ミカヤ(FE)

登録日:2014/07/04 Fri 20:17:55
更新日:2024/03/17 Sun 17:51:32
所要時間:約 20 分で読めます






……どのような者にも、等しく女神の導きあらんことを……




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 暁の女神』の物語に隠された真実のカギを握るもう一人の主人公。



クラスはクラス:光魔道士(ライトマージ)光の賢者(ライトセイジ)巫女(シャーマン)

光魔法の使い手だが、属性はとなっている。
ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡サザが探し続けていた「探し人」その人であり、【暁の団】の一員。

デインVSクリミア戦争のときはサザと完全に行き違いとなっており、港町トハに滞在した後には各地を転々としながら隠れるように住んでいた。
サザと血のつながりはないが義姉弟の誓いを結んでいる。
そのため、最初から支援レベルがAで結ばれているだけでなく兄弟姉妹専用と言える要素、絆支援も持っている。
印付きであるが、"印"の意味をおばあちゃんから教えてもらったため完全に理解しており、
人とは違うことや成長が極端に遅いことといった歴史を知っている。
そのため、かつては占い師をしてある程度生計を立てていたらしい。
またそれ故に見た目通りの年齢ではないようだが、実年齢は今も明かされていない。少なくとも暁時点で21歳のアイクよりは年上の模様。

自らの生命力を分け与えることで他者を治療する癒しの手を持ち、
少し先の未来を予知(危険や希望を感じるらしい)する力、ベオク(人種族)ではだれも話すことができなかった古代語を普通に話せる二か国語、
さらには解放の呪歌を無意識に口ずさみ、人の身では考えられないほど、奇跡と言える力を多数持っている。
物語開始の時点で【暁の団】は帝国駐屯軍から手配され、追われる身となっている。

義賊集団として戦いに勝つ中でアシュナードの遺児であるペレアスと出会い、
さらに前作で逃亡したまま出番を終えたイズカからデイン解放軍の副大将に任命される。
話題性・カリスマ性によって、戦いの知識も経験も無いミカヤは、
圧政によって虐げられる民を救うため、帝国駐屯軍を相手にデイン解放を掲げてサザ達暁の団を率いて戦いに投じることになる。
そういった経歴のため、補正を与える大将特有の指揮レベル(大抵が2~3で、最大が5)が0となっている。
その割に作中ではやたら綿密な作戦を練ったり、歴戦の将軍にも評価される戦術を組んだりしておりとても指揮レベル0には見えないが。

銀色の髪の乙女もしくは暁の巫女と呼ばれ、自分の意思とは関係なくデインの救世主へと祭り上げられてしまい、望まない神格化に苦しめられる。
そして、デイン王国をベグニオン帝国の圧政から解放。正式にデイン王国軍の総大将へと任命される。
この時のデイン解放をセネリオはまるでクリミア再興と全く同じ流れと語っており、
ペレアスの口上はエリンシアとほぼ同じで、爵位を貰って総大将となるミカヤはアイクのオマージュとなっている。

しかし、ここからがミカヤにとって七難八苦の日々の始まりとなっていく……。


第三部以降、再びミカヤ達に出番が戻ってくる。
彼女らデイン軍は、アイク率いるグレイル傭兵団を含むラグズ連合軍と戦って、
少しでも相手の戦力を減らして帝国元老院のために散る、捨て石の役割だった。
急速なパワーインフレによって全く勝ち目のない戦力差に挑むこととなり、
しかもアイクたちはクリミア軍とサナキ率いる神使派帝国軍とも併合して皇帝軍となる。
その上一部仲間は(プレイヤー次第ではあるが)平気で裏切る始末。
イレースはあくまで商人団の一員ゆえ仕方ないとはいえ、この2人は戦場で突如牙を向くのだからミカヤ達にとっては溜まったものじゃないだろう。
最強の将と伝説の武器まで持つアイク相手に絶望的な状況の中、勝ち目も無く降伏すら許さないペレアスとの板挟みに苦しみ、
相次ぐ激戦で肉体的にも精神的にも苛まれ、追いつめられていき、ついには限界を迎えてしまう。


暁の女神におけるテーマの一つである、味方VS味方の同士討ちによる凄惨さを最も強く受けているのはおそらく彼女。
ついに大陸全土を巻き込む戦乱が起こってしまい、3年前の規模を超えたことで邪神が復活目前の危機に。
メダリオンに導かれるように現れたミカヤは、旋律と歌詞の両方を持った解放の呪歌を歌い、邪神と呼ばれていたユンヌを目覚めさせる。

その後は次々と物語の核に迫る謎が明らかになっていくので、自分で確かめよう。

○初期値と成長率、CCボーナス
光魔道士(ライトマージ) LV1
HP-15(40)+2+4
力-2(15)+3+5
魔力-7(80)+1+2
技-8(40)+1+2
速さ-7(35)+1+2
幸運-10(80)
守備-2(20)+3+5
魔防-4(90)+1+2
移動5+1
重量-5+1
体格-5+1
属性-光
スキル-癒しの手・体当たり
光D

専用スキルの癒しの手は相手のHPを全快させるか、自分のHPが1になるまでHPを分け与えるもの。状態異常も治る。
総HPが変わらないこともあり普通に使うと使いやすいスキルではないのだが経験値が入るので、
杖役の間に割り込んで自分が杖を使ってもらうことで前線にでなくとも経験値を丸儲けできる。
そのため、育成重視なプレイヤーからはむしろ乱用されまくるスキル筆頭。

一言で彼女を現すならば、『ガラス』だろう。
全体の成長率はベスト5に入るほど高いのだが、ほとんどが魔力、幸運、魔法防御に偏っているのが特徴。
専用魔法のセイニーは非常に強力。
光魔法でありながらレイピアと同様にナイト系アーマー系に特効を持つ。
…のだがこの魔法は基本性能がてつの剣やはがねの剣なレイピアと違い全く自重しておらず、
威力8は全体的に控えめな光魔法の中ではSランク並の威力の上に命中も100で重さは1。
挙句に魔法なので間接攻撃も可能という歴代レイピアにあるまじきチート性能。
ただでさえ魔力が高いのに、こんなものを3倍で食らっては魔防が高めの今作のアーマーといえどひとたまりもない。
こっちが本体とも言われるほど
しかも使用回数が45もある上に、こんなのが序盤と中盤で合わせて2個も手に入る。
今作の光魔法は仕様上 殆どの魔法に相性で不利 なのだが、大抵の場合
ミカヤとセイニーはその圧倒的なステータスと威力で相性などお構いなしにねじ伏せてしまう。

しかしHPや速さ、守備といった生き死にに直結する能力の成長が悪く、
そればかりか、今作では敵の速さが全体的に高いため、
戦士ソルジャーといった思わぬ相手の二回攻撃を受けて死亡……といった事故死がおきやすい。
まさにガラスのように鋭利な半面、強い衝撃には弱いため脆く崩れやすいのである。
彼女のクラスチェンジは全てイベントでタイミングが強制のため、第一部の時点から計画的に経験値を与えて育てていく必要がある。
再登場以降は時間制限のあるマップが多く、レベル上げの機会が意外と少ないのも拍車をかけている。
癒しの手を悪用して経験値稼ぎしまくれば別だが
ミカヤ隊やデイン軍を率いることになるのだが、中核となるメンバーはほぼ全員が打たれ弱いのが特徴。
何より指揮レベルが0のため補正が受けられないのが辛い。

アイクが何かと歴代最強を印象付ける程強い描写が目立つが、彼女は上記にあるようにストーリー上でも主に「弱さ」がクローズアップされている。
か弱く、序盤から苦戦が続くだけではなく傷や痛みを伴った展開が目立つ。
象徴するシーンなのが、刃に飛び込んで重傷を負ってペレアスを救うか、止めを刺すか究極の選択を迫られる所。

最上級職になるのが強制CC組で最も遅く、終章になってからというのも問題。
経験値を無駄にしてしまうため、癒しの手を使いまくるプレイヤーにはLv20になってから塩漬けにされてしまうことも多々ある。
ステータス自体は魔法系の中では群を抜いて高く、不要な力以外は同じ光魔法と杖を使う『聖者』の上限を全て上回っているため、ローラ、キルロイオリヴァーの上位互換となる。
とある敵からは攻撃されないメリットや、専用職の高い上限値(魔力・幸運・魔防は40)、
敵が魔法攻撃メインとなる最終章では育てていると今まで苦労してきた分だけあって活躍できるようになる。
…むしろ武器レベルさえ足りれば無限リザイアやら無限パージやらを持ち出してえげつねぇ強さになるため、サザが『ミカヤが俺を護る』などと言われる原因でもある。
ただ、会話では完全に空気となってしまいうばかりか、いつのまにかアイクに主人公の座まで奪われていた……しかもリーダーがアイクになっている。
指揮レベルがあるのでプレイヤー的には美味しいが



アイテムにミカヤの神炎という名前の付いたアイテムがある。
ボルガノンを上回る威力と命中に加え、守備と魔防に+2の補正が掛かる強力な炎魔法。…何故か光魔法ではない。
DLCで「異界のミカヤ」として登場を果たす。イラストを手掛けたのは『ガンスト』のワダアルコ氏。
クラスはダークマージ。……光はどうした?
さらにレアスキルの「暗闇の加護」を持っている。……光はどうした?
衣装がサーリャ準拠であるためスタイルが非常に良くなっている。
そして、イラストを担当したワダアルコ氏の暴走なのか彼女だけ専用の背景がある。
彼女は属性では闇属性なので、光と闇は表と裏という意味があるからなのか、真相は定かではない。

ただでさえ今作は闇魔法の性能がやたらと高いため、ダークペガサスに跨った彼女は魔符の中でもトップクラスの性能を誇る。
逆にイラスト準拠でソーサラーのまま使うと「暗闇の加護」の意味はない。……ソーサラー自体が十分強いので、それでも良いかもしれないが。
なお、他に「暗闇の加護」を持つのは同じ有料魔符「迷える軍師カタリナ」と配信キャラのインバース、マイユニがインバースと結婚した時のマーク♀のみ。


ファイアーエムブレム エンゲージ
12人の紋章士の一人として登場。
「暁の巫女の指輪」に宿る「暁の紋章士」。

紋章士の中では貴重な魔法型で、ミカヤは杖に関する回復・サポート能力に優れている。
ミカヤの指輪を装備すれば誰でも杖が使用可能になる他、杖の射程や効果範囲を増やす「増幅」スキルが出色。
このスキルにより複数の仲間を同時に回復させたり、ワープの杖で遠距離に一気に飛ばす、という大胆な戦法が可能となる。
他、装備するだけでサイレス状態を無効にするのも魔法使いにとって嬉しい能力。
また、義弟であるサザを意識してか、シーフの武器である短剣の資質をミカヤから継承できる他、シナリオ内では女盗賊のユナカが初めてのエンゲージ相手となっている。

なお、指輪磨きの時の台詞がエロいと一部では言われている。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーにも配信から約一年は経過してから参加。イラストはチーコ氏。
青属性の魔法使い。歩兵ユニット。
血の繋がらない弟であるサザと共に参加したが、実の妹の方は半年前には参加していた。

武器スキルは魔防+3。重装・騎馬特効 敵が重装か騎馬で、
かつ、弓、暗器、魔法、杖の時、戦闘中、最初に受けた攻撃のダメージを30%軽減する、
原作で固有武器として使っていた『セイニー』

補助スキルに対象が受けている弱化を無効化し、強化に変換する。対象のHPを回復し、その分自分のHPが減少する『癒しの手』
Aスキルは弓、暗器、魔法、杖の敵から攻撃された時、戦闘中、守備、魔防+6になる『遠距離防御3』
Bスキルに戦闘開始時、自身のHPが80%以上なら敵の奥義発動カウント変動量-1にする『キャンセル3』
Cスキルには周囲2マスの味方は、戦闘中、攻撃+3『攻撃の大紋章2』

ステータスの配分としては攻撃と魔防が高く、速さと防御は低めとなっており、概ね原作の配分そのままと思っておけば良い。
能力配分といい、後述の特定の相手に的を絞った攻撃性能といい、先に実装された妹とそっくりである

セイニーの追加効果やAスキルの『遠距離防御』から見てもわかる通り、
魔法などの射程2攻撃、とりわけ最強キャラの一角であるラインハルトに対し強いメタ性能を持っている。
魔防もかなり高いため、同属性でありながらラインハルトを安定して受けられ、特効付きの返しの攻撃で確実に倒すことが出来る。
同じくトップメタである総選挙リンも、防御が低いため勇者の弓+奥義レベルのダメージは厳しいものの、デフォルト装備程度のものであればこちらも受け出して倒すことが出来る。
ただし、ラインハルトと同じくらい闘技場で見かけやすい(上に騎馬ユニットなのでセット運用されていることが多い)、魔法攻撃に対して異様なまでに耐性があるシグルドは、
ミカヤの側が相性有利で移動タイプの特効が入ると完全にメタっているように見えて、一撃ではまず倒せないので注意。

またもう一つの効果である重装特効についても、クリスマスサーリャや、
ミカヤと同時に実装されたしっこくゼルギウスなど凶悪な性能を持つ重装キャラが増えてきたこともあってかなり有用。
不利属性の緑は流石に厳しいものの、Aスキルを『鬼神の一撃』などに変えて火力を高めれば、赤や青の重装を一撃で沈めることが可能である。

スキル構成はデフォルトも3つのままでも十分活躍できるが、Bスキルを『切り返し』や『○○殺し』系にして特定の相手を確実に仕留めていくスタイルのものや、
味方の減った体力を吸い取ってあえて体力を削り、相手が攻撃できるとき絶対に追撃できる『差し違え』と、
相手の反撃を飛ばして追撃を行う『攻め立て』を合わせて攻撃する、通称「攻め違え」スタイルと呼ばれるものまで様々ある。

総じて、速さが低いこともあり絶対的全抜きエースには向かないものの、厄介な騎馬や重装系を確実に仕留めていくピントを絞った使い方をすれば、
大英雄戦や縛鎖の闘技場などでも十二分にその性能を発揮してくれる優良ユニットであり、運良く引けた人は育てて損のない性能と言えるだろう。

2020年11月のアップデートから錬成武器対象に選出。
ダメージ軽減発動条件が弓、暗器、魔法、杖の騎馬と重装ユニットだけだったが無条件に変更した事によって竜や遠距離反撃持ちの近距離武器とタメを張れるようになった。
特殊錬成は自分のHPが半分以上の時は攻撃魔防+5かつ絶対追撃。HPが残っていれば攻撃と魔防がさらに加速して絶対追撃で速さを補う事が可能な個性を得るようになった。
このため「差し違え」や「攻め立て」があまり噛み合わなくなったので「攻撃魔防の凪3」などでさらに個性を付けよう。

2021年4月から神装英雄に抜擢。イラストは茶ちえ氏。
彼女の性格に似つかわしくないヘル王国衣装で少しダークな雰囲気へ変わった。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

後に超英雄として浴衣姿のミカヤも登場。こちらもイラストはチーコ氏。
魔法ユニットなのは同じだが、こちらは赤属性な上、味方を再行動させられる踊り子になっている。

武器スキルは『暁天の神楽鈴』。攻撃+3、重装・騎馬特効に加え、自身と敵の『攻め立て』や『待ち伏せ』を無効にする効果を持つ。

補助スキルは前述の通り、味方を再行動させる『踊る』。
Aスキルは味方と隣接している時に戦闘すると、自身の攻撃と魔防が+5される『攻撃・魔防の絆3』
Bスキルは『踊る』で再行動させた味方の攻撃を+3、魔防を+4する『業火静水の舞い2』
Cスキルは、ターン開始時、自分の十字方向にいる、自分よりも魔防が1以上低い敵ユニットの魔防を-5する『魔防の謀策3』

ステータス配分は通常のミカヤ同様の傾向で、ステータスが普通のユニットよりも低めに設定される踊り子ユニットということもあり、
武器を持っていない素のステータス上は通常のミカヤよりも少し低い程度になっている。

しかし、固有武器スキル『暁天の神楽鈴』が強く、速さが低めのせいで追撃こそ難しいものの、特効が乗ったダメージは侮れるものではなく、
魔防が低い重装・騎馬ユニットが相手の場合、『速さなんて飾りです』と言わんばかりにワンパンで沈めることも可能。
『待ち伏せ』を無効にする効果も持っているため、手負いの相手も問題なく倒せるというおまけつき。お前のような踊り子がいるか

先程『素のステータス上は』通常ミカヤより低いと書いたが、固有武器を持たせた状態で比べれば攻撃だけは浴衣ミカヤの方が上回るため、
本来『再行動が本分で強さまでは求めない』のが基本の踊り子ユニットにしては珍しく、
『鬼神の一撃』などを継承してさらに一撃の火力を強めたスキル構成にすることも視野に入る。こんなに強い踊り子見たことない。アクア?あっちは歌い手だし…

さらに、2部のラスボスであり、化け物みたいなステータスとスキルで大暴れしているスルトに対し、属性上の相性のみならず、
魔法ユニットかつ重装特効持ちの浴衣ミカヤは非常に有利であり、闘技場などで悩みの種になりやすいスルトを一撃で沈められるメタユニットとしても活躍してくれる。
元々踊り子なので、スルトやヘクトルなどの特効が入る強力なユニットが敵側にいなくとも腐らないという点もメリット。

…と、攻撃面では非常に優秀な反面、踊り子で魔法ユニットという点も相まって、特に物理攻撃への耐久は紙と言っていいほど脆い。
なまじ火力が出るだけに前に出すことが多いので、『引き戻し』などで攻撃後に後ろに下げるなどのフォローは必須。

耐久面に不安が残るものの、重装・騎馬キラー、かつ闘技場で顔を合わせやすい強力なユニットに対してメタ性能を発揮する踊り子ということで、
斧アクアや飛行オリヴィエなどと並び、パーティーに入れていると心強い踊り子ユニットの一人として高い評価を受けている。
超英雄故にガチャには期間限定でしか登場しないのが難点だが、運良く引けたなら育てて損はないユニットと言えるだろう。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

また、2019年の第3回の英雄総選挙で首位となったのを受け、総選挙版も登場。イラストは原作でキャラクターデザインを担当した北千里氏。
魔法ユニットなのは同じだが、こちらは緑属性で、なんと飛行ユニットに。

武器スキルは重装、騎馬特効で魔防+3、かつ戦闘中攻撃、速さ、守備、魔防が敵が受けている各能力の弱化の値だけ上昇する『暁の光』。

Aスキルは味方と隣接している時、戦闘中自身の攻撃、魔防+7かつ攻撃、魔防の弱化を無効にする『攻撃魔防の絆4』。
Bスキルは専用で、ターン開始時敵同士が隣接していて、かつ魔防が自分より3以上低い敵の攻撃、速さを-6する『ユンヌの囁き』。
Cスキルはターン開始時周囲1マスの味方歩行、重装、騎馬に「周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能」を付与する『先導の伝令・地3』。

上記の2つと比べると攻撃と魔防がより高くなった。
いつも通りに騎馬と重装特攻の魔法武器だが今度は相手を弱らせていると自分が強化する変わった効果を持ってきた。しかも各ステータスによって上げる。
条件は少し厳しめだがBスキルで弱らせてから火力を伸ばすことも可能。絆4で隣接前提でも攻撃魔防の弱化もヘッチャラ。
飛行ユニットとなった事でマップの障害を気にせずに移動できる機動力を得たが弓などの飛行特効という新たな弱点がついた。
隣接前提などから発動しない場合もあり、結構面倒くさい。嫌なときはスキル継承も視野に入れておく。


2021年9月のアップデートで『暁の光』が錬成可能へ。
戦闘開始時、敵のHPが75%以上または敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4が新たに追加。弱化無しで戦えるスペックは得た。
特殊錬成は自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、魔防+6、絶対追撃。
速さも補えて引っ付かなくても火力は伸ばせるようになった。

私はミカヤ、こちらは弟のサザ。祝宴にお招きいただき、光栄です。

はい、一緒に楽しみましょうね。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

更に2020年5月には花嫁姿でサザとのペアの比翼英雄として登場。
こちらは無属性の魔法ユニットで、総選挙版同様飛行ユニット。サザはどうする気なんだ……。
これによりミカヤは赤、青、緑、無の4つの属性の魔法を1人で制覇を果たした唯一の存在になった。
ちなみにサザは「ミカヤは俺が守る」「ミカヤに指一本触れさせるものか」とか言っているが、被弾絵では上記のようにミカヤに守られている構図になっている。

武器スキルはまたもや重装、騎馬特効で、攻撃+3、自分が有利な状態を受けている時、戦闘中攻撃、魔防+6、かつ自分から攻撃していれば敵は追撃不可になる『幸せの誓約』。

Aスキルは戦闘開始時自身のHPが25%以上なら攻撃、守備+7、その状態で攻撃した時、戦闘後自分に5ダメージの『攻撃魔防の渾身4』。
Bスキルは戦闘中、敵の「敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算」と「杖は他の武器同様のダメージ計算になる」を無効化し、戦闘後HP6回復する『生命の護符3』。
Cスキルはターン開始時周囲1マスに味方がいれば、自分の攻撃、魔防を+5する『攻撃魔防の信義3』。

比翼スキルは自分と自分を中心とした縦3列以内の味方に敵が受けている弱化の合計値を与えるダメージに加算する【敵弱化ダメージ+】を付与し、
自分を中心とした縦3列以内の敵は、守備、魔防を-7にする効果。

それまでの3つと比べると攻撃と魔防がより高く伸びるようになり、それらを渾身や信義でさらに増加させられる。
また、生命の護符の効果で渾身の戦闘後ダメージを打ち消し、そればかりか1だけだが回復できるにまでなっている。
しかし、守備の低い紙耐久に加え速さが20とかなり遅く追撃を取られるため、受けに回るのは苦手。弓も含めた物理武器の相手は先手必勝で臨みたい。

2024年3月には幸せの誓約に錬成が追加。
錬成すると、攻撃、魔防+6の条件が「自分が【有利な状態】を受けている時または敵が【不利な状態異常】を受けている時」に変更。
条件を満たしていると、さらに攻撃が敵とその周囲2マス以内にいる敵のうち弱化の合計値が最も高い値だけ増加。また、自分は絶対追撃、敵は追撃不可。
特殊錬成でつく効果は、ターン開始時、敵軍内で最も攻撃、速さ、守備、魔防が高い敵とその周囲2マス以内にいる敵それぞれについて、その能力値-7(敵の次回行動終了まで)
ターン開始時、敵軍内で最も攻撃、速さ、守備、魔防が高い敵それぞれについて【混乱】を付与
自分から攻撃した時または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中攻撃、魔防+5、敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効(無効にする数値は端数切り捨て)(範囲奥義を除く)


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2021年8月末には伝承英雄版が登場。イラストはHACCAN氏で、エピローグでデイン国王に即位したときのサイファの衣装。
こちらは花嫁版同様無属性の魔法ユニットであるが、歩行ユニットのためアスタルテと同じになった。

武器スキルは例に漏れず重装、騎馬特効で、攻撃+3に加え、自分から攻撃した時または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、魔防+6、絶対追撃、
また、自分のHPが50%以下で自分から攻撃した時には攻め立ての効果のつく『明日の光』。

Aスキルは攻撃、速さ、守備、魔防を+4し、戦闘後自分に8ダメージの『獅子奮迅4』。
Bスキルは戦闘中、敵の攻撃、魔防を-5し、自分から攻撃しているか敵の射程が2の時、戦闘中最初に受けた攻撃のダメージを30%軽減する『未来を知る力』。
Cスキルは周囲2マス以内に味方がいる時、自身とその味方が弓、暗器、魔法、杖の敵と戦闘時、戦闘中守備、魔防を+4する『遠距離相互警戒』。

補助スキルは、従来の癒しの手の効果に加えて対象が受けている弱化を強化に変換し、不利な状態異常を解除する『癒しの乙女』。

通常版とステータスを比べると全て上回っている(神装時でもなお同様)。
非常に高い攻撃と魔防を持ち、未来を知る力で相手によってはダメージの軽減もできる。
ただ、紙耐久の守備と中途半端な速さはそのままなので追撃されやすく、物理武器だと相手も攻め立て効果か二回攻撃武器で攻撃されると軽減を発動できてもほぼ即死レベル。
HPも38とあまり高くないので毎回8ダメージを削る獅子奮迅4とは相性が良くない。これでは癒しの乙女を使う暇さえもない。
強力には変わりないが、手を加えるならAスキルを瞬撃や大覚醒などを継承して少しでも場に残れるような工夫をしたほうが良いだろう。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

22年6月、水着姿の超英雄が登場。イラストはいちかわはる氏。
伝承板同様に無属性の魔法使いだが初めての騎馬ユニット。

武器スキルは、重装・騎馬特効、奥義が発動しやすい、自分から攻撃した時または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中攻撃・魔防+6かつ自分の魔防-敵の魔防の値によって異なる効果を発動する『純白の月の雫』
(5以上14以下なら自分から攻撃した時自分は絶対追撃、15以上なら自分から攻撃した時2回攻撃)
補助スキルは伝承版と同じ『癒やしの乙女』

Aスキルは、敵のHPが100%で戦闘開始時または敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中自分の攻撃・魔防+7、敵のHPが100%で戦闘開始時かつ敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中さらに自分の攻撃・魔防+2となる『攻撃魔防の機先4』
Bスキルは、伝承版と同じ『未来を知る力』

伝承版のスキルを受け継ぎながら地上での高い機動力を手に入れ、デメリットの部分を排除。
今までより条件は難しくなるものの、パッシブスキルで基本的に発動する。鈍足の速さもすぐカバー。
相性の悪かった獅子奮迅が無くなったおかげで補助スキルに使う猶予が増えた。

ステータスは伝承版よりはHPと速さ以外は基本下回るが地上の機動力を手に入れたとすればまだ良い方だろう。

中途半端な速さと紙耐久の守備は据え置きで同様に物理武器だと相手も攻め立て効果か二回攻撃武器で攻撃されると軽減を発動できてもほぼ即死と弱点も似通っている。騎馬特攻も違うベクトルで弱点が出てくる。

負けない……相手が誰だろうと、わたしたちは負けられない!
アニヲタ民のためにも……!!
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最終更新:2024年03月17日 17:51