない(そもそも攻撃力2200で何を倒せるのか? という根本的な問題がまずあるのだが)。

さらに装備しすぎると魔法・罠ゾーンが埋め尽くされて融合やサポートカードが使えなくなるという弱点まで存在する。
ぶっちゃけ融合素材で「ファーニマル・ベア」が名指しで指定されているので融合準備を使う際の参照用モンスターとして使える程度しか(今のところ)メリットはない。

各所で「GX時代の融合モンスターかよ」などと揶揄されている。
ウルフとは異なりあのエルシャドール・ミドラーシュと刺し違えたりできる(ハサミだけに)が、だからどうしたというレベルだろう。
しかもタイガーの登場でウルフにわずかに勝っていた打点すらも価値を失ってしまったので、完全に融合準備でベアーをサーチするだけのカードに……。

このようにお世辞にも強いとは言えないが、このカードなぜかウルトラレアである。
ファーニマルを使う気がないのに運悪くこのカードを当ててしまった決闘者からは「クリフォート・ディスクにリ・コントラクト・ユニバースしたい」という不謹慎な声が多数寄せられた(ディスクはNECHパックの白眉)。おい、デュエルし(ry

と、散々書いたが固有名詞の「ファーニマル」で融合素材を指定しているのはこのカードのみである。
そのため、「融合徴兵」や「融合準備」でファーニマルをサーチするにはこのカードがデッキになくてはならない。
これらのサーチカードと「エッジインプ」は手札にあるのに「ファーニマル」が無い、という場面は実は少なくなく、その為このカードを挿しておくと安定感が変わる。
場に出して活躍させるのは難しいが、デッキの潤滑油としてのポテンシャルは高い為、一概にバカに出来るカードではない。場にはまず出ないけど


  • デストーイ・シザー・ウルフ
融合・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守1500
「エッジインプ・シザー」+「ファーニマル」モンスター1体以上
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードは、このカードの融合素材としたモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。

融合素材にしたモンスターの数だけ攻撃できる能力を持つ。
最低でも2回は攻撃可能な非常に強力な効果なのだが、
コイツ自身には何の耐性もない上に攻撃力がたったの2000と場持ちに関しては絶望的。
確実に攻撃を通せる状況からの1ショットキル、あるいはトークンなどの弱小モンスターを蹴散らすのに向いていると言える。
他のデストーイと使い分けていこう。
ワンショット向けの効果なので団結の力等を使って攻撃力を上げ連続攻撃の威力を高めて勝負を決めたい。
下記のタイガーとは退かした後に打点を支援してもらいつつ降臨できるため相性がいい。
タイガーを正規融合して場を拓き、肥えた墓地を「魔玩具融合」で一気に除外、コイツを呼び出してワンショットキルするのがこのデッキの黄金パターンである。
アニメ未登場。


  • デストーイ・シザー・タイガー
融合召喚!
現れ出ちゃえ!すべてを引き裂く密林の魔獣!《デストーイ・シザー・タイガー》!

融合・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻1900/守1200
「エッジインプ・シザー」+「ファーニマル」モンスター1体以上
(1):「デストーイ・シザー・タイガー」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが融合召喚に成功した時、このカードの融合素材としたモンスターの数まで、フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「デストーイ」モンスターの攻撃力は、自分フィールドの「ファーニマル」モンスター及び「デストーイ」モンスターの数×300アップする。

Vジャンプの応募者全員サービス「スペシャルサモン・エボリューション」で登場(現在唯一のパック収録ではないデストーイ)。
この手のOCGオリジナルでは珍しく、フォース・ストリクスと共にアニメ本編に逆輸入されて登場した。
しまじろう虎をモチーフにしたデストーイ。
素材はウルフと同様「シザーとファーニマル1体以上」だが、こちらはエッジインプ・シザーの部分を沼地の魔神王などで代用できる。

融合素材としたモンスターの数までフィールドのカードを破壊という凄まじい性能を誇る。
融合召喚に成功した時点で最低2枚の破壊は確定している。「まで」なので必要以上に余計なカードを巻き込むことがない。
自分のカードを破壊することも可能であり破壊回数が余っているならトイポットを破壊すると良い。

また、素の攻撃力は1900しかないが、フィールドに存在する自身を含むデストーイとファーニマルの数×300のパンプアップを全てのデストーイに与える効果も持つ(そのためか、同名カードは1体しか存在できない制約がある)。
このカード単体だと2200とおまけ程度にしかならないが、なんとかして横にウルフを並べることができればウルフの連続攻撃の強力なサポートになる。
デメリットとして同名カードは自分フィールド上に1枚しか存在できないため並べて打点上昇を底上げすることはできないが些細な問題だろう。

まさに至れりつくせりのエースカードで、ファーニマルに足りなかった要素をほぼ網羅しているといっても過言ではない。
相手フィールドに干渉できずシザー・ベアの打点を越されたら対処できなかったファーニマルの弱点をカバーした救世主。
アニメでも「シザー・タイガー出したら素良は黒咲に勝てる」ってネタで言われてたのが、本当に本編で勝ってしまった。
シザー・ベアは死体蹴り状態である。


  • デストーイ・ホイールソウ・ライオ
悪魔宿りし鉄の歯よ。牙剥く野獣と一つとなりて、新たな力と姿を見せよ!
融合召喚!
現れ出ちゃえ!すべてを切り裂く百獣の王!《デストーイ・ホイールソウ・ライオ》!

融合素材は「エッジインプ・ソウ」+「ファーニマル・ライオ」
不遇だったライオンが34話でデストーイ化。
その効果は相手モンスター1体を破壊してその攻撃力分のダメージを与えるバーン効果。

見た目は鋭い爪と牙を持つ、胴体とタテガミが丸鋸で構成されているライオンのぬいぐるみ。因みにタテガミの丸鋸のせいで顔が真っ二つに割れている
融合前のファーニマル・ライオ「ガオ?」→観客の子供達「ライオンサンダァー」→ライオの体を突き破ってホイールソウ・ライオ登場→観客の子供達大泣き…
外人四コマか!

融合・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000
「エッジインプ・ソウ」+「ファーニマル」モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
「デストーイ・ホイールソウ・ライオ」の効果は1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
クロスオーバー・ソウルズでOCG化。
同じ効果のヴォルカザウルス同様、OCGでもデメリットはダイレクトアタック不可だけ
ヴォルカと違ってガイドラを重ねる事は出来ず、単純に除去するだけならシザー・タイガーやクラーケンがいるので、こちらはダメージを重視したいときに使われる事になるだろう。
効果使用後、サーベルタイガーに融合してデメリットを踏み倒し…といきたいが、ライオは蘇生できないので、結局タイガーやクラーケンでいいやとなる。

Ⅳーニマル・ベア「それにしても笑えますねぇ。打点強化しか持たないあなたはアニメでやっと融合体になったと思いきや指定素材からハブられ…装備効果も弱体化して旧世代の融合と言われ続けた私は融合準備対応とOCGオリジナル効果で一応デッキに採用はされています。随分と差が付きましたね…悔しいでしょうねぇ」
ファーニマル・ライオ「テメェ!!」

大体OCGオリジナルデストーイのせい ライオはもう泣いていい。


  • デストーイ・チェーン・シープ
現れ出ちゃえ!すべてを封じる鎖のケダモノ!《デストーイ・チェーン・シープ》!

融合素材は「エッジインプ・チェーン」+「ファーニマル・シープ」
新規登場したシープがさっそくデストーイ化。歯車に絡まった鎖で締上げられている羊のぬいぐるみ。
その効果は攻撃宣言時に相手はバトルフェイズ中に魔法・罠・モンスター効果が発動できなくする古代の機械に近い効果。
モンスター効果も使えないのでリクルやミラーマッチでのコイツを処理するのにも役に立つ。

融合・効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻2000/守2000
「エッジインプ・チェーン」+「ファーニマル」モンスター
「デストーイ・チェーン・シープ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力は800アップする。
クロスオーバー・ソウルズでOCG化。
素材は「エッジインプ・チェーン」+「ファーニマル」モンスター。
それに加えて相手によって破壊され墓地に送られた時、1ターンに1度だけ攻撃力を800アップさせて復活する。その為、壁としての性能も高い。
素では攻守2000と貧弱だが、復活後は2800と十分以上のステータスになる。
エッジインプ・チェーンの効果も優秀なため、取りあえず出しておくには最適。
またレベル5なのでカップ麺対応である為サーベルタイガーの素材にしやすい。反復横跳び


  • デストーイ・マッド・キマイラ
悪魔宿りし非情の玩具よ、刃向かう愚民を根こそぎ滅ぼせ!
融合召喚!
現れ出でよ!全ての玩具の結合魔獣!《デストーイ・マッド・キマイラ》!

素良の切り札のデストーイ。
融合素材はデストーイモンスター×3。
効果は戦闘破壊したモンスターを自分の場に特殊召喚するゴヨウ効果に、この効果でコントロールを奪ったモンスター1体に付き攻撃力が300ポイント上昇する効果。
さらにチェーン・シープ同様のマッド・キマイラを含め自分のバトルフェイズが終了するまでの間、モンスター効果及び魔法・罠を封じる効果も持っている。
ただし、こちらの場合は任意効果。素良は相当焦っていた所為か魔法を封じるのを失念していたため、レヴォリューション・ファルコンの召喚と効果発動を許して敗北してしまった。
アニメでは素良の切り札として頻繁に登場し、3回攻撃を付与されてコントロール奪取+パワーアップのコンボを見せている。
金属の重しのような足を持つ巨大な下半身からぬいぐるみの顔や上半身が取り付いた3つの首を持つ超巨大モンスター

融合・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守2000
「デストーイ」モンスター×3
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
「デストーイ・マッド・キマイラ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
そのモンスターの攻撃力を半分にして自分フィールドに特殊召喚する。
(3):このカードの攻撃力は、元々の持ち主が相手となる自分フィールドのモンスターの数×300アップする。
クロスオーバー・ソウルズでOCG化。
魔法・罠・モンスター効果封じは古代の機械同様戦闘時のみとなったが任意では無くなった。
更にゴヨウしたモンスターで追撃もちゃんと出来る……のだが、奪ったモンスターは攻撃力が半減している
コントロール奪取効果にもターン制限が課せられた。
デストーイ3体という重さも結構キツい。DTモドキと魔玩具融合に頑張ってもらおう。
デストーイ・マーチを使えばExデッキから直に出せる。サーベルタイガーの方がとか言わない。


  • デストーイ・サーベル・タイガー
現れ出ちゃえ!全てに牙むく魔境の猛獣、《デストーイ・サーベル・タイガー》!

融合・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000
「デストーイ」融合モンスター+「ファーニマル」モンスターまたは「エッジインプ」モンスター1体以上
(1):このカードが融合召喚に成功した時、自分の墓地の「デストーイ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「デストーイ」モンスターの攻撃力は400アップする。
(3):モンスター3体以上を素材として融合召喚したこのカードは戦闘・効果では破壊されない。

もう1頭のトラモチーフデストーイ。DOCSでOCG化。
素材は融合デストーイとファーニマルモンスターorエッジインプモンスター1体以上。
融合召喚成功時に墓地の融合デストーイ1体を蘇生でき、シザー・タイガーと同様に、ファーニマル&デストーイの数を参照してパンプアップ効果を備える。
デストーイ指定で出しにくいように見えるが、カップ麺でチェーン・シープを呼び出せ、効果で素材にしたシープも蘇生できるので、案外出しやすい。
アニメでの上昇値は1体あたり400なので単体でも2800、蘇生効果を使える状況ならば3200が保障される。
OCGでは数に関わらず400に固定されてしまったが、タイガーと並べばお互いをアップさせあうことが可能。
融合素材が3体以上の場合には戦闘破壊・効果破壊に耐性がつく。

ウィングで手札を増やせば簡単に3体並ぶ為シザータイガーと組み合わせれば絶大な攻撃力を得られる。

  • デストーイ・ハーケン・クラーケン
キャプテン・ソロとの決闘に乱入した素良が融合召喚したデストーイ。モチーフのイカに合わせ水属性である。
融合素材は「エッジインプ・トマホーク」+「ファーニマル・オクト」
二回攻撃ができ、バトルフェイズ終了時に守備表示になる効果を持っていたが、ウルフならそれ以上の連続攻撃ができるということでアニメ放映時の評価は微妙だった。

融合・効果モンスター
星8/水属性/悪魔族/攻2200/守3000
「エッジインプ」モンスター+「ファーニマル」モンスター
(1):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地へ送る。
この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。
(2):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(3):このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。このカードを守備表示にする。
しかしSPFEにてOCG化が決定し、ゆるゆるの素材と相手モンスターの墓地送り効果の追加が発表された。
ファーニマルは破壊以外の除去に乏しいため破壊耐性を持つ相手は苦手だったのが、これで改善された。
また効果使用時のデメリットは融合素材にすれば解除されるため、サーベルタイガーの素材にして蘇生すれば、再び効果を使うことも直接攻撃も可能になる。

  • デストーイ・クルーエル・ホエール
融合・効果モンスター
星9/水属性/悪魔族/攻2600/守2400
「エッジインプ」モンスター+「ファーニマル」モンスター
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ選んで破壊する。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。
デッキ・EXデッキから「デストーイ・クルーエル・ホエール」以外の「デストーイ」カード1枚を墓地へ送り、対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、自身の元々の攻撃力の半分だけアップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
RODにて追加された新規融合。こちらもゆるめの素材指定なので適当なファーニマルとエッジインプで融合可能。
召喚時に発動可能なスクドラ効果で敵の除去と破壊時・墓地発動効果持ちのカードの墓地送りの両立が可能。
さらに1ターンに1度だけEXからデストーイ融合を墓地に送り、自分フィールド上の融合モンスターの火力を元々の攻撃力の半分上昇可能。
自身に使えば最低3900、フィールド上にシザー・タイガーやサーベル・タイガーが存在すればそれ以上の超火力となる。デストーイ内で最も打点に優れるデアデビルや墓地がしっかり肥えた状態のナイトメアリーだとさらに凄いことに……。
コストで落としたデストーイはデストーイ・リペアーなどで再利用してやろう。

  • デストーイ・デアデビル
融合・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守2200
「エッジインプ」モンスター+「ファーニマル」モンスター
「デストーイ・デアデビル」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
相手に1000ダメージを与える。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地の「デストーイ」モンスターの数×500ダメージを相手に与える。
レベル8、攻撃力3000の融合モンスター。パッチワーク・ファーニマルとコットン・イーターを素材に融合召喚された。
モンスターを破壊した時、相手に1000ダメージを与える効果を持つ。
素材の指定が非常にゆるく、魔玩具補綴でサーチした後で手札にファーニマルがいれば即座に出せる。

  • デンジャラス・デストーイ・ナイトメアリー
融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻2000/守3000
「エッジインプ」モンスター+「ファーニマル」モンスター×2
(1):このカードの攻撃力は自分ターンの間、自分の墓地の天使族・悪魔族モンスターの数×300アップする。
(2):融合召喚したこのカードが戦闘でモンスターを破壊した時に発動できる。
そのモンスターのレベルの数だけ、「デストーイ」、「ファーニマル」、「エッジインプ」モンスターをデッキから墓地へ送る。
(3):フィールドのこのカードを対象とする相手の効果が発動した時、EXデッキから「デストーイ」モンスター1体を除外して発動できる。
その効果を無効にする。
漫画版でのマッド・キマイラにあたるエースモンスター。 ボロボロな西洋人形 という凄まじく恐ろしい見た目が特徴。
若干可愛げのある他のデストーイと比較すると、よりリアルでグロテスクな風貌をしておりデザインの毛色はファンサービスなホラー人形テーマの先輩に近い。
素良の妹である美宇*1を模しているらしく、彼の回想で見られる病床の妹に髪型が似ている。
墓地の天使族(ファーニマル)と悪魔族(エッジインプ)に応じて打点強化を行う効果を持ち、出した時点でも最低2900打点が保証される。
さらに敵モンスターを破壊すればそのレベルに応じて追加で墓地送りが可能。撃破対象がリクルーター程度でも3体や4体は簡単に落とせるので、何かと墓地にいると便利なエッジインプ・シザーやエッジインプ・サイズ、墓地に送られた瞬間に「デストーイ」カードのサーチが出来るエッジインプ・チェーン等を落としたい。
対象を取る効果に対してEXデッキのデストーイを犠牲にすることで無効化もできる。
既に墓地が肥えている終盤のフィニッシャーとして出すのがベターか。

ペンデュラム・融合モンスター

  • デストーイ・マイスター
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのレベル4以下の、「デストーイ」、「ファーニマル」、「エッジインプ」モンスターのいずれか1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターと同じレベルでカード名が異なる悪魔族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキからレベル4以下の、「デストーイ」、「ファーニマル」、「エッジインプ」モンスターのいずれか1体を特殊召喚する。
このターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):自分フィールドの悪魔族モンスター2体以上をリリースして発動できる。
その元々のレベルの合計と同じレベルを持つ「デストーイ」融合モンスター1体を、融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。



◇魔法・罠カード

  • 縫合蘇生
通常魔法
「縫合蘇生」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の、「ファーニマル」モンスターまたは「デストーイ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
ファーニマル専用蘇生魔法。
OCGではデストーイも蘇生できるようになったが、効果が無効化されるデメリットも付いた。

  • エッジ・ナイトメア
アニメに登場した永続魔法。未OCGでテキストの全容は不明。
レベル4以下のエッジインプを蘇生できる。

  • トイポット
永続魔法
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。
確認したカードが「ファーニマル」モンスターだった場合、手札からモンスター1体を特殊召喚できる。
違った場合、そのドローしたカードを捨てる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「エッジインプ・シザー」1体または「ファーニマル」モンスター1体を手札に加える。
手札を1枚捨てて1枚ドロー、ドローしたカードがファーニマルだったら手札からモンスター1体を特殊召喚できるギャンブル永続魔法。
ただしファーニマルではなかった場合は墓地送りになるため無計画には使いにくい。
ドローするカードはファーニマルである必要があるが特殊召喚するカードは手札のファーニマルである必要はない。地味に重要。
もちろんデッキトップ固定によるイカサマに完全対応。というかイカサマ前提に運用する効果である。
手札から召喚・特殊召喚されたときにのみ効果を発揮するドッグ、オウルの効果を最大限に活用できる。
さらにこのカード自身は墓地に送られた場合にデッキからファーニマルかエッジインプ・シザーをサーチする効果を持っており、「場合」表記なのでタイミングを逃さない。
よって手札を増やしながら手札コストのある効果を使うというわけのわからない事態が発生してしまう。
もちろん同じトイポットで捨てれば事実上ノーコストで1ドローとなる。

前半の効果は応用できる要素はあるが大体アド損なので基本的には後半のサーチ効果を目当てに使う事になる。
墓地に送られてしまえば方法は問わないので
  • 手札コストに使う(複数枚入れて上記のように前半のドロー効果の発動コストにしてしまう手もある)
  • ラヴァルバル・チェイン等の効果でデッキから墓地へ送る
  • マジカルシルクハットでデッキから呼び出して破壊して墓地へ送る
  • 大嵐やデストーイ・シザー・タイガーで巻き込んで破壊する
  • ウィングの効果でドローに変える
等の方法で墓地へ送ると良い。ついでに1ターンに1度の制限はない。

  • デストーイ・ファクトリー
永続魔法
「デストーイ・ファクトリー」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を除外してこの効果を発動できる。
自分の手札・フィールドから、「デストーイ」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、除外されている自分の「魔玩具融合」1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
永続魔法。
自分墓地の「融合」カードを除外して、手札・フィールドのモンスターを素材にデストーイを融合召喚する。
なお、除外するのは「融合召喚する魔法カード」に限らないようで、素良は融合素材サーチ魔法の「融合徴兵」をコストにしている。
OCG化した時も効果はそのままで、魔法カードでさえあれば普通の融合や魔玩具融合だけでなくシャドールだろうがミラクルだろうが融合賢者や融合回収までなんでもデストーイ用の融合カードとして扱える。なんてすごい。
更には墓地に送られた時は除外された魔玩具融合を回収する。至れり尽くせりである。
……もっとも、「魔玩具融合」なんて撃ったときは大概締めの場面であり、回収効果はあまり過度に期待するのは考え物。

  • 魔玩具融合(デストーイ・フュージョン)
通常魔法
「魔玩具融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のフィールド・墓地から、「デストーイ」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
かなりイラスト詐欺な通常魔法。
フィールドor墓地から素材を除外してデストーイを融合召喚する、デストーイ版の「ミラクル・フュージョン」。
非常に単純な効果だが、切り札たるタイガーとウルフは効果に素材数が関わるため非常に高い爆発力を与えることが出来る。
ただしシザーを除外すると当然自己再生は使えなくなるためジリ貧になりがち。これを発動したら即決めにいくつもりで行こう。
また、除外ギミックを搭載しているデッキでもなく、初動が強いカードでもないので採用枚数は要相談。

  • 魔玩具補綴(デストーイ・パッチワーク)
通常魔法
「魔玩具補綴」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「融合」1枚と「エッジインプ」モンスター1体を手札に加える。
シンプルに優秀なサーチカード。融合と任意のエッジインプを呼び込める。
ただし、デッキに双方が最低1枚無いと発動できないので、確実に使いたいなら使用後の融合をドルフィンの効果でデッキに戻しておこう。
エッジインプ・チェーンとは相互にサーチし合う事が可能で、手札や場の消費の激しい正規融合メインのファーニマルはもちろんのこと、このコンボからチェーン共々融合系デッキに出張している事も多い。

  • デストーイ・リニッチ
通常魔法
(1):自分の墓地の「デストーイ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の、「ファーニマル」モンスターまたは「デストーイ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻す。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
デストーイ専用の死者蘇生。

  • デストーイ・サンクチュアリ
永続魔法
手札を1枚捨て、自分のエクストラデッキから「デストーイ」モンスター2体を墓地へ送ってこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの全ての融合モンスターは「デストーイ」モンスターとしても扱う。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「デストーイ」融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをエクストラデッキに戻す。

  • デストーイ・リペアー
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の墓地の「デストーイ」融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをEXデッキに戻す。
その後、自分の墓地から「ファーニマル」モンスターまたは「エッジインプ」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札から「ファーニマル」モンスターまたは「エッジインプ」モンスター1体を特殊召喚する。
RODにて追加された魔法カード。墓地のデストーイをEXに戻し任意のファーニマルかエッジインプを蘇生する。
また、墓地にあるこのカードを除外することで手札から同じ様にファーニマルかエッジインプを特殊召喚可能。
墓地効果は手札からの特殊召喚に反応するドッグやオウルと好相性。難点はそれぞれの効果のどちらかを1ターンに1度しか使えないことか。

  • ファーニマル・クレーン
通常罠
(1):自分フィールドの表側表示の「ファーニマル」モンスターが相手モンスターの攻撃または相手の効果で破壊され自分の墓地へ送られた時、破壊されたその自分のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加え、自分はデッキから1枚ドローする。
アニメ版テキストの全容は不明。破壊されたファーニマルをサルベージし、更にドローを行う罠。
OCGでは戦闘破壊にも対応している。

  • 思い出のアルバム
罠カード。墓地のファーニマルの数だけ攻撃を無効にできる。

  • デストーイ・バックアップ
通常罠。
デストーイが攻撃・効果破壊の対象になった時、その破壊を無効にして攻撃力を800上昇させる。
未OCG。おそらくはチェーンシープに吸収された。

  • デストーイ・カスタム
通常罠
(1):自分の墓地の、「エッジインプ」モンスターまたは「ファーニマル」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターを融合素材とする場合、「デストーイ」モンスターとして扱う事ができる。
通常罠。
墓地にあるエッジインプあるいはファーニマルを特殊召喚し、なおかつデストーイ化させる。
OCGでは蘇生したモンスターが融合素材となる場合にデストーイ扱いにする。


  • 魔玩具厄瓶(デストーイ・ポット)
永続罠
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「トイポット」として扱う。
(2):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。
それが「エッジインプ」モンスターだった場合、フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
違った場合、手札を1枚選んでデッキの一番上または一番下に戻す。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで半分にする。
RODで追加されたエッジインプ用サポート。フィールドと墓地に存在するときは後述の「トイポット」と同名になる。
手札を1枚捨てて1枚ドロー、ドローしたカードがエッジインプだった場合はフィールドのカードを1枚選んで破壊できる。
エッジインプでない場合はそのままデッキトップに戻すか、デッキボトムに落とすことが出来るので後述のトイポットよりはデメリットは軽め。その代わり罠カードなので発動はワンテンポ遅めである。
墓地に送られた場合は、相手モンスター1体の攻撃力を半分にするという強烈なデバフを置き土産として放つ。
言わずもがなデッキトップ固定によるイカサマは全然OK。というかエッジインプ以外を引き当てた際のデッキトップ・ボトムへの移動は前述のトイポットと相性が良い。

  • デストーイ・マーチ
カウンター罠
(1):自分フィールドの「デストーイ」モンスターを対象とするモンスターの効果・魔法・罠カードを相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、以下の効果を適用できる。
●対象となった「デストーイ」モンスター1体を墓地へ送り、レベル8以上の「デストーイ」融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、次の自分エンドフェイズに除外される。
カウンター罠。
融合デストーイが相手のカード効果の対象になった時、その効果を無効・破壊した上で、
対象と同じレベルの融合モンスターを墓地へ送り、墓地へ送られたモンスターを素材とする融合モンスターを融合召喚する。
DOCSでOCG化OCGでは無効化後の融合召喚は任意となり、以下の3点が変更されている。
  • 墓地に送るのは対象となったデストーイ
  • 融合召喚されるデストーイはLv8以上
  • 次の自分エンドフェイズに、この効果で呼び出した融合デストーイは除外される
これにより素材が重いマッド・キマイラやサーベル・タイガーを出しやすくなったが、次のターンには除外されてしまうため、使い捨てになる。
サーベル・タイガーを呼べば、発動時に墓地に送ったデストーイをそのまま蘇生できるため、追撃が狙いやすい。
マーチで呼び出したサーベルタイガーを素材に新しいサーベル・タイガーを融合召喚し、墓地のサーベル・タイガーを蘇生という手も。
マッド・キマイラは……どうしても奪いたいモンスターがいれば出せばいいんじゃないかな。


▼相性のいいカード

E・HERO・HERO融合モンスター
同じ融合召喚をメインとするカテゴリ同士相性が良い。
特に召喚・特殊召喚時に融合をサーチでき、HERO系融合モンスターの素材にもなる「E・HERO ブレイズマン」、
デッキ内のエッジインプ・シザーを落とせる「E・HERO プリズマー」は特に好相性。

シャドール・シャドール融合モンスター
近年台頭しつつある融合召喚カテゴリ。こちらも融合召喚時の損失を取り戻せる効果が揃っているので相性が良い。
特にファーニマルを素材にできるエルシャドール・シェキナーガはステータス・効果ともに頼もしく、ウルフを活かす状況が整うまでの盤面維持に貢献するので頼りになる。
かつてはファーニマルが貧相すぎてほとんどシャドールが中心になってしまっていたが、デストーイの瞬間火力が高くなったので、昔ほど頼る必要はなくなった。


ゾンビキャリア
エッジインプ・シザーと同条件で蘇生できるので、こちらもデッキトップ固定に利用できる。
手軽にシンクロ召喚のギミックが取り入れられるのもメリット。
デストーイとシンクロすればベエルゼも出せる。


魔界発現世行きデスガイド
エッジインプ・シザーをリクルートでき、ランク3エクシーズを戦術に取り込める。
発条機雷ゼンマイン、機装天使エンジネルあたりは守りの薄いこのデッキにはありがたい助っ人。
しかし、多くのデッキで活躍しすぎて制限カードに。

彼岸の旅人 ダンテ
ランク3エクシーズ版のカードガンナー。
トイポットやファーニマル・ウィングなど、墓地で効果を発揮するモンスターが多いため相性がいい。
エッジインプシザーならデッキトップを操作しつつこのカードに繋がる。
便利なモンスターだったが4月からは制限カードに。このデッキでは1枚でも十分なので問題はないか。


■サンダー・ドラゴン・双頭の雷龍
サンダー・ドラゴンは融合準備と相性がよく、双頭の雷龍はデストーイの低打点をカバーできる。
ある意味こいつら自体のコンセプトがファーニマルに似ている気がしないでもない。

■沼地の魔神王
正規融合の必須品と言っても過言ではないヌマチマン。
融合サーチはもちろん融合素材の代用にも使える。
ただしファーニマルは名前を指定していないためこれの代用にはできない事には注意したい。ただしクマは例外
シザーウルフはエッジインプ・シザーすら代用不可のためどちらの素材にもできない。

■召喚僧サモンプリースト
手札コストとしてトイポットを用いれば、デッキからファーニマルをサーチしつつレベル4モンスター1体をデッキから特殊召喚できる。
つまり事実上ノーコストでモンスターだけが1体増える。それっておかしくないかな?
E・HERO ブレイズマン等を特殊召喚できればさらに手札が1枚増える

融合及びその関連カード
言うまでもなくこのカードであろう。ファーニマルには融合に対するサポートもある為、基本的なカードとなる。

■融合回収・融合準備
融合時の損失を取り戻し、さらに次の融合に備える効果を持つ。
事に融合準備はシザーベアーを見せることでデッキからファーニマル・ベアをサーチできるので積極的に狙っていきたい。

■簡易融合
もっぱら旧神を呼び出すのに使われるカップ麺だったが、このデッキではデストーイ・チェーン・シープを召喚できる。
エンドフェイズには破壊されてしまうので、すぐにサーベル・タイガーの素材にしよう。そして反復横跳びさせよう

■団結の力
打点不足のシザー・ベアやウルフの強力なサポートカード。ライオウにも弱いデッキなので強引に突破する時に使える。

■RUM-七皇の剣
引いてしまってもエッジインプ・シザーでデッキトップに戻してトップドローすることができる。
タイミングを殆ど選ばないS・H・Dark Knightを使ってもいいし超銀河眼の時空龍で相手のカードを封じ込めてからワンショットを通しに行くのも良い。

■フュージョン・ウェポン
現在のデストーイはだいたいレベル6なので対応している。
低打点をカバーでき、特に連続攻撃ができるシザーウルフとは相性がいい。またファクトリーのコストにもなる。

■貪欲な壺
墓地にモンスターが大量にたまる一方、たまったモンスターを再利用する手段に乏しいので、
デッキに戻しつつ手札を補充できるこのカードとも相性が良い。
ファーニマル・ドッグのサーチ対象を再び確保できる点もメリット。
「魔玩具融合」の登場で採用の可否は吟味したい。


アニメでの活躍

上述の通り、紫雲院素良の使用するデッキ。

VS榊遊矢(1戦目)ではトイポットの効果を利用してモンスターを展開。
デストーイ・シザー・ベアーに融合させ、自身の効果で上昇した攻撃力をもってオッPを戦闘破壊し吸収しようとした。
だが、ペンデュラムモンスター特有の「墓地に送られない」性質(デストーイ・シザー・ベアーの効果は戦闘破壊したモンスターが墓地に送られなければ効果が発動できない)に阻まれ失敗した。

このときのデストーイ・シザー・ベアーは戦闘破壊したモンスターを探してキョロキョロするオッPの攻撃にビビるなど妙に愛嬌のある描写が目立った。

その後も大会参加資格を得るための決闘で一応登場しているが、だいたいダイジェストで、画面に出てくるのもシザー・ベアばかりだった。
しかし、33話からのVS黒咲・VSユートでCROSでの新規カードが続々登場。
更に黒咲との再戦ではOCG由来のシザー・タイガーも登場。一晩に及ぶ決闘は途中経過を省かれたものの、リベンジを果たした。


wiki籠もりの*よ!冥殿の息子♂よ!今一つとなりて新たな力と姿を見せよ!融合召喚!
現れ出ちゃえ、すべてを掘り抜く戦慄の冥殿、「追記・修正」!


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 遊戯王OCG
  • 遊戯王
  • 遊戯王ARC-V
  • 紫雲院素良
  • ファーニマル
  • デストーイ
  • 融合
  • 人形
  • 天使族
  • 悪魔族
  • 魔玩具
  • 所要時間30分以上の項目
  • 遊戯王OCGデッキテーマ項目
  • ぬいぐるみ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月10日 21:44

*1 漫画版のみでの設定。難病に侵されており、治療の甲斐なく兄に助けを求めながら苦しんだ果てに亡くなった。その為、漫画版での素良は「美宇が死んでいないパラレルワールド」を作るために暗躍していた。